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トラックドライバーの謎

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UFO


残念ながら、世の中にはまだ解明されていないが溢れています。
UFOやUMAの正体、バミューダ魔の三角地帯、切り裂きジャック事件やケネディ大統領暗殺事件の真相など、今もハッキリした答えは出ていません。それに、なぜ海水は塩水なのでしょうか、なぜ郵便ポストは赤いのでしょうか…。


1. ノロノロ運転

せっかく高速道路を走っているのに、目の前のトラックがやけにノロノロ走っていてイライラしたことがあるなんて人もいるのではないでしょうか。
多くの人が「やはり車体が大きくて重いからスピードが出ないんだ」とか「載せている荷が重くてスピードが出ないんだ」と思ってしまいますが、実はトラックは法律で制限速度が時速80kmと決まっている上、速度抑制装置も付けられていて、実際に時速90km以上出せないようになっているのです。「じゃあ、高速なんか走るなよ」と思う人もいるかもしれませんが、時速80kmでも十分速く、一般道ではなかなか出せない速度なので、1分を争う仕事をしているトラックドライバーにとっては高速道路を使えるものなら使いたいわけです。
それにトラックドライバーは荷を安全に運ばなければいけないので、むやみに加速もできず、どうしてもノロノロ運転しているように見えてしまうのです。
ですから、トラックが少しくらいノロノロ運転しているように見えても「かまへん、かまへん」度量の広いところを見せましょう。

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ゆっくり進む

2. 車間距離を空け過ぎ

トラックは前方を走る車との間の距離を、かなり大きく空けていることがあります。もっと詰めてくれれば、こちらももっと先へ進めるのに、と考えてしまうとイライラしてきます。
だからと言って、その空いているところに急に割り込むのはやめましょう。危険が危ないです。また、多少車間距離を空け過ぎていても「かまへん、かまへん」と、それを許容できる度量の広さを見せつけちゃってください。
トラックには荷を積んでいるので、荷を積んでいないときより重くなります。すると、ブレーキをかけてからしっかり停まるまでの距離が長くなります。つまり、トラックの前の車が急ブレーキをかけた場合、トラックドライバーが慌ててブレーキを踏んだとしても、しっかり停まるまでの距離が長いため、前方の車にぶつけてしまう可能性が高くなるわけです。
そもそもトラックは急ブレーキを嫌います。荷崩れを起こさないためです。ですから、前方の車が急ブレーキをかけても慌てずに対応できるよう、あらかじめ車間距離を空けておくのです。

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車間距離には注意を

3. 車間距離を詰め過ぎ

その一方、後方のトラックがやけに車間距離を詰めてくるなあ、と感じることもあります。トラックは車体が大きいだけに威圧感があり、そんなトラックが後方から迫ってくると焦ってしまいます。
日本のトラックはキャブオーバーと言って、エンジンの上に運転席があるタイプが多く、運転席から前方の視界を遮るものがありません。そのため、前方の車にもつい近づき過ぎてしまうのです。つまり、近づいてしまっても、目の前にはある程度、距離が空いているように見えるので、安心して近づいてしまうわけです。
ただ、今は後方から普通に接近しても相手に威圧感を与えてしまうと「あおられている」誤解されてしまう危険もあるので、むやみに車間距離を詰めるトラックドライバーも激減しているはずです。

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キャブオーバー

4. どこで寝るのか

トラックドライバーの仕事の中でも長距離の仕事では、2~3日、長いと1週間くらいは家に帰れません。それではその間、トラックドライバーはどこで寝ているのでしょう?
多くのトラックドライバーが運転席の後ろにある寝台で寝ています。長距離の仕事に使われるのは大型トラックが多く、その大型トラックの多くには寝台が付いているわけです。
トラックドライバーのなり手が減ってきている現状を考えると、トラックドライバーが仕事先で睡眠を取るとき、高級ホテルに宿泊できるくらい、労働環境を改善すると、なり手が激増するのではないかと妄想しますが。

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ホテルに宿泊

5. 腰が痛くなる

トラックドライバーの職業病として挙げられるのが腰痛です。長時間、運転席で同じ姿勢で座り続けることが原因の1つになっています。また、荷の積み下ろしをトラックドライバーが手作業で行う場合も、荷を持つと腰に負担がかかるため、腰痛になりやすくなるとも言われています。
長時間、同じ姿勢で座りっ放しでいると、筋肉が緊張しっ放しになって血流も悪くなり、腰が痛くなるようです。同じように肩こりにもなりがちです。
対策としては、体型に合ったクッションを使ったり、休憩時になるべくストレッチを行って血流をよくすることが推奨されています。

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ストレッチ

6. 力仕事じゃないのに疲れる

トラックドライバーの仕事は体力仕事だと言われています。
しかし、実際には「車の運転」ではあまりカロリーを消費しないとも言われています。つまり、ハンドル操作、アクセル操作などではあまり筋力を使わないわけです。
それでも、トラックドライバーの仕事は疲労の原因になります。それは、何も筋力を使うからではないのです。
車の運転という行為では、常に安全運転に気持ちを集中させます。周囲の状況を確認し、交通標識も確認し、信号も確認し、車の流れも注意します。しかもトラックドライバーの場合、荷の安全も考え、急ブレーキや急なハンドル操作もしないように注意します。
そりゃ疲れます。

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安全運転に集中

7. エンジンつけっぱで休憩

コンビニなどの駐車場で、エンジンをつけたまま運転席で仮眠を取っているトラックドライバーを見掛けることがあります。エンジンをつけたままだと、エンジン音もありますし、排気ガスを出し続けるので「迷惑」「邪魔」と、つい思ってしまいます。
ただ、真夏や真冬の場合、エアコンを使うためにやむなくエンジンをつけっぱにしてあるという事情も、トラックドライバー側にはあります。
また、要冷蔵や要冷凍の品を運ぶ冷蔵冷凍車の中には、庫内の温度調節のためにエンジンを切ることができないものもあります。エンジンを切ってしまうと、それに連動している冷却装置が止まってしまうわけです。
これも「かまへん、かまへん」度量の広いところを見せましょう。「なんで俺だけが度量の広いところを見せなきゃならんのだ」と怒る、度量の狭い人もいるかもしれません。しかし、そもそも世の中は不公平なものですし、ここで度量の広さを見せていると、きっと来世で良いことが待っている、はずです。

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エンジン

8. 過酷なのに続ける

トラックドライバーは腰痛肩こりに悩まされたり、何日もゆっくり布団で眠ることができない日が続いたり、過酷なことがいろいろあります。それでも、多くのトラックドライバーが今日もいろいろな多くの荷を載せてトラックを走らせています。
理由は人それぞれでしょう。「稼げるから」「自分に合っているから」「やりがい」「何となく」「好きだから」といったことかもしれません。
今日も、運ぶ荷がある限り、トラックドライバーは荷を運びます。

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たくさん稼げる

トラックドライバーの不思議

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芝生

「他人の芝生は青く見える」なんて言うことわざがあります。「自分にはないけど、他人が持っているものはよく見えてしまう」といった意味です。
「うらやましい」というねたむ気持ちでしょうか。ただ、そうやってうらやんでも、実際に手に入れてみると、それほど自分にとって良いものでもなかったりします。
やはり厄介なのは「ねたみ」「やっかみ」です。
本当に自分が欲しかったものなのか分からないのは、想像力が足りないからかもしれません。人はなかなか「他人の立場」を察することができません。
違う職業、例えばトラックドライバーの人たちがなぜ、あういう行動を取るのかも「不思議」だと感じてしまいます。

