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タクシードライバーのイメージアップ作戦

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タクシーのルーツ?

どうも職業ドライバーの仕事というのは、低く見られがちです。タクシードライバーもそうです。困ったものです。
だからかどうか分かりませんが、タクシードライバーは人手不足になっています。
多くのタクシードライバーが、20時間近い勤務を月に12日間やるという隔日勤務という特殊な勤務形態で働いるので「拘束時間が長くてキツイ」と思われています。
つまり「過酷な仕事」だという悪いイメージに覆われているわけです。
ただ、1回の勤務での拘束時間は長いのですが、隔日勤務では月に18日間ほど休めます。
それにタクシードライバーの給与は歩合制であることが多く、平均年収は300万円台で、決して高額とは言えませんが、年収1000万円以上を得ている人もいるそうです。
そのため、実際は「1回の勤務時間は長いけど、休みが多く、やればやっただけ稼げる仕事」なのが、タクシードライバーです。大体、イメージというのは実態とかけ離れているものです。

人は弱いものです。自分が「イイ気持ち」でいたいため、つい他人をおとしめるような発言をしてしまいます。職業ドライバーをつい低く見てしまうのも、そんな人の弱さのなせるワザかもしれません。
しかし、そのために多くの人々の生活を便利にしている、無くてはならない職業であるタクシードライバーのなり手が減っているとすると、それはもはや悲劇だと言えます。

今回はタクシードライバーのなり手を少しでも増やすため、タクシードライバーのイメージを向上させる方法を紹介します。これらを実践できるような立場の人は、すぐさまこれらを実践してタクシードライバーのイメージ向上にひと役買ってください。なにとぞ。

1. 映画やドラマの主人公にする

タクシードライバーが主人公の映画やドラマをつくり、多くの人が「タクシードライバーって素敵!」とか「タクシードライバー、カッコいい!」と思うようにしましょう。
タクシードライバーが主人公の映画やドラマは昔からありました。ただ、若者が憧れるようなアイドル、イケメンがタクシードライバーを演じることはあまりありませんでした。
ここは1つ、旬のアイドル、イケメンがカッコよくタクシードライバーを演じる、いわゆるトレンディドラマなんかをつくりましょう。多くの女性ファンがタクシードライバーをカッコいいと思うようになり、多くの若い男性がそのカッコいいタクシードライバーを目指すようにするのです。

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アイドル、イケメンで人気を集める

2. イメージソングをつくる

イメージアップの方法と言えば、やはりコレです。
タクシードライバーのイメージをアップし、タクシードライバーのなり手を増やすことが今回の主な目的なので、ターゲットは若者です。子どもや高齢者に分かりやすい、親しみやすい歌ではなく、若者向けの歌をつくりましょう。
そのため、若者に今一番人気のアーティストを起用し、曲作りを依頼します。もちろんPVもつくってドンドン発信していきます。

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カッコいい歌曲をつくってもらいましょう

3. ゆるキャラをつくる

とは言え、光陰矢の如しと言います。若者もすぐに中年になってしまいます。
ということで、子どものころからタクシードライバーへの良いイメージを植え付けることが、次世代へのタクシードライバーのイメージアップ作戦としてとても重要だと言えます。その子どもたちへのアピールとして、ゆるキャラの存在は大きいです。
実際、タクシー協会やタクシー会社ごとにキャラクターをつくっているところもすでにあります。今のところ、これらのキャラクターがすごい人気を得てもいませんし、もうゆるキャラが全国人気を得る時代ではないかもしれませんが、それでもやはり子どもたちはかわいいキャラクターが好きなのです。タクシーのゆるキャラの人気が上がれば、タクシーやタクシードライバーに好印象を持つ子どもが増えること間違いなしです。

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子ども人気は大事

4. 政治献金する

タクシー協会やタクシー会社でも、タクシードライバーのイメージアップに取り組んでいますが、やはり民間のできることには限度があります。ここは1つ、行政にもタクシードライバーのイメージアップに加担してもらいましょう。
そして政治家を動かすには、やはりお金です。何しろ、政治家さんたちはお金が大好きですから。
ぜひ、首相レベルの人に「タクシーを見る会」でも開いてもらい、タクシードライバーとセレブたちを交流させましょう。気付けばタクシードライバーもセレブの仲間入り、するかもしれません。そうなりゃ、タクシードライバーのイメージもエベレスト級にアップします。
また、国家レベルでタクシードライバーのイメージアップ・キャンペーンを展開してもらいましょう。

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「先生、お願いします」

5. タクシーのデザインをカッコよくする

最近はタクシーにもさまざまなデザインのものが登場しています。2017年に登場したジャパンタクシーは、トールワゴンを元にしたなかなかなオシャレさんです。
とにかく、問答無用にカッコいいタクシーをどんどん走らせて「あんなカッコいいタクシーを運転するタクシードライバーってすげえカッコいい」という風潮をつくりましょう。
それほどカッコいいタクシーなら、タクシーの利用者も増えるはずです。

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これもタクシー

6. タクシードライバーの制服をカッコよくする

タクシードライバーという仕事には興味あるげど、あの制服はダサくてイヤという人もいるかもしれません。特に若い人には。
タクシードライバーの仕事は接客業でもあるので、タクシードライバーの制服もお客さんに不快感を与えないようになっています。しかし、正直言って、お客さんはそこまでタクシードライバーの服装に関心を払っていません。
だからと言って、どんな服装でもいいだなんて言いません。お客さんに不快感を与えないための清潔感とかは大事です。
しかし、その上で、着る人、つまりタクシードライバーのテンションを上げるような、カッコいい、おしゃれな制服にしてもいいのではないでしょうか。
タクシーのお客さんも、タクシードライバーってカッコいいファッションだと気づいて、知らず知らずのうちにタクシードライバーのイメージもアップするはずです。若者はとにかく、カッコいいファッションに憧れがちですから。

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ファッショナブルに

7. 第二種免許の取得を激ムズにする

タクシードライバーを「他の仕事をまともにできないヤツが就く底辺職」だなんて言いたい放題にけなすがいます。
こうなりゃ、タクシードライバーとして必須の第二種運転免許の取得試験を東大合格並みに難関にするしかありません。誰もタクシードライバーを「低学歴」だの「底辺職」だの言えなくなります。
タクシードライバーは日本有数の超エリート集団になります。もちろん高収入です。医師みたいなもんです。「人命を預かる」という意味では、ときとして「人命を左右する」医師と同じくらい重責で重要な仕事ですから、あながち間違った言い方ではないでしょう。

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高いハードル

8. タクシードライバー教育を徹底する

タクシードライバーのイメージが低いのは、タクシードライバーのイメージを低くするような、態度が悪かったり、運転が荒いタクシードライバーが少しでもいるからです。多くのタクシードライバーが品行方正で、おだやかな運転をしているのに、ほんの一部の悪質なタクシードライバーがいるために、タクシードライバー全体のイメージが落ちてしまうのです。
もちろん、各タクシー会社や各タクシー協会ではタクシードライバーのマナー教育などをしっかり行っているはずです。しかし、さらに教育を厳しく、徹底させることで悪質ドライバーを無くせば、タクシードライバーのイメージは実像とかけ離れることなく、品行方正でおだやかという正しいイメージが広まるはずです。

