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タクシードライバーがこっそり抱える悩み

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タクシードライバーの平均年収は300万円台で、決して高額とは言えません。ですが、タクシードライバーの給与は歩合制であることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」と言われがちです。実際、年収1000万円以上を得ている人もいるそうです。
まさに「運転がとっても大好き♪」といった人や「接客こそ我が天職」と言いたげな方にはこのうえなく魅力的な仕事となっています。「運転が好き」で「接客が得意」で、なおかつ「たくさん稼ぎたい!」と燃えている人は、今スグ、タクシードライバーになりましょう。

とは言え、人気もお金もたくさん集めて人生を謳歌しているように見えるお笑い芸人にだって「悩み」があるように、タクシードライバーにも「悩み」はあるものです。
今回はそんなタクシードライバーがこっそり抱えるお悩み10選を公表します。


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1. 腰痛

タクシードライバーに限らず、長時間、車の運転をしなければならないドライバー稼業の人は、ほとんどコレに悩まされています。
とにかく長時間、運転席に座ったままの姿勢を続けるので、腰痛やら肩こりになりやすいのです。
安全運転に集中しなければならない精神的な重圧も、症状を悪化させる要因となっているようです。
そのため、体型に合ったクッションを使ったり、時間を見つけてはストレッチしたり、ドライバーたちは腰痛対策にいそしんでいます。
とかくドライバーは体調不良が交通事故につながりかねません。腰痛だけではなく、健康管理には常に気を使わなければいけないのです。

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腰痛は要注意

2. 乗客が見つからない

タクシードライバーの給与は歩合制が多く、お客さんをできるだけたくさん乗せることで収入を増やすことができます。
そのため、タクシードライバーとしてたくさん稼ぎたいと思っている人は、お客さんを見つけようと必死になります。お客さんがなかなか見つからないと焦ります。辛いです。
しかし、お客さんを見つけるにも「有効な方法」があります。お客さんがいつどこに多くいるのかという情報を集め、その情報を分析し、仮説を立て、実証し、さらにデータを集めて「より多くのお客さんを見つける」ための走りを実践していくのです。
これには根気が必要です。
悩んでいるヒマはありません。コツコツと地道に努力を続けましょう。

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くじけずに努力を

3. 乗客からのクレーム

タクシードライバーが接客業の側面を持つ以上、乗客からのクレームは避けられません。
例えば、道に迷った、などの場合、クレームをつけたくなる乗客の気持ちも分かりますよね。
中にはタクシードライバーに理不尽な言いがかりを言ってくる人がいます。いわゆるモンスタークレーマーです。明らかに理不尽でも、正論をぶつけて大きなトラブルに発展させたくないので、ドライバー側が泣き寝入りすることも多いです。
いずれにしてもクレームは1人で抱え込まず、必ず会社に報告しましょう。

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クレーマーは厄介です

4. 世間的なイメージがよろしくない

タクシードライバーは現代人の便利な生活を支える、社会的意義の高い仕事です。多くの人にとってタクシーは「ありがたい存在」となっています。
しかし、その一方で多くの人がタクシードライバーを社会的に地位の低い存在と見なしています。どうやら「車の運転なんて誰でもできる簡単なことじゃん」と思っているようです。
明らかに誤解から勝手に低いイメージで見られているだけです。悲しいことです。
実際はタクシードライバーの平均年収は300万円台ではあるものの年収1000万円以上の人もいて「やればやっただけ稼げる職業」となっています。世間からどう見られようが、頑張ってたくさん稼いで「フフン」と鼻で笑ってやりましょう。

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フフン

5. 規則正しい食事が難しい

タクシードライバーの収入アップは、いかに多くの乗客を見つけるかにかかっています。そのため「空車」で走っているときは必死に乗客を探します。お客さんを乗せているときは「安全に快適に、なおかつ迅速に目的地に行く」ことに必死になります。
そんなわけでタクシードライバーは勤務中はずっと必死です。その必死の合間を縫って休憩したり、食事をしたりします。毎日決まった時間に食事するのは難しいと言えます。
お気に入りの喫茶店の格安ランチを食べたいと思っても、行ってみるとランチタイムが終わって格安ランチが無くなっていたりします。そんなわけでコンビニの駐車場でコンビニ弁当を食べることが多くなったりします。
コンビニ弁当も悪くはないのですが、つい「食べれるときにガッツリ食べたい」と思ってしまってガッツリ系のコンビニ弁当が多くなり、栄養バランスが偏ったりします。
健康第一のタクシードライバーですから、栄養バランスを考えた食事を心掛けたいものです。

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こんな食事

6. 1人の時間が意外と多い

収入をアップさせるため、たくさんのお客さんを乗せたいと思うのがタクシードライバーです。次から次へとお客さんが乗ってくれれば、それに越したことはありません。また、たくさんのお客さんを見つけるためにできる「方法」もあります。
とは言え、そんな風に次から次へとお客さんが乗ってくれるなんてことはそうそうありません。
お客さんが見つからないときのタクシードライバーは孤独です。隣には口うるさい上司やうっとおしい同僚もいませんし、気軽に冗談を言い合える仲間もいません。「だから良い」という人がタクシードライバーの仕事に就くわけですが、それでも時折、ふと寂しく感じたりもします。にんげんだもの。

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孤独

7. 酔客が厄介

タクシードライバーにとって、夜中の繁華街は稼ぎどきです。終電を逃した人がタクシーを利用して帰宅しようと待ち構えています。
その中には、タチの良くない酔っ払いもいます。
酔っていても気持ち良くしていて、何なら降り際にチップでもくれれば言うことないのですが、「乗った途端に眠ってしまって行き先を言ってくれない」「ドライバーにからむ」「眠ってしまって目的地に着いても起きない」という人はなかなか厄介です。
中でも一番厄介なのは、酔って車中で吐いてしまう人です。清掃して臭いを消すのもドライバーの仕事になります。そうしないと次のお客さんを乗せることができません。
夜の繁華街は幸と不幸が隣り合わせだったりします。