1. なぜ路上駐車するのか

まだ薄暗い明け方近くから、比較的工場などに近い産業道路で、トラックが長い行列をつくって路上駐車していることがあります。住宅街でも同様の光景が見られることがあります。
そんな光景を見て「やはりトラックドライバーなんてのはマナーを守らない荒くれ者ばかりなのだ」と思ってしまう人は多いでしょう。
決して路上駐車を擁護するつもりはありませんが、ただ、トラックドライバーにも路上駐車したくないのにせざるを得ない、やむにやまれぬ事情があるのです。
トラックドライバーは荷の届け先に遅く到着することが許されないだけではなく、早く着くこともできません。また、例え時間ピッタリに着いても、自分のトラックより前に着いたトラックが荷を下ろし終わらなければ、待機していないといけないのです。しかも、届け先の会社などの敷地内には待機場所がなく「敷地外の近くで待っていて」と言われてしまいます。
そのため、仕方なく路上駐車するしかないのです。
「あんなところで路上駐車して邪魔だ」と怒る気持ちも分かります。しかし、その怒りはトラックドライバーではなく、トラックドライバーに路上駐車を強いる企業や、そうした環境を改善しようとしない行政に向けましょう。

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路駐

2. なぜ荒くれ者と思われるのか

トラックドライバーは「ルールやマナーを守らない荒くれ者」というマイナスイメージで見られがちです。
路上駐車しているトラックを見ると、どうしても「ルールやマナーを無視する」と思ってしまうのかもしれません。
もしかしたら昭和の名作映画「トラック野郎」シリーズのイメージがいまだに残っているとも考えられます。主人公はダボシャツ、腹巻の典型的なチンピラスタイルでしたから。
また、ほとんどのトラックドライバーが真面目で紳士的なのですが、ごくごく一部、どんな職業の中にも一定数存在する、ルールやマナーを無視する荒くれ者を見てしまった人が、その印象を広めてしまっているのかもしれません。

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荒くれ者?

3. なぜ深夜に走るのか

深夜の国道を走るトラックは多いです。
国道のような主要道路は、昼間は渋滞になりがちですから、荷を届ける時間を厳守しなければならないトラックドライバーは、渋滞を避けるために深夜、トラックを走らせることが多くなります。
また、早朝に届けてほしい、例えばスーパーに並べる生鮮食品などは、早朝に間に合うように深夜、荷を運ぶことになります。

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夜のトラック

4. なぜ国道に多いのか

国道など、主要道路ではトラックをよく見ます。
主要道路沿いには大型店舗や商業施設が多いので、そこに荷を運ぶトラックも多くなります。
また、主要道路は各市、各県をつないでいるので、そうしたところに荷を運ぶ中距離、長距離のトラックも多くなります。工業団地を結ぶ主要道路も、工場に荷を運ぶトラックが多く利用します。

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幹線道路

5. なぜ人手不足なのか

トラックドライバーはこのところ人手不足になっています。
原因の1つには少子高齢化があります。少子高齢化によって若い人が少なくなっているので、人手不足はあらゆる業界で起こっているわけです。
さらに、少なくなった若い人は「なるべく楽してたくさん稼げる仕事」を目指すので、イメージとして「キツイ仕事」と思われがちなトラックドライバー、タクシードライバー、建設業界、製造業界、小売業界などは、内情をよく知りもしない若者たちがなかなか集まりにくくなっているのです。

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建築業界

6. なぜ仕事がキツイのか

トラックドライバーの仕事は「長時間労働で過酷」と言われがちです。
実際は、何を過酷と思うかどうか、個人差もあるので一概に「過酷」「キツイ」と決めつけることはできないのが現実です。
ただ、確かに「キツイ」と思われる要素もあります。例えば長距離の仕事では、一旦会社を出ると2~3日、長いと1週間は戻れないこともあります。その間はトラック車内で寝泊まりすることになります。
毎日家に帰って眠りたいと考える人にとっては、かなり「キツイ」と言えるでしょう。
また、長距離の仕事ではなくても、運転席に座ってトラックを運転している時間が長いことに変わりはありません。トラックに限らず車の運転を苦痛に感じる人には…、いえ、そもそもそういう人はトラックドライバーにはならないでしょうね。
車の運転が好きだという人でも、長時間運転席で同じ姿勢で過ごすことで、腰痛肩こりになりやすくなってしまいます。これまた「キツイ」です。

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運転

7. なぜエンジンを切らないのか

トラックの路上駐車を見掛けた人が「路上駐車はまだ良いとして、せめてエンジンくらいは切ってほしい」なんて思うことがあります。
しかし、夏なら冷房、冬なら暖房をかけないと、トラックドライバーも健康を損ねるばかりか、最悪に関わります。多くの車のエアコンはエンジンと連動しているので、エンジンを切るわけにはいかないわけです。
また、冷凍車冷蔵車の場合もエンジンと冷凍機能、冷蔵機能が連動しているものがあり、荷を守るためにはエンジンを切ることができません。

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冷凍食品

8. なぜ昔より収入が減ったのか

トラックドライバーの平均年収は約450万円だそうです。日本人全体の平均年収とほぼ同じくらいのようです。
しかし、昭和の昔を知るトラックドライバーはたいてい「昔はもっと良かった」と言うそうです。年収1000万円も珍しくなかったとか。
日本全体で貧困化が進んでいるという人もいますし、トラックドライバーの収入が減ったことにも諸説あります。
例えば、昔はコンプライアンス無視でトラックドライバーも無理な仕事をこなし、収入を増やしていたが、今は労働環境の改善が進み、ホワイトな企業が増えたため、法令内で仕事をすることになって収入が伸びなくなった、なんて言う人もいます。
また、1990年に法改正があり、トラック輸送の業界への参入が容易になって業者が増えたため、価格競争が起こって輸送費が激減し、トラックドライバーの人件費も減ることになったという説もあります。もしそうなら、これは明らかに政治家の失策だと言えるでしょう。

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以前は今よりたくさん稼げた

9. なぜ転職するのか

仕事が「キツイ」と思われがちで、収入も「減って昔ほど稼げなくなった」と言われるトラックドライバーですが、そのトラックドライバーに転職する人はまだまだいます。
トラックドライバーが人手不足に陥っていることで就職のハードルが下がり、年齢や職歴、それにもちろん学歴にも関係なく、トラックドライバーになりやすくなったため、とも言われています。
また、「仕事は基本的に1人で気楽」「昔ほどではないにしろ、やればやっただけ稼げる歩合制」といったメリットに気付いた人が、トラックドライバーへの転職を考えるからかもしれません。

