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もしもある日突然、トラックドライバーじゃなくなったら

SFファンタジー

人は自分の人生をうまくコントロールしようとしますが、人生には思いがけないことが起こったりします。それで多くの人が「おおっ! ラッキー」なんて、想定外の幸運に巡り合ったりもします。
もちろん、だからと言って、昨日までトラックドライバーとしてトラックを運転して楽しくバリバリ仕事していたのに、今日突然、メーカーの営業職になってクレーム対応に追われる、なんてことはあり得ません
そんなことが起こったら、それはもうSFファンタジーの世界です。
でも、もしかしたら、そんな不思議が明日、あなたの身に起こる、かも。


1. 低収入になる

トラックドライバーの給与は歩合制になっていることが多く、一説には「やればやっただけ稼げる仕事」などとも言われ、その恩恵にあずかって有頂天になっている人もいるとかいないとか。トラックドライバーの年収は400万円~700万円だと証言する人もいるようですから。
そんなトラックドライバーじゃなくなってしまうと「今日からどうやって高収入を得ればいいのだ?」と、思わず叫んでしまうのではないでしょうか。

低収入

2. 気が楽になる

トラックドライバーじゃなくなってしまうと、それまでの高収入を得るのが難しくなってしまいますが、悪いことだけではありません。
トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転で、それさえ苦でなければ高収入生活を送ることができますが、仕事中はほぼ1人で孤立感の真っただ中ですし、常に交通事故のリスクがつきまといますし、腰痛や肩こりといった職業病もあります。仕事によっては、とっても長時間勤務だったりします。
トラックドライバーじゃなくなると、孤立感職業病交通事故リスク長時間勤務などから解放され、きっと気が楽になるに違いありません。

気が楽になった人

3. 気が重くなる

トラックドライバーじゃなくなってしまうと、次の仕事を探さなくていけません。誰かの遺産で暮らせる身分でもなければ。
それで見つけた仕事がメーカーの営業職だったりします。特別に資格も要らない仕事だったので、転職しやすかったわけです。
しかし、なってみると、その会社の製品のことを猛勉強しなければいけませんし、営業ですからノルマもあり、また、営業も基本的に1人で外を歩き回る仕事ですが、とにかく歩くので疲れます。それに、訪問先でもていねいに応対してくれるとは限らず、無礼な人もいますし、邪険に扱われることも珍しくありません。毎日細かいことを上司に報告するのも面倒ですし、ようやく契約を取れても、その後もその顧客から時間帯や休日も関係なく電話がかかってきて、電話恐怖症寸前です。
というわけで、気が重い日々が続くようになるかもしれません。

気が重くなった人

4. 腰痛の心配がなくなる

トラックドライバーの職業病と言えば、腰痛や肩こりです。
トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転で、長時間、ハンドルを握ったままの姿勢でいると血行が悪くなって腰痛や肩こりになりがちだと言われています。
トラックドライバーじゃなくなると、こうした職業病から解放されます。腰痛や肩こりを心配する必要は、もうありません。めでたし、めでたしです。

腰痛

5. 不健康になる

トラックドライバーじゃなくなると、だんだん不健康になっていくでしょう。
トラックドライバーに健康は大切です。トラックドライバーは出勤すると体調をチェックし、体調が悪いと判断されるとその日は仕事をできません。
仕事をできないと、歩合制の給与が減りますから、トラックドライバーは日ごろから健康を重視します。
それに、トラックドライバーがトラックの運転中に体調が急に悪化すると、交通事故になりかねないので、普段からトラックドライバーは健康管理に気を使わなければいけないのです。
トラックドライバーじゃなくなると、もう健康管理に気をつける大義名分がなくなります。不規則な生活習慣に陥り、暴飲暴食もしてしまうかもしれません。不健康です。

具合が悪い人

6. 家族との時間が増える

トラックドライバーの中でも長距離トラックのドライバーは拘束時間が長く、1度会社を出発すると2~3日、長いと10日間くらいは家に帰れません。
その間は、たとえ生まれたばかりの赤ん坊がいても、直接会うことができなくなります。
ですからトラックドライバーじゃなくなると、毎日家に帰ることができ、毎日家族と顔を会わせることもできるようになります。めでたし、めでたしです。

赤ん坊と過ごす

7. 人間関係がわずらわしくなる

トラックドライバーじゃなくなってしまうと、次の仕事を探さなくていけません。株の売買だけで生活できれば別ですが。
それで見つけた仕事がメーカーの営業職だったりします。特別に資格も要らない仕事だったので、転職しやすかったわけです。
しかし、なってみると、上司は昭和な古臭いオヤジでうっとうしく、同僚もやっかみねたみがひどく、居心地が悪い職場です。外回りの営業なので、基本的に日中は上司や同僚と顔を会わせずに済むので良いのですが、毎週、営業会議なるものがあって、ここでは嫌でも顔を会わせます。
それに得意先の担当者にも面倒くさい人が多く、とても人間関係がわずらわしくなります。

会議

8. やりがいがなくなる

トラックドライバーの仕事は荷を運ぶことで人々の生活や経済活動を支えます。別にそんな社会貢献をしたくてトラックドライバーになったわけではなかったはずですが、心のどこかで「自分の仕事は社会の役に立っている」という誇りのようなものがありました。
そんなトラックドライバーじゃなくなって別の仕事に就くと、「自分の仕事は本当に社会から必要とされているのか?」と、ふと考えるようになるに違いありません。

