トラックマン

トラック専門サイト

トラック運転手の不満10選

f:id:truck_sa:20190606131121j:plain
「たまには愚痴も言いたくなるぜ」

トラック運転手の年収は400万円~700万円で、年間休日は110日以上とも言われ、トラック運転手はとっても働きがいのある仕事だと言えます。
それなのに、ああ、それなのに、トラック業界は長年人手不足が続いています。年収400万円~700万円ではありますが、ひと昔前はさらにその上をいく高収入だったようで、そんな黄金時代を知る人が「最近、トラック運転手は稼げなくなった」なんて愚痴をこぼすからでしょうか。そりゃ、ナントカタウンの前ナントカ社長に比べりゃ、トラック運転手の収入なんて微々たるものかもしれません。それでも零細企業のシステムエンジニアに比べれば何倍も稼いでますよ、たぶん。

年収400万円~700万円と年間休日110日以上という待遇を得て仕事をしたいと思う人で、なおかつクルマの運転を苦痛と思わない人は、トラック運転手の仕事に就くと良いでしょう。

とは言え、物事には必ず2面性があります。「年収400万円~700万円と年間休日110日以上? そんなウマい話があるわけねえやい、べらんめえ!」と思う人も多いはず。「後悔先に立たず」「転ばぬ先の杖」「ならぬ堪忍するが堪忍」なんてことも言います。
トラック運転手になってしまってから「思ってたのと違かった」とならないように、トラック運転手が感じている「職業上の不満」を前もって紹介します。
この10項目を心に留めつつトラック運転手になってください。


1. 拘束時間が長い

トラック運転手は労働時間が長いと思われています。ただ、それはトラックの大きさ、移動距離によって異なります。
一般的に、長距離を行く大型トラックの運転手は1日12時間~15時間ほどで、確かに長時間です。ですが、その半分近くは「待ち」の時間であることも多いようです。それでも拘束時間には変わりありません。
ただ、その時間は口うるさい上司や同僚がそばにいるわけではないので、英会話講座を聞くとか、お料理教室を聞いておいしい料理を頭の中で想像するとか、スマホで電子書籍を書いて出版するとか、有効に使うのも1つの方法です。
また、中距離の中型トラックの運転手は1日10時間~11時間ほど、短距離の2トントラックは8時間~10時間ほどです。もちろん、2トントラックより中型トラック、中型トラックより大型トラックと、労働時間が長いほうが収入も上がります。世の中はうまくできております。

f:id:truck_sa:20190606101809p:plain
スマホを有効活用

2. イメージが悪い

トラック運転手の年収は400万円~700万円とも言われていますが、「労働時間が長い」「休めない」「労働環境が劣悪」「ドレイのように働かされる」「荒くれ男たちが働いている」「給料が低い」「汚い」「危険」などのイメージが巷に広がっています。
そんなわけで多くの人が「トラック運転手なんかになったら、親は泣き、恋は破れ、良いことなんかない」と考えてしまいます。
確かに、労働環境が悪い会社もあるでしょう。悪質なドライバーもいないとは言いません。しかし、それは1部です。それだけを見てすべてを判断してはいけません。
多くのトラック運転手は真面目に、地道に、コツコツとルールを守り、仕事をしています。「俺たちを偏見で見ないでくれ」という、トラック運転手の心の声に耳を貸しましょう。
また、労働環境の改善もずいぶん進んでいます。実際、ブラックな会社もありますが、大手企業になるとほとんどは労務管理もしっかりしています。つまりイメージはしょせんイメージです。
そもそもブラック企業や荒くれ男はトラック会社に限ったことではありませんし、政治家や教師、僧侶のような「高貴であるべき」イメージの職業の人にも、悪質な人はいますよね。しかし、大事なのはそこではありません。
すべての国民が偏見を捨てれば良いのです。すべての国民がイメージなどに惑わされず、しっかり自分の目で物事の本質を見るようになれば、「悪いイメージで見られる」というトラック運転手の不満もなくなるでしょう。

f:id:truck_sa:20190606131738p:plain
こんな荒くれ男とは限りません

3. 運転以外の作業が面倒

トラック運転手の仕事はトラックを運転することですが、実はそれだけはありません。荷の積み降ろしもありますし、また、指定時間通りに目的地である倉庫や店舗に着いても、前のトラックの荷役が終わるまで「待つ」のも仕事のうちです。実はこれが大変だと言います。
荷の積み降ろしも手作業になると、腰への負担が相当きついです。ただ、これは現場によってはフォークリフトを使う場合もありますし、店舗や倉庫のスタッフが手伝ってくれることもあり、すべてがきついわけではありません。ですが、それでもきついことには変わりありません。
また、荷の積み降ろしのついでに倉庫内の整理のような作業を指示されたりすることもあって「オレ、運転手なのに‥」と愚痴りたくもなります。

f:id:truck_sa:20190606131909p:plain
フォークリフトを使えると便利

4. 駐車する場所が少ない

荷の積み降ろしを待つ間、「倉庫の敷地の外で待っていて」と言われることはよくあります。そんなときは路駐になります。暑い夏や寒い冬はエアコンを止めたくないのでエンジンはつけっぱになります。当然、ご近所の視線は南極並みに冷たくなります。
コンビニの駐車場なんかに停められると便利なんですが、中には大型だと停められなかったり、すでに他のトラックで埋められてたりすることもあります。それにコンビニだって長時間停められていたら迷惑です。
それだけはありません。普通に買い物したい、食事したいというときも、大型を停められる駐車場を備えた店を探すのはなかなか厄介です。
駐車場で大型トラックを見掛けても「大きくて邪魔だなあ」なんて、冷たい目で見ないで。

f:id:truck_sa:20190805154607j:plain
駐車場所の確保に苦労

5. 渋滞

マジ勘弁です。指定時間に間に合わなければいけないプレッシャーからストレスがたまります。
小口配送の2トントラックは、勤務時間内に数をこなさないといけないので、これまたストレスが大きいです。
ただ、そのために裏道、抜け道を積極的に覚えるようになります。ルート配送や宅配は、決まったルート、決まった地域を走るので、裏道や抜け道で何とか渋滞を切り抜けようとします。
長距離を行く場合は、渋滞を避けて深夜に走ることもありますが、明け方に目的地近くに着き、そこの門が開くまで仮眠を取りつつ待ち、開門時間にいざトラックを発進させると、同じようなトラックによる渋滞にぶつかります。これはもう覚悟するしかないかもしれません。
何事もあらかじめ覚悟しておけば、腹がすわって案外平気だったりします。

f:id:truck_sa:20190606132224j:plain
渋滞も覚悟

6. 食事の時間が不規則になりがち

トラック運転手は決められた時間内に荷を安全に届けることが最優先なので、それ以外のことは後回しになりがちです。
道路状況などによってスケジュールも変わってきます。すると食事も、どうしても決まった時間にはできなくなります。
ただ、これはおそらくトラック運転手に限ったことではないでしょう。大手企業のサラリーマンでも、忙しい時期の夕食は帰宅した午後10時以降になってしまう、なんて人は少なくないはず。

f:id:truck_sa:20190606122547j:plain
余裕をもって食事したいもの

7. 待ち時間が多い

荷の積み降ろし待ちの時間が長いのもトラック運転手の仕事の「あるある」です。
ただ、その時間は口うるさい上司や同僚がそばにいるわけではないので、これはもう英会話講座を聞くとか、お料理教室を聞いておいしい料理を頭の中で想像するとか、スマホで電子書籍を書いて出版するとか、できるだけ有効に使いましょう。好きな音楽を聞いたり、動画配信で映画やドラマを見るのも悪くありません。
多い待ち時間を「プラス」ととらえるか「マイナス」ととらえるか、それはあなた次第です。

