トラックマン

トラック専門サイト

タクシードライバーが注意すべき病気

f:id:truck_sa:20190816121152j:plain

健康管理はタクシードライバーやトラック運転手など、あらゆるプロドライバーにとって必要です。運転手は体調不良によって交通事故を起こしかねないからです。風邪も禁物です。

多くのタクシードライバーは隔日勤務という特殊な勤務形態で働いています。隔日勤務では約20時間勤務し、その翌日の丸1日を休みます。約20時間の勤務には3時間の休憩を含みますし、また月に18日の休みを取ることができます。
それでも約20時間仕事に拘束され、しかもさまざまなお客さんを乗せるので、それなりにストレスもあるのが隔日勤務のタクシードライバーです。人間、長時間ストレスにさらされていると体調にも影響を受けます。
ガッツリ稼げる隔日勤務を続けるため、タクシードライバーにとって健康管理はとても重要なのです。

そこで今回はタクシードライバーが気をつけるべき病気、タクシードライバーがなりがちな病気を紹介します。気をつけましょうね。

腰痛

タクシードライバーだけではなく、トラック運転手やバス運転手といった、長時間運転席に座って仕事するすべての職業の人がなりやすいと言われているのが腰痛です。同じ姿勢で座り続けて腰の筋肉が緊張することが、腰痛の原因になるようです。
そのため、多くのタクシードライバーが腰への負担を減らすクッションを使っています。体型には個人差があり、他の人に合うクッションが必ずしも自分にも合うとは限らないので、いろいろ試して自分に合うクッションを見つけます。
また、休憩時など、時間を見つけてできるだけストレッチをすることで、腰の筋肉の緊張をほぐします。腰痛だけではなく、肩凝りなどの予防にもなるはずです。
運転姿勢にも気をつけましょう。猫背は腰に負担をかけてしまうので、背筋を伸ばしてハンドルを握ることが肝心です。

f:id:truck_sa:20190603135114p:plain
ツライ腰痛

エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群は、食事や水分を十分に取らず、狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと陥る病気です。飛行機のエコノミークラスで長時間のフライトを経験すると、この病気になったりするので、こういう名前が付けられました。
このエコノミークラス症候群が肺塞栓などを誘発する恐れがあります。
足を動かさないので血行不良になり、それによって血液が固まりやすくなります。最悪、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まってしまうわけです。
休憩時にはなるべく車外に出て足を動かすことで防ぎます。体内の水分が減ると血栓ができやすくなるので、水分もこまめに補給します。

f:id:truck_sa:20190607132659p:plain
足を動かそう

心臓病・脳血管疾患

長時間、同じ姿勢でいることで人間の体は血行不良になりやすくなります。さらに隔日勤務のタクシードライバーは生活時間が不規則になり、食事を真夜中に取ることになったりします。
こうしたことが元で起こるのが心臓病や脳血管疾患です。
適度な運動と休憩、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠などを心掛けましょう。

f:id:truck_sa:20190617145015p:plain
心臓病に要注意

睡眠時無呼吸症候群

これはタクシードライバーがなりやすいと言うより、なってしまうと大変という病気です。
睡眠時無呼吸症候群は、眠っているときに呼吸が止まってしまう疾病のことです。一般的に肥満体型の人に多いと言われています。
起きているときに集中力が低下したり、強い睡魔に襲われたりするので、タクシードライバーが絶対に避けたい交通事故のリスクが高まります。イビキをかく人は睡眠時無呼吸症候群の傾向が強い可能性があるので、人から「君はよくイビキをかく」と言われたことのある人は、専門医の診察を受けたほうが良いでしょう。

f:id:truck_sa:20190816122403p:plain
強い睡魔が襲う

尿路結石

勤務中に「行きたい」ときにもなかなかトイレに行けなかったりするタクシードライバーに多いのが、尿路結石です。自由にトイレに行けなかったり、そのために水分補給を我慢することでなってしまうと言われています。
尿道に石が詰まって激痛を起こします。
水分補給をきちんと行うこと、トイレを我慢しないこと、適度に運動することなどで防げるそうです。

f:id:truck_sa:20190816122534p:plain
激痛がっ!

糖尿病

これはタクシードライバーがなりやすいと言うより、なっていると「タクシードライバーになれない」という病気です。この他、心臓疾患、肝硬変、うつ病などの精神疾患だと、タクシードライバーとして採用されないそうです。これらの疾病はタクシードライバーの仕事を遂行するのに大きな支障を起こしかねないと言われています。
ただ、きちんと医療機関で医師に相談すれば、ちゃんと採用されることもあります。

f:id:truck_sa:20190816123120p:plain
うつ病

高血圧

これもタクシードライバーがなりやすいと言うより、なっていると「タクシードライバーになれない」というものです。高血圧は心臓疾患、脳疾患、血管病などの原因になります。
タクシードライバーとして、と言うより人として健康で長生きするために、適度な運動と休憩、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠で高血圧を防ぎましょう。

f:id:truck_sa:20190816123326p:plain
高血圧にも要注意

 

最後に

タクシードライバーとして健康管理に留意するということは安全運転に留意することです。すなわち、タクシードライバーにとって何よりも大切なことです。

f:id:truckman:20190709135527p:plain

トラック運転手が事故りやすい原因

f:id:truck_sa:20190603143734j:plain

ほとんどの人が「事故なんて起こすまい」と思ってハンドルを握っています。トラック運転手も同じです。
あおり運転を非難されたり、あおり運転で逮捕された人だって、非難されて逮捕されたくてあおったわけではないはずです。
誰もが「事故なんて起こしたくない」と思っていても事故は起こります。ネットニュースで「トラック運転手」を検索すると、必ず交通事故の記事が出てきます。世間の人はよほどトラック運転手は運転が乱暴だと思いかねません。ただ、毎日多くのトラック運転手がトラックを走らせているので、それだけ事故に遭う確率も高くなるからなんですけどね。それに、トラック事故の原因が必ずしもトラック運転手にあるとも限りません。
ちなみに、トラックの運転で事故に遭うと、両方に非がある場合や、相手側に非がある場合でも、その相手が歩行者や自転車だったりすると、トラック運転手側が大きな責任を問われるケースがあるそうです。法律上そうなっているのだとか。
とにかく、たとえトラック運転手であろうがなかろうが、事故には十分気をつけたいものです。そこで今回は、多くの人の喚起を促す意味からも、トラック運転手が事故に遭いやすい場所、時期、要因などを紹介します。
トラック以外の運転手の人も、車は一切運転しない人も、老いも若きも、皆さん、心のどこかに留め置いてください。