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酒は飲んでも飲まれるな

8. 酔ってなくても厄介な乗客

世の中には「相手の立場を想像しない」という人がたくさんいます。「できない」のではなく「しない」のです。悲しいことですが事実です。
「タクシードライバーだから当然」といった思い込みを強く抱いている人もいます。例えば、ドライバーが行き先を尋ねると、いきなり店名を言います。たまたまドライバーがその店を知らなかったりすると「タクシードライバーのくせにあんな有名な店を知らないのか」と怒り出したりします。もちろん、タクシードライバーなら地元の店舗の情報はなるべく仕入れておいたほうが良いでしょう。それでも怒るこたあないでしょう。
また、お客さんの中にはタクシードライバーを蔑視して、酔ってもいないのにからんでくる人もいます。横柄な態度の人もいます。
もちろん、法的にいけない人にはきちんと会社に報告して対処すべきですが、そこまででもない「困ったお客さん」がいた場合、早めに気持ちを切り替えることが肝心です。

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気持ちを切り替えよう

9. 地理を覚えられない

タクシードライバーにとって「道に迷うこと」は致命的です。タクシードライバーとして収入アップを目指すなら「道を覚えること」は必須です。
とは言え、中にはなかなか道を覚えられないという人もいます。人によって得意不得意、向き不向きがあるようです。
道を覚えるには「ランドマークを含めた景色ごと覚える」などのコツもあります。でも、基本的には努力を積み重ねるしかありません。

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しっかり覚えよう

10. やることが多い

世間の人は「車の運転なんて誰にでもできる簡単なこと」を仕事としているタクシードライバーを「社会的地位の低い職業」と見なしてしまう傾向があります。
しかし実際は、そんなに簡単ではありません。
一般の人が何気なくしている「車の運転」も、実はいろいろ複雑な作業の積み重ねではあります。それに加えてタクシードライバーは、乗客のいないときは乗客を探し、乗せたときは自動ドア操作から接客、降りるときは精算と、運転以外の作業がいろいろあります。
中でもうっかり忘れてしまうと後々厄介なのがメーターの操作です。お客さんを乗せてタクシーを発進させるときに行うので、道路状況の確認などが多くて、うっかりしがちでもあります。

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タクシーメーターは忘れずに

トラック運転手が気をつけたい病気

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トラック運転手にとって何よりも大切なのは「安全運転」です。
そして「安全運転」のために必要なのが健康管理です。健康管理はトラック運転手に限らず、タクシー運転手やバス運転手など、あらゆるプロドライバーにとっても必要です。
運転手は体調不良によって交通事故を起こしかねないからです。風邪も禁物です。
トラック運転手には「タフな荒くれ男」というイメージがありがちですが、病気もすればケガもします。体力仕事なので疲労もたまりがちで、しかも「常に安全運転を」という精神的な緊張感がストレスともなります。

だからこそ、健康管理がトラック運転手として仕事を続けていくためにはとても重要になります。しかし、トラック運転手ならではの「なりやすい」職業病とも言える病気があります。トラック運転手がことさら気をつけたい病気もあります。
今回はそんなトラック運転手が要注意な病気を紹介します。

腰痛

長時間、運転席に同じ姿勢で座り続けるトラック運転手がなりやすいと言われている筆頭が腰痛です。
同じ姿勢で座り続けることで腰の筋肉が緊張し、それが腰痛の原因になります。また、荷の積み下ろしを手作業で行うことが、腰の負担にもなります。
トラック運転手の腰痛対策としては、運転中の姿勢の改善、腰への負担を減らすクッションの使用、休憩時のストレッチなどが挙げられます。
運転姿勢が猫背になっていたりすると腰に負担をかけてしまうので、背筋を伸ばし、いわゆる「正しい姿勢」を心掛けましょう
また、荷を持つときも、古武術などで「腰に負担をかけずに重い荷を持つ」技があるので、それを身に着けるのもいいかもしれません。

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姿勢は正しく

エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群は、食事や水分を十分に取らずに、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと陥る病気です。足を動かさないので血行不良になり、それによって血液が固まりやすくなるのです。すると最悪、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。
「足を動かさない」ために起こる病気なので、こまめに足を動かして予防に努めましょう。具体的にはこまめに休憩を取り、休憩時にはトラックを降りて少し歩くことを心掛けると良いでしょう。
また、体内の水分が減って血液がドロドロになると血栓ができやすくなるので、水分補給もこまめに行うほうが良いです。
仕事中はトイレに自由に行けないからと「水分をなるべく取らないようする」トラック運転手も多いかもしれませんが、エコノミークラス症候群を避けるためには水分補給が大切です。

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エコノミークラスでなりがちなエコノミークラス症候群

びろうな話でナンですが、コレもトラック運転手がなりがちだと言われています。
やはり同じ姿勢で長時間座り続けることが原因です。つまり血液の循環が悪くなることでできてしまいます。
血液の循環を良くするために、こまめに体を動かしましょう。

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痔は厄介な病気です

肩こり

これまた長時間、運転席に同じ姿勢で座り続けることで起こりやすくなります。
同じ姿勢を続けること、精神的なプレッシャー、前方注意を続けることでの目の疲労などによって筋肉が緊張して引き起こされると言われています。
腰痛と同じで、体型に合ったクッションの使用、こまめなストレッチ、正しい姿勢などで予防します。

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つらい肩こり

心疾患

トラック運転手は上記にもあるように血行不良になりがちです。そのために引き起こされる可能性が高まるのが心疾患です。
実際にトラックに限らず「運転手には心疾患が多い」というデータがあるそうです。
偏った食生活、ストレスも心疾患の要因となります。
こまめな休息とストレッチとともに、栄養バランスを考えた食事を心掛けましょう。

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心疾患は怖い病気です

睡眠時無呼吸症候群

これはトラック運転手がなりやすいと言うより、なってしまうととっても危険なので要注意という病気です。
とは言え、「なりやすい」という説もあるようです。
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っているときに呼吸が止まってしまう疾病のことで、肥満体型の人に多いと言われています。特にイビキをかく人はその傾向が強いので、誰かから「イビキをかくよ」と言われた人は、一度専門医の診察を受けてみるといいかもしれません。
いろいろな症状が引き起こされますが、起きているときに集中力が低下したり、強い睡魔に襲われたりします。そのために交通事故を起こしてしまう危険が高まるため、トラック運転手が特に警戒すべき病気なのです。