社会

9. 仕事を探す

トラックドライバーじゃなくなると、次の仕事を探さなくていけません。マンション経営で暮らしていけるような資産家じゃないですから。
それで次の仕事を探し、例えばメーカーに営業職として就職したりします。
すると、職場の人間関係にわずらわされるようになり、電話恐怖症になりかけ、だんだん不健康になっていき、夫婦間もギスギスしてきて、仕事に対するやりがいも感じられなくなります。
そんなある日、いつものように会社に行こうと、玄関で靴を履いていると、後ろから妻の声がします。「トラックドライバーに戻ったら」

「トラックドライバーに戻ったら?」「何?」

10. 戻る

トラックドライバーじゃなくなると、やはりトラックドライバーに戻りたくなります。トラックドライバーこそ自分の天職だったと、トラックドライバーじゃなくなって初めて気づいたのかもしれません。
トラックドライバーに戻り、安全運転健康管理に気をつけ、腰痛が気になるようになり、家で過ごす時間も減ったものの、人間関係にわずらわされることもなくなり、とにかくハンドルを握るのが楽しく、ちょっぴり社会貢献できていると思える充実感もあり、夫婦仲も円満になるでしょう。
もちろん、たくさん仕事をして高収入も得られるようになるに違いありません。

夫婦仲は円満に

もしも、女性でトラックドライバーになりたくなったなら

「トラックドライバーになりたーい!」

このところ人手不足が続いているトラックドライバーを何とか増やそうと、政府が「トラガール促進プロジェクト」を始めたのが、もう何年も前の話です。
長年、圧倒的に男性社会だった物流・運送業界にドンと女性を取り込もうと言う取り組みです。
トラックドライバーの仕事は「男じゃなきゃできん」というものではありません。現に、トラックドライバーとして活躍している女性はいます。
トラックドライバーは「長時間勤務で過酷」という理由で避けられがちのようですが、「長時間勤務でも過酷でもない」トラックドライバーの仕事もあります。
その上で、仕事は基本的に1人で行うので人間関係によるストレスが少なく、自由度が高い、いろいろとメリットのある仕事となっています。社会貢献度も高いので、やりがいを強く感じることができる仕事でもあります。
そのことに気付いたら、多くの女性がトラックドライバーになりたがるはずです。
もしも、トラックドライバーになりたいなら、早速行動開始です!


1. 求人サイトをチェック

トラックドライバーになりたいなら、まずは求人サイトのチェックです。チェックするなら、ドライバー専門の求人サイトが良いでしょう。
トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類がありますから、自分がどんな働き方をしたいのかを整理して探すと良いでしょう。

チェックする

2. 運転免許を取得

求人サイトで気になる仕事、気になる会社が見つかったら応募条件は必ず確認しなければいけません。
トラックドライバーとして働くためには、大型トラックを運転する仕事なら大型運転免許、中型トラックなら中型運転免許が必要になります。
ちなみに長距離の仕事ではもっぱら大型トラックが使われます。ただ、運転免許も普通より中型、中型より大型と、車体が大きくなるにつれて取得が難しくなります。
また、今は入社後に中型や大型の免許取得を支援してくれる会社も増えました。そのあたりも求人サイトでチェックしませう。
どのみち、せめて入社前に普通自動車運転免許くらいは取得しておきましょう。

運転免許

3. 健康管理を始める

トラックドライバーにとって何よりも重要なのは安全です。
運ぶ荷の安全を守ることも大事ですが、それ以上に大事なのが安全運転です。
そして安全運転のために大事なものの1つが、ドライバーの健康です。体調が悪かったり、病気だったりすると、安全運転に集中できず、交通事故のリスクが高まります。
また、トラックドライバーは体力仕事なので、その意味からも健康は大事です。
健康管理として栄養バランスの取れた食事規則正しい生活習慣十分な睡眠適度な運動を続けましょう。トラックドライバーになってからも続けましょう。

鍛える

4. 仕事の種類をチェック

トラックドライバーの仕事にはいろいろな種類があります。
どっぷり仕事に浸かり、ガッツリ稼ぎたいなら長距離の仕事を目指すと良いかもしれません。とは言え、いきなり長距離の仕事はやらせてもらえませんから、長距離の仕事をいずれはやる前提で、長距離の仕事も近距離の仕事もやっている会社を探すのが良いかもしれません。
もしくは、最初は近距離専門の会社で経験を積み、その後、会社を移って長距離の仕事をするのもアリです。

ガッツリ稼ぐ

5. 自分の希望を書き出す

トラックドライバーとして働くとしても、例えば育児しながら仕事するのなら、勤務時間に融通の利く職場のほうが働きやすいと言えます。
そのように、職場に何を求めるか、自分の希望を把握してから求人に応募する先を探しましょう。

書き出す

6. 再び求人サイトをチェック

職場に対する希望を書き出すと、探す会社がどんな会社なのか、その具体的な要素が見えてきます。
再び求人サイトをチェックし、具体的な要素に沿って会社を探しましょう。

チェックする、その2

7. 気になる会社をチェック

職場に求める具体的な要素から、自分の希望を満たせる会社をピックアップしていきます。
そんな会社がいくつか見つかったら、細かい会社のデータ応募条件仕事内容などを調べ、リストアップしましょう。会社の規模社内の雰囲気社員数労働環境など、細かくチェックすると良いでしょう。
女性トラックドライバーがいるかどうかもチェックしておきましょう。すでに何人か女性トラックドライバーが勤務しているなら、入社後に相談できる先輩がいることになります。1人もいない会社でも、コメントなどに「女性ドライバーを積極的に採用します」などと書かれてあれば、女性が働きやすい職場環境を整えているかもしれません。

