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大型運転免許取得のメリットとデメリット

いろいろ使える運転免許

運転免許を取得しない若者が増えていると言います。
運転免許は「差しさわりのない資格」として、持っていると就職のときも「持っていない」よりは有利になるようですし、またレンタルショップの会員になるときや何かの申請をするときに身分証にもなります。持っていると、それなりに便利なのにもったいない話です。
とは言え、今や何でもダウンロードやら動画配信で済むので、レンタルショップを利用するのも中高年以上という実情もありますけど。
それにまだまだ普及していませんが、身分証としてはマイナンバーカードもありますけど。
そんなわけで、普通運転免許を取得して1年以上経過していないと取得できない大型運転免許を取得する人も減っているようです。
大型運転免許にはいろいろなメリットがあるのにもったいない話です。いやまあ、デメリットもあるのですが。

1. 運転できる車種が増える

当然ですが、大型運転免許があれば、普通運転免許だけでは運転できなかった車を運転できるようになります。
大型トラック、大型ダンプ、大型バスなどです。
さらにけん引免許も取得すればトレーラートラックも運転できます。

トレーラートラック

2. 就職できる職業が増える

大型トラックや大型ダンプを運転できれば、それを仕事とする職業に就くことができます。
たとえばトラックであれば、大型運転免許がなく、中型運転免許までしか持っていない場合、当然ですが中型トラックまでしか運転できません。しかし、大型トラックは中型トラックより大きい分、それだけ多くの荷を積んで運ぶことができます。
中型トラックより多くの荷を運べるということは、それだけ高い給与を受け取ることができます。
ちなみにお客さんを乗せる大型バスを運転するには第二種大型運転免許が必要になりますが、料金を取らないバスを運転するなら大型運転免許だけでできます。

たっぷり稼ぐ

3. 助成金を受け取れる

何よりも仕事で活用できるのが大型運転免許なので、教育訓練給付金制度という助成金を利用することができます。
これを利用すると、自己負担した経費の20%(上限10万円)が支給されるそうです。ただ、後払いなので、まずは自分で支払わないといけません。
この助成金を利用するための受給資格なども定められています。詳しくは厚生労働省かハローワークのホームページを見てみましょう。

出費を抑えられる

4. 大型自動車を運転できる

今さら何をか言わんですが、大型運転免許があれば大型自動車を運転できます
大型自動車は普通自動車に比べて、運転するには高度な運転技術が必要です。その運転が難しい自動車を運転できるのですから、これはすごいことです。
大型自動車はただ大きいだけではなく、多くの荷を運んだり、大勢の人を乗せることができます。普通自動車ではできないことができるのです。それも大型運転免許を持っていればこそ、できるわけです。
大型自動車は運転席の位置も高くて遠くまで見渡せ、しかも大型自動車という大きな機械を自在に操るという爽快感も味わえて、とても気持ちが良いです。

少し高い運転席

5. 自慢になる

大型運転免許で運転できる大型自動車は普通自動車に比べて運転が難しいので、その難しい運転ができる証明としての大型運転免許を持つことは大いに自慢できます。
普通自動車運転免許さえ持っている人が減っている昨今、大型運転免許はなおさらで、そんなレア感も大型運転免許所持の価値を高めます。
SF映画なんかでも、廃墟と化した街で被災した人々を救い、大型自動車に乗せて運ぶのはヒーローです。ヒーローになるなら、それは今です。

ヒーロー

6. 取得費用が高い

そんなメリットのそろった大型運転免許ですが、デメリットもあります。
それは取得費用が結構高額だという点です。
すでにどんな運転免許を持っているかで、かかる費用にも違いがありますが、普通運転免許所持なら30万円から35万円くらいです。
ただ、教育訓練給付金制度という助成金を利用することができますので確認しましょう。
また、たとえば大型トラックの運転手として就職したい場合、運送会社などで採用決定後に大型運転免許の取得費用を一部、または全額支援してくれるところもあります。これもきちんと調べましょう。

費用がかかる

7. 教習期間が長い

大型運転免許を取得するには教習所で教習を受ける必要があります。この場合、普通運転免許を持っている人は約2週間かかります。これもデメリットです。
普通自動車運転免許と同じく「一発試験」に挑戦すると、期間は短くできます。「一発試験」は教習を受けずにいきなり試験を受けに行くことです。費用も抑えられます。
「一発試験」では構内試験で仮免を取り、路上講習を受け、路上試験を受けて取得後講習を受けて免許交付となります。ただ、かなり難しく、合格率は5%くらいとも言われています。

講習

8. 取得が難しい

何しろ大型自動車は普通自動車より運転が難しいので、その運転免許の取得も難しいと言えます。これまたデメリットです。
車体が大きいので死角が多いのが、その理由の1つです。また、曲がるとき、バックするときも普通自動車とは車体感覚が違うので大変です。
とは言え、教習所に通えば、誰でもまず間違いなく取得できると言われています。

とにかく大きい

9. 生活必需品ではない

それほど取得のハードルが高い大型運転免許ですが、当たり前のことながら大型自動車を運転するときに必要となる以外、何の役にも立ちません。なかなか悲しいデメリットです。
運転免許は写真付きの身分証として利用できますが、身分証であれば原付自転車の運転免許があればそれでこと足りますから、何も大型運転免許まで取得しなくてもいいわけです。
それにまだまだ普及していませんが、身分証としてはマイナンバーカードもありますし。

悲しい

10. もったいない

大型運転免許は大型自動車を運転するのに使わないのであれば、何の役にも立ちません。大型運転免許を持っていなくても、大型自動車を運転する必要がなければ何にも困ることはありません
しかし、大型運転免許を持っていれば、大型自動車を運転してできるいろいろな仕事に就くことができます。
その免許を使った仕事に就かなくても、趣味で大型自動車を運転することもできます。
大型自動車を運転することで体感できるさまざまなメリットを享受できます。
こりゃやはり、大型運転免許を取得しないのは「もったいない」と言えるでしょう。