f:id:truck_sa:20190603135817p:plain
でもイライラは禁物

8. 荷の手積み手降ろしがきつい

トラック運転手の仕事もさまざまで、あらゆるトラック運転手が全員荷の手積み手降ろしを行うわけではありません。
トラック運転手の仕事に就いてから「荷の手積み手降ろしがきついなあ」と思ったら、荷の手積み手降ろしのないトラック運転手の仕事を選択することもできます。
とはいえ、トラック運転手の仕事は大きくカロリーを消費する力仕事が荷の手積み手降ろしくらいではありますが、それでもやはり体力的にはきつい仕事です。
トラック運転手として清く正しく仕事して生きていくために、日ごろから体力作りに励みましょう。

f:id:truck_sa:20190606132850p:plain
結構な力仕事も

9. 健康管理が大変

前述の体力作りと合わせて、トラック運転手は健康管理を怠ってはいけません。心身の健康状態が運転に影響するからです。
十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事、規則正しい生活リズムが重要になりますが、その反面、それらをなかなか確保できないのも現実です。そういう現実がありますから、自分の体調を過信することの決してないよう心がけつつ、どうしたら十分な睡眠を得られるかに取り組み、偏食しないように日ごろから注意するなどの対策を講じましょう。
ただ、これはやはりトラック運転手に限ったことではないでしょう。健康管理に気をつけなければいけないのは、売れっ子芸能人や選挙前の政治家、あくどく儲けている大企業のサラリーマンだって同じことなのではないでしょうか。

f:id:truck_sa:20190606125507p:plain
健康が大事

10. 休日、給料が少ない

トラック運転手の年収は400万円~700万円、年間休日は110日以上とも言われています。それでも中には「これだけ働いたのにこんな待遇か」と不満に思う人はいるでしょう。
誰もがうらやむナントカタウンの前ナントカ社長だって「まだまだ」と不満に思っていることがあるかもしれません。恐らく人生に何1つ不満がない、なんていう人はいません。そうした不満が、己の人生に対するチャレンジ精神を呼び起こすとも言えます。

f:id:truck_sa:20190805155020p:plain
不満がチャレンジに

タクシー運転手という職業に興味のある人に耳寄りな話10選

f:id:truck_sa:20190606133618j:plain

タクシー運転手は長年人手不足状態が続いています。「タクシー運転手なんて、仕事に失敗して会社勤めができなくなった人間が、手に職もなくて最終的に仕方なくやる仕事」だなんて言う人もいます。一体、何サマのつもりなんでしょう。人類で初めて南極に到達したロアール・アムンセン様にでもなったつもりなのでしょうか。
しかし、そのようにタクシー運転手に対する世間的な評価は低く、それゆえに多くの日本人がタクシー運転手という職業を選択しないのが現状です。
確かに、タクシー運転手の平均年収は300万円台で、決して高額とは言えません。ただし、タクシー運転手の給料は歩合制が基本になっていて、稼いでいる人は年収1000万円以上を得ていると言います。
また、タクシー利用客の多い大都会のほうが、収入も多くなります。

さらに、高齢化の進む今の時代、タクシーは社会にとってなくてはならない、重要で意義のある仕事です。自ら運転することもできず、また最寄りにバス停、駅もないような地域に住んでいる高齢者には特に、生活を支える大切な“足”になっていると言えます。

ですから、もし仮に「ほかにやることもないからタクシー運転手“でも”やってみようか」と「でも」付きで考えている人も「自分は底辺なのか」なんて後ろ向きに考えたりせず「俺が地域を支えている」という気持ちで、大威張りでタクシー運転手になりましょう。

今回は、思わずタクシー運転手を職業として考えたくなる耳寄りな話10選を紹介します。


f:id:truckman:20190709135527p:plain

1. 結構稼げる

タクシー運転手の給料は基本的に歩合制で、平均年収は300万円台ですが、お客様を乗せれば乗せただけ稼ぐことができます。中には年収1000万円以上を稼いでいる人もいるそうです。
タクシー運転手として収入をアップさせるためには、指定された目的地への最短ルートを瞬時に把握し、そこまで乗客に極力ストレスを感じさせないで到達できる能力が必要です。それには向上心とともに経験も必要ですが、しかしその経験も何十年といった気の長いものではなく、タクシー運転手の収入に年齢差はあまりありません。
ちなみに会社の規模もタクシー運転手の収入にあまり関係ないようです。ただ、やはりタクシー利用の少ない田舎町より、タクシー利用の多い大都会のほうが稼ぎやすいようです。

f:id:truck_sa:20190603133715p:plain
ガッツリ稼ごう

2. 誰でもなれる

「タクシー運転手は底辺の仕事」などと言われるほどなので、タクシー運転手には誰でもなれます。ただし、タクシー運転手として仕事するには普通自動車第二種免許が必要です。
ですが、タクシー会社で取得を支援してくれるところもあるので、そういった入社条件は求人サイトをよく見て確認しましょう。ちなみに求人サイトを見るなら、ドライバー専門の求人サイトをオススメします。かゆいところに手の届く、具体的な情報が載っています。
もちろん「クルマの運転が苦手」「クルマの運転が苦痛」という人はタクシー運転手には向いていませんから、たとえ誰でもなれるからと言って、タクシー運転手になろうとするのは無謀と言うものです。

f:id:truck_sa:20190607125028p:plain
求人内容をきちんと確認しよう

3. イメージに惑わされないで

タクシー運転手の仕事を「仕事に失敗して会社勤めができなくなった人間が、手に職もなくて最終的に仕方なくやる仕事」と考える人が多く、タクシー運転手には「底辺の仕事」というイメージがあります。
しかし、だから何だと言うのでしょう。イメージって、そんなに大切なのでしょうか。そりゃ、会社経営者や政治家、俳優、歌手、タレントなど、イメージが収入に大きく影響する職業の人にとっては大切ですが、それ以外の人は、イメージうんぬんより、要するに稼げればいいのではないでしょうか。
「タクシー運転手なんて、へっ」なんて見下す輩は、タクシー運転手として幸せになって見返してやりましょう。

f:id:truck_sa:20190606150348p:plain
要するに稼げる

4. いろいろなメリット

「タクシー運転手 メリット」でネット検索すると、いろいろなメリットが出てきます。
「仕事中はうるさい上司や同僚がいないので気まま」「月の勤務日数が12日くらいで休日が多く、思う存分趣味を楽しめる」「中高年になってもなれる」などです。
もちろん、世の中のものには必ず2面性があり、メリットがあればデメリットもあります。たとえば「嫌な乗客もいる」「勤務時間が長い」「長時間の運転で腰を痛める」などです。それでもメリットがあることもまぎれもない事実です。デメリットはしょせん、どんな仕事にも付いて回るものなので、デメリットだけを心配して、せっかく幸せになれるかもしれないチャンスをフイにするのはもったいないというものです。
人生常に「最悪を覚悟して最善を尽くす」に限ります。

f:id:truck_sa:20190610141401p:plain
チャンスをつかもう

5. ブラック企業対策

タクシー運転手は「勤務時間が長い」ことがデメリットとして挙げられるため、「奴隷のように働かされる」とイメージしてしまう人も多くいます。しかし、それは単なるイメージであって、実際は法律で就業時間などが定められているため、そんなに劣悪な労働環境ではありません。
また、特に近年は労働環境の改善もどんどん進められ、女性が子育てしながら働ける職場にしているタクシー会社も多くなっています。ただ、その会社が働きやすいかどうかは個人の価値観によって違ってきます。つまり会社が自分に「合う」「合わない」という問題があります。
一番良いのは、ドライバー専門の求人サイトで具体的な情報をつかみ、「合う」と思った会社に応募することです。
それでも、入社してみて「合わない」ことが分かることもあります。タクシー運転手の業界は人手不足状態ですから、転職先を探して自分に合う会社を見つけてそちらに移りましょう。
実際、一般的な会社勤めを経てタクシー運転手に転職した人が、前職のほうが「何も考えずにチームプレーで仕事してれば良かっただけだったので楽で良かった」と、タクシー運転手から一般企業に再び転職した、なんて例もあります。
何も考えなくてもいい代わりに人間関係にわずらわされるサラリーマンが良いか、自ら積極的に考えて仕事しなければいけない代わりに、変な人間関係に悩まされることなく気ままに働けるドライバーが良いか、これはやはり「合う」「合わない」です。

