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トラックドライバーになってから考えるべきこと

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スタート地点


「あんな風に大きなトラックを運転する専門的技能を身に着け、社会に貢献したい」という多くの人たちが憧れるトラックドライバー。そんなトラックドライバーは、運転免許とやる気と責任感さえあれば、誰もがなれる職業です。
学歴を偏重して育った人たちは学歴を積み上げ、一流と言われる有名企業に就職すると、そこで目標を完結させてしまい、その後の長い人生を学歴にすがって生きていくことにもなりかねません。
しかし、トラックドライバーとなった人たちは知っています。トラックドライバーとして就職したことは、ただスタート地点に立っただけに過ぎないということを。


1. 給与の配分

「トラックドライバーに、俺はなる!」と決めたときから、給与は最大の関心事でしょう。ただ、トラックドライバーの給与は歩合制になっていることが多く、入社前に「最低これくらいはもらえるだろう」と当たりを付けておいた金額が、実際に働き始めてから具体的に今後、毎月どのくらいになるのか、より明確になるはずです。
毎月の収入が分かると、そこからどれだけ光熱費、食費、遊興費、家賃に使えるか、具体的な配分も明確にできます。具体的な配分が分かると貯金もしやすいです。人生設計に備えられるようになります。

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どう使うか?

2. 体力の配分

トラックドライバーの仕事は体力仕事です。トラックの運転自体はそれほど筋力を使うものではありませんが、トラックドライバーのような職業ドライバーは運転している時間が長く、仕事が終わるとかなり疲労がたまっています。
また、荷の積み下ろしや下ろしてから荷を持って届けるところまで担うトラックドライバーは、盛大に筋力も使います。相当、体力を消耗します。
毎日、そのように体力を消耗していると、週の終わりにはヘトヘトになっているかもしれません。
1日の中での体力の配分、1週間の中での体力の配分を考えないと、仕事を長く続けていくことが難しくなります。
仕事を続けていく上での体力の配分が分かってくると「仕事に慣れた」という境地に達します。体力の配分を考え、仕事の終わりの疲労もそれほどきつくない状態になるわけです。
逆に、何も考えずに仕事を続け、仕事に慣れてきたと感じたなら、それは無意識に体力の配分を行っていたということです。

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ヘトヘト

3. 食事の予定

トラックドライバーの仕事は体力仕事なだけに食事は重要です。スーパーモデルかアスリート並みにカロリー計算、栄養バランスを考えた食事をすると、もしかするといつまでも健康に仕事を続けられるかもしれません。
しかし、スーパーモデルやアスリートより長く、できればシニア世代になっても仕事を続けたいトラックドライバーは、スーパーモデルやアスリート並みに禁欲的な食事をしていたら「イヤになる」かもしれません。
すなわち「やはり好きなものを食べたい」という欲求を抑えては、ストレスがたまってしまうのです。
トラックドライバーは栄養バランスと好き嫌い、それと給与も考え、毎日の食事を決める必要があります。
同時に、トラックドライバーの中には、毎日決まった時間に食事を取れない仕事もあります。そんな仕事に従事するトラックドライバーは、どのタイミングで食事を取れば良いのか、きちんと考えなければ、空腹と戦いながらハンドルを握ることになります。それはとても恐ろしい事態です。

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食事

4. 休日の過ごし方

特に新卒で初めて仕事に就いた人にとっては、就職後に休日の過ごし方を考えることは重要です。そこで気持ちをリフレッシュし、仕事に備えなければいけません。
その中でトラックドライバーは、お酒を飲んでも深酒せず、翌日にアルコールを残さないことが求められます。出勤して点呼でアルコールが検知されると、その日の勤務ができないだけではなく、そのままクビになる会社もあるようです。
休日は、トラックドライバーでも仕事の内容や会社によってさまざまです。日曜や祝日は出勤で、平日が休みということもあるでしょう。
そういう休みでも、うまく体を休めたり、好きなことをして遊び、気持ちをリフレッシュし、出勤日には万全の状態で仕事に臨みたいものです。

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休日

5. 将来設計

もちろん、子どものころから、または学生時代から将来設計を考えている人もいるかもしれません。
しかし、仕事を始めて毎月、どれくらいの収入、どれくらいの出費があるか具体的、かつ明確に分かってくると、将来設計より具体的に考えることができます。
できるなら、楽しく将来設計を考えましょう。

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設計図を描く

6. 結婚

将来設計で忘れちゃならないのが結婚です。考え方は人それぞれなので、本当に届け出る結婚でも、いわゆる事実婚でも何でも構いません。「結婚する」ことを考えてもいいですし「結婚しない」と考えてもいいわけです。
ただ、老後はやはり「誰か」と一緒のほうが良いような気がしないでもないような、そうでもないような、思いが錯綜したりする今日このごろです。

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結婚式

7. 高額品の買い物

将来設計ができてくると、高額品の買い物なんかもしてみようという気になるかもしれません。ローンだって組めるでしょう。
マイホームでもマイカーでも高級腕時計でもホームシアター設備でも年代物のワインでも何だかよく分からない絵画でもグランドピアノでも、何でも構いません。買えます。
実際に買わなくても「買おうと思えば買える」と、考えるだけでも暇つぶしにはなります。

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ワイン

8. キャリアプラン

将来設計で欠かせないのが、仕事でのキャリアプランです。
トラックドライバーにもキャリアアップがあります。最初は中型トラックの運転から始め、大型トラック、トレーラートラック、タンクローリーと、難度の高い免許を取得しつつ、収入の高いトラックの仕事に移っていくのもキャリアアップの1つの方法です。
運行管理者の資格を取り、管理職としてキャリアアップしていく方法もあります。
もちろん、キャリアアップせず、いつまでも中型トラックひと筋で仕事を続けることも立派なキャリアです。
また、キャリアプランはキャリアの途中で変更するのもアリです。

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タンクローリー

9. 技能の上達と仕事の効率

トラックドライバーになった当初は、仕事を覚え、トラックドライバーとしての生活に慣れていくことで精いっぱいかもしれません。
しかし、慣れてきたら、さらにその上を目指しましょう。トラックの運転などの技能をさらに向上させ、より効率的に仕事を進めることができるようにするのです。
トラックの運転は、シンプルですが実は奥深いかもしれません。技能が向上すると、それまで10回くらい前進と後退を繰り返してハンドルを切って曲がっていた、世にも細い角も、2回くらいで通ることができるようになるかもしれません。
また、どんどん技能の向上の手応えを感じていたのに、ある日突然、行き詰まることもあるかもしれません。スポーツ選手でも技能の向上に行き詰まることはあります。上司や先輩のアドバイスを聞くと、そんな状況を打破できることもあるでしょう。

