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セールスドライバーの体験談

汗だくで働く人
セールスドライバーは配達、集荷、集金、さらには営業も行うドライバーです。営業と言っても、もちろん新製品の注文を取ったり、不動産を売るわけではありません。企業などと運送業務の契約を交わしたりします。
収入は、正社員の場合は年収300万円~年収400万円ほどと言われています。勤務先、勤務形態でも異なりますが、正社員であれば「基本給+歩合給」となっていることも多く、荷物をたくさん運ぶだけ、または契約本数を増やすだけ、給料が上がるようです。

活躍する場は、例えば通販の配達です。今はほとんどの国民が通販を利用していると思いますから、ほとんどの国民の生活に貢献しているのがセールスドライバーだと言えます。ちなみに、ほとんどの国民なので、すべての国民ではありません。もちろん通販を全く利用しない国民のことも忘れてはいませんよ。

何はともあれ、それだけ社会的貢献度が高く、やればやるだけ稼げる仕事でありながら、とても「キツイ仕事」だとも言われています。これは事実のようです。しかし、事実が必ずしも真実とは限りません。
今回はセールスドライバーの体験談を紹介します。その中から真実の光を見つけてみませんか。ほら、よく言うじゃありませんか。真実はいつも1つだけ、とは限らない。

1. セールスドライバーの仕事は2トントラックや4トントラックの運転が中心です。2トントラックは普通自動車免許で運転できるので、とても気軽に挑むことができました。普通のトラックドライバーは、中型、大型とトラックの大きさをレベルアップしていくことでキャリアアップにもつながりますが、セールスドライバーはそういうものではありません。自分にはやはりセールスドライバーが合っていると思いました。(40代 男性)

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キャリアアップを目指す

2. 若さに任せて体力勝負でとにかく稼ぎたかったのでセールスドライバーになりました。仕事は確かにキツイですが、覚悟して入社したので、とにかく貯金が増えるのがうれしくてたまりません。体力が持つ限りは、このまま走り続けたいです。
営業ノルマをプレッシャーに感じる人もいるみたいですが、僕はダメもとと思ってやっているので、ダメでもあまりへこんだりせず、ストレスもそれほどたまりません。僕みたいに、あまり深く考えない人に向いているかも。(20代 男性)

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貯金が増える

3. 入社する前から言われていましたが、お中元、お歳暮の時期がやはり大変です。連日残業です。
でも、それだけのことはあって、この時期は収入も普段より増えます。それを励みに頑張ります。それに、入社する前は「お客様から感謝されることがセールスドライバーのやりがいになるって言うけど、本当にそんなことあんの?」と「キレイごとを疑う賢いオレ」を装っていましたが、実際に配達先の人に感謝されることってあるんですよね。
真夏に汗だくになって荷物を届けると、そこの奥様から「大変ね、暑いのに。ご苦労様」と、冷たいウーロン茶をいただいたりすると、本物の感動に襲われますよ。(30代 男性)

冷たいウーロン茶が心を癒す

4. 再配達がとにかくしんどいです。昼間は8割くらいが不在なんじゃないかと思ったりします。まるでゴーストタウンかと思いますが、往来には人もいるので、何だか「キツネにつままれた」ような気がします。ところで「つままれる」って何のことでしょう? 
ちなみに私は、知り合いの家に荷物を届けたりするのが何だか気まずいので、自分の住んでいるエリアから少し離れたエリアの営業所に勤めています。そういう人って案外多いそうです。(20代 女性)

キツネって化かす?

5. セールスドライバーの仕事は体力勝負だ。それが辛くて辞めたくなったことも何度かある。俺にとって特に辛いのは、エレベーターのない団地やアパートへの重い荷物の配達。お米10キロの配達なんて本当に破壊力がハンパない。しかし、そのおかげでだいぶ鍛えられた気もする。
ただ、重い荷物の配達のある現場仕事はそんなに長くは続けられないな。俺もそろそろセンター長とか、キャリアアップのお年頃かもしれない。(30代 男性)

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体力仕事

6. 荷物を運ぶだけのトラックドライバーと違って、セールスドライバーは集金やら営業やら、いろいろな業務をこなさなきゃいけないのが辛い、と一般的にはよく言われている。
ただ、俺は車の運転も好きだが、同時に営業職も天職だと思っているので、セールスドライバーの仕事は楽しいと思える。荷物を運んだりするのはしんどいけど。(20代 男性)

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営業職でもある

7. セールスドライバーの仕事をしていて「もおヤダ」「耐えられない!」と叫びたくなるのは、お客様からのクレームです。もちろん、こちらはスピーディに、なおかつとってもていねいにお届けしていますよ。いくらそうやってていねいにお届けしても「傷が付いている」とかクレームが来たりするんです。まさに「言いがかり」「難くせ」というやつ。
でも先輩に相談したら「自分のミスにはきちんと向き合って、悪ところは直し、お客様には誠意を持って対応しなさい。でも、あまり細かいことは気にしないで。細かいことを引きずらないように」とアドバイスされました。(20代 女性)

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クレームは厄介

8. セールスドライバーは取引先の会社でも、荷物を届ける1軒1軒の個人宅でも、やはり笑顔が大切だ。
力仕事で大変なので、最初のうちはいかにもしんどそうな、暗い表情だったので、お客様のクレームにも打ちのめされたりしたけど「どんなときも笑顔で」を心掛けるようになったら、クレームも減った気がする。逆にお客様から「ご苦労様」と声を掛けられることが増えた。(30代 女性)

笑顔を忘れずに

9. 時間指定の荷物が多いときは特に大変です。しかも、時間指定しているのに不在って、どおゆうこと?ってことも少なくありません。時間が迫っていて焦っているときに限って道が混んでいる、届け先が初めてのところでなかなか見つからないと、もうヒヤヒヤドキドキです。これは何年やっても慣れません。(30代 男性)

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時間厳守も厄介

10. 私が若いころ、ですからもう20年も前ですが、セールスドライバーの仕事は「3年くらいやってお金を貯めて、それから辞めて起業でもする」ための仕事だなんて言われていました。20代だった私もそのつもりで始め、「長く続けるつもりはないけど、今はとにかく一所懸命やる」という思いでガムシャラに働きました。気が付いたら20年経っていました。(40代 女性)

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気が付いたら20年経過

女性のトラックドライバーに増えてほしい理由10選

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国土交通省が2014年から「トラガール促進プロジェクト」をスタートさせ、女性のトラックドライバーを増やす取り組みを始めています。女性が働ける職場環境を整え、女性ドライバーを積極的に採用している企業もあります。
とはいえ、業界全体ではトラックドライバーの人材不足は続いていて、上記の取り組みによって多少は女性トラックドライバーが増えているとはいえ、まだまだです。もしかしたら、女性トラックドライバーの年収が、男性トラックドライバーのそれより100万円以上低いという現状も、女性トラックドライバーの増加に今ひとつ拍車がかからない原因になっているかもしれません。そうじゃないかもしれません。
でも業界の皆さん、ここは頑張って男女格差をなくしましょう。格差を減らすだけじゃいけません。なくしましょう。

女性のトラックドライバー、いわゆるトラガールに増えてほしいのです。それにはちゃんと理由もあります。
というわけで今回は、女性のトラックドライバーに増えてほしい理由10選を紹介します。