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居眠り運転は絶対ダメ

脳疾患

これも血行不良で起こりやすくなる病気です。
血管に血栓ができ、それが血流の妨げになり、脳梗塞くも膜下出血などを引き起こします。
適度な運動と休憩、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠など、一般的な「健康的な生活」によってできるだけ回避しましょう。

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脳疾患も怖い病気です

最後に

トラック運転手に限らず、すべての職業に言えるのが「体が資本」ということです。日ごろから健康管理を心掛け、病気のときには無理せず、快復に専念しましょう。
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女性タクシードライバーの苦労10選

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タクシードライバーの平均年収は300万円台で、決して高額とは言えませんが、中には年収1000万円以上を得ている人もいるそうです。たくさんの乗客を獲得できれば、月収50万円~月収70万円も夢ではありません。
とは言え、タクシードライバーの人手不足が続いています。それを打開するため、女性タクシードライバーを増やすための取り組みも始まっています。例えば数年前から国土交通省が「女性ドライバー応援企業」認定制度を創設しています。「女性ドライバーの採用に向けた取り組みや、子育て中の女性が働き続けることのできる環境整備を行っている事業者を支援・PRすることを通じて、タクシー事業における労働力不足の解消に向けた女性の新規就労・定着を図る」のだそうです。
しかし、もともとタクシー業界は「男の世界」ウ~ン、マンダムだったわけで、そこに飛び込む女性ドライバーにはそれなりの苦労もあったりします。
ただ、女性タクシードライバーは、タクシードライバーの仕事に重要な「接客」や、運転そのものが細やかでていねいなので、多くのタクシー利用客に歓迎されています。世の中からは女性タクシードライバーの増加が望まれています。
そんな世間の要求に応える意味からも、タクシードライバーの人手不足解消という意味からも、タクシードライバーという仕事に興味のある女性には、ぜひ思い切ってタクシー業界に飛び込んでほしいものです。

そこで今回は、女性がタクシードライバーになったときに経験するかもしれない苦労をピックアップしてみました。あらかじめこんなことがあるかも、と分かっていれば、覚悟もしやすいでしょう、という親心です。参考にしてみて。


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1. 軽く見られがち

これは女性に限ったことではありませんが、世の中には「タクシードライバーは、他にできる仕事のないヤツが就く、底辺の仕事」だなんて言いふらす不埒な輩が実在します。これに「男尊女卑」というカビの生えた古臭い価値観が加わると、もはやチャック・ノリスにだって手に負えません。
そういうアホは平気でタクシードライバーに横柄な態度を取ったり、無茶を言ったり、難癖をつけたりします。
いつの世にもアホはいるものです。気にしないのが賢明です。
ただ、実際は女性タクシードライバーはまだ全体の2%くらいしかいないので、ほとんどの乗客が珍しさもあってていねいに接してくれます。女性客は同性ということで安心し、男性客は「女性には優しく接すること」を基本としています。

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偏見を持っている人もいる

2. セクハラ問題

タクシードライバーを軽く見るついでに、女性ということで図に乗ってセクハラしてくる男性客も実在します。
セクハラ発言してきたり、口説いてきたり、中には体に触ってくるようなセクハラ野郎もいるようです。
もちろん、口説いてきた相手が好みのタイプで、口説き方も真摯なものであれば、それに応えるのは自由です。ですが、そんなことは滅多にないのが現実。
セクハラしてくる乗客は酔っている確率が高いので、それを避けるには夜の繁華街に近づかないのも1つの手段です。ただ、夜の繁華街は終電を逃した人がタクシーを利用しがちなので、タクシードライバーにとって一番の稼ぎどき、稼ぎ場所でもあるので、これを避けると大きな収入を逃すことにもなるかもしれません。なかなか難しい問題です。
また、今はタクシーにもドライブレコーダー完備が当たり前になってきているので、女性ドライバーにセクハラしてくる乗客も減ってきていると言います。

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酔って絡むおじさん

3. 職場環境が整っていない

タクシー業界はもともと「男の世界」ウ~ン、マンダムだったので、営業所の女性用トイレが少なかったり、女性用更衣室や女性用シャワーがなかったりする会社がまだまだあります。
ただ、女性も採用するような会社であれば、そうした職場環境も改善されるだろうと期待できます。
それに国土交通省の「女性ドライバー応援企業」に認定されている企業であれば、女性が働きやすい職場環境が整えられているでしょう。
また、職場環境は求人でもチェックできます。就職先を選ぶときは、ドライバー専門の求人サイトでそういった細かいチェックをすることをおススメします。

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風通しが良く、働きやすい職場

4. トイレ問題

タクシードライバーは仕事中、トイレに行きたくなったらタクシーを停めて利用できるトイレを探さなければいけません。これは男性ドライバーも同じなのですが、多くのタクシードライバーはコンビニのトイレを利用します。
多くの日本人が「コンビニでトイレを利用したら、何か買い物しなければいけない」などという強迫観念にとらわれていて、欲しくもない缶ジュースを買ったりします。
まあ、それはまだマシなほうです。
男性のタクシードライバーは、コンビニがないときは公園の公衆トイレなんかも利用します。しかし、公園の公衆トイレは利用するのに大いなる勇気が必要になるレベルに汚かったりします。女性には耐えられないレベルだったりします。

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ハードルの高い公衆トイレ

5. 仕事と家庭の両立

これはタクシードライバーに限ったことではなく、すべての「働く人」の問題かも、です。もちろん女性だけの問題じゃありませんよ。
タクシードライバーにはさまざまな勤務形態があります。中でも「隔日勤務」という特殊な勤務形態は、タクシードライバーとして最も収入アップを見込めることで、多くのタクシードライバーがこれを選択しています。
それは朝から翌日の深夜までほぼ1日近く勤務し、そこから丸1日休むという勤務です。これを月に12日間くらいこなし、後の18日間くらいが休みになります。この隔日勤務をこなしながら、家事もすべてやろうとするのは、物理的に無理だったりします。
隔日勤務ではなく、毎日昼間だけ勤務することもできます。ただ、収入は隔日勤務ほどには上げられないかもしれません。
もし、家事も育児もこなしがら、多少家計の足しになればと、あまり高収入を望まないのであれば、タクシードライバーの仕事はまさに最適です。タクシードライバーの仕事はワーキングマザー向きの仕事と言えるでしょう。