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これはテーブルマナー

9. タクシードライバーに逮捕権を与える

タクシードライバーから悪質ドライバーを無くすことも必要ですが、タクシー利用者の中にも、一部だとは思いますが、素行の良くない人がいます。ときにはタクシー車内で犯罪も行われます。
タクシードライバーに対して犯罪行為を行うのは、それだけタクシードライバーを低く見ているからかもしれません。タクシードライバーは接客業なので「お客さんに強い態度で対応することができない」とか「タクシードライバーは戦闘力も低い」と考えているはずです。
そこで、タクシードライバーに逮捕権を与えます。逮捕能力も授けます。つまり、戦闘力を身に着けてもらいます。
そうすれば、もう誰もタクシードライバーを後ろから蹴ったり、タクシー強盗しようなんて思わなくなります。そんな粗暴な人や犯罪者だけではなく、一般の人ももうタクシードライバーを低く見れなくなります。

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逮捕の瞬間

10. タクシーに飛行機能を持たせる

自動車の自動運転システムの開発が進んでいます。同時に「空飛ぶタクシー」の開発も進んでいます。
タクシーが自動運転になり、人が運転しないでも済むようになるには、技術的にはすぐかもしれませんが、法整備など現実的に考えるとまだまだ時間がかかります。
しかし、「空飛ぶタクシー」はすぐ実現してもおかしくありません。
タクシーが空を飛ぶんですよ。昭和の子どもたちが夢見たSF世界が現実になるわけです。タクシーもハイテク装置ってことになります。
そんなハイテク装置を操縦するタクシードライバーも、飛行機の操縦士並みの職業になります。

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未来のタクシー?


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トラックドライバーの孤独

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1人


トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。
世の中には、大勢の同僚に囲まれ、常に上司の目を気にしながら仕事をする人たちがいます。そんな人たちの中には「1人きりになりたい!」と、心の中で叫んでいる人もいるでしょう。
しかし、本当にいざ1人きりになると「寂しい」と、寝るときにはひっそり枕を涙で濡らしているかもしれません。

1人で仕事をするのが基本のトラックドライバーはどうなんでしょうか。

1. 運転席では1人きり

トラックドライバーが仕事中、運転席の横には上司も同僚もいません。上司の視線を気にすることはありませんし、同僚の仕事の進み具合も気になりません。
休みの日に急に呼び出され、同僚の仕事を手伝うために急遽、シフトに入ることはあるかもしれませんが、自分の仕事中に同僚を手伝うことはありません。
あるとすれば、渋滞情報などをスマホなどで教えたり、教えられたりするくらいのことです。
会社に戻れば、職場では同僚と和気あいあいと過ごすこともあるかもしれませんが、仕事中の同僚とのかかわりは滅多にありません。そのため、人間関係にによるストレスが少ない職業と言われています。

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1人ぼっち

2. 気楽

トラックドライバーは仕事中、運転席の横には目つきの鋭い上司も、イヤミを言う先輩も、甘えてくる後輩も、無愛想な事務職もいません。親しげな知人も、いつまでも友情が続くと信じられる友人も、日ごろはうとましく思えてもいざというときには支えになる家族も仕事中、横にはいません。
気楽と言えば気楽です。
1人なので、妻が苦手なので家ではなかなか聞けないフリージャズでも、好きな音楽は聞きたい放題です。音痴だからと人前では絶対歌いたくない人も、運転席では歌いたい放題です。
トラックの運転席は普通自動車より少し高い位置にあるので、鼻をほじっていても誰かに見られることはありません。まあ、運転中のドライバーの様子をまじまじと見ているドライバーなんて滅多にいませんが。

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歌いたい放題

3. 運転に集中できる

トラックドライバーがトラックを運転する横に上司も同僚も誰もいないので、もし、街で見掛けたトラックの助手席に誰か乗っていたら、それはドライバーが新人社員の研修をしているか、荷積み・荷下ろしが大変なので助手を同乗させているか、もしかしたらこの世の者ではない何かが見えているか、かもしれません。
それはともかく、運転席の横に誰もいなくて気楽なので、好きな音楽を聞いたり、歌を歌ったり、浄瑠璃を語ったりするドライバーがいる一方、運転に集中しているドライバーもいるようです。
道路状況の確認やトラックのエンジン音に意識を集中し、安全運転に集中してハンドルを握っているわけです。運転席から伝わるエンジンの振動を心地良く感じているのです。
とにかくトラックの運転が好き過ぎて、余計なことは一切したくないというトラックドライバーもいるようです。

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運転に集中

4. マスクをしなくていい

運転席の横には誰もいないので、沈黙を気まずく感じることもありません。
また、車内であれば、誰に感染させることも、誰かから感染することもないので、マスクを外すこともできます
これがタクシードライバーであれば、歩行者から見てドライバーがマスクをつけていないと、お客さんを乗せればつけるはずだと分かっていても、ちょっとためらってしまうので、お客さんを乗せていないときも常にマスクをつけていたりします。こまめに配達する宅配便のドライバーも、つけたり外したりが面倒でつけっぱなしにするかもしれません。
しかし、中距離や長距離のトラックドライバーなら、運転席ではずっとマスクを外したままでもいいわけです。
車内ではマスクを外すようにしましょう。マスクを付ける意味はありません
中には得意先の要望などで、運転中もマスクをつけるよう指示する会社もあるようですが、得意先にきちんと「車内で1人のときのマスク着用は無意味」と説明し、トラックドライバーを守ることが肝心です。マスクを長時間つけっぱなしにしていると、呼吸が浅くなって体調悪化につながるかもしれません。

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マスクも外すときには外そう

5. 孤独だから人恋しい

長距離のトラックドライバーは、一度仕事に出ると2~3日、長いと1週間くらいは家に戻りません。荷の届け先に着くまでは、誰かと接して会話できる機会も、飲食店で食事するときくらいです。それもコロナ禍では「黙食」が推奨され、オーダーを言うとき以外の無駄話はなかなかしにくいものです。
そのため、トラックドライバーはやはり人恋しくもなります。いわゆる孤立感に襲われるわけです。
ですから、久しぶりに友人知人に会ったとき、家族の元に戻ったときなどは、喜びもひとしおです。感動しちゃうこともあるかもしれません。
もともとトラックドライバーは、荷を安全に届けるという強い責任感がないと続けられない仕事です。家族への思いも強い人が多いですが、日ごろ、家族と離れて仕事をしているだけに、やはり家族を思う気持ちが一段と強くなるようです。

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家族が大切

6. スマホは手放せない

トラックドライバーは人恋しくなることが多いかもしれませんが、そんなときのために今はスマホという文明の利器が重宝します。スマホがあれば、いつでも、どこにいても誰かとつながることができます。
それだけではなく、道に迷ったときは地図アプリに助けてもらえますし、気持ちをアゲたいときは音楽を聞くこともできます。休憩時間には動画を見たり、ゲームも楽しめます。
もちろん、運転中に運転の妨げになるような使い方をしては絶対にいけません。