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「気付いたぜ」

トラック運転手の気ままな空想 その4

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運転は疲れもたまる


トラック運転手の仕事は体力仕事と言われています。とは言え、「車の運転」自体では、それほどカロリーを消費しません。ハンドル操作だけでは、それほどの筋力も使いません。
それでも仕事を終えると、かなりの疲労感が残ります。長時間、安全運転に集中し、運転席でほぼ同じ姿勢を続けることが疲労につながるようです。ストレスもたまります。
この疲労から心身ともに回復するには、ほどよい休憩を取ることが何よりです。それに加えてオススメなのが「空想」です。
空想は、脳を休ませることになって疲労回復、ストレス解消につながります。また、頭の中で非現実を考えることは、未来のビジョンを描くことにも似ています。空想によってリラックスした頭で未来のビジョンを描いてみたら、案外、素晴らしいアイデアをひらめくかもしれません。
そして楽しみながら未来のビジョンを描くことは、その未来を実現させるための原動力になります。
「トラック運転手の気ままな空想 その3」から随分経っていて、今さらアレですが、その4です。


1. 明るい未来

世の中には、何事もポジティブに考えることができる人がいます。その一方、何事もネガティブに考える人もいます。
それはそれで良いのですが、どちらにしても「明るい未来」を考えることを大いに楽しむべきです。
「ネガティブな人は明るい未来も考えられないんじゃ」と疑問に思うかもしれません。しかし、目の前のことや、自分自身のことをネガティブにとらえることと、遠い先の未来を考えることは別ですし、第一、これは「空想」ごとだからと、ネガティブな人も自分に「ウソ」をつけば大丈夫です。そもそも「空想」「ウソ」なのですから。
トラック運転手の給与は歩合制になっていて「やればやっただけ稼げる仕事」と言われています。ですから、例えば、遠い先の未来には、稼ぎに稼ぎまくって大金持ちになり、たくさん税金を払っている自分も空想できるわけです。
他にも、たくさん稼いだお金の使い道を空想したりしてみましょう。

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ポジティブな笑顔

2. 最悪の事態

トラック運転手をはじめとした職業ドライバーは、常に交通事故のリスクにさらされています。そのため、安全運転を強く意識することが求められています。
交通事故で最悪なのは、運転者を含め、最悪な場合死につながるところです。ですから、交通事故のリスクを背負いながら仕事をする職業ドライバーは、この「最悪の事態」を常に念頭に置かなければいけません。
「最悪の事態を思い描くことが疲労快復、ストレス解消になるの?」と疑問に思うかもしれません。でも、大事なこととして忘れてはいけないので、あえて想像してみるのです。
そして「最悪の事態を思い描く」より、さらに大事なのは「最善を尽くす」ことです。つまり、「最善を尽くす」には「最悪の事態を思い描く」必要があるから、あえて「最悪の事態を思い描く」わけです。
毎日「最善を尽くして」仕事を続ければ、きっと疲労快復、ストレス解消もできます。

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最悪の事態

3. 創作料理を創作

空想において料理を考えることは重要です。特に「食いしん坊」であれば、なおさらです。
「今日はランチに何を食べよう」「今夜は何を食べよう」「明日は何を食べよう」と、食事のことを考えるだけで馬力が出る人は、立派な「食いしん坊」です。
さらに食事のことを考えたくなったら、頭の中で料理してみましょう。料理の仕方が分からない人は、休みの日に自分で料理したり、レシピサイトを読みまくりましょう。
料理に関する基本知識が頭に入ったら、自分なりの創作料理を考えてみましょう。空想の時間でこそ、何か良いアイデアが浮かぶかもしれません。おいしそうなアイデアであれば、やはり仕事への馬力がアップするでしょう。
そして、休みの日には実際に作ってみましょう。友人知人に食べてもらって評判が良ければ、「俺は一流の料理人だ」と言って調子に乗っても良いのではないでしょうか。

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料理

4. 一攫千金

トラック運転手は給与が歩合制になっていることが多く、「やればやるだけ稼げる仕事」と言われたりもします。とは言え、昨今は「長時間勤務で過酷な仕事に見合うほどの高収入じゃない」なんて声も聞こえるようになってきました。
しかし、トラック運転手に限らず誰にとっても「一攫千金は夢じゃない」と言う真理もあります。宝くじでも競馬でも株でも、世の中にはいろいろ一攫千金の機会はあります。
もちろん、「ハイリスクハイリターン」という言葉があるように、大きなリターンを狙うには大きなリスクも覚悟しなければいけません。つまり、宝くじでも競馬でも株でも、大きく損して終わる可能性があるということです。
そんなわけで、実際に宝くじでや競馬や株で大きな儲けを狙う人は、どうしてもギャンブラー気質のある人になってしまいます。
しかし、空想するだけなら、儲けもありませんが、損もありません。とにかく、一攫千金で手に入れた「あぶく銭」を空想して楽しみましょう。知らず知らずのうちにニヤニヤしているかもしれません。

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大儲け

5. 映画の主人公になる

思い切り非現実的な空想をすると、疲労回復、ストレス回復になります。例えば、自分が映画の主人公になったところを空想してみましょう。
パニック映画の主人公なら、自然災害やら狂暴な野獣による騒動を見事に丸く収めます。アクション映画なら、悪党を容赦なく叩きのめすこともできます。SF映画では、遠い未来か遠い宇宙で大冒険を繰り広げます。
恋愛映画で理想の恋人と甘いひとときを過ごすのも良いでしょう。
ただ、空想に浸り過ぎて現実が見えなくなると困ります。

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SF映画の主人公

6. 働きバチになる

人があまり見ることはできない世界を空想してみるのも楽しいかもしれません。
例えば、働きバチの世界です。クマやゴリラなんかは、ちゃんと大きな生き物なので、観察も容易で、そうした動物を追ったドキュメンタリーもいろいろあります。逆にウィルスなど細菌、細胞は小さ過ぎて空想もしにくいでしょう。
ハチはその点、「ちょうどいい」小ささかもしれません。それに、ミツを「運ぶ」働きバチは荷を「運ぶ」トラック運転手に通ずるものがあるでしょう。
また、毎日コツコツ働く自分の姿と重ね合わせることもできます。さらに昆虫観察が趣味だと、より楽しい空想になります。

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ミツを運ぶミツバチ

7. 初心に返る

喉元過ぎれば熱さも忘れると言うように、昔の記憶は薄れがちです。
トラック運転手になりたてのころは、今よりもっと安全運転に真剣だったかもしれません。1つ1つの作業に対しても一所懸命だったかもしれません。
経験を重ねると、効率的な作業を覚えます。それは大事なことです。しかし、気持ちだけでも初心者だったころのことを思い出せば、また謙虚に、つまりより真剣に仕事に取り組めるのではないでしょうか。
後輩の気持ちを想像することもでき、職場の人間関係もより円滑になるかもしれません。

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8. 政治家になったつもりになる

空想は、より非現実的だと楽しいものとなります。
空想世界の中で政治家になって「世の中を良くするにはどうしたら良いか」を考えてみましょう。決して「上級国民」とは言われないトラック運転手は、いわば庶民の代表として、本当に庶民のためになる政治を行えるかもしれません。
また、自ら「世の中を良くする政治家」を考えることで、選挙のときにもより良い政治家を選べるようになるでしょう。
政治家は国や地方に貢献する仕事ですし、トラック運転手も社会に貢献する仕事なので、両者には大きな共通点があると言えるわけですし。

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ありがちな政治家のイメージ

9. 答えのない問題の答えを考える

トラック運転手の中でも長距離トラックの運転手は勤務時間も長くなっています。
ハンドルを握りながら空想するにしても、休憩時間に空想するにしても、長時間かかる「空想のネタ」が必要かもしれません。
そんなときは「答えのない問題の答えを考える」ことをオススメします。例えば「ケネディ大統領暗殺の真相」とか。実行犯だったオズワルドの単独犯行説から、マフィアがらみだったとか、政府が背後にいたとか、果てはUFOがらみで政府による口封じだったとか、陰謀説まで出ています。
何しろ答えが出ていないのですから、空想も尽きないでしょう。
空想で自分なりの説が出てきたら、小説化してベストセラー作家になれるはず、というところまで空想の羽を広げましょう。
もちろん、アレコレ考えるにはそのベースとなる事実の把握が必要です。ケネディ暗殺に関する書籍はいろいろ出ていますし、ネットで検索してもいろいろ出てきます。休憩時間の暇つぶしにうってつけかもしれません。

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暗殺犯は…?