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家事も大変

6. エアコン問題

女性は男性より冷え性である人が多かったりします。しかし、多くの男性客は、特に夏はタクシーに乗ったとたんにキンキンに冷えた車内でリラックスしたいと考えています。そのため、特に夏はタクシー車内をなるべく冷やしておく必要があります。これが女性タクシードライバーにとってはキツイ状況になっています。
とは言え、タクシーを利用する女性客の中には「キンキンに冷えたタクシーは苦手」という人もいます。なかなか難しい問題です。

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エアコンの効き過ぎは結構ツライ

7. 仲間が少ない

女性タクシードライバーは、タクシードライバー全体ではまだ2%くらいだと言われています。女性タクシードライバーは増えたとは言え、やはり圧倒的に少ないのが現状です。
そのため、女性タクシードライバーはなかなか女性タクシードライバー同士の横のつながりを持つことができません。勤務先に女性ドライバーがいない場合もあります。
しかし、女性タクシードライバーが増えつつあるのも事実です。数人の女性タクシードライバーを抱えている会社もありますし、女性タクシードライバー中心に雇用している会社もあります。また、タクシードライバーは自由度の高い職業なので、他社の女性タクシードライバー同士で交流しようと思えば、それも難しくはありません。

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紅一点になることも

8. 男性ほど稼げない

タクシードライバーの平均年収は300万円台と言われていますが、男女別のデータでは男性が年収300万円台となっているのに女性は年収300万円弱となっています。
ですが、タクシードライバーの給与は歩合制になっていることが多く、お客さんを乗せれば乗せただけ稼げる仕事になっていて、そこに男女差はありません。
それでもデータとして男女差があるのは、ほとんどの男性ドライバーは最も稼げる隔日勤務を選択していて、女性は育児とも両立できる勤務を選択し、勤務時間そのものに違いがあるからです。
女性でも男性と同様の勤務であれば、年収1000万円以上も可能なはずです。

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頑張れば男女格差はないはず

9. 自分なりのおしゃれができない

多くのタクシー会社では、タクシー運転手の服装が決められています。中には制服の着用を義務付けているところもあります。
タクシー運転手の制服と言えば、帽子、ネクタイ、ベスト、白手袋、革靴といったスタイルです。これをおしゃれと思うかどうかは、個人個人のセンスによるでしょう。
少なくとも「こういうかわいいファッションがしたい」といった個人的な思いはかなわないかもしれません。
もちろん、ファッションに何のこだわりのない人には問題ありません。それに、一般企業にもいかにもOL風な古臭い制服をいまだに採用している会社もありますから、あまり大きな問題ではないかもしれません。

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こんなファッションは無理

10. 運転が不得意な人もいる

「女性は車の運転が下手」という偏見を持った人がいます。運転の上手下手に男女差があるという科学的根拠はありません。ただ、「運転は好きだけどうまくはない」という女性もいます。もちろん、そういう男性もいますけど。
ただ、タクシードライバーとして仕事をするには第二種運転免許が必要になります。曲がりなりにもその免許を取得してタクシードライバーになったのであれば、それなりの自信を持って仕事しましょう。
また、自分は運転は好きだけどあまりうまくないという自覚があれば、慎重な安全運転を心掛ける優良ドライバーになれるはずです。

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運転が得意な人もいる

トラック運転手の気ままな空想

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トラック運転手の仕事は、特に長距離のトラック運転手は「拘束時間が長い」と言われています。事実です。
3~4日、長いと1週間くらい自宅に帰れないこともあります。
もちろん、休憩ははさみますが、長時間運転します。はさむ休憩も、喫茶店でゆったり過ごすということは少なく、たいていはコンビニの駐車場に停車したトラックの運転席で、コンビニで買った缶コーヒーを飲みながら、ということになりがちです。

かなりの時間をトラックの運転席で過ごすのがトラック運転手です。特に長距離の。

もちろん、運転中は安全運転に意識を集中します。事故なんか起こした日には、最悪自分の人生も狂わせてしまいます。誰だってそんな事態は避けたいものです。

ただ、長時間、運転席に座っているので、肉体的、精神的に疲労がたまりやすいんです。それでストレス解消、疲労蓄積の回避のため、気持ちのリフレッシュに努めます。
その手段として手っ取り早いのが「空想」です。荷役の待ち時間なら、きっちりトラックを停めているので、スマホでゲームしたり、読書したり、動画を見たり、音楽を聞いたりできるのですが、運転中はハンドルから手を離すわけにはいかないので、その代わりに空想にふけったりします。

もちろん、運転から意識が離れないようにしなければいけませんが。

人生の成功者は皆ヴィジョンを持っていました。ヴィジョンとは将来を想像することです。空想は想像から生まれます。現実のしがらみを忘れ、思い切り想像の翼を広げて空想してみましょう。将来のヴィジョンが見えてきたり、見えてこなかったりするかもしれません。

今回は運転中におススメの「空想」を紹介します。

1. ドラマの続き

連続ドラマで、現在まで見ているエピソードのその後の展開を考えてみます。
主人公が誰と結ばれるか、主人公の思惑は成功するか、主人公の敵は生き残るか? これまで見てきたドラマなら、キャラクターたちの性格は分かっているはずです。あのキャラクターなら、次にこんなことが起こればあんな行動に出るはず、と想像してみましょう。
または、こんな風に展開してほしいという願望でも構いません。
ドラマではなく、読みかけのコミックでも同じ空想ができますよ。