f:id:truck_sa:20190606135039p:plain
ブラック企業には気をつけて

6. 触れ合い

ドライバーは基本的に「1人で気ままにできる仕事」です。ただ、そんなドライバーの中でもタクシー運転手はお客様を乗せて走るので「接客業」の比重が大きいドライバー稼業です。
タクシー運転手は、いかにお客様に快適に過ごしてもらうかを考えて仕事しなければいけません。お客様が会話を求めていれば、心地良い会話の時間を提供しますし、必要最小限の会話を求めていれば、そのように対応します。どちらにしても「1人で気ままにできる仕事」ではあっても「孤独な仕事」ではありません。時には感謝されたり、チップをいただけちゃったりもします。
そんな、乗客との触れ合いは、タクシー運転手の仕事に誇りとやりがいをもたらします。

f:id:truck_sa:20190805160018p:plain
多くの触れ合いがある

7. 人生の深さを学ぶ

タクシー運転手は基本的に接客業です。毎日、いろいろなお客様を乗せます。大企業の重役、田舎から出てきた高齢者、酔っぱらったサラリーマン、自国の製品を売り込みにきた外国人、観光客、水商売のお姉様、身体障がい者、芸能人と、あらゆる人たちが乗客になる可能性があります。まさに人生のさまざまな縮図を見ることになります。
もしかしたら深夜の業務で心霊体験するかもしれません。
こんないろいろな体験ができる仕事は、そう滅多にあるもんじゃないでしょうね。

f:id:truck_sa:20190606135244p:plain
こんなこともあるかも

8. 自分の人生を生きる

自分の人生は自分で決めましょう。
タクシー運転手の仕事は「底辺」と思われがちですが、他人からどう思われても関係ありません。入社して「合わなかった」「会社選びを間違った」と思うこともあるかもしれませんが、そんなときはとっとと転職しましょう。自分の人生を他人のせいにしてはいけません。他人には感謝しつつ、人生の責任は自分で取るのです。
ましてや、今の若者は「何でもかんでもスマホに依存し、自分から能動的に考え、能動的に行動することができない」なんて昭和世代から批判されがちです。タクシー運転手は「自ら考え、積極的に乗客を探しに行かないと稼げない職業」なので、そんなタクシー運転手になって昭和オヤジたちを見返してやりましょう。

f:id:truck_sa:20190606130647p:plain
自分の人生の責任は自分で持つ

9. 未来予想

クルマの自動運転技術の開発が着々と進んでいます。人手不足の続くトラック、タクシーの運転も近い将来、自動運転システム、ロボットに取って替わられると言われています。
しかし、トラック、タクシーの運転を完全無人化するのはそう簡単ではないでしょう。コンピューター制御のシステムは、完全に人の手が離れるほどにはなっていません。ましてやクルマの運転となるとシステム整備だけではなく、法律の整備なども必要です。まあ、法律を整備する段階になれば、また与党が強行採決をして国民の理解なんかお構いなしに進めてしまうでしょうけど。
それはともかく、高齢化社会が進む中、タクシーの需要は確実に伸びます。高齢化社会を支えるということは、日本社会そのものを支えることになります。今のうちにタクシー運転手になると、国や社会から感謝されます。そりゃ、表立って「タクシー運転手になってくれてありがとう」とは言われないかもしれませんが、心の底ではすべての国民が手を合わせて感謝する日がくるでしょう。

f:id:truck_sa:20190603141835p:plain
人々から感謝される仕事

10. 楽しい

タクシー運転手の仕事の大半は「クルマを運転すること」です。「クルマを運転すること」が大好きな人にとっては、その「大好き」を仕事にできるので、仕事が楽しくて仕方なくなるはずです。
また、タクシー運転手が乗るタクシーも、今やさまざまなデザインのものが登場しています。2017年にリリースされたジャパンタクシーは、最近やけに車いす利用者からの苦言が飛び交っていますが、今後はそこも改善されていくでしょう。
そのジャパンタクシーのデザインは、今までのタクシーへの固定概念を覆すものでした。今後はもっと洗練されたデザインのタクシーが登場するはずで、そんなタクシーを運転する仕事がますます楽しくなるに違いありません。

f:id:truck_sa:20190603140144j:plain
こんなタクシーができるかも

バス運転手のメリット10選

f:id:truck_sa:20190606135858p:plain

トラックやタクシーの運転手同様、バス運転手も人手不足が続いているそうです。鉄ちゃんと呼ばれる鉄道ファンは鉄道の運転士になりたがる人もいるようですが、バスファン、バスマニアは鉄ちゃんより少ないのでしょうか。
人手不足が続くトラック業界は人材を女性に求めて「トラガール促進プロジェクト」を進めていますし、バス業界も一般社団法人 女性バス運転手協会が設立されて女性バス運転手の増加に努めています。けど、鉄道会社は特に人材募集の取り組みをやっていないようなので、やはりファンの規模や思いが違うのでしょう。

バス運転手も人手不足が続いているので、就職しやすいようです。ただ、以前、観光バスの運転手が劣悪な労働環境のせいもあって事故を起こしたことなんかが、バス運転手の悪いイメージを広めてしまったのかもしれません。

皆さん、イメージばかりをむやみに鵜呑みにしてはいけません。ここでは、バス運転手のメリットを並べてみます。選択すべき職業の1つとして、ぜひご検討ください。


1. 年収が平均で440万円から450万円

バス運転手の収入は、勤務先の規模、勤務する地域などで異なりますが、平均では年収440万円~450万円と言われています。一般的なサラリーマンと比べて遜色ない収入と言えるでしょう。
ただ、年齢、経験でも違いがあり、20代では年収200万円台後半~300万円台とも言われています。また、観光バスの場合は繁忙期、閑散期があるので、やはり乗務する日が少なくなる時期は、給与も下がる傾向があります。

f:id:truck_sa:20190708144057p:plain
そこそこ稼げる

2. 基本的に残業なし

路線バスは毎日決められた時間に決められたルートを走るので、基本的にバス運転手の勤務時間が決められた時間を超過することはありません。観光バスも基本的には決められた時間で走行するので、やはり想定外の残業になることはないでしょう。

f:id:truck_sa:20190603155153p:plain
こういう残業はほとんどない

3. 路線バスの運転手なら業務はワンマン

路線バスの運転手は1人で仕事します。口うるさい上司も、足を引っ張る同僚も近くにいません。口うるさい上司や、足を引っ張る同僚と一緒に働かなければいけないサラリーマンに比べれば、職場の人間関係によるストレスはないと言っていいでしょう。
ちなみに1人で業務を行うバスをワンマンバスと言うのですが、これは昔、バスには切符を切ったりする車掌がいたので、車掌が同乗するバスではないことを示す言葉として使われていました。一方、観光バスはバスガイドが同乗することがあります。
とはいえ、バス運転手はバスの運転に専念しなければいけないので、やはり1人での仕事が勤務時間の大半を占めることに変わりはないでしょう。

f:id:truck_sa:20190606140059j:plain
基本的に仕事は1人

4. 専門職なので仕事は安定

バス運転手として働くには大型二種運転免許が必要です。
大型二種運転免許の受験資格は「21歳以上で、普通自動車免許か大型一種運転免許、もしくは大型特殊自動車免許の取得後3年以上が経過していること」です。また、合格率は10%ほどとも言われていて、それなりに難関になっています。
つまり、バス運転手は専門的な技術を使う、それなりの専門職だと言えます。それだけに一度バス運転手となれば、その実績は業界で重宝され、勤務先を変える際にも「手に職を持った者」として優遇されるでしょう。

f:id:truck_sa:20190606140307j:plain
職人同様、専門職

5. 路線バスは公共事業

地方の過疎地域をも走る路線バスは公共事業です。一般の企業であれば、収益の悪い事業はあっという間に打ち切られますが、公共事業であれば、多少収益が悪くても需要がある限り、続けることになります。
高齢化がますます進む現代社会において、公共交通機関であるバスに頼らざるを得ない高齢者が増える状況の中、社会から必要とされるバス業界はとても安定した業界です。