すでに女性がいる

8. 気になる求人に応募

就職したいと思える会社が見つかったら、思い切って求人に応募しちゃいましょう。応募先を1つに絞り切れない場合は、数社に応募することです。

行っちゃえ

9. 面接に備える

さあ、いよいよ面接です。
トラックドライバーが勤める運送会社には大企業から中小企業、零細企業までさまざまありますが、たとえ零細企業でも面接では身だしなみはきちんとしなければいけません。
また、事前に職場の雰囲気を知るために、会社を見に行ってみるのも良いかもしれません。

準備

10. 覚悟を決める

面接では緊張しても構いません。緊張して当然です。変にマニュアルを意識して「こう言わなきゃいけない」と思い詰めると、より緊張します。とにかく「働きたい」意欲をしっかり伝えることを念頭に臨みましょう。
もちろん、面接で会社の人の話を聞き、「やはりここでは働きたくない」と思うこともあり得ます。面接はお見合いです。会社と就職希望者がお互いにお互いを知るためのものですから。
採用が決まり、自分の決心も固まったら、「トラックドライバーになる」覚悟をしましょう。

覚悟を決めた後ろ姿

最後に

求人サイトをチェックして会社を探し、面接を受けるという、求人応募の流れは、男性でも女性でも大きな違いはありません。やはりトラックドライバーになるのに、男も女も関係ないということです。

男も女も関係ない

もしも、ある日突然、トラックドライバーになりたくなったら

ふと、ひらめく

人は自分の人生をうまくコントロールしようとしますが、人生には思いがけないことが起こったりします。
もちろん、中には「これまで自分で考えた通りの人生を歩いてきた」と豪語したい人もいるでしょう。しかし、どんな人だって、明日はどんなことがその身に起こるのか、分からないものです。
有名大学を出て有名企業に就職し、母親が近所に自慢話をしたくなるような人生の人も、日々の営業ノルマや上司の昭和なやり方、同僚の無気力で無責任な働き方にストレスを感じ、ふと「これが本当に自ら望んだ人生だったのだろうか。もしかしたら親が望んだことに応えただけで、本当は他にしたいことがあったのでは」なんて考え始める、かもしれません。
そんな毎日を、特に深い考えもなく無為に過ごしていると、ある日突然、突拍子もない考えが頭に浮かぶのです。


1. 求人サイトをチェック

トラックドライバーになりたくなったら、まずは求人サイトをチェックしましょう。ドライバー専門の求人サイトが良いでしょう。
トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類があります。どんな仕事があって、どんな会社があるのか、求人サイトで調べてみることが必要です。気になる仕事、気になる会社が見つかったら、さらにネット検索で調べましょう。
いろいろな仕事、いろいろな会社をチェックするときは、そこで働く自分の姿を想像してみると良いかもしれません。

調べる

2. 運転免許を取得

求人サイトで気になる仕事、気になる会社が見つかったら応募条件は必ず確認しなければいけません。
トラックドライバーとして働くためには、大型トラックを運転する仕事なら大型運転免許、中型トラックなら中型運転免許が必要になります。
今は少子高齢化もあって多くの業界が人手不足になっていて、トラックドライバーも人手不足が続いているので、トラックドライバーの求人は多くなっています。トラックドライバーとして就職するハードルも低くなっています。
昔は、大型トラックの仕事であれば大型運転免許所持者しか採用しなかったものですが、今は入社時、または入社後に大型運転免許の取得を支援してくれる会社も増えました。
それでも、面接時に大型や中型の運転免許を取っておいたほうが有利ではあります。少なくとも普通自動車運転免許くらいは取っておかないといけないと、思ったほうが良いでしょう。

免許は必要

3. 健康管理を始める

トラックドライバーに必要なのは運転免許やる気責任感体力です。
トラックドライバーの仕事は体力仕事でもあります。この体力維持体力向上に必要なのが健康管理です。
昔から「健康だけは自慢だった」という人は良いかもしれませんが、そうでもないなら、トラックドライバーになろうという人は今日からでも健康管理を始めましょう。栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を続けることです。

体を鍛える

4. 仕事の種類をチェック

トラックドライバーの仕事にはいろいろな種類があります。
大型トラックで遠方まで荷を運ぶ長距離トラックの仕事、コンビニやスーパーなど、地域のチェーン店などに商品を運ぶルート配送、いわゆる宅配便を運ぶ仕事など、いろいろです。ひとくくりにトラックドライバーと言っても、仕事によって給与だけではなく、生活のリズム、必要な運転免許など、いろいろ違ってきます。
自分の適性を振り返ってみて考え、どの仕事が一番しっくり来るかを見極めると、働き始めてから「思っていたのと違ってた」と困惑しなくて済むかもしれません。
もちろん、想定外のことが起こって、その想定外がむしろ自分にとってプラスになる、なんてこともありますけど。