1. 運転がていねい

女性のトラックドライバーは確実に増えていて、しかも業界でとても高く評価されています。
高い評価の理由の筆頭が「運転がていねい」なんです。そもそも「トラックドライバーは運転が乱暴」という、間違った、悪いイメージがあります。間違ったイメージですが、中にはそういう男性ドライバーがいないこともなくはないのです。
しかし、女性のトラックドライバーはたいてい神経がこまやかで、ていねいな運転をします。安全運転ですし、荷物にも優しく、環境にも優しいエコな運転です。一般的に女性ドライバーは「運転が危なっかしい」というイメージもありますが、さすがにプロドライバーになっている女性にはそんな人はいません。

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女性の強みを発揮

2. 雰囲気を和らげてくれる

トラックドライバーは運転中は1人です。横に口うるさい上司や同僚はいません。「1人で気軽に仕事をしたい」という人は、よくトラックドライバーになります。
とはいえ、トラックドライバーが全く誰とも顔を合わせないわけではありません。営業所、本社、事務所に顔を出せば同僚がいますし、ドライバーによってはドライブインなどでドライバー仲間と会食することもありますし、何よりも荷の届け先の担当者とはあいさつをかわします。宅配便のドライバーなら1日に何十人もの届け先の人に受け取りのサインやハンコをお願いします。
こういうとき、人はどういうわけか、男性より女性からあいさつされたり、サインやハンコをお願いされたほうが、気持ちがゆるんじゃったりするものなのです。不思議なものです。
実際、女性トラックドライバーが多い会社では「社内が明るくなった」とか「取り引き先とのやりとりがスムーズになった」などの声が上がっています。ただでさえ「トラックドライバーはどうしていかつい男の人ばかりなの?」という声が上がりがちです。女性トラックドライバーが増えれば、そんなイメージも消え去ることが期待できます。

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社内も和気あいあいに

3. 古い価値観を変える

トラック業界は長年「男社会」でした。そもそも「外に出て働く」のは有史以来、長い間「男の役割」でした。しかし「そりゃもう古いって」という声とともに、そんなカビの生えた、古臭い価値観は捨て去ることになったわけです。
そりゃそうです。「外の仕事」と言えば「狩り」だった時代は、肉体的に外での活動での耐性に優れていた男性こそ「狩り」にふさわしかったかもしれませんが、そのころとは人口も比べ物になりません。人口が増え、男性も女性も多様になり、ひ弱な男性もいればたくましい女性もいるので、性による役割分担なんて何の意味もなくなりました。
それより、いまだに「外で働くのは男性であって、その活動に優れている男性のほうが女性より優れている」なんて愚かにもほどがある勘違いをして、むやみに威張り散らす愚劣な男が存在するほうが問題です。そんなバカを根絶するためにも、女性にはどんどんいろいろな分野に進出してほしいものです。その1つがトラックドライバーです。

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古代の価値観では、こうなります

4. 外国人材を投入できない

今年から改正入管難民法の施行で外国人材の受け入れが拡大していきます。少子高齢化で進む労働者の減少に歯止めをかけるため、外国人に日本で働いてもらえる機会を増やしちゃおうという政策なわけです。
ただし、これが適用される業種は介護、外食、建設、ビルクリーニング、農業(派遣可)、飲食料品製造、宿泊、素材加工、造船・舶用工業、漁業(派遣可)、自動車整備、産業機械製造、電気・電子情報関連、航空の14業種です。つまり、トラックドライバーは含まれません。トラック業界は、外国人材を当てにできません。
ですから、女性に頑張っていただきたいと、そういうわけです。

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外国人労働者も当たり前になってきてるけど

5. 何はともあれ、ドライバーは社会に必要

トラックドライバーは長年、人手不足が続いています。しかし、通販業界は目覚ましく発展しています。トラックドライバーは高齢化で従事者の減少が進み、その逆にトラック輸送の需要は増加していっているわけです。トラック輸送がなければ、日本社会は破綻してしまいかねません。
男だろうが女だろうが、新人だろうがベテランだろうが、老いも若きもとにかくトラックドライバーには増えてもらわないと、多くの日本国民が困ってしまうわけです。
何も「女性のトラックドライバーだけに」増えてほしいのではなく、「女性のトラックドライバーにも」増えてほしい、ということなのです。

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社会を支える存在

6. 少子高齢化に歯止めをかける

トラックドライバーにはいろいろな勤務形態があります。毎日決められた時間に決められたルートを回るルート配送ドライバーという仕事もあります。中には、短い時間の勤務で終わる仕事もあり、育児にひと段落した、あるいは育児をしながら働きたい、といった女性、もしくは男性にとって働きやすい職業でもあります。
トラックドライバーが、仕事と育児の両立ができる職業だと気付いた女性がトラックドライバーとして働き始めたら、安心して育児ができると考え、それで少子高齢化に歯止めがかかるかもしれません。

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子どもたちが安心して暮らせる世の中に

7. 労働環境の改善につながる

これまで「男の世界」だったトラック業界に女性が進出することで、女性が働きやすい環境に改善していく会社が増えています。女性のための更衣室を設置したり、女性用トイレを増設したりしています。
細やかな気配りが得意な女性は、労働環境の改善を提案してくれたりもします。それによって、女性にとってだけ、より良い環境ではなく、男女ともにとってより良い環境になったりもしています。「世界を変える」のはまさに女性の力なのかもしれませんよ。

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世界を変えるのは女性

8. 政府の方針なので

2015年、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」が制定されました。いわゆる女性活躍推進法です。これによってあらゆる企業が女性の活躍推進に向けた努力をしなきゃならんことになりました。トラック業界とて例外ではありません。しのごの言わず、やらなければいけないことはやらなければいけないのです。
「いまやらねばいつできる わしがやらねばたれがやる」とはよく言ったものです。

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それが法です

9. 女性に届けてほしいものもある

トラックドライバーの必要性が高まっているのは、物流の需要が膨大になっているからです。物流の需要が膨大なのは、通販の発展のためです。現代社会では、いろいろなものがスマホ画面やパソコン画面をポチるだけで、そこそこ早めに届きます。
女性の中には、なるべくコソっと届けてほしいものもあります。できれば女性に届けてほしいものもあったりします。

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女性に届けてほしい

10. ギャップ萌え

トラック業界は長年「野郎たちのむさ苦しい世界」とイメージされてきました。実際、重いものの荷積み、荷下ろしもあって、マッチョなタフガイの仕事だったりしました。
そんな世界に女性が飛び込んでみたりしてみなさいよ、あなた。マッチョでむさ苦しい世界に舞い降りた1羽のシラサギ?みたいなイメージのギャップが生まれて仕方ありません。あくまでもイメージです。マッチョな女性もいますから。
しかし、バカな男はこういうバカな妄想に弱いのです。

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マッチョな女性

トラック運転手の主人公が印象的に登場する洋画10選

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トラック運転手は月収30万円~月収80万円とも、年収400万円~年収700万円とも言われる、高給を稼げる職業です。それだけではなく、完全週休2日で年間休日110日という、今どきの若者が大喜びな、ワーク・ライフ・バランスも良い仕事となっています。つまり、やればやるだけ稼げてプライベートも充実させられる仕事です。