メリットを享受した喜び

中型トラックのちょうど良い魅力

重さが問題


今日も日本中でトラックが走っています。さまざまな荷を運んで生活や経済を支え、社会に貢献しています。
ただ、特に大型トラックは威圧感もあり、「あおってきたら怖い」とか「運転が大変そう」とか、いろいろ妄想してしまいます。とは言え、大型トラックは一度に多くの荷を運べたり、大きな荷を運べたり、大きいからこそのメリットがいろいろあります。
じゃあ、トラックはすべて大型でいいじゃん、となりますが、やはりメリットがあればデメリットもあるわけで、そんな大型トラックのデメリットを補ってあまりもあるのが、中型トラックです。
ちなみに、中型トラックと大型トラックの違いは積載量です。大まかに言うと、中型トラックはいわゆる4トン車で、大型トラックは10トン車です。車体の大きさは、規定では中型トラックも大型トラックも全長12メートル以内なので、実は同じ大きさです。ただ、それは「規定」の話です。
実際にトラックメーカーが販売しているトラックは、中型トラックが全長約6メートルだったり、約8メートルだったりして、大型トラックが全長約8メートルだったり、全長約12メートルだったりします。メーカーが違うと、大きさは同じくらいの中型トラックと大型トラックがあるわけです。
ただ、ここでは中型トラックの大きさは大型トラックより小さいという前提で話を進めます。

1. 小回りが利く

大型トラックより全長が短いので、当然、大型トラックが一度に曲り切らない角も、中型トラックなら曲がることができます。
ちなみに、小型トラックは全長が約5メートルなので、全長約6メートルの中型トラックなら、4トンもの荷を載せることができるのに小型トラックに近いくらいの小回りが利くトラックだと言えるわけです。

小さいと小回りが利く

2. 荷をたくさん乗せられる

中型トラックは大型トラックほどの重い荷を載せることはできませんが、車体が大きいメーカーの中型トラックであれば、かなりたくさんの荷を載せることができます。
たくさん載せても、荷の重さが軽くて最大積載量を超えなければいいわけです。

たくさん積める

3. 威圧感が少ない

中型トラックは大型トラックより少し小さいので、その分、大型トラックほどの威圧感もないと言えます。
大型トラックはその威圧感から、周囲の車のドライバーから邪魔に思われたり、うとましく思われることもありますが、中型トラックは過剰にマイナスイメージを持たれる可能性が低くなるでしょう。

かわいらしいトラック

4. 大型より運転しやすい

車体が大きいと死角が多くなり、また小回りも利かなくなります。少しでも車体が小さくなれば、その分、周囲を確認しやすくなり、小回りも利くようになります。まさしく、運転しやすくなるわけです。
とは言え、安全運転を絶対に守らなければいけないことに変わりはありません。車体の大きさに関わらず、油断しないようにしましょう。

周囲の確認は怠らずに

5. 昔の普通免許なら運転できる

中型トラックを運転するには、中型自動車運転免許が必要です。
ただし、中型自動車運転免許は2007年6月にできたもので、2007年6月1日以前に取得した普通自動車運転免許を所持していれば、中型トラックも運転できます。
2017年6月1日以前に普通自動車運転免許を取得していた人は、トラックドライバーとして就職すると、早く中型トラックを運転することができ、中型トラックの運転によって得られる給与を手にすることができるわけです。

運転免許

6. ちょうど良い

中型の魅力をトラックに限らず、乱暴にひと言でまとめてしまうと「大き過ぎず、小さ過ぎず」ということです。
そしてこれは、トラックにも当てはまるのではないかと言えます。
周囲の車に威圧感を与えて走り、死角が多く、小回りの利かない大型トラックほど大きくはなく、小型トラックよりも大きい荷、多くの荷を運ぶことができます。小型トラックより運転席が高いので、遠くも見渡せます。
まさに「ちょうど良い」のではないでしょうか。

ちょうど良いバランス

7. 高速道路の料金が大型より安い

現実的なメリットとして、高速道路の料金が大型トラックより安いという点を挙げることもできます。
実際、中型トラックで長距離を走る仕事もあり、大型トラックが必要なほどの積載量にならなければ、中型トラックで運んだほうがおトクだったりするわけです。

高速道路

大型トラックの大きな魅力

大きい


今日も日本中のいたるところでトラックが走っています。特に大型トラックは威圧感もあり、「あおってきたら怖い」とか「運転が大変そう」とか、いろいろ妄想してしまいます。
ただ実際は、トラック運送によって生活や経済に欠かせない荷が運ばれていて、まさにトラックが止まれば社会が止まる状況になっています。それだけトラックは社会貢献に役立つ乗り物なのです。
しかし、トラックの魅力利便性だけではありません。

1. たくさんの荷を積める

大型トラックの魅力利便性だけではありませんが、利便性魅力の1つであることに変わりはありません。
大型トラックは荷台のスペースも広く、一度にたくさんの荷を運ぶことができてとても便利です。これが「一度に少しの荷しか運べない」となると、たくさんの荷を運送するには多くのトラック、大勢のトラックドライバーが必要になり、トラックドライバーの人手不足が続いている中、物流に支障をきたすことになり、また何台ものトラックが走るとなると、燃料費も膨れ上がります。
それが荷をたくさん積める大型トラックなら、人件費も燃料費も大いに節約できるわけです。
また、荷の積み方を工夫すると、思った以上に積めてしまったりして、思わず大型トラックに感謝したくなります。

たくさん

2. 大きな荷を積める

大型トラックの利便性でもう1つ忘れてならないのが、荷台が広いだけに大きな荷を積んで運ぶことができるということです。こればっかりは、小型や中型のトラックを何台そろえても無理です。大型トラックではないとできないことです。
大は小を兼ねることはできますが、小は大を兼ねることができないわけです。

大きな荷物

3. 乗り心地が良い

大型トラックが「大きい」のは荷台だけではありません。車体そのものが大きく、タイヤも大きく、運転席も高い位置にあります。
運転席が高い位置にあるので、普通自動車に比べて見晴らしが良いです。車体が長い分、カーブを曲がるときも大きな曲線を描きます。そのため内輪差に気をつけなければいけませんが、ゆったり大きく動くイメージです。
運転席に座っていると、何だか気持ち良く感じるはずです。