幹線道路でのスピードの出し過ぎ

交通事故は郊外の幹線道路より、圧倒的に市街地のほうが多いそうです。市街地は車や人が集中しているので、当然交通事故も集中するわけです。
その一方、郊外と市街地をつなぐ幹線道路は、交通事故による死傷者の割合が、市街地での事故より高いそうです。住宅やビルなどが密集していると車、歩行者も多く、やはり事故を意識してスピードの出し過ぎにも注意しますが、そうした場所を離れると、ついスピードを出し過ぎてしまい、そのため事故を起こしやすくなるようです。
実際、制限速度も住宅地などに比べて少しゆるくなります。制限速度のゆるみが安全運転意識のゆるみにつながるわけです。

f:id:truck_sa:20191205130041j:plain
スピードの出し過ぎに注意を

信号のない交差点での不注意

それでも交通事故が多発するのは、やはり市街地です。特に交差点は要注意です。
さらに、交差点の中でも「信号のない交差点」がダントツに交通事故が起きやすくなっています。ここで一時停止と安全確認を怠ることで事故を起こしてしまう人が多いのです。右折時は特に要注意です。
もちろん左折時も油断できません。大型トラックは内輪差が大きいので、左折時に自転車やバイク、また歩行者に接触する危険があります。
トラックは死角が多いので、サイドミラー、アンダーミラーなどで周囲に子どもや自転車がいないか、常に気を配らなければいけません。

f:id:truck_sa:20191205130620j:plain
交差点は慎重に運転を

安全運転意識が希薄

どんな場所でも、運転手がしっかり安全運転を意識していないと、交通事故を起こしてしまう危険も高まります。
トラック運転手も経験を積めば積むほど、ついつい自分を過信して油断してしまいます。そういう「慣れ」は禁物です。もちろん、通い慣れた道での油断も禁物です。経験を積んだと自覚したときこそ、改めて安全運転を意識しましょう。

f:id:truck_sa:20191205131028p:plain
自信過剰‥は禁物

体調不良

安全運転をないがしろにしていないと思っている人でも、不可抗力で安全運転を意識できなくなるときがあります。睡眠不足や疲労などによって集中力を持続できないときです。
事故につながるような睡眠不足や、単なる疲労を通り越した過労は、運転手自身の体調管理に原因があるときもあります。仕事に支障をきたすような夜遊びなどは避けたほうが良いでしょう。
風邪などの病気でも意識がもうろうすることがあります。体調を崩して病気にならないよう、これまた運転手自身の自己管理が大切です。
しかし、無理な運行スケジュール、会社側の労務管理にも問題があります。あまりにも過酷な仕事を続けると、どんな人間でも睡眠不足、過労になり、体調を崩します。
最近はトラック運転手の労働環境も改善が進んでいますが、「これからトラック運転手になろう」と考えている人は、労務管理をきちんとやっている会社を選び、交通事故のリスクを減らしましょう。

f:id:truck_sa:20191205132038j:plain
風邪にも気をつけよう

イライラ

体調が万全ではないときと同様、精神面が万全ではないときも集中力を欠き、安全運転を意識できなくなります。あおり運転はその良い例だと言えます。
たとえ自分が無理な追い越しをされたと感じたり、運行スケジュールにストレスを感じても、焦ったり、憤ったりせず、冷静な運転を心掛けないと、事故を起こしてしまうかもしれません。
誰かに「あおられてる」と恐怖を感じたとしても、あおり返していい理由にはなりません。「恐怖を感じる」ことは恥じることでも何でもないので、そんなときでも冷静に判断しましょう。

f:id:truck_sa:20190613144949p:plain
恐怖に駆られた人

12月

1年の中で交通事故が一番多いのは12月だそうです。次に多いのは7月だそうですが、死亡事故は圧倒的に12月に起こっているのだとか。
7月には夏休みがあり、12月は年末年始時期に当たり、車で出掛けることが多くなるのも、その要因の1つのようです。ただ、お盆休みは8月なので、7月にはまた別の要因があるのかもしれません。
12月は道路の凍結が起こり始める時期でもあり、吹雪が起こり始める時期ということもあって、事故が起こりやすくなるとも考えられています。つまり「起こり始め」なので、運転手がまだ冬の気候に慣れていないわけです。くわばら、くわばらです。

f:id:truck_sa:20191205132441j:plain
12月と言えば

自然

交通事故は人的要因だけで起こるものではありません。
車の運転で特に気をつけなければいけない、自然の要因は気候です。特に日常的にあり得るものとして雨には要注意です。
雨天時は視界が悪くなるうえ、道路も滑りやすくなります。他の車や歩行者も同様なので、まさに油断は禁物。自転車が近寄ろうものなら最悪です。
冬季はにも気をつけましょう。また、トラックは車体が大きいので風の影響を受けやすく、強風も大敵です。風にハンドルを取られて事故を起こす可能性もあります。
大雨での土砂災害、洪水、落雷、落雷による倒木などもあります。ここまで来ると交通事故ではなく、自然災害ですが、そんなときも冷静に判断して適切な対応を心掛けてください。

f:id:truck_sa:20191205132853j:plain
大自然の脅威

居眠り運転

疲労、過労、寝不足から交通事故を起こすのは、不注意が原因になっていることもありますが、やはり居眠り運転は最悪です。居眠り、すなわち意識が起きていないのですから危険きわまりないと言えます。

f:id:truck_sa:20190614113544j:plain
眠くなったら仮眠を

飲酒運転

飲酒運転も意識がもうろうとし、最悪、意識がない状態での運転になります。事故を起こす可能性しかありません。
もちろん、会社もトラック運転手のアルコール検査はきちんと行うはずですが、運転手自身の「飲酒運転厳禁」の強い意識が必要です。

f:id:truck_sa:20191205133356p:plain
飲んだら運転厳禁

トラックの不調

割合としては少ないようですが、ブレーキの不調など、車の不具合でも事故は起こります。
タイヤの摩耗も車両性能の低下を招きますし、車両点検を万全に行うことが必要です。

f:id:truck_sa:20191101131923j:plain
車両整備は大切

最後に

交通事故の危険はトラックに限ったことではありません。しかし、仕事で毎日車を走らせる人は誰もが、それだけ交通事故のリスクも背負っていると自覚することが大切です。

f:id:truck_sa:20191205141302j:plain
意識を集中

女性トラックドライバーに向いている女性とは

f:id:truck_sa:20191128124640j:plain
女性必見

トラックドライバーに向いている人がトラックドライバーの仕事に就くと、毎日10時間トラックを運転することが楽しくて仕方なくなり、トラックドライバーの仕事に就いて良かったと思います。女性も同じです。
そして今、社会は女性トラックドライバーを求めています。男性が軟弱になり、トラックドライバーの仕事に就いて仕事を楽しみながらバリバリ稼ぎたいという、若くて威勢の良い男性が激減したからです。
そんなわけで今回は、トラックドライバーにはこんな女性が向いているはず、というタイプを紹介します。これを読んで「もしかしてこれって、ワタシのこと?」と瞳がキラキラした女性は、こぞってドライバー専門の求人サイトでトラックドライバーの求人を探してみましょう。