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スマホを活用

7. 使命感を自覚

スマホを活用したり、運転に集中しても、どうしても孤立感に襲われるトラックドライバーがいるかもしれません。
孤立感に陥らないよう、トラックドライバーの仕事を改めて認識しましょう。
トラックドライバーの仕事は荷を安全に、時間通りに運ぶことです。荷の届け先には荷を待っている人がいます。その荷は、荷を先方に渡したい人から預かったものです。
トラックドライバーはその両者の橋渡しをしているわけです。人と人をつなげるのがトラックドライバーなのです。孤立なんかしていません。

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両者をつなぐ橋

8. 仲間を大切に

トラックドライバーは基本的に1人で運転席に座り、トラックを運転します。
そんなトラックドライバーにも仲間はいます。会社の同僚や他の会社のトラックドライバーたちと仲良く付き合っているトラックドライバーも多いと言います。
仕事中は1人でも、そんな仲間たちがいると思えば、孤独を感じることはないのではないでしょうか。

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仲間

9. 物流で世界とつながる

トラックドライバーは荷を運ぶことで、荷を渡したい人と荷を待っている人をつなげます。
トラックドライバーが届けた荷は、また誰か他の人の手に渡っていくこともあります。
例えば、工場に部品を運ぶ仕事では、運ばれた部品は製品に姿を変え、さらに運ばれて行き、最終的にはその製品を使う人の元へと行き着くでしょう。
このモノの流れを物流と言います。
今や世界中が物流でつながっています。トラックドライバーはその物流を担っているのですから、決して孤独ではないはずです。

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運ばれていく荷

10. 独立する心構えができる

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をしますが、周りに従業員たちがいても孤独を感じているのが社長です。会社の最高責任者である社長は、最終的な決断を下す立場にあります。その責任は重く、しかも重い責任を1人で背負わなくていけません。そのため、社長は孤独を感じることが多いのです。
トラックドライバーは会社の社員として仕事をしていますが、ドライバーの中には歩合制「やればやっただけ稼げる」この仕事で資金を貯め、独立を目指す人もいます。
独立すれば、最初は1人かもしれません。従業員を雇うことになっても責任を背負うのは1人かもしれません。
「基本的に1人で仕事」をしているトラックドライバーは運転中の決断も自分でします。そうして経験を積んだトラックドライバーは、独立してもいざというときに決断力のあるリーダーになれるのではないでしょうか。
ちなみに誰かと共同経営者になれば、責任を分担できます。

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経営者に

男子中学生から見てカッコいい職業

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ヒーローはカッコいい

自分は子どものころ「将来は楽して遊んで暮らしたい」なんて考えていた多くの大人が、自分が大人になってつまらない仕事をコツコツしながら地味に暮らし始める「子どもには夢を持ってほしいなぁ」なんて思ってしまいます。自分がもう一度子どものころに戻り、やりたいこと、憧れに向かって目をキラキラと輝かせたいと考えるのかもしれません。
憧れに向かっていると、自然と目が輝きます。
いえ、本当に目が光るわけではありません。目が光ったりしたら、未知の力が潜むSFホラーになってしまいます。
閑話休題。
中学生は、世の中にいろいろな職業があると分かってくるとともに、まだ子どもらしさも残っているお年頃。特に男子中学生は、その職業での現実的な暮らしはともかく「カッコよさ」が憧れの大きな要素になります。
そこで今回は、男子中学生がカッコいいと思って憧れているに違いない職業を紹介します。ただ、「カッコいい」とは思っていても「将来その職業に就きたい」と思うかどうかは別ですからね。

1. YouTuber

ここ近年、小学生からも絶大な人気を誇るYouTuber。つまり、動画を配信することで報酬を得る人です。この職業が人気なのは「楽そうだから」
子どもは日ごろ見聞きするメディアの中で楽しそうにしている人に憧れるものです。ひと昔前なら、テレビで歌って踊るアイドルに憧れたのと同じことですね。
今の子どもはテレビはあまり見ずに、YouTubeばかり見るので、憧れる対象もテレビで活躍するテレビタレントではなく、YouTubeで活躍するYouTuberになるわけです。
とにかく、楽しそうだし、見ている自分も楽しいわけです。見ている自分も楽しいから、多くの人が見るのも納得でき、それだけに人気も集めます。男子中学生には、人気者はカッコよく映ります。

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楽そう

2. スポーツ選手

定番で男子の人気を集めるのがスポーツ選手です。理由は「カッコいいから」というストレートなもの。
昭和の昔は野球選手でしたが、平成はサッカー選手がもてはやされました。令和となった今はラグビーでしょうか。バスケットボール、テニス、ゴルフ、水泳、スノーボードなんかも人気がありそうです。
これらスポーツ選手は、それぞれの競技において有利になれるよう、身体を筋肉で補強します。そのため、多くのスポーツ選手は逆三角形のマッチョな体型になり、これがやはり「カッコいい」と見なされます。
さらに、スポーツ選手の中でも高等テクニックを持つ者は、その普通の人ではできないような高等テクニックを披露することでも「カッコいい」と見なされます。なおかつ、高等テクニックの披露によってますます人気を集めます。
多くの男子中学生が、自分もあんな高等テクニックをカッコよく披露しつつ人気を集めたいと思うのです。

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スポーツがうまいとカッコよく見えるものです

3. ゲームクリエイター

現代の子どもたちがYouTubeとともに熱中するのがスマホで遊べるゲームです。
これがスマホ中毒の原因ともなっています。
熱中するあまり、学校を卒業してもゲームに関わっていたいと考えるのが人情というものではないでしょうか。それにクリエイターって、なんかカッコいいと考えるのも、男子中学生なら仕方ないかもしれません。

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子どもはゲームに夢中

4. ミュージシャン

カッコよくなりたいとは思うものの、自分はスポーツには向いていないし、第一あの体育会系なノリが苦手だし、部活の先輩は怖いし、朝練とか大変そうだし、やはりスポーツ選手は無理、と考える男子中学生も多いです。
そんな男子中学生はもれなく非体育会系で「カッコいい」ミュージシャンを目指します。楽器とか弾けると女の子にもモテそうだし、バンドの動画を撮影するから出演してよ、なんて言って女の子を口説けるかもしれないし、といろいろ考えます。
楽器とか無理っぽいと考える男子中学生はダンサーに憧れます。

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楽器を弾けるってカッコいい

5. 刑事

昭和の昔からの定番の「カッコいい」職業であり、実は今なお子どもたちにとっての憧れの職業のようです。もっとも小学生くらいだと、交通安全教室などでおなじみであり、制服があって分かりやすい「警官」が人気職業のようですが。
ともかく、マンガやテレビ番組に登場する「正義の味方」を現実社会に分かりやすく投影すると、多分、刑事や警官になるのでしょう。泥棒など「わるいひとたち」を捕まえるのですから。
それに、警察の腐敗を訴えるような社会派は別として、多くの刑事ドラマで活躍する刑事たちには今も「正義の心」があるように描かれています。
いつの時代も「正義の味方」はカッコいいものです。

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警察には正義を守ってほしいものです

6. 医師

刑事ドラマと並んで昨今、量産されているのが医療ドラマです。
現実のお医者さんとはあまり関係なく、ドラマで活躍するお医者さんたちはむやみやたらとカッコいいです。お医者さんは人命を救うヒーローとして描かれるので、自然とカッコよくなります。
正義の味方やスポーツ選手同様、「誰でもなれるわけじゃない」スペシャル感「カッコいい」です。