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運転技能

10. 適性

トラックドライバーになって数か月経つと、仕事を覚え、仕事の面白さにも気付くでしょう。仕事や人生の目標もハッキリしてくるかもしれません。
それとも、仕事にもまだ慣れず、苦しいばかりかもしれません。
この辺で一度、本当に自分はトラックドライバーの仕事に向いているのかどうか、今の会社は自分に合っているのかどうか、考えてみるのも大切です。

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「自分を振り返ってみるんだぜ」

トラックドライバーになる前に考えるべきこと

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やればやっただけ稼げる

平均年収はおよそ350万円~486万円で、最大年収約650万円以上とも言われ、「やればやっただけ稼げる職業」となっているトラックドライバーになるには、類まれなる美貌も、難解な数式を解く高い知能も、見栄を張るには十分の高い学歴も、相続時に血で血を洗う争いが起きるような財産も、千里を見通す超能力も必要ありません。言ってみれば、運転免許やる気責任感さえあれば「誰でもなれる」職業です。
それだけ就業のハードルが低いのに、仕事の大半は「トラックの運転」というシンプルなもので、しかもしっかり高収入を得ることができる「おいしい職業」ですが、だからと言って安易にトラックドライバーになってしまって良いのでしょうか?


1. 適性

どんな仕事でも、人によって向き不向きがあります。世の中には教師に向いている人もあれば、警官に向いている人もいますし、スポーツ選手に向いている人、政治家に向いている人、製造業に向いている人など、さまざまです。
いくら給料が良くて待遇が良くても、自分に向いていない仕事に就くとストレスがたまり、辞めたくなります。給料がそこそこで仕事がきつくても、向いている仕事だと不思議と長続きしてしまいます。
まず、トラックドライバーの仕事が自分に向いているかどうか、じっくり考えることが肝心です。

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スポーツ選手にも向き不向きがある

2. 求人サイトの選択

トラックドライバーの仕事が自分に向いているかどうかを知るには、トラックドライバーの仕事についてできるだけ知ることが必要です。
職業や職場環境を調べるには、求人サイトを活用することが有効です。できればドライバー専門の求人サイトを見つけ、そこでとことん情報を得ましょう。
専門の求人サイトは、その職業に関する情報も豊富です。また、トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類があるので、その解説もあるサイトならより便利です。

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ネットを活用

3. 会社の選択

トラックドライバーという職業について調べたら、就職先となる会社についてもよく調べましょう。そのままドライバー専門の求人サイトを活用すると、いろいろな会社を比較できて便利です。
会社を調べるとときは、仕事の内容、福利厚生はもちろん、企業理念会社の規模なども調べましょう。会社のホームページを見たりするのはもちろん、できれば実際に会社を訪問して職場の雰囲気に触れることも大事です。
もしかしたら、会社は良さそうだったけど、やっぱトラックドライバーには向いてないと感じるかもしれません。とにかく、納得いくまでとことん調べましょう。

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職場の雰囲気もそれぞれ

4. 運転を好きかどうか

トラックドライバーの仕事は決してトラックの運転だけではありませんが、仕事の大半はトラックを運転することです。
トラックの運転とは、要するに車の運転です。
「車の運転なんて普段からやっているし、車の運転していてお金をもらえるなんて、こりゃ楽だ」と思ってトラックドライバーの仕事を始めると、意外と飽きてくるかもしれません。やはり、単に「運転ならできる」と言うより「運転を好き」のほうが長続きするでしょう。
「運転を好き」とは言えないまでも「トラックを好き」「車を好き」でも良いですし「物流に興味津々」「流通に興味がある」「とにかく何かを運びたい」「社会に貢献したい」とか、その仕事に対する思いがあったほうが、仕事に対する責任感を持つ動機になります。思いがあると、仕事をやり遂げたときに達成感も生まれますし、誇りを持って仕事をすることもできます。

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運転

5. 体力は大丈夫か

トラックドライバーの仕事は体力仕事でもあります。
トラックの運転で大量のカロリーを消費することはありませんが、体力は消耗します。体力を消耗して疲労がたまると、冷静な判断ができず、また、その判断に体がついていかなくなり、交通事故リスクが異常な高まりを見せることになります。危険です。
体力に自信がない場合は、栄養バランスが整った食事をしつつ早速体を鍛えて体力をつけましょう。

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鍛える

6. 心身共に健康か

トラックドライバーにとって何よりも大切なのは無事故無違反を貫くことです。
交通事故を避けるには、体調管理がとても大切になります。体調だけではなく、精神的な安定も大切です。
とっさのところで冷静な判断ができず、運転操作を誤ると大変です。また、ちょっとしたことで激怒したり、取り乱したりするのも、危険運転につながるので、体調だけではなく、精神的な安定にも気をつけなければいけないわけです。
怒りっぽい、慌てやすい傾向にある人は、職業ドライバーに向いていないかもしれません。

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冷静

7. 周囲の意見

多くは「やっかみ」からだと思われますが、トラックドライバーにマイナスイメージを抱いている人もいます。親兄弟、友人知人の中にも、そんなマイナスイメージを持った人がいるかもしれません。
親兄弟ならトラックドライバーになることを反対してくるかもしれません。友人知人なら眉をひそめたりするかもしれません。
もちろん、だからと言って「トラックドライバーになりたい」という考えを変える必要はありません。しかし、そういうマイナスイメージを持つ人が周囲にいるということを知っておきましょう。陰でいろいろ言われるより、そのほうが良いはずです。

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陰口

8. 覚悟があるかどうか

トラックドライバーの仕事は交通事故のリスクにさらされながらも、預かった荷を安全に届けるという、とても重い責任を背負うものです。
しかも、もしかすると周囲にはトラックドライバーの仕事にマイナスイメージを抱く人もいるかもしれません。
そういったことをすべて引き受け、トラックドライバーになるという覚悟があるか、今一度自分に問うてみましょう。
そうした覚悟のある人は「主にトラックを運転しているだけでたっぷり稼げる」おいしい仕事に就くことができるわけです。

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覚悟がある顔

9. その収入で大丈夫か

トラックドライバーは「やればやっただけ稼げる仕事」ですが、世の中には年収1000万円でも「収入が低い」とため息をついている人もいれば、年収300万円でも十分満足している人もいます。
トラックドライバーとして稼げる収入に対して、自分ならどうなのか、よく考えてみましょう。大事なことです。上を見ても下を見ても、何にもなりません。