f:id:truck_sa:20190606140544j:plain
社会インフラとも言える

6. 乗客とのふれあいが楽しい

路線バス、観光バスは接客業でもあります。
同じ大型自動車でもトラックは商品などの荷を運びますが、バスが運ぶのは乗客です。かと言って、タクシーのように1対1で、こまめに接客する必要はありません。それでも、ていねいな運転で乗客を快適に運んでいると「ごくろうさま」や「ありがとう」などの言葉をかけてくれる乗客もいます。そんなときにひそかなうれしさを感じるのが、バス運転手の仕事です。

f:id:truck_sa:20190606140741p:plain
こんなふれあいも

7. 就職先が豊富

バス業界も運転手の高齢化によって人手不足が続いています。今後もバス運転手の求人は継続して行われるはずです。
いろいろな地域や、路線バス、観光バス、または施設の送迎バスなど、勤務先を幅広く考えれば、就職先も豊富に見つかるでしょう。

f:id:truck_sa:20190607125028p:plain
求人をチェック

8. カッコいい

自動車という機械を自在に操る運転手はそもそもカッコいい仕事です。大型自動車であるバスはまた、普通自動車とは違ったコツ、テクニックが求められ、それをこなす運転手は当然、カッコよく思われます。
「おおきいくるまをうんてんする」バス運転手は子どもたちの憧れの対象にもなります。

f:id:truck_sa:20190607142350p:plain
こんな感じ?

9. 好きなことを仕事にできる

バス運転手は、ほかのプロドライバー同様、「クルマの運転が好き」だという人がなるべき仕事です。そりゃ、仕事している大半の時間が「クルマの運転」に費やされるので「クルマの運転」が嫌い、もしくは苦手な人は避けるべき仕事でもあります。
逆に言えば「クルマの運転が好き」という人にとって、その好きなことをずっとしていて仕事になるのですから、こんなにいいことはありません。
好きなことを仕事にしているので、嫌なことを無理矢理やらされることでのストレスなどはないでしょう。

f:id:truck_sa:20190606125258p:plain
運転好きにはもってこい

10. 決まった、同じ道を走るので安心

同じプロドライバーでも、タクシー運転手は乗客が指示する場所に行かなければいけないので、そこまでの道順を知らないと到着時間が遅れて乗客を不快にする恐れがあります。しかし、バス運転手は観光バスでも路線バスでも、走るルートは決まっているので、一度覚えてしまえば「知らない道を行く」という不安に駆られることはありません。
ただ、その分、同じことの繰り返しの毎日に飽きてしまう人は向かないでしょう。毎日、同じことを淡々と繰り返すことが得意な人は、バス運転手として働くと、きっと極上の幸福感を獲得できますよ。

f:id:truck_sa:20190606141151p:plain
知らない道を行くのは大変

効くか効かないかは運次第な、ルート配送ドライバーを増やす試み10選

f:id:truck_sa:20190606142132j:plain

ルート配送ドライバーの仕事は、毎日決められた順序で自社と取引があるスーパーやコンビ二、企業に商品を届けることです。拘束時間の長い長距離トラックドライバーと違い、基本的に毎日同じ時間に帰宅できます。おまけに、ルート配送ドライバーの正社員の給料は、経営状態がかなり良い運送会社で月収20万円~35万円と賞与1回~2回となっています。安定した生活をお望みの多くの国民にとって、何を置いても就きたい仕事ではないでしょうか。

ただし、経営状態のあまりよろしくない運送会社に就職してしまうと、月収16万円~月収20万円と賞与なしもあり得ますから、安定した生活を送りたいと思っている人はドライバー専門の求人サイトを思う存分フル活用して、納得のいく就職先を探すといいでしょう。
また、ルート配送ドライバーの仕事は長距離トラック運転手よりも労働時間が短いこともあり、長距離トラック運転手よりは給与が少なめに設定されています。“安定した収入”ではなく“莫大な収入”を目指す人には長距離トラック運転手のほうが向いているとも言えなくはありません。
ですが、拘束時間が長距離トラック運転手より短いことでの充実したプライベート、毎日同じルートを回ることでの安定した収入を得たい人には、ルート配送ドライバーが向いていると、誰かが言っていた気がします。

そんなルート配送ドライバーですが、近年は人手不足状態が続いているそうです。ルート配送ドライバーの仕事が“単純なルーティンワーク”に思えて「単調な毎日なんてゴメンだね」とうそぶきたくなる若さゆえの過ちが蔓延しているせいかもしれません。
しかし、世の中には「仕事は単純なルーティンワークのほうがいいし、肴は炙ったイカでいい」派もいることでしょう。ただし、そんな酸いも甘いも噛み分けた人でも「あまりイメージが良くない」といった理由から、ルート配送ドライバーの仕事を避けているかもしれません。これはとてももったいない話です。

そこで今回は、ルート配送ドライバーを増やす試みを提案します。

1. ルート配送ドライバーを主人公にした映画やドラマを作る

カッコいいアイドルやスターがルート配送ドライバーをカッコよく演じれば、多くの人がルート配送ドライバーに憧れます。運送会社がアイドルにセールスドライバーを演じさせてテレビCMを制作していますが、そういう意図があるのでしょう。
セールスドライバーだけではなく、ルート配送ドライバーも優しく、スマートで、さわやかだというイメージを広めるため、ルート配送ドライバーを主人公とした映画やドラマを制作してヒットさせましょう。
元敏腕刑事のルート配送ドライバーが、配送の合間に事件を解決する「ルート配送ドライバーの探偵日誌」とか、温泉地を舞台にした「湯けむりルート配送ドライバーの事件推理」とか、ルート配送ドライバーを巡る三角関係を描いた「ルート配送ドライバーに愛されすぎて困っています」とか、ルート配送ドライバーがファムファタールに惑わされる「ルート配送ドライバーは二度ベルを鳴らす」とか、謎のルート配送ドライバーが主人公を翻弄する「上海から来たルート配送ドライバー」とか。

f:id:truck_sa:20190607113115p:plain
映画をつくろう

2. ルート配送ドライバーの給料を莫大にする

ルート配送ドライバーの給料は月収20万円~35万円で、月収25万~40万円と言われている長距離トラックドライバーに比べるとやや低い傾向にあります。ここは、一気にルート配送ドライバーの給料を増やせば、ルート配送ドライバーになりたいという人も増えるでしょう。
ただ、ルート配送ドライバーの給与を一気に高額にすると、その分、ルート配送ドライバーの配送料が上がり、ルート配送ドライバーの配送料が上がると、ルート配送ドライバーが配送しているものの値段も上がる可能性があります。ルート配送ドライバーはコンビニの商品を配送したりしますから、コンビニの商品が値上がりします。コンビニ商品が値上がりすると、多くの国民がコンビニで商品を買うことを控えるようになり、その結果、コンビニの売り上げが減って、コンビニの数が減り、ルート配送の仕事も減ります。すると「ルート配送ドライバーが足りない」という状況もなくなるでしょう。
しかし、多くの国民はコンビニには減ってほしくないと思っています。

f:id:truck_sa:20190603133858p:plain
コンビニに商品が並ぶのも配送ドライバーのおかげ

3. 外国人をルート配送ドライバーとして雇用する

外国人材受け入れ制度が新しく整備され、従来よりも幅広く外国人材の受け入れが始まろうとしています。
ただ、今のところドライバーという職種はこの制度の対象にはなっていません。
そこで、トラックドライバーやタクシードライバーといったドライバーの職種にも外国人材を受け入れましょう。日本に働きにくる外国人は素直で勤勉で真面目なので、ドライバーとしても熱心に仕事をしてくれるでしょう。ほかの業種より、安定した収入と充実したプライベートが得られる仕事として、ルート配送ドライバーは多くの外国人に人気職業となるはずです。
これでルート配送ドライバーの人手不足は間違いなく解消されます。

