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トラックドライバーの仕事を簡単にひと言でまとめると

人気

人々の生活や企業の経済活動が廃れない限り、なくなることがないのが物流業界で、その最先端で活躍するトラックドライバーの仕事は、今や人気職業となって飛ぶ鳥を落としているとか、いないとか言われています。


1. こんなにおいしい仕事はない

トラックドライバーの仕事の大半は「トラックの運転」です。
トラックドライバーには「毎日トラックを運転しているだけでこんなにたくさん給料をもらえるなんて、何ておいしい仕事なんだ」と喜んでいる人も多くいるそうです。
トラックドライバーの給料は歩合制になっていることが多く、そのため、ハードにたくさん働けば給料が上がる仕組みなわけです。「おいしい仕事」と喜んでいる人は、きっとハードにたくさん働いているに違いありません。

おいしい

2. ウルトラ難しい

トラックドライバーの仕事の大半は「トラックの運転」ですが、ただ漫然とトラックを運転していればいいわけではありません。トラックドライバーの仕事の本質は「荷を安全に運ぶこと」です。
荷の安全を確保するためには、ていねいでおだやかな運転をする必要があります。結構難しいです。急ブレーキ急なハンドル操作急な加速はいけません。積んである荷が崩れ、傷んでしまう可能性があるからです。
また、トラックは普通自動車より車体が大きいので、その分、運転も難しいとされています。
2つの難しさが重なっているので、ウルトラマンZなら「ウルトラ難しいぜ」と言うでしょう。
「そんなの簡単じゃん」と言う人は、ぜひトラックドライバーになって物流に貢献してください。

難しい

3. 難しいけど楽

トラックドライバーとして荷を安全に運ぶのは確かに難しい仕事ではあります。
とは言え、そうした技能はたゆまぬ努力の積み重ねで向上するものです。技能が向上すれば、それほど難しいと思うこともなく、仕事できるものです。
そうなると、むしろ「トラックの運転だけでこんなに稼げるなんて、何て楽なおいしい仕事なのでしょう」という境地に達するかもしれません。
ただし、そんなときに油断は禁物です。油断には「交通事故の危険」という落とし穴があります。
それに技能が向上を続けると、いつかにブチ当たり、それが悩みの種になったりします。そんなときは先輩や上司に相談してみましょう。

4. 優しくなければできない

トラックドライバーと言うと、荒々しいところもある、タフガイの仕事に思われる節もあります。テレビやドラマに登場するトラックドライバーは荒々しいタフガイであることが多いので、そういうイメージが広がっているのかもしれません。
しかし、実際にはていねいでおだやかな運転が求められる、つまり繊細さが重視される仕事です。何よりも「運んでいる荷を守りたい」という優しさが必要です。
守らなければいけないのは荷だけではありません。
トラックは大きいので、ぶつかったときも相手の被害が大きくなりがちです。周囲の人や自動車、建物も「守りたい」という優しさがあれば、思わずぶつけてしまうような乱暴な運転をすることはないはずです。
トラックドライバーはタフでなければできないかもしれませんが、優しくなければトラックドライバーの資格はないと言えるでしょう。

優しい

5. 「合う」「合わない」は人による

トラックドライバーは優しいタフガイに向いている仕事かもしれません。しかし、どの仕事でもそうですが、性格的に「合う」「合わない」もあります。
トラックドライバーは基本的に1人で仕事をしますので、運転席という空間の中で長時間1人で過ごすことに耐えられそうにないという人は無理かもしれません。

合う、合わない

6. 男も女も関係ない

トラックドライバーは優しいタフガイに向いている仕事かもしれませんが、やはり「合う」「合わない」もあります。ですから、優しいタフガイでも「合わない」人には難しい仕事となります。
トラックドライバーは昔は「男の仕事」と言われ、「男の世界」でした。と言いますか、世の中の多くの仕事が「男の仕事」と言われ、社会とは「男の世界」だったわけです。
しかし、それははるか昔の話です。今は、多くの仕事の適性に性別は関係ないことが分かってきています。
他の多くの仕事もそうですが、向いているかどうかに男だから、女だからということは関係ないのです
トラックドライバーの仕事も同様です。この人には合うが、この人には合わないという個人差はありますが、男女差はありません。

男と女

7. 単調でしんどい

トラックドライバーの仕事は高度な技能を必要とする専門職で、思うよりは難しい仕事ですが、技能の向上によって「楽な仕事」と思えたりもします。
ただ、やることは荷を積んでトラックを運転し、荷を下ろすということの繰り返しです。昨日と今日でやることがガラリと違う、ということはありません。
同じ毎日の中に、季節などの微妙な変化を感じる人でもなければ、毎日の繰り返しで「単調だからしんどい仕事」と感じてしまう人もいるでしょう。

しんどい

8. 危険もある

トラックドライバーの仕事を「単調でしんどい」と感じてしまう人もいるかもしれませんが、「危険」があることを忘れてはいけません。「交通事故の危険」です。
また、荷の積み下ろしのときに発生するかもしれない「荷崩れ」という危険もあります。荷崩れを起こすと荷が破損するだけではなく、崩れてきた荷が足などに落ちて負傷してしまうという危険もあるのです。くわばら、くわばら。

危険に注意

9. 未来は明るい

トラックドライバーは物流を担う、世にも重要な職業です。
トラックドライバーが荷を運ばなければ、人々の生活も企業の活動も成り立たないでしょう。人々の生活や企業の活動が続く限り、なくならないのがトラックドライバーの仕事です。将来性はとても明るいと言えます。

明るい

10. 一概には言えない

トラックドライバーの仕事はおいしい仕事であり、ウルトラ難しく楽でもあるけど単調でしんどく危険もある代わりに明るい未来が待っています。
そうしたいろいろな要素を含んでいます。
さらに勤める会社や、就く仕事の内容によっても、いろいろと違いが出てきます。
楽とかしんどいとか、給料が安いとか高いとか、一概には言えないわけです。

いろいろある

最後に

どんな仕事なのか実感したい人は、ドライバー専門の求人サイトを活用してトラックドライバーになってみましょう。

なってみよう!