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収入

10. 命を賭けて命を守れるか

くどいようですが、トラックドライバーは常に交通事故のリスクにさらされることになります。
交通事故は最悪、人命にも関わります。安全運転を守り、交通事故を避けるということは、命を守るということです。トラックドライバーだけではなく、あらゆるドライバーの最大の目標は「交通事故ゼロ」でなければなりません。
命を守るというのは、他人の命だけではなく、もちろん自分の命も守ることでもあります。

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交通事故

女性トラックドライバーと結婚しちゃいけない理由

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結婚するなら


世の男性諸君! 女性トラックドライバーとは結婚してはいけません
もちろん、例外もあるかもしれませんが、女性トラックドライバーと結婚した男性は、多くの不利益を被る可能性があります。
それでも、どうしても女性トラックドライバーと結婚したいという人は、人間を職業などの属性で見たりせず、女性の人柄や価値観に惹かれて結婚を決心した、愛情深い人です。体裁や世間体も気にせず、しっかり自分の価値観を持っている人です。

1. 給与が高いから

トラックドライバーは女性に限らず、給与が歩合制になっていることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」と言われていたります。
トラックドライバーの仕事にもいろいろありますが、平均すると女性トラックドライバーの年収は300万円台です。
つまり、年収400万円台の男性ドライバーより低くなっています。ただ、これはトラックドライバーとして、より多く稼げる長距離の仕事などに就くのが男性が多いからで、実際、長距離に限定すれば、女性トラックドライバーの平均年収は400万円台です。
何かと不景気な今の時代、年収300万円台以下の男性も多いはずです。
年収400万円台の女性トラックドライバーと結婚して「カッコがつかない」「男のほうが給与は高くなきゃ、男の恥」なんて考える古臭い価値観の人には、女性トラックドライバーとの結婚は無理かもしれません。

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たくさん稼ぐ

2. 頼りがいがあるから

トラックドライバーは体力仕事と言われています。それもあって、今までは「一般的に体力がある」とされてきた男性の仕事でした。
ただ、今はそれほど体力を必要としないトラックドライバーの仕事に女性が就いたり、十分な体力のある女性が体力仕事のトラックドライバーの仕事に就いています。
また、トラックドライバーは他人の荷を預かり、安全に運ぶことが仕事なので、何よりも責任感が必要な仕事です。
体力責任感もあると思われているので、トラックドライバーは「頼りがいがある」存在と見られがちです。ですから、女性トラックドライバーも当然「頼りがいがある」と見られます。
そのため「男は頼りがいがなきゃいけない」なんて古臭い価値観の人には、女性トラックドライバーとの結婚はオススメしません。もっとも「男は頼りがいなきゃいけない」と思いつつ「女性に頼りがいがあってもいいじゃん」と思えるなら話は別です。

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体力ありそう

3. 忙しいので予定を立てにくいから

トラックドライバーは忙しいです。長距離の仕事の場合、一度家を出ると2~3日、長いと1週間くらいは戻りません。家で落ち着いてプライベートなことをしている時間が少なくなります。
短距離の仕事でも、荷を届ける時間がきっちり決まっていることが多く、トラックドライバーはいつも時間に追われていたりします。会う約束をしても、渋滞で遅れることが続いたり、そのままキャンセルになってしまうこともあります。
ですから、結婚を決めてもなかなか式の準備にかかっている時間がなかったりもします。それでイライラするような男性は、女性トラックドライバーとの結婚は避けたほうが無難かもしれません。
しかし、式は質素に簡単なものにするということで価値観を共通にしていたり、2人でとことん時間をかけて準備していこうと決めていたり、2人でチャチャッと終わらせようと考えられる人は別です。決めたときが行動のときかもしれません。
もしかしたら「女性が忙しいなら、俺がさっさと準備を進める」という人もいるかもしれませんが、結婚式に大きな思いを抱いている女性もいるので、やはり2人で準備したほうが良さそうです。

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スケジュールを確認

4. 生活のリズムを合わせにくいから

トラックドライバーは長距離の仕事の場合、一度家を出ると2~3日、長いと1週間くらいは戻りません。短距離の仕事でも繁忙期とそうでない時期の差があり、そんなトラックドライバーと一緒に生活するとなると、どうしても生活のリズムを合わせにくくなります。
育児しながらだと、余計に大変です。
ただ、夫婦生活とは「お互いにカバーし合うこと」が必要で、育児も夫婦の協力が大切だと再認識できます。どんなときでも苦労を分かち合うのが夫婦だと覚悟できている男性なら、女性トラックドライバーとの結婚も大丈夫なはずです。

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リズムを合わせる

5. 化粧っけがなくなるから

トラックドライバーの仕事は基本的に1人で行います。いつも同僚に囲まれるオフィスでの仕事とは違います。そのため、女性も化粧っけがなくなるかもしれません。ですから、女性にはいつも万全の化粧で外出してほしいと考える男性には、女性トラックドライバーとの結婚はハードルが高いかもしれません。
とは言え、基本的に1人で仕事するからと言って、化粧っけがなくならないかもしれません。トラックの運転は基本的に1人で行いますが、荷の積み下ろしをするところなどでは人と接します。
そもそも、濃い化粧をしようが薄かろうが、化粧しなかろうが、女性の意志を尊重して任せましょう。

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化粧をする男性もいます

6. そもそも女性のトラックドライバーは少ないから

女性のトラックドライバーと結婚しちゃいけないというより、女性のトラックドライバーは少ないので結婚できる可能性は低いと言えます。ですから、好きになった女性がトラックドライバーだったら、離してはいけません。希少価値です。
もしかしたら、いろいろ課題も出てくるかもしれません。しかし、課題はどんな相手の場合でもあり得ることです。だからこそ2人で頑張っていろいろな課題を乗り越えましょう。

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飛び越えていこう

7. 業界は男社会だから

もともとトラックドライバー業界は男社会でした。近年、「女性が働きやすい職場づくり」を目指し、引いては「誰もが働きやすい職場」となるよう、職場環境改善の取り組みも始まりましたが、まだ十分に改善されたとは言えません。
ですから、女性トラックドライバーは差別を受けることもあります。そんな差別を受ける女性との結婚は気が重いと感じる男性には、女性トラックドライバーとの結婚はハードルも高いかもしれません。
しかし、女性を理解し、社会を変えて「どんな人も働きやすい」世の中にしていこうという気持ちがあれば、恐らく大丈夫です。