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ドラマの続きを考える

2. コミックの実写化

最近の日本映画、ドラマはほとんどコミックの実写化です。
でも、原作だとクセのある風貌なのに、実写化されると原作のキャラクターとはあまり似てないイケメン俳優が演じたりします。「イケメン俳優を起用しないと女性客が見に来てくれないんだもん!」というプロデューサーの悲痛な叫び声が聞こえてきそうです。
だからと言って、原作で慣れ親しんだ子どものキャラクターをいきなり成人男性に演じられても、いくら情報番組で「原作のイメージのまんま」だなんて言われたって、安直に「ウン、納得」だなんて喜ぶ気にはなれません。
そこで、自分なりなキャスティングを空想します。空想なので予算も関係なしにキャスティングできます。高額なギャラのハリウッド俳優だってキャスティングしちゃいましょう。

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お好きなコミックで

3. ゲームのクリア

ドラマの続きを考えるのと同様に、今やりかけのゲームを、せめて空想上で進めましょう。
スポーツで言う「イメージトレーニング」のようなものです。ゲームをクリアする様子をイメージしていけば、現実でも案外楽にクリアできるかもしれません。

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ゲームにもいろいろ

4. 美人とデート

せっかくハンドルを握って車を運転しているのだから、今、ドライブデートをしているんだと空想してみましょう。
実際には1人で大型トラックの運転席にいるのですが、そのシチュエーションを生かした空想をするわけです。ですが、「運転席でハンドルを握っている」という状況はリアルなので、これは空想というより妄想です。

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デートもいろいろ

5. 宇宙探検

これも「ハンドルを握って車を運転している」状況を生かした空想です。
今、トラックを運転して県道を走っているのではなく、宇宙探査船を操縦して未知の惑星の探査に向かっていると想像してみます。
宇宙でなくても構いません。大型ジープで未開のジャングルや荒れ地を進んでいるでも可。
とにかく、冒険心を思い切り爆発させましょう。

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宇宙を探検

6. カーチェイス

これまた「ハンドルを握って車を運転している」状況を生かした空想です。
言ってみればアドベンチャーの主人公になりきるのではなく、サスペンスの主役になりきるわけです。
もちろん、安全運転は厳守ですから、カーチェイスと言ってもスピードは法定速度遵守です。つまり「チェイス」と言うより「つける」「尾行する」ニュアンスです。
刑事や探偵のつもりで、犯人、容疑者の車を追います。相手に悟られない、つまり迷惑をかけないようにすることが肝心です。ましてや、あおったりしないように。

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こんなに急いじゃいけません

7. 歌手デビュー

トラック運転手は仕事中、横には陰気な表情の上司も能天気に笑う同僚もいません。1人です。トラック運転手は1人気ままな仕事だと言えます。
多くのトラック運転手が仕事中、音楽を聞いて楽しみます。
ロックでも演歌でもクラシック音楽でも聞き放題です。中にはカラオケで歌ったり、なんならアカペラで歌ったりする人もいるとかいないとか。
どうせ歌うなら、歌手になりきって熱唱しましょう。通り過ぎる対向車にはどうせ聞こえません。

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こんな感じ

8. 社会情勢の分析

物流業界に限らず、あらゆる業種で人手不足が大きな課題になっています。
それだけではありません。中小・零細企業では事業承継も深刻な問題です。また、年金制度の崩壊、北方領土の返還、高齢者の交通事故、児童虐待、セクハラ、パワハラ、マタハラ、待機児童、いじめと、世の中は「問題」「課題」「難題」があふれています。
ここはひとつ、その分析、原因の解明、解決法の追求を考えてみましょう。きっと、あっという間に時間が過ぎていきます。

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会社をたたむ社長

9. 科学的考察

なぜ、エンジンはガソリンで動くのでしょうか? そもそも火はなぜ熱いのか? 火って何? 地球はどうやって生まれたのでしょう? 宇宙が誕生する前は、この世の中はどうなっていたのでしょうか?
そういう、とりとめのない疑問を考えてみましょう。答えが出なくてもチコちゃんに叱られることはありません。

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エンジンって‥?

10. 哲学的考察

人はなぜ働くのでしょうか? やりがいって何なのでしょう? 愛って?
深く考えれば、きっと自分なりの答えが見つかります。答えが見つかると、少し賢くなったような気がします。
しばらく時間が経って考え直すと、また違う答えが出てきます。考えれば考えるほどドツボにはまるかもしれません。
しかし、いずれ答えは出てきます。運転中に考え始めた問題でも、考えるのをやめて荷役作業をしているときとか、ふとしたきっかけで答えが浮かぶかもしれません。

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古代ギリシャの哲学者ソクラテス

終わりに

くどいようですが、安全運転の邪魔にならないよう、空想に集中し過ぎないように注意を。
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路線バス運転士という仕事の口コミ

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路線バス運転士は、月収は約25万円から約30万円、年収は約300万円から約400万円と言われています。悪くない収入だと言えるでしょう。お客さんを乗せた大型バスを運転するには大型第二種自動車運転免許が必要です。大型免許にさらに二種なので、普通自動車第二種免許で仕事できるタクシードライバー、大型運転免許で仕事できるトラックドライバーより、さらに専門性の高い仕事とも言えます。まさにプロ中のプロだと大いに誇ることができると言っても過言ではありません。

路線バスは公共性の高い重要な仕事です。今後も消えることはないでしょう。その中で路線バス運転士の高齢化が進み、定年退職者が増えていて、どのバス会社でも常に求人を行っています。一般社団法人 女性バス運転手協会が設立されて女性バス運転手の増加に努めるほどです。
しかし、楽な仕事ではありませんし、安全運転と接客の、ともに高度な専門性が要求される仕事でもあります。

今回は、そんな路線バス運転士の口コミを紹介します。

1. 民間と公営がある

路線バス運転士の就職先には民間の会社と、市営交通などの公営の会社があります。
公営会社のほうが民間より収入は良くなっています。公営の場合、運転士も公務員となり、その分、身分も安定します。ですが、採用では一般常識などの筆記試験にも合格しなければならず、採用されるかどうかは民間よりシビアです。
ただ、公営バス会社には業務を民間会社に委託しているところもあり、そういった民間会社は他の民間会社より将来性が安定していると言えます。