トラックドライバーのおやつ戦略 食欲と時間管理の葛藤

食べるの大好き

世の中には「食べ物に関心がない」「食事に興味がない」という、食べることが大好きな人からは理解できない人が実在します。
しかし、食べることが大好きな人は、食事の時間が近づくとワクワクしますし、メニューを選んでいるときもやはりワクワクします。
そんな食べるのが大好きな人がトラックドライバーになると、トラックを運転していてもつい食べ物のことを考えたりします。ただ、トラックドライバーは時間に追われることも多く、決まった時間に食事ができなかったりします。そんなときは、食事までの「つなぎ」としておやつ軽食を食べて耐え忍びます。
食事をきちんと食べた後でも、小腹が空いておやつ軽食を食べてしまう、ということもよくあります。
しかし、トラックドライバーが多くの時間を過ごすのはトラックの運転席です。運転席で何かを食べるとなると、やはりベタつかないものや、片手で手軽に食べられるタイプのお菓子が良いのかもしれません。手がベタつくと、その後で触ったハンドルなどもベタついてきます。また、ポロポロと食べカスが落ちると、狭いすき間に入り込んだりして車内が汚れます。
おやつもよく考えて選ぶ必要がありそうです。



1. ガム

ガムは口に放り込んでしまえば、後は延々と噛むだけなので、手がベタついたり、こぼして車内を汚す心配もありません。甘みのある味なら、疲れを癒してくれるとも言われています。
それに、中には辛口で眠気覚ましにもなりそうな、刺激的なガムもあります。職業ドライバーには最適なおやつかもしれません。オススメです。
ただ、刺激的ではあっても、眠気が強いと、すぐに眠くなるので要注意です。また、ガムは、食べ終わると口から出してゴミ箱などに捨てるものですが、トラックの窓からのポイ捨ては厳禁です。
それに、ガムは噛みはしても食べるものではないので、お腹を満たすことはできないのでご了承ください。

ガム

2. 飴

飴は口に放り込んでしまえば、後は延々と口の中で転がすだけなので、手がベタついたり、こぼして車内を汚す心配もありません。甘みのある味なら、疲れを癒してくれるとも言われています。
それに、中には辛口で眠気覚ましにもなりそうな、刺激的な飴もあります。職業ドライバーには最適なおやつかもしれません。オススメです。
ただ、刺激的ではあっても、眠気が強いと、すぐに眠くなるので要注意です。
また、飴は高温に置かれると溶けて袋にくっついたり、味が変質してしまうことがあります。真夏は避けたほうが良いかもしれません。真冬も、暖房を効かせまくった車内で溶けてしまう可能性があります。
ちなみに、飴に似たお菓子である氷砂糖や金平糖は溶けにくいそうなので、真夏や真冬でも大丈夫かもしれません。

3. チョコレート

おやつの中で人気が高いのがチョコレートです。栄養価も高い上においしいので、トラックドライバーもこれさえあれば勇気りんりんです。
ただ、チョコレートも飴同様、高温下では溶けやすく、注意が必要です。その点、砂糖でコーティングしてあるチョコレートや、ビスケットなどの中にチョコレートを注入したチョコ菓子なら安心です。

チョコレート

4. タブレット

長時間の運転による疲れを何とかしたいときには、ブドウ糖などの栄養素を含んだタブレットやラムネ菓子がオススメです。
歯で噛み砕くときの食感は眠気覚まし的な効果があるとも言われています。
夏には、熱中症対策のタブレットも良いでしょう。

タブレット

5. グミ

グミも口に放り込んでしまえば、後は噛むだけなので、手がベタついたり、こぼして車内を汚す心配もありません。甘みのある味なら、疲れを癒してくれるとも言われています。
また、鉄分やコラーゲン、マルチビタミンなど、健康食品としての機能を謳ったグミも登場しています。
硬いグミはしっかり噛まないといけませんが、噛むことは眠気覚ましに効果的とも言われています。オススメです。

グミ

6. スルメ

噛むことは眠気覚ましに効果的ですが、グミが普及する前に「よく噛まないといけない食品」として一般的だったのが、スルメです。
乾物なので保存性も高く、長時間持ち歩く常備食にはうってつけではないでしょうか。
噛めば噛むほど味わい深くなるのがスルメなので、グミよりも長く噛み続けられるところも良いです。

スルメ

7. おしゃぶり昆布

おしゃぶり昆布は、昆布をカットして食べやすいように味付けした食品のことです。
噛めば噛むほど旨みや甘みがじわじわと染み出てくる食品なので、じっくり噛んで食べましょう。

干し昆布

8. ドーナツ

一方、車内で食べるのにあまりふさわしくないかもしれないのがドーナツ。砂糖などをまぶしてあるものは、食べている途中でそれがポロポロ落ちてきて車内が汚れます。細かいので、シートのすき間に入り込んで厄介です。
食べカスも落ちそうです。
どうしてもドーナツを食べたくなったら、お店の駐車場にトラックを停め、店内で食べるのが良いかもしれません。

ドーナツ

9. ポテトチップス

おやつの定番と言えばポテトチップスですが、これもトラック車内で食べるにはちょっと考えもの。手でつまむと100%くらいの割合で手が油でべたつきますし、食べこぼしもありがちです。
休日の楽しみに取っておくのが無難かもしれません。