10. 地底探検

トラック運転手らしく、ハンドルを握っているという状況を生かした空想もしてみましょう。
例えば、ドリルで掘削しながら地中を走行する地底戦車を操縦する地底探検なんかも良いのではないでしょうか。宇宙探検などに飽きたという人にオススメです。
地中ですから、周囲が暗い夜とか、トンネルが多い峠道を走るとき向きでもあります。
ちなみに、世界にはジュール・ヴェルヌの「地底旅行」とか、エドガー・ライス・バローズの「地底世界ペルシダー」といった地底探検冒険小説があります。特に「地底世界ペルシダー」は地底戦車で地中を行くので、大いに参考になるでしょう。
ただ、ハンドルを握っているときはくれぐれも安全運転をおろそかにしてはいけません。

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トンネル

終わりに

念を押しますが、安全運転の邪魔にならないよう、空想に集中し過ぎないように注意してください。

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注意!

トラックドライバーのイライラ

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イライラがたまった人

トラックドライバーに限らず、あらゆるドライバーにイライラは禁物です。
それは別に「イライラするのは体に悪いから」なんてことではありません。
いえ、それもあります。イライラするのは、つまり何かしらのストレスを抱えているからです。そのことが分かるので、イライラするということはやはり人が自分の身を守るための本能の働きなのかもしれません。
それはともかく、人はイライラすると冷静な判断力を失って、危険な行動に出てしまうことがあります。車の運転には絶えず交通事故の危険がありますが、イライラすることでこの危険が増してしまう可能性も高いわけです。こりゃやはり、特に運転中はイライラしないに越したことはありません。
しかし、運転中は運転に神経を集中させているだけに、精神的に緊張状態にあります。これがストレスになり、イライラしやすい精神状態でもあるのです。
そして道路上は、そんなドライバーをさらにイライラさせる、つまり自分の意志では制御できない、さまざまなことが起こります。そのため、放っておくと余計イライラがつのります。
運転中にイライラがつのると、キレやすくなります。攻撃的になります。攻撃的になると、それが危険運転につながるってこともあります。危険運転は、もちろん交通事故を起こしかねません。交通事故を起こさないまでも、警察に捕まるかもしれません。
ハンドルを握るからには、まずは「イライラは禁物」と肝に銘じましょう。

1. 雨

トラックドライバーにとって、は晴れの日よりも厄介です。視界は悪くなり、荷を濡らす危険が出てくるからです。
人は自分の思い通りに行かないことが重なると、イライラします。中には、1つでも思い通りに行かないと感情を爆発させる人もいます。そんな人は周囲から「赤ちゃんみたい」と思われますが、そう思われるのでますます感情的になります。始末が悪いです。
それはともかく、雨は自然現象なのでもちろん自分じゃ何ともできず、イライラしない人でも憂鬱にはなります。
ただ、雨が降らないと水不足になって大変です。そんなことを考え、心を落ち着かせましょう。

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雨は厄介

2. 渋滞

ドライバーにとってイライラの一番の原因かもしれないのが、渋滞です。
とにかく、出したいスピードを出せないのですから。本来、10分で着くような距離を進むのに30分くらいかかってしまいます。ヒマで他に何もすることがなく、ヒマつぶしにドライブでもしようと思って車を走らせている人だってイライラしますから、決められた時間までに荷を届けなければいけないトラックドライバーのイライラは並大抵ではありません
だからこそ、なるべく渋滞を回避するような工夫、渋滞にハマりそうになったら、それを回避する抜け道や裏道の情報が大切になるのです。
そうした工夫や情報があっても、ハマるときにはハマってしまうのが渋滞の恐ろしさです。確実に時間に遅れそうだと分かったら、早めに自分の会社なり、届け先に連絡を入れましょう。そうして腹をくくれば、イライラも収まるはずです。

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渋滞はしんどい

3. あおられる

道路ではいろいろな人がいろいろな事情で車を走らせています。中には、こちらから見ると「あおってきている」と感じられる運転をする人もいます。
明らかなあおり運転にも遭遇する可能性もあります。イラっとするどころか、恐怖を感じることでしょう。
ちなみに、あおり運転をした人がたまに「こっちのほうがあおられた」と主張し、あおり運転の被害者に対して「あいつのほうが悪い」だなんて言ったりしますが「あおられたらあおっていい」なんて法はありません
危険なあおり運転をされたと思ったら警察に通報しましょう。
ただ、周囲の車のちょっとした「場の空気を読まない運転」に、あおられたと感じてイラっとすることは、それほど珍しくはありません。
乱暴な言い方ですが、イチイチそんなことにイライラしないでください。トラックドライバーなら、トラックという大きな車に乗っているのですから、多少下手に思える周囲の車の運転にも「かまへん、かまへん」と寛容になり、少し大きな気持ちでハンドルを握りましょう

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恐怖を感じる

4. 自転車やバイク

車の流れを意に介さないKYな運転にもイラっとしますが、同じくイライラするのが車道を走る自転車やバイクです。
自転車は車道を走るとき、1台の車として走るのではなく、車の脇を走ったりします。多くのバイクは、きちんと1台の車として走りますが、スピードが出ないスクーターなんかは、自転車みたいに車の脇を通ることもあります。
2輪車はとにかく不安定に見えて、いつ倒れてくるかも分からないという不安な気持ちにさせつつ、車の横を走るので、本当にイラっとします。
渋滞で、車が思うように進めないときなど、平気で車の脇を走り抜けていくのも、かなりイラっとします。
自転車に乗る人やスクーターに乗る人が交通マナーとルールを守るような法整備ができるまで、辛抱強く待つしかありません。くれぐれも自警活動は行わないように

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車道を行く自転車

5. 前の車がノロノロ

渋滞というわけでもないのに、ノロノロ運転する車が前方にいると、思うようにスピードを出せない原因をつくっている相手がすぐ目の前に見えるだけに、イライラも募ります。
そんなときに限って追い越せなかったりすると、余計にイライラします。法定速度を律儀に守っているからノロノロ運転になってしまっているならまだしも、法定速度より遅く、しかもだからと言って、逆に法律違反なほど遅くもないときは、イライラどころか怒り心頭です。
けど、やはり怒りに任せて危険運転をしてしまっては、やはりこちらが負けです。何とか違う道に抜けるか、工夫して冷静に状況を打開しましょう
また、身軽な車から見ると、荷を積んだトラックは「何でノロノロ運転しているんだ!」と怒りを向けられがちです。もちろん、トラックドライバーは荷を安全に運ぶために、仕方なくノロノロ運転をせざるを得ないことがあります。周囲の車に対して申し訳ない気持ちにもなります。
ですから、他の車に対しても寛容な気持ちになりましょう。