それなのに、ああ、それなのに! ここのところトラック運転手のなり手が激減していると言うじゃありませんか、あーた。
これはゆゆしき問題です。この問題の原因の1つは「トラック運転手はイメージが悪い」からとも言われています。
1970年代、日本では「トラック野郎」という映画のシリーズが大ヒットしました。主人公は情に厚く、純情なトラック運転手ですが、腹巻き、ダボシャツというチンピラスタイルで、普段は言葉遣いも乱暴です。この主人公が、当時はトラック運転手のイメージとして普及しましたから、今なおそれを引きずっていると言えなくもないような気がしてならないような、そうでもないような。

そんなわけで、ここでは外国映画におけるトラック運転手を紹介します。それでトラック運転手に対するイメージを少しでも広げていただければと思います。
アメリカ映画が多いですが、フランス映画、イギリス映画もあります。

アメリカには、今は失われているようですが、開拓精神が受け継がれてきました。(自分にとって)未知の世界をガンガン開拓していく精神を尊重してきたわけです。1940年代から1950年代にはそれが西部劇で描かれていました。
その後、西部劇は廃れましたが、広大な大陸を大きなトラックで突き進む姿に、開拓精神の名残りが反映されていたと言っても「言い過ぎ!」と横やりを入れてくる人も多くはないでしょう。

爆走トラック'76

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1975年のアメリカ・カナダ合作映画。日本公開が翌76年なので、タイトルは「76」になっています。監督はジョナサン・カプランで、主演のジャン=マイケル・ヴィンセントがトラック運転手を演じています。
兵役を終えて故郷に戻り、大型トラックの運転手として働き始めた主人公が、禁制品の運搬を断ったことからトラブルに巻き込まれていくアクション映画です。田舎の町の話なので、禁制品の運搬を依頼してくる悪徳運送会社はかなりの巨大な力を行使できます。この巨悪にヒーローが単身立ち向かっていくというのが、話の肝なわけです。
開拓精神を受け継ぐトラック運転手は、西部劇のヒーローとも重なり、また、高層ビルが立ち並ぶ大都会ではなく、地方の田舎町が舞台になっているところからも、雰囲気はやはり西部劇。トラックによる迫力のカーアクションもあります。

コンボイ

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1978年のアメリカ映画。監督はサム・ペキンパーで、主演のクリス・クリストファーソンがトラック運転手を演じています。
コンボイというのは「運送船団」のことで、トラックが集団で走ることを指しています。
もともと同名のカントリーソングがあり、それを元にして作られた映画です。クリス・クリストファーソンは俳優としても活躍していますが、もともとはロック、カントリー&ウエスタンの歌手でもあります。「コンボイ」って歌は別の歌手の歌ですが。
物語は、トラック運転手の主人公とその仲間たちが保安官とトラブルを起こし、騒動がどんどん大きくなっていくというもの。保安官を演じるアーネスト・ボーグナインは、西部劇でも悪役を演じたりした、なかなか顔面力の強い俳優です。

ダーティファイター

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1978年のアメリカ映画。監督はジェームズ・ファーゴで、主演は「ダーティハリー」のクリント・イーストウッドなのでこんな邦題になっていますが、決して「ダーティハリー」ライクな作品ではなく、恋とケンカに夢中なトラック運転手の奮闘を描いたアクションコメディです。
イーストウッド演じるトラック運転手がカントリー歌手にホレて、旅に出た彼女を追って行った先々で、ストリートファイトに興じたりする、そんな映画。主人公はオラウータンを相棒として助手席に乗せています。いくら何でも日本じゃできませんわ。
カントリーソングが詰まったサントラアルバムもヒット。
1980年には続編「ダーティファイター 燃えよ鉄拳」も作られ、主題歌を有名なカントリー歌手グレン・キャンベルが歌い、またR&B歌手レイ・チャールズとイーストウッドがデュエットしたカントリーソングもあり、やはりアルバムがヒットしました。

ゴースト・ハンターズ

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1986年のアメリカ映画。監督はジョン・カーペンターで、主演のカート・ラッセルがトラック運転手を演じとらっせるでかんわ。
「ゴーストバスターズ」みたいなタイトルですがこれは邦題で、原題は「Big Trouble in Little China」
トラック運転手の主人公が、サンフランシスコのチャイナタウンで、強大な魔力を得ようとする中国の妖怪と戦うファンタジーアクションです。トラックを使ったアクションがないわけではありませんが、魔術だのカンフーだのの強烈な印象の前には少々かすんでしまいます。

地獄特急

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1957年のイギリス映画でモノクロ作品。監督はサイ・レイカー・エンドフィールドで、主演はスタンリー・ベイカーです。
主人公が運転手として勤める運送会社は、言ってみればブラック企業で、土砂置き場と建築現場を1日最低8往復しないとクビだ!みたいなことを言います。それで運転手たちは何往復できるかを競っていて、いつもトップの運転手が威張っています。主人公は新入りながら、イタリア人の運転手と仲良くなり、その協力もあって、トップドライバーの往復数に迫っていきます。
ちなみに、主人公たちが運転しているのは、厳密にはダンプカーです。
広大な大陸を大型トラックがゆうゆうと進むアメリカ映画と違って、細い田舎道をダンプがギュンギュンと飛ばしていく描写はかなりな迫力。
アーミージャンパーを着こなす、濃い目のハンサム、スタンリー・ベイカーがカッコよく、地味であまり知られていない作品ですが傑作です。

やくざ特急

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1957年のイギリス映画でモノクロ作品。監督はミュージカル大作「チキ・チキ・バン・バン」なんかも撮ったケン・ヒューズで、主演はハリウッド俳優のヴィクター・マチュアです。
マチュア演じる主人公は、イギリス人の妻の希望でイギリスで暮らし始めた、アメリカ人のトラック運転手。運送会社が荷抜きをしていることを知ってしまい、倉庫に監禁されますが、一味のボスの愛人に助けられます。本当はアメリカに帰りたかった主人公なので、最近少し夫婦仲に暗雲が立ち込めていて、このセクシーな愛人にヨロめいていきます。
というわけで映画としてはメロドラマ風味のサスペンスに仕上がっていて、クライマックスでは主人公、一味のボス、その愛人の3人が同じトラックで密輸品を港に運びます。途中、トラックが川にはまり、抜け出すために主人公はタイヤを1本外します。もともと右側4、左も4で合計8本のタイヤで走っていたので、1本くらいなくても平気なんですね、トラックって。
肩パット付きのジャケットを着こなす、濃すぎる顔面のヴィクター・マチュアが、分厚い胸に逆三角形のマッチョな体格でカッコいいオッサン振りを発揮しています。

オーバー・ザ・トップ

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1987年のアメリカ映画。監督はメナヘム・ゴーランで、主演はシルヴェスター・スタローンです。
主人公はトラック運転手で、10年振りに会った息子を連れてニューヨークからカリフォルニアまでトラックで旅をします。少年の母親が入院する、カリフォルニアの病院に行くための旅です。
車中泊をしながらの大陸横断は、いかにも“アメリカのトラック運転手”のイメージそのもの。ただ、本作はそれ以上に、主人公が取り組むアームレスリングと、10年振りに会って徐々に心を通わすようになる父子のドラマが強く印象を残します。
ちなみにスタローンは「フィスト」という映画で全米長距離トラック協会の若きリーダーを演じていますが、映画としては労働争議を描いた社会派な印象を残しています。