見晴らしの良い運転席

4. 優越感を味わえる

運転席が高い位置にある大型トラックを運転していると、普通自動車などを見下ろすことになるので、何だか優越感に浸れます。もちろん、だからと言って傲慢になってはいけません。それでも気持ちは良いです。
また、大型トラックは車体が大きい分、死角も多く、普通自動車より運転が難しいと言われています。
難しいだけに、それを自在に操っているとやはり「オレって“デキるヤツ”じゃん」という優越感に浸ることができます。
だからって傲慢になって「オレ様の運転を邪魔するヤツは許さん」なんて思い上がってはいけませんが。

見下ろせる

5. 大きな力がある

大型トラックには威圧感があります。それは大型トラックを外から見たときに感じるものです。
外から見て威圧感を感じたものを、いざ自分が操るとなると、自分がその威圧感を手に入れたような気がしてしまいます。そして大型トラックには「たくさん運べる」「大きなものを運べる」という「大きな力」があります。トラックドライバーもその「大きな力」を手に入れたと感じることができます。
しかし、大きな力には大きな責任をともなうことを忘れてはいけないと、誰かが言っていたような気がします。

力持ち

6. 安定感がある

大型トラックは普通自動車より運転が難しいとは言われていますが、車体が大きいだけに安定感があり、慣れれば運転しやすいとも言われています。
運転席の位置が高くて見晴らしが良いだけに、運転席が広々していると感じることもできます。自分なりに工夫して、より居心地の良い、快適な居住空間にすることもできます。

安定感

7. 安全装備が進化

トラックに限らず、自動車の安全装備は日々進化しています。
歩行者や停止車両を検知して衝突回避をサポートしてくれたり、車間距離を自動制御したり、ドライバーの運転姿勢などを検知する機能まで装備しているトラックもあります。大型トラックでは衝突被害軽減ブレーキの装着が義務化されています。
ただ、大型トラックも寿命が長いので、義務化の前の大型トラックがまだまだ相当走っているようです。

衝突回避

8. とにかく大きい

人は大きなものに憧れを抱きがちです。
子どもが大好きな恐竜や怪獣もそうですし、城を見に行って大きな天守閣に登りたがるのも、何か大きなものにロマンを感じるからかもしれません。
大型トラックは大型機械の1つなので、少し高い位置にある運転席でハンドルを握ると、ふと「巨大ロボットを操縦している」ような妄想を抱けそうな気がします。

巨大機械

若い人にトラックドライバーになってほしい理由

若さはみずみずしさ

政府にも少子化対策大臣がいます。ということは、国家レベル少子化を抑えようとしているはずですが、どうも本腰を入れて取り組んでいるようには見えません。少子化を抑えるには、もっと子どもが生まれるようになることが必要ですが、どうもそうなっていないからです。
少子化が進んでいるので、どの業界でも人手不足に陥っています。トラックドライバーもそうです。
トラックドライバーは現在、高齢化が進んでいます。若い人のなり手が激減しているからです。トラックドライバーはYouTuberのようにテレビに出たりしないので、その魅力が今ひとつ伝わりにくいからかもしれません。女子アナと結婚したりしませんし。
そんなトラックドライバーにこそ、若い人になってほしいのです。

物流業界の重要な仕事だから

2020年4月にコロナ禍緊急事態宣言が出され、日本ではほとんどの経済活動が一時停止しました。その中でも止まらなかったのがトラックドライバーの仕事です。
もちろん、休業した飲食店に食材を運んだり、休止した工場に部品を運ぶトラックドライバーの仕事はその間、止まっていました。
しかし、スーパーに食料品を運ぶ仕事など、生活に不可欠な仕事は止まることなく、動き続けました。それが物流です。そしてトラックドライバーは、その物流を担う仕事です。
コロナ禍によって、物流の重要性が改めて浮き彫りになりました。もちろん、物流には陸上だけではなく、海上や空などもありますが、まさに物流こそ生活と経済を支える、無くてなならない仕事です。
この物流業界に入るのに、多くの若い人は商社なんかに入社するのかもしれません。しかし、トラックドライバーとなって現場を学ぶのも大切です。

スーパーに商品が並ぶのも物流のおかげ

物流業はさらに重要になるから

コロナ禍では物流は止まらず、生活を支えたばかりではなく、Eコマース、巣ごもり消費の拡大で、ますます重要性が増しました。
それなのに人手不足は他の業界同様の現状になっているので、政府も遅かれ早かれ、その対策に乗り出すはずです。
もちろん、効率化をはじめ、物流業界には取り組むべき課題が山積しています。
トラックの自動運転システムの開発、隊列走行、ドローン輸送など、効率化への取り組みはすでに始まっています。
ちなみに隊列走行というのは、複数のトラックが連なって走り、走行状況を通信で共有し、自動的に車間距離を保つ技術です。安全性が向上してドライバーの負担が減り、燃費も向上する技術だそうです。
こうした新技術、新システムの開発と実現には、やはり新しい人材による発想や行動力も必要になります。

ドローン輸送

トラックは進化を続けるから

トラックの自動運転システムの開発も進んでいます。
そこまで行かなくても、衝突回避システム、自動ブレーキなどはすでに自動車への搭載が始まっています。
トラックはさらに進化していくでしょう。新しいシステムや技術を取り入れたとき、柔軟に対応できるのは、やはりベテランよりも若い人です。進化していくトラックは、若い人のほうが乗りこなすのも早く、その分、機能の良さを十二分にも発揮できるでしょう。
さらに未来のトラックは、すべてコンピューター制御になったり、ワープしたりするかもしれませんよ。

自動運転システム

高齢化が進んでいるから

トラックドライバーの高齢化が進んでいます。いわゆる高齢ドライバーが増えているわけです。
高齢になっても仕事できることは素晴らしいことです。
ですが、高齢者の誰もがトラックドライバーの仕事を続けられるわけではありません。トラックの運転は、ある意味、高度な専門的技能を必要とします。それだけにやはり若い人への伝承が必要になります。そうでなければ、トラックドライバーもそのうち、刀鍛冶やタンス職人のような存在になってしまうかもしれません。

ガラス職人

夢がある仕事だから

トラックドライバーの仕事は給与が歩合制になっていることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」と言われています。学歴不問ながら平均年収約400万円で、中には年収700万円超えを実現している人もいるそうです。
おまけにトラック輸送が担う物流の重要性は増し、トラックの進化も続いています。これだけ揃い、輝く未来が待っている職業がトラックドライバーです。
不安と混乱ばかりが世に広められ、夢を見にくい現代ですから、若い人には夢ある仕事を目指してほしいと思うのが人情というものです。

