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「だろう運転」と「かもしれない運転」の恐怖

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すべてのドライバーに厳守していただきたいのが安全運転です。
特にトラック運転手の交通事故の原因で多いのが、居眠り運転、わき見運転、だろう運転だと言います。
居眠り運転は睡眠不足や疲労などから引き起こされます。そのため、安全運転には万全の体調管理、健康管理が欠かせないのです。
わき見運転は主にドライバーの不注意が原因となります。普段から自分を過信して注意を怠っている人は言語道断ですが、普段は注意深く運転している人もやはり体調不良や疲労などで不注意に陥ってしまうかもしれません。気をつけましょう。
「だろう運転」は、たぶん危険なことや悪いことは起きない「だろう」と、楽観的な予測をして運転し、思わぬ事故を起こしてしまうことです。これと対になるのが「かもしれない運転」です。こちらは、危険なことや悪いことが起きる「かもしれない」と、悪いほうの予測をして慎重に運転することです。
もともと「だろう」も「かもしれない」も先のことを予測する表現であり、良いも悪いもありません。つまり「危険なことが起きるだろう」とか「危険なことはおきないかもしれない」とも使えます。ま、便宜的にこの表現を使っているということでしょう。

それはともかく、全国の交通事故を少しでも減らすために「だろう運転」「かもしれない運転」を、具体例を挙げて紹介します。

交差点で

「だろう運転」
交差点で右折しようとするときです。直進してくる対向車が続くので、なかなか右折できません。もたもたしていると信号が変わり、もしかして渡れないかもしれないので内心で焦ってきます。
そんなとき、直進車が一瞬途絶えます。とは言え、前方から直進車は迫ってきています。
ここで「たぶん、あの直進車が交差点に入ってくるより先に右折できるだろう」と考えて車を発進させると、意外と直進車のスピードが速くてびっくり。この場合、ぶつかって事故となってしまう危険があります。
また、対向車が「お先にどうぞ」のパッシングをしてくれたんで「スムーズに右折できるだろう」と安心して車を発進させたら、パッシングしてくれた対向車の後ろからバイクが飛び出してきてぶつかってしまう、なんてこともあるかもしれません。

「かもしれない運転」
「少し遠くに見える直進車もスピードを上げて交差点に入ってくるかもしれない」「対向車の陰から他の車両が急に出てくるかもしれない」と考え、慎重に。

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車が行きかう交差点

住宅街で

「だろう運転」
高齢者が道路を渡ろうとしています。「たぶん、あの高齢者はこちらの車が見えているだろうから、危険を察知して渡らないだろう」と判断してそのままスピードを落とさずに進みます。すると、高齢者は急に道路を渡り始め、ブレーキが間に合わずに接触事故を起こしてしまう危険があります。危険です。
また、住宅の塀が並ぶ中を通る道路を走っているとき、「住民にも車のエンジン音が聞こえているはずだし、急に道路に飛び出すのは危ないと分かっているはずだから、スピードを落とさなくても大丈夫だろう」と運転していると、角から急に子どもや自転車が飛び出してくることは十分にあり得ます。ものすごく危険です。

「かもしれない運転」
住宅街では徐行運転が基本ですし、角に近づいたらスピードは落としましょう。常に「人が道路を渡るかもしれない」「誰かが飛び出してくるかもしれない」という意識を忘れてはいけません。

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住宅街には必ず歩行者がいます

車間距離を

「だろう運転」
前方の車に対して「急にはスピードを落とさないだろう」と思い、車間距離を十分に開けていないと、その車が不意に減速して追突してしまうことがあります。前方の車が、こちらからは見えない危険を察知して急な減速の必要に迫られることは十分あります。

「かもしれない運転」
安全運転の基本として、車間距離は十分に取りましょう。あまり車間距離が十分でないと「あおり運転」とも思われかねません。「こんなに前の車に近づき過ぎるとあおり運転と思われるし、前の車は急に減速するかもしれない」と思わなければいけません。
ちなみに一般的には、時速50kmで走っている場合、車間距離は32メートルくらいが望ましいそうです。ただし、雨天や夜など、そのときの状況によっては、もう少し長くしたほうが良いのでお気をつけください。

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車間距離は十分に

追い越しで

「だろう運転」
前の車を追い越すときには、対向車の確認を十分にしなければいけません。このとき「たぶん対向車は来ないだろう」とスピードを上げて対向車線に出たとたんに前方に対向車が見え、しかし、「このままスピードを上げればぶつからずに元の車線に戻れるだろう」と考えてしまい、そのまま走って対向車とぶつかってしまう、なんてことも起こり得ます。
特にカーブのような、前方確認が難しいところでは「たぶん対向車は来ないだろう」は禁物です。

「かもしれない運転」
車を追い越すときは「対向車が来るかもしれない」「遠くに見える対向車はすぐに目の前にくるかもしれない」と考え、前方確認をしっかり行うのはもちろんのこと、対向車が見えたら絶対に追い越しは控えなければいけません。

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追い越しは慎重に

深夜に

「だろう運転」
深夜は人通りが少なくなります。思わず「こんな夜中に外を歩いている人なんていないだろう」と、横断歩道があっても注意や確認を怠ってしまいます。しかし、深夜に出歩く人もゼロではありません。思わぬところから歩行者が現れれば、対人事故を起こしてしまうことも十分あります。

「かもしれない運転」
「こんな夜中でも歩行者がいるかもしれない」と考え、昼間と同じように確認や注意を怠らずに運転しましょう。

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深夜は視界も悪くなります

へき地で

「だろう運転」
都心に比べて田舎町、へき地は人口も少なく、その分、車を走らせていても人影をあまり見ません。そのせいで思わず「こんなへき地じゃ誰も歩いていないだろう」と、歩行者に対する注意や確認を怠ってしまいます。しかし、どんな場所でも人はゼロではありません。思わぬところから歩行者が現れ、対人事故を起こしてしまうことも十分あります。