ヘッドライト

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1956年のフランス映画でモノクロ作品。監督はアンリ・ヴェルヌイユで、主演はフランス映画が誇る名優ジャン・ギャバン。もちろん宇宙刑事じゃありません。
パリの下町で妻子と暮らす中年のトラック運転手が、長距離の仕事で仮眠をとった宿で働く20歳のウェイトレスと恋に落ちる、しみじみと味わうべきメロドラマです。
ジャン・ギャバンは人生のわびさびを繊細に表現する名優なので日本人からも愛されていて、本作は1986年に日本で「道」というタイトルでリメイクされました。ちなみに1954年のイタリア映画「道」も日本人にとても愛されているので、「ヘッドライト」の日本版が「道」というのはちょっとややこしいです。

太陽の下の10万ドル

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1964年のフランス映画。監督は「ヘッドライト」のアンリ・ヴェルヌイユで、主演はジャン=ポール・ベルモンドとリノ・ヴァンチュラという、これまたフランス映画を代表する名優2人。リノ・ヴァンチュラはイタリア出身ですが。
モロッコからナイジェリアへ10万ドルの武器を運ぶ仕事を巡る、2人のトラック運転手の意地を掛けた追いつ追われつを描くサスペンスアクションです。おいしいが危険な仕事を1人占めする若いベルモンドと、それを追う中年のヴァンチュラの駆け引き、執念が見どころとなっています。
トラックは主に砂漠を走るのでスピード感はあまりありませんが、迫力はいっぱいです。ま、それよりも、若く軽妙なベルモンドと、貫禄があって渋いヴァンチュラを楽しみましょう。

激突

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1971年のアメリカ映画。監督はスティーヴン・スピルバーグで、主演はデニス・ウィーバーですが、そのデニス・ウィーバーはトラック運転手ではありません。
乗用車を運転する主人公が何気なく大型トラックを追い越したことから、大型トラックが執拗に主人公を追い回し、激突しようと迫ってくる、ホラー風味満点のサスペンスアクションです。
アメリカではテレビムービーとして制作されましたが、日本やヨーロッパでは劇場公開されました。
アメリカ大陸はだだっ広く、特に都心を離れた荒野の真ん中では、危険にさらされたら逃げるしか生き延びる方法はないということが、じわじわと胸を締め付けてきます。肝心の運転手の姿が全然出てこない演出も恐怖を駆り立てます。
ちなみに、テレビ放映されたときの日本語吹き替えでは、穂積隆信が主人公を担当したヴァージョンはまさにテレビ放送史上に残したい傑作です。

このほか、日本映画「トラック野郎」シリーズがヒットした70年代には、テレビでは「爆走トラック!16トン」なんてアメリカのテレビドラマが日本でも放映されて人気となりました。中年と青年、2人のトラック運転手がアメリカ大陸を横断しつつ、いろいろな事件を解決していくというドラマでした。面白かったです。
何にせよ、書き出してみると、知らないだけかもしれませんが、意外と最近の映画、ドラマがありません。聞けばアメリカでもトラック運転手は人手不足と聞きます。アメリカでも、映画やドラマの主人公になりにくい職業になっているのかもしれません。

セールスドライバーとして苦労をできるだけ避けるコツ10選

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セールスドライバーは、他のトラックドライバーのように「ただ荷物を届けるだけ」ではありません。タクシードライバー同様、接客業の要素もありますが、人を運ぶわけではありません。
主な仕事は配達、集荷、集金、営業です。イメージしやすいのは、通販の宅配です。通販の商品を個人や企業、店舗などに配達し、また荷物を集め、その料金の精算も行い、さらに、企業などから運送業務の契約を取り付けます。2トントラックや4トントラックを運転して荷物を運ぶこと以外にもいろいろな作業があり、トラックドライバーの中でも「やることの多さ」は断トツかもしれません。

収入は、正社員の場合は年収300万円~年収400万円ほどと言われています。勤務先、勤務形態でも異なりますが、正社員であれば「基本給+歩合給」となっていることも多いようです。つまり、荷物をたくさん運ぶだけ、または契約本数を増やすだけ、給料が上がります。

勤務先としては大手企業もあり、大手企業の場合、社会保険や手当、休日など、待遇も充実しています。セールスドライバーは「かなりキツイ仕事」と言われ、人手不足も続いているため、企業側も労働環境の改善に努めています。ドライバー専門の求人サイトでしっかり探せば、厚待遇の勤め先が見つかるかもしれません。

それでも「かなりキツイ仕事」には違いありません。その一方、高齢化の進む今の社会、買い物に出かけるのが難しい人たちに通販の商品を届けるセールスドライバーの仕事は、社会的に重要な、意義の高い仕事です。「この地域を元気にするんだ」「日本の物流を支えたい」という思いのある人には、ぜひ頑張っていただきたいものです。
「俺はなるべくキツイ、人が避けたがる仕事に自ら身を投じ、自分自身を鍛えていくんだ!」と拳を握って固く決意している人は別ですが、それ以外で「少しは社会貢献できる仕事に就きたい」と謙虚に思っている人は、セールスドライバーにありがちな苦労もある程度は覚悟しなければいけません。

そこで今回は、セールスドライバーとして苦労をできるだけ避けるコツ10選を紹介します。コツと言っても気休めにしかならないようなものですが、それでもくじけそうになったときの参考にしていただければ幸いです。

1. 体力をつける

セールスドライバーは1日に100件以上荷物を届けることもあります。エレベーターのないマンションの最上階に、飲料の入った段ボールを運ぶことも珍しくはありません。セールスドライバーとして、こうした仕事を、できれば元気よく明るくこなしたいものです。
そのためには、何よりも筋力、持久力、体力が必要です。それらがないと、相当キツイと思っても間違いではありません。
これからセールスドライバーになろうという人は、日ごろから体を鍛えておくといいでしょう。もちろん、今は体力に自信がなくても、セールスドライバーとして働くうちに筋力、持久力、体力、根性が培われていくこともあり得ます。

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とにかく鍛える!

2. 残業を覚悟する

職場にもよりますが、セールスドライバーは労働時間や残業時間が長く、そのためにキツイと考えられています。特に新人のころは、荷の仕分け方、トラックへの効率的な積み込み方、配達先や集荷先への道順などを覚えないと、仕分け、配達、集荷などにベテランドライバーの倍くらいの時間がかかってしまいがちです。
しかし、ベテランになっても、やはり残業のある時期もあります。「本当ならこの時間は家に帰り、途中のスーパーで買った、割引になった惣菜の鶏の唐揚げでも食べながら、テレビでニュースを見て混迷する世界情勢を嘆いたりできるんだけどな」なんて考えると辛いですが、あらかじめ残業も覚悟し、受け入れるとそれほど苦痛にはなりません。
それと、残業代はしっかりもらいましょう。