たんまり稼ごう

労働環境の改善が必要だから

トラックドライバーの人手不足は「トラックドライバーの労働環境が過酷だからに違いない」と考えた誰かが官僚にいたらしく、行政の旗振りで「ホワイト物流推進運動」というものが始まっています。
トラックドライバーの仕事にはムダや非効率なところが多いので、物流会社も物流を利用する会社も、当然国民も皆で協力したり、意識を変えたり、仕組みを変えてトラックドライバーの労働環境を改善しようという運動です。
人は長年、その環境に馴染むと、変えたほうが良いと分かっていてもなかなか変えることができません。植木等さんが歌った「分かっちゃいるけど変えられない」は、植木さんの父上が指摘した通り、人間の本質を言い表しています。
だからこそ、そこに「馴染み」のなかった若い人が必要なのです。馴染んでなかっただけに「こうすればもっと良くなる」に気付き、それを発信できるのはやはり若い人でしょう。

旗振り

体力仕事だから

トラックドライバーの仕事は体力仕事でもあります。そりゃ、若い力が必要です。
また、若い人もたまった鬱積をSNSなどでの誹謗中傷で発散させず、体力仕事に精力を注ぎこんで発散させたほうが健全です。

体力仕事

メリットや魅力があるから

何と言っても国を支える重要な仕事であり、トラック自体も進化を続けていて、業界全体が変わろうとしています。いわゆる「夢も希望もある」のがトラックドライバーの仕事です。
それに加えて「やればやっただけ稼げる仕事」なので、トラックドライバーの人生にも「夢と希望がある」と言えます。トラックドライバーにならないのは「もったいない」とさえ言えます。
そしてこれは遠い未来の話ではないのです。なぜって、夢と希望を創り出していくのは、いつの時代も若い人たちだからです。

未来の話?

タクシードライバーのクレーム対応

クレームは頭が痛い

あらゆる仕事には「お客さん」というものがあります。サービスや品物に対してお金を払う存在です。
仕事をする人間にとって、お金はとても大切なので、その大切なお金を払ってくれる「お客さん」をとてもありがたがる風潮があります。
決してそれ自体は悪いことではないのですが、その「ありがたい」という気持ちによって上下関係ができてしまうのはいかがなものかと思います。上下関係は人間関係をいびつにしてしまいます。

それはともかく「お客さん」が存在する仕事には「クレーム」というものもあります。「クレーム」は、お客さんが上下関係を強く意識する仕事である接客業で、特に頻繁に起こる可能性があります。
そんなわけで、接客業でもあるタクシードライバー業界にもクレームが発生します。
もちろん「お客さんもちょっとのことでクレームなんて言わなくてもいいんじゃない」ということではありません。サービスを利用する側にも、クレームを入れる権利があります。
そんなわけで、タクシードライバーにもクレームはつきものです。恐らく、実際にお客さんをムカつかせる、接客のなっていないタクシードライバーも全くいないわけではないのでしょう。
タクシードライバーは安全に、迅速に、快適にお客さんを目的地まで運ぶのが仕事であり「快適に」は大切です。

タクシードライバーもベテランになってくると、お客さんを「快適に」運ぶスキルが向上し、クレームも減ってきますが、特に新人のころは失敗、ミスが多く、いろいろなクレームを受けてしまうようです。
しかし、このクレームを減らしていくことこそ、しっかり稼げるタクシードライバーとなる「道」なのです。


1. 印象に気をつける

タクシードライバーは接客業でもあるので、第1印象が大切です。ドアを開けてお客さんを乗せた瞬間、お客さんに悪い印象を与えると、その後も些細なことでお客さんの中にドライバーに対するマイナスポイントが加算されていきます。やがてそれがクレームともなり得ます。
お客さんに良い印象を与えるには、身だしなみと車内を清潔にし、変な臭いもさせないようにします。そしてドアを開けてお客さんを迎えるときも、にこやかな表情で明るくあいさつをしましょう。

清潔な身だしなみとにこやかな表情

2. コミュニケーションを密に

タクシードライバーへのクレームの原因でよくあるのが、道を間違えたという失敗です。
やはり新人は道にもあまり詳しくないので、緊張もあってつい間違えてしまうようです。
例えば、本来は右に曲がる道をそのまま直進してしまい、自分でも「間違えた」と気づき、ただそれでもその失敗をお客さんに悟られずに何とか挽回しようと焦り、同じところをグルグル回って、結局お客さんに怒られると言います。
これはお客さんとのコミュニケーションが足りないことで生じるクレームです。あらかじめ、お客さんに道順を確認し、曲がるタイミングでも「ここで右折してよろしいでしょうか」などと聞いてから曲がるようにすると、クレームを避けることにもつながります。
お客さんは基本的にタクシー車内で静かに過ごしたいと思っています。しかし、必要なところでは随時コミュニケーションを取りましょう。そうして、できるだけ気持ちの「行き違い」をなくすことで、クレームを回避できるのです。

コミュニケーションが大切

3. 同僚や先輩とのコミュニケーションも

タクシードライバーの仕事には、いろいろなトラブルも起こります。経験を積んで行くと、そうしたトラブルにもどうやって対処していけばいいのか、自分で学んでいくことになります。
また、同僚や先輩の失敗談やクレーム経験もできるだけ聞いておきましょう。先輩がクレームをどうやって切り抜けたのかを聞いておくと、自分に似たようなトラブルが起こったときにどう対処すればいいかの参考にもなります。
つまり、同僚や先輩とのコミュニケーションも日ごろから密にしておくのです。

先輩に相談も

4. 冷静に

タクシーに乗り込んで来たお客さんが「とりあえず走って」と、急かすように言うことがあります。また、目的地を言って「とにかく急いでくれ」と指示することもあります。
お客さんがいくら急いで焦っていても、タクシードライバーが同じように焦っては交通事故にもつながります。お客さんの言葉通りに急いで、それで法定速度を超えた違反運転をしてもいけません。
タクシードライバーとしてはあくまでも冷静に仕事をしましょう。
「とりあえず走って」と言われたら、まずはその通りにタクシーを発進させ、その後は曲がり角ごとに「真っすぐでいいですか?」などと行き先をこまめに確認していきます。
「急げ」と言われた場合も、極力お客さんの要望に応えつつ、交通ルール、交通マナーを守って安全でていねいな運転をしなければいけません。