宅配便の配達

5. 自分の希望を書き出す

自分の適性を振り返るのであれば、例えば自分が仕事に対して望むもの、好きなことなどを具体的に書き出すと、どんな仕事が合っているか明確になって良いかもしれません。合わせて「苦手なこと」も書き出すと、より明確になるでしょう。
ベタですが「運転が好き」「人付き合いはわずらわしいと思うけど、人と話すのは好き」「できるだけたくさん稼ぎたい」「集中力には自信がある」なんて書き出したら、恐らくトラックドライバーの仕事に向いています

書き出す

6. 再び求人サイトをチェック

ここまで来たら、再び求人サイトを開いてみましょう。
この段階なら、もう具体的にどんな会社でどんな仕事をしたいか、固まった人もいるはずです。自分の志向に合った会社を探すことができるかもしれません。
まだ具体的に固まっていない人も、いろいろな求人を見ているうちに気持ちが固まってくる可能性があります。

検索

7. 気になる会社をチェック

トラックドライバーの仕事内容、トラックドライバーとして仕事をする条件、トラックドライバーが働く会社など、気になることを調べ、分かってきたら、ここらで就職する会社を絞り込んでいきましょう。
仕事内容、応募条件、向き不向き以外にも会社の規模社内の雰囲気社員数労働環境など、細かくチェックすることをオススメします。通勤に便利な場所が良いですし、これを機に引っ越す手もあります。いろいろチェックすることがあるのです。

職場の雰囲気

8. 気になる求人に応募

就職したいと思える会社が見つかったら求人に応募しちゃいましょう。
こういうことはタイミングが大事かもしれません。応募が遅れると求人が終わってしまうかもしれません。どこかブラックめいた会社は従業員が長続きしない傾向にあるので、ひっきりなしに求人を出すこともあり得ますが、人気がある会社だと、欠員が埋まるとしばらく求人を出さない可能性も高くなります。
ただ、タイミングが遅れたことでまた別のラッキーに巡り合うこともあります。人生ってそんなもの。

タイミングを外すと乗り遅れるが

9. 面接に備える

求人に応募したら面接に備えます。
アピールポイントを整理し、清潔な身だしなみも確認して面接に臨む必要があります。その準備をしましょう。
事前に職場の雰囲気を知るために、会社を見に行ってみるのも良いかもしれません。

身なりを整えよう

10. 覚悟を決める

準備ができたら覚悟を固めましょう。もちろん、面接は会社と採用希望者のお互いがお互いを知るためのものなので、会社が「来てほしい」と思ってもこちらが「遠慮します」という結果になることもあります。
それでもできるだけ「ここで働きたい」という意欲を持って面接に臨むほうが良いでしょう。
そして採用が決まり、自分としても「ここで働こう」と決めたら、いよいよ覚悟を固めましょう。
何しろトラックドライバーは責任重大な仕事ですから。

覚悟を決めた顔

もしもトラックドライバーの仕事が楽しくなかったら

楽しい!


「仕事を楽しもう」と主張する人がいます。
もちろん、仕事に対する考え方は人それぞれで、中には「楽しくもないことをやるという我慢を強いられるからこそ、オフの時間が思い切り楽しくなる」と考えて仕事している人もいるでしょう。
どんな考えもアリですが、それを他人に押し付けてはいけないような気がします。
ただ、1日に2時間くらいしか仕事しないでも生活できている人はともかく、人生の多くの時間を仕事に費やしているのに、その多くの時間が「楽しくない」のは、少しもったいないような気もしてきます。
トラックドライバーの中には「トラックを好きだから」「車を好きで、車の運転も好きだから」といった理由もあってトラックドライバーになった人もいるでしょう。
「好きなこと」で生活できるので、もしかするとトラックドライバーの仕事を楽しんでいるかもしれません。
また、特に車を好きでもなく、運転も好きでもなく、ただ生活のためにたまたまトラックドライバーの仕事を選んだ人も多いのではないでしょうか。「仕事は生活のため」割り切って仕事をしているのかもしれませんが、長く続けるのに「楽しくない」としたら、やはり少しもったいないような気もします。


1. 楽しさを探す

ある人にとっては「ずっと続けたい」と思える仕事でも、別の人にとっては「1日も早く辞めたい」と思えるものかもしれません。仕事と人には相性があります。
相性が合えば、その仕事を長く続けることができるでしょう。さらにその仕事に「やりがい」「醍醐味」があれば、仕事に対する熱量が上がり、ミスが少なくなり、効率的にできるようになったり、技量が上がるでしょう。
その上にさらに「楽しさ」があれば、ワクワクしながら仕事でき、人生がとても充実しているような気持ちになれます。
トラックドライバーの仕事の大半は「トラックを運転すること」です。要するに「車の運転」です。「車の運転」なんて、安全に注意しながらも、多くの人がまるで「歯を磨く」ように「実務的」に行っているだけかもしれません。
しかし、想像力妄想力があれば、きっとそこにも「楽しさ」を見つけられる、かもしれません。

探す

2. 会社を移る

仕事と人には相性があります。
同じように会社と人にも相性があります。「トラックドライバーの仕事は楽しくない」と思ってしまっているのは、もしかしたら会社との相性が悪い可能性もあります。
トラックドライバーの仕事はここのところ求人が多く、トラックドライバーを求めている会社はたくさんあります。また、トラックドライバーの仕事は大型トラックを運転するなら大型運転免許が必要であったりする専門技能職です。どこの会社でも経験者は優遇されます。
思い切って別の会社に移ってみたら「職場が楽しい」「トラックドライバーの仕事は楽しい」と思えるようになるかもしれません。