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残業もアリ

3. 接客術を学ぶ

宅配便の利用者にはさまざな人がいます。契約している企業や店舗であれば、もしかして中には高圧的な担当者もいるかもしれませんが、それでもほとんどの担当者はそれなりに社会人として真っ当な対応をしてくれます。
ですが、個人の利用客の中には偉そうな人はもちろん、ちょっとしたことでキレて、イチャモンをつけてくる人もたまにいます。それでも荷物を投げ飛ばしたり蹴飛ばしたりせず、冷静に行動しなければなりません。
不埒なお客様はほんの一部です。ほとんどのお客様は、セールスドライバーにていねいに接してくれます。夜遅くの配達に対してねぎらいの言葉をかけてくれたり、中には栄養ドリンクを渡してくれることもあったりします。
「お客様にはいろいろな人がいる」と肝に銘じ、「セールスドライバーは接客業」との気持ちで仕事しましょう。プライベートで飲食店や美容室を利用する際、そこの店員さんの接客術を見て勉強する、くらいの心意気を持ちましょう。

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クラブのママさんに学ぶ

4. ノルマをやりがいに

営業所によってはノルマがあるところもあります。セールスドライバーはいわば「営業職」でもあるので、これは最初から「あって当たり前」と思っておきましょう。
もちろん、一般的な営業職もそうですが、ノルマのないセールスドライバーもあります。
しかし、営業職として働く人にも、このノルマをやりがいと考え、熱心に取り組む人がいます。目標を達成すると、自己の能力の高さを自己認識できる上、給料もアップするのでうれしいものです。
それでも、どうしてもノルマがイヤだという人は、求人サイトであらかじめ「ノルマなし」の会社を探すといいでしょう。

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困難にぶち当たってこそ燃える!

5. 繁忙期を覚悟する

セールスドライバーには繁忙期があります。繁忙期はお中元やお歳暮の時期です。つまり6月~8月、11月~年末年始がかなり忙しくなります。
この時期は集荷も配達も多く、会社もバイトを雇って対応しますが、それでも残業時間が長く、多くなります。友人や恋人とLINEでやり取りする時間も無くなります。
しかし、この時期は給料もそれなりに多くなるはずなので、それを心の糧に頑張りましょう。

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何とか乗り切ろう

6. いろいろな作業をこなす

一般的なトラックドライバーは「荷物を届ける」だけが仕事です。加えて「荷の積み降ろし」だの「届け先での待ち」といったこともありますが、それ以上にいろいろいろやることがあるのがセールスドライバーです。
集荷、営業、集金、クレーム対応などをしなければなりません。通販で届ける荷物の中には代引き商品もあります。この場合、届けた先でセールスドライバーが精算も行います。
不在通知を見た人から、ドライバーに直接再配達依頼の電話が入ることもあります。
セールスドライバーはプロドライバーであり、接客業であり、営業職でもあります。どれか1つでも「苦手」「絶対やりたくない」と思うのであれば、職業として選択するのは避けたほうがいいでしょう。
しかし、それだけのことをこなすセールスドライバーの仕事を1人前にできるようになれば、職業人としての能力の高さを証明できることにもなります。その積み重ねで、社内で出世することもできますし、人間的な成長を自覚することもできます。

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複数の作業も手際よく

7. 腰痛に対処する

エレベーターのついてない高層マンションの最上階に重い荷物を運ぶことも珍しくないのがセールスドライバーです。下手をすると腰を痛めかねません。
腰を痛めないために、重いものを持つときには腰を落とし、体全体で持ち上げるようにするなど、コツを学びましょう。重いものも軽々と持ち上げられるようになる古武術を身につけるのもいいかもしれません。また、日ごろから腹筋、背筋を鍛えることも効果的。
重いものを運ぶだけではなく、運転姿勢を長く続けることも腰痛の原因になりますから、腰痛対策はセールスドライバーにとってとても大切です。

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腰痛に要注意

8. 再配達を工夫する

セールスドライバーの仕事を過酷なものにしている大きな要因の1つが、再配達です。
最初から時間指定されている配達は、まだちゃんと受け取ってもらえる可能性も高くなりますが、時間指定のない荷物も少なくありません。そして専業主婦でも昼間は出掛けていることが多い今の世の中、夫婦共稼ぎ家庭では、まず昼間から自宅に人がいるなんてことはありません。
それでもできるだけ勤務時間内に仕事を終わらせたいドライバーは、午前中から配達先を駆け回ります。そこで大量の不在通知を置きまくり、午後は新しい配達とともに再配達にも駆けずり回ります。
それで仕事が早く終わるわきゃないですよ。分かっちゃいるけど止められません。
例えば、再配達の時間指定を受ける前でも、近くに寄ったらまたその家まで行ってみるなど、配達できるものからどんどん届けていくように工夫していくことはできます。
そうやって、やるべきことを冷静に、1つ1つやっていきましょう。くれぐれも焦ったり、パニックになったりしないように。

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パニクらないで

9. 休憩を取れないけど

休憩時間は、8時間~9時間の勤務の中に1時間設定されているのが普通です。とはいえ、特に新人のころはなかなか作業効率が上がらず、取るべき休憩を取れないことも珍しくありません。
「俺は意地でも休憩してやる」という強い決心で、仕事を効率よくできるようになりましょう。

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意地を見せよう

10. 安全運転

セールスドライバーも、なんだかんだ言ってもプロドライバーです。安全運転、それが何よりも大切です。
これができなければ、うれしい給料アップも絵に描いた餅です。安全運転で荷物を無事に届けてこそ、給料をもらえて、しかもお客様から感謝もされ、日本の物流を支える、意義の高い仕事となるのです。
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今からでも間に合うタクシー運転手としての就職

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アベ政権は「景気拡大が戦後最長となった」と宣言し、アベノミクス成功を訴えていますが、どうも選挙を視野に入れての誇大妄想な発言にも思えて仕方ない今日このごろ。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。選挙って、国民、市民が政治に参加できる貴重な機会と言うと聞こえは良いですが、要するに議員さんたちの就職活動ですよね。

政治家ってのはよほど「おいしい仕事」に違いありません。でも、いくら「おいしい仕事」でも公人としての大変さもあるでしょう。
けど、「おいしい仕事」なのに公人でも何でもないので、ある意味、気軽な仕事と言えるのが、タクシー運転手です。タクシー運転手はたくさんのお客様を獲得できるようになれば、毎月の休日が18日くらいあって月収50万円~月収70万円の給与を得ることも不可能ではないのですから。

そんなタクシー運転手は現在、人気職業にもなってきているそうです。人気職業というとIT関係の実業家だのミュージシャンだのスポーツ選手だのお笑い芸人だのテレビタレントだのYouTuberですが、そうした職業には特別な才能や並外れた努力、常識を超えた財力が必要です。そうした職業と“比べれば”比較的“誰もがなれる”職業と言われているのがタクシー運転手です。

「おいしい仕事」であるタクシー運転手として働くのに、今からでも間に合う理由10選を紹介します。今からでも間に合うので、これを読んで「おいしい仕事に就きたい」と思ったら、すぐに求人サイトを当たってみましょう。


1. 人手不足なので

タクシー運転手が人気職業になっているとはいえ、全体的に見ればトラック、バスなどの運転手は慢性的な人材不足状態に陥っています。そのため、求人サイトを見ると、いろいろな求人がたくさん並んでいます。運転手として仕事を得たいと思っている人は、求人サイトをじっくり見て、熟慮して応募する会社を見つけると良いでしょう。
ちなみに、あまり頻繁に求人を出している会社は、それだけ離職率が高い可能性もあります。また、求人サイトは、一般的なサイトではなく、ドライバー専門のもののほうが、よりていねいで具体的な記事になっています。
業界として人材不足が続いているので求人はたくさん出ています。とはいえ、じっくり探し、調べ、考え、後悔のないように応募しましょう。