クールに

5. ハッキリていねいに話す

クレームを避けるのに一番大切なのは、お客さんとのコミュニケーションです。それは恐らく、あらゆる職業、仕事で言えることでしょう。
タクシー車内でのコミュニケーションで重要なのは、お客さんの意志の確認です。お客さんが望む場所に向かっているのか、そしてお客さんが快適に過ごしているのかをタクシードライバーが把握しなければいけません。
タクシードライバーがお客さんの意志をはっきりとつかみ取れていない場合は、それを伝えてもらう必要があります。もちろん、お客さんが最初に伝えた目的地がハッキリと分からない場合は、それもしっかりお客さんに聞き返さなければいけません。分からないままでタクシーを走らせていると、それがクレームの原因になります。
お客さんに尋ねたり、話しかけるときは、ハッキリていねいに話しましょう。それが「コミュニケーションを密にする」ことです。
特に新人のときは仕事にまだ慣れていなくて、小さい声で話しかけるなど、いかにも「自信がない」という態度になってしまうかもしれません。しかし、お客さんにとっては新人かどうかは関係ないことです。研修を終えてタクシードライバーとしてデビューしたからには、しっかり「ハッキリていねい話す」ことを心掛けなければいけません。新人だから分からないことがあっても「すみません、新人でまだ分からないので、お教えください」と、ていねいに話せば、お客さんも分かってくれます。

自信にあふれた顔

6. 快適な車内空間づくり

タクシーに乗るお客さんは、目的地まで快適に過ごしたいと考えています。
タクシー車内が汚れていたり、変な臭いがしたり、寒すぎたり暑すぎては快適とは言えません。それはクレームの原因にもなります。
車内を清潔に保つのはもちろんですが、エアコンを使うときはお客さんに「エアコンが効き過ぎていませんか」と聞き、適宜調整していきましょう。

エアコンは適切に

7. 素直に謝罪

誰もクレームは受けたくありませんが、誰もが失敗やミスは起こします。そんなときは、まずは素直に謝りましょう「でも」とか「だって」とか、下手に言い訳や弁解をすると、かえって相手の怒りに火をつけ、クレームが大きくなることもあります。
クレームの中には理不尽な「難くせ」「言いがかり」と言えるようなものもあります。それでも、まずは謝るのが得策です。
もちろん、蹴る殴ると、相手が暴力に訴えてきた場合は警察に通報しましょう。それとこれとは話が別です。

謝罪

8. 1人で抱え込まない

クレーム対応は、入社するときの研修などである程度のことは教わります。タクシードライバーは、基本的に1人で仕事をしますが、個人タクシーのドライバーでもなければ、会社の社員には変わりありません。決して「1人」ではないのです。
クレームを受けたら、どう対処すればいいか、先輩や同僚に相談してみましょう。
また、会社には「運行管理」という担当者がいます。会社が責任を問われるようなクレームに関しては、運行管理にそのクレームをゆだねることができます。

会社では1人ではありません

9. スキルと情報を大切に

タクシードライバーが受けやすいクレームは「道を間違えた」とか「遠回りしたんじゃないか」といった「タクシーに乗ることでの便利さ、つまり迅速に目的まで着けるメリット」を損なうことで起きがちです。
このクレームを無くすためには、道を覚え、また渋滞などの情報を早くつかむことです。
「運転が乱暴」ということもクレームになりますから、タクシードライバーとして知識を蓄え、技術を向上させることも大切です。もちろん接客術の向上も必要です。
そうやって経験を積み重ねていくと、さまざまなトラブルを回避する術も身に着けていくはずです。

上を目指す

10. ピンチをチャンスに

「ピンチをチャンスに」はいろいろな仕事で言われる言葉です。危機に陥ったときに、そこに業績を伸ばすきっかけになることが見つかるかもしれないので、そこでお手上げ状態にならないで、工夫と努力を怠らず、前向きに事業を進めようということでしょうね。
タクシードライバーも同じで、ミスや失敗からはなるべく多くを学び、自分の仕事に生かすことが大事です。クレームの中にも、自分を成長させてくれるきっかけがあるかもしれません。

チャンスだ!

増えつつあるのに一気には増えない女性トラックドライバー

トラ

トラックドライバーはこのところ人手不足が続いています。
日本中、多くの業界で人手不足が深刻化していて、そのため、多くの企業が女性の活躍推進だの高齢者雇用、障がい者雇用、外国人雇用に取り組み始めています。
トラックドライバー業界でも、国土交通省が2014年から「トラガール促進プロジェクト」をスタートさせ、女性のトラックドライバーを増やす取り組みを始めています。実際、女性にも働きやすい職場環境を整え、女性ドライバーを積極的に採用している企業もあります。
しかし、それでも劇的に女性トラックドライバーが増えたかというと、実はそうでもありません。

1. 「男の仕事」というイメージ

トラックドライバーの仕事は長年「男の世界」でした。
というか、世の中の職業のほとんどが「男の世界」だったわけです。長年、外で働くのは男性の役割と決められていました。
男女雇用機会均等法もあって、法整備の面ではそういった役割分担はなくなったはずですが、人の気持ちの中に長年培われた男女の役割分担は、そう簡単に消えるものではありません。
そんな古臭い役割分担を消し去るためにも、多くの女性にトラックドライバーという仕事に就いていただきたいものです。

昔ながらの「男の世界」

2. 女性歓迎の会社が少ない

長年「男の仕事」だった業界なので、会社として女性社員を多く迎え入れる設備が整っていないところもまだまだあります。女性用トイレや女性用更衣室などが少ないわけです。
しかし、運送会社などでも長年の人手不足から女性ドライバーを増やそうという試みを始めるところが増え始めていて、女性が働きやすい職場環境を整えています。そうしなければ生き残れない時代でもあります。
また、女性トラックドライバーばかりを採用する会社も出始めています。