「かもしれない運転」
「人口の少ない地域でも歩行者がいるかもしれない」と考え、普段通りの確認や注意を怠らずに運転しましょう。

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どんな地域でも人はいます

おまけ「自転車で」

自転車はエコで健康促進に良い乗り物として利用が推奨されがちですが、無謀な運転による事故も後を絶たず、大きな問題となっています。自動車も運転するけど自転車にも乗るという人は、自動車の運転手の視点も持ち合わせ、交通ルールも分かっていますが、自動車を全く運転しない人が自転車に乗る場合が、特に危険だと言われています。
自転車に乗る場合も「あの角からは人が飛び出してこないだろう」ではなく「あの角から人が飛び出してくるかもしれない」と、自動車の運転と同じように「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」を心掛けましょう。
また、自動車から見て、近くを走る自転車がいかに危ないかも意識しましょう。

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自転車も交通ルールを守って乗りましょう

最後に

とは言え、車を運転するときのすべての未来を予測をすることは不可能ですし、すべての予測ができても、不測の事態も常に起こり得ます。
それでも「最悪を予測して最善を尽くす」が安全運転には常に必要だと、肝に銘じてハンドルを握りましょう。お願いします。

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事故の危険は常に考えましょう

タクシードライバーが注意すべき病気

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健康管理はタクシードライバーやトラック運転手など、あらゆるプロドライバーにとって必要です。運転手は体調不良によって交通事故を起こしかねないからです。風邪も禁物です。

多くのタクシードライバーは隔日勤務という特殊な勤務形態で働いています。隔日勤務では約20時間勤務し、その翌日の丸1日を休みます。約20時間の勤務には3時間の休憩を含みますし、また月に18日の休みを取ることができます。
それでも約20時間仕事に拘束され、しかもさまざまなお客さんを乗せるので、それなりにストレスもあるのが隔日勤務のタクシードライバーです。人間、長時間ストレスにさらされていると体調にも影響を受けます。
ガッツリ稼げる隔日勤務を続けるため、タクシードライバーにとって健康管理はとても重要なのです。

そこで今回はタクシードライバーが気をつけるべき病気、タクシードライバーがなりがちな病気を紹介します。気をつけましょうね。

腰痛

タクシードライバーだけではなく、トラック運転手やバス運転手といった、長時間運転席に座って仕事するすべての職業の人がなりやすいと言われているのが腰痛です。同じ姿勢で座り続けて腰の筋肉が緊張することが、腰痛の原因になるようです。
そのため、多くのタクシードライバーが腰への負担を減らすクッションを使っています。体型には個人差があり、他の人に合うクッションが必ずしも自分にも合うとは限らないので、いろいろ試して自分に合うクッションを見つけます。
また、休憩時など、時間を見つけてできるだけストレッチをすることで、腰の筋肉の緊張をほぐします。腰痛だけではなく、肩凝りなどの予防にもなるはずです。
運転姿勢にも気をつけましょう。猫背は腰に負担をかけてしまうので、背筋を伸ばしてハンドルを握ることが肝心です。

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ツライ腰痛

エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群は、食事や水分を十分に取らず、狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと陥る病気です。飛行機のエコノミークラスで長時間のフライトを経験すると、この病気になったりするので、こういう名前が付けられました。
このエコノミークラス症候群が肺塞栓などを誘発する恐れがあります。
足を動かさないので血行不良になり、それによって血液が固まりやすくなります。最悪、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まってしまうわけです。
休憩時にはなるべく車外に出て足を動かすことで防ぎます。体内の水分が減ると血栓ができやすくなるので、水分もこまめに補給します。

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足を動かそう

心臓病・脳血管疾患

長時間、同じ姿勢でいることで人間の体は血行不良になりやすくなります。さらに隔日勤務のタクシードライバーは生活時間が不規則になり、食事を真夜中に取ることになったりします。
こうしたことが元で起こるのが心臓病や脳血管疾患です。
適度な運動と休憩、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠などを心掛けましょう。

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心臓病に要注意

睡眠時無呼吸症候群

これはタクシードライバーがなりやすいと言うより、なってしまうと大変という病気です。
睡眠時無呼吸症候群は、眠っているときに呼吸が止まってしまう疾病のことです。一般的に肥満体型の人に多いと言われています。
起きているときに集中力が低下したり、強い睡魔に襲われたりするので、タクシードライバーが絶対に避けたい交通事故のリスクが高まります。イビキをかく人は睡眠時無呼吸症候群の傾向が強い可能性があるので、人から「君はよくイビキをかく」と言われたことのある人は、専門医の診察を受けたほうが良いでしょう。

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強い睡魔が襲う

尿路結石

勤務中に「行きたい」ときにもなかなかトイレに行けなかったりするタクシードライバーに多いのが、尿路結石です。自由にトイレに行けなかったり、そのために水分補給を我慢することでなってしまうと言われています。
尿道に石が詰まって激痛を起こします。
水分補給をきちんと行うこと、トイレを我慢しないこと、適度に運動することなどで防げるそうです。

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激痛がっ!

糖尿病

これはタクシードライバーがなりやすいと言うより、なっていると「タクシードライバーになれない」という病気です。この他、心臓疾患、肝硬変、うつ病などの精神疾患だと、タクシードライバーとして採用されないそうです。これらの疾病はタクシードライバーの仕事を遂行するのに大きな支障を起こしかねないと言われています。
ただ、きちんと医療機関で医師に相談すれば、ちゃんと採用されることもあります。

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うつ病

高血圧

これもタクシードライバーがなりやすいと言うより、なっていると「タクシードライバーになれない」というものです。高血圧は心臓疾患、脳疾患、血管病などの原因になります。
タクシードライバーとして、と言うより人として健康で長生きするために、適度な運動と休憩、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠で高血圧を防ぎましょう。

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高血圧にも要注意

 