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公務員

2. 大型第二種自動車運転免許が必要

お客さんを乗せた大型バスを運転するには大型第二種自動車運転免許が必要です。
公営のバス会社では、この大型第二種自動車運転免許の取得が入社の必須条件となっています。しかし、民間のバス会社には大型二種を取得していなくても採用し、入社後に指導して取得させることに取り組んでいるところもあります。
就職先を探すときには、採用条件を良く確認しましょう。

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専用の免許が必要

3. マイナスポイント

地方では生活に欠かせない「足」となっている路線バスですが、人口減少で過疎化の進む地域では利用者が激減し、廃線となってしまう路線も少なくありません。
また、大型二種の取得がそれほど容易ではないことから、バス運転士はトラック運転手ほどには「誰でもなれる職業」とはなっていません。それだけにチャレンジしがいがあります。

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これはマイナスドライバー

4. 路線バス運転士のやりがい

路線バスは庶民の生活を支える大切な交通手段です。通勤に利用するサラリーマン、通学に利用する学生たち、街に出掛ける高齢者らから感謝される存在です。そして、そんな人々の役に立っているということが路線バス運転士の「やりがい」になっています。
また、路線バス運転士は単に乗客を運ぶだけではなく、接客も重要な仕事の要素になっています。接客は大変ですが、おばあちゃんに「いつもありがとう」なんて声を掛けられると、結構うれしかったりします。
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5. 基本的に1人で仕事する

路線バス運転士は接客業ですが、タクシーのように密室でお客さんと2人きりで過ごすわけではありません。
昭和の昔は、路線バスには運転士のほかに車掌が乗り込み、乗客と切符のやりとりをしたものですが、それもはるか昔、遠い銀河の彼方のことです。
観光バスはバスガイドやツアーガイドが同乗することもありますが、路線バスは基本的に1人で仕事します。ときには面倒な乗客もいます。
それでも、路線バス運転士は大企業の管理職のように重役と部下との板挟みになる、人間関係によるストレスのない仕事だと言えます。

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こんなストレスはありません

6. 路線バス運転士の収入

路線バス運転士の収入は、月に約25万円から約30万円、1年で約300万円から約400万円と言われています。年齢、経験、もちろん会社によっても違いがあり、例えば20代では年収200万円台後半~300万円台となっています。
ただ、観光バスの場合は繁忙期があれば閑散期があるので、乗務する日が少なくなる時期は給与も下がるようです。それに比べれば路線バス運転士の収入は、年齢、経験、会社による違いはあれど、安定していると言えます。
大きな車を運転することで安定した収入を得て仕事をしたいと思っている人は、今すぐ路線バス運転士に転職すると良いでしょう。

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安定した収入

7. 基本的に残業はない

路線バスは毎日決められた時間に決められたルートを走るので、基本的にバス運転士の勤務時間が決められた時間を超過することはありません。つまり残業はほぼないと言ってもいいでしょう。
ただ、都会の道路では、ほかの車が急に割り込んできたり、自転車が不安定に走っていたり、予想できない事態も多いものです。運行スケジュールはある程度、渋滞予想に基づいて決められていますが、必ずしも予想通りにばかり行きません。
それでも極力スケジュール通りに、遅れず、早くなり過ぎずにバスを運行させなければいけません。だからこそ、残業がほぼない仕事と言い切れるのです。
そうした「遅れず、早くなり過ぎない」コツを身に着けていくことも、路線バス運転士の「やりがい」となるでしょう。

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こんなことはないでしょう

8. 道を覚えると楽

路線バス運転士は、渋滞にハマって運行スケジュールに遅れそうになったからと言って、抜け道に行ったりしてはいけません。工事や事故などで通行止めにならない限り、決められたルートを通ります。毎日同じことの繰り返しのほうが安心して仕事に集中できるという人にはうってつけです。
ルートを一度覚えてしまえば、タクシードライバーのように道に迷って乗客に嫌な顔をされたり、文句を言われたりすることはありません。

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道を覚えれば大丈夫

9. 路線バス運転士の1日

路線バス運転士は出社するとアルコールチェックを受け、車両の点検を行い、バスを運転しつつ料金の徴収も行い、運行を終えるとまた車両を点検し、車内の清掃、運賃の回収、業務報告などを行い、1日の業務を終えます。大まかにはそんな毎日の繰り返しです。
路線バス運転士の連続勤務は13日間と法律で決められていて、しかも翌日の勤務までは8時間以上空けなければなりません。
運転士自身も安全運転や車両整備には責任を持ちますが、制度も運転士が「働きすぎ」にならないように責任を持っていると言えます。
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10. 経験者は優遇

大型バスは大型トラック同様に車体も大きく、普通自動車の運転に慣れてしまうと、運転するにはそれなりのコツが必要になります。それだけに就職時にはトラックドライバー経験者が優遇されがちです。
第二種免許も必要なので、タクシードライバー経験者も優遇される傾向があります。もちろん、バス運転士として経験がある場合、就職時にそれは重要なメリットとなります。
それだけ経験がモノをいう仕事なので、経験者は未経験者より多少の優越感も味わえます。早めにバス運転士となって経験を積み、周囲から尊敬の目で見られましょう。

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経験者は有段者のようなもの

ルート配送ドライバーの仕事を積極的に楽しむ方法

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ルート配送ドライバーは、スーパーやコンビ二、企業、個人など、毎日決められた場所にトラックで荷を配送するのが仕事です。大体、毎日同じことの繰り返しです。
新聞配達店に新聞を配送する仕事などでは深夜勤務もありますが、ほとんどのルート配送ドライバーは拘束時間がそれほど長くなりません。基本的に「毎日決まった時間に帰宅できる」と考えて良いでしょう。
そのため、毎月の収入も安定しています。正社員なら月収20万円~40万円です。仕事は「荷を運ぶこと」なので、わずらわしい人間関係もあまりありません。気ままに安定した収入を得つつ、残業したくない人にはうってつけの仕事だと言えます。もちろん「運転が好き」という人には最適です。

そんなルート配送ドライバーという職業も、近年では人手不足が続いているようです。そのため、ルート配送の仕事をしている運送会社では、トラックドライバーの仕事の未経験者でも受け入れているところが少なくありません。
とは言え、異業種から未経験のトラックドライバーという仕事に就くには不安もありますよね。