f:id:truck_sa:20190606131121j:plain
外国人ドライバー

4. コンビニ店員を美人やイケメンにする

ルート配送ドライバーの仕事の代表が、コンビニへの商品の配送です。また、ルート配送ドライバーの仕事の大半は「1人で車を運転すること」なので、ほとんどのルート配送ドライバーは孤独に仕事しています。ルート配送ドライバーにとって、数少ない「人とコミュニケーションを取れる」機会が、コンビニで商品を降ろすときです。
このコンビニの店員が美人、またはイケメンであれば、ルート配送ドライバーの士気も上がります。積極的に「コンビニに行きたい」と思うようになるかもしれません。そんな期待感からウキウキした気分で仕事をするルート配送ドライバーは、仕事が楽しくて仕方ないという表情になるでしょう。
そんなルート配送ドライバーを見た多くの国民が、自分もルート配送ドライバーとして楽しく仕事したいと思うに違いありません。

f:id:truck_sa:20190613135929p:plain
イケメン

5. ルート配送ドライバーの制服をオシャレにする

ルート配送ドライバーの制服を、誰もが着てみたい!と切望するような、オシャレでカッコいいものにします。すると多くの国民が、オシャレでカッコいい制服を着るためにルート配送ドライバーになりたがる、かもしれません。May be.

f:id:truck_sa:20190603143058p:plain
オシャレ?

6. ルート配送ドライバー賛歌を作って世に広める

ルート配送ドライバーを称える歌を作り、すべての国民がルート配送ドライバーを尊敬する風潮を演出しましょう。すると多くの国民が、自分もルート配送ドライバーになって国民から尊敬されようと考えます。
作詞作曲は、いろいろなお題に見事に対応できるヒャダインさんにお願いするといいかもしれません。

f:id:truck_sa:20190606142645j:plain
配送ドライバーをたたえよう

7. 自動販売機をカッコ良くする

ルート配送ドライバーの仕事の代表が、自販機への飲料の配送です。この自販機がカッコ良ければ、その自販機のところに行くときのルート配送ドライバーのやる気もアップします。積極的に「自販機を回りたい」と思うようになるかもしれません。
そんな期待感からウキウキした気分で仕事をするルート配送ドライバーは、仕事が楽しくて仕方ないという表情になるでしょう。そんなルート配送ドライバーを見た多くの国民が、自分もルート配送ドライバーとして楽しく仕事したいと思うに違いありません。

f:id:truck_sa:20190808155903p:plain
従来、よくある自販機

8. 人体強化服をルート配送ドライバーのコスチュームにする

ルート配送ドライバーはコンビニの商品を運んだり、自販機の飲料を詰め替えたりします。コンビニではコンビニの店員が手伝ってくれるかもしれませんが、基本的には荷を積んだり、降ろしたりする部分は力仕事です。
そこで、荷の積み降ろしを軽々と行えるよう、人体の動きを補助するメカを搭載した服をルート配送ドライバーのコスチュームにします。これがあれば、どんな荷物でも何回でも軽々と積み降ろしができるというものです。
「荷の積み降ろしが大変そう」という理由でルート配送ドライバーの仕事に就くことを躊躇している人も、この強化服があればルート配送ドライバーの仕事を選択するはずです。

f:id:truck_sa:20190606142811p:plain
パワードスーツ

9. ルート配送のトラックをSFチックに改造する

ルート配送ドライバーの仕事で厄介なのが、配送の時間の厳守です。渋滞があっても、ルート配送ドライバーは決められた時間には目的地に着かなければいけません。
そこでルート配送のトラックを改造し、空を飛べるようにします。そうすれば道路の渋滞時にも空を飛んで配送時間に遅れないようになります。早く着きすぎてしまったときも、空中で待機して路上駐車の取り締まりから逃れます。
また、危険回避、事故回避のあらゆる機能を充実させ、ルート配送ドライバーから自動車事故というリストを取り除けば、多くの国民が気軽にルート配送ドライバーになれるでしょう。

f:id:truck_sa:20190614141038p:plain
SFチックな世界

10. 国民が「不便」を許容する

ルート配送ドライバーの仕事で厄介なのが、配送の時間の厳守です。渋滞があっても、ルート配送ドライバーは決められた時間には目的地に着かなければいけません。ルート配送ドライバーも「間に合わなかったらどうしよう」と考えて胃がキリキリ痛む思いをします。
例えば、お昼になってもコンビニにお弁当が並んでいなかったら大変です。そのためにルート配送ドライバーの配送時間厳守は絶対なのです。
そこですべての国民が「お昼にコンビニにお弁当が並んでいなくても全然平気」と思えるようになると、どうでしょう。ルート配送ドライバーは時間厳守を絶対と考えなくても済むようになり、ルート配送ドライバーの仕事がゆとりと気楽さを持った仕事になります。
そうすればルート配送ドライバーになりたい人も増えるでしょう。ただでさえコンビニは24時間も営業していてコンビニエンスなのですから、多少のインコンビニエンスは我慢したってバチは当たるまいってところです。

f:id:truck_sa:20190808160241p:plain
「コンビニにお弁当がない‥」

トラック運転手という職業に興味がある人に耳寄りな話10選

f:id:truck_sa:20190606144502j:plain

くどいようですが、トラック運転手はここんとこ大いに人手不足状態が続いています。つまり、多くの国民がトラック運転手という職業に就こうとしていません。しかし、通信販売業界の発展により、荷物をトラックで運ぶことの需要は恐ろしいほどに高まっています。
よーするに、仕事はたくさんあるのに働き手が足りていないわけです。この状況を打開するには、多くの国民がネットショップで買い物をするのをやめるか、運転手の給料を莫大にして、ネットショップの配送料も莫大になりますが、それで運転手を増やすしかありません!
いえ、配送料が高額になれば通販の利用も減って荷物の流通が減り、運転手の人手不足も解消されますな。アハハハ。

しかし、それでいいのでしょうか。家でゴロゴロしながらポチるだけで地方のグルメも、フランスでリリースされた50年代の西部劇のブルーレイも、特別価格のおむつも手に入る生活を、あなたは手放すことができますか?

というわけで、やはり国民の生活に大きな影響を及ぼすことなしに、トラック運転手に増えてもらわないといけないのです。では、なぜトラック運転手は増えないいのでしょうか。それはひとえに「イメージが悪い」せいだと思われます。
トラック運転手は、実際は年収400万円~700万円とも言われる「やればやっただけ稼げる」仕事であり、近年では労働環境の改善も進んでいる現状があるにも関わらず「労働時間が長い」「休めない」「労働環境が劣悪」「ドレイのように働かされる」「荒くれ男たちが働いている」「給料が低い」「汚い」「危険」などのイメージが先行しています。トラック運転手の年収は400万円~700万円とも言われているのに、イメージが良くないばかりにトラック業界は長年、人手不足に陥っています。

そう、それは単なるイメージなのです。そんなことも知らずに、やれ「トラック運転手は底辺」だとか、「運送会社はブラック」などと言っている日本人のなんと多いことか。今こそすべての日本国民に言います! トラック運転手こそ、多くの国民が憧れるべき職業なのです。
実際、何となく「トラック運転手か。やってみようかな」と発想する人も多いのではないでしょうか。しかし「もしトラック運転手になったら親にどう言われるだろう」とか「トラック運転手になったら友達にからかわれるかも」なんてことを考え、「トラック運転手になりたい」気持ちをじっと我慢の大五郎となっているのではありませんか。