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水が不足する大地のよう

2. 必要なのは免許だけだから

タクシー運転手として働くのに、常人をはるかにしのぐような特殊能力、ずば抜けた才能、人類史上でも類を見ない英知、たぐいまれな美貌、目抜き通りにビルが5つも建つような財力、海を真っ二つに分ける神秘の力は必要ありません。必要なのは普通自動車第二種免許です。タクシー会社によって、第二種免許の取得を支援してくれるところもありますから、すぐにも求人に応募できます。

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免許があればOK

3. 愛と勇気と根性があれば

就職希望者にとって、第一の難関は採用担当者との面接です。大事なのは、会社が応募者に何を求めているのかを知り、それを踏まえた上で、自分を会社にアピールすることです。
細かい違いは会社によってあるかもしれませんが、タクシー会社が応募者に求めることを大まかに言うと「安全運転に徹して長く勤め、売り上げを伸ばしてくれること」です。若い人は「お金をたくさん稼ぐためにここで頑張りたい」などと言って自分の情熱をアピールしましょう。年配の人は「今までも無事故無違反で車を運転してきた」などと経験値をアピールしましょう。
そして、タクシー運転手という仕事への愛をアピールするのです。愛を持って、タクシー運転手という未知の領域に挑む勇気、仕事する地域の道路や接客術を覚える根性さえあれば、必ずやタクシー運転手になれるでしょう。

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燃える思いがあればOK

4. 求人サイトを見れば

上記にあるように、人材不足の続くタクシー運転手という仕事については、時期や季節にはあまり関係なく、求人サイトに「タクシー運転手募集」の広告が載ります。「就職シーズンが終わっちまった~」と焦る必要はありません。ただ、条件の良い求人は応募者も殺到する可能性が高いので、あまりのんびりと構えないほうが良いでしょう。

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豊富な求人

5. 学歴不問なので

タクシー運転手として働くのに必要なのは普通自動車第二種免許と、愛と勇気と根性です。高学歴を求めるタクシー会社はほとんどありません。
必要なのは学歴ではなく、人として「お客様にていねいに対応できるか」「タクシーをていねいに安全に運転できるか」といった、人としての在り方です。キレやすいだの、根っから乱暴だの、人に威張り散らすのが好きだの、ハンドルを握ると性格が悪党に激変するだの、そういった人でもない限り、誰でもタクシー運転手として働く資格があります。

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大卒でなくても大丈夫

6. タイミングが合えば

就職活動は能力がすべてだと思われがちですが、能力が低くても面接官に「この人と一緒に働きたい」と思わせることができれば、就職できます。
タクシー運転手も同様で、タクシー会社の採用担当者に「この熱意あふれる人物と同じ職場で働きたい」と思わせることができれば、タクシー運転手になることができます。
そんな人と人との出会いは縁です。就職シーズンといった、一般的なタイミングは重要ではないわけです。
タクシー会社の担当者と応募者の出会いが重なる、そのタイミングが重要なのです。そしてそれこそ、縁なのです。人との出会いを大切すれば、縁にも恵まれるはずです。

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出会いが大事

7. 情熱ある若者が望まれるので

くどいようですが、業界として人材不足が続いています。多くのタクシー会社が、できるだけ長く働いてくれるタクシー運転手を求めています。
タクシー運転手としてあと10年くらい働くと70歳を超えてしまう60代より、あと50年近く働いてくれる、情熱ある若者にタクシー運転手として働いてほしいと熱望しています。あと50年近く働く意欲にあふれた若者は、いつでもウェルカムなタクシー会社が多いはずです。

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情熱ある若者

8. 50代の経験も優遇されるので

くどいようですが、業界として人材不足が続いています。多くのタクシー会社が、できるだけ長く働いてくれるタクシー運転手を求めています。
が、一方で安全運転してくれると信頼できる、ていねいな接客を任せられる、豊富な社会人経験を積んだ年配の人も即戦力として求められています。
コミュニケーション能力が抜群で、多少の困難にぶち当たってもへこたれない忍耐力を持つ50代を、タクシー運転手として積極的に採用する会社も多いそうです。

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昭和生まれのオジサンも大丈夫

9. もちろん女性ドライバーも増加中だし

本当にくどくて申し訳ないのですが、業界として人材不足が続いています。そんなわけで、女性を積極的に採用するタクシー会社も増えています。
タクシー運転手は勤務時間を選ぶことができ、例えば子育てがある程度落ち着いた女性が、少しでも生活費の足しになればと、空いた時間に働ける仕事にもなっています。
こうした動きによって、女性が働きやすい労働環境を整えるタクシー会社が増え、女性がフルタイムの職業としてタクシー運転手を選ぶことも容易になってきています。そしてもちろん、人材不足が続く業界ですから、働く意欲にあふれた女性ならいつでもウェルカムです。

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女性ドライバーもウェルカム

10. 自動運転はまだ遠い未来だから

最近、自動車の自動運転システムの開発や実験に関するニュースをよく見ます。システムとしての自動運転はすぐにでも実現する勢いです。それによって「トラック運転手やタクシー運転手などの職業はAIが奪ってしまう」未来が予想されています。
とはいえ、完全にAI任せで、タクシーやトラックが勝手に荷物、乗客を運ぶようになるのは、まだ遠い未来の話でしょう。システムはすぐに実現しても、法整備などの課題があります。当面は、運転手が同乗し、運転はAIに任せつつ、いざというときは人間が手を出す、というやり方に落ち着くかもしれません。
そうなると、タクシー運転手は運転手と言いつつ、ほぼほぼ「運転しなくていい」、とってもラクチンな仕事になります。そんなラクチンな仕事なら誰もがやりたがり、今よりさらに人気の職業になるはずです。「今からでも間に合う」どころか「今のうちに」就いておくべき仕事がタクシー運転手かもしれません。

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未来ではロボットも当たり前に

トラック運転手として稼ぐには

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トラック運転手は月収30万円~月収80万円とも、年収400万円~年収700万円とも言われる、高給を稼げる職業であり、完全週休2日で年間休日110日という、ワーク・ライフ・バランスも良い仕事だと言われています。言ってみれば、やればやるだけ稼げる仕事です。
それだけ稼ぐには、年齢もあまり関係ありません。20代でも年収700万円は夢ではないのです。恐らく、多くの人が「トラック運転手がそんなボロ儲けできる仕事とは思わなかった」と驚くでしょう。その通り、「ボロ儲け」できるわけではありません。それだけ稼ぐには、押さえておかなければいけないポイントがあります。

誰でもたくさん稼ぎたいものです。「誰もがたくさん稼ぎたい」と思っているのは、誰もがたくさん稼げていないからです。そりゃ、たくさん稼いでいれば「稼ぎたい」とは思いません。
いやいや、人間の欲には果てがありません。〇〇トバン〇の〇会長だって「もっと稼ぎたい」と思っているかもしれません。しかし、〇〇トバン〇の〇会長だって「もっと稼ぎたい」と思っているかもしれないくらいなので、たくさん稼ぐのは大変です。