最後に

タクシードライバーとして健康管理に留意するということは安全運転に留意することです。すなわち、タクシードライバーにとって何よりも大切なことです。

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トラック運転手が事故りやすい原因

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ほとんどの人が「事故なんて起こすまい」と思ってハンドルを握っています。トラック運転手も同じです。
あおり運転を非難されたり、あおり運転で逮捕された人だって、非難されて逮捕されたくてあおったわけではないはずです。
誰もが「事故なんて起こしたくない」と思っていても事故は起こります。ネットニュースで「トラック運転手」を検索すると、必ず交通事故の記事が出てきます。世間の人はよほどトラック運転手は運転が乱暴だと思いかねません。ただ、毎日多くのトラック運転手がトラックを走らせているので、それだけ事故に遭う確率も高くなるからなんですけどね。それに、トラック事故の原因が必ずしもトラック運転手にあるとも限りません。
ちなみに、トラックの運転で事故に遭うと、両方に非がある場合や、相手側に非がある場合でも、その相手が歩行者や自転車だったりすると、トラック運転手側が大きな責任を問われるケースがあるそうです。法律上そうなっているのだとか。
とにかく、たとえトラック運転手であろうがなかろうが、事故には十分気をつけたいものです。そこで今回は、多くの人の喚起を促す意味からも、トラック運転手が事故に遭いやすい場所、時期、要因などを紹介します。
トラック以外の運転手の人も、車は一切運転しない人も、老いも若きも、皆さん、心のどこかに留め置いてください。

幹線道路でのスピードの出し過ぎ

交通事故は郊外の幹線道路より、圧倒的に市街地のほうが多いそうです。市街地は車や人が集中しているので、当然交通事故も集中するわけです。
その一方、郊外と市街地をつなぐ幹線道路は、交通事故による死傷者の割合が、市街地での事故より高いそうです。住宅やビルなどが密集していると車、歩行者も多く、やはり事故を意識してスピードの出し過ぎにも注意しますが、そうした場所を離れると、ついスピードを出し過ぎてしまい、そのため事故を起こしやすくなるようです。
実際、制限速度も住宅地などに比べて少しゆるくなります。制限速度のゆるみが安全運転意識のゆるみにつながるわけです。

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スピードの出し過ぎに注意を

信号のない交差点での不注意

それでも交通事故が多発するのは、やはり市街地です。特に交差点は要注意です。
さらに、交差点の中でも「信号のない交差点」がダントツに交通事故が起きやすくなっています。ここで一時停止と安全確認を怠ることで事故を起こしてしまう人が多いのです。右折時は特に要注意です。
もちろん左折時も油断できません。大型トラックは内輪差が大きいので、左折時に自転車やバイク、また歩行者に接触する危険があります。
トラックは死角が多いので、サイドミラー、アンダーミラーなどで周囲に子どもや自転車がいないか、常に気を配らなければいけません。

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交差点は慎重に運転を

安全運転意識が希薄

どんな場所でも、運転手がしっかり安全運転を意識していないと、交通事故を起こしてしまう危険も高まります。
トラック運転手も経験を積めば積むほど、ついつい自分を過信して油断してしまいます。そういう「慣れ」は禁物です。もちろん、通い慣れた道での油断も禁物です。経験を積んだと自覚したときこそ、改めて安全運転を意識しましょう。

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自信過剰‥は禁物

体調不良

安全運転をないがしろにしていないと思っている人でも、不可抗力で安全運転を意識できなくなるときがあります。睡眠不足や疲労などによって集中力を持続できないときです。
事故につながるような睡眠不足や、単なる疲労を通り越した過労は、運転手自身の体調管理に原因があるときもあります。仕事に支障をきたすような夜遊びなどは避けたほうが良いでしょう。
風邪などの病気でも意識がもうろうすることがあります。体調を崩して病気にならないよう、これまた運転手自身の自己管理が大切です。
しかし、無理な運行スケジュール、会社側の労務管理にも問題があります。あまりにも過酷な仕事を続けると、どんな人間でも睡眠不足、過労になり、体調を崩します。
最近はトラック運転手の労働環境も改善が進んでいますが、「これからトラック運転手になろう」と考えている人は、労務管理をきちんとやっている会社を選び、交通事故のリスクを減らしましょう。

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風邪にも気をつけよう

イライラ

体調が万全ではないときと同様、精神面が万全ではないときも集中力を欠き、安全運転を意識できなくなります。あおり運転はその良い例だと言えます。
たとえ自分が無理な追い越しをされたと感じたり、運行スケジュールにストレスを感じても、焦ったり、憤ったりせず、冷静な運転を心掛けないと、事故を起こしてしまうかもしれません。
誰かに「あおられてる」と恐怖を感じたとしても、あおり返していい理由にはなりません。「恐怖を感じる」ことは恥じることでも何でもないので、そんなときでも冷静に判断しましょう。

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恐怖に駆られた人

12月

1年の中で交通事故が一番多いのは12月だそうです。次に多いのは7月だそうですが、死亡事故は圧倒的に12月に起こっているのだとか。
7月には夏休みがあり、12月は年末年始時期に当たり、車で出掛けることが多くなるのも、その要因の1つのようです。ただ、お盆休みは8月なので、7月にはまた別の要因があるのかもしれません。
12月は道路の凍結が起こり始める時期でもあり、吹雪が起こり始める時期ということもあって、事故が起こりやすくなるとも考えられています。つまり「起こり始め」なので、運転手がまだ冬の気候に慣れていないわけです。くわばら、くわばらです。

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12月と言えば

自然

交通事故は人的要因だけで起こるものではありません。
車の運転で特に気をつけなければいけない、自然の要因は気候です。特に日常的にあり得るものとして雨には要注意です。
雨天時は視界が悪くなるうえ、道路も滑りやすくなります。他の車や歩行者も同様なので、まさに油断は禁物。自転車が近寄ろうものなら最悪です。
冬季はにも気をつけましょう。また、トラックは車体が大きいので風の影響を受けやすく、強風も大敵です。風にハンドルを取られて事故を起こす可能性もあります。
大雨での土砂災害、洪水、落雷、落雷による倒木などもあります。ここまで来ると交通事故ではなく、自然災害ですが、そんなときも冷静に判断して適切な対応を心掛けてください。

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大自然の脅威

居眠り運転

疲労、過労、寝不足から交通事故を起こすのは、不注意が原因になっていることもありますが、やはり居眠り運転は最悪です。居眠り、すなわち意識が起きていないのですから危険きわまりないと言えます。