そんなトラック運転手予備軍に耳寄りな話10選を紹介します。

1. 輝ける未来

前述した通り、ネット通販は今や国民の生活になくてはならないものとなっています。トラック輸送はその要です。トラック運転手の仕事は当分、「世の中から必要とされる仕事」であり続けるでしょう。
しかも、介護、製造などの分野で外国人の労働者を受け入れる制度が日本でも着々と整備されているのをご存知でしょうが、トラックなどの運転手は外国人労働者に門戸を開いていません。まだまだ、「トラック運転手になりたい」という日本人がありがたく思われる状況です。
今のうちにトラック運転手になると、国や社会から感謝されます。そりゃ、表立って「トラック運転手になってくれてありがとう」とは言われないかもしれませんが、心の底ではすべての国民が手を合わせて感謝します。

f:id:truck_sa:20190606144634j:plain
明るい未来が待っている

2. 誰でもなれる

トラック運転手の仕事は、クルマの運転が好きで、ル―チン業務が得意なら誰でもなれる仕事です。よく「トラック運転手の仕事はトラックの運転だけではない」と言います。確かにそれはその通りですが、トラック運転手の仕事の大部分がトラック運転だということもまぎれもない真実です。
クルマを運転してそれを仕事にしたいと思ったら、迷わずそれを仕事にしましょう。さらに濃密な接客が苦手であれば、バスやタクシーの運転手ではなく、長距離トラックの運転手になるべきです。

f:id:truck_sa:20190610134611p:plain
運転好きに向いています

f:id:truckman:20190709141554p:plain

3. イメージはイメージ

前述した通り、トラック運転手という仕事は「労働時間が長い」「休めない」「労働環境が劣悪」「ドレイのように働かされる」「荒くれ男たちが働いている」「給料が低い」「汚い」「危険」などのイメージが先行しています。そういうイメージ通りのトラック運転手もいます。と言うより、そういう環境の運送会社も確かにあります。
しかし、そればかりではありません。それは一部のことで、一部がそうなので全体もそうだと思ってしまうのが、「イメージ」というやつの弊害です。トラック運転手として思うような収入を得て、安心・安全な環境で仕事ができる会社もたくさんあります。
そんな会社を見つけるには、ドライバー専門の求人サイトを利用するといいでしょう。専門のライターが会社の実情を具体的に、ウソ偽りなく伝えてくれるので、そこで「自分に合った」会社が見つかります。「自分に合った」会社こそ、ホワイト企業なのです。

f:id:truck_sa:20190606144752p:plain
ホワイト企業を見つけよう

4. たかがイメージ、されどイメージ

とは言え、誰でもイメージを気にします。「もしトラック運転手になったら親にどう言われるだろう」とか「トラック運転手になったら友達にからかわれるかも」なんてことを考える人の気持ちも分からないではありません。
しかし、そんな人は、いつまで「他人の目」を気にして生きるのでしょう? 自分の思いより「他人の目」をそんなに気にして、どうしようというのでしょう? 人生がうまくいかなかったら「あいつのせいだ」と、他人のせいにしていると、いつか道を誤まりますよ。
伝説的なロックバンド、クィーンだって「6分の曲なんて長すぎる」というレコート会社の重役の意見を聞いていたら、あの名曲「ボヘミアン・ラプソディ」は生まれていません。
自分の「トラック運転手になりたい」という思いを大切にするなら、世間のトラック運転手に対するイメージなんて気にしてはいけません。

f:id:truck_sa:20190606145149p:plain
「6分なんて長~い」

5. メリットいろいろ

「トラック運転手 メリット」で検索するといろいろ出てきます。
国土交通省が「トラガール促進プロジェクト」を行い、女性トラック運転手を増やそうとしていて、もちろん、業界としては男性トラック運転手も増やしたいので、あの手この手でトラック運転手の良い点をアピールしています。「1人で気軽な仕事」「運転していれば稼げる」「誰でもなれる」「長距離トラックの運転手なら日本各地、いろいろなところに行ける」「長距離トラックの運転手なら日本各地、いろいろなところのご当地グルメを味わうことができる」などのメリットです。
もちろん、何事にも2面性があり、メリットがあればデメリットもある、セラヴィ、人生なんてそんなもの。ですが、メリットも真実です。
それらのメリットにちょっとでも惹かれるものがあれば、トラック運転手という職業を選択しましょう。でなきゃもったいないです。

f:id:truck_sa:20190614105920p:plain
メリットもあればデメリットも

6. やればやっただけ稼げる

トラック運転手は、ひと昔前よりは収入も減ったと言います。事実です。昔は本当にものすごい高収入でした。
それでもトラック運転手の平均年収が300万円台から400万円台というのも、れっきとした事実です。最大年収は約650万円とも言われています。下手なIT関連の専門職や、大手百貨店なんかの店員より稼げる職業ではないでしょうか。そこそこ名のある企業の社員にも引けは取りません。
学歴や偏差値は関係ありません。大型トラックの運転には大型運転免許が必要ですが、それも弁護士資格や医師免許なんかと比べるとずっと簡単に、ずっと安価に取得できます。

f:id:truck_sa:20190603133715p:plain
思う存分稼げる!

7. 輝ける未来 その2

トラックというと、武骨で荒々しい乗り物というイメージがあるかもしれません。しかし、今やトラックも進化しています。安全運転のためのさまざまな機能が搭載され、洗練されたデザインも出てきています。誰もが「乗ってみたい」「運転したい」と思うようなトラックが、今後もどんどん出てくるはずです。

f:id:truck_sa:20190606145549j:plain
未来の可能性は無限

8. 進む環境改善

くどいようですが、トラック運転手は人手不足に陥っています。そのため、国もトラック運転手を増やすべく、運送会社にトラック運転手の労働環境の改善を働きかけています。
そうした働きかけに真摯に対応し、労働環境の改善に努めている会社もあります。
従来は「労働環境が劣悪」というイメージがありましたが、その労働環境の改善が進んでいます。現代社会はネットが発達し、ブラック企業はすぐに世間からやり玉に挙げられます。トラック運転手になりたいなと少しでも考える人は、躊躇なくトラック運転手になってしまいましょう。
もしそこの労働環境が劣悪なら、すぐにそんな企業は実態をSNSにアップするとともに退社し、別の会社に移ればいいのです。
ちなみに会社を探すときは、ドライバー専門の求人サイトを利用すると「自分に合った」会社を見つけやすいです。

f:id:truck_sa:20190606135039p:plain
ブラック企業は避けよう

9. トラック運転手はモテる

トラック運転手はモテます。トラック運転手は「荒々しい男」「元ヤンキー」といったイメージがありますが、実際には真面目な人が多いので、多くの女性がそのギャップに萌えます。
また、トラック運転手は体力勝負の仕事である部分が多いため、トラック運転手は自然とマッチョになっていきます。男性的で頼もしくなっていきます。「俺は頼りないと言われるし、マッチョでもない」という人も、トラック運転手になればだんだん頼りがいが出てきて次第にマッチョになれるでしょう。
「頼りがい」は男性がモテるときの重要な要素です。

f:id:truck_sa:20190606145723p:plain
モテモテ(イメージ)

10. 輝ける未来 その3

クルマの自動運転技術の開発が着々と進んでいます。人手不足の続くトラック、タクシーの運転も近い将来、自動運転システム、ロボットに取って替わられると言われています。
しかし、トラック、タクシーの運転を完全無人化するのはそう簡単ではないでしょう。コンピューター制御のシステムは、完全に人の手が離れるほどにはなっていません。ましてやクルマの運転となるとシステム整備だけではなく、法律の整備なども必要です。まあ、法律を整備する段階になれば、また与党が強行採決をして国民の理解なんかお構いなしに進めてしまうでしょうけど。
とはいえ、くどいようですが、物流にはまだまだ人間の労働力が必要です。その中で今後進む自動運転技術の進化を考えると、トラック運転手とシステムの連携、融合が必要になります。トラック運転手がコンピューターシステムを操作しつつ荷物を運ぶわけです。トラック運転手は文明の最先端をいく、輝ける職業になるでしょう。

f:id:truck_sa:20190606145858p:plain
こんな未来も

トラック運転手と結婚すべき理由10選

f:id:truck_sa:20190606150154p:plain
トラック運転手を見つけたら逃がすな

トラック運転手の年収の全国平均は約400万円で、一般的なサラリーマンとほぼ同じと言っても暴動が起きないレベルです。大型トラックで長距離を行く運転手であれば、さらに高収入で、年収約700万円なんて人もいます。
ところが、この貴重なトラック運転手という職業に就く人が最近は減っています。また、基本的に男性が多い業界なので、トラック運転手が結婚相手を見つけるのもなかなか難しいと言います。
「結婚したい」と考えている女性の皆さん、結婚相手としてトラック運転手は最高です。上記のように、トラック運転手には“出会い”があまりありません。ここは女性から積極的に動いて、トラック運転手の夫をゲットしましょう。