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命を救う

7. 電車運転士

幼い男の子の定番のおもちゃと言えば乗り物です。中でも生活に身近な乗り物として電車は人気があります。
鉄道好きがそのまま大人になって乗り鉄、撮り鉄など、細分化されていきます。中には、鉄道好きが高じて鉄道会社に就職する人もいます。
列車、電車の運転席は仕切られていて、一般人は入れないようになっています。あの「ここには特別な者しか入れない。電車の運転士は特別な室に入れる特別な者」というスペシャル感も、少年たちの憧れを増長するのかもしれません。

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電車の運転席

8. トラック運転手

幼い男の子の定番のおもちゃと言えば乗り物です。中でも生活に身近な乗り物として車は人気があります。
そして大型トラックは、その大きさからスペシャル感がもれなく増量し、人気も集まります。大型トラックの運転手が巨大ロボットの操縦者にも見えます。
さらに、長距離トラックの運転手は全国いろいろな地方に行っていそうで、男子中学生には自由な風来坊のように見えます。
バス運転手も同様です。

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大型トラックは憧れ

9. 消防士

現実社会で一番のヒーローと言えば、火災現場で命懸けの働きをする消防士やレスキュー隊員です。幼いころにスーパー戦隊シリーズをワクワクしながら見ていた少年たちが憧れるとしたら、コレです。
実際、救急戦隊なんてスーパー戦隊もありました。

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ヒーロー、消防士

10. エンジニア

カタカナ職業の中でも硬派な響きのエンジニアは、男子中学生たちが何となく「カッコいい」と思ってしまいます。
そんなエンジニアにはIT系エンジニアものづくり系エンジニアがあります。同じエンジニアでもかなり違います。今の少年たちは生まれたときからITに慣れ親しんでいますからIT系エンジニアに憧れる子たちが多いのですが、ものづくり系エンジニアも人気があるようです。
プラモデルや模型を作ったり、ものづくりにつながるような趣味を好む男の子は多いので、その延長なのかもしれません。

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IT系

最後に

「カッコいい」かどうかは別として、単に「なりたい」と思う職業としては公務員、漫画家なんかもあるようです。

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漫画家

ホワイト物流推進運動について

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ホワイト

トラック運転手は長らく「低収入で過酷な仕事」というイメージが広まり、人手不足が続いています。
トラック運転手が激減しているわけです。運転手がいなければトラックは1ミリも動きません。いや、力持ちが何人かで押せば数センチくらいは動くかもしれませんが、そういうコトではないのです。
中国地方や九州地方では雑誌・書籍の発売日が1日遅れることになりました。
また、食料品などの値上げも始まっています。食料品などが全国に届くのはトラックで運ばれるからであり、これまたトラック運転手が減れば、物流費用も高くならざるを得ないわけです。もちろん、原材料費の価格上昇などもあり、原因は運転手不足だけではないのですが、運転手不足が原因の1つになっていることは事実のようです。
「引っ越し難民」という言葉も登場しました。サラリーマンの転勤は3月に集中します。異動になった場合、新しい配属先での仕事が4月から始まるので、それまでに引っ越すからです。地方の高校を卒業して4月から都会の大学に通い始める学生たちも、同じ時期に引っ越します。合わせると、3月に膨大な引っ越しが行われることになります。
この引っ越しにもトラックが使われるので、当然運転手不足が影響します。運転手は少ないのに利用者が集中していつもより増加するので、引っ越し会社も対応できず、引っ越し先が決まっているのにも関わらず、引っ越しできないわけです。この「引っ越しできない」人々「引っ越し難民」です。
こうした「運転者不足による国民生活への影響」が実際に現れている現状に、国土交通省、経済産業省、農林水産省の3省が連携して始めたのが「ホワイト物流推進運動」です。

トラック運転手不足の背景

1. 若者の減少

トラック運転手の減少によって、トラックを使った物流サービスが縮小されたり、物流費の上昇が起こり、国民にとって不便になってきているので、それを解消するには「トラック運転手の増加」が効果的な手段となります。
というわけで、行政としても必死に「なぜトラック運転手は減少しているのでしょうか?」を考えたのでしょう。原因が分かれば対処法が見つかるのですから。
トラック運転手のなり手が減っているのは、まず、とりあえず職業に就こうと考える若者自体が減っていることが挙げられます。これが少子化です。つまり、人手不足はトラック運転手だけではなく、いろいろな業界で起きています。そしてトラック運転手も「例外ではない」のです。
ただ、少なくなった若者があえてトラック運転手になろうとしない理由もあります。

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若者たち

2. 魅力の減少

少なくなったとはいえ、トラック運転手はまだ絶滅危惧種になったわけではありません。ただ、妊婦を邪険に扱うような言動が横行したり、職場にマタハラやセクハラが存在したりすると、確実に日本人は絶滅危惧種になりますよ。
それはそれとして、とにかく、若者がトラック運転手になろうとしないのはそれだけトラック運転手の仕事に魅力を感じていないからです。冒頭に書いたように、トラック運転手は「低収入で過酷な仕事」というイメージが広まっているので、そんなイメージを鵜呑みにすればトラック運転手になろうとする若者も減ります。
現代はYouTuberなんて職業が人気を得て、多くの子どもたちが「楽そう」だと言って憧れたりします。現代社会はいろいろなことが便利になり、いろいろ楽できるように発達したので、子どもたちも「このまま楽して一生過ごせるかも」と考えてしまうのかもしれません。

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人気職業「YouTuber」

3. トラック運転手の実態

ただ、実際のトラック運転手は年収の平均が400万円台、月収の平均は30万円台です。昭和のように年収1千万円も稼げたころとは違うようですし、豪勢な贅沢暮らしはできないかもしれませんが、一般的なサラリーマンと比べて大げさに安いわけでもないのです。
大学院まで行って博士号まで取得したのに、大学の非常勤講師を兼任して年収200万円台なんて高学歴者もいると言いますから、トラック運転手はきちんと働けば決して「低所得者」ではないと言えます。

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やればやっただけ稼げる

4. 労働環境

それでも「低収入で過酷」と言われるのがトラック運転手です。つまり、過酷な労働環境に収入が見合っていない職場が存在するわけです。
もちろんすべての職場がそうなのではありません。しかし、人は一部を見て全体を「そうだ」と判断してしまいがちなので、トラック運転手すべてが「過酷過ぎる」と思われています。
この「過酷さ」に収入が見合っているかは別として「過酷」なことには違いがありません。
その要因としては「荷の積み下ろしが手作業」「荷の届け先での待ち時間が長い」「荷の届け先で契約以外の作業をさせられる」などがあります。

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過酷

5. ブラックな労働環境による弊害

トラック運転手の仕事には確かに過酷な面があります。まあ、あらゆる職業に過酷な面というものはあるものですが、過酷さゆえに人手不足以外の弊害も起こっています。
仕事が過酷なのでトラック運転手の疲労がたまり、それによって運転時の判断ミス、ときには精神的な不安定からあおり運転、睡眠不足からの居眠り運転などで交通事故が起きたりしています。
さらに、こうした事故のニュースが「やはりトラック運転手の仕事は過酷なんだ」というイメージをさらに広めてしまっています。