ポテトチップス

10. アイス

真夏に、いえ、オールシーズンで食べたくなるのがアイスです。
ただ、これも車内で食べるにはハードルが高いと言えます。
棒を差してあるアイスキャンディやアイスクリームは、食べている途中で溶けてきて手や車内を汚す危険があります。無難なのは、トラックを停止させてカップに入ったアイスクリームを食べることです。「アイスもなか」も良いですが、もなかの生地が車内にこぼれないように注意しなければいけません。

アイスクリーム

最後に

くれぐれもガムを窓から捨てたり、その他のお菓子の包装紙などをポイ捨てしたりはしないように気をつけてください。
また、おいしくても食べ過ぎには注意。偏食もいけません。

食べ過ぎ注意

安全を最優先! これができれば明日からトラックドライバーになれる

ハードル

トラックドライバーとして就職するハードルは結構低いのですが、一人前のトラックドライバーになるのは結構難しいと言われています。
そりゃそうです。世の中、そう簡単にお金を稼げるほど甘くはありません。中には楽そうに稼いでいるように見える人もいますが、そんな風に見せているだけなのか、苦労を苦労と感じない人なのか、どっちかです。
トラックドライバーはこのところ「経験不問」「学歴不問」「年齢不問」という求人が多くなっているので「誰でもなれる」とつい思われているようです。特に日本人の多くが、高学歴の獲得こそ、世の中で一番難しいことと思っている節があるので、「学歴不問」から「誰でもなれる」と思ってしまうのかもしれません。
しかし、トラックドライバーは高度な技能を必要とする専門職なので、運良く運送会社にトラックドライバーとして採用されたとしても、一人前のトラックドライバーになるのはやはり適性が問われることになるのです。


1. 狭い角を曲がる

トラックは普通自動車より運転が難しいとされています。しかし、トラックドライバーの仕事はトラックで荷を運ぶことなので、トラックをうまく運転できなければ何ともなりません。
トラックの運転が難しいとされるのは、普通自動車より車体が大きいからです。普通自動車なら普通に曲がれる狭い角も、小刻みにハンドルを切りつつ、アクセルとブレーキを何度も踏み、曲り切ったりします。
そんな角を、ゆっくりではあるものの一度も停まらず曲り切れば、トラックドライバーとして立派にやっていけるのではないでしょうか。

狭い角

2. 駐車スペースにバックで入れる

車体が大きいと、駐車スペースに停めるのもひと苦労です。車体が大きいのでトラックには死角が多く、周囲を念入りに確認しなければいけません。
車体が大きいトラックを停められるのは大型車用の駐車スペースなので、そもそもそれほど狭くはないのですが、それでも駐車スペースは他の車もあって、なかなか駐車するのが難しい場合もあります。高速道路のパーキングエリアは使いやすいほうですが、街中のコンビニの駐車スペースはやはり要注意です。
そんな狭い駐車スペースに、何度もハンドルを切って、前進させたりバックさせたりしてようやく入れるのではなく、バックから一発で入れちゃうくらい、運転がうまければ、すぐにでもトラックドライバーとして立派にやっていけるような気もします。
もしくは道路の駐車スペースで、トラックとトラックに挟まれた、ちょうど1台分のスペースにトラックを縦列駐車させるのもスゴイです。

街中は駐車も難しい

3. 荷積みの場所にピッタリ停める

トラックは工場や倉庫の荷役作業のためのスペースに、トラックの後部をピタリとつけたりします。中には横づけするトラックもありますが、それができるには、荷台の側面が跳ね上がるウイングボディのトラックでなければなりません。
というわけで、トラックドライバーはとにかくバック運転に慣れる必要があわけです。しかし、くどいようですがトラックは車体が大きいので、どこにもぶつけずに真っすぐバックすること自体、そこそこ難しいのです。
トラックを安全に、真っすぐバックできれば、あなたも今日からトラックドライバーの仲間入りです。

大きいとバックも大変

4. 高架や壁、塀にぶつけない

大型、中型とまでいかない小型トラックで、かえってやりがちなのが、高架下をくぐるときに天井を高架でこすってしまうことです。大型や中型ほど大きくないから大丈夫という油断から、高架の高さを見誤ってしまうのかもしれません。
同様に壁、塀などにぶつけてしまうこともあるようです。
どうしてもギリギリの高さに見える高架下を、スーッと無傷でくぐり抜けることができれば、トラックドライバーとしてなかなかな腕前なのかもしれません。

高架にはさまる

5. 整然とした荷積み

とは言え、単にトラックの運転がうまいからと言って、トラックドライバーとして一人前かどうかとなると、どうもそうはいかないようです。
トラックドライバーは仕事によっては荷の積み下ろしも行います。それも、ただ漫然と積むのではなく、荷の重さ、下ろす順番などを考え、しかも荷積みに時間を取られて納品時間に間に合わなくなると最悪なので、効率的にとっとと積まなければいけません。
荷を積むならば、しっかりとすき間なく、整然ときれいに、それも効率的に積まなけばいけないのです。

荷を積む

6. 荷台の奥まで整然と積む

トラックへの荷積みは、ただ整然ときれいに、効率的に積めば良いというものではありません。
きちんと奥まで積むことが大事です。
トラックの荷台の奥とは、つまり荷台の前方です。前方に置いた荷物と、荷台の間に隙間があると、走行中のトラックがブレーキで停まるたびに、荷が少しずつ前方に移動していくかもしれません。これも荷崩れにつながる危険があります。
荷台の奥まで整然と荷を積むことができて、ようやくいっぱしのトラックドライバーではないでしょうか。

きっちり奥まで積む

7. 走行中も荷はほぼ動かない

トラックの走行中に荷崩れを起こすようでは最悪です。
走行中のトラックが多少揺れても、ビクともしないよう、隙間なく整然と荷を積むのがトラックドライバーとして当たり前の技量ですし、積んだ荷が荷崩れしないような、ていねいでおだやかな運転に徹するのもトラックドライバーです。
荷を積んだ後、結束して固定することも忘れてはいけません。