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誰にとっても働きやすい職場

8. 古来の家族の在り方を壊すから

もしかしたら男性より稼ぎが多く、しかも頼りがいがある女性が増えたら、日本古来の家族制度の在り方が壊れてしまうと考えているなら、女性トラックドライバーとの結婚には向いていないかもしれません。
とは言え、そんなものは壊して変えていってもいいという意見もあります。
価値観は人それぞれですし、思想は自由です。

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家族

9. 男としてふがいないから

それでも、男性より稼ぎが多く、しかも頼りがいがある女性と結婚したら、引け目を感じる人も多いかもしれません。
価値観は人それぞれですし、思想は自由ですから、やはり価値観に共感できる女性と結婚したほうが良いとも言えます。
最終的には自分自身で決めるのが一番です。

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引け目など感じない、余裕のある表情

10. 自立しているから

もともと男社会だったトラックドライバー業界で仕事し、トラックドライバーとしてたくさん稼ぎ、周囲からも頼りがいがあると頼りにされている女性は、社会的に立派に自立しています。今も女性を「社会的弱者」としか見ていない人は、そんな女性トラックドライバーとの結婚には向いていないかもしれません。
男も自立しましょう。

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お互いに自立していれば依存しないカップルになるでしょう

女性トラックドライバーと結婚すべき理由

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ウェディングドレスを着せたい相手は‥

職業だけが結婚を決める理由になるわけではありませんが、結婚を決める重要な要因にはなります。
その人がどんな職業を選んでいるかで、収入はもちろん、生活、性格をうかがい知ることができるからです。
そんな中、トラックドライバーとして働いている女性を、ぜひ世の独身男性諸氏にオススメします。
ただ、数年前から「トラガール促進プロジェクト」なる取り組みも始まり、大昔に比べると増えているとはいえ、まだまだ女性トラックドライバーは少ないです。そのため、女性トラック運転手を嫁さんにしたいと思っても、なかなか見つからないかもしれません。
ですから、今付き合っている女性をトラックドライバーに転職させて結婚しましょう。


1. 稼ぎが良い

これに尽きます。
夫婦共稼ぎが一般的な今の時代、「年収1000万円未満の男なんて」と言いつつ、いえ、言うのは自由ですが、そう言いつつ夫にだけ大きな稼ぎを求めて自分は稼がないなんて、それはいかがなものかと。
基本的にトラックドライバーの給与に男女差はありません。やはりトラックドライバーは「やればやっただけ稼げる仕事」
そして女性のトラックドライバーは月収22万円~28万円年収にすると300万円~350万円と言われています。
男性に比べて年収で100万円くらい低いそうです。ただ、それは「もともと女性ドライバーの給与が低い」ということではなく、勤続年数が長い男性が多く、それゆえ管理職になるのも男性が多いといった理由によるようです。

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たくさん稼ぐ

2. 男らしい

女性のことを「男らしい」なんて、失礼な言い方をしていると思われるかもしれませんが、ここで言う「男らしい」とはもちろんホメ言葉です。
そもそもいかにも男って意味での現実の「男らしい」なんて、浮気者で嫉妬深く、ネチネチして小心者で卑怯で自己中心的で乱暴で乱雑で、良いとこなんて1つもありゃしない、なんて言うとちょっと言い過ぎでしょうか。遠からず近からずですが。
ここで言う「男らしい」とは、昔の人が理想像として思い描いた「男らしさ」です。たくましくて頼りになり、優しくて責任感が強く、義侠心にあふれているというイメージで、まあそんな男は滅多にいませんというのが「男らしい男」です。
トラックドライバーは物流を担うことで生活や経済を支える仕事です。真面目で責任感が強くないとできません。しかも体力仕事なので、健康管理も大切で、自然とたくましくなります。

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たくましい

3. 繊細

トラックの運転は「ゴツイ男の仕事」というイメージから、トラックドライバーは「荒々しい」と思われがちです。ですが、素人の飛ばし屋が峠をかっ飛ばすのではなく、他人から預かった荷を安全に送り届けることを仕事としているプロのトラックドライバーは、実は「安全運転」にとことんまでに細心の注意を注ぎ込みます。
本来、ものすごいパワーを持つトラックを、ていねいにおだやかに運転します。急ブレーキなんてとんでもありません。日本料理を作る料理人のような繊細な仕事をしているのです。
そんな繊細な仕事だからこそ、もともと繊細な人が多い女性こそ、トラックドライバーの仕事に向いていると言えます。

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繊細な仕事

4. 責任感が強い

トラックドライバーは世間から勝手に元ヤンの荒っぽい男とイメージされていますが、実際は地味な仕事を地道に続ける真面目な男性が多いのです。
トラックドライバーにとって最も大切なのは安全運転と時間厳守です。これができないとトラックドライバーにはなれません。
前述した通り、トラックドライバーは責任感が強いのです。男性も女性も関係ありません。
そしてやはり、結婚には結婚生活を維持しようと努力する責任感が求められます。

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時間厳守

5. 車の運転が得意

一般的に女性は車の運転が得意ではないと思われがちです。
確かにそんな女性もいますが、これは偏見です。車の運転が不得意な女性もいれば得意な女性もいます。逆に車の運転が得意な男性も、不得意な男性もいるわけです。
特に女性トラックドライバーであれば、職業ドライバーなので、車の運転を得意としています。
家庭を持つと、親の介護や育児など、夫婦そろって車の運転ができたほうが便利だという場面はたくさんあります。特にトラックドライバーであれば、荷を安全に運ぶ必要からていねいでおだやかな運転もお手の物。高齢者や子どもを乗せての運転も安心です。

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運転が得意

6. ギャップ萌え

トラックドライバー全体に占める女性トラックドライバーの割合はまだまだ少ないです。もともとトラックドライバーは「男の仕事」だったため、そのイメージが強く残っています。
しかし、そんな「男の仕事」に従事する女性は、やはり目立ち、またカッコよく見えます。ひと言で表現すると「素敵」です。「男の世界」「女性」ってことで、いわゆるギャップ萌えです。

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段差(ギャップ)注意

7. トラックドライバーは引く手あまた

経済の先行きが全く見えないのが現代です。前年には全く考えていなかった事態が、経済にも重く影響することがあります。
トラックドライバーの仕事は生活や経済を支える物流も担うものなので、コロナ禍でもすべてのトラックドライバーの仕事が激減することはありませんでした。むしろ激務になったトラックドライバーが多かったほどです。
しかも今はトラック業界は人手不足が続いています。トラックドライバーとして中型、大型の運転免許を持っていれば、就職先はたくさんあります。仮に夫の仕事が激減して収入が激減しても、妻として結婚生活を支えてくれるでしょう。

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引く手

8. 浮気しない

浮気は男の専売特許のように思われがちですが、女性ももちろん浮気します。
ただ、トラックドライバーは浮気しない、と言うより、できません。拘束時間が長いので、そんな時間がないのです。
男性のトラックドライバーも案外真面目で地道であり、軽いプレイボーイ・タイプはほぼいません。

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時間がない!