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ブラック

運動の2本の大きな柱

そんなわけで、トラック運転手の労働環境の改善が、トラック運転手の人手不足を解消するのに有効な手段だということになりました。人手不足の改善だけではなく、交通事故の防止にも役立ちますしね。
それで「ホワイト物流推進運動」では「トラック輸送の生産性向上と物流の効率化」「女性や60代以上も働きやすいホワイトな労働環境の実現」を2本柱として打ち出しました。
「トラック輸送の生産性向上と物流の効率化」はトラック運転手という仕事の魅力をアピールすることになるかもしれないって発想ですね。
もう1つの「女性や60代以上も働きやすいホワイトな労働環境の実現」は、若い男性だけを当てにしていてもなんなんで、ということでしょう。

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2本の柱

1. トラック輸送の生産性向上と物流の効率化

具体的には、こんな取り組みが求められています。
納品先で荷の積み下ろし作業が集中し、そのためトラック運転手の待機時間が長くなってしまう問題があります。それで、効率的に荷の積み下ろしができ、待ち時間を減らせるよう、荷の予約受付システムを導入するという取り組みです。部外者からすると「え? 導入してなかったの」ということが驚きです。
また、1200個ほどの段ボール箱をトラック運転手が手作業で荷積み・荷下ろしを行っていたところがあるようです。これもフォークリフトなどの機械化で、ずいぶんと効率化できます。
こうしたアナログな作業をずっと続けてきた背景には、物流業界が大きな資本を持たない中小・零細企業によって成り立ってきたという問題があるかもしれません。これはどの業界も同じで、日本経済、日本社会は中小・零細企業が支えています。そして中小・零細企業は人手不足や資金不足で、なかなか作業を進化させている余裕がなかったりします。
「ホワイト物流推進運動」も、せっかく3つ省が連携しているのですから、中小・零細企業の効率化にも行政によるゆるぎない支援を期待したいものです。

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ITによる効率化

2. 女性や60代以上も働きやすいホワイトな労働環境の実現

女性にとって

若い男性にトラック運転手のなり手がいないなら、男性以外の女性、若くない高齢者からなり手を募ろうということです。
もともと社会は「外で働くのは男性」というように役割が決められていました。そうではなく、誰でもどんな職業にも就く自由や権利があるんで、職場のほうも「どんな人にも働きやすい環境にしよう」というのがダイバーシティ、多様性の推進です。これは近年、あらゆる職場、企業で取り組まれています。
女性の社会進出が話題になり始めたのは、恐らく1970年代です。それからもう50年近く経っているのですが、世の中にはまだ古い価値観に固執した男性たちもいるようで「女性が働きやすい職場」の実現には意識改革も必要とされています。
加えて、男性と女性には身体的な違いもやはりあります。今まで男性しかいなかった職場で女性が働くとなると、更衣室やトイレも女性用に新設しなければいけません。
しかし、こうした「女性が働きやすい職場の実現」への取り組みは、企業が「きちんと従業員のことを考えている」アピールにもなり、結果、男性従業員の増加にもつながります。
ただ、これも力の弱い中小・零細企業には難しいかもしれないので、行政の支援が期待されます。

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女性ドライバー


高齢者問題

少子高齢化で高齢者が増えているなら、その高齢者にもどんどん働いてもらおうという動きは、いろいろな企業で見られます。
昭和30年代は55歳が定年でしたが、今は60歳が定年で、これを65歳まで引き上げた企業もあります。実際、60代にはまだまだ元気な人が多く、働きたい意欲にもあふれています。また、この世知辛い世の中、年金だけでは生活していけないので働かざるをえないという切実な問題もあります。70歳定年なんてものもそのうち登場する勢いです。
こうしたわけで、トラック運転手も60歳で定年になった後も再雇用で働き続けてもらおうということになりました。
ただ、高齢者がトラック運転手として仕事を続けるに当たり、高齢者による交通事故が目立つようになってきた「高齢者問題」があります。高齢者は判断力や筋力などが低下してくるので、これが交通事故を起こす原因になるのです。これはこれでまた議論が必要です。
本来は、どんな職業でも、誰でも60代になれば、引退したい人は引退して悠々自適に暮らせる社会の実現が、政治家の果たすべき最低限の責任なんですけどね。

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シニアドライバー


私たちにできること

「ホワイト物流推進運動」はトラック業界だけに向けてのものではありません。物流の恩恵に浴するすべての人々に「できること」があります。
例えば「引っ越し難民」の問題では、企業が人材の異動を4月だけに行うのではなく、分散させればいいのです。そうすれば「3月は引っ越しトラックの仕事がとても過酷」という状況は改善されます。
個人にも「できること」はあります。個人がモロにトラック輸送の恩恵を受けるのは、宅配便の荷物を受け取るときですが、時間指定した荷物なら、ちゃんとその時間に受け取るようにするのです。トラック運転手の再配達の手間が少なくなり、かなり過酷さが改善されます。
コンビニ受け取りや運送会社の営業所受け取りを利用するのも手です。通販ではなるべくまとめ買いをするのが良いです。
それにSA、PA、道の駅、コンビニなどで大型車の駐車スペースに普通自動車や軽自動車を停めるのは止めましょう。大型車の駐車スペースがないと、トラック運転手がきちんと休憩できなくなり、余計な過酷さを被り、それで交通事故を起こす危険も増えます。

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荷物はきちんと受け取ろう

最後に

「ホワイト物流推進運動」はトラック運転手不足を解消する一助にはなるはずです。それどころか、日本社会の平和にもつながるはずです。明るい未来のため、理解と協力が求められています。

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ホワイトreprise

女性タクシードライバーに増えてほしい理由

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女性ドライバー

タクシードライバーのなり手が激減しています。
多くの人が、たまに乗ってみたタクシーの運転手が、そこそこ高齢だった、なんてことを経験したことがあるはずです。むしろ、高齢のタクシードライバーは決して珍しくないというのが現状です。
一方、世間では高齢ドライバーの運転が問題視されたりもしています。高齢ドライバーによる交通事故のニュースが多く見られるようになったからです。
そんなわけで、運転免許を返納する高齢者も増えました。
運転免許を返納して、車に乗りたいものの自分では運転できない高齢者が増えたわけです。しかし、そんな高齢者が利用しようにも、タクシーを運転するドライバーが減っているという現実。
公共の交通機関が地域の隅々まで行き届いていない地方では「運転できない」は重大問題です。
タクシードライバー不足は社会的に大きな問題になっていますが、そこに現れた救世主女性タクシードライバーです。女性はやはり「国の宝」です。
この際なので、多くの女性にタクシードライバーになってもらい、日本の危機を救っていただきたいものです。

1. 男性のタクシードライバーのなり手がいないから

男性が軟弱になり、タクシードライバーになって仕事を楽しみながらバリバリ稼ぎたいという、若くて威勢の良い男性が激減しました。情けない話です。情無用のジャンゴです。
まだまだ元気で運転にも自信がある高齢者にもタクシードライバーとして頑張ってはほしいのですが、ここはやはり女性陣の出番です。タクシードライバーの仕事は歩合制であることが多く、やればやっただけ稼げる仕事ですから、多くの女性たちにとことんやってもらって、とことん稼いでもらいましょう。
女性の中には「高収入の男性と結婚したい」なんて考えている人も多いと思いますが、男性を当てにするのはもうやめましょう。オトコなんて当てにはできません!