しっかり固定

8. 自然と筋力が付いている

そんなわけでトラックドライバーは細かい神経や太い筋肉質の腕と足を使いまくります。
トラックドライバーの仕事を続けていれば、自然とマッチョな体になっていくのは、そのためです。
最初からマッチョな体であれば、トラックドライバーになる準備はいつでもできていると言えます。

自然なマッチョ

9. 車内で寝泊まりできる

トラックドライバーの仕事にはいろいろな種類がありますが、長距離の仕事は特に過酷だと言われ続けています。
長距離トラックの仕事は、一度家を出ると2~3日、長いと1週間くらいは帰れません。夜は必ず自宅ではないと眠れないような人には向かない仕事です。
長距離トラックの仕事では、寝るのはトラックの中だということが多いです。ホテルや旅館などには泊まれません。自宅の自分の寝床でなくても眠ることはできるが、車中泊は無理という人には向かない仕事です。
ですが、トラック車内で寝泊まりするのは全然大丈夫という人なら、長距離トラックの仕事をそれほど過酷だと思わずに済むかもしれません。

運転席で寝る

10. 無事故無違反無遅刻できる

トラックドライバーは職業ドライバーです。つまりプロフェッショナルです。
トラックをうまく運転できたり、荷をうまく積むことはトラックドライバーにとって大切な技能ですが、そういう技能さえ備わっていればすぐにトラックドライバーになれるわけでもないのです。
すなわち、荷を時間通りに安全に運ぶという責任感を背負っていないと、プロのトラックドライバーとは言えないのです。安全を全うするには無事故無違反が何よりも重要です。

ルールもきちんと守る

最後に

誰もがなれるトラックドライバーですが、長く続けられるのはきちんとした技能責任を持ち、トラックドライバーに向いている人だと言えます。

トラックドライバー

2024年問題解決!トラックドライバーの労働制限対抗策

2024年

2024年問題とは、2024年4月からトラックドライバーの時間外労働が月間45時間、年間960時間に制限されることで起こるいろいろな問題のことです。
時間外労働とは、1日8時間1週40時間という法定労働時間を超える労働時間のことです。
つまり、2024年4月からトラックドライバーは今までのような長時間労働をしてはいけない、というわけです。
何だか良さそうは話にも聞こえます。トラックドライバーと言えば「長時間労働で仕事がキツイ」という悪いイメージが付きものですが、長時間労働が制限されれば「キツイ仕事」じゃなくなるわけですから。
ところが、そう単純でもないようです。
トラックドライバーには長距離輸送の仕事があります。青森から大阪まで荷を運ぶとしたら、どうしても長時間かかります。それだけ運転しっ放しということはありませんが、その往復の時間は勤務時間なので、労働時間と見なされます。
2024年4月からは、長距離のトラックドライバーも従来通りの仕事のやり方ができなくなります。労働時間を短くしなければいけません。
そうすると、どんな問題が起こるでしょう。
トラックドライバーの給料は歩合制になっていることが多いので、労働時間が減れば、当然収入が減ります。ただでさえ物価高が調子づいている昨今、収入が減れば生活は苦しくなります。
運送会社も、長距離の仕事を多くは受けられなくなります。トラックドライバーは不足気味なので、長距離の仕事を多く受けつつ、1人のトラックドライバーの労働時間が長時間にならないようにするというのは難しいからです。
長距離の仕事を多く受けられなくなった運送会社は売り上げが減ります。
運送会社に荷を運んでもらおうとする荷主も困ります。運送会社が荷の輸送を受けてくれなければ、自社の商品を物流させることができなくなります。
同じ理屈で工場に部品が届かなければ、工場の生産はストップします。
こうして荷を発送できず、荷を受け取ることもできなくなれば、一般庶民も困ってしまいます。
これは大問題です。




1. デジタル化を導入

トラックドライバーが長時間働けなくなったわけですから、仕事の効率化を図るしかありません。生産性を上げるのです。
これまで長時間かかっていた作業を短時間で終わるようにします。同じ仕事をしても短時間で終われば、時間外労働も年間960時間を超えないでしょう。
まずは、これまで紙を使っていた伝票などもすべてデジタル化します。トラックドライバーの運行管理などもデジタル化して効率化します。
例えば、これまでトラックドライバーの勤務時間が長かった原因の1つに「荷待ち時間」がありました。荷を届け先に届けても、すぐに下ろすことができず、前に着いたトラックの荷下ろしなどが終わるまで待っていなきゃいけなかったのです。ただ待っているだけで勤務時間が長くなっていたなんて、考えなくてもムダです。
細かいムダを1つ1つなくしていけば、トラックドライバーの勤務時間も結構短くなるかもしれません。

デジタル

2. パレットを活用

作業の効率化の手段はデジタル化だけではありません。
トラックに荷を積んだり、下ろしたりする際、1つ1つ手作業で行うより、いくつかまとめてパレットに乗せ、そのままフォークリフトなどで積んだり下ろしたほうが効率的です。
もし、トラックドライバーが荷の積み下ろしをしなくてはいけないときでも、トラックドライバーの足腰への負担が減って一石二鳥です。

パレット

3. 中継輸送を導入

中継輸送とは、1つの行程を1人のトラックドライバーが輸送するのではなく、1つの行程を複数人のドライバーで分担する輸送方法です。集荷エリアと納品エリアの中間地点に中継拠点を置き、輸送を分担します。
1人のトラックドライバーの輸送距離が減るので、1人のトラックドライバーの勤務時間を短縮できます。
トラックドライバーの給料が減る問題は解決できないかもしれませんが、会社の売り上げを減らすことはなくなりそうです、が、会社ではより多くのトラックドライバーを雇用しなければならなくなり、その分、人件費がかかり、やはり会社としての利益も減る可能性が高いです。
困ったことです。