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眠くなったら仮眠を

飲酒運転

飲酒運転も意識がもうろうとし、最悪、意識がない状態での運転になります。事故を起こす可能性しかありません。
もちろん、会社もトラック運転手のアルコール検査はきちんと行うはずですが、運転手自身の「飲酒運転厳禁」の強い意識が必要です。

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飲んだら運転厳禁

トラックの不調

割合としては少ないようですが、ブレーキの不調など、車の不具合でも事故は起こります。
タイヤの摩耗も車両性能の低下を招きますし、車両点検を万全に行うことが必要です。

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車両整備は大切

最後に

交通事故の危険はトラックに限ったことではありません。しかし、仕事で毎日車を走らせる人は誰もが、それだけ交通事故のリスクも背負っていると自覚することが大切です。

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意識を集中

女性トラックドライバーに向いている女性とは

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女性必見

トラックドライバーに向いている人がトラックドライバーの仕事に就くと、毎日10時間トラックを運転することが楽しくて仕方なくなり、トラックドライバーの仕事に就いて良かったと思います。女性も同じです。
そして今、社会は女性トラックドライバーを求めています。男性が軟弱になり、トラックドライバーの仕事に就いて仕事を楽しみながらバリバリ稼ぎたいという、若くて威勢の良い男性が激減したからです。
そんなわけで今回は、トラックドライバーにはこんな女性が向いているはず、というタイプを紹介します。これを読んで「もしかしてこれって、ワタシのこと?」と瞳がキラキラした女性は、こぞってドライバー専門の求人サイトでトラックドライバーの求人を探してみましょう。

1. 小さいことにこだわらない人

トラックドライバーの仕事は世間から悪いイメージで見られがちです。「バカしかやらない仕事」だの「底辺職」だの、平気で口さがないことをまくしたてる輩までもいます。やっかみでしょうけど。
「トラックドライバーに、私はなる!」なんて叫ぶと、周囲の友人知人は眉をひそめるかもしれません。
もちろん、トラックドライバーはパリコレに出ているようなスーパーモデルのように、世間からチヤホヤされることはありません。しかし、ネットショップでポチった化粧品があっという間に自宅に届いたりするのも、スーパーに新発売のチョコ菓子が並ぶのも、すべてトラックドライバーのおかげです。誰も口には出しませんし、SNSにも投稿しませんが、心の中ではトラックドライバーに感謝せざるを得ないのが、便利で文明的な生活を送る現代人です。
世間的なイメージや友人知人のいわれなき偏見を気にしない度量の広さ、肝っ玉をお持ちの方は、明日からでもトラックドライバーの仕事に就けるのではないでしょうか。

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ファッションモデル

2. 繊細な人

トラックドライバーになるには、小さいことにこだわらない豪快さも必要ですが、同時に優しくていねいな安全運転をできる繊細さを兼ね備えた人がふさわしいと言えます。
トラックドライバーの仕事は、時間厳守で荷物を安全に届け先に運ぶことです。荷物が傷ついたり、破損してはいけないので、急ブレーキや急加速、急なハンドル操作などはもってのほかで、ていねいなエコドライブをしなければいけません。トラックドライバーというと「荒くれ者の仕事」のようなイメージを抱く人もいますが、実はとても繊細な仕事なのです。

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繊細な仕事

3. 体力に自信のある人

トラックドライバーには豪快さと繊細さとともに、体力も必要です。世間的なイメージでもトラックドライバーは体力仕事と思われていますが、これは事実です。
実際、荷の積み下ろしが手作業の場合、それなりの筋力も必要です。ただ、女性トラックドライバーの場合、今はフォークリフトなどの機械を使ったり、効率を考えて手作業の荷の積み下ろしは男性スタッフが行ったりもしますので、あまり筋力は必要ありません。
それでも、長時間運転席に座ってトラックを運転することは体力を消費します。1日の仕事が終わると、結構疲れがたまっています。やはり体力仕事なのです。

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体を鍛えている人

4. ガッツリ稼ぎたい人

トラックドライバーの給与は固定給+歩合給+諸手当、もしくは日給+歩合給+諸手当であることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」であり「やらなければやらないだけ稼ぎの減る仕事」にもなっています。
とにかく「何をどうしても毎月同じ給与」ではないのです。
ちなみに「全然やらなくてもたくさん稼げる仕事」なんてありません。
そんなわけで、働きに応じて給与を稼ぎたいと思っている多くの人が、トラックドライバーの仕事に就きます。女性も同様です。
ちなみに、女性のトラックドライバーの収入は月収22万円~28万円、年収にすると300万円~350万円と言われています。一般的なブティック店員に比べて大幅に低いということはなく、接客が苦手な女性にとっては安定した収入を得られる職業となっています。
男性のトラックドライバーは年収が400万円台と言われていますから、それに比べて結構低い数字になっていますが、女性は中型や小型トラックでの短距離の仕事を選択している人が多いので、大型で長距離の仕事をする男性に比べて、平均ではどうしても低くなってしまうからのようです。

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たくさん稼げた人

5. 人間関係にわずらわされたくない人

女性はおしゃべりが好きな人が多いです。ほとんどのおしゃべりは他愛のないもので、そこから何かが生まれたり、大きな問題が解決することも滅多にないのですが、ときとして「口は災いの元」ともなり、大きなトラブルに発展することもあります。
そんなわけで、ママ友トラブルやお局様トラブルなど、女性は人間関係が泥沼化すると、地獄の様相を呈しがちです。
そんな人間関係に疲れた人、または最初からそんな人間関係にわずらわされたくないという人こそ、トラックドライバーになるべきです。トラックドライバーの仕事は「1人が基本」です。仕事の大半を占める「トラックの運転中」は1人きりです。ほとんど人との接触がなく、そこに人間関係はありません。