1. 小さいことにこだわらない人

トラックドライバーの仕事は世間から悪いイメージで見られがちです。「バカしかやらない仕事」だの「底辺職」だの、平気で口さがないことをまくしたてる輩までもいます。やっかみでしょうけど。
「トラックドライバーに、私はなる!」なんて叫ぶと、周囲の友人知人は眉をひそめるかもしれません。
もちろん、トラックドライバーはパリコレに出ているようなスーパーモデルのように、世間からチヤホヤされることはありません。しかし、ネットショップでポチった化粧品があっという間に自宅に届いたりするのも、スーパーに新発売のチョコ菓子が並ぶのも、すべてトラックドライバーのおかげです。誰も口には出しませんし、SNSにも投稿しませんが、心の中ではトラックドライバーに感謝せざるを得ないのが、便利で文明的な生活を送る現代人です。
世間的なイメージや友人知人のいわれなき偏見を気にしない度量の広さ、肝っ玉をお持ちの方は、明日からでもトラックドライバーの仕事に就けるのではないでしょうか。

f:id:truck_sa:20191128125010j:plain
ファッションモデル

2. 繊細な人

トラックドライバーになるには、小さいことにこだわらない豪快さも必要ですが、同時に優しくていねいな安全運転をできる繊細さを兼ね備えた人がふさわしいと言えます。
トラックドライバーの仕事は、時間厳守で荷物を安全に届け先に運ぶことです。荷物が傷ついたり、破損してはいけないので、急ブレーキや急加速、急なハンドル操作などはもってのほかで、ていねいなエコドライブをしなければいけません。トラックドライバーというと「荒くれ者の仕事」のようなイメージを抱く人もいますが、実はとても繊細な仕事なのです。

f:id:truck_sa:20191128130205j:plain
繊細な仕事

3. 体力に自信のある人

トラックドライバーには豪快さと繊細さとともに、体力も必要です。世間的なイメージでもトラックドライバーは体力仕事と思われていますが、これは事実です。
実際、荷の積み下ろしが手作業の場合、それなりの筋力も必要です。ただ、女性トラックドライバーの場合、今はフォークリフトなどの機械を使ったり、効率を考えて手作業の荷の積み下ろしは男性スタッフが行ったりもしますので、あまり筋力は必要ありません。
それでも、長時間運転席に座ってトラックを運転することは体力を消費します。1日の仕事が終わると、結構疲れがたまっています。やはり体力仕事なのです。

f:id:truck_sa:20191128130344j:plain
体を鍛えている人

4. ガッツリ稼ぎたい人

トラックドライバーの給与は固定給+歩合給+諸手当、もしくは日給+歩合給+諸手当であることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」であり「やらなければやらないだけ稼ぎの減る仕事」にもなっています。
とにかく「何をどうしても毎月同じ給与」ではないのです。
ちなみに「全然やらなくてもたくさん稼げる仕事」なんてありません。
そんなわけで、働きに応じて給与を稼ぎたいと思っている多くの人が、トラックドライバーの仕事に就きます。女性も同様です。
ちなみに、女性のトラックドライバーの収入は月収22万円~28万円、年収にすると300万円~350万円と言われています。一般的なブティック店員に比べて大幅に低いということはなく、接客が苦手な女性にとっては安定した収入を得られる職業となっています。
男性のトラックドライバーは年収が400万円台と言われていますから、それに比べて結構低い数字になっていますが、女性は中型や小型トラックでの短距離の仕事を選択している人が多いので、大型で長距離の仕事をする男性に比べて、平均ではどうしても低くなってしまうからのようです。

f:id:truck_sa:20191128130504j:plain
たくさん稼げた人

5. 人間関係にわずらわされたくない人

女性はおしゃべりが好きな人が多いです。ほとんどのおしゃべりは他愛のないもので、そこから何かが生まれたり、大きな問題が解決することも滅多にないのですが、ときとして「口は災いの元」ともなり、大きなトラブルに発展することもあります。
そんなわけで、ママ友トラブルやお局様トラブルなど、女性は人間関係が泥沼化すると、地獄の様相を呈しがちです。
そんな人間関係に疲れた人、または最初からそんな人間関係にわずらわされたくないという人こそ、トラックドライバーになるべきです。トラックドライバーの仕事は「1人が基本」です。仕事の大半を占める「トラックの運転中」は1人きりです。ほとんど人との接触がなく、そこに人間関係はありません。

f:id:truck_sa:20191128131308j:plain
女性グループ内の人間関係は面倒かも

6. 子育て中の人

日本ではどういうわけかまだ「育児は女性の役割」と言われることが多く、男性がなかなか育休を取得できない状況が蔓延していたりします。
そんなわけで、小さい子どものいる女性は、仕事と育児のバランスにはなかなか心を悩ませます。
トラックドライバーの仕事は、会社や業態によって勤務時間などを選ぶことができ、仕事と育児のバランスを取って仕事することもできます。
また、子どもがいると「この子のためにも頑張って仕事をしよう」というモチベーションになります。
ですから会社も「小さい子どもを持つ母親は、子どもが病気だからと言って急に仕事を休んだりするから使いにくい」なんて思わず、柔軟に対応して女性ドライバーという人材を大切にしましょう。

f:id:truck_sa:20191128131427j:plain
母と子

7. 運転技術の向上に情熱を持てる人

トラックドライバーという仕事に就くなら「運転が好き」であることは好ましい条件です。「好き」を仕事にするので、仕事が楽しくなるからです。
さらに、車の運転がうまかったり、うまくなろうという向上心がある人は、効率的に仕事ができるのでとても便利です。
「好きこそものの上手なれ」とも言います。運転を好きだという人は運転技術も向上し、仕事を楽しく、スムーズにしやすくなるでしょう。