複数で分担

4. 他社との連携

中継輸送実現のネックとなるのが人材の確保です。
しかし、多くの国民、というか多くの政治家が薄々気付いてはいますが、問題として先送りしがちで、忘れたいとさえ思っている少子化によって日本の労働人口が減っている昨今、もちろんトラックドライバーも不足がちです。そんなわけで、運送会社としても気軽に中継輸送なんてできません。
そこで考えなければいけないのが他社との連携です。
つまり、1社で1行程を複数のドライバーに分担させようとすると、何人もトラックドライバーが必要になりますが、納品エリア周辺に拠点を持つ別会社のトラックドライバーと輸送を分担すれば、トラックドライバーを増やす必要がなくなるわけです。
もちろん、その場合は、その別会社と運送費を折半しなければいけません。その代わり、別会社が請け負う他の輸送も分担すれば、うまく売り上げを減らさずに済むでしょう。
また、従来は運ぶ荷が少ない場合、小さいトラックで対応していたかもしれませんが、今後は他社と連携し、大型トラックに複数の荷主の荷を積めば、人件費も燃料費も効率化できるはずです。

他社と連携

5. 労働環境の改善

会社としていくら作業の効率化を図っても、トラックドライバーが減っては1人のトラックドライバーの負担は増すばかりです。たとえトラックドライバーの数が減らなくても、今は物流量、すなわち仕事量がどんどん増加の傾向にありますから、トラックドライバーの長時間勤務もやむなしの状況に大きな変化はないかもしれません。
何だかんだ言って、遅かれ早かれトラックドライバーには増えてほしいものです。
そのためにも労働環境の改善が必要です。デジタル化などの効率化を進めるとともに、育児支援や有給休暇の整備、福利厚生の充実など労働環境の改善を図り、人材を確保して育成・定着を図っていかなければいけません。

育休

6. モーダルシフトを導入

モーダルシフトは、トラックによる輸送を船舶輸送鉄道輸送に切り替えることです。つまり、港や駅までトラックで運び、そこから荷の届け先近くの港や駅まで船、鉄道で運び、港や駅からまたトラックで運ぶわけです。
「他社との連携」と同じですが、連携するのは同業他社ではなく、船舶輸送の会社や鉄道会社です。
モーダルシフトはもともと、船や鉄道より二酸化炭素を多く排出するトラックの使用を減らすことで、二酸化炭素排出を削減することが大きな目的でもあるそうです。トラックドライバーの長時間労働を減らすと同時に、環境問題への対策にもなるわけです。

貨物船

7. 瞬間移動装置を発明

作業の効率化、中継輸送、モーダルシフトの導入ままならないなら、もう瞬間移動装置を発明するしかありません。大型のどこでもドアみたいなものです。トラックもトラックドライバーも必要ありませんし、荷の移動に関わる従業員の勤務時間も長時間にならずに済むはずです。
作業の効率化、中継輸送、モーダルシフトの導入ができないなら、頑張って発明してください。
ただ、人の瞬間移動は簡単に試してはいけません。装置にハエでもまぎれ込んでいたら大変なことになりますよ。

瞬間移動装置?

8. 消費者が我慢

2024年4月からトラックドライバーの長時間労働が不可能になります。運送会社や荷主が何も対策を講じないと、当日配送やら翌日配送といった便利なサービスも不可能になるでしょう。
消費者も我慢を覚えるしかありません。
それがイヤなら、いっそ自分がトラックドライバーになってしまいましょう。何かの足しにはなるかもしれません。

我慢

最後に

2024年4月はもうそこまで迫っています。上記のような対策は、すでに関係各所が講じているはずですが、さてさていかなるさまにあいなりますか。それは次回の講釈で。

これは公爵

もしも、ある日突然、それまでなりたいと思ったこともなかったトラックドライバーになってしまったら

朝目覚めると

ある朝目覚めたら、なぜか突然トラックドライバーになっていました。家族に説明しても誰も分かってくれません。「何言ってるの。学校を卒業してからずっとトラックドライバーじゃない」なんて言われてしまいます。
自分の持ち物を調べると、取得した覚えのない大型運転免許がカードケースに入っていました。
キツネにつままれたような気持ちで家を出ると、足が自然と動き、気がついたら運送会社にたどり着きます。
何だかずっとここに勤めていたような気がしてきました。

なんてことが実際に起こるはずはありません。…ありませんよね。

でも、もし…。


1. 戸惑う

ある日を境に、まるで他人の人生と入れ替わったようなことになるのですから、相当戸惑います。「そうか、トラックドライバーになった夢を見ているのか」なんて考え、トラックドライバーとしての現実を、なかなか受け入れることができません。
しかし、会社の上司や同僚など、周囲の人たちはトラックドライバーとして自然と受け入れてくれていますし、そのまま馴染んでいます。
「もしかしたら、本当はトラックドライバーのほうが本当の自分で、今までは、トラックドライバーじゃないという夢を見ていたのかも」なんて思い始めます。

戸惑う

2. 仕事を覚えよう

逃げ出すわけにもいかず、トラックドライバーとして働くことにします。
ハンドルを握ってみると、なぜかスイスイとトラックを運転できます。しかし、どういう順番でどんな作業をすれば良いのか、とにかく仕事を覚えるしかありません。
同僚に「こうするんだったっけ?」とか、少しずつ聞きながら仕事を進めていくと、どういうわけか体が自然と動きます。
やってみると、意外と簡単です。