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女性グループ内の人間関係は面倒かも

6. 子育て中の人

日本ではどういうわけかまだ「育児は女性の役割」と言われることが多く、男性がなかなか育休を取得できない状況が蔓延していたりします。
そんなわけで、小さい子どものいる女性は、仕事と育児のバランスにはなかなか心を悩ませます。
トラックドライバーの仕事は、会社や業態によって勤務時間などを選ぶことができ、仕事と育児のバランスを取って仕事することもできます。
また、子どもがいると「この子のためにも頑張って仕事をしよう」というモチベーションになります。
ですから会社も「小さい子どもを持つ母親は、子どもが病気だからと言って急に仕事を休んだりするから使いにくい」なんて思わず、柔軟に対応して女性ドライバーという人材を大切にしましょう。

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母と子

7. 運転技術の向上に情熱を持てる人

トラックドライバーという仕事に就くなら「運転が好き」であることは好ましい条件です。「好き」を仕事にするので、仕事が楽しくなるからです。
さらに、車の運転がうまかったり、うまくなろうという向上心がある人は、効率的に仕事ができるのでとても便利です。
「好きこそものの上手なれ」とも言います。運転を好きだという人は運転技術も向上し、仕事を楽しく、スムーズにしやすくなるでしょう。

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運転する人

8. 自分の価値観をしっかり持っている人

前述した通り、トラックドライバーを悪く言う人が世間には実在します。確かに不埒なトラックドライバーもいますし、トラックに限らず、車の運転には常に命の危険が関わるので、世間の目が「ドライバー」という存在に厳しくなるのも仕方ありません。
それでも運転が好きで、自由度の高い仕事をしたくて、仕事も私生活も充実させたいのであれば、他人の目を気にしているのはもったいないです。
自分に素直になりましょう。悩んだことがうそのよう。だって、自由なのだから、何でもできるのです。

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流されない人

9. 大きい機械が好きな人

大型トラックはその名の通り、大きいです。
トラックドライバーとして働いている人の中には「大きなトラックを運転するトラックドライバーの姿に憧れて自分もトラックドライバーになった」という人が結構います。
大きなトラックを自在に操るのはカッコいいです。男性に比べて体格の小さい女性が大きなトラックを運転したら、なおさらカッコいいです。
その大きなトラックを自在に操りたい人は、ぜひトラックドライバーになるといいでしょう。小柄な女性ほど、その快感が分かるかもしれません。

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見上げる大きさ

10. 好きなことを仕事にしたい人

運転が好きな人、トラックが好きな人、社会貢献が好きな人、自由が好きな人は、トラックドライバーの仕事が向いています。一度、トラックドライバーとなって働く自分の姿を妄想してみましょう。案外、しっくりくるかもしれません。

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トラックを運転する仕事

最後に

男性と女性とは根本的な身体の構造以外、そんなに大きな違いがあるとは思えません。上記10項目のどれかに当てはまったという人は男性でも、恐らくトラックドライバーの仕事に向いています。

路線バス運転士の仕事が大変な理由

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路線バス運転士は、月収は約25万円から約30万円、年収は約300万円から約400万円と言われています。悪くない収入です。
そんな路線バス運転士もトラックやタクシーの運転手同様、人手不足が続いているそうです。一般社団法人 女性バス運転手協会が設立されて女性バス運転士の増加に努めているほどです。
トラック運転手がネット通販などの物流によって庶民の生活を支えている「尊い仕事」であるのと同じように、路線バスも鉄道が通っていない地域ではそこに生活する人たちのとなり、また都心でも、運転免許を持たない人、返納した人たちのになっています。庶民にとってなくてはならない社会的インフラと言っても良いっしょ。

そんな「立派な仕事」であるはずの路線バス運転士ですが、人手不足が続いています。
繰り返しますが、路線バス運転士の月収は約25万円から約30万円、年収は約300万円から約400万円で、決して悪くない収入だと言えます。それでも「お気楽ゴクラク」な仕事ではないわけです。そりゃそうでしょう、世の中に「お気楽ゴクラク」にしながら月収は約25万円から約30万円、年収は約300万円から約400万円を得られる仕事なんてありゃしません。

言ってみれば、世の中のあらゆる仕事は「大変だ」と思える要素があるわけです。しかし、その「大変だ」と思える要素も、人によっては受け取り方が違いますし、また、あらかじめ覚悟しておけば、ダメージが少なくて済むような対処もできるかもしれませんし、できないかもしれません。

今回は路線バス運転士の仕事が大変だと言われがちな理由を紹介します。本気にするもしないも、心して決めよ。

時間厳守が大変

路線バスは決められたスケジュール通りにルート上のバス停を回らなければいけません。道が渋滞していても、激しく空いていても、遅れ過ぎたり、早く着き過ぎてはいけません。
もちろん、スケジュールはいろいろな要素を吟味して決められていますが、ときには想定外の突発的なことが起こることもあり、スケジュール通りの運行が困難になることもあります。
それでもスケジュールに沿ってバスを運行させなければいけません。これはかなり大きなプレッシャーになります。

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時間通りに

接客が大変

大型トラック並みに大きなバスを運転するのが路線バスの運転士です。ま、中にはマイクロバスを利用したコミュニティバスもありますが、一般的には大型バスです。
大型トラックは荷物の積み下ろしをトラック運転手が行うことが多いです。しかし、バスの場合、バスが運ぶ「乗客」は、自分たちで乗り降りしてくれます。ここがトラック運転手とバス運転士の大きな違いでもあります。
バス運転士は「生きた乗客」を運びます。
バス運転士は乗車賃の精算業務も行い、乗客を快適に運ばなければいけません。問題行動を起こす乗客がいれば対処もしなければいけません。
乗客の中には行儀の悪い中高年もいるかもしれません。泣き止まない赤ん坊を煙たがる不埒な輩もいるかもしれません。運転士やバス会社にクレームを言ってくる人もいるかもしれません。これはなかなか厄介です。
バスが混んでいるときは、立って吊り革につかまっている乗客もいるでしょう。そんなときでも運転士は、座っている人にも立っている人にも安全な運転をしなければいけないのです。急ブレーキをかけたり、急にハンドルを切るようなことは慎まなければなりませぬ。
ただ、ていねいで親切な接客と運転を続けていると、ときには乗客から感謝されたりします。それが仕事のやりがいになったりもします。