女性の活躍を推進する職場

3. おしゃれができない

これは偏見ですが、多くの女性が強く関心を持つのは「美容とおしゃれ」です。そして「美容とおしゃれ」に強く関心を持つ女性は、できれば「おしゃれな会社」「おしゃれな仕事」に就きたいと願っているのではないかと思われます。
一方、トラックドライバーは基本的には「おしゃれ」「美容」とはほとんど関係ありません。トラックドライバーは作業服、安全靴などの格好で働くことが多いですから。
しかし、トラックドライバーの仕事は基本的に1人で行います。パーティドレスやハイヒールでトラックを運転するのは安全運転の妨げになるので避けなければいけませんが、アクセサリー類は身に着けることもできます。それは他人が見ていないからこその利点です。
もしかしたら、一般的な企業の事務職よりおしゃれはできるかもしれません。企業によっては、なかなかダサい制服を着なければいけないところもありますから、そこよりはマシです。

トラックドライバーに向かない格好

4. おしゃれなイメージがない

くどいようですが、あえて偏見まみれで言うと、多くの女性が強く関心を持つのは「美容とおしゃれ」です。そして「美容とおしゃれ」に強く関心を持つ女性は、仕事中におしゃれができないとしても、せめて同窓生に仕事のことを話すとき「おしゃれ」と思ってもらえるような職業に就きたいと考えます。たとえば「デザイナー」とか「カウンセラー」とか「アドバイザー」とか「コーディネーター」とか「ディレクター」とか、カタカタ職業が多いです。
カメラマンはもともとカタカナ職業ですが、「フォトグラファー」なんていうと「オサレ感」が増します。
トラックドライバーもカタカナ職業には違いありませんが、聞いたほうは決して「おっしゃれー」とは思いません。

フォトグラファー

5. 運転に興味が薄い

まだまだ偏見まみれで繰り返しますが、多くの女性が強く関心を持つのは「美容とおしゃれ」です。
女性の関心ごとのランキングにおいて、そもそも「車の運転」は決して上位にきません。第一、若者の興味ランキングでも下位に脱落していて、近年、若者の車離れが進み、運転免許を取得しない若者も増えているそうです。
そんな中、運転免許の取得が不可欠なトラックドライバーのなり手が多いはずもありません。悲しいことです。

車の運転

6. 運転が難しそう

そもそも運転免許の取得に興味の薄いのが今の若者たちです。
いろいろな車の中でも運転が難しいと言われる大型トラックの運転に手を出す若者はさらに少なくなるのも仕方のないことかもしれません。
しかし、最近は自動車メーカーも新しい機能の開発に躍起になっています。「運転が難しい」と言われた大型トラックも、やってみれば案外簡単に運転できるかもしれませんよ。

案外簡単

7. 仕事が激増

インターネットのショッピングサイトで商品を購入する人が増えていくにつれて、商品発送を担う運送会社の仕事量も多くなっていきました。加えて、フリマアプリの利用者も増え、商品発送を担う運送会社の仕事量はさらに増大していきました。
その結果、既存のトラックドライバーの数だけでは仕事量を裁けなくなりました。増えた仕事量の分、人手も増えれば問題はなかったのですが、増えなかったので、仕事量に比べてトラックドライバーの少なさが際立ってしまったわけです。
実際、女性トラックドライバーは「一気には増えてない」わけですが、その「増えていないこと」が増大した仕事量によって目立ってしまったのです。

大量の荷物(イメージ)

8. 体力仕事

トラックドライバーの仕事は体力仕事と言われています。荷の積み下ろしが手作業の場合は腕力も必要になりますし、長時間、運転しているだけでも結構疲れます。
しかし、女性とは昔から「か弱い存在」と思われてきましたし、それで体力仕事であるトラックドライバーに女性は向かないと考えられてきました。
でもそれは単なるイメージです。体の構造上、男性ほどの腕力のない女性も多いですが、それでも女性はたくましいものです。
また、トラックドライバーの仕事にも腕力をあまり使わない仕事もあります。

たくましい

9. おしゃべりできない

これまた偏見ですが、多くの女性は「おしゃべり」が好きです。しかし、トラックドライバーの仕事は1人が基本であり、運転するときは通常1人きりです。おしゃべりの相手は周囲にいません。
とは言え、他の職場もそれほど雑談ができるわけではなく、トラックドライバーだけが特別「おしゃべりできない」職場というわけではありません。
また、今やスマホが普及していて、トラックドライバ―でも休憩時間には友人知人と話すことはできますし、LINEのやりとりも可能です。
それにセールスドライバーなど、トラックドライバーの中にも人と接することが業務に含まれている仕事もあります。

スマホでいつでも誰とでもつながる

10. 古い価値観

女性たちがトラックドライバーという仕事にあまりチャレンジしようとしないのは、古い価値観に縛られているからかもしれません。
「男の仕事」「おしゃれじゃない」「運転が難しそう」もすべて古い価値観によるイメージかもしれません。その古い価値観を変えるのは、もしかしたら「あなた」かもしれないのです。

古い壁を壊す

最後に

結局、男性のトラックドライバーも一気にグンと増えたりしていないので、女性ドライバーだけが増えていないわけではないのです。やはり、男性でも女性でも、どちらも増えてもらわないといけないのですが。

男性も女性も

トラックドライバーの仕事の種類

じっくり考える

トラックドライバーには、実はいろいろな種類の仕事があります。
仕事の大半が「トラックの運転」であることに変わりはありませんが、運ぶもの、運ぶ距離、運転するトラックの大きさがそれぞれ違いますし、運転免許以外の資格が必要な仕事もあります。
トラックドライバーになろうと決めたら、次に「どの仕事にしようか」を考え、準備を進めましょう。
また、同じ仕事でも会社によってもいろいろと違う点があります。会社選びも納得いくまで、じっくり考えたほうが良いかもしれません。


1. 長距離

トラックドライバーと言われて、多くの人が想像する、典型的なトラックドライバーの仕事、それが長距離トラックです。
1日では往復できない遠い地域まで荷を運ぶ仕事です。出発すると2~3日、長いと1週間くらいは戻れません。
それだけの距離を行くので、小さいトラックで少しだけ運ぶのは経済的ではなく、ほとんどの長距離の仕事は大型トラックを使います。運転には大型運転免許が必要です。
さらに大量の荷を運ぶ場合はトレーラートラックを使います。その場合、けん引免許も必要になります。
遠い地域に行くので、時間的に余裕があれば、観光名所の景色を楽しんだり、ご当地グルメを味わうこともできます。ただ、あまり時間的余裕はないようです。
また、基本的に車中泊になります。それだけ過酷な面もあるので、給与は高くなっています
それに、あまり人と接したくないという人にはうってつけかもしれません。