「簡単じゃん」

3. 交通ルールを頭に叩き込む

こうしてトラックを運転して街に出ます。
大型トラックなので死角が多いし、右折や左折、バックのときの車体感覚も普通自動車とは違いますが、苦労しないでやってのけました。
運転はできるのですが、「トラックドライバーはやはり安全運転を最優先しないといけない」という気持ちが沸き起こりました。
安全運転のためには、とにかく交通ルール交通マナーをしっかり守らなければいけません。交通ルール交通マナーは、トラックドライバーだけではなく、普通自動車のドライバーも厳重に守らなければいけないものだと、改めて思いました。

しっかり覚える

4. 好奇心を持つ

というわけでトラックドライバーになってしまったわけですが、自分の意志でなったわけではないからと言って、イヤイヤ仕事をしていては、せっかくの人生がもったないです。
そこで、好奇心を持って仕事をやり遂げ、その中で仕事のやりがい醍醐味楽しみを見つけることしました。

好奇心を持って

5. やりがいを見つける

何ごとも好奇心を持って見回すと、新しい発見刺激的な出会いがあるものです。
トラックドライバーの仕事は、トラックを運転して荷を届けるという、言ってみれば単純作業ですが、安全運転に気を使わなければならず、気をゆるめることはできません。大変、ちゃー大変ですが、それだけに1日の仕事をやり遂げたときの「今日も1日無事だった」という充実感は半端ありません。
それだけではなく、荷の届け先で「ごくろうさま」とか「ありがとう」とか声をかけられることもあり、そうした積み重ねが仕事のやりがいにもなったりします。

「やったあ」の積み重ねがやりがいに

6. 上司や同僚を頼りにする

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。
仕事の大半はトラックの運転ですが、ハンドルを握るトラックドライバーの横には上司も同僚もいません。
しかし、職場自体は和気あいあいとした雰囲気で、上司も同僚も相談には気軽に応じてくれます。
ハンドルを握っているときは「1人きり」ですが、トラックドライバーとしては決して「1人きり」ではないと分かると、とても安心した気分で仕事できるんです。

頼れる上司

7. 後輩を育てる

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をしますが、後輩に仕事を教えるときは横に後輩を乗せたりもします。
後輩に仕事を教えるときは、いきなり上級者向けのことを教えても理解が追いつかないかもしれないので、まずは基本からです。
基本を説明していると、自分にとっても「基本のおさらい」になり、仕事に対する理解がさらに進むような気がしますし、今まで気がつかなったことを発見できたりもします。

教える

8. 家族を持つ

突然、トラックドライバーになって、最初は戸惑ったものの、仕事にも会社にも慣れ、仕事を楽しんでできるようにもなり、責任感も備わったような気がします。
この辺で自分自身の家族を持つのも良いかな、なんて思います。

家族

9. 家を買う

家族を持ったからには、マイホームを買ってしまおう!なんて考えます。
トラックドライバーは荷を運ぶことで人々の生活や企業の事業活動を支えます。社会になくてはならない仕事です。かなり安定した仕事だと言えるでしょう。
責任感も家族もあるし、運送ドライバーという安定した仕事もしているので、これはマイホームを持つにはなかなかなタイミングではないかと思えました。

マイホーム

10. 上を目指す

家族を持ち、家も持ったので、このままトラックドライバーとして仕事をし続ける覚悟のようなものができた気がします。
続けるからには上を目指そうと思います。キャリアアップです。
けん引免許や玉掛け作業車、危険物取扱者資格、運行管理者など、トラックドライバーにはいろいろなキャリアアップの道があります。

上を目指す

そんなある朝

目覚めると、なぜか女性弁護士になっていました。一体どういうことでしょうねえ?

弁護士

感情制御が重要! あおり運転・危険運転をやってしまわないために

怒る

一時期、テレビ番組などでもいろいろ取り上げられて話題になった、あおり運転・危険運転。最近はあまりテレビ番組で取り上げられることがなくなったようですが、あおり運転・危険運転がなくなったわけではありません。
あおり運転・危険運転は他人を攻撃したい衝動が抑えられないときにやってしまう行動です。誰も冷静に考え、計画的にあおり運転・危険運転なんてしません。
そりゃそうです。冷静に考えれば、法律違反である、あおり運転・危険運転なんかをしても何の得もなく、むしろ犯罪者になってしまうというリスクしかないことはすぐに分かります。そんなあおり運転・危険運転をするからには、頭に血が上って冷静に考えられなくなっているわけです。
なぜ、頭に血が上るかというと、それはほとんど怒りの感情に身体が支配されてしまっているからと言えます。
怒りが抑えられなくなると、無謀な行動に出てしまい、多くの場合は後々後悔したりします。その1つがあおり運転・危険運転です。
どんなドライバーも、あおり運転・危険運転をしてしまわないまでも、冷静さを失うと無謀な運転してしまう可能性があります。
とは言え、人は感情を持つ生き物で、怒りもその感情の1つなので、「何があっても怒らないようにする」なんてことは相当難しいです。
しかし、あきらめてはいけません。難しいので、それだけ挑みがいがあるというものです。
特にトラックドライバーやタクシードライバーのような職業ドライバーは、一般のドライバーより運転している時間が長いので、うまく感情をコントルールして、無事故無違反を続けたいものです。



1. 忘れる

怒るということは、怒りの感情を呼び起こす「何かのできごと」があったわけです。例えば、前に急に割り込まれたとか、そういう「できごと」です。
怒ると、その「できごと」で頭が支配されてしまいます。「何しやがる!」とか「危ないじゃないか!」といった乱暴な言葉が頭の中を渦巻きます。
その「できごと」について考えるのをやめましょう。忘れるのです。
なぜって? 目の前にはその「できごと」の後にもいろいろなことが起こっているはずです。信号が変わったり、赤信号で止まったら目の前を幼稚園児の一団が横断歩道を渡ったり、目の前に夕焼けが広がったり、いろいろな光景が現れては通り過ぎていきます。過ぎ去った「できごと」にいつまでもとらわれている場合ではありません。運転しているときは、目の前で次々と起こる新しい「できごと」に常に注意を払わなければいけないのです。