そこで今回は、ルート配送ドライバーの仕事を積極的に楽しむ方法10選を紹介します。気ままに安定した収入を得つつ、残業もせずに社会に貢献できる仕事に興味ある人は、これを参考にしてみてルート配送ドライバーという仕事にチャレンジしましょう。
チャレンジ結果はSNSなどに投稿せず、電車で隣に座った人にこっそり教えてあげてみて。ウフフフ。

1. プライベートを充実させる

ルート配送ドライバーは基本的に残業はなく、毎日決まった時間に帰宅できます。
例えば朝8時出社だとすると、大体午後5時、遅くとも午後6時には退社できたりしちゃいます。夕食を家族と一緒に食べたり、何だったら子どもたちのために料理できちゃったりします。「パパの料理はママのよりおいしい」なんて言われちゃったり言われなかったりするかもしれません。
家族との時間だけではなく、趣味を楽しむこともできます。自宅でプラモデルを組み立てるのも良いですし、ディスコに出かけてフィーバーするのもナウいですよ。
そういう生活を送れるのもルート配送ドライバーという仕事なりゃこそ、と思えば、ハンドルを握る手にも勇気と力が宿ります。

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ディスコでフィーバー

2. ローンを組んでみる

ルート配送ドライバーの給料は安定しています。家を建てるとか、自動車を買うとか、リゾートホテルの会員になるとか、発電機を設置するとか、それなりに高額な買い物も夢ではありません。
収入が安定しない職業ではなかなか組めないローンが組めたときのうれしさと言ったら、そりゃもう大騒ぎです。もちろん、高額商品を手にしたときの喜びも想像してみてください。
また、ローンを払い続けなければいけないという事実は、仕事に対する責任、すなわち社会的責任になり、それは大いなる「やりがい」になります。やりがいがあると、仕事は楽しくなるものです。

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家を買う

3. 明るく、素直に、温かくなる

トラックドライバーは世間的に「底辺職」だとひとくくりに思われているフシがあります。でも、そんなことをいちいち気にしていても仕方ないんですよ。
そのためにはまず自分が、他人に対して明るく、素直に、温かく接しましょう。他人の運転にイライラしたり、取り引き先の担当者の不遜な態度にムカついたり、世間のイメージにふてくされたり、政治家の失言や暴言に憤ったり、妻の皮肉に目くじら立てたりせず、おおらかに受け止めれば、仕事だけではなく人生そのものが光り輝いてくるに違いありません。

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心にぬくもりを

4. しっかり食べて、しっかり眠る

仕事とはそもそも身体が資本で成り立っています。体調を崩していては仕事を楽しむどころではないでしょう。ましてやプロドライバーは、安全運転のためにも体調の管理は重要です。
そして健康づくり、健康を支える体力づくりに欠かせないのは、栄養バランスの取れた食事と、たっぷりの休養です。食べることを楽しんで、眠ることも楽しみ、しっかり食べてしっかり眠れば、仕事を楽しむことができます。

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しっかり食べる

5. 長距離トラックドライバーの過酷さと比べてみる

気ままに安定した収入を得つつ、残業もないルート配送ドライバーの仕事と比べ、長距離トラックのドライバーは、収入は安定せず、拘束時間は長いです。ひどいときは、風呂にゆっくり浸かることもできないでサービスエリアの簡易シャワーで体を洗い、食事はコンビニ弁当とファミレスの繰り返しだったりするとかしないとか。
そんなことを想像してみると、ルート配送ドライバーの仕事は「何て恵まれている」のかと実感できます。

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比べてみると

6. 自分に合った会社を選ぶ

ルート配送ドライバーとして働ける会社にもさまざまなところがあります。
勤務形態にも違いがありますし、運ぶ荷もそれぞれです。勤務時間をいろいろ選べる会社もありますし、正社員の求人をしている会社もありますし、業務委託という勤務形態の会社もあります。要大型免許の会社もありますし、2007年以前の取得であれば普通自動車免許だけで就職できる会社もあります。免許や資格の取得を支援してくれる会社もありますし、女性ドライバーを積極的に雇用している会社もあります。
自分の希望を明確にして、自分に合った会社を見つけてこそ、楽しいドライバー人生を送ることができます。ドライバー専門の求人サイトを活用して、自分に合った会社を見つけましょう。

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近年増えている女性ドライバー

7. 安全運転を遵守する

あらゆるプロドライバーにとって大切なのは安全運転です。これができなければ、楽しいドライバー人生もヘッタクレもありません。
「交通安全の遵守」には卒業がありません。常に目標として心がけていなければいけないのです。
この「常に交通安全を遵守する」という目標を自分のやりがいにしましょう。
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8. ドライブ気分に浸る

ルート配送ドライバーは、毎日同じ場所に行くことに飽きてくるかもしれません。
そんな毎日見る同じ風景に、微妙な変化を見つけてみましょう。街路樹の成長、日光の強弱、道行く人のファッションや表情、交通量の増減など、些細な変化を楽しみ、運転そのものを楽しみましょう。
毎日同じ道でも、車の運転そのものの楽しさに気付くかもしれません。

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楽しいドライブ

9. トラック好きになる

ルート配送ドライバーにとってのトラックは、カメラマンにとってのカメラであり、画家にとっての筆、放射線技師にとってのレントゲンです。そのアイテムに精通し、自在に使いこなしてこそ、仕事がうまく行きます。
仕事がうまく行くと、その仕事が楽しくなります。そして精通するには、それを好きになることが一番です。好きこそものの上手なれ、です。
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10. 現実逃避する

人生には浮き沈みもあります。ツイていないときはとことんツイていないこともよくあります。ツイていないことが続くこともありがちです。
そこで気持ちが腐ってしまうと、負の連鎖に陥るかもしれません。ツイていないときも「絶対に負けない、絶対に諦めない」の気持ちを持ち続けていれば、そのうち運気は変わります。
ツイていないとき、気持ちがふさいだときは、軽く現実逃避しましょう。宇宙の広さ、時の流れなんかを考えてみると良いでしょう。自分がちっぽけに思えて、辛い現実をしばらくの間、忘れられるかもしれません。

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広大な宇宙を思い浮かべる

タクシードライバーのストレス解消法10選

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タクシードライバーはプロドライバーとして安全運転に神経を使いつつ、接客業でもあるので生身のお客様を快適に目的地まで運ばなければいけません。世の中には「タクシー運転手なんて、他に何もできなかった社会の落ちこぼれが就くような底辺の仕事だぜ」と考え、タクシードライバーを見下してくるサイテーな人間も実在します。そんなこんなで、タクシードライバーは中小企業の経営者並みにストレスを抱えます。

ストレスは主に、自分が思い描く自分、生活と、現実の自分、生活とのギャップによって生まれます。つまり、自分が思い描く自分、生活により近い自分と生活を実現できているとストレスも少なくなります。お金のあるなしや、地位の高い低いではないわけです。
つまり、年収が億を超える超金持ちや、世界中からファンレターが届くスーパースターのように、人がうらやむ生活を送る人たちにもストレスはあるのです。
タクシードライバーを「底辺職」だと見下すサイテー野郎は相当ストレスがたまる生活を送っていて、そのストレスのはけ口として見ず知らずの他人を見下す発言を繰り返している、と容易に想像できます。
どうしたってストレスはたまります。たまったストレスを解消させることが肝心です。

そこで今回は、タクシードライバーがうまくストレスを解消させられる方法を紹介します。仕事中にもできる「ちょっとした工夫」なので、気軽に試してみましょう。「ちょっとした工夫」なので、解消できるストレスも「ちょっと」だけかもしれませんが、効果のほどに関して当局は一切関知しません。


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1. 昼寝

タクシードライバーは勤務時間が長い場合、休憩を取らなければなりません。きちんと休憩しましょう。
また、タクシードライバーが収入を上げるには乗客をたくさん乗せなければいけませんが、それには運次第という要素もあります。「今日はツイてない」と感じる日は、無理して仕事を続けても、どんどんストレスがたまっていくだけです。休憩して昼寝でもしてみると、気分転換にもなってまた新しい気持ちで仕事を続けられるかもしれません。運気も好転するかも。

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至福のときかも

2. 車線変更しない

車線変更や、ひんぱんな右折・左折は細かい神経を使うものです。複数の操作が必要な、神経を使う運転はなるべく避けましょう。
長時間の勤務の場合、精神的に負荷のかかる運転を避け、疲れのたまらない運転を心がけましょう。

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なるべくしないように

3. ラジオを聞く

乗客がいないときは、比較的自由に過ごせるのがタクシードライバーの仕事のメリットです。ラジオなどで好きな音楽を聞くと、ほどよい気分転換になるでしょう。
DJのおしゃべりを聞いて、乗客との会話のネタを仕入れておくというタクシードライバーもいます。英会話などの教養番組を聞いて勉強するのも良いかもしれません。
いずれにしろ、あまりラジオに集中し過ぎて運転がおろそかにならないよう気をつけましょう。

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ラジオもいいかも

4. 姿勢を正しくする

タクシードライバーに限らず、長時間同じ姿勢で運転席に座ることになるプロドライバーは、腰を痛めがちです。正しい姿勢で運転すると、腰への負担も減ります。
さらに、時折ストレッチなどを行い、血行を良くして腰痛対策を心がけましょう。
体への負担が減れば、ストレスも減ります。

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正しい姿勢が案外疲れない

5. 同僚と話す

タクシードライバーの仕事は、乗客がいないときは孤独ですし、乗客がいれば接客に神経を使います。しかし、人は時には「ぶっちゃけて話ができる、気軽なふれあい」が必要になります。
タクシードライバーも会社にいるときは同僚もいます。他愛ない会話を楽しみましょう。ときにはイラっとくる乗客もいるでしょうから、乗客への悪口や愚痴を吐き出すのも良いかもしれません。
人への悪い印象は心にためないのが一番です。

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ときには他愛ない会話を

6. ブログを書く

タクシードライバーの仕事は、乗客がいないときは孤独ですし、乗客がいれば接客に神経を使います。しかし、人は時には「ぶっちゃけて話ができる、気軽なふれあい」が必要になります(以上コピペ)。心にたまったモヤモヤを、休憩時間を利用してブログなどで吐き出しましょう。
もしかしてアフェリエイトで副収入を得られるかもよ、です。
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7. 叫ぶ

大声を出すと、結構ストレスを発散できます。乗客のいないときなら、大声も出したい放題です。大声で歌うのも良いです。
大きな声を出すことは、息を大きく吸い、吐くことになるので深呼吸と同じで健康に良いと、落語家の桂枝雀師匠が言ってたと思います。

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1,2,3、ダーッ!

8. ホットココア

ホットココアを飲むと、心が癒さられます。
けど、好き嫌いもあるかもしれませんので、とにかく自分にとって、これを飲むと、あるいは食べると「心癒される」というものを見つけ、休憩時に、たまに摂取するのです。
あまりに摂取が過ぎると効果が薄まりますし、あまりにも我慢して禁断症状に悩まされても厄介なので、摂取は「たまに」にしておきましょう。
また、ホットココアで心地良くなり過ぎ、眠くなってもいけないので気をつけて。

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身も心も温まる

9. 今を生きる

今していることに気持ちを集中させましょう。
奥さんへの不満や乗客への愚痴、どうにもできなかった過去への後悔、老後への不安などは一切忘れましょう。
人は余計な雑音に惑わされるので、いろいろ悩むのです。目の前のことを1つ1つ片づけていけば、自然と前へ進みます。恐れや不安を抱くことはないのです。

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雑音は気にせず

10. 現実逃避する

「今」に気持ちを集中するのが難しければ、すっぱり現実逃避しましょう。嫌なことはすべて忘れ、妄想に浸るのです。
髪は薄くなり、腹は出てきて、加齢臭ももはやごまかせないお年頃だとしても、すべてを腕力で強引に解決するドウェイン・ジョンソンになってレーシングカーを走らせている、などと想像してみましょう。

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たまには必要