トラックマン

トラック専門サイト

もしも、トラックドライバー不足が解消したら

光明が差す

このところトラックドライバーは人手不足が続いていて、個々の会社だけではなく、業界全体としてもその課題の解決に向けての取り組みを始めています。
ただ、人手不足の原因の1つである少子化が、行政の失策のせいもあってなかなか止まらないため、トラックドライバー不足もそう簡単には解消されません。
関係者一同、どうしたもんかと、頭を悩ませているに違いありません。

そのとき、ひと筋の光明がトラックドライバー業界に差し込み、トラックドライバー数は増加に転じ、そのうち誰も「トラックドライバーのなり手がいなくて大変」だなんて口にしなくなったのでした…?


1. 税金が安くなる

トラックドライバーの人手不足の原因の1つは「トラックドライバーの仕事が過酷だから、トラックドライバーになりたがる人が増えない」だと思われています。そこでトラックドライバーの労働環境を改善しようという取り組みが始まりました。
この取り組みは会社やトラック協会だけではなく、行政も推進しています。国土交通省の「ホワイト物流推進運動」です。
行政のやることなので、少なからず税金が使われています。
しかし、トラックドライバー不足が解消されれば、「ホワイト物流推進運動」も縮小、もしくは廃絶しても良いわけで、その分、予算も減ります。
「ホワイト物流推進運動」の予算が減った分、税金も減るかもしれません。

税金が減る?

まあ、実際は他に回されるだけなんですけど。


2. 置き配が廃れる

トラックドライバーが不足しているので、トラックドライバーの負担を減らそうとして「置き配」がスタートしました。荷を受け取る人が不在のとき、戸の前に荷を置いていく配達です。改めてまた配達に来なくて良いわけです。
ただ、戸の前に荷を放置していくので「盗まれるかも」というリスクもありました。
トラックドライバーが増えれば、消費者からも「盗まれるかも」なリスクのある「置き配」反対の声がSNS上で拡散するかもしれません。「たくさんいるんだから負担を減らす必要なくね」という理屈です。現代社会はSNSの言いなりなところもありますから、置き配も廃れる、かもしれません。

配達も大変

それはそれ、これはこれだから、やはり負担は減らすべきという声も出るでしょうけど。


3. 事故が減る

とにかくトラックドライバー不足は、1人1人のトラックドライバーの負担を増やしています。負担が増えると気持ちに余裕がなくなり、ミスうっかりも増えます。
トラックドライバーが増えると、1人1人の負担は減ります。気持ちにも余裕が出て、ミスうっかりも減ります。「置き配」で負担を減らす意味は、こういうところにもあるわけです。
トラックドライバーのミスうっかりが減れば、トラック事故も減るに違いありません。

事故は避けたい

ただ、トラックドライバーが増えれば、道路を走るトラックの数も増えるかもしれません。


4. 労働環境の改善が据え置きになる

トラックドライバー不足が続いている今は、「置き配」の導入をはじめとした、トラックドライバーの負担を減らす労働環境の改善が進められています。
となると、トラックドライバー不足が解消されれば、やはり「置き配」の廃絶同様、この改善の取り組みも据え置きになるかもしれません。
ただ、トラックドライバー不足の解消の原因が、労働環境の改善が功を奏した結果なのであれば、その改善が据え置きになった途端、またトラックドライバー不足に逆戻りする可能性もあります。
もしも、労働環境の改善とは関係なくトラックドライバー不足が解消したなら、間違いなく改善は据え置きになるわけでして。

大変な労働環境

「もしも」の話の中の「もしも」話は、何だかややこしいです。ですが、労働環境改善はどの業界でも取り組まれている課題なので、トラックドライバー業界もこの潮流を止めるのは時代に逆行することになります。やはり労働環境の改善は続けられるでしょう。



5. 女性ドライバーが増えなくなる

労働環境の改善以外の、トラックドライバー不足を解消しようという取り組みの1つが女性ドライバーの積極採用です。
トラックドライバー不足が解消されれば、女性ドライバーを積極採用しようという取り組みも停滞するかもしれません。業界として男性が圧倒的に多かったので、会社として女性を積極的に雇用しようとすると、設備や規定の改善などに手間お金がかかるので、トラックドライバーが足りていればやはり手間出費は省こうとするでしょう。
ただ、もともと女性ドライバーの積極的採用はそれほど進んではいないようです。

女性も男性も活躍する職場

とは言え、女性がいろいろな職業に幅広く就いていくのが今の世の中の流れなので、この流れを止めるのは難しいかもしれません。


6. 60歳で定年になる

トラックドライバー不足によって女性の積極採用とともに高齢者の積極雇用も進められています。会社では定年延長定年後再雇用で、60代のトラックドライバーを雇用するようになっています。
トラックドライバー不足が解消されれば、高齢者を積極的に雇用することもなくなるかもしれません。もともと高齢者の車の運転を危険視する世論もあるので、これに異を唱える声は少ないでしょう。

高齢ドライバー

とは言え、社会全体の高齢化が止まったわけではなく、高齢者の活躍推進が今の世の中の流れなので、この流れを止めるのは難しいかもしれません。



7. 他の職業ドライバーが増える

トラックドライバー不足が解消し、どの会社もトラックドライバーであふれると、遅れてトラックドライバーになりたいと思った人は、もはやトラックドライバーとして就職できる会社が見つからないという事態に直面します。トラックドライバーの求人もなくなります。
となると、世の中にあふれた「トラックドライバーになりたかった人」は、仕方なく「トラックドライバーに似て非なる」職業を探します。そんな人たちはバス運転手、タクシードライバーなど、トラックドライバー以外の職業ドライバーになるしかありません。

リムジンのドライバー

トラックドライバーだけではなく、タクシードライバーやバス運転士、その他の職業ドライバーが増えるということは交通量が増えるということで、渋滞も増えるかもしれません。


8. 給料が減る

給料アップも労働環境改善策の1つなので、トラックドライバー不足が解消されれば会社も労働環境改善の必要性を感じなくなり、給料アップも止まるかもしれません。
需要と供給の関係からも、トラックドライバーが少なければ希少な存在として価値が上がり、値段も高くなるわけですが、多ければ、仕事量も分散し