忘れる

2. 怒りの原因を考える

怒りの原因となった「できごと」を忘れても、怒りの感情だけは残るかもしれません。
何が怒りの原因となったのか、振り返って思い出してみましょう。怒りの原因を考えてみましょう。
もしかすると、そんなに怒るほどのことでもなかったことに、気付くかもしれません。少なくとも、他人の人生を狂わせることで自分の人生を狂わせるほどのことではなかったはずです。
怒りの原因をつくった相手の人生を狂わせずにいられない? こちらは悪くないのだから、どこでだって申し開きができるですって? 法律はそんなに甘くはないですよ。特に庶民には。

考える

3. 深呼吸する

怒りの感情がなかなか消えない人は、深呼吸しましょう。気持ちが落ち着くはずです。

深呼吸

4. アロマテラピーする

ただ深呼吸するのではなく、アロマテラピーを用いると効果が倍増するはずです。
アロマテラピーはエッセンシャルオイルなどの香りによって心身を健康な状態にする手法です。ストレス解消に効果的なオイルなどを使うと良いでしょう。

エッセンシャルオイル

5. 6秒我慢する

怒りの感情は、6秒間で収まるのだそうです。
ですから、カチン!と来ても、6秒間我慢すれば気持ちは収まるわけです。

我慢する

6. 数を数える

怒りの感情が6秒間で収まるわけはない! そんな簡単にはいかないという人もいるかもしれません。
そんな人は念のために「1、2、3、4」と、実際に数えてみましょう。6秒で収まらなかったら、収まるまで数えてください。

6秒数える

7. 上を見る

人が怒っているときは、視線は下を向くそうです。怒っているときだけではなく、感情を脳で処理しているときは大体下を向くのだとか。
ですから、怒りを鎮めるときには上を向いてみましょう。すると、感情を司る脳へのアクセスを断ち切ることができ、怒りも収まるのだそうです。

上を見る

8. 無理に喜ぶ

「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しくなる」という言葉があります。んなわけない! 悲しいから泣くに決まっていると、真っ向から反論する人もいるかもしれません。
しかし、桂枝雀師匠も「おかしくなくても、ずっと笑い続けてごらんなさい。しまいに、おかしくておかしく仕方なくなる」と言っています。
つまり、喜ばしいことがなくても、意識的に口角を上げて笑い、「喜んでいる」という表情にすれば、その内、段々と喜びの感情があふれてくるわけです。

喜ぶ

9. 紙に書いて破る

まず、怒りの感情を紙に書き出します。何枚でも良いので、とにかく書きまくります。書くという、身体を動かすことを繰り返し、感情を発散させるわけです。書くのは、例えば誰かをののしる言葉でも良いでしょう。
ある程度書いたら、それを破ります。
そのうち、怒っていることがバカらしくなってきます。

まずは紙に書く

10. そもそもイライラしないようにする

普通、例えば急に割り込まれたくらいではカチンと来て怒ったり、怒った挙句、誰かにあおり運転・危険運転をしたりはしません。そんなことをする愚か者はごく一部のはずです。
しかし、実際には、人は突然怒りに感情を支配され、あおり運転・危険運転のようなことをしてしまいます。
それは、日ごろから気持ちの中にイライラの原因となるストレスをため込んでいるからです。割り込みは、単なる切っ掛けに過ぎません。
何度も言うようですが、怒ったあまりに無謀な行動に出ても、後で後悔するだけです。何にも良いことはありません。一瞬、気持ちがスッキリするかもしれませんが、それもほんの一瞬のことで、何だかモヤモヤした気持ちが残り、そのまま逮捕され、裁判で判決を言い渡される、なんてことになりかねません。
日ごろからイライラをためず、ストレスを発散させておくに越したことはありませんよ。

イライラしない

最後に

アロマテラピーしたり、紙に書いたりといった、運転しながらでは危険な行為は、運転中にはしてはいけません。一旦車を停めて、交通の流れの邪魔にならないようになったらやりましょう。また、紙に書いて破っても、それを窓からポイ捨てしてはいけません。

「ストップ!」

トラックドライバーの仕事が今どきのシニアにも魅力的な理由(ワケ)

高齢ドライバー

トラックドライバーは人手不足が続いている現状から、行政の旗振りで、女性や高齢者を物流・運送業界で積極的に採用していこうということになりました。
女性のトラックドライバーはなかなか増えていませんが、高齢者ドライバーは増えてきているようです。
高齢者の場合、高齢であるがゆえに健康面を心配し、さらにその健康面での不調からの交通事故リスクの増加を懸念する声も聞かれます。
また、本当はあらゆる国民が60歳以降は年金で悠々自適な生活を送れるような社会にするのが政治家の責務なのに、それを果たさない政治家に憤る声もあるようです。
それはそれとして、今どきの若者が昔の若者と違っていたように、今どきの高齢者も昔の高齢者とは違うようですよ、ここだけの話。



1. アクティブ

仕事や趣味などに積極的なシニア世代を「アクティブシニア」と呼ぶそうです。今どきのシニアから一番にイメージされるのが、この「アクティブシニア」ではないでしょうか。
昔は、60歳過ぎれば悠々自適に暮らしたいという人が多かったのですが、政治家の無責任さのせいで悠々自適な老後が遠のいたことのあきらめを「価値観の多様化」という言葉でうやむやにされ、「60歳を過ぎても積極的に仕事をしたいという人が増えている」と刷り込まれた結果と言える、のかもしれません。
それはともかく、積極的に働きたいなら、トラックドライバーの仕事はうってつけと言えます。トラックドライバーは体力仕事であり、体を使うので、トラックドライバーとして仕事をすると「仕事した!」という強い実感、充足感を得ることができます。