今回は、結婚相手としてトラック運転手を選択すべき理由10選を紹介します。


f:id:truckman:20190709141554p:plain

1. 稼ぎが良い

これに尽きます。そこそこの大学を出て入社したそこそこの企業でストレスまみれで働いて心身ともにボロボロになっていく夫より、そういう人と同程度に稼ぎながら、不要なストレスにさらされず、地道にコツコツ働く仕事ながら安定した稼ぎを上げてくれるトラック運転手のほうが良いでしょう。
くどいようですが、トラック運転手の年収の全国平均は約400万円で、大型トラックで長距離を行く運転手であれば、年収約700万円なんて人もいます。

f:id:truck_sa:20190606150348p:plain
たくさん稼げる

2. 男らしい

トラックの運転には、特別な腕力は必要ありません。荷の上げ下ろしを手作業で行うのは大変ですが、機械を使ったりする仕事もあります。
それでも、トラックの運転が体力仕事であることには変わりありません。一般企業のサラリーマンも40度くらい高熱があれば仕事できませんが、微熱くらいなら、ノートパソコンさえ扱えれば、それなりに仕事できます。ですが、トラック運転手は少しの体調不良が交通事故を引き起こす危険があり、いつも健康状態を万全にしておかなければいけません。自然とトラック運転手はタフガイになります。
さらに、荷の上げ下ろしを手作業で行うことが多いと、筋力も自然とついていきます。最近は女性のように線の細い男性を好む傾向も出てきていますが、いざというときに頼りになるのは、やはりマッチョなタフガイです。そしてトラック運転手にはマッチョなタフガイが多いのです。

f:id:truck_sa:20190603134401p:plain
頼りになります

3. 繊細

トラックの運転は「ゴツイ男の仕事」というイメージから、トラック運転手は「荒々しい」と思われがちです。ですが、素人の飛ばし屋が峠をかっ飛ばすのではなく、他人から預かった荷を安全に送り届けることを仕事としているプロのトラック運転手は、実は「安全運転」にとことんまでに細心の注意を注ぎ込みます。
本来、ものすごいパワーを持つトラックを、ていねいに穏やかに運転します。急ブレーキなんてとんでもありません。外見は胸板が厚く、腕が太い、マッチョなタフガイも、日本料理を作る料理人のような繊細な仕事をしているのです。そんなギャップに萌えてみませんか。

f:id:truck_sa:20190606150712p:plain
意外な優しさ

4. まじめ

トラック運転手は世間から勝手に元ヤンの荒っぽい男とイメージされていますが、実際は地味な仕事を地道に続ける真面目な男性が多いのです。
トラック運転手にとって最も大切なのは安全運転と時間厳守です。これができないとトラック運転手にはなれません。
また、中には元ヤンもいますが、元ヤンだったからこそ、大人になった今はより真面目に生きようと努力しています。
そんなトラック運転手が結婚相手に求めるのも、派手で遊び好きな女性ではなく、優しくて明るい、家庭的な女性です。

f:id:truck_sa:20190606150905p:plain
意外と真面目

5. クルマの運転が得意

若者のクルマ離れが進んでいるそうです。クルマを買わないばかりか、運転免許も取らないそうです。
若くて電車に乗るのも全然面倒に思わないうちはそれでいいかもしれませんが、歳を重ねて子どもができたり、親の介護の必要が出てくると、やはりクルマを持っていて運転できたほうがいい!と思うものです。
そして誰もが歳を取ります。トラック運転手なら、その点は問題ありません。小さい子どもを乗せるときだって、細心の注意を払ってていねいに安全運転してくれて、家族も心の底から安心できます。

f:id:truck_sa:20190610134611p:plain
運転できたほうがいい!

6. 意外と勉強家かも

トラック運転手の仕事は、何と言っても運転です。1日の大半を運転して過ごすことも珍しくありません。
運転しながら音楽を聞いている人もいますが、英会話などの教材を聞く人もいます。トラック運転手と結婚すると、夫がいつの間にか英会話ペラペラになっている、なんてこともあるかもしれません。

f:id:truck_sa:20190606151129p:plain
勉強熱心

7. トラック運転手は引く手あまた

くどいようですが、トラック運転手の年収の全国平均は約400万円で、大型トラックで長距離を行く運転手であれば、年収約700万円なんて人もいます。
しかも今はトラック業界は人手不足が続いています。トラック運転手として中型、大型の運転免許を持っていれば、就職先はたくさんあります。
1つの会社で出世していくということは難しいですが、条件の良い会社を探して渡り歩くことはできます。いずれにしてもトラック運転手の夫なら、食いっぱぐれることはありません。

f:id:truck_sa:20190809155056p:plain
引く手あまたの人気

8. 浮気しない

トラック運転手は浮気しない、と言うより、できません。女性と出会う機会が少ないからです。
同僚の女性社員も少ないですし、オフでも男同士でつるむことが多いのです。また、案外真面目で地道であり、軽いプレイボーイ・タイプはほぼいません。結婚相手にも家庭的な女性を求めていますし、本人も子どもを大切にする、家庭的な人が多いのです。

f:id:truck_sa:20190613135929p:plain
プレイボーイはいません

9. 知らない世界が開ける

トラック運転手と結婚しようと思うとき、一番の問題は「出会う機会がなかなかないこと」です。
トラック運転手との結婚を積極的に求めるなら、その業界に就職するのが良いでしょう。自らトラック運転手になってしまうと、なお良いかもしれません。違う会社の運転手とも、運転手仲間ということで出会えることがあります。
また、自分もトラック運転手として働けば、結婚後も「夫の仕事を理解できる妻」になれます。夫の仕事を理解できれば「ワタシと仕事とどっちが大切なのよ?」などという不毛な質問をすることもなく、安定した夫婦仲を保つことができるでしょう。
それに、夫婦でトラック運転手になれば、トラック業界の人手不足解消の一助になり、それによって日本を平和にすることにも貢献できます。

f:id:truck_sa:20190603141542j:plain
女性ドライバーにも期待

10. 家にあまりいない

結婚した当初は「なるべく一緒にいたい」と思うので、トラック運転手である夫が長距離の仕事をしていても、定時で終わる仕事に変わってもらうのが良いかもしれません。ですが、諸行無常。物事は常に変化します。
夫婦仲に倦怠期が訪れたら、一切ためらうことなく、トラック運転手の夫には長距離の仕事に戻ってもらいましょう。数日、夫が家にいないと、とても晴れやかに過ごすことができます。ストレスもたまりません。妻は思う存分、自分の人生を謳歌できます。
そして、久しぶりに戻った夫は、家族恋しさから妻を大切にしてくれるでしょう。

f:id:truck_sa:20190603145704p:plain
夫が家にいないほうが気楽かも

タクシー運転手を主人公にした作品10選

f:id:truck_sa:20190606152514p:plain

タクシー運転手の仕事は休日や残業の給与もしっかり保障されている上、年収300万円以上を稼げる仕事です。ただ、そうした実態とは裏腹に「タクシー運転手は労働時間が長く、低収入であまり休めない、過酷な仕事だい!」という正確ではない情報がさも真実のように広まっています。
簡単に言うと、イメージがよろしくありません。
これはひとえに、多くの国民がタクシー運転手という仕事の実際を知らないからです。タクシーの仕事は公共性が高く、社会的に必要不可欠です。そのため、本来は他人から「底辺」などと後ろ指をさされる理由は全くないのですが、世の中には何の根拠もなく人をおとしめたがる輩がいて、さらにそういう輩の言うことをそのままうのみにしてしまう輩もいます。

実際にタクシーを利用する以上に、多くの国民が映画やドラマに登場するタクシー運転手を見ています。そこから受ける印象がタクシー運転手に対するイメージを左右しているかもしれません。