9. 男の世界を知っている

くどいようですが、トラックドライバーの世界は「男の世界」でした。今も、女性トラックドライバーが増えたと言えども割合はまだ少なく、圧倒的に男性トラックドライバーが多いのが現状です。
女性が働きやすい職場環境の整備も進んではいますが、実際にはまだ「男の世界」であり「男の職場」感は強いでしょう。女性トラックドライバーの周りはほとんど男性です。
女性トラックドライバーの周りの男性たちは、さすがに女性の前ではおとなしくしているはずですが、それでもどうしても「男の職場」っぽさが漏れ出てしまうでしょう。そこには男性の弱点も含まれます。
そんな「男の世界」を知った女性は、男の気持ちや男ならではの行動も理解できる、かもしれないことが期待されると言っても過言ではないはずです。

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男の世界

10. 日本の平和を実現できる

女性トラックドライバーと結婚しようと思うとき、一番の問題は「出会う機会がなかなかないこと」です。
女性トラックドライバーとの結婚を積極的に求めるなら、その業界に就職するのが良いでしょう。自らトラックドライバーになってしまうと、なお良いかもしれません。違う会社の女性トラックドライバーとも、トラックドライバー仲間ということで出会えることがあります。
また、自分もトラックドライバーとして働けば、結婚後も妻への理解が深まり、安定した夫婦仲を保つことができるでしょう。
それに、夫婦でトラックドライバーになれば、トラック業界の人手不足解消の一助になり、それによって日本を平和にすることにも貢献できます。

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平和な日本

最後に

くどいようですが、トラックドライバーの世界は「男の世界」でした。今も、女性トラックドライバーが増えたと言えども割合はまだ少なく、圧倒的に男性トラックドライバーが多いのが現状です。
そんな職場に飛び込むのですから、女性トラックドライバーは勇気があり、肝がすわっていて、それだけで賞賛に値すると言えるわけで、生涯のパートナーとするならまさにこんな人なのではないでしょうか。

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賞賛の嵐

トラック運転手の仕事を車好きに勧めたい理由

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男の子は車好き


多くの男の子がミニカーを集めたり、なぜか乗り物に強く惹かれます。
特に自動車は身近に見られるので、男の子にとって欠かせない「お気に入り」となります。
その後、好みが多様化していき、車よりゲーム、車よりスポーツ、車より料理と、好みが移り変わっていきます。特にこのところ、若者の車離れが進み、運転免許を取得しない若者も増えていると言います。
とは言え、子どものころに車を好きになり、そのまま成長した人もいるでしょう。一度、車好きから離れたものの、成長するにしたがって再び車好きとして返り咲いた人もいるはずです。
そんな車好きにオススメの仕事と言えば、実際に車を運転することが仕事となる職業ドライバーや、車の開発などにも関わる自動車関連会社の社員などでしょうか。
職業ドライバーと言えば、代表格はトラック運転手です。


1. 仕事の大半が運転だから

トラック運転手の仕事は、荷をトラックで納期までに安全に運ぶことです。
トラック運転手の仕事にも長距離輸送やルート配送、宅配便など、いろいろな種類があり、やるべき作業もそれぞれ違います。ただ、トラックを運転することが仕事の大半を占めるという点では、大きな違いはありません。もちろん、仕事によって運転するトラックの大きさは違いますが。
そんなわけで、トラック運転手になれば、仕事中の多くの時間を「運転すること」に費やします。車が好きで、特に車の運転が大好きという人にとっては、その好きなことをしていてお金を稼げるのですから、これはもう天職としか言いようがないのではないでしょうか。

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運転が仕事


2. 車でいろいろなところへ行けるから

トラック運転手はトラックを運転して荷を運びます。荷を積む場所まで行って、その後、荷を降ろす場所まで行くわけです。何もトラックの運転席に座って、その場所でじっとしているわけではありません。そりゃそうです。
車を運転して車窓の外を流れるいろいろな景色の変化を楽しめます。エンジンの稼働、ハンドリングなども体感します。それが運転の醍醐味です。
さらに、長距離の仕事の場合、それまで行ったことのない地方や、見どころのたくさんある観光地に行くことになるかもしれません。時間に余裕があれば、いえ、余裕がなくても積極的に時間をつくり、ご当地グルメなど、その地域ならではのものを楽しむこともできます。
何にせよ、仕事でいろいろな場所に行けるのは、物流業の仕事をする者の特権でもあります。

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温泉地に行けるかも


3. 運転席からの眺めが良いから

トラックは、特に大きければ大きいほど、運転席の位置も普通自動車に比べて高くなります。運転席の位置が高いので、その分、遠くまで見通せます。
普通自動車の運転席からでは見えない先の信号まで見えたりします。
景勝地の道路を走るときでも、ちょっとした「走る展望台」気分です。
もちろん、だからと言って景色に見とれて安全運転を怠ってはいけません。
また、トラックは遠くを見通せる反面、真下が見えにくくなっています。そういった見えにくい場所も、ミラーなどでしっかり確認して安全運転に努めましょう。

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広がる眺望


4. 殿さま気分で運転できるから

トラックは、特に大きければ大きいほど、運転席の位置も普通自動車に比べて高くなります。運転席の位置が高いので、その分、気分も上がります。
大型トラックは大型と言うくらいなので、車体が大きく、それだけに気持ちも大きくなります。何か偉くなったような気分になります。これはとても気持ちが良いことです。
とは言え、そんなオレさま気分、殿さま気分を表に出し、他の車に対して「オレさまの運転を邪魔するヤツには容赦しない」だの「オレさまがルールを決める」などと偉そうにするのは言語道断です。
むしろ「よきにはからえ」おうように構えるくらいになりましょう。