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混んでいても安全運転

大型二種免許取得が大変

バス運転士として働くには大型二種運転免許が必要です。
大型二種運転免許の受験資格は「21歳以上で、普通自動車免許か大型一種運転免許、もしくは大型特殊自動車免許の取得後3年以上が経過していること」です。その合格率は10%ほどとも言われていて、寝そべっていてできるような簡単なものじゃありません。
しかし、そうやって得た資格だからこそ、それが必要なバス運転士は高度な専門職だと言えるのです。転職するにも、この免許があると有利です。

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免許は必須

ルーティンワークが大変

路線バスの運転士は、毎回同じルートを走ります。毎日毎日同じです。バスの窓から見える景色も同じです。
朝は通勤、通学のサラリーマンや学生、昼間は買い物客、夕方はまた学生、夜は仕事に疲れたサラリーマンと、乗客の顔ぶれも毎日ほぼ同じ感じです。突然、インドのマハーラージャが乗ってくることはまずないでしょう。
毎日同じことの繰り返しです。毎日同じことの繰り返しが苦痛な人には大変です。過酷な仕事だと言い切れます。
そんな人は、同じことの繰り返しの中に些細な変化を見出し、それを喜びに変えていく努力をしましょう。
逆に、毎日同じことの繰り返しは楽でいいや、と思える人には大変でも何でもありません。

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毎日ぐるぐる

残業・休日出勤が大変

路線バス運転士はここのところ人手不足状態が続いています。そのためバス会社のシフトはカツカツです。誰かが病欠なんてことになると、誰かがその穴を埋めるために残業や休日出勤もしなければいけません。
ただでさえカツカツに組まれているシフトに加え、業務を増やすのですから、これを大変と言わずして何を大変と言いましょう。
しかも、結構そんなことがひんぱんに起こったり起こらなかったりします。

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残業もアリ

過疎地では廃線になることもあって大変

地方では生活に欠かせない「足」となっている路線バスですが、人口減少で過疎化の進む地域では本数も少なく、しかも乗客が1人だったり、ゼロだったりしてもバスを走らせることがあります。さすがに労働意欲が減退します。
さらに利用者が激減し、廃線となってしまう路線も少なくありません。
せっかくルートを覚え、乗客とも顔なじみになっても、これはなかなか寂しいものです。

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寂しい‥

道を覚えなければならなくて大変

路線バス運転士であれば、ルートを覚えることは必須です。路線バス運転士として働くための大前提です。道を覚えるのが苦手な人には大変です。
でも、道を覚えることが得意な人にとっては屁でもないでしょう。

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道を覚えよう

ブラック企業もあって大変

法律上、バス運転士の1日の勤務は16時間までで、翌日勤務開始までは8時間以上空けることになっています。ですが、会社によってはこの法律ギリギリで運転士を勤務させているところもあり、バス運転士は16時間勤務から次の勤務まで8時間しかないという状態で勤務していたりします。この8時間の中で家に帰って風呂に入り、食事をして、また出勤しなければいけないので、睡眠時間は4時間とか5時間くらいになってしまいます。
4時間しか眠っていない状態で大勢の乗客を乗せたバスを運転し、公道を走るなんて、考えなくても無茶です。しかし、それでも法律を守っていることになるのです。これはもう「法律が間違っている」としか言えません。
もちろん、運転士の健康状態を考え、乗客の安全を優先的に考える会社もあります。
しかし、法律ギリギリで運転士に無茶な勤務を強いる会社もあるのです。
そんなブラックな会社を選んでしまわないように、バス運転士として仕事を探す人は、ドライバー専門の求人サイトを利用し、自分に合った会社を探しましょう。

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ブラック企業は避けよう

大勢の命を預かるのが大変

路線バスが運ぶのは大勢の乗客です。それで道路を走るのですから、交通事故のリスクを常に伴います。路線バスの運転士として安全運転は何が何でも守らなければならない責務です。
その運転には、乗客の命だけではなく、対向車など、同じ道路を行くすべての車に乗る人、さらには歩行者、自転車に乗る人の命も関わってきます。
これはかなりのプレッシャーになります。
しかし、そんなプレッシャーの下でも毎日しっかり安全運転を続けてこそ、本物の路線バス運転士と言えるのです。
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タクシードライバーの秘かな自慢話

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年収250~300万円、月収なら23~25万円と言われ、その一方、稼いでいる人は年収400万以上とも言われているタクシードライバー。「結構稼いでるじゃん」という収入ですが、同時に人手不足が続いているようです。と言うか、世間ではいろいろな職業が人手不足になっています。
タクシードライバーの仕事は「長時間拘束されて過酷」とも言われています。しかし「少しの時間で楽々稼げる仕事」なんて、世の中にはありませんからねえ。

昔の日本人には「自分のことを自慢するのは、はしたない」という美意識がありました。今はSNSなどで「いかに自分自慢を発信するか」に血眼になるのが日本人です。時代は変わったんですよ、お父さん。

タクシードライバーだって「底辺職」だなんて言われることもあるようですが、はにかみながらも自慢したいことがあります。

そこで今回は、タクシードライバーが秘かに自慢したいことをまとめてお届けします。

年収

俺は最高で年収700万円を稼いだことがある。これはちょっと自慢して良いと思う。それもバブルの時代じゃない。俺がタクシー運転手になったのは数年前だからね。
ま、さすがに700万円はその年だけだったが、それでも毎年年収400万円以上はキープしている。(40代 男性)

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やればやるだけ稼げる

接客術

ウチの会社全体がそうなのですが、一番の自慢は接客です。研修もしっかり行い、マナーの悪い人や、接客をおろそかにする人はドライバーになれません。
ネットニュースなどで、態度の良くないタクシードライバーのことを目にすると悲しくなります。
私は日ごろから、いかにお客様に快適に過ごしていただくかを考えます。
お客様は「できるだけ早く着きたい」とも思っています。ですから、できるだけ早く目的地に着くため、仲間同士で道路状況の情報のやりとりもこまめにしています。
それだけにお客様が降りるときに「ありがとう」と言っていただけると、とてもうれしくなります。(30代 女性)