f:id:truck_sa:20191128131746j:plain
運転する人

8. 自分の価値観をしっかり持っている人

前述した通り、トラックドライバーを悪く言う人が世間には実在します。確かに不埒なトラックドライバーもいますし、トラックに限らず、車の運転には常に命の危険が関わるので、世間の目が「ドライバー」という存在に厳しくなるのも仕方ありません。
それでも運転が好きで、自由度の高い仕事をしたくて、仕事も私生活も充実させたいのであれば、他人の目を気にしているのはもったいないです。
自分に素直になりましょう。悩んだことがうそのよう。だって、自由なのだから、何でもできるのです。

f:id:truck_sa:20191202102312j:plain
流されない人

9. 大きい機械が好きな人

大型トラックはその名の通り、大きいです。
トラックドライバーとして働いている人の中には「大きなトラックを運転するトラックドライバーの姿に憧れて自分もトラックドライバーになった」という人が結構います。
大きなトラックを自在に操るのはカッコいいです。男性に比べて体格の小さい女性が大きなトラックを運転したら、なおさらカッコいいです。
その大きなトラックを自在に操りたい人は、ぜひトラックドライバーになるといいでしょう。小柄な女性ほど、その快感が分かるかもしれません。

f:id:truck_sa:20191128133317j:plain
見上げる大きさ

10. 好きなことを仕事にしたい人

運転が好きな人、トラックが好きな人、社会貢献が好きな人、自由が好きな人は、トラックドライバーの仕事が向いています。一度、トラックドライバーとなって働く自分の姿を妄想してみましょう。案外、しっくりくるかもしれません。

f:id:truck_sa:20190614140054j:plain
トラックを運転する仕事

最後に

男性と女性とは根本的な身体の構造以外、そんなに大きな違いがあるとは思えません。上記10項目のどれかに当てはまったという人は男性でも、恐らくトラックドライバーの仕事に向いています。

路線バス運転士の仕事が大変な理由

f:id:truck_sa:20190620135936j:plain

路線バス運転士は、月収は約25万円から約30万円、年収は約300万円から約400万円と言われています。悪くない収入です。
そんな路線バス運転士もトラックやタクシーの運転手同様、人手不足が続いているそうです。一般社団法人 女性バス運転手協会が設立されて女性バス運転士の増加に努めているほどです。
トラック運転手がネット通販などの物流によって庶民の生活を支えている「尊い仕事」であるのと同じように、路線バスも鉄道が通っていない地域ではそこに生活する人たちのとなり、また都心でも、運転免許を持たない人、返納した人たちのになっています。庶民にとってなくてはならない社会的インフラと言っても良いっしょ。

そんな「立派な仕事」であるはずの路線バス運転士ですが、人手不足が続いています。
繰り返しますが、路線バス運転士の月収は約25万円から約30万円、年収は約300万円から約400万円で、決して悪くない収入だと言えます。それでも「お気楽ゴクラク」な仕事ではないわけです。そりゃそうでしょう、世の中に「お気楽ゴクラク」にしながら月収は約25万円から約30万円、年収は約300万円から約400万円を得られる仕事なんてありゃしません。

言ってみれば、世の中のあらゆる仕事は「大変だ」と思える要素があるわけです。しかし、その「大変だ」と思える要素も、人によっては受け取り方が違いますし、また、あらかじめ覚悟しておけば、ダメージが少なくて済むような対処もできるかもしれませんし、できないかもしれません。

今回は路線バス運転士の仕事が大変だと言われがちな理由を紹介します。本気にするもしないも、心して決めよ。

時間厳守が大変

路線バスは決められたスケジュール通りにルート上のバス停を回らなければいけません。道が渋滞していても、激しく空いていても、遅れ過ぎたり、早く着き過ぎてはいけません。
もちろん、スケジュールはいろいろな要素を吟味して決められていますが、ときには想定外の突発的なことが起こることもあり、スケジュール通りの運行が困難になることもあります。
それでもスケジュールに沿ってバスを運行させなければいけません。これはかなり大きなプレッシャーになります。

f:id:truck_sa:20190607160132j:plain
時間通りに

接客が大変

大型トラック並みに大きなバスを運転するのが路線バスの運転士です。ま、中にはマイクロバスを利用したコミュニティバスもありますが、一般的には大型バスです。
大型トラックは荷物の積み下ろしをトラック運転手が行うことが多いです。しかし、バスの場合、バスが運ぶ「乗客」は、自分たちで乗り降りしてくれます。ここがトラック運転手とバス運転士の大きな違いでもあります。
バス運転士は「生きた乗客」を運びます。
バス運転士は乗車賃の精算業務も行い、乗客を快適に運ばなければいけません。問題行動を起こす乗客がいれば対処もしなければいけません。
乗客の中には行儀の悪い中高年もいるかもしれません。泣き止まない赤ん坊を煙たがる不埒な輩もいるかもしれません。運転士やバス会社にクレームを言ってくる人もいるかもしれません。これはなかなか厄介です。
バスが混んでいるときは、立って吊り革につかまっている乗客もいるでしょう。そんなときでも運転士は、座っている人にも立っている人にも安全な運転をしなければいけないのです。急ブレーキをかけたり、急にハンドルを切るようなことは慎まなければなりませぬ。
ただ、ていねいで親切な接客と運転を続けていると、ときには乗客から感謝されたりします。それが仕事のやりがいになったりもします。

f:id:truck_sa:20190620140258j:plain
混んでいても安全運転

大型二種免許取得が大変

バス運転士として働くには大型二種運転免許が必要です。
大型二種運転免許の受験資格は「21歳以上で、普通自動車免許か大型一種運転免許、もしくは大型特殊自動車免許の取得後3年以上が経過していること」です。その合格率は10%ほどとも言われていて、寝そべっていてできるような簡単なものじゃありません。
しかし、そうやって得た資格だからこそ、それが必要なバス運転士は高度な専門職だと言えるのです。転職するにも、この免許があると有利です。

f:id:truck_sa:20190614112941p:plain
免許は必須

ルーティンワークが大変

路線バスの運転士は、毎回同じルートを走ります。毎日毎日同じです。バスの窓から見える景色も同じです。
朝は通勤、通学のサラリーマンや学生、昼間は買い物客、夕方はまた学生、夜は仕事に疲れたサラリーマンと、乗客の顔ぶれも毎日ほぼ同じ感じです。突然、インドのマハーラージャが乗ってくることはまずないでしょう。
毎日同じことの繰り返しです。毎日同じことの繰り返しが苦痛な人には大変です。過酷な仕事だと言い切れます。
そんな人は、同じことの繰り返しの中に些細な変化を見出し、それを喜びに変えていく努力をしましょう。
逆に、毎日同じことの繰り返しは楽でいいや、と思える人には大変でも何でもありません。