楽しい職場

3. 辞める

会社との相性が良くないかもと感じて会社を移っても、やはり「職場が楽しくない」「トラックドライバーの仕事が楽しくない」という気持ちに変化がないこともあります。面接だけでは相性を見誤ることもあります。
一度であきらめず、また別の会社に移ってみるのも良いかもしれません。そこでダメでも、また別の会社を探すのも良いでしょう。トラックドライバーを求めている会社はたくさんあります。
いくら試してもやはり「楽しくない」と感じるなら、やはりトラックドライバーの仕事そのものとの相性が悪いのかもしれません。スパッと辞めてしまうのも1つの生き方です。

相性が悪い

4. あきらめる

もともと多くの人は「仕事は楽しい」などとは思っていません。楽しくはないけど、辞めてしまうほど苦しくもないので、生活のために続けているという人が多いでしょう。
仕事に「楽しさ」を求めることをスパッとあきらめるのも1つの生き方です。
ですが、子どもが熱中している特撮ヒーローものを何気なく一緒に見ていて「あきらめるな!」というメッセージを受け取ってしまう、なんてこともあるかもしれませんよ。

「あきらめるな」

5. 気にしない

繰り返しますが、もともと多くの人は「仕事は楽しい」などとは思っていません。楽しくはないけど、辞めてしまうほど苦しくもないので、生活のために続けているはずです。
そもそも「楽しいかどうか」なんてことは気にしていないかもしれません。
トラックドライバーの仕事を「楽しくない」と思っても、そんなことは気にせず、ただ毎月の給料を稼ぐことだけを考えて続けるのも1つの生き方です。と言いますか、恐らく多くの人がそうして毎日仕事を続けています。
それでも、何か「やりがい」を感じていることはあるのではないでしょうか。

細かいことは気にしない人

6. 妄想する

トラックドライバーの仕事を楽しくないと思ったら、どこかに「楽しさ」を見つけると仕事が楽しくなり、ワクワクしながら仕事できるはずです。
しかし、探してもどこにも「楽しさ」を見つけられないこともあります。「楽しさ」を見つけることをあきらめ、「楽しいかどうか」を気にしないように仕事を続けるのも1つの生き方です。
1つの生き方ですが、「楽しくない」ことでどうしても気持ちが引っかかるなら、もう現実逃避するしかないかもしれません。すなわち妄想です。
トラックドライバーは基本的に1人で仕事をし、誰かと接して話したりすることが少ないです。ですから、妄想する時間はたっぷりあります。
もしかすると、妄想が仕事時間の楽しみになるかもしれません。ですが、妄想に熱中し過ぎて安全運転がおろそかになってはいけません。

妄想中

7. 趣味に生きる

くどいようですが、もともと多くの人は「仕事は楽しい」などとは思っていません。楽しくはないけど、辞めてしまうほど苦しくもないので、生活のために続けているはずです。
「仕事は仕事。趣味は趣味」とスパッと割り切り、休みの日に趣味など「自分の楽しみ」に思い切り没頭するのも1つの生き方です。「趣味が楽しいから仕事を続けられる」という心境になれば、こっちのもの、かもしれません。
実際、趣味を思い切り楽しむにはお金も必要です。頑張って仕事をしてたくさん稼ぐことで、趣味を思い切り楽しめるわけです。趣味は仕事の大きなモチベーションになります。

趣味は釣り

8. 貯金に専念する

趣味があるから仕事に打ち込めるという人がいる一方、全く無趣味という人もいます。人それぞれです。
むしろ、昭和の時代には趣味が全くなく、その分、仕事だけに打ち込んでいたという人もいたようです。「仕事人間」なんて呼ばれていました。「企業戦士」なんて言葉もありました。それもその人の選んだ生き方なので、他人がとやかく言うことではありません。
仕事でたくさん稼いでも趣味がないので、ほとんど出費がなく、みるみるうちに貯金が増えていくでしょう。貯金額を眺めるのが楽しくなるかもしれません。もしかしから、貯金額を眺めてニヤニヤすることが趣味になる可能性もあります。それはそれで楽しいかもしれません。

たくさん貯まる

もしも、新人トラックドライバーが入社したら

若手?

トラックドライバーはこのところ人手不足が続いています。
政治家の無策のせいで少子化が進んでいて、トラックドライバーも高齢化が進んでいます。若いなり手が激減しているようです。
そんな業界ですから、新人が入社したとしても、40代、50代だったりして、中高年なのに「若手」と言われたりします。


1. 歓迎する

トラックドライバーはこのところ人手不足が続いていますが、通販の普及などによって、会社によって違いはあるものの、仕事量が増えてトラックドライバー1人の負担は増したりしています。
そんなところに若かろうが中高年だろうが、新人が入ったらそりゃもう大騒ぎです。きっと大歓迎されるでしょう。

歓迎

2. 初任診断を受けさせる

運送会社に入社したトラックドライバーは、トラックドライバーとして適性を診断する初任診断を受けることになります。
性格、安全運転態度、危険感受性、処置判断、視覚機能などのテストが行われます。何十年もトラックドライバーを経験したベテランでも、3年以内に初任診断を受けていな場合は、改めて受けることになります。