ご当地ラーメン

2. 中距離

日帰りできるくらいの地域に荷を運ぶ仕事です。使うトラックは中型トラックであることが多いです。運転に中型運転免許が必要です。
基本的に日帰りできる距離ですが、深夜便という仕事もあります。夕方や夜の時間帯から早朝までが勤務時間になります。生活のリズムを合わせたり、昼便の仕事をするときにはまた生活のリズムを調整しなければいけないので大変と言えば大変です。ただ、大変な仕事のほうが収入は上がります
そうした細かい内容は会社によって違ってきます。

深夜便

3. 引っ越しトラック

引っ越し会社に就職して引っ越しトラックのドライバーとして働く人もいます。
「引越しドライバー」とだけ求人に載っている場合もありますが、ドライバーとして運転だけしていればいいのではなく、必ず引越し作業もしなければなりません。そのため引越作業員兼ドライバーという言い方が本当です。引越し作業員全員がトラックを運転するわけではなく、作業専門のスタッフもいますが、ドライバーは基本的に作業員を兼任します。
トラックドライバーの中でも、特に筋力、体力が必要です。家財道具一式、衣類やら食器やらをすべて、家1軒の中身を丸ごと、別の家に移動させるのですから。
ただし、もちろん1人でやるのではありません。少なくとも2人、多ければ十数人で取り掛かります。また、3月、4月の繁忙期にはアルバイトも総動員されます。
多くのトラックドライバーは孤独な仕事ですが、引越しドライバーはチームワークが基本です。
ドライバーとしては大型トラック、中型トラック、小型トラックなど、荷物の量などによってトラックを使い分けることがあります。
また、長距離の引越しもありますし、中距離、近距離の引っ越しもあります。
引越し作業員にお茶代を渡してくれる風習が残っている地方もあります。また、女性の引越作業員兼ドライバーも増えているそうです。

引っ越し?

4. 食品輸送

食品輸送の仕事には、大きく分けて3つのタイプがあります。
1つはドライ食品輸送。ドライと言っても乾燥食品ということではなく、常温で管理できる食品のことで、スナックなどのお菓子や乾麺、カップ麺、缶詰、レトルト食品などがこれです。ドライ食品は運送に際しての管理も難しくありません。
それからチルド食品というものがあります。0℃~5℃以下での保存、管理が必要な食品で、冷凍車、冷蔵車を使います。具体的には、総菜、生鮮食品、食肉、チーズなどの乳製品、野菜、果物などがこれに当たります。
食品が外気に触れると品質低下を招いたり、燃料費が余計にかかるので、取り扱いには注意が必要です。
そして3つ目が冷凍食品です。アイスクリームや、文字通りの冷凍食品、それに精肉、魚など、マイナス18℃以下で保存、管理するものです。
もちろん冷凍車を使いますが、輸送にはマイナス30℃の庫内温度が必要とされます。厳しい温度管理が求められ、温度経過グラフを納品先に提出しなければならないこともあります。

冷凍食品

5. 液体輸送

液体輸送は、牛乳など液体状の食品や燃料などを運ぶ仕事です。
1個1個荷の積み下ろしをするのではなく、ホースなどで積み下ろしを行うので、それほどの筋力は必要ありません。体力的には楽だと言えます。
ただ、運ぶのがガソリンや毒物、高圧ガスなどの場合、それぞれに応じた資格者の同乗が必要になります。もしくは、ドライバーが資格取得者を兼ねます。
そのため、液体輸送のドライバーはガソリン、アルコール類、灯油、軽油などを扱える危険物取扱者の資格を取得します。さらにけん引タイプのタンクローリーを運転する場合はけん引免許も必要です。
危険物を運ぶので、体力的には楽ですが、精神的にはとてもしんどいです。積み込みや積み下ろしのときも気は休めません。
一方、牛乳だの飲料だの危険じゃない液体輸送は、気はです。体力的にもです。ただ、ガソリンなどの危険物の輸送のほうが、特別な資格が必要な分、少し収入は良いです。
それに、そういう資格を持っているとドライバー以外にも仕事の幅が広がります。

タンクローリー

6. ユニック車ドライバー

ユニック車ってあまり聞きなれない言葉ですが、実際は「ユニックドライバー求む」の求人は少なくありません。
ユニック車とは、クレーンの付いたトラックのことです。ただ、荷台がなく、運転席とは別にクレーンの操縦席がついているのはトラッククレーンと言って、また別です。と言いますか、ユニック車はトラッククレーンの中の1種類です。
ちなみにユニックというのは商品名です。このタイプのトラッククレーンのメーカーに古河ユニック株式会社という会社があり、ここのクレーンの付いたトラックが全国に普及し、いつの間にかほかのメーカーの同様のトラックも「ユニック車」と呼ぶようになりました。
ユニック車の運転には、最大積載量によって普通運転免許、中型運転免許、大型運転免許が必要です。
それに加えてクレーンを操作するための資格も必要です。これも吊り上げ荷重によってどんなものが必要になるかが違ってきます。さらにクレーンに物をかけ外しできる玉かけの資格もあれば言うことはありません。
ユニック車を運転しなくても、中型などの運転免許とともにクレーンの資格を持っていると、業界では大きなキャリアアップに役立ちます。
もちろん、クレーン操作というプラスアルファがあるので、収入もトラックドライバーにプラスアルファされると考えていいでしょう。