f:id:truck_sa:20190620140734p:plain
毎日ぐるぐる

残業・休日出勤が大変

路線バス運転士はここのところ人手不足状態が続いています。そのためバス会社のシフトはカツカツです。誰かが病欠なんてことになると、誰かがその穴を埋めるために残業や休日出勤もしなければいけません。
ただでさえカツカツに組まれているシフトに加え、業務を増やすのですから、これを大変と言わずして何を大変と言いましょう。
しかも、結構そんなことがひんぱんに起こったり起こらなかったりします。

f:id:truck_sa:20190603155153p:plain
残業もアリ

過疎地では廃線になることもあって大変

地方では生活に欠かせない「足」となっている路線バスですが、人口減少で過疎化の進む地域では本数も少なく、しかも乗客が1人だったり、ゼロだったりしてもバスを走らせることがあります。さすがに労働意欲が減退します。
さらに利用者が激減し、廃線となってしまう路線も少なくありません。
せっかくルートを覚え、乗客とも顔なじみになっても、これはなかなか寂しいものです。

f:id:truck_sa:20190606153005p:plain
寂しい‥

道を覚えなければならなくて大変

路線バス運転士であれば、ルートを覚えることは必須です。路線バス運転士として働くための大前提です。道を覚えるのが苦手な人には大変です。
でも、道を覚えることが得意な人にとっては屁でもないでしょう。

f:id:truck_sa:20190607123122p:plain
道を覚えよう

ブラック企業もあって大変

法律上、バス運転士の1日の勤務は16時間までで、翌日勤務開始までは8時間以上空けることになっています。ですが、会社によってはこの法律ギリギリで運転士を勤務させているところもあり、バス運転士は16時間勤務から次の勤務まで8時間しかないという状態で勤務していたりします。この8時間の中で家に帰って風呂に入り、食事をして、また出勤しなければいけないので、睡眠時間は4時間とか5時間くらいになってしまいます。
4時間しか眠っていない状態で大勢の乗客を乗せたバスを運転し、公道を走るなんて、考えなくても無茶です。しかし、それでも法律を守っていることになるのです。これはもう「法律が間違っている」としか言えません。
もちろん、運転士の健康状態を考え、乗客の安全を優先的に考える会社もあります。
しかし、法律ギリギリで運転士に無茶な勤務を強いる会社もあるのです。
そんなブラックな会社を選んでしまわないように、バス運転士として仕事を探す人は、ドライバー専門の求人サイトを利用し、自分に合った会社を探しましょう。

f:id:truck_sa:20190606135039p:plain
ブラック企業は避けよう

大勢の命を預かるのが大変

路線バスが運ぶのは大勢の乗客です。それで道路を走るのですから、交通事故のリスクを常に伴います。路線バスの運転士として安全運転は何が何でも守らなければならない責務です。
その運転には、乗客の命だけではなく、対向車など、同じ道路を行くすべての車に乗る人、さらには歩行者、自転車に乗る人の命も関わってきます。
これはかなりのプレッシャーになります。
しかし、そんなプレッシャーの下でも毎日しっかり安全運転を続けてこそ、本物の路線バス運転士と言えるのです。
f:id:truck_sa:20190603133505p:plain

タクシードライバーの秘かな自慢話

f:id:truck_sa:20190610130558j:plain

年収250~300万円、月収なら23~25万円と言われ、その一方、稼いでいる人は年収400万以上とも言われているタクシードライバー。「結構稼いでるじゃん」という収入ですが、同時に人手不足が続いているようです。と言うか、世間ではいろいろな職業が人手不足になっています。
タクシードライバーの仕事は「長時間拘束されて過酷」とも言われています。しかし「少しの時間で楽々稼げる仕事」なんて、世の中にはありませんからねえ。

昔の日本人には「自分のことを自慢するのは、はしたない」という美意識がありました。今はSNSなどで「いかに自分自慢を発信するか」に血眼になるのが日本人です。時代は変わったんですよ、お父さん。

タクシードライバーだって「底辺職」だなんて言われることもあるようですが、はにかみながらも自慢したいことがあります。

そこで今回は、タクシードライバーが秘かに自慢したいことをまとめてお届けします。

年収

俺は最高で年収700万円を稼いだことがある。これはちょっと自慢して良いと思う。それもバブルの時代じゃない。俺がタクシー運転手になったのは数年前だからね。
ま、さすがに700万円はその年だけだったが、それでも毎年年収400万円以上はキープしている。(40代 男性)

f:id:truck_sa:20190603133715p:plain
やればやるだけ稼げる

接客術

ウチの会社全体がそうなのですが、一番の自慢は接客です。研修もしっかり行い、マナーの悪い人や、接客をおろそかにする人はドライバーになれません。
ネットニュースなどで、態度の良くないタクシードライバーのことを目にすると悲しくなります。
私は日ごろから、いかにお客様に快適に過ごしていただくかを考えます。
お客様は「できるだけ早く着きたい」とも思っています。ですから、できるだけ早く目的地に着くため、仲間同士で道路状況の情報のやりとりもこまめにしています。
それだけにお客様が降りるときに「ありがとう」と言っていただけると、とてもうれしくなります。(30代 女性)

f:id:truck_sa:20190610112807p:plain
接客が大事

街の情報

タクシードライバーになって3年。とにかく街の情報には詳しくなりました。あそこに行くにはどの道が一番空いてて早いか、どの店のラーメンがどんな味か、あの人気店は混雑しがちかどうか、それに街でのイベント情報など、何でも聞いてください、ってところ。
もちろん、知らないこともまだまだあります。けど、お客様の要望に応えるため、日々勉強中。もっともっと詳しくなります。(30代 男性)

f:id:truck_sa:20190603132619p:plain
情報にアンテナを張る

プライベートの充実

タクシードライバーには隔日勤務という、特殊な勤務形態があります。
朝から翌日の深夜までほぼ1日勤務し、そこから丸1日休むという勤務です。これを月に12日間くらいこなし、後の18日間くらいが休みになります。
そのため、プライベートが充実しまくりです。私は30代半ばまでメーカーの営業職をしていたのですが、連日残業で家には寝に帰るだけでした。休日もクライアントからの電話に怯え、ろくろく休めませんでした。
そのころに比べたら今はまさに天国、お気楽、極楽です。趣味のテニス観戦、山登り、編み物をめいっぱい楽しんでいます。(50代 男性)