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稼ぐのは女性

2. 女性客が安心して利用できるから

タクシーはドライバーと乗客だけの密室空間になります。乗客が女性の場合、ドライバー、すなわち見知らぬ男性と2人きりになるので、ほんの少しドキドキします。本来は「迅速に、安全に、快適に」目的地まで過ごしたいのに、ほんの少しですが緊張しながら過ごすのです。
これが、ドライバーも同性の女性だったりすると、それだけで安心感が違ってきます。リラックスできます。

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女性同士だと安心

3. 運転がていねいだから

女性のタクシードライバーはたいてい神経がこまやかで、ていねいな運転をします。そうじゃない女性もいますが、多くの女性ドライバーが安全運転ですし、環境にも優しいエコな運転です。そのため、タクシー会社も安心して運転を任せることができます。
一般的に女性ドライバーは「運転が危なっかしい」というイメージもありますが、特別に高度な運転技術が必要なカーレーサーにも女性がいるほど、車を運転する職業に就く女性が増えています。
もちろん、タクシードライバーにカーレーサー並みの高度な運転技術は必要ありません。必要なのは、安全運転に対する細かい注意力や気遣いです。
そして女性のタクシードライバーは業界でも「運転がていねい」という評価を得ています。

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女性の運転

4. 優しい雰囲気を醸し出せるから

乗客が女性の場合、ドライバーと2人きりになるタクシーで、ドライバーが女性だったりすると乗客も安心して過ごせるものです。そして男性も、やはり女性タクシードライバーだと安心してしまいます。
女性タクシードライバーは、たいてい運転もおだやかですし、接客もおだやかだからです。
タクシードライバーの仕事は接客業でもあるので、やはり女性ならではの「優しい雰囲気」は誰にとってもありがたいものです。
そもそも接客力は本質的に男性より女性のほうが高い傾向があり、だからこそタクシードライバーの仕事には女性のほうが向いているとも言えます。きめ細やかな接客ができる女性タクシードライバーは、まさにタクシー業界から歓迎されているわけです。

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羽毛のような優しさ

5. 国土交通省も女性ドライバー増加に取り組んでいるから

国土交通省がタクシー業界での人材不足解消に向け、女性ドライバーの数を2013年度から2020年度にかけて倍増するために「女性ドライバー応援企業」認定制度を創設しました。ちなみに2013年度には約6,700人だったので、約14,000人にしたかったそうです。
この制度は、女性ドライバーの採用に向けた取り組みや、子育て中の女性が働き続けることのできる環境整備を行っている事業者を、国をあげて支援・PRしていくというものです。
国が税金を使って女性タクシードライバーを増やそうとしているのですから、そりゃ増えてくれないと、税金の無駄使いで終わってしまいます。何としてでも女性タクシードライバーに増えてほしいものです。

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税金の無駄使いはいけません

6. キッズタクシーなどの新サービスに向いているから

タクシー業界ではキッズタクシー、福祉タクシー、介護タクシーといった、幅広い接客サービスを取り入れた事業を始めています。
キッズタクシーは学校・塾・自宅間をドアtoドアで送迎する、固定の担当乗務員によるサービスです。キッズタクシーに乗車する子どもには、子育て経験のある女性タクシードライバーが好まれる傾向があるようです。
身体障がい者を送迎する福祉タクシー、介護の資格を持ち、身体障がい者を介助して送迎する介護タクシーでも、女性タクシードライバーの、ていねいできめ細かい対応が喜ばれています。
こうした、より接客業としての面が強調されるタクシー業務では、やはり接客力の高い女性タクシードライバーに活躍してほしいものです。

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子どもを見る女性

7. あらゆる業界で多様化が進むべきだから

遠い昔、はるか彼方の時代には、外で働くのは男性で、女性は主に家の中の仕事を任されていました。
しかし、時代は変わりました。いわゆる女性の社会進出が当たり前になりました。女性の選択肢が増えたわけです。
さらに、あらゆる業界で人材不足が深刻化し、多くの企業が高齢者、女性、外国人、障がい者に労働力を求めるようになりました。人材の多様化です。そういう時代になったのです。

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はるか彼方‥

8. ひいては少子化を食い止めることになるから

タクシードライバーの仕事は柔軟な労働時間の設定が可能で、子育て中でも子どもの登校時間、下校時間などの生活スケジュールに合わせて出勤を決めることができます。
そんなわけで、まだまだ子育てを理由に仕事から離れる女性が多い日本社会でも、タクシードライバーの仕事は女性が働きやすい職場の1つになっています。
タクシードライバーとなって仕事をしながら子育てして、充実した生活を送る女性が増えれば、「タクシー会社は女性が子育てしながら働きやすい職場」という認識が広がるでしょう。この認識がもっともっと広がれば、多くの女性が安心して子どもを産み、育てようという気持ちになるかもしれません。
そうすれば、もしかして、ひょっとして少子化も止められるかもしれないような気がしてきます。

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母と子

9. 古い価値観を変えることになるから

遠い昔、はるか彼方の時代には、外で働くのは男性で、女性は主に家の中の仕事を任されていました。あらゆる仕事が「男社会」だったわけです。
女性の、いわゆる社会進出が一般的に話題になっていったのは1970年代でしょうか。それから50年近く立ちましたが、いまだに女性蔑視的な発言をするアナクロおやじ、それを受け継いでしまった若い勘違い男も後を絶ちません。どんな仕事だって、男性でも女性でも誰が就いたって良いはずです。
もうそろそろ、本当にもうそろそろ、古臭い価値観は根絶しましょう。

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遠い昔の古代文明

10. 理由なき願い

タクシーは多くの人たちにとって、生活になくてはならない「必要不可欠な足」です。乗った場所から、指定する場所までドアtoドアで運んでくれる、とても便利な交通手段です。
いろいろな人が利用します。タクシーが無ければ、多くの人が困ってしまいます。
男だろうが女だろうが、新人だろうがベテランだろうが、老いも若きもとにかくタクシードライバーには増えてもらわないといけません。女性のタクシードライバー「だけ」に増えてほしいのではなく、女性のタクシードライバー「にも」増えてほしいのです。

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トラック運転手の遵守事項

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守らなければいけないルールがあります

トラック運転手は日本の物流を支える重要な仕事を担っています。
それとともに道路で車両を運転するわけですから、当然交通事故のリスクが常にあり、安全運転を厳守しなければいけません。荷を届けて物流を支える重要な仕事を遂行しながら、常に安全運転に注意しなければならないのです。これは仕事だろうが仕事と関係なかろうが、公道で車を運転するすべての者にとっての責務です。
トラック運転手は仕事は基本的に1人で行い、運転席の隣にはうるさい上司もわずらわしい同僚もいません。トラック運転手は比較的自由度の高い職業ですが、責任も重いのです。
重要な仕事だからこそ、無事にやり遂げなければいけません。そして無事にやり遂げるために、守らなければいけないルールがあります。ルールを逸脱すると、無事では済まなくなるリスクが高くなります。いろいろな危険が増します。