トラッククレーン

7. 軽貨物配送

軽貨物配送ドライバーは、軽貨物車で運送業務を行うドライバーのことです。軽貨物車とは、いわゆる軽トラックです。
基本的には自分で車両を用意し、陸運局に届け出て黒地に黄色文字の黒ナンバーの交付を受け、業務委託という形で主に運送会社から仕事を請け負います。黒ナンバーの交付を受けると、その車を営業車として使うことができます。
業務委託という形が一般的で、ドライバーが事業主、つまり経営者でもあり、営業マンでもあります。軽貨物車と黒ナンバー、そして運転免許があれば、誰でもすぐに始められます。
軽貨物配送ドライバーの募集広告には「月収50万円以上」といったおいしいコピーも並びがちですが、車の維持費、ガソリン代はすべて自己負担で、事故も自己責任になります。社会保険も年金も、自分の収入から払います。
サラリーマンではありませんから、もちろん有給休暇もありません。朝早い仕事も、深夜の仕事も、断っていたら次の仕事はないかもしれません。
また、どの業界もそうですが、ブラックな業者もいて、悪質に上前をはねるなんてこともあるようです。
とはいえ、個人事業主も立派な「一国一城のあるじ」です。軽自動車とはいえ、軽貨物車は「我が城」となります。
ご存知のように通販の発達で、貨物配送業のニーズは高まっています。運ぶものも軽自動車で運べる、それほど重いものではありません。

軽自動車

8. アームロール車

アームロール車とは、一般名称を脱着装置付コンテナ専用車と言い、コンテナを荷台に乗せたり、降ろしたりできるアームを備えたトラックのことです。ちなみに、アームロール車は商品名です。
アームロール車は、主に工事現場、建築現場、工場などで出る産業廃棄物を処理場などに運ぶのに使われます。荷、つまりコンテナの積み下ろしは機械であるアームが行うので、力仕事はほとんどありませんが、コンテナにシートをかぶせる作業などはドライバーが行います。
アーム操作は運転席からリモコンで行います。アームロール車を使うには、トラック自体の車両総重量によって中型か大型の運転免許が必要になります。
ドライバーの求人の中には、アームロール車のドライバーに関するものもあります。アームロール車の運転には中型か大型の運転免許以外には特別な資格は必要なく、また操作もそれほど難しくはありません。勤務時間もそれほど長くはなりません。
ただ、アームロール車の仕事には、独自のやり方があります。コンテナは後ろから積み下ろしするので、コンテナが置いてあるところまでバックでトラックを付けます。アームでコンテナをひっかけやすい、ちょうどいい位置にうまくトラックを止めるには、ちょっとした経験も必要のようです。もちろん、コンテナを降ろすときも、そこに人や物がないか、十分確認しないといけません。

コンテナ

9. バルク車

粉粒体の運搬に使用されるトラックのことをバルク車と言います。粉粒体とは粉や粒が集まったもののことで、具体的には砂、セメント、小麦粉、トナーなどのことです。
バルク車はその粉粒体を運ぶトラックであり、厳密には粉粒体運搬車と言います。一見、タンクローリーにも似ています。
運ぶのは石灰などの鉱産物、ポリエチレンなどの樹脂ペレット、グラニュー糖などの食品、または飼料などです。
手積み、手下ろしがないのが基本なので、腕力はあまり必要ではありません。トラックの大きさによって中型運転免許、大型運転免許が必要です。
バルク車は特殊な車両なので、これを使う運送会社も粉粒体専門の運送会社であることがあります。また、幅広く特殊車両を持っている会社もバルク車を使っていることがあります。
ちなみにLPガスの運搬に使われるバルクローリーというトラックがありますが、LPガスの取り扱いにはそれなりの資格が必要です。粉粒体を運搬するバルク車のドライバーとは別物だと言えます。

小麦粉

10. ゴミ収集

ゴミ収集に使われるのは、主にパッカー車という、トラックに似た車両で、塵芥車、清掃車とも呼ばれています。一般にはゴミ収集車、業界ではパッカー車、法的には塵芥車と言うようです。ゴミを自動的に荷箱に押し込み、圧縮する装置を備えている機械式収集車のことです。
載せるのは家庭ゴミだけではなく、産業廃棄物、段ボール、新聞・雑誌など、さまざまです。
収集物の積み込み法によって回転板式、圧縮板式、荷箱回転式があります。回転板式は、回転板で収集物をかき上げる方式で、圧縮板式は収集物をプレスしてからかき上げて積み込みます。荷箱回転式は、ドラムを回転させて収集物を巻き込み、荷箱内に積み込みます。
基本的にはトラックの運転と同じ免許で運転することができ、大きさによって中型、大型の免許が必要になります。
求人で「ゴミ収集車運転手」と出ていたら、このパッカー車の運転手のことと思って、まず間違いないです。パッカー車ドライバーと書かれている場合もあります。
上記のようにパッカー車と言っても運ぶものにはさまざまな種類があります。応募する際は求人内容をよく読みましょう。
作業内容も、ドライバーは運転だけして助手が積み込む場合、助手と一緒にドライバーも積み込む場合、1人で運転して積み込む場合、積み込みのほかに仕分けなども行う場合と、さまざまです。
基本的には決まったルートを回るので、残業もほとんどなく、日曜、祝日はきちんと休める職場が一般的です。
求人は民間業者によるものと、自治体によるものがあります。また、自治体から委託されている民間業者も多くなっています。仕事内容は同じですが、自治体の場合、公務員になるので、求人も少ないようです。

ゴミ収集車

11. ルート配送

ルート配送とは、毎日決まった店舗や企業に配送したり、集荷するトラックドライバーの仕事です。コンビニやスーパーマーケットに商品を運ぶ仕事がその代表例です。県をまたいで大型トラックで荷を運ぶ中距離のルート配送もあります。また、軽トラなどを使って近距離内でルートを回る仕事もあります。
毎日同じルートをほぼ同じ時間で回るので、基本的に残業はありません。一度ルートを覚えてしまえば、毎日が同じことの繰り返しです。ルーティンワークが得意な人に向いている仕事と言えます。

スーパーマーケット

12. セールスドライバー

セールスドライバーは、宅配便のドライバーと言うと分かりやすいでしょう。
ただ、仕事は配達だけではなく、荷の集荷、荷を集荷している企業から代金を集める料金回収、宅配業者として契約を結んでもらう営業なども行います。
使うのは小型トラック、中型トラックなどです。必要なのは、それらを運転できる運転免許で、普通自動車運転免許だけしか持っていなくても始められます。
他のトラックドライバーの仕事と違って、料金回収や新規開拓などの営業仕事があるため、トラックドライバーの中でも高いコミュニケーション能力を必要とされます。また、営業ノルマのある会社もあって、なかなかハードです。

宅配便