f:id:truck_sa:20190610131506p:plain
趣味の時間もたっぷり

自由

タクシードライバーは、事務所内で書類仕事をしたり、生産現場で製品を作ったり、何時にどこで打ち合わせをしたり、その打ち合わせのために夜遅くまで資料を整理したりするといったことがありません。
お客様を乗せたときは、その目的地までなるべく早く着くことを考えますが、あとはどこを流そうが、タクシードライバーの自由です。タクシー車内にはパワハラしてくる上司も足を引っ張る同僚もいません。
お客様を乗せなきゃ収入は増えませんが、人間、ときには怠けたい日もあります。
もちろん乗車拒否なんかはもってのほかですが、あまり働きたくないなら、タクシー利用者の少ない道路を走ることもできます。けど、そんな日に限って、そんな道でもタクシーを止める人がいて、うれしいやら何やら。(40代 男性)

f:id:truck_sa:20190610131650p:plain
これは自由の女神

ノークレーム

タクシー運転手生活25年、私はお客様から一度もクレームを受けたことがありません。これが自慢です。
とは言え、タクシー運転手としてノークレームは基本中の基本。本来はそんなことを自慢しちゃいかんのです。でも、これを「自慢」と思い、今後もノークレームを貫いていきたいと思っています。
そんな自分の意志のために、自戒を込めてあえて自慢したいと思います。(50代 男性)

f:id:truck_sa:20190610131841p:plain
クレームがあると大変です

チップ

先日、夜の繁華街でほろ酔いのお客さんを乗せたら、よほど機嫌が良かったのか、チップをくれた。初チップだった。
あまりにうれしかったので、帰宅したら早速妻に自慢。妻の反応は寝ぼけててイマイチだったけど、自分にとっては「明日からも頑張ろう」のやりがいになった。
ちなみに金額は1000円だった。けど、うれしかった。(20代 男性)

f:id:truck_sa:20190610132009p:plain
チップ(イメージ)

芸能人

タクシードライバーたるもの、お客様の情報に関しては守秘義務があります。ましてや、著名人を乗せたからと言って、そこでの会話や、どこで乗せたとかどこで降ろしたなんてことは口が裂けても言えません。
とは言え、聞けば「おおっ!」と驚いたり「うわおっ!」と唸ったりするような著名人を乗せることも1度や2度じゃありません。
憧れのあんな人、こんな人のプライベートの姿に触れることもあります。具体的に名前を挙げて自慢できないけど、自慢したい!(40代 男性)

f:id:truck_sa:20190610132125p:plain
内緒の話

無事故無違反

あおり運転、高齢者による事故など、交通事故のニュースを毎日のように目にします。タクシードライバーも「車の運転」を仕事としているので、どんな事故も他人事とは思わず、無事故無違反を肝に銘じていきたいと思います。
私はまだタクシードライバーとしての経験は浅いですが、10年後も「無事故無違反」を自慢できるタクシードライバーでありたい。(40代 女性)
f:id:truck_sa:20190603133505p:plain

セールスドライバーの仕事を積極的に楽しむ方法

f:id:truck_sa:20190708140244p:plain

セールスドライバーは配達、集荷、集金、さらには営業も行うドライバーです。例えば通販の配達が一番イメージしやすいでしょう。
つまり、通販を行っている企業と契約し、その配達業務を請け負うのですが、セールスドライバーはその契約から実際の配達業務まで行うのです。
契約する相手は企業だけではなく、店舗などもあります。また、配達先も個人だけではなく、企業もあります。
通販は件数も多く、中には冷凍品やら時間指定やら厄介な荷があり、再配達も日常茶飯事で、セールスドライバーは食事している時間もないほど「キツイ仕事」と言われ、人手不足が続いています。
しかし、セールスドライバーは人々の便利な生活を支える貴重な仕事であり、また給与が基本給+歩合制であることから「やればやっただけ稼げる」仕事でもあります。もちろん体力仕事なので若い人にどんどん就いてほしい仕事であり、やるからには楽しんで仕事してほしいのです。

そこでこのセールスドライバーという仕事を積極的に楽しむ方法を紹介します。ものは試しと言いますから、軽く試してみるのもまた一興かと。

1. 営業スキルを磨く

セールスドライバーは営業マン、つまりセールスマンでもあります。お客さんに物流の効率化、より良い物流システム構築のためのプランを提案します。
プランを立てるのはプランナーや企画部だったりしますが、それを「自社サービス」として売り込むのはセールスドライバーです。この部分は商社やメーカーの営業担当者と何ら変わりません。
自社サービスを提案してお客さんに喜んでもらいます。これをうまくできるようになれば、やりがいも収入もアップします。そのためには営業スキルを磨きましょう。提案が通って契約を取れれば、思わずガッツポーズが出ます。
営業での成功はそれだけうれしいものです。

f:id:truck_sa:20190708141650j:plain
ワザを磨こう

2. 運転を楽しむ

セールスドライバーの仕事は配達、集荷、集金、営業ですが、その中心にあるのはやはり配達です。そのため、仕事の大半は車の運転になります。
運転がこの世の中で一番苦手とするところで「車を運転するくらいなら中年過ぎてからピアノを習い始めるほうがマシ」と思う人には向かない仕事です。逆に「運転が好き」「運転が得意」という人にとっては、その「好き」を仕事にできるまたとない好機。
好きでも嫌いでもない人も、いっそ運転を楽しんでしまえば「好き」を仕事にできて、仕事自体が楽しくなるでしょう。
とは言え、楽しくなり過ぎて「俺の楽しい運転を邪魔するヤツは許さん」なんて思い上がらないように気をつけましょう。

f:id:truck_sa:20190704132555j:plain
運転が仕事

3. 出会いに期待する

セールスドライバーは内にこもる仕事ではありません。1日中、事務所でパソコン操作するプログラマーや、工場内で機械操作する工場勤務とは違い、いろいろな場所に出向き、いろいろな人と接します。
毎日のように知らない人と会うことになります。
初対面ってドキドキします。緊張します。
「初対面の人が嫌な感じだったらどうしよう」と不安にもなります。
しかし逆に「きっとイイ人に違いない」と思えば、楽しみになります。
もちろん、現実はそんなに甘いものではありません。それでも、少しの緊張感を持ちつつも、たとえ嫌な人に会ったとしても「次はイイ出会い」と思って仕事を続けましょう。
緊張が緩和されたとき、人はホッとして心地良くなります。セールスドライバーの仕事には、そんな緊張と緩和があるに違いありません。
毎日、素敵な出会いがあるに違いないと思えば、生活が輝くはずです。