1. 安全運転

もちろん安全運転を強く意識することは、あらゆる運転手にとってとても重要です。特にトラック運転手のような職業ドライバーは、運転する回数も時間も多く、長いので重要度も増します。
この「トラック運転手の遵守事項」は、結局は職業人として守らなければいけない職業的ルールと、運転手として守らなければいけない、安全運転のためのルールに大別されます。
ですがやはり「安全運転」は、くどいようですが、1つの項目として特別に目立たせるべき、重要なものです。もちろん職業的ルールも大切ですが、安全運転を守らなければ、仕事を続けることもできなくなるかもしれないのです。
安全運転のために大切なのは、大まかに言うと運転マナー、健康管理、車両点検です。その徹底です。

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安全に注意を

2. エコドライブ

トラックの排気ガスは環境に大きな負荷を与えます。これを少しでも減らそうということで推奨されているのがエコドライブです。
無用なアイドリング、急発進、急加速、急ブレーキをしないなどのエコドライブは、燃料費の節減、排出ガスの減少、自動車部品の長持ちにつながります。環境に優しいということは経済的でもあるということです。
急発進をしない、優しい発進や、急加速と急ブレーキを避けるためのゆとりある車間距離は、安全運転にもつながります。

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環境汚染をなくそう

3. 運転マナー

安全運転を目指すときにまず必要なのが、きちんとした運転マナーで運転することです。
常に思いやりの気持ちでハンドルを握り、できるだけ「相手」にゆずることを優先させます。ただでさえトラックは車高が高いので威圧感があり、トラック運転手は普通車を見下ろす位置になるので、自身が「偉い」と勘違いもしてしまいます。そんな「おごり」の意識は捨てなければいけません。
トラックは車体も大きく、ぶつかったときの破壊力もすさまじいものになります。それだけに周囲に優しくならなければいけないのです。
また、トラックは死角も多いので、周囲の確認は十分にしなければいけません。「慣れ」による油断は禁物ですし、スマホを操作しながらとか、車内で何かを探しながらといった「ながら運転」「わき見運転」は絶対にしてはいけません。
考えごとをしてボーっとしてしまうのも危険です。気持ち的な「わき見」もせず、運転に集中しましょう。
常に冷静であることも求められます。自分の運転に対して自信過剰にならず、急いでいても焦らず、道路状況が悪くてもイライラしたり、怒ったりせず、冷静に運転しなければいけません。

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スマホのながら運転は危険

4. 接遇マナー

トラック運転手は運転中は1人です。ですが、仕事中はずっと誰とも接しないわけではありません。
荷を積む取引先、荷を届ける相手といった、社外の人と接します。そのときには運送会社など、自分が所属する会社の「顔」として接しなければいけません。社会人として基本的なマナーを持って、相手に好印象を与える必要があります。
そこで一番大切なのは「あいさつ」です。声の大きさは場所によって考慮しなければいけませんが「明るくハッキリと」が基本です。
また、話し方も同様に「明るくハッキリと」を心掛けましょう。テレビのアナウンサーのように「上手に」しゃべろうとする必要はありませんが、ぶっきらぼうだったり、偉そうな態度はダメです。
態度だけではなく、服装や髪型も清潔感を大事にしましょう。

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きちんとしたあいさつを

5. 時間厳守

トラック運転手の仕事には、荷を取りに行く時間、届けに行く時間をきちんと守らなければいけないものがあります。
この時間を守るためには、交通状況などの情報を事前にチェックし、いろいろなルートを調べ、渋滞を避ける工夫もしなければいけません。時間を守る努力を惜しんではいけません。
ただ、努力を尽くした上で、時間厳守と安全運転では安全運転を優先しなければいけません。配達時間を守るために制限速度をオーバーしたり、危険な運転をすることは許されません。イライラも禁物です。
時間に遅刻するような場合は届け先に連絡し、謝罪することになっても、安全運転を遵守しましょう。遅刻によるデメリットを「覚悟」さえすれば、危険運転の回避ができるはずです。

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時間は大事ですが

6. 乗務前後の点呼

運送会社などで安全運転のために必ず行っているのが、運行管理者による乗務前後の点呼です。
乗務前の点呼で運転手の疾病や疲労の有無、車両点検の実施などを確認します。運行管理者が安全運転ができないと判断すると、業務に就くことはできません。
乗務後の点呼では、その日の業務報告をします。
こうした点呼は規則によって定められています。

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いろいろ確認

7. 乗務記録

トラック運転手は乗務ごとに自身の氏名、トラックのナンバー、乗務開始・終了の日時・場所、休憩した日時・場所、積載状況などを記録します。運行記録計の取り付けが義務付けられている場合もあります。
この記録によって業務が適正だったかの確認に役立ち、トラック運転手の労働環境の改善にもつながります。

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記録も肝心

8. 車両点検

トラックに異常があれば、安全運転もできなくなります。たとえば、ブレーキが利かなくなれば大きな事故も起こしかねません。排気ガス濃度が上昇すれば、環境汚染も進みます。
そのため、乗務前の日常点検は欠かせません。これを怠り、トラックが故障でもすれば、事故を起こさないまでも燃費が低下したり、想定外の整備費、修理費などの出費が増えて不経済です。

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点検も的確に

9. 健康管理

トラック運転手の健康状態は安全運転にとってとても大きな要素です。
トラック運転手は腰痛になりがちですが、そのために運転に集中しにくくなるかもしれません。たとえば、風邪を引いても集中力は低下し、疲れやすくなります。
具体的な疾病ではなくても、疲労、睡眠不足でも集中力が低下し、周囲の確認を怠ったり、わき見運転をしてしまうかもしれません。睡魔に襲われて危険な運転をしてしまうこともあります。
トラック運転手は通常、長い時間運転席に座っているので運動不足になりがちですが、仕事によって体力も確実に消耗します。日ごろから適度な運動と栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠を心掛け、万全な体調で仕事できるよう、健康管理に努めなければいけません。

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ここまでしなくても良いですが

10. 飲酒について

飲酒運転はとても危険であり悪質な行為として道路交通法で禁止されています。昔から「絶対にダメ」だと広く、強く言われています。
飲酒運転に対する罰則も厳しく、運転免許の取り消しや懲役などの重い処分を受けることもあります。会社も信用が落ちるだけでは済まず、事業の継続ができなくなる可能性もあります。
それだけ重い処分を防ぐため、トラック運転手は勤務開始の8時間前以降の飲酒はしないことと決められています。

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お酒に注意

最後に

他にも、トラック運転手として交通事故を避けるため、過積載をしないといった、荷積みに関する遵守事項もあります。荷崩れが事故につながる可能性もあるので、荷崩れしないような正しい積み方で荷を積まなければいけません。

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積み方に気をつけて

タクシードライバーと聞いてイメージすることって

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人はイメージを重視します。イメージ、つまり見栄えです。「映え~!」なんて言ってはしゃぐくらいですから、日本人は特にその傾向が強いのでしょうか。
コミュニケーションでも「第1印象は大事」と言われます。人は第1印象に強く支配され、その後、長く第1印象が心に残るらしいです。
けど、そういうことが分かっているのですから、そろそろイメージ優先、第1印象に支配される、から脱却しましょう。イメージやら第1印象にばかり惑わされないで、本質を見ましょう。
そんなわけで、今回は世間一般のタクシードライバーに対する勝手なイメージを集めてみました。皆さんも「確かにタクシードライバーをこんな風に思ってた」と、思い当たるかもしれませんが、あくまでもイメージですので、実態からは離れている場合もございます。今日から、タクシードライバーの本質を見ようと心掛けてください。好奇心って、大事ですよ、ふふふ。