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ノロノロ進む

6. トイレが近い

人は、行動が制限されるとイライラが募るものです。
そして運転中は、何かと行動が制限されます。中でも厄介なのが、トイレに行きたくなる事態です。どうしても起こってしまう、自然な生理現象だけに厄介なのです。
尿意や便意と同じく、睡魔も自然な生理現象ですが、睡魔がどうしても収まらないときは車を停めて仮眠を取ることで収めることができます。
しかし、尿意や便意は、車を停めることができても近くにトイレがなければ収めることはできません。そして、見つけたいときに容易に見つからないのがトイレというものです。
トラックドライバーであれば、こんなときのために簡易トイレを用意しておきましょう。実際に使わなくても、用意しているという安心感から、イライラは抑えることができるかもしれません。

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トイレが見つからない

7. きついスケジュール

トラックドライバーの仕事は荷を安全に、迅速に届けることです。荷を届ける時間は決められています。時間厳守です。
そのため、トラックドライバーは万難を排して時間を守ろうとします。それでも、ときとして仕事にはさまざまなトラブルも起こります。
荷積みに思った以上に時間がかかることもあります。渋滞まではいかなくても、想定したほどのスピードを出せないくらいに道が混み、そのせいで普段より多く赤信号に停められ、恐らく遅刻はしないかもしれないものの、かなりギリギリの時間に到着することになる、と思うと、なかなか平静ではいられなくなります。
「今日はツイてない」なんて、心の中で不運を呪いたくなります。
もともと、スケジュールがキツいということもあります。
しかし、最近はトラックドライバーの人手不足を解消するため、トラックドライバーの労働環境の改善も進んでいます。そうした取り組みによって、トラックドライバーがキツいスケジュールに苦しまなくてもいい世の中になるよう祈りましょう。

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時間厳守

8. 交通違反を目撃

道路ではいろいろなドライバーがいろいろな事情で車を走らせています。
中には、交通標識を守らなかったり、信号無視をするドライバーもいます。いけないことです。危険です。
しかし、だからと言ってこちらがイライラしてはいけません。間違っても「俺が奴らを罰してやる」なんて「俺様」になってはいけません。
他人の交通違反を見てイラっとするのは実は「俺が我慢して交通ルールを守っているのに、奴らはそれを破ってずるい」という感覚からです。「いや違う、俺の怒りは純粋な正義感だ」なんて言ってもダメです。「うらやましい」をごまかしているだけです。
交通違反を目撃したら「人の振り見て我が振り直せ」です。もちろん、違反が悪質なら警察に通報しましょう。しかし、自分は警察でも裁判官でもないことは忘れてはいけません。

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交通違反はいけませんが

9. 妻とケンカ

道路にはドライバーをイライラさせることがたくさんあります。
しかし、イライラするのは何もドライバーだけではありません。前述したように、人は自分の思うようにいかないとイライラします。そして、自分の思い通りにばかりいかないのが社会生活というもの、人生というものです。
例えば、朝、妻とケンカしてしまって、そのイライラを抱えたまま車を運転することだってあります。
家族は身近な存在であり、多少我がまま言っても平気だと思ってしまいます。それでお互いに自己主張が過ぎると、お互いにぶつかってケンカに発展し、でも出勤しなきゃならないので、お互いに不快感を解消せずに出勤してしまうことになります。日ごろからお互いの気持ちを思いやるようにして、なるべく不毛な争いにならないようにしましょう。
なんて、簡単にはいかないのが夫婦の間なんですけどね。

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夫婦ゲンカ?

10. なんとなく

人が大勢の他人と社会を構成して生きていくには、どうしてもイライラすることがあります。
身内との家庭生活でも同様なので、これはもう避けることはできません。どうしてもそれが嫌なら「貝になりたい」と願うしかありません。
イライラすることが多いので、何も理由が思い当たらないのに、とにかくイライラすることもあるくらいです。
なんとなくイライラするなあと感じたら、平静になれるような、気持ちがリラックスできる音楽を聞くとか、リラックスできる香りをかぐとか、リラックスできるものを食べるといった方法を試してみましょう。
おいしいプリンを食べるなんてのも良いかもしれません。プリンは人を幸せな気持ちにさせてくれますから。

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プリン

交通事故を起こしにくい人

どっちだろう


車を運転する人は誰もが、交通事故を起こしたくない、交通事故に遭いたくないと思っているはずです。思うべきです。
その交通事故の原因はさまざまです。天候や車両の状態にも影響されますが、運転する人の意識が大きく関係します。すなわち、気のゆるみやストレス、体調不良などによって正しい判断ができなくなり、運転を誤って事故を起こしてしまうわけです。
加えて、もしかしたら事故を起こしやすい人、起こしにくい人という、タイプ別に分かれているかもしれません。さあ、あなたはどちら?


1. 車間距離を十分に取る人

よそ見をしていて、前の車が減速したことに気付かず、追突してしまうという「うっかり」による交通事故が意外と多いようです。
もちろん、運転中の「よそ見」は厳禁ですが、それでも前の車が急にブレーキを踏むことは日常にあり得ることです。そんなときでも、あらかじめ車間距離を十分取っておけば、事故を防ぐことができます。
基本と言えば基本ですが、焦っていたり、いつもやっているからという「慣れ」で、車間距離を詰めてしまわないよう、改めて注意しましょう。
日ごろから、しっかりと十分な車間距離を取っている人は、事故に遭うリスクも少なくなります。

車間距離は十分に

2. 両手でハンドルを握る人

自動車教習所で習ったように、ハンドルは両手で握るものです。
片手しか使っていないということは、もう片方の手は何をしているのでしょうか。スマホを操作したり、サンドウィッチでも持って食べながら運転しているのだとしたら危険です。
それとも、何となく片手を遊ばせて、もう片方の手だけで運転しているのでしょうか。しかし、いざというときに片手では、本来発揮できる力を十分に発揮できず、ハンドル操作を誤ってしまうかもしれません。危険です。
もちろん、たまに缶コーヒーを口に運ぶくらいは構いません。それでも気のゆるみは禁物です。
いつも初心を大切にし、ハンドルも両手でしっかり握る人は、いざというときも適切に対処できるはずです。

ハンドルは両手で

3. 気持ちに余裕のある人

焦ったり、イライラすると、冷静な判断ができなくなり、ハンドル操作などを誤る危険が高くなります。そして焦ったり、イライラしてしまうのは、気持ちに余裕がないときです。
人は時間とお金に余裕があれば、気持ちにも余裕が生まれます。それじゃあ、お金持ちは皆、気持ちに余裕があり、焦ったり、イライラしていないのかというと、そうでもありません。お金を持っているはずなのに気持ちに余裕がないように見える人は、時間に余裕がなかったりして、幸福を感じていないからです。つまり、お金持ちだからって幸せになれるとは限らない、というお話です。
それはそれとして、例えばトラック運転手でも、荷の積み下ろしなどの作業をなるべく効率的に行うことで時間に余裕を持たせる工夫をして、気持ちにも余裕を持って運転している人は交通事故のリスクも減らせているはずです。