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接客が大事

街の情報

タクシードライバーになって3年。とにかく街の情報には詳しくなりました。あそこに行くにはどの道が一番空いてて早いか、どの店のラーメンがどんな味か、あの人気店は混雑しがちかどうか、それに街でのイベント情報など、何でも聞いてください、ってところ。
もちろん、知らないこともまだまだあります。けど、お客様の要望に応えるため、日々勉強中。もっともっと詳しくなります。(30代 男性)

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情報にアンテナを張る

プライベートの充実

タクシードライバーには隔日勤務という、特殊な勤務形態があります。
朝から翌日の深夜までほぼ1日勤務し、そこから丸1日休むという勤務です。これを月に12日間くらいこなし、後の18日間くらいが休みになります。
そのため、プライベートが充実しまくりです。私は30代半ばまでメーカーの営業職をしていたのですが、連日残業で家には寝に帰るだけでした。休日もクライアントからの電話に怯え、ろくろく休めませんでした。
そのころに比べたら今はまさに天国、お気楽、極楽です。趣味のテニス観戦、山登り、編み物をめいっぱい楽しんでいます。(50代 男性)

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趣味の時間もたっぷり

自由

タクシードライバーは、事務所内で書類仕事をしたり、生産現場で製品を作ったり、何時にどこで打ち合わせをしたり、その打ち合わせのために夜遅くまで資料を整理したりするといったことがありません。
お客様を乗せたときは、その目的地までなるべく早く着くことを考えますが、あとはどこを流そうが、タクシードライバーの自由です。タクシー車内にはパワハラしてくる上司も足を引っ張る同僚もいません。
お客様を乗せなきゃ収入は増えませんが、人間、ときには怠けたい日もあります。
もちろん乗車拒否なんかはもってのほかですが、あまり働きたくないなら、タクシー利用者の少ない道路を走ることもできます。けど、そんな日に限って、そんな道でもタクシーを止める人がいて、うれしいやら何やら。(40代 男性)

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これは自由の女神

ノークレーム

タクシー運転手生活25年、私はお客様から一度もクレームを受けたことがありません。これが自慢です。
とは言え、タクシー運転手としてノークレームは基本中の基本。本来はそんなことを自慢しちゃいかんのです。でも、これを「自慢」と思い、今後もノークレームを貫いていきたいと思っています。
そんな自分の意志のために、自戒を込めてあえて自慢したいと思います。(50代 男性)

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クレームがあると大変です

チップ

先日、夜の繁華街でほろ酔いのお客さんを乗せたら、よほど機嫌が良かったのか、チップをくれた。初チップだった。
あまりにうれしかったので、帰宅したら早速妻に自慢。妻の反応は寝ぼけててイマイチだったけど、自分にとっては「明日からも頑張ろう」のやりがいになった。
ちなみに金額は1000円だった。けど、うれしかった。(20代 男性)

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チップ(イメージ)

芸能人

タクシードライバーたるもの、お客様の情報に関しては守秘義務があります。ましてや、著名人を乗せたからと言って、そこでの会話や、どこで乗せたとかどこで降ろしたなんてことは口が裂けても言えません。
とは言え、聞けば「おおっ!」と驚いたり「うわおっ!」と唸ったりするような著名人を乗せることも1度や2度じゃありません。
憧れのあんな人、こんな人のプライベートの姿に触れることもあります。具体的に名前を挙げて自慢できないけど、自慢したい!(40代 男性)

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内緒の話

無事故無違反

あおり運転、高齢者による事故など、交通事故のニュースを毎日のように目にします。タクシードライバーも「車の運転」を仕事としているので、どんな事故も他人事とは思わず、無事故無違反を肝に銘じていきたいと思います。
私はまだタクシードライバーとしての経験は浅いですが、10年後も「無事故無違反」を自慢できるタクシードライバーでありたい。(40代 女性)
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セールスドライバーの仕事を積極的に楽しむ方法

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セールスドライバーは配達、集荷、集金、さらには営業も行うドライバーです。例えば通販の配達が一番イメージしやすいでしょう。
つまり、通販を行っている企業と契約し、その配達業務を請け負うのですが、セールスドライバーはその契約から実際の配達業務まで行うのです。
契約する相手は企業だけではなく、店舗などもあります。また、配達先も個人だけではなく、企業もあります。
通販は件数も多く、中には冷凍品やら時間指定やら厄介な荷があり、再配達も日常茶飯事で、セールスドライバーは食事している時間もないほど「キツイ仕事」と言われ、人手不足が続いています。
しかし、セールスドライバーは人々の便利な生活を支える貴重な仕事であり、また給与が基本給+歩合制であることから「やればやっただけ稼げる」仕事でもあります。もちろん体力仕事なので若い人にどんどん就いてほしい仕事であり、やるからには楽しんで仕事してほしいのです。

そこでこのセールスドライバーという仕事を積極的に楽しむ方法を紹介します。ものは試しと言いますから、軽く試してみるのもまた一興かと。

1. 営業スキルを磨く

セールスドライバーは営業マン、つまりセールスマンでもあります。お客さんに物流の効率化、より良い物流システム構築のためのプランを提案します。
プランを立てるのはプランナーや企画部だったりしますが、それを「自社サービス」として売り込むのはセールスドライバーです。この部分は商社やメーカーの営業担当者と何ら変わりません。
自社サービスを提案してお客さんに喜んでもらいます。これをうまくできるようになれば、やりがいも収入もアップします。そのためには営業スキルを磨きましょう。提案が通って契約を取れれば、思わずガッツポーズが出ます。
営業での成功はそれだけうれしいものです。

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ワザを磨こう

2. 運転を楽しむ

セールスドライバーの仕事は配達、集荷、集金、営業ですが、その中心にあるのはやはり配達です。そのため、仕事の大半は車の運転になります。
運転がこの世の中で一番苦手とするところで「車を運転するくらいなら中年過ぎてからピアノを習い始めるほうがマシ」と思う人には向かない仕事です。逆に「運転が好き」「運転が得意」という人にとっては、その「好き」を仕事にできるまたとない好機。
好きでも嫌いでもない人も、いっそ運転を楽しんでしまえば「好き」を仕事にできて、仕事自体が楽しくなるでしょう。
とは言え、楽しくなり過ぎて「俺の楽しい運転を邪魔するヤツは許さん」なんて思い上がらないように気をつけましょう。