今回は特に、タクシー運転手が主人公である映画、ドラマを紹介します。それらの作品から「タクシー運転手のイメージがよろしくない」問題を考えてみましょう。
ちなみにトラック運転手を主人公にした作品より、タクシー運転手を主人公にした作品って少ないみたいです。
ちなみに映画「インデペンデンス・デイ」ドラマ「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」などに出演している俳優ジャド・ハーシュは若いころ、「Taxi」ってテレビシリーズで主人公のタクシー運転手を演じていましたが、残念ながら日本では放送されませんでした。


f:id:truckman:20190709135527p:plain

タクシードライバー

1976年のアメリカ映画。監督はマーティン・スコセッシ、主演はロバート・デ・ニーロで、2人の人気を決定づけた作品です。
ベトナム戦争帰りの孤独な男が「夜、眠れないから」と言って深夜勤務のタクシー運転手となる物語。主人公はだんだん狂気にかられ、映画は暴力で彩らていきますが、それは映画の後半。前半は、深夜勤務の中でいろいろな乗客を乗せていく様子が、生々しく描かれます。
ベトナム戦争、銃社会と、日本とはまるで違うお国の話ですが、当時はこれを見てタクシー運転手に憧れた日本人もいたかもしれません。狂気にかられていくデ・ニーロはカッコ良かったですから。

f:id:truck_sa:20190606153005p:plain
孤独な男

イコライザー2

2018年のアメリカ映画。監督はアントワーン・フークア、主演はデンゼル・ワシントンです。
元CIAエージェントの主人公が“困っている人”を助けて悪人退治していく「イコライザー」の続編です。前作ではホームセンターの従業員だった主人公が、この続編ではタクシー運転手となっています。
ただ、映画の内容は世直し処刑人ボランティア活動に専念する元CIAエージェントが悪党をせん滅することに主眼が置かれていて、タクシー運転手の日常を描くようにはなっていません。たとえタクシー運転手でなくても、この主人公ほどのスキルがあれば、なんでもできるような気がします。

f:id:truck_sa:20190606153549p:plain
銃の腕も一流

Taxi

1998年に始まったフランス製の映画シリーズ。2007年まで4本が作られ、2018年に5作目となる新作が作られました。その「TAXiダイヤモンド・ミッション」は2019年1月18日に日本で公開されました。
さて、本シリーズは警官とタクシー運転手がコンビを組んで犯罪者を追うというアクションコメディです。人生の深みを味わったり、社会問題を考察するのではなく、痛快なアクションを笑って楽しむべき作品です。
主人公は自分のタクシーをレースカーのように改造していて、乗客の「急いでくれ」という要望や、犯罪者を追う必要性があると、制限速度を無視してかっ飛ばします。コメディですし、公道をあんなスピードで走れば免許取り消しなので、実生活の参考には1ミリもなりません。そりゃ、あんな猛スピードで街を飛ばすことができれば気持ちいいでしょうが、現実では無理でしょう。
ちなみにハリウッドで2004年に「TAXI NY]としてリメイクされ、2014年にフランスとアメリカの共同制作で「TAXIブルックリン」としてテレビドラマ化されました。
f:id:truck_sa:20190606153846p:plain

月はどっちに出ている

1993年のテレビドラマ、および日本映画。監督は崔洋一で、主演はドラマが石橋凌、映画が岸谷五朗
在日コリアンの主人公が、フィリピン女性と出会い恋に落ちます。2人の恋の行方を追いながら、日本で暮らすさまざまな人々の姿を描いています。
主人公の勤めるタクシー会社は、はっきり言ってかなり“問題アリ”ですが、いささかカリカチュアライズしつつ、そこにリアリティもあり、そのへんが評価もされています。
ここで何を感じるかは見る人にゆだねられますが「こんな人生もあるかも」と思っても間違いではないでしょう。
f:id:truck_sa:20190606154137p:plain

タクシー運転手 約束は海を越えて

2017年の韓国映画。監督はチャン・フンで、主演はソン・ガンホ
舞台は1980年で、しかも光州事件という実際の出来事を背景にしていて、全く日本のタクシー運転手の生活をイメージする役には立ちませんが、市井のタクシー運転手が振り絞る勇気に、観客は心ふるえることでしょう。
他人の仕事を横取りしてしまう、主人公のバイタリティは真似しちゃいけませんが見習いたいところもあります。

f:id:truck_sa:20190809155531p:plain
韓国と言えばキムチ

ねこタクシー

2010年のテレビドラマ、および日本映画。ともに監督は亀井亨で、主演はカンニング竹山
元中学教師の主人公がタクシー運転手となりますが、仕事に対して無気力で、低収入という状況になります。たまたま見つけた猫をタクシーに同乗させ、それが話題になって乗客が増えるという話なので、これも実生活の参考にはなりません。
ただ、主人公のように「やる気がない」タクシー運転手は、あまり稼げないということは伝わります。それに、かわいい猫を見ているだけで癒されます。
f:id:truck_sa:20190606154616p:plain

人生タクシー

2015年のイラン映画。
映画監督ジャファル・パナヒがタクシーのダッシュボードにカメラを取り付け、タクシー運転手としてタクシーを走らせ、さまざまな乗客を乗せて行きます。
老若男女、それぞれの乗客たちの言動から、それぞれの人生模様やイランという社会の姿が見えてきます。タクシーというフィルターを通した人生ドラマです。
お国柄も違うイランですが、タクシーってのはこれほど「いろいろな乗客の乗せる」ってことは分かるかもしれません。

f:id:truck_sa:20190809155801p:plain
イランと言えば石油

KAMIKAZE TAXI

1995年のオリジナルビデオ作品であり、その後劇場公開されました。監督は原田正人で、主演は役所広司
役所広司が演じているのは日系ペルー人で、それだけ聞くと笑えてきますが、内容はハードでシリアスです。ま、ユーモアもありますけど。
組から追われるチンピラが、偶然乗ったタクシーの運転手と逃亡しながらも交流するというロードムービーです。犯罪と暴力がらみの映画でもあります。
f:id:truck_sa:20190606154848p:plain

フィフス・エレメント

1997年のフランス製SF映画。監督はリュック・ベッソンで、主演はブルース・ウィリス
2214年の未来を舞台にしていますが、主人公はタクシー運転手です。ただ、このころにはタクシーだけじゃなくてあらゆるクルマが空を飛んでいます。
また、主人公はタクシー運転手ですが、あらゆる武器に精通した元特殊部隊員で、物語の中でももっぱらそっちの技能で活躍します。
f:id:truck_sa:20190606154958p:plain

タクシードライバーの推理日誌

1992年から2016年まで39本制作された2時間サスペンスのテレビドラマシリーズ。主演は故・渡瀬恒彦
元警視庁敏腕刑事の主人公が、タクシー運転手の視点を通して、乗客が関わった事件を解決します。また、この主人公は日ごろの売り上げの低下を長距離客で取り返す有能なタクシー運転手で、会社内外で半ば“伝説のドライバー”となっています。
事件捜査をしながらタクシーの運転手もしているので「タクシー運転手は副業にも最適」を実践しているとも言えます。事件捜査はボランティアなので、それによる収入はありませんが。
似た趣向の2時間ドラマに余貴美子主演の「女タクシードライバーの事件日誌」があります。

f:id:truck_sa:20190607113413p:plain
これは伝説の生き物

このほか、タクシーの運賃を踏み倒したばかりに無敵のタクシー運転手に執拗に追われる「ナイト・チェイサー」なんてフランス映画や、バカリズム脚本の「素敵な選TAXI」というテレビドラマもあります。
いずれも犯罪に巻き込まれたり、事件に遭遇したり、SFだったり、実際のタクシー運転手を正しくイメージアップすることにはあまり貢献しないかもしれません。今こそ、ジャニーズのタレントがタクシー運転手に扮して甘ったるい恋愛にかまけるキラキラ映画でも作れば、タクシー運転手に多くの若者が憧れるようになり、タクシー業界の人手不足も解消されるかもしれません。