余裕の笑み

4. いつも冷静な人

運転中、前方に急に障害物が現れると、ビックリして急ブレーキをかけたり、急なハンドル操作をしてしまい、障害物を避けることはできたものの、ガードレールに激突したり、後続の車に追突されたりして、結局被害を出してしまうことがあります。
冷静な人であれば、安全に減速しつつハンドルを操作して障害物を回避できるかもしれません。
もちろん、冷静な人あおり運転危険運転なんかは間違ってもしないでしょう。

クール

5. しっかり休憩する人

疲労がたまると、思考能力がうまく働かず、ハンドル操作などが遅れてしまう危険があります。それで事故を起こしてしまうかもしれません。
また、睡眠が十分ではないと運転中に睡魔に襲われ、運転を誤ってしまうこともあります。
疲労がたまったり、睡魔に襲われたりしないよう、十分な休憩を取る人は、交通事故のリスクも減ります。
ただ、しっかり休憩できるかどうかは、運転手の裁量だけでどうにもできないこともあります。
例えば、トラック運転手は勤めている会社の労働環境、取り引き先のスケジュールに合わせて動かなくてはいけないので、休憩したくてもできない場合があります。
交通事故を減らすためにも、トラック運転手を雇っている会社も取り引き先の会社も、トラック運転手の安全を十二分にも配慮する必要があります。

仮眠

6. 自分を客観的に見れる人

気持ちに余裕がなかったり、感情的な人は、気持ちに余裕があり、いつも冷静な人に比べて交通事故のリスクが高いと言えます。
それでは、そんな人は車を運転すべきではないのかというと、そうでもないのです。
車を運転することに対する自分のマイナスな要因を自分自身で理解し、受け止めれば、的確に対処して交通事故のリスクも減らすことはできるはずです。

自分を見つめ直す

7. 謙虚な人

自分を客観的に見て、自分のマイナス面を抑えるには、謙虚でいることです。
逆に傲慢だと「オレ様は運転がうまい」「オレ様が間違っているわけがない」「オレ様が事故を起こすわけがない」などと思い上がってしまい、あおり運転危険運転をしてしまいかねません。
誰もナニ様でもない謙虚に考え、例え、自分から見て変な運転をしているように見える車があったとしても「オレ様が凝らしめてやろう」なんて思わず「くわばら、くわばら。近づかないでおこう」と思って、やり過ごすことです。

実るほど頭を垂れる稲穂かな

8. 危機意識のある人

交通事故のリスクは、道路で車を運転しているすべての人にあります。
だから、車を運転する誰もが交通ルール交通マナーを守り、安全運転に努めなければいけません。
「オレ様が交通事故なんて起こすわけがない」という傲慢も困りますが、「これまで一度も事故を起こさなかったから、今日も大丈夫」という「慣れ」も禁物です。
「昨日までは昨日のこと。今日からまた新しい1日」と気持ちを切り替え、毎日毎日、常に交通事故のリスクを減らすよう安全運転を心掛ける人は、着実に交通事故のリスクも減るでしょう。

備えることが大切

9. 責任感が強い人

交通事故はすべての運転手に起こり得ることです。
また、自動車は軽自動車だろうが、大型トラックだろうが、人や物にぶつかれば、必ず被害が出ます。軽自動車と大型トラックでは被害の大きさは違うかもしれませんが、軽自動車だからと言って被害がゼロというわけではありません
どこかの自動車メーカーが、ぶつかっても車にも相手にも全く被害が出ない車でも開発してくれればいいんですが、実現は難しそうです。
車とは、それほど危険なものなのです。
しかし、「車はそれだけ危険な乗り物」ということをしっかり意識してハンドルを握っているなら、運転も自然とていねいでおだやかになるはずです。「車は危険」という意識を持てるだけ責任感が強い人なら、交通事故のリスクも減るでしょう。

「責任は俺が取る」

10. 想像力のある人

あおり運転危険なだけで誰の得にもならない行為です。テレビのワイドショーなんかでも盛んに話題になって、あおり運転がいかに危険で、とんでもない行為かを訴えた時期がありました。それでもあおり運転が完全になくなったわけではありません。皆さん、たまにはテレビも見ましょう。
想像力がある人なら、そんなテレビ番組を見なくても、自分の行動がどんな結果をもらすかは分かるはずです。車を運転していて他の車の運転が気になっても、今ここでその車を懲らしめるようなことをしても、あおり運転で通報されるか、交通事故を起こすだけだと想像できる人なら、あおり運転なんてしないはずです。
普段、ハンドルを握るとき、安全運転を心掛けないと交通事故を起こすリスクがぐんと高くなると想像できる人なら、当り前のように安全運転できるはずです。

想像してみよう

最後に

世の中のすべての運転手がもっと安全運転を心掛ければ、交通事故は今よりさらに減ります。それでもゼロにはならないかもしれません。しかし、安全運転は、しっかり心掛けるだけの価値があることです。
安全運転を心掛け、ハンドルを握るすべての人が「交通事故を起こしにくい人」になることを目指しましょう。

減らす

タクシー運転手がぜひ用意しておきたいもの

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大工の必需品

タクシー運転手には隔日勤務という、特殊な勤務形態があります。
早朝から翌日のかなりの深夜まで約20時間勤務し、それから丸1日休むというものです。電車やバスの止まった真夜中にもタクシーを走らせるので、かなり稼ぐことができ、多くのタクシー運転手がこの隔日勤務を選択しています。
ほぼ1日、運転手はタクシー車内で過ごすことになります。もちろん、必要があればコンビニなどのお店に寄ることもできますし、タクシーで移動すればどこへでも行けます。
それでも、これをあらかじめ用意しておけば、慌ててコンビニを探す必要もなかったな、とか、これがあったほうが、よりお客さんに快適に過ごしてもらえるな、とか、自分が安心して仕事できるな、といったアイテムがいろいろあります。


1. つり銭

タクシーにお客として乗り、大きなお札しか持っていなくてドキドキした経験がある人もいるでしょう。それとも「タクシー運転手ならおつりなんて用意しておくのが当然だ」なんて思っていますか?
タクシーは営業中は街を走っています。タイミングを逃すと、うまく小銭を確保することもできません。「当然だ」と考えるのは個人の自由ですが、用意できないことがあるのも現実です。現実は受け入れましょう。
しかし、やはりそんなことでお客さんをイラつかせるのは得策ではありません。つり銭はなるべく、できるだけ多めに用意しておくに越したことはありません。
そのためにもつり銭用のバックがあると便利です。

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小銭入れ

2. 地図

つり銭が足りないのも最悪ですが、やはり道に迷うのも最悪です。
幸いにも今はカーナビやらスマホの地図アプリやら、タクシー運転手を迷子から救うアイテムが万全にそろっています。
しかし、念のために紙の地図も用意しておきましょう。特に中高年以上の運転手にとっては、これが一番分かりやすいかもしれません。
とは言え、やはりタクシー運転手として営業エリアの道は隅々まで覚えましょう。そして、道を覚えるためのアイテムとして地図を活用しましょう。