テスト

3. 仕事を教える

トラックドライバーの仕事は何種類もあり、会社によってもそれぞれ違います。
そのため、経験者であろうと、新しく入社したら、とにかくその会社での担当の仕事を教えます。
特に若く、経験がない新入社員には、せっかく仕事を教えても2~3か月で辞められたりしたら、お金も時間ももったいないので、そりゃもう親切ていねいに仕事を教えましょう。

人材育成にも経費がかかる

4. 安全教育を徹底する

きちんとした会社であれば、新入社員に限らず、全社員に対して安全教育を徹底して行います。安全教育を徹底してこそ、ホワイトで健全な会社と言えます。
ですから、入社を検討している運送会社で安全教育を徹底していたら、その会社への入社を決めても良いかもしれません。あまり安全教育に力を入れてなさそうであれば、入社を避けたほうが良いでしょう。

事故は避けなければならない

5. マナー教育を徹底する

トラックドライバーにとって安全運転は何よりも大切です。口先だけで「安全教育を重視しています」などと言っている運送会社は信用できませんが、マジで徹底している会社は信用できます。
同じくトラックドライバーにとって大切なのが、環境に優しく人にも優しく周囲の車にも優しい交通マナーの遵守です。
新入社員に限らず、全社員に対してマナー教育を徹底している運送会社は信用できます。

マナーを守って行儀よく

6. 信頼してもらう

「社長と言えば親も同然、社員と言えば子も同然」という考え方は古いですが、会社と社員に信頼関係は必要です。社員に対してウソごまかしをするような会社はダメです。
これはトラックドライバーに限ったことではありません。
信頼してもらえないような会社は、社員もさっさと退職してしまうでしょう。トラックドライバーの人手不足が続いている中、やはり社員と会社の信頼関係は欠かせないと言えます。

信頼関係

7. 励ます

トラックドライバーは専門技能を必要とする仕事です。特に未経験で入社すると、仕事を覚え、技能を身に着けた後でも壁にぶち当たります。つまり、技能の向上がストップし、トラックドライバーとして仕事に焦りを感じ始めるわけです。
こんなときは、そのトラックドライバーを励まし、向上心を失わないようにサポートしなければいけません。さもないと、社員もさっさと退職してしまうでしょう。そうなると、トラックドライバーはいつまでも人手不足のままです。
それに、そこまで育てたお金も時間ももったいないです。

励ます

8. 見守る

壁にぶち当たったトラックドライバーを励ますことが大切ですが、細かく指示したり、または叱ったりし過ぎると、かえって逆効果になることもあります。
そのトラックドライバーは打たれ強いほうなのか、冷静な自己分析ができるタイプなのか、その人の特性を見極めて、ときには黙って見守ることも必要になってきます。
焦ったり、無理に自己流を押し付けては元も子もありません。

見守る

9. 導く

トラックドライバーは専門的な技能職なので、根気よく人材を育てることが肝心です。
新人がまだ若く、トラックドライバーとしての経験もないのであれば、より良いトラックドライバーに育てなければいけません。
より良いトラックドライバーとは、交通ルール交通マナーを守り、安全運転を最優先することができ、時間通りに荷を安全に届ける人です。
そんなトラックドライバーに育つよう、ときには厳しく、ときには温かく、導かなければいけないのです。
ベテランが背中を見せて「見習わせる」ことも必要ですが、言葉で分かりやすく「大切なこと」を伝える必要もあります。
今の若い人は、職場に少しでも「ストレス」を感じると耐えられないという人もいるようですが、職業ドライバーは人命にも関わることが起こり得る仕事なので、ときには厳しい教育も必要になります。そのへんが難しいところかもしれません。

ときには厳しく

10. 我が身を顧みる

もしも、若くて未経験の新入社員がトラックドライバーとして入ってきたら、ベテランの先輩社員も我が身を振り返り、自分が新人だったころの気持ちを思い出してみましょう。
トラックドライバーが事故を起こすのは新人のころより、ある程度経験を積んでからのころが多いようです。つまり、トラックドライバーが仕事に慣れ、トラックの運転にも慣れてくると、気持ちに油断が生じるわけです。
ベテランドライバーも時々、若いころの緊張感を思い出し、初心に戻って「事故を起こすまい」という気持ちを新たにしてハンドルを握らなければいけないのです。

ベテランドライバー

もしも、日本からトラックドライバーが消えたら

指パッチン

トラックドライバーの仕事は、届けるべきところに荷を運ぶことで人々の生活、企業などの経済活動を支え、社会に大きく貢献するものです。
トラックドライバーが荷を運ばなければ、スーパーやコンビニに商品が並ばないだけではなく、工場は生産をできなくなり、遠方への引っ越しもできなくなり、ネットでポチった商品も届かず、ネットオークションで競り落とした商品だってもちろん届かず、出品した商品も落札者に出品者が自分で届けに行かなければいけません。
それだけ社会的に重要な存在であるトラックドライバーが、今や人手不足が続くという、存在の危機に陥っています。このまま人手不足が続くと、トラックドライバーも日本からいなくなってしまうかもしれません。
でもまあ、ご安心ください。小説やドラマじゃあるまいし、そんなことはそうそう起こらないでしょう。きっと賢い政治家や偉い経営者の皆さんがどうにかしてくれます。
しかしもし、インフィニティストーンをそろえたサノスが指パッチンしてある日突然、日本のすべてのトラックドライバーが消えてしまったら、果たしてどうなるのでしょう。