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殿さま


5. 運転免許の幅が広がるから

大型トラックを運転するには大型運転免許が必要です。
そしてトラック運転手は、中型、大型とトラックの大きさをステップアップさせていくにつれ、収入も上がっていきます。それがトラック運転手にとってのキャリアアップになります。
そうやってキャリアアップしていくことで、中型運転免許、大型運転免許、さらにはけん引免許、玉掛け免許などと取得免許の幅を広げていくことで、扱う機種も増え、いろいろな機械操作を行う楽しみが増えていきます。
車の運転も機械操作の1つなので、それを好きな人にとってはトレーラートラックの運転、クレーンの操作、フォークリフトの操作などもきっと楽しめるはずです。

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クレーン


6. 車により詳しくなれるから

トラック運転手は仕事の前に必ず車両点検を自ら行わなければいけません。
もちろん本格的な整備は本業の整備士が行いますが、職業ドライバーであれば、基本的な車両整備に関する知識は必要です。
また、当然ですが、トラックにもメーカーによっていろいろな種類があります。いろいろな種類があるので、向き不向きもあるかもしれません。
トラック運転手になりたてのときには、乗るトラックの種類も選べないと思いますが、経験を積んで行けば、選べる立場になるかもしれません。また、会社を移るとき、その会社が使っているトラックの種類を、会社を選ぶ基準の1つにすることもできます。
経験を積んでトラック運転手として独立起業する場合は、トラックも好きなように選べます。
より詳しくなればこそ、そういった楽しみの幅も広がります。

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車両整備


7. 「好き」を仕事にできていると感じると楽しいから

これはトラック運転手に限ったことではありません。
「好きこそものの上手なれ」という言い方がある通り、好きなことには熱中しやすく、熱中するので上達も早くなります。上達するので、うれしくなってますます熱中するという好循環が生まれます。
この好循環を、人は「楽しい」と思います。
また、仕事であるからにはストレスやプレッシャーなど、苦労ももちろんあります。仕事に対して「大変だなあ」と思ったり「辛いなあ」と感じることがあるわけです。
そんなとき、「でも好きなことだから」と思えば「辛さ」にも耐えることができます。
ただ、「好きなこと」より「辛さ」が勝ってしまうと、「好きなこと」が「嫌いなこと」になってしまう危険もあるので気をつけましょう。

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辛さに耐える


8. 「楽しい」と感じると長続きするから

これもトラック運転手に限ったことではありません。
「好き」を仕事にできて「楽しい」と思えると、辛いときもそれを乗り越えることができます。辛くて仕事を辞めてしまう人もいますから、それを乗り越えられると、仕事を続けることができます。
そうして仕事を長く続けていくと、自分自身の信頼と実績を重ねることになります。信頼と実績を重ねると、自信にもつながります。
今はトラック運転手も人手不足になっていますから、トラック運送業界も定年延長化が進んでいます。この世知辛い世の中、いつまでも働き続けられる職業は、とてもありがたいと言えるのではないでしょうか。

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長く続く道


9. とにかく好きだから

理屈はありません。
車好きならトラック好きになる可能性もあります。「好きなもの」の近くにいられることは幸せです。

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ハッピー

10. 好きであれば大切にするから

車好きなら車を大切にします。車好きでトラックも好きになると、トラックを大切にするでしょう。
トラック運転手にとってトラックはとても大切です。トラックを大切に思って仕事すると、トラックの車両整備も真剣に行いますし、トラックを傷つけるような危険な運転もしないでしょう。

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大切

トラック運転手が誰かに感謝したくなるとき

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感謝

人間、感謝する気持ちが大切です。
特に未知なる脅威、先行きの不安、経済的な閉塞感、人間関係のストレスから人は恐怖を感じてしまい、恐怖を感じると攻撃的になります。
他人を攻撃すると、攻撃された人もその恐怖から攻撃的になります。これがまん延すると、社会はいわゆるパニック状態になります。

逆に他人に感謝の気持ちを伝えると、伝えられた人は穏やかな気持ちになり、他人に寛容になります。他人に優しく接することができるようになります。
人がお互いに寛容になり、優しい気持ちになると、物ごとを落ち着いて考えることができるようになります。落ち着いて考えると、物ごとを効率的に進めることができます。
物ごとが効率的に進むと、余計なあつれきや争いを生むこともなくなります。世の中は平和になります。

つまり、他人を攻撃したりしても、ひとときのストレス発散にはなるかもしれませんが、トータルでは非常にムダを増やすことになるわけです。
そんなわけで「感謝」はとても大事です。しかも、全くの無料で誰でもできることです。

日ごろ物流を支え、人々の生活を守るような仕事をしてくれているトラック運転手には、すべての国民が感謝しなければなりません。
一方、トラック運転手にも「誰かに感謝したいこと」はあります。これが世に言う「お互いさま」です。

1. 渋滞情報を教えてくれた

トラック運転手に限らず、多くのプロドライバーにとって厄介なのが渋滞です。
渋滞を切り抜けた、渋滞にはまらずに済んだなんてことがあれば、トラック運転手のテンションも上がります。
こうしたとき、一番役立つのは情報です。抜け道の有無はもちろん、今、自分が向かっている方角に渋滞が発生しているかの情報をなるべく早く入手できれば、渋滞を回避しやすくなります。
そのため、トラック運転手は日ごろから裏道、抜け道の情報収集には余念がありません。加えて、トラック運転手の同業者とも交流しておいて、情報のやり取りをします。もちろん、会社が運転手にそういう情報をいち早く伝えることもありますし、今なら簡単にスマホのアプリでも情報をゲットできます。
とにかく、有益な渋滞情報をゲットできると、その発信者には感謝したくなるものです。

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渋滞

2. トイレが見つかった

トラック運転手に限らず、多くのプロドライバーにとって運転中の生理現象、特に尿意・便意は厄介です。
尿意・便意があれば当然、トイレを探します。しかし、あってほしいときにあってほしいものが見つからない、人生ってそんなもの。
一番手っ取り早いのはコンビニのトイレを借りることですが、そんなときに限ってコンビニが見つからなかったり、コンビニがあっても大型トラックを停めるスペースがすでに使われていたり、非常識な普通自動車の運転手がそのスペースを占領していたりすることもあります。
そんなわけでトラック運転手は、日ごろから自分が走るエリアのトイレが使えるスポットに関する情報を収集するクセが付きます。
それでも、突然の緊急事態ってあるものです。そんなとき、突如トイレが見つかると、トイレの神様に感謝したくなるとかならないとか。