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地図を見よ

3. 臭い対策グッズ

タクシー運転手の使命は、お客さんを安全に快適に迅速に目的地へ運ぶことです。
「快適」は重要な要素なので、タクシー車内を「快適な空間」にしなければいけません。
タクシー車内は密閉空間であり、臭いに敏感なお客さんが多いということもあり、臭い対策は必要です。運転手自身の食後などのケアとして口臭対策グッズ、車内全体のための消臭剤を用意しておきましょう。
大切なのは「臭いを消すこと」です。芳香剤など、運転手が「快適」だと思う香りを使っても、香りには好き嫌いがありますから、使うのは止めましょう。香水も同様です。また、化粧は会社の規定に利用禁止とされていなければ自由ですが、これも臭いには気をつけましょう。

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消臭スプレー

4. エチケット袋

タクシー運転手になるくらいなので、運転手自身が車酔いすることはないはずですが、お客さんの中には車酔いを起こす人もいます。エチケット袋を用意しておくと、お客さんも助かりますし、運転手もその後始末などに手こずらずに済みます。
もちろんエチケット袋を使った後は消臭対策も忘れずに。

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車酔い

5. 白手袋

タクシー運転手はタクシー会社によってユニフォームが決められていることが多いです。
そのユニフォームに、手袋が含まれているところもありますが、手袋のないところもあります。
しかし、タクシー運転手が白手袋をはめていたほうが、お客さんは清潔感を感じて何となく安心します。会社によって白手袋着用が決められていなくても、できれば白手袋をはめましょう。
白手袋にはもちろん、清潔感以外にもいろいろ着用によるメリットがあります。
まず、ハンドル操作時の滑り止めになりますし、感染症対策にもなります。滑り止めとしては、手のひらの側に滑り止め素材が付いているものでなければ効果は期待できませんが、運転手用の手袋には通常、滑り止め素材が使われています。

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白手袋の運転手

6. 軽食

タクシー運転手は勤務中は基本的にタクシー車内で過ごします。
もちろん、休憩ではタクシーから降りて一服したり、飲食店の駐車場にタクシーを停め、店内で食事することもあります。
しかし、お客さんが続き、なんやかんやでタイミングを逃すと、なかなかゆっくり食事もできないことがあります。
そんなとき、せめてちゃんとした食事が取れるまでの「つなぎ」として、ササッと食べられる軽食を用意しておくと「腹が減って力が出ない」なんてことは回避できます。
保存もできるクッキービスケットなどが良いかもしれません。

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クッキー

7. アイマスク

勤務時間の長い隔日勤務のタクシー運転手にも、しっかり休憩時間は確保されています。
公園の横なんかでタクシーを停め、車内で仮眠している運転手を見掛けた人も多いのではないでしょうか。
タクシー運転手にとっての睡魔は大敵ですから、仮眠はとても大切です。しかし、太陽がサンサンと輝く真っ昼間に仮眠を取るのはなかなか難しいという人もいるはずです。
そんな人はアイマスクを着けると、まぶしい日光を遮ってくれて、心おきなく仮眠できるかもしれません。アイマスクの代わりにタオルを目の上に乗せる人もいます。
耳栓も用意しておくと完璧です。

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アイマスクを着けて仮眠

8. 眠気対策グッズ

タクシー運転手をはじめ、すべての職業ドライバーにとって睡魔は大敵です。仮眠はそのために重要ですが、撃退できる睡魔なら撃退したいものです。
そのため、眠気覚ましのタブレット眠気覚ましのガムなどを用意しておきましょう。
しかし、できれば一度仮眠を取り、スッキリしてから再びハンドルを握るほうが良いです。

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風船ガム

9. 救急箱

タクシー運転手自身、そしてお客さんの急な体調変化に備えて救急箱があると便利です。胃薬、目薬などが役に立つでしょう。
あまり使いたくはありませんが、バンソウコウなんかもいざというときに、あればありがたいものです。

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救急箱

10. クッション

タクシー運転手は長時間運転席に座っていることから、同じ姿勢を長時間続けることになり、血行不良が起こりやすく、そのため、腰痛や肩こりになりやすいとされています。この腰痛、肩こりがストレスになり、または直接的な原因になり、万全な運転を阻むかもしれません。
腰痛対策に、自分の腰にあったクッションを用意しましょう。また、凝った腰や肩の筋肉をほぐす、簡易的なマッサージ機器があると、症状の緩和になるかもしれません。

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クッション

最後に

他にも懐中電灯を用意しておくと、役に立つときがあります。
懐中電灯は夜間、周囲が暗いところでお客さんの足元を照らしたりできます。傘は雨の日、お客さんが濡れずにタクシーの乗り降りができるように使います。
そして何よりもタクシー運転手が用意しておかなければいけないのは、お客さんを安全に、快適に、迅速に目的地まで運ぶぞという心構えです。

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懐中電灯

未経験でも怖がることはないトラック運転手の仕事

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ハードル

トラック運転手はここのところ人手不足状態が続いています。
トラック運転手の仕事は「拘束時間が長くて過酷な労働環境なのに収入が低い」というイメージが広がり、そのため、年収400万円~700万円とも言われる「やればやっただけ稼げる」仕事であり、近年では労働環境の改善も進んでいるにも関わらず、今一つ就職希望者は増えていないようです。
まず、最近は自動車の運転免許を取る若者が減ってきているそうです。運転免許は実際に自動車を運転しなくても、身分証としても使えて便利なんですけどねえ。まあ、身分証としてだけ使うには、少々高額ですが。
トラック運転手の仕事は「意外と稼げる仕事」ながら、いろいろなハードルもあって、その仕事に就こうとする人が躊躇するようになっています。
ハードルの1つが普通自動車運転免許以外の免許の必要です。中型トラックを運転するには準中型運転免許や中型運転免許、大型トラックを運転するには大型運転免許の取得が必要です。
また、そうした専用の免許が必要なだけに、実際、トラックの運転は普通自動車の運転より難しくなっています。ためらってしまいます。
それに「トラック運転手は学歴の低い荒くれ者」という、変なイメージも広がっています。
実際、マナーの悪い荒くれ者の運転手もゼロだとは言いませんが、単に荒くれ者と言うのであれば、教師や政治家にだってガラの悪い人はいますし、それは職業柄と言うより個人的な資質の問題です。
それに実はトラック運転手は、地道に仕事する、紳士的で真面目な人が多いのです。

そのようにいろいろなハードルがあり、就くのを思わずためらってしまうトラック運転手の仕事ですが、案外、そんなにビビる必要はないのかもしれません。というのも、既に長年続いている業界なのですから。


ていねいな人材育成

トラック運転手は長年、人手不足が続いているので、各会社では新人を待ち焦がれています
以前は、会社としては採用時にトラック運転手としての経歴を重視していたようですが、今は未経験者でも採用するようになってきました。
ただ、普通自動車より運転が難しいトラックを運転する仕事であり、しかも荷を安全に運ぶために、よりていねいな運転が求められ、運転するからには交通事故のリスクにもさらされる「かなり特別な専門職」であることには変わりありません。
そのため、安全面を含めた研修などによる人材育成に力を入れる会社も増えています。また、未経験でトラック運転手としての就職を考えているなら、ぜひきちんとした新人研修を行っている会社を選びましょう
そして新人研修も「トラック運転手は荒くれ者」のイメージから、職人的な「見て覚えろ」の厳しいものを想像するかもしれませんが、会社も、実際に指導を担当する先輩社員も、新人にはできるだけ長く働いてほしいと思っているので、大事に、ていねいに教えてくれます
もちろん、だからって調子に乗って業界を甘く考えていいわけではありませんよ。