1. スーパーから商品が消える

スーパーやコンビニ、専門店に並ぶ商品を運ぶのも、ほとんどがトラックドライバーの仕事のおかげです。
そんなトラックドライバーが消えたら、ほとんどの店舗に商品が並ばなくなります
飲食店でさえ、食材を運ぶトラックドライバーがいなければ料理を作ることができず、料理を提供することはできません。

商品が消える

2. 工場は生産をストップする

工場に部品を運ぶのもトラックドライバーなら、生産された製品を運ぶのもトラックドライバーです。
そんなトラックドライバーが消えたら、当然、工場は生産することができません。最初は工場の従業員がトラックを運転するようになるでしょうが、もはや往時の生産数を維持することはできません。

生産をストップ

3. 株式市場が大混乱する

ほとんどの店舗が閉店せざるを得なくなると、生産規模を縮小した工場も、さらに生産規模を縮小せざるを得ません。製品を生産しても、それを販売する場所がないのですから。
店舗もメーカーも激減すると、商社も激減します。扱う商品が激減するので当然です。
経済活動が停滞するので、株式市場も大混乱です。

大混乱

4. ネットショップが全滅する

商売が立ち行かなくなるのは実店舗だけではなく、ネットショップも同じです。商品ぞろえだけではなく、商品の発送もできません。
小さい実店舗なら、店主が軽トラでも運転して商品を集めて並べ、販売することもできなくはないですが、ネットショップはニッチサッチもいきません。

全滅

5. 港町以外の寿司屋も全滅する

今や寿司屋さんは近くに港がない山の中でも開店できるようになりました。物流網が発達しているからです。
ところが、物流網の要と言えるトラックドライバーがいなければ、寿司屋さんも港近くでなければ開店できません。
その他のお店もすべて、生産地近くでなければ営業できないでしょう。

寿司屋

6. 失業者が増える

工場の生産がストップし、店舗経営も難しくなると、それまでそこに従事していた人たちは働き場所を失います。店舗やメーカーをサポートするような仕事も激減するので、IT関係やら広告業界、士業などに属する人たちも収入が激減します。

収入激減

7. 治安が乱れる

失業者が増えると、中には犯罪に走る人も出てくるかもしれません。

暴動

8. 日本は滅びる、かもしれない

失業者が増え、日本は将来に希望を持てなくなった人であふれます。
今も少子高齢化が進んでいますが、子どもを産んで育てていこうという人はますます減るでしょう。
日本は滅びます。

荒廃した日本

9. ネット社会は充実する

今でも書店は激減していますが、モノとしての書籍が流通しなくなるので、紙による出版はまたたく間に衰退し、電子出版だけになるでしょう。
電子出版は紙を消費しないので環境負荷も減らし、電子化の動きは猛烈なスピードで加速します。
ゆくゆくは、人々は仮想世界の中で暮らすようになるかもしれません。

仮想世界

10. 救世主が現れる

やがて人々は、自分たちが暮らす世界が仮想世界だということも忘れていくでしょう。
そのまま進むと、仮想世界を作っていたコンピューターが反乱を起こして人間たちを支配し、大部分の人間はコンピューターの動力源として培養されるようになります。
しかし、人間たちの中にもそんな世界のからくりに気付き、コンピューターの支配から人間たちを解放する戦いを始めます。そしてある日、人間たちを解放する救世主が現れ、コンピューターに立ち向かっていくのです…。

救世主が待たれる

もしもトラックドライバーの仕事が2人体制になったら

相棒


トラックドライバーの仕事は過酷だとよく言われます。
例えば長距離トラックの仕事では、一度会社を出発すると2~3日、長いと1週間くらいは戻れません。ドライバーは家に帰れず、その間は車中泊となることが多いようです。いくらスマホがあっていつでも誰かとつながることができると言っても、もちろん運転中のスマホ操作は厳禁ですし、また直接会いたい人と会えないことには変わりありません。
そんな孤立感があり、自分の布団でゆっくり寝ることができず、食事の時間も不規則になるので、そういう生活に向いていない人にとってはかなり過酷かもしれません。もちろん休憩はできますが、それでも拘束時間はかなり長時間です。
一方、同じ長距離輸送でも深夜走行の長距離バスは、運転手が2人体制で交代しつつ勤務するそうです。
もし、この2人体制が長距離トラックの仕事に導入されたら、長距離トラックドライバーの過酷さも少しは減るのではないでしょうか。


1. 人手不足が進む

少子高齢化もあってトラックドライバーの人手不足が続いています。仕事があってもトラックを運転するドライバーがいなくて仕事を受けられないといった事態も、規模の小さな会社では起こっているそうです。トラックがあってもドライバーがいなければ、荷は運べません。
1台に1人のドライバーも足りていない状況なので、1台に2人のドライバーとなれば、当然、さらに足りなくなります。会社ごとにドライバーの奪い合いになるのは必定です。
これは「もしも」話ですが、現実にはトラックドライバーの2人体制は不可能だということです。