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トイレ

3. 細い路地を曲がるのを待ってくれた

大型トラックは普通自動車に比べて運転が難しいものです。
車体感覚が普通自動車とは大きく違い、内輪差も大きく、死角も多いのです。おまけに荷を積んでいるときは、はたから見ると「何をのんびり運転しているんだ!」と思ってしまうほど、ゆっくりていねいな運転をしなければいけません。荷崩れなどを起こさないためです。
車体が大きので、細い路地で曲がるときも、少しずつハンドルを切っていかなければいけないので、時間がかかります。まして、後ろや対向する車線に他の車がいると「待たせている」と思って焦り、かえってモタモタしてしまうこともあります。
そんなとき「いつも物流を支えてくれてごくろうさま」という気持ちで、トラックが曲がり切るまで、他の車が快く待っていてくれたりすると感謝したくなります。

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内輪差

4. 荷役作業を一緒にやってくれた

トラック運転手の仕事を過酷なものにしている要因の1つが荷役作業、つまり荷の積み下ろしです。
フォークリフトなどの機械を使うこともありますが、手作業による荷役もまだ行われています。
ただ、本来、荷役作業は荷主や荷の届け先の企業などの社員の仕事のはずなんです。すべてに合理的な欧米諸国では、トラック運転手は一切、荷役作業は行わず、トラックの運転だけに専念しているなんてことも聞きます。
ただ、日本では慣例としてトラック運転手が行ってきたようです。
とは言え、荷主や荷の届け先の担当者にも優しい人はいるもので、中には一緒に荷役作業をやってくれたり、率先して荷役作業をしてくれる人もいます。そんな人は、トラック運転手にとってとてもありがたい存在です。その人のために、より安全運転、時間厳守で頑張ろうという気持ちにもなります。
また、近年はトラック運転手の労働環境の改善も進み、荷主も少しずつ変わってきてはいるようです。

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フォークリフトによる荷役

5. 納品先で親切にされた

手作業で荷役を行う場面で、その納品先の担当者が一緒に作業を行ってくれるとトラック運転手はうれしいものですが、それだけではなく、普通に「ごくろうさま」なんて声を掛けられたりするだけでも苦労が報われたような気持ちになるものです。
中には、例えば会社としてもらったお菓子などをおすそ分けってことで差し入れてくれたりすることもあります。うれしくもありがたいものです。

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「お茶でもどうぞ」

6. 給料が良かった

トラック運転手は給与が歩合制であることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」になっています。そのため、どちらかというとキツイ仕事を多くやった月は給与が多くなります。
人は給与が多いと、誰かに感謝したくなります。給与が多かったのは自分が頑張ったからですが、自分が頑張れたのは、自分だけの能力のためではありません。いろいろな人の存在があってこその成果です。
自分がうれしい瞬間があったら、感謝の気持ちも忘れずにいたいものです。

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稼いだ日

7. 運転手仲間の存在

トラック運転手は基本的に1人で仕事をします。そのため、人間関係によるストレスは少ないと言われています。逆に言うと、孤独な仕事だとも言えます。
しかし、昔は無線、今ならスマホで、トラック運転手もいつでも誰かとのつながりを実感できるものです。
その中で渋滞情報など、仕事に役立つ情報を同じトラック運転手の仲間からもらえることもあります。また、荷の納品先での待ち時間に、グループチャットで盛り上がることもあります。
運転手仲間の存在がありがたく思えます。

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仲間

8. 弁当に唐揚げと玉子焼きが入っていた

トラック運転手にとって健康管理は大切です。体調不良が交通事故を招きかねないからです。
健康管理で重要なのが、栄養バランスの取れた食事ですが、トラック運転手は仕事柄、外食が多くなります。それもトラック運転手の仕事は体力仕事なので、ファミレスで食事するにしろ、コンビニで弁当を買うにしろ、ついつい栄養バランスより高めのカロリー摂取を選んでしまいがちです。
そんなわけで、奥さんなど、パートナーと暮らしているトラック運転手は弁当を作ってもらったりします。その場合、栄養バランスを考えた弁当を持たせてくれて、トラック運転手は感謝の気持ちでいっぱいになります。
そんな弁当にたまに、好物の唐揚げと玉子焼きが入っていたりすると、とてもうれしくなります。

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手作り弁当

9. 1日が無事に終わった

トラック運転手に限らず、1日の終わりには誰かに感謝することをオススメします。
その1日、もしかしたら仕事でミスをしたかもしれません。大事なお金を落としたかもしれません。思わぬ失言をしてしまい、誰かににらまれたかもしれません。
人生には嫌なことも起きます。それでもとりあえず明日を迎えられるなら、それは幸運だったと言えます。それだけ嫌なことが起こったのに、生きているのですから。
明石家さんまさんの座右の銘「生きているだけで丸儲け」だそうです。言い得て妙です。
トラック運転手は仕事でトラックを運転します。それだけ、他の「車を運転しない人」に比べると交通事故のリスクが高いと言えます。
それでも今日は交通事故には遭わなかったら、それはやはり幸運です。何と言っても交通事故のリスクが高い仕事なのですから。それだけでも感謝できるはずです。

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1日の終わりに

10. すべての人に感謝

ほとんどの人は仕事をしています。
世の中はいろいろな仕事と、その仕事をしている人たちによって成り立っています。
この世知辛い現代社会、目をそむけたくなるような事件も起こり、誰かを恨みたくなるような不運も起こります。
でも、皆がお互いに感謝の気持ちを持ち、他者に優しく、余裕を持って接すれば、事件や不運も減るはずです。
他人をうらみたくなったり、他人を攻撃したくなったりしても「お互いさま」と考えれば、寛容になれるはずです。

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感謝reprise

トラックドライバーの仕事が楽だと思える理由

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お気楽極楽な感じ


人はできるだけ、をして生きていきたいと思っています。人生に苦労なんかなく、楽しいことばかりだといいな、座っているだけでお金がチャリンチャリンと入ってくる仕事がいいな、なんて思ってしまいます。
実際、テレビ番組を見ていると、タレントは座って愛想笑いをしつつ、当たり障りのないコメントをしゃべるだけで大金をもらえてうらやましい、なんて思います。
けど、そんなあなたの仕事や人生を、誰かがうらやましく思っているかもしれませんよ。ほら、あなたの後ろの暗闇で…。
閑話休題。
誰でも他人のことは実情よりも美化して見てしまうものです。
その逆もあります。トラックドライバーは「勤務時間が長くて過酷」と思われがちで、若い人は就職先として選択肢に入れない傾向が強かったりしますが、意外とそうでもないかもしれません。
そもそも「楽」かどうかは個人差もあります。過酷な状況が大好きという人には、トラックドライバーの仕事は物足りない、かもしれません。