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こんな厳しい訓練はありませんが

最初は誰でも緊張する

「トラック運転手は荒くれ者に違いないし、普通自動車より難しいトラックの運転なんて、自分にできるのだろうか?」と、多くの人が最初はドギマギするかもしれません。
しかし、それは誰もが経験する「未知の世界に入る不安や恐れによる緊張」です。未知の世界に入るときに不安や恐れを感じるのは、動物的な自己防衛本能によるものなので、これはある意味、必要です。
この自己防衛本能によって、人類は何世代も生き延びてこれたのです。
会社の新入社員もこの自己防衛本能によって「ここで生き延びるには何が必要か」を察知し、危険を回避したり、必要な知恵を学んでいくのです。
この緊張がないほうが、この先を心配すべきかもしれません。

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緊張のとき

誰でも壁にはぶち当たる

トラック運転手の仕事は過酷だというイメージが広がり、そのためになり手が減っているとも言われています。
その通りで、確かにトラック運転手の仕事には過酷なことがあります。とは言え、過酷なだけではありません
どの仕事もそうです。世の中に「楽なだけで、つらいことや苦しいことが一切ない」仕事はありません。「でも、あの人はすごい楽に稼いでいるように見えるじゃん」と言う人もいるかもしれませんが、そりゃ、他人ごととして見れば、楽そうに見えるかもしれませんが、当人に成り代わってみれば、またどこかの他人が「楽に稼いでいる」ように見えるかもしれません。
また、楽か苦しいかという感じ方には個人差があります。ある人にとっては、テレビタレントは「カメラの前で中身のないおしゃべりをしているだけでお金になる、あんな楽な仕事は他にない」と見えるかもしれませんが、中には「人前でしゃべるなんて苦痛でしかない。テレビタレントになるくらいだったら、毎日狭い部屋で難しい方程式を解いていたほうがずっと楽しい」という人もいるかもしれません。
要は「向き」「不向き」です。
まず、トラック運転手の仕事に「向いている」ことが大前提です。
その上で、つらいことも起こるのが仕事です。これも、誰にでも起こることです。人は「なぜ、自分だけこんなつらい目に遭うのか」なんて思い込むと何もかも放り投げて逃げ出したくなりますが、そのつらいことも誰もが経験すると分かれば、少しは安心するのではないでしょうか。

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ぶち当たる

続けていれば慣れる

トラック運転手の仕事には、確かにつらいこと、苦しいことがあります。過酷な面があります
くどいようですが、それはどの仕事も同じです。
ですが、これもどの仕事もそうですが、続けていれば、うまく仕事する技を覚えます。知識や知恵が蓄えられていきます。これを「仕事に慣れる」と言います。
荷を積んで、いざ、トラックを発進させようというとき、新人のときは荷が崩れやしないか心配で、冷や汗が流れたりしたとしても、何日かそれを繰り返せば、口笛吹きながらでも発進できるようになります。

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口笛

慣れ過ぎるほうが怖い

トラック運転手の仕事は、難しいトラックの運転をしなければならず、最初は緊張もしますが、続けていれば慣れてきます。そのうち、毎朝歯を磨くように、日常の何気ない動作としてできるようになります。
しかし、怖いのはその「慣れ」だったりします。
前述したように「緊張」は自己防衛本能から起こります。緊張によって人は危険を回避できるという一面があります。
この緊張が無くなるということは、危険を回避する術を会得したからではあるのですが、同時に危険を察知しにくくなってもいます。緊張が続いたり、緊張が過度だったりすると、疲労が重くなり、これはこれで安全運転に集中できなくなるので、ある程度の緊張の緩和は必要です。ですが、緊張が無くなり過ぎると、これまた運転にとって危険なわけです。
仕事に慣れてきたと思ったら、また初心に戻り、安全運転への意識を強く持たなければいけません。これは何十年経って、超ベテランになってからも同じです。

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過度の緊張

向き不向きがある

トラック運転手になって数か月経ち、そろそろ仕事にも慣れてきたはずなのに、相変わらず仕事でヘマばかりしてしまう、という人もいるかもしれません。
何に関してもスロースターターという人はいます。多少の失敗は「新しく学ぶチャンス」と前向きにとらえ、努力を続けましょう。
とは言え、トラック運転手の仕事にやりがいも楽しさも見い出せず、つらい気持ちばかりが募ってくるというのなら、転職を考えたほうが良いかもしれません。
それでも、まずは「何がどうつらいのか」を考えてみましょう。それで自分で改善できることは改善を試してみましょう。上司や先輩に相談すべきことは相談しましょう。社外の人に相談してみるのも良いかもしれません。
仕事自体は好きなけど、会社が合わないということもあり得ます。
「合わない」会社に長く居続ける必要はありませんが「今の若いヤツはやはり我慢が足りない」なんて思われるのもシャクじゃあありませんか。

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ゆっくりな人もいます

転職先は多い

トラック運転手として働き始め、仕事はひと通り覚えたはずなのに、どうしてもつらくて仕方ない、と感じる人もいるかもしれません。
就職先が「合わない」会社ということがあり得ます。
そこでトラック運転手という仕事をスパッと辞めて、別の職業を探す選択肢もあります。ですが、就職先が「合わない」だけなら「合う」会社を探すのも1つの選択肢です。
実際、トラック運転手として就職できる会社はいろいろあります。仕事の内容だけではなく、規模や社風なども千差万別です。
今はトラック運転手は人手不足が続いていますから、多くの会社が求人を出しています。会社の選択肢も多い状況になっています。

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スパッと切る

真剣な気持ちが大切

初めてのことには不安や戸惑いも多いものです。ましてや、悪いイメージも広がっているトラック運転手業界であれば、不安があるのも当然です。
しかし、実際は今日も多くのトラック運転手が人々の生活に欠かせない荷を運んでいます。そんなにひどい業界であれば、人々の生活はあちこちに支障が出ていることでしょう。
人々の生活に必要な仕事だからこそ、業界もできるだけ若い人に入ってもらい、長く働いてほしいと考え、必死に職場環境の改善にも取り組んでいます。真剣です。
ですから、トラック運転手になりたいという人が真剣であれば、会社もそれに応えてくれます。真剣な思いには他人も真剣に対応します。
トラック運転手の仕事は交通安全を守り、荷を守らなければいけません。そのための技術や知識は、上司と先輩がサポートしてくれます。大切なのは「長く仕事を続けたい」という真剣さ、責任感です。
これはどの仕事も同じではないでしょうか。

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責任感

不安から楽しさへ

仕事のつらい部分は、続けていれば慣れます。
もちろん、仕事は収入に結びつくからこそ、やりがいも生まれます。しかし、どうせ長く続けるなら楽しまないともったいないです。
仕事に楽しさを見つけると、つらさもそれほど感じなくなります。

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楽しい!