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運転が仕事

3. 出会いに期待する

セールスドライバーは内にこもる仕事ではありません。1日中、事務所でパソコン操作するプログラマーや、工場内で機械操作する工場勤務とは違い、いろいろな場所に出向き、いろいろな人と接します。
毎日のように知らない人と会うことになります。
初対面ってドキドキします。緊張します。
「初対面の人が嫌な感じだったらどうしよう」と不安にもなります。
しかし逆に「きっとイイ人に違いない」と思えば、楽しみになります。
もちろん、現実はそんなに甘いものではありません。それでも、少しの緊張感を持ちつつも、たとえ嫌な人に会ったとしても「次はイイ出会い」と思って仕事を続けましょう。
緊張が緩和されたとき、人はホッとして心地良くなります。セールスドライバーの仕事には、そんな緊張と緩和があるに違いありません。
毎日、素敵な出会いがあるに違いないと思えば、生活が輝くはずです。

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緊張のとき

4. 人に喜んでもらうことに喜びを見出す

セールスドライバーの使命は、お客さんにより良い物流システムを提案することです。そうやってお客さんに喜んでもらうことです。
のび太との結婚に迷っているしずかちゃんに、しずかちゃんのお父さんは言いました。「あの青年(のび太)は他人の幸せを喜び、他人の不幸を悲しむことができる人だ。それが一番人間にとって大事なことだ」といったような意味のことを。
多くの人は他人の幸せをやっかみ、他人の不幸を蜜の味だと思います。でも、人の喜びを我が身の喜びのように感じることができれば、恐らく地上は平和になります。
その第一歩としてセールスドライバーもお客さんの喜びを自分のものとしましょう。お客さんの喜びを進んで考え、それが実現したら一緒に喜ぶのです。そうすれば、そんな仕事が楽しくて仕方なくなるに違いありません。

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喜びの表現

5. マルチプレーヤーになる

セールスドライバーは配達、営業の他に集荷や集金も行います。プロドライバーの中でもかなりなマルチプレーヤーだと言えます。
マルチプレーヤーとは、例えばミュージシャンであればギターを弾けるだけではなく、ベースもドラムもキーボードも弾けて作詞作曲もやっちゃうくらいだったり、そこまでいかなくても良かったりする凄腕さんです。
それだけ凄腕だと、いろいろな場面で重宝されます。
ドライバーの場合だと、たとえドライバーの仕事を辞めたくなっても、営業職に転職して活躍できるかもしれないということです。
そんなマルチプレーヤーになれば、自分に自信が持てて楽しく仕事をできるに違いありません。

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マルチな人

6. 物流を支えることにやりがいを持つ

セールスドライバーの仕事は主に通販の配達です。
通販は今や、ほとんどの国民が利用しています。通販が発達しているおかげで、遠く離れたドイツのヘヴィメタバンドのプリントTシャツなんかも自宅にいながら簡単に買えたりするわけです。
いわば、国民の便利な生活を支えているのがセールスドライバーです。セールスドライバーがいなければ、国民の生活は不便のどん底に突き落とされます。
現代人は「スマホがなきゃ生活できない」ように退化していますが、同じように「通販が利用できなきゃ生活できない」ように退化していると言っても過言ではないでしょう。
そんなすべての現代人に貢献していると思えば、自然と気持ちも良くなります。

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物流を支える!

7. 気持ちの切り替えを早くする

セールスドライバーの仕事には過酷で大変なことはたくさんあります。
通販を利用し、しかも時間指定しておきながら留守にするなんてことは日常茶飯事で、そのため仕事は長時間になり、さらに追い打ちをかけるようにクレームを言ってくる人もいます。
営業で訪れた企業にも横柄な態度の人がいたりします。営業所によっては営業ノルマもあり、上司がプレッシャーをかけてきます。
そんなこんなでめげることも多いかもしれません。しかし「それはそれ」として気持ちを切り替えることが素早くできれば、そうした困難にぶち当たっても「人生はチャレンジ」と割り切って楽しく仕事ができるはずです。

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気持ちの切り替えが大事

8. 新鮮な気持ちになる

セールスドライバーの仕事の大半を占めるのが、荷物の配達です。
集荷、集金もありますが、それらの作業をルーティンワークと感じ「毎日同じことの繰り返しだな」なんて思ったら、仕事を嫌になってしまうかもしれません。いわゆるマンネリというやつです。
荷を運ぶ先は厳密には違うかもしれませんが、同じ地域なので、どうしてもマンネリ感は拭えないでしょう。しかし、「水戸黄門」が“偉大なるマンネリ”と言われたように「同じこと」の積み重ねには努力が必要です。
そしてその努力を成し遂げるものは偉大になれるのです。毎日のルーティンワークを「今日は昨日と違う新しい日」と考え、新鮮な気持ちでやり遂げて毎日を重ねていきましょう。要は気の持ち方です。

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みずみずしい気持ちで

9. 体力をつける

セールスドライバーの仕事には体力が必要です。
1日に100件以上荷物を届けたり、エレベーターのないマンションの最上階に、飲料の入った段ボールを運ぶこともあります。筋力、気力、体力がなければ務まりません。
逆に言えば、筋力、気力、体力さえあれば、鼻歌交じりに楽々できるはずです。

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これはやりすぎ

10. 大きく稼ぐ

セールスドライバーの収入は、正社員の場合は年収300万円~年収400万円ほどと言われています。勤務先、勤務形態でも異なりますが、正社員であれば「基本給+歩合給」となっていることも多く、荷物をたくさん運ぶだけ、契約本数を増やすだけ、給料が上がります。
いわば、やればやっただけ稼げる仕事です。
たくさん稼げば、それは仕事のモチベーションにもなります。やりがいになります。醍醐味になります。
大金があれば、子どもを育て、家族で旅行を楽しみ、家を買い、高級ブランドを買い漁ることもできるかもしれません。いわゆる満ち足りた暮らしも夢ではないでしょう。

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たっぷり稼ごう