1. 仕事の大半は運転だから

トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類があります。
1日に何軒もの届け先を回って荷を届ける仕事もあれば、一度会社を出たら2~3日、長いと1週間くらいは戻らず、長距離を走って荷を届ける仕事もあります。
トラックの大きさも違います。軽トラックを使う仕事もありますし、長距離を行く仕事では主に大型トラックを使います。
ただ、仕事の大半が「トラックを運転すること」というのは、大体同じです。
トラックも大きければ大きくなるほど、運転も難しくなりますが、それでも大型運転免許取得は、何年も挑戦し続けてようやく合格する司法試験ほどの難関ではありません。
運転が三度のメシより好物という人にとっては「運転してりゃ給与をもらえるなんて、こんな楽チンな仕事はない」と言えるくらいではないでしょうか。

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トラックの運転

2. 誰かと接することが少ないから

トラックドライバーの仕事の大半を占めるトラックの運転中は、運転席の横には上司も同僚もいません。運転中は基本的に1人です。
人は24時間365日、誰とも会わないと孤独に陥り、滅入ってしまうでしょうが、24時間365日、ずっと誰かと一緒にいなければいけないとなると、これまたイヤになってしまうでしょう。ときには1人でいたいものです。
1人でいるということは、誰にも気兼ねがいらないということです。これはとても「楽」です。

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1人は気楽

3. たくさん稼げるから

人はいろいろな理由があって仕事をしますが、生活費を稼ぐためという理由は、大きな比重を占めます。そして、稼げば稼ぐほど生活に余裕が出て、物欲やら食欲を大いに満たすことができます。すなわち、満ち足りた生活に近づきます。
トラックドライバーの給与は歩合制になっていることが多く、そのため「やればやっただけ稼げる仕事」と言われています。トラックドライバーの仕事をツライと感じることがあっても、たくさん仕事をしてたくさん稼ぐことができれば、結果的には楽な暮らしを手に入れることはできるでしょう。

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たくさん稼ごう

4. ノルマがない仕事もあるから

一般的なサラリーマンの典型とも言える営業職には、仕事にノルマが課せられている職場もあります。
この場合、契約のノルマを達成しないと、上司からネチネチと嫌味を言われることになるかもしれません。そう考えるだけで、営業成績が伸び悩むと安眠もできなくなります。
一方、トラックドライバーの仕事の中でもセールスドライバーは営業職でもあるので、会社によってはノルマもありますが、それ以外のトラックドライバーには通常、ノルマはありません。
交渉によって契約を結ぶことに関してのノルマを背負うという緊迫した状況下で仕事をしないで済みます。

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ノルマが大変

5. 突然の雇用の打ち切りはほとんどないから

このところ政府の少子化対策がほとんどうまくいっていないからなのか、少子化に歯止めがかからず、多くの業界で人手不足が顕著になってきています。トラックドライバーの業界もその1つです。
そんなわけで、トラックドライバーの求人はいつも多く出ていますし、トラックドライバーを雇う会社も1度トラックドライバーとして採用したら、できるだけ長く勤務を続けてほしいと願います。
コロナ禍経済が大打撃を受けましたが、トラックドライバーはエッセンシャルワーカー、いわゆる社会に不可欠な職業とも言われていて、売り上げに大きな影響のなかった会社も結構ありました。
突然の失職を心配しないで働けるって、気持ちはかなり「楽」なのではないでしょうか。

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突然の失職は大変

6. 正社員は待遇も良いから

トラックドライバーの就職にもいろいろな形態がありますが、正社員での求人も多く出ています。
正社員は何と言っても福利厚生をしっかり受けられるのが魅力です。
しかも、個人事業主とは違い、自分で仕事を取ってくる必要もありません。個人事業主は自分で仕事を取ってきて、その売り上げから経費も捻出しなければなりませんが、社員なら毎月20万円~40万円の給与を手にすることできます。
正社員は個人事業主などに比べ、精神的にかなり気楽だと言えます。トラックドライバーに限ったことではありませんが。

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正社員は待遇が良い

7. 仕事が楽しいから

トラックドライバーという職業を選択した人の中には「運転が好き」とか「車が好き」「トラックが好き」といった理由でトラックドライバーになった人もいます。
そんな人は「好き」を仕事にできたので、仕事を楽しいと感じることができます。
また、世の中にはどんな仕事でも、積極的に楽しもうという気持ちで仕事をする人がいます。こういう人も、仕事を楽しむことができるでしょう。
仕事を楽しむことができる人は、楽しみながら仕事をしているので、嫌々ながら仕事をしている人より「仕事が楽」という感覚を味わっているはずです。

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「仕事が楽しいぜ」

8. 慣れるから

トラックドライバーの仕事にも大変な面、苦しいと思えるところがあります。
しかし、何事にも「慣れ」があります。最初は「苦しい」と思っていたことでも、続けていれば慣れてきます。それはコツを覚えたり、技能が向上するからです。
ただ、トラックドライバーの仕事では安全運転は何よりも大切なので、運転に慣れたとしても、気のゆるみから安全運転を怠ってはいけません。

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積み重ねが大切

9. 自動運転になるから

自動車の自動運転システムの開発が進んでいます。人手不足が続いているトラック運送にもこのシステムを生かし、将来は無人トラックが物流を担うかもしれないと言われています。
とは言え、トラックという、交通事故を起こしたらかなり危険な大型機械を、完全にAIの操作に任せるようになるのは、まだまだ先の未来のことでしょう。しばらくは、人がトラックに乗り込んでシステムをチェックしたり、適宜運転したりするような形になるはずです。
そうなると、トラックドライバーとは言え、勤務時間中はずっとハンドルを握る必要はなく、仕事がになります。

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自動配送

10. 見方を変えればどんな仕事も楽

トラックドライバーの仕事を「勤務時間が長くて過酷」だという人もいます。
確かに、トラックドライバーの仕事には勤務時間が長い仕事もあります。そういう仕事が合わない人、そもそも車の運転を苦痛にしか感じない人にとっては、トラックドライバーの仕事は過酷にもなるでしょう。
しかし、モノは考えようです。
そういう仕事も「ボクシングのスパーリングを8時間続けるよりはマシ」と考えれば、夢のようにだと感じるかもしれません。ボクシングのスパーリングを楽だと思う人は別ですが。
どんな仕事でも、積極的に楽しむようにすれば、意外と過酷だと感じなくなるかもしれません。

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のんびり気楽に