悠々自適の1例

2. 趣味にお金をかける

仕事や趣味などに積極的なシニア世代が「アクティブシニア」です。仕事をするとお金が入ってきますが、趣味は基本的にお金が出ていくものです。
お金がかかる趣味に熱中すると、ただでさえ年金で足りていないので、たくさん稼ぐ必要が出てきます。
そんなシニアには、まさにトラックドライバーの仕事がうってつけと言えるでしょう。トラックドライバーの給料は歩合制になっていることが多く、やればやっただけ稼げるからです。

趣味の1例

3. まめに情報収集

今どきのシニアは、まめに情報を収集して仕事や趣味などに熱中するそうです。今どきの若者はスマホのあらゆるアプリを駆使して情報収集に余念がないのですが、同じ時代を生きるシニアも、やることは一緒と言って良いでしょう。使うアプリなどはシニアのほうがずっと狭い範囲かもしれませんが。
今どきの若者はとにかくタイパを気にします。気にしなけりゃ気にしないで良いのですが、気にします。仕方ありません。
シニアにもタイパは大切です。60年以上も生きてきたのですから、時間が貴重だということは痛感しているはずですから。

スマホで情報収集

4. 健康意識が高い

今どきのシニアは健康意識も高いそうです。と言いますか、高い健康意識を持って生活してきたおかげで、仕事や趣味などに積極的でいられるのかもしれません。
そんな状態を今後も維持しようと、健康意識はますます向上するでしょう。
そしてトラックドライバーにとっても健康であることはとても重要です。健康を損ね、体調悪化を招くと、たとえ若くても交通事故リスクが高くなり、トラックドライバーの仕事を続けることの難度が上がります。
トラックドライバーになるなら、シニアもより一層の健康意識の向上が望まれます。

健康維持に余念がない

5. 慎重

今どきのシニアは慎重なようです。健康意識が高く、デジタルを使って情報を収集して行動しますが、その情報の信頼性をとても重視するのだとか。
今は情報が氾濫している時代ですから、これまでの長い人生経験から、それらの情報を鵜呑みにして良いのかどうか、しっかり吟味するわけです。
トラックドライバーにとって渋滞、天候などの正確な情報の収集はとても大事ですし、運転にも慎重さが求められます。
やはりトラックドライバーという仕事とシニアは相性が良いのではないでしょうか。

しっかり吟味

6. オタクティブ

アクティブシニアの進化系かとも言われているのがオタクティブシニアです。オタク気質でファッション感度が高く、こだわりを持った、購買力の高いシニアのことだそうです。
オタクティブシニアはITリテラシーが高く、多くの情報を収集して、特に「懐かしいコンテンツ」に目がないと言われています。昭和の昔に流行したアイテムを、今どきの高機能で復活させたりすると、それがヒットに結びつくようです。
物流の仕事もトラックも昭和の昔から存在するものですし、昭和の人気シリーズ映画「トラック野郎」なんかはオタクティブシニアの心に訴えるものもあるでしょう。
自分が実際にトラック野郎になるなら、まさに今!かもしれません。

昭和レトロ

7. 若い

今どきのシニアであるオタクティブシニアは仕事や趣味などに積極的でITリテラシーや健康意識が高いそうなので、ひと言でまとめると「若い」です。
体力仕事であるトラックドライバーに求められるのも「若さ」なので、今どきシニアにはやはりトラックドライバーの仕事がうってつけだと言えます。

若い!

8. 倹約しがち

少し前のシニアは時間とお金に余裕があり、孫にもたっぷりお金をかけるなんて言われましたが、今どきのシニアは物価高もあってお金にそれほど余裕もなく、そのため積極的に仕事をしないと、積極的に趣味を楽しみ、健康を維持できるお金がありません。
結果として倹約しがちになります。
トラックドライバーも労働環境改善のため、仕事の効率化が大きな課題になっていますから、倹約精神は有効です。仕事の効率化経費削減にもつながり、その結果、トラックドライバーの給料が増える可能性もあるのですから。

お金がない

9. 引きこもりがち

アクティブシニアと言っても、外に出るばかりがアクティブだということではないようです。それこそITリテラシーが高いと、外出せずとも家の中で十分アクティブに趣味を楽しめるのかもしれません。
特にコロナ禍以降、引きこもりがちなシニアが増えたと言われています。
引きこもると、人との交流も少なくなります。
トラックドライバーと言えば、基本的に1人で仕事をします。そのため、人間関係によるストレスが少ないと言われる一方、孤立感がマイナス面として指摘されたりもします。ただ、1人きりが気楽で良いと考える人たちからは、圧倒的な支持を得ているわけですが、引きごもりがちで1人きりにも慣れているシニアなら、基本的に1人で仕事をすることぐらい、わけもないのではないでしょうか。

引きこもりがち

10. 変わらない意識

シニアの定義は「60歳以上」とも「65歳以上」とも言われていますが、60歳なら60歳でも、人は60歳になった途端に「シニアになった」なんて自覚をしたりはしません。59歳だった自分と60歳になった自分に、どこも違いを見い出せないと言う人がほとんどでしょう。
世間から「シニア」だと言われても、若いころから意識は続いています。ただ、体が思うように動かなかったり、同じ年代の友人知人の訃報を聞いたりすると、「もう若くない」と思い知らされるだけです。
若いころからの意識は連続しているのに、子どものころの志、感動は、シニアになっていると忘れているものです。
人間とは、おかしなものです。

若いつもり

最後に

健康で運転が好きなら、シニアでも若者でも、一度トラックドライバーになってみましょう。新しい喜びの発見があるかもしれません。

喜びもひとしお