取り合い

2. 仕事が楽になる

現実には無理でも、もし仮にトラックドライバーの仕事が2人体制になったら、仕事が随分になるでしょう。
トラックの運転は大きくカロリーを消費するものではありませんが、それでもかなりの疲労を伴います。安全運転に意識を集中する精神力が必要で、しかも筋肉なども多少は緊張し続けるからかもしれません。
交代制になれば、1人はその緊張から解放され、リラックスしていられるわけです。しかも、その間もトラックは相棒が運転しているので、トラックは目的地に向かって進んでいきます。仕事が進んでいるわけです。
トラックドライバー1人の負担が減るので、仕事そのものがになるはずです。

リラックス

3. 孤立感がなくなる

従来、トラックドライバーは1人で仕事をするのが基本です。そのために孤立感もあるはずです。
2人体制になれば、相棒と一緒に仕事をすることになるので孤立感はなくなるでしょう。交代制と言っても、必ずしも1人が運転している間はもう1人は寝ているわけではないでしょうから、世間話なんかもでき、その世間話を楽しい時間にすることもできます。

話に花が咲く

4. 切磋琢磨できる

交代制と言っても、必ずしも1人が運転している間はもう1人は寝ているわけではないでしょうから、相棒である同僚の運転技能をはじめとした仕事振りを間近に見ることができます。
相棒は仕事仲間でもありますが、ライバルと考えることもできます。良い仕事振りを見て刺激を受けたり、ミスをフォローし合ったり、お互いに切磋琢磨できる関係になると、とても素晴らしいのではないでしょうか。

ライバル

5. 人間関係のストレスが生じる

従来、トラックドライバーは1人で仕事をするのが基本でした。そのために孤立感もありますが、一方ではわずらわしい人間関係によるストレスがありませんでした。
ところがトラックドライバーの仕事が2人体制になると、いつも運転席の横には同僚がいるようになります。相性が良ければ、孤立感がなくなった分、勤務が楽しいものになりますが、同乗する相棒と相性が悪かったら最悪です。切磋琢磨するような余裕はなく、ストレスばかりがたまるでしょう。長距離トラックの仕事は長時間拘束され、その長時間、同僚がそばにいるので、ストレスはかなり大きな負担となる可能性があります。
もしかしたら、たとえ相性が良い相手でも、やはりしょっちゅう一緒に過ごすとなったらストレスになっていくこともあります。人の感情には波がありますから。
相手が仮眠してくれると、心の底からホッとするに違いありません。

ストレスに頭も痛い

6. 心強い

とは言え、やはり誰かがそばにいてくれるのは心強いものです。
トラックドライバーの仕事にも想定外のトラブルが起こったり、ミスをしてしまうこともあります。1人が基本の仕事では、どんなトラブルミスも、上司にスマホなどで相談したり、報告することはできますが、やはり「一緒に対処してくれる」相棒がそばにいてくれると、ありがたいものです。

頼れそう

7. 身だしなみに気をつけるようになるかも

長距離トラックの仕事では、会社を出ると目的地に着くまでは仕事上の関係者とはほぼ誰とも会いません。
もちろん、運転に支障のあるような服装、身だしなみはNGですし、会社によっては厳しく服装や身だしなみに関する規定が設定されているところはありますが、規模の小さい会社では比較的自由です。ですから、多少だらしない人は、1人で仕事するときは多少身だしなみに対する気持ちもゆるむでしょう。
しかし、そんな人でも横に同僚がいるとなったら、身だしなみに対して少しは気をつけるようになる、かもしれません。

身だしなみ

8. 整理整頓に気をつけるようになるかも

身だしなみと同様に、だらしない人は身の回りの整理整頓にも気が回らないものです。
もちろん、足元に空き缶が転がっていて、それがブレーキ操作などの支障になるほど、運転席周辺が散らかっていてはいけません。
ただ、そういう支障がない範囲で、運転席の隣に未整理の書類が出しっぱなしだったり、食べかけの弁当が置きっぱなしだったりするようなことはあるかもしれません。
ところが、運転席の隣に同僚がいれば、まさか書類や食べかけの弁当を置きっぱなしにはできません。日ごろから整理整頓に気をつけるようになる、かもしれませんね。

整理整頓

9. 絆が生まれて会社愛が強くなるかも

トラックドライバーの仕事が2人体制になり、長距離トラックの仕事は2人じゃなきゃできないというところまで2人体制が馴染めば、この2人はお互いが相棒として切っても切れない間柄になったと言えます。刑事映画や刑事ドラマの相棒、バディと同じようなものです。
バディに必要なのはです。トラックドライバーたち1人1人に相棒に対するができれば、そんなトラックドライバーたちの集合である会社への思いも強くなるでしょう。トラックドライバーたちの会社愛が強くなれば、仕事にもそれまで以上に熱が入り、技能が向上し、ミスも少なくなるに違いありません。

10. 給与が高くなる

とは言え、現状ではトラックドライバーの人手不足が進み、トラックドライバーの2人体制は現実的にはかなり難しいです。
逆に言うと、トラックドライバーの人手不足が解消されれば、トラックドライバーの2人体制が実現し、トラックドライバーの技能が向上してミスが減ることで、会社の営業力がアップするわけです。
トラックドライバーの人手不足を解消するためにかなり有効な手段と言えば、トラックドライバーの報酬をアップすることです。高収入が保証されれば、多くの人がトラックドライバーになりたがるはすです。
トラックドライバーの2人体制を実現するには、現状の倍近くのトラックドライバーは必要になります。それだけ大勢の人手を集めるためには、とにかくトラックドライバーの報酬を上げるしかありません。

高収入