トラックドライバーに向いている人がトラックドライバーの仕事に就くと、毎日10時間トラックを運転することが楽しくて仕方なくなり、トラックドライバーの仕事に就いて良かったと思います。女性も同じです。
そして今、社会は女性トラックドライバーを求めています。男性が軟弱になり、トラックドライバーの仕事に就いて仕事を楽しみながらバリバリ稼ぎたいという、若くて威勢の良い男性が激減したからです。
そんなわけで今回は、トラックドライバーにはこんな女性が向いているはず、というタイプを紹介します。これを読んで「もしかしてこれって、ワタシのこと?」と瞳がキラキラした女性は、こぞってドライバー専門の求人サイトでトラックドライバーの求人を探してみましょう。
1. 小さいことにこだわらない人
トラックドライバーの仕事は世間から悪いイメージで見られがちです。「バカしかやらない仕事」だの「底辺職」だの、平気で口さがないことをまくしたてる輩までもいます。やっかみでしょうけど。
「トラックドライバーに、私はなる!」なんて叫ぶと、周囲の友人知人は眉をひそめるかもしれません。
もちろん、トラックドライバーはパリコレに出ているようなスーパーモデルのように、世間からチヤホヤされることはありません。しかし、ネットショップでポチった化粧品があっという間に自宅に届いたりするのも、スーパーに新発売のチョコ菓子が並ぶのも、すべてトラックドライバーのおかげです。誰も口には出しませんし、SNSにも投稿しませんが、心の中ではトラックドライバーに感謝せざるを得ないのが、便利で文明的な生活を送る現代人です。
世間的なイメージや友人知人のいわれなき偏見を気にしない度量の広さ、肝っ玉をお持ちの方は、明日からでもトラックドライバーの仕事に就けるのではないでしょうか。
2. 繊細な人
トラックドライバーになるには、小さいことにこだわらない豪快さも必要ですが、同時に優しくていねいな安全運転をできる繊細さを兼ね備えた人がふさわしいと言えます。
トラックドライバーの仕事は、時間厳守で荷物を安全に届け先に運ぶことです。荷物が傷ついたり、破損してはいけないので、急ブレーキや急加速、急なハンドル操作などはもってのほかで、ていねいなエコドライブをしなければいけません。トラックドライバーというと「荒くれ者の仕事」のようなイメージを抱く人もいますが、実はとても繊細な仕事なのです。
3. 体力に自信のある人
トラックドライバーには豪快さと繊細さとともに、体力も必要です。世間的なイメージでもトラックドライバーは体力仕事と思われていますが、これは事実です。
実際、荷の積み下ろしが手作業の場合、それなりの筋力も必要です。ただ、女性トラックドライバーの場合、今はフォークリフトなどの機械を使ったり、効率を考えて手作業の荷の積み下ろしは男性スタッフが行ったりもしますので、あまり筋力は必要ありません。
それでも、長時間運転席に座ってトラックを運転することは体力を消費します。1日の仕事が終わると、結構疲れがたまっています。やはり体力仕事なのです。
4. ガッツリ稼ぎたい人
トラックドライバーの給与は固定給+歩合給+諸手当、もしくは日給+歩合給+諸手当であることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」であり「やらなければやらないだけ稼ぎの減る仕事」にもなっています。
とにかく「何をどうしても毎月同じ給与」ではないのです。
ちなみに「全然やらなくてもたくさん稼げる仕事」なんてありません。
そんなわけで、働きに応じて給与を稼ぎたいと思っている多くの人が、トラックドライバーの仕事に就きます。女性も同様です。
ちなみに、女性のトラックドライバーの収入は月収22万円~28万円、年収にすると300万円~350万円と言われています。一般的なブティック店員に比べて大幅に低いということはなく、接客が苦手な女性にとっては安定した収入を得られる職業となっています。
男性のトラックドライバーは年収が400万円台と言われていますから、それに比べて結構低い数字になっていますが、女性は中型や小型トラックでの短距離の仕事を選択している人が多いので、大型で長距離の仕事をする男性に比べて、平均ではどうしても低くなってしまうからのようです。
5. 人間関係にわずらわされたくない人
女性はおしゃべりが好きな人が多いです。ほとんどのおしゃべりは他愛のないもので、そこから何かが生まれたり、大きな問題が解決することも滅多にないのですが、ときとして「口は災いの元」ともなり、大きなトラブルに発展することもあります。
そんなわけで、ママ友トラブルやお局様トラブルなど、女性は人間関係が泥沼化すると、地獄の様相を呈しがちです。
そんな人間関係に疲れた人、または最初からそんな人間関係にわずらわされたくないという人こそ、トラックドライバーになるべきです。トラックドライバーの仕事は「1人が基本」です。仕事の大半を占める「トラックの運転中」は1人きりです。ほとんど人との接触がなく、そこに人間関係はありません。
6. 子育て中の人
日本ではどういうわけかまだ「育児は女性の役割」と言われることが多く、男性がなかなか育休を取得できない状況が蔓延していたりします。
そんなわけで、小さい子どものいる女性は、仕事と育児のバランスにはなかなか心を悩ませます。
トラックドライバーの仕事は、会社や業態によって勤務時間などを選ぶことができ、仕事と育児のバランスを取って仕事することもできます。
また、子どもがいると「この子のためにも頑張って仕事をしよう」というモチベーションになります。
ですから会社も「小さい子どもを持つ母親は、子どもが病気だからと言って急に仕事を休んだりするから使いにくい」なんて思わず、柔軟に対応して女性ドライバーという人材を大切にしましょう。
7. 運転技術の向上に情熱を持てる人
トラックドライバーという仕事に就くなら「運転が好き」であることは好ましい条件です。「好き」を仕事にするので、仕事が楽しくなるからです。
さらに、車の運転がうまかったり、うまくなろうという向上心がある人は、効率的に仕事ができるのでとても便利です。
「好きこそものの上手なれ」とも言います。運転を好きだという人は運転技術も向上し、仕事を楽しく、スムーズにしやすくなるでしょう。
8. 自分の価値観をしっかり持っている人
前述した通り、トラックドライバーを悪く言う人が世間には実在します。確かに不埒なトラックドライバーもいますし、トラックに限らず、車の運転には常に命の危険が関わるので、世間の目が「ドライバー」という存在に厳しくなるのも仕方ありません。
それでも運転が好きで、自由度の高い仕事をしたくて、仕事も私生活も充実させたいのであれば、他人の目を気にしているのはもったいないです。
自分に素直になりましょう。悩んだことがうそのよう。だって、自由なのだから、何でもできるのです。
9. 大きい機械が好きな人
大型トラックはその名の通り、大きいです。
トラックドライバーとして働いている人の中には「大きなトラックを運転するトラックドライバーの姿に憧れて自分もトラックドライバーになった」という人が結構います。
大きなトラックを自在に操るのはカッコいいです。男性に比べて体格の小さい女性が大きなトラックを運転したら、なおさらカッコいいです。
その大きなトラックを自在に操りたい人は、ぜひトラックドライバーになるといいでしょう。小柄な女性ほど、その快感が分かるかもしれません。
10. 好きなことを仕事にしたい人
運転が好きな人、トラックが好きな人、社会貢献が好きな人、自由が好きな人は、トラックドライバーの仕事が向いています。一度、トラックドライバーとなって働く自分の姿を妄想してみましょう。案外、しっくりくるかもしれません。
最後に
男性と女性とは根本的な身体の構造以外、そんなに大きな違いがあるとは思えません。上記10項目のどれかに当てはまったという人は男性でも、恐らくトラックドライバーの仕事に向いています。