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1. 低収入

「中高年で転職してタクシードライバーになる」と思われがちなタクシードライバーは、勤続年数を重ねて昇給するサラリーマンと違って、中高年でいきなりタクシードライバーになるのですから、一概に低収入と見られています。
しかし、タクシードライバーの収入は歩合制となっていることが多く、やればやっただけ稼げます。実際、タクシードライバーは年収250~300万円、月収23~25万円と言われ、特に稼いでいる人は年収400万円以上とも言われています。
つまり、中高年でいきなり商社のサラリーマンからタクシードライバーになっても、それまでと同じくらい、もしくはそれまで以上の収入を得られたりするのです。もちろん、やらなければやらないだけ収入も減りますけど。それでも、それまでより自由は得られます。

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やればやるだけ稼げる

2. 過酷で辛い

多くのタクシードライバーは勤務時間が長く、その長い勤務時間中はずっとタクシーを運転します。
運ぶのは「人」であり、もちろん世の中にはいろいろな「人」がいて、中にはタクシードライバーに暴言を吐いたり、酔って吐いたりするお客さんもいます。
そんなわけで多くの人が「タクシードライバーは過酷で辛い仕事」だと思っています。これはある意味、事実です。
いろいろなお客さんがいて大変なこともありますが、いろいろなお客さんがいて感謝されたり、チップをもらったり、うれしいこともあります。これも事実です。まあ、運不運と言いますか。

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過酷!

3. 低学歴

「タクシードライバーは学歴がなくて、他に仕事がないヤツが就く底辺職」などと偉そうにのたまう輩が実在します。そんなタクシードライバーもいるかもしれませんが、そんなタクシードライバーばかりではありません。
ただ、タクシードライバーになるのに、特に高い学歴は必要ありません。それで「タクシードライバーは低学歴」というイメージができたのかもしれません。
でも、高学歴のタクシードライバーもいます。高学歴で会社を経営していたが、事業に失敗してタクシードライバーになった人もいます。偏差値高めの大学を出て、起業するための資金稼ぎにとりあえずタクシードライバーをやっている人もいます。学術的興味で有名大学で学んだけど、その仕事が好きでタクシードライバーになった人もいます。人それぞれです。

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大学を卒業して

4. 高齢者ばかり

「たまにタクシーに乗ると、たいていおじいちゃんが運転している」という人が多いです。
タクシー業界に限らず、多くのドライバー業界、いえ、あらゆる業界で人材の高齢化が進んでいます。日本は若い労働力が減少するばかりで、その分、高齢化が進む一方です。
そんなわけで、政府は企業に「女性をもっと活躍させろ」とか「高齢者を雇え」とか「障がい者を雇え」と言います。外国人の雇用も広めようとしています。
そのうち、外国人のタクシードライバーももっと増えるかもしれません。

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高齢ドライバー

5. 休めない

多くのタクシードライバーは勤務時間が長く、その長い勤務時間中はずっとタクシーを運転します。それで「タクシードライバーは休みも少ない」と思う人がいます。
ただ、長くない勤務時間を選択することもできます。また、長い勤務時間での勤務形態を選択すると、休みも多いです。これまた事実です。
タクシードライバーには隔日勤務という特殊な勤務形態があり、これだと約20時間勤務した翌日は丸1日休みで、この約20時間勤務を月に12日間くらいやり、後の18日間くらいは休みになります。もちろん、20時間勤務中にも休憩時間はあります。

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休暇中

6. おしゃべり

タクシードライバーの仕事は接客業でもあり、そのためよくしゃべると思う人がいます。
多くのタクシードライバーは勤務時間が長く、しかもお客さんを乗せていないときはずっと1人きりです。孤独です。それでひさしぶりにお客さんを乗せると、つい過剰に話しかけてしまう、というタクシードライバーもいることはいます。
しかし、それも人によりけりです。おしゃべりが好きなタクシードライバーもいれば、無口なタクシードライバーもいるし、必要なおしゃべりを的確に話してくれる「ちょうどいい」タクシードライバーもいます。
タクシーに乗るたびに、たまたま無口なタクシードライバーに遭遇すると「タクシードライバーは無愛想なんだ」と思ってしまいます。

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無愛想な人

7. 誰でもできる

漫然とタクシードライバーの働きを見ていると「タクシーを運転するだけで給与をもらえるんだから、あんな仕事なら誰でもできる」と思ってしまいます。
確かに医者や弁護士になるよりは、広く誰にでもできる仕事です。
ただ、タクシードライバーになるには第二種運転免許が必要です。車を運転できれば誰でもなれるというわけではありません。とは言え、入社後に第二種運転免許の取得を支援してくれるタクシー会社もあります。
また、タクシードライバーの仕事は、ただ運転していればいいわけではなく、お客さんを見つけて安全に乗せ、メーター操作を行い、お客さんを迅速に、快適に、安全に目的地まで運び、精算を行い、安全に降車してもらうという動作を、スムーズに行わなければいけません。違う動作を同時に行わなければいけません。慣れれば何でもないことですが、慣れるまでは大変です。

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タクシードライバーは実はマルチプレーヤー

8. 紳士か無礼かどちらか

タクシードライバーの仕事は接客業でもあります。タクシードライバーとしてタクシー会社に入社すると、この接客についても研修でとことん学びます。タクシードライバーになる人も、自分の接客術を向上させたいという意欲を持っていることが多いです。
そんなわけで、多くのお客さんはタクシーに心地良く乗れるわけです。
とは言え、中にはそれができていない人、向上心のないタクシードライバーもいます。悲しいことです。
ですから、あるタクシーに乗ると、とても心地良く過ごすことができたのに、他のタクシーではとても不快な思いをした、と言う人もいるのです。業界としてタクシードライバーのマナー向上を徹底してほしいところです。

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紳士かも

9. おいしい店に詳しい

テレビ番組やネット記事でたまに「タクシードライバーが紹介する地元グルメ」なんてのは目にします。それで「タクシードライバーはグルメな店に詳しいんだな」と多くの人が思います。さらに「地元のいろいろなことに詳しい」とも思ってしまいます。
確かにタクシードライバーはいろいろなお客さんを乗せるので、いろいろな情報を耳にする機会もたくさんあります。お客さんを乗せていろいろな場所に行くので、地理や店舗情報も知らず知らずのうちに頭に入っているかもしれません。
また、タクシー会社の中には、観光タクシーと言って、特に観光スポットなどに詳しいタクシードライバーを売りにしていたりします。
ただ、実際はすべてのタクシードライバーが地元情報に詳しいわけではありません。たまたま、今日タクシードライバーになったばかりの新人は、地理にも詳しくない可能性があります。

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ご当地グルメに詳しい人も

10. 制服がダサい

ファッションは感じ方も人それぞれですから、何とも言えません。けど、ネクタイして白手袋していると、何かていねいに運転してくれそうで安心できます。

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ファッションも人それぞれ