f:id:truck_sa:20190708142203j:plain
緊張のとき

4. 人に喜んでもらうことに喜びを見出す

セールスドライバーの使命は、お客さんにより良い物流システムを提案することです。そうやってお客さんに喜んでもらうことです。
のび太との結婚に迷っているしずかちゃんに、しずかちゃんのお父さんは言いました。「あの青年(のび太)は他人の幸せを喜び、他人の不幸を悲しむことができる人だ。それが一番人間にとって大事なことだ」といったような意味のことを。
多くの人は他人の幸せをやっかみ、他人の不幸を蜜の味だと思います。でも、人の喜びを我が身の喜びのように感じることができれば、恐らく地上は平和になります。
その第一歩としてセールスドライバーもお客さんの喜びを自分のものとしましょう。お客さんの喜びを進んで考え、それが実現したら一緒に喜ぶのです。そうすれば、そんな仕事が楽しくて仕方なくなるに違いありません。

f:id:truck_sa:20190708142426j:plain
喜びの表現

5. マルチプレーヤーになる

セールスドライバーは配達、営業の他に集荷や集金も行います。プロドライバーの中でもかなりなマルチプレーヤーだと言えます。
マルチプレーヤーとは、例えばミュージシャンであればギターを弾けるだけではなく、ベースもドラムもキーボードも弾けて作詞作曲もやっちゃうくらいだったり、そこまでいかなくても良かったりする凄腕さんです。
それだけ凄腕だと、いろいろな場面で重宝されます。
ドライバーの場合だと、たとえドライバーの仕事を辞めたくなっても、営業職に転職して活躍できるかもしれないということです。
そんなマルチプレーヤーになれば、自分に自信が持てて楽しく仕事をできるに違いありません。

f:id:truck_sa:20190708142714p:plain
マルチな人

6. 物流を支えることにやりがいを持つ

セールスドライバーの仕事は主に通販の配達です。
通販は今や、ほとんどの国民が利用しています。通販が発達しているおかげで、遠く離れたドイツのヘヴィメタバンドのプリントTシャツなんかも自宅にいながら簡単に買えたりするわけです。
いわば、国民の便利な生活を支えているのがセールスドライバーです。セールスドライバーがいなければ、国民の生活は不便のどん底に突き落とされます。
現代人は「スマホがなきゃ生活できない」ように退化していますが、同じように「通販が利用できなきゃ生活できない」ように退化していると言っても過言ではないでしょう。
そんなすべての現代人に貢献していると思えば、自然と気持ちも良くなります。

f:id:truck_sa:20190708142931j:plain
物流を支える!

7. 気持ちの切り替えを早くする

セールスドライバーの仕事には過酷で大変なことはたくさんあります。
通販を利用し、しかも時間指定しておきながら留守にするなんてことは日常茶飯事で、そのため仕事は長時間になり、さらに追い打ちをかけるようにクレームを言ってくる人もいます。
営業で訪れた企業にも横柄な態度の人がいたりします。営業所によっては営業ノルマもあり、上司がプレッシャーをかけてきます。
そんなこんなでめげることも多いかもしれません。しかし「それはそれ」として気持ちを切り替えることが素早くできれば、そうした困難にぶち当たっても「人生はチャレンジ」と割り切って楽しく仕事ができるはずです。

f:id:truck_sa:20190708143226j:plain
気持ちの切り替えが大事

8. 新鮮な気持ちになる

セールスドライバーの仕事の大半を占めるのが、荷物の配達です。
集荷、集金もありますが、それらの作業をルーティンワークと感じ「毎日同じことの繰り返しだな」なんて思ったら、仕事を嫌になってしまうかもしれません。いわゆるマンネリというやつです。
荷を運ぶ先は厳密には違うかもしれませんが、同じ地域なので、どうしてもマンネリ感は拭えないでしょう。しかし、「水戸黄門」が“偉大なるマンネリ”と言われたように「同じこと」の積み重ねには努力が必要です。
そしてその努力を成し遂げるものは偉大になれるのです。毎日のルーティンワークを「今日は昨日と違う新しい日」と考え、新鮮な気持ちでやり遂げて毎日を重ねていきましょう。要は気の持ち方です。

f:id:truck_sa:20190708143408j:plain
みずみずしい気持ちで

9. 体力をつける

セールスドライバーの仕事には体力が必要です。
1日に100件以上荷物を届けたり、エレベーターのないマンションの最上階に、飲料の入った段ボールを運ぶこともあります。筋力、気力、体力がなければ務まりません。
逆に言えば、筋力、気力、体力さえあれば、鼻歌交じりに楽々できるはずです。

f:id:truck_sa:20190624134914j:plain
これはやりすぎ

10. 大きく稼ぐ

セールスドライバーの収入は、正社員の場合は年収300万円~年収400万円ほどと言われています。勤務先、勤務形態でも異なりますが、正社員であれば「基本給+歩合給」となっていることも多く、荷物をたくさん運ぶだけ、契約本数を増やすだけ、給料が上がります。
いわば、やればやっただけ稼げる仕事です。
たくさん稼げば、それは仕事のモチベーションにもなります。やりがいになります。醍醐味になります。
大金があれば、子どもを育て、家族で旅行を楽しみ、家を買い、高級ブランドを買い漁ることもできるかもしれません。いわゆる満ち足りた暮らしも夢ではないでしょう。

f:id:truck_sa:20190708144057p:plain
たっぷり稼ごう

タクシードライバーの休日

f:id:truck_sa:20190809125534j:plain

多くの人が「タクシードライバーは労働時間も長く、休日も少ない激務」といった間違った認識を持っているようです。よく考えればそんな過酷な労働環境を厚生労働省が放っておくはずもなく「間違った認識」だと分かりそうなものなんですが、どうもそんな「間違った認識」がいつの間にか広まったみたいです。
公園横の道路に停まったタクシーで、シートを倒して仮眠するタクシードライバーをよく見掛けます。日常でおを飲んだりごを食べたりするくらいの頻度で見るわけです。人はこれを日常茶飯事と呼びます。
また、この光景を見た人は「タクシードライバーってのはよく仕事をサボる人たちなんだなぁ」なんて思います。「仕事をサボる」んだから、タクシードライバーなんてロクなヤツじゃないし、頻繁にサボりたくなるのだから「タクシードライバーの仕事は激務に違いない」と思い込んでしまうわけですね。
しかし、メーカーだろうが商社だろうが、どんな会社でも労働者には「休憩時間」は「当然の権利」として存在しています。タクシードライバーが停車中のタクシー車内で仮眠しているのも、この「当然の権利」を行使しているにすぎません。
ただ、一般企業の労働者があまり休憩している姿を人目にさらさないのに対し、タクシードライバーが休憩している姿は人目につきやすいだけなのです。
そういったわけで、なかなか世間に正しく理解されていないのがタクシードライバーの実態です。
そこで今回は今さらながら「タクシードライバーのお休み」をご紹介します。「ふうん」と思って読んでみてね。