そういった事実を肝に銘じて、以下に紹介する「トラック運転手として稼ぐ方法10選」を読んでください。少しはお役に立つかも、立たないかもしれません。


1. 大型で長距離のトラックに乗る

トラック運転手の収入は、トラックの大きさ、走る距離によって違ってきます。小型トラックで短距離を走るより中型トラックで中距離を走る、中型トラックで中距離を走るより大型トラックで長距離を走るほうが給料は高いのです。
もちろん中型トラックを運転するには中型運転免許、大型トラックを運転するには大型運転免許の取得が必要です。また、長距離を走る仕事は拘束時間も長く、家に帰れずに家族と会えないことも多いです。でも、より多く稼ぐことはできます。
ただ、例えば小型トラックでルート配送の仕事をすると、毎日同じルートを走って1日に何十軒も回って荷の積み降ろしをしなければなりません。それに比べて長距離輸送は、荷の積み降ろし場所は1か所であることが多く、「体力的には大型で長距離を行くほうが、小型や中型より楽」と考えるトラック運転手も実在します。
最初は小型かもくしくは中型から始め、その後大型へとキャリアアップ、収入アップを図るトラック運転手が多いです。中にはずっと中型トラックに乗っている人もいますが、それは個人の自由なので、外野がとやかく言うものではありません。

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♪大きいことはいいことだ


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2. フォークリフトの資格を取る

大型トラックの場合、荷の積み降ろしをフォークリフトで行うことがあります。大型トラックの運転手になったもののフォークリフトの運転ができないと、思うほどの稼ぎを得ることはできません。
また、運送会社の中にはフォークリフトの免許取得を支援してくれるところもあります。よほどブラックな会社でなければ、従業員の資格取得を邪魔したりはしません。
「フォークリフトの免許を取りたい」というトラック運転手の熱意を仕事への「やる気」と感じ、少なくとも応援はしてくれます。

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フォークリフトを使いこなそう

3. タンクローリーの資格を取る

何によらず、自分への投資は大切です。仕事にまつわるさまざまな資格を得るのは自己投資です。そして仕事にまつわる資格は、収入を上げる上でプラスになります。
トラック運転手として収入アップを図るなら、資格を取ってより高度な仕事に就くことが大切です。タンクローリーの運転は、トラック運転手からのキャリアアップとなる仕事の1つです。そしてタンクローリーが運ぶのはガソリン、灯油、軽油、ガスなどの危険物が中心です。そのため、タンクローリーを運転するには大型運転免許のほかにも危険物取扱者などの特別な資格が必要です。
さらに、車両総重量が750キロを超える車両を運転する場合は、けん引免許も取得しておく必要があります。
「危険物取扱者」なんていかにも「危険」そうなので、奥さんは嫌がるかもしれません。でも、稼ぎを上げるためなので、もし奥さんに「タンクローリーの運転なんて止めて」と言われたら、きちんと説得しましょう。

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資格の王者、タンクローリー!

4. 手積み手降ろしの仕事をする

大型トラックの仕事では、フォークリフトを使う仕事もありますが、手積み手降ろしの仕事もあります。フォークリフトを運転できないとトラック運転手の仕事の幅が狭くなるので、フォークリフトの資格は必要ですが、実際には手積み手降ろしの仕事のほうが給料は良いです。
手積み手降ろしは力仕事で大変ですが、仕事中の大部分を運転席に座って運転している運転手にとって、ちょうどいい運動にもなります。
また、手積み手降ろしを続けていると筋力もつき、大して大変だとも感じなくなります。特に若いうちは、なるべく手積み手降ろしを経験しておきましょう。中高年になっても手積み手降ろしをあまり苦にせずできる体力、筋力を維持しつつ、高収入を得ることができます。

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力仕事を買って出る

5. きつい仕事をする

人が避けたがるきつい仕事は、その分、給料も多くもらえます。スケジュールがきつかったり、荷物がやっかいだったりする、そんな仕事を率先してこなしていけば、給料もそれだけアップします。
世の中には「楽して稼げる仕事」なんて実在しません。〇〇トバン〇の〇会長だって、寝る間も惜しんで新しいアイデアをひねくり出し、休みも取らずに働いてそのアイデアを実現させています、たぶん。
しかし、そういう人は「私はこんな苦労をした」とか「これだけ努力した」なんて軽々しく言いません。苦労をアピールすることを「はしたない」と思っているからです。「はしたない」って、今や死語ですねえ。

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ハードワークに挑む

6. 稼げる会社を選ぶ

企業が利益を上げようとするとき、真っ先に削ろうとするのが人件費です。人員を極力削減し、給料も恐ろしく抑えます。中には労働者を低賃金でこき使う企業もなくはないです。人はそれをブラック企業と呼んでさげすみます。
トラック運転手として高収入を得ようと思ったら、きちんと労働に見合った給料を払う会社を選ばないと「こんなはずじゃ、なかったのに」と後悔します。高収入のトラック運転手として働きたい人は、ドライバー専門の求人サイトを活用し、納得のいく待遇の会社を探して応募するのが良いでしょう。

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ホワイト企業

7. 体を鍛える

トラック運転手は健康でなければできません。しょっちゅう風邪を引いて仕事を休んでいては、上がる給料も上がりません。
また、トラック運転手は長時間運転席に座っているので、腰を痛めやすいと言われています。この腰痛が悪化してしょっちゅう休むようなことになれば、やはり給料にも響きます。長距離トラックの運転手であれば、長時間運転を続けるには、やはり健康でなければできません。
トラック運転手は体が資本です。日ごろから健康管理、体力増進または維持に努め、きちんと仕事を続けられるようにしましょう。

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毎日の鍛錬が大切

8. 精神を鍛える

くどいようですが、トラック運転手は健康でなければできません。それは精神面でも言えることです。
たくさん稼ぐためには「きつい仕事」もこなさくてはいけません。「仕事がきつくて嫌だなあ」とか「こんなきつい仕事は続けられない」とか「もっと楽して稼げる仕事があンじゃない」なんて考えたら、たくさん稼ぐことはできません。
「病も気から」と言います。「きついからこんな仕事は嫌だ」と思い続けて仕事をしていると体を壊します。すると仕事も休みがちになり、給料は減っていきます。
映画「北の狼」の主人公も言っています。「仕事は楽しくなきゃ」と。
きつい仕事のきつさばかりを考えていると精神的に病んでしまいかねないので「こんなんへっちゃら」と思えるよう、精神的に強くなりましょう。方法は「こんなんへっちゃら、こんなんへっちゃら」と自分に言い聞かせることです。
心身ともに滅法鍛えたら、トラック運転手に限らずどんな仕事でもくじけずにでき、さまざまな人生の困難にも立ち向かっていけるはずです。

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これも毎日の鍛錬

9. 安全運転を遵守する

あらゆるプロドライバーの基本が安全運転です。とにかく、これだけは遵守しましょう。最悪、人命にも関わります。仮に自分が死んでしまえば、収入も何もあったものではありません。
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10. 副業を持つ

「副業? トラック運転手として稼げるって言ったじゃん。副業ってトラック運転手以外の仕事でしょ」と言うかもしれませんが、ここで言う「副業」は「トラック運転手だからこそできる」副業のことです。
例えば、ブログを書いて広告で収入を得るのもその1つ。トラック運転手は基本的に1人で行う仕事で、そばに口うるさい上司も同僚もいません。また、荷役のための待ち時間が結構たくさんあります。この待ち時間にはスマホで音楽を聞いたり、スマホで電子書籍を読んだり、スマホで英会話の講義を聞いたり、さまざまな過ごし方があります。
ここでブログを書いたり、自分で電子書籍を書くと、うまくやればそれが副収入に結び付いたりすることもあったりなかったりします。

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スマホで勉強もできる

ルート配送ドライバーという仕事に向いている人のタイプとは

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ルート配送ドライバーは、毎日決められた場所にトラックで商品を配送するのが仕事です。毎日決められた順序で、スーパーやコンビ二、企業、個人などに商品を届けます。毎日これを繰り返します。収入は、経営状態が良い運送会社で月収20万円~35万円と賞与1回~2回、経営状態があまり良くない会社で月収16万円~20万円と賞与なしとなっています。

誰もが、なるべく経営状態の良い会社に勤めたいものです。ルート配送ドライバー以外のすべての職種で、そう思っている人が多いでしょう。もちろん世の中には、お金以外のことに価値観を置いている人もいて、何か給与以外の理由で、給与がそれほど高くない会社に勤めている人もいます。物事はきちんと多角的にとらえたいものです。

閑話休題。安定した収入を求める人は、きちんとドライバー専門の求人サイトを活用し、自分で納得のいく会社を探しましょう。そういう会社は求人への応募も多いかもしれないので、応募に関しては自分の長所、応募の動機をしっかり伝え、アピールすることが大事です。
実際、ルート配送の求人は多いので、誰もが一度は職業として考えたこともあるのではないでしょうか。

そこで今回は、ルート配送ドライバーという仕事に向いている人のタイプを紹介します。自分がこれに当てはまっているかを考え、「これこそ自分」と思った人は、まずは求人に応募してみましょう。

1. ルーティンワークが得意な人

ルート配送の仕事は、毎日決められた順序で荷物を届けることです。典型的なルーティンワークと言っても、誰からも「そんなん言い過ぎや」と非難されることはないでしょうし、SNSで「アイツは大げさ」という噂が拡散することもないでしょう。
毎日同じことの繰り返しで、曜日の感覚がなくなるかもしれません。ただ、道路の混雑状況、街路樹の成長、街ゆく人の表情など、微妙な変化を細かく観察できる人なら、毎日の単調な繰り返しの中の新しい発見に心を揺すぶらされるかもしれません。

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街路樹の変化にも気づいて

2. 残業したくない人

ルート配送の仕事は時間通りに、届け先に荷物を届けなければいけません。
例えばコンビニに弁当を運ぶ場合、時間に間に合わず、ランチタイムに弁当が並んでいないととんでもないことになります。コンビニ弁当を当てにして来たサラリーマンやOLは昼食にありつけず、仕事への意欲をなくし、日本経済が停滞するかもしれません。ですから、ルート配送ドライバーは必死になって時間を守ります。しかし、時間通りに動くため、ルート配送ドライバーがあらかじめ決められた労働時間を超過することは滅多にありません。
ただ、お中元やお歳暮の時期など、繁忙期もあります。この時期は残業もある会社もあるので、あらかじめきちんと調べ、そういう会社は避けるか、それとも残業も覚悟して応募するか、心を決めましょう。

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残業もあります

3. 安定収入を望む人

ルート配送ドライバーの仕事はルーティンワークが基本となっています。今回は北海道へ、次回は九州へと、行く先が仕事によって変わり、その移動距離が給料にも影響する長距離トラックドライバーや、残業の増減が給料に影響するサラリーマンと違って、給料は毎月ほぼ変わりません。
また、現代日本のようにルート配送が物流で大きな役割を果たしている社会では、業界としても安定しています。

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こんな冒険はありません

4. 人間関係のストレスを避けたい人

プロドライバーの多くが、運転しているときは口うるさい上司や同僚は近くにいません。仕事中は基本的に自分1人です。ルート配送ドライバーもそうです。
プロドライバーの中には、タクシー運転手やバス運転手のように接客業の要素がある職業もありますが、ルート配送ドライバーは乗客を乗せないのが基本です。
もちろん、荷物の届け先の担当者に、自分とは合わない人もいるかもしれません。ですが、そういう人と友達になる必要はないので、表面的な社交辞令でやり過ごすことができます。そうしていれば、人間関係で大きなストレスを抱えることはありません。

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こんなストレスもありません

5. クルマの運転が好きな人

ルート配送ドライバーの仕事の大半はクルマを運転することです。クルマの運転が嫌い、もしくは苦手という人は避けたほうがいいでしょう。
逆に、クルマの運転が好きだという人にとっては、その好きなことを仕事にできるのですから、これほど楽しいことはないのではないでしょうか。
とはいえ、「クルマの運転は楽しい」という思いにとらわれ、「俺の楽しい運転を邪魔するヤツは許さない」と思い上がると、あおり運転をするような危険な輩に成り下がってしまいます。気をつけましょうね。

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運転が楽しい

6. 健康管理、体力作りができる人

ルート配送ドライバーは、ずっと運転席に座っていることになります。同じ姿勢を続けることで、腰に負担となってしまうこともあります。
また、荷物の届け先によっては、自分で荷の積み降ろしをしなければならないこともあります。
こうしたところから、ルート配送ドライバーは日ごろの体力作りが必要な仕事とも言われています。また、安全運転が求められる仕事でもあるので、心身ともに健康な状態でなければなりません。

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健康管理が大切

7. 冷静な人

ドライバーであるからにはルート配送ドライバーが絶対に守らなければいけないのが安全運転です。
目の前にナイフを突きつけられても心臓をドキドキさせず、冷や汗もかかないくらいの冷静さまでは必要ありませんが、それでも追い越しされたとか、クラクションを鳴らされたとか、どーでもいいことでいちいちキレるような、冷静さを欠く人は、ルート配送ドライバーに向かないばかりか、早く運転免許を返上してカウンセリングを受けるべきです。

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常にクールに

8. コミュニケーションに自信のない人

ルート配送ドライバーはタクシーやバスのように乗客を相手にするわけではないので、それほど接客の技術を磨く必要はありません。
ただ、荷物の届け先とのやり取りはあります。でもそれには、社会人として当然持っているべきコミュニケーション能力があれば十分です。何か商品を買ってもらうとか、契約するような営業職並みのコミュニケーション能力は必要ないので安心してください。

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コミュニケーションが苦手な人も

9. 日本経済を支えたいという気概のある人

ルート配送ドライバー1人1人の仕事は小さいことかもしれませんが、その仕事こそが物流というものです。そして物流は今の日本社会を支えるものです。その物流業界を支えてやろうという気概のある人は、ぜひルート配送ドライバーになって業界について学んでください。ゆくゆくは業界のトップにのし上がりたいという野望を持っている人はなおさら、まずはルート配送から始めるといいかもしれません。いずれトップになったときに「現場の苦労を分かる人」として周囲から慕われます。

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日本経済を支えるゾ

10. 責任感のある人

ルート配送ドライバーに限ったことではありませんが、職業人としての根幹をなす、大切な素養が責任感です。ルート配送ドライバーは大事な荷物を預かり、油断すると交通事故に巻き込まれかねない公道でクルマを運転するのですから、責任は重大です。この責任を重々自覚して仕事できる人に、ルート配送ドライバーになってほしいものです。

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重い責任もなんのその