f:id:truckman:20190709135527p:plain

勤務形態

まず基本的な前提として、タクシードライバーの勤務形態を知っておいてください。タクシードライバーの勤務は大きく分けて3タイプあります。
ちなみにタクシードライバーの給与は歩合制であることが多く、その場合、お客さんを乗せての乗車賃の5~6割がタクシードライバーの収入になります。時間給ではないのです。
まず「昼日勤」です。これは一般的なサラリーマンと同じで、朝から夕方まで働くスタイルです。ほぼ残業がない分、一般的なサラリーマンより気楽かもしれません。
ただ、昼間はバス、電車などの公共交通機関がフル稼働していて、タクシーを利用する人が少ないので、売り上げを上げることが難しくなっています。それでも「少しでも家計の足しに」と考える主婦などが、この勤務を選択することが多いようです。
それから「夜日勤」もあります。夕方から翌朝までの勤務です。終電を逃した人や、アルコールを飲んだ人など、深夜帯はタクシーを利用したい人が増えるので、タクシードライバーにとって稼ぎやすいっちゃー稼ぎやすい勤務です。
ただ、完全に昼夜逆転生活になるので、それがツライ人にとってはツライ勤務となります。若ければ慣れるのも早いかもしれませんが。
そして3つ目が「隔日勤務」。これはタクシードライバー独特の特殊な勤務形態で、これが世間的に「タクシードライバーの仕事は過酷」と見られている一因だと思われます。
「隔日勤務」早朝から翌日の朝まで、約21時間が勤務時間となります。そして、多くのタクシードライバーが選択しているのが、この「隔日勤務」です。
これらはいわゆる正社員としてのタクシードライバーの勤務で、タクシードライバーの働き方にはこの他、バイト・パート勤務があります。

f:id:truck_sa:20190809131029p:plain
勤務もいろいろ

休日

昼日勤の場合
一般的なサラリーマンとほぼ同じで、月に22日~24日が勤務日となり、残りが休日です。
ただ、一般的なサラリーマンは土曜と日曜が休日となることが多いですが、タクシー会社は基本的に24時間営業で年中無休になっていて、タクシードライバーの勤務もシフト制です。休める曜日が土曜・日曜とは限りません。

f:id:truck_sa:20190809131430p:plain
昼間に働く

夜日勤の場合
休日は昼日勤と同じです。月に22日~24日が勤務日となり、残りが休日です。平日が休みということもよくあることです。

f:id:truck_sa:20190603155153p:plain
夜働く

隔日勤務の場合
早朝から翌朝まで約21時間勤務した後は丸1日休みになります。結構特殊な勤務形態です。この約21時間勤務を月に11~13回こなします。残りの約18日間は休日というわけです。1回の勤務時間は長いですが、月に大体18日間休めるので、一般的なサラリーマンよりもかなり多いと言えます。

f:id:truck_sa:20190809131818p:plain
これは特殊部隊

休憩

昼日勤の場合
一般的なサラリーマンとほぼ同じで、勤務時間は約8時間ということが多く、その勤務時間内に1時間の休憩を取ることができます。

f:id:truck_sa:20190809132026p:plain
ごく一般的なサラリーマンの休憩

夜日勤の場合
これまた昼日勤の時間帯が夜になっただけで、勤務時間約8時間と休憩1時間は同じです。

f:id:truck_sa:20190809132220p:plain
これまたごくごく一般的なサラリーマンの休憩

隔日勤務の場合
約21時間の勤務時間内に3時間の休憩を取ることができます。3時間まとめて取るのも、1時間ずつ刻んで取るのも自由です。

f:id:truck_sa:20190809132449p:plain
たっぷり休めそう

過ごし方

趣味
休日に趣味を楽しむのは、ごく一般的なことで、タクシードライバーもそんな風に休日を過ごします。そりゃそうです。
ただ、隔日勤務の場合は月に約18日間も休日があるので、一般的なサラリーマン以上に趣味に没頭できます。
とは言え、隔日勤務は特殊な勤務形態なので、タクシードライバーになりたての初心者には結構しんどく、最初のうちは休みはひたすら体を休めるという人も多いようです。しかし、慣れてくれば、休日は遊びたい放題です。

f:id:truck_sa:20190610131506p:plain
趣味を満喫できる

健康管理
タクシードライバーのようなプロドライバーにとって何よりも大切なのは安全運転で、そのために健康管理は重要です。
休日も、次の勤務に支障が出ないよう、遊び過ぎず、疲れをためず、健康管理に努める人が多いです。スポーツジムなどに通っている人もいます。
また、勤務日の休憩時間も、隔日勤務の場合は3時間もありますから、自宅に戻ってゆったり体を休める人もいます。

f:id:truck_sa:20190603135030p:plain
しっかり鍛えて健康管理

睡眠
勤務中、タクシードライバーにとっての大敵、睡魔に襲われないように、上手に睡眠を取ることはタクシードライバーにとっては最重要課題です。
隔日勤務の場合、休憩をはさむとは言え約21時間の勤務となるので、休日には勤務時に睡眠不足状態になっていないよう、しっかり眠っておくことが大事です。
また、そういったわけで、勤務日の休憩時間も仮眠を取るタクシードライバーが多いのです。そのまま車中で仮眠を取る人が多いのですが、地域によってはタクシードライバー用の休憩施設があるところもありますし、営業所に戻って休憩するドライバーもいます。

f:id:truck_sa:20190809132823p:plain
仮眠も大切

最後に

タクシードライバーは「人の命を預かる」仕事なので、休日や休憩時間は法的にしっかり定められています。また、就職先を探すときも、それをしっかり遵守している会社を見つけたほうが良いでしょう。
このように法的に権利が守られているタクシードライバーの平均的な年収はおよそ300万円台だと言われています。一般的なサラリーマンよりは多少低いかもしれません。ただ、タクシードライバーの給与は歩合制であることが多く、中には年収800万円以上というタクシードライバーもいます。
うまく就職して工夫して働けば、なかなか他にはないほどの「おいしい仕事」と言って良いかもしれないような気がしてくる日も近そうです。

f:id:truck_sa:20190603133715p:plain
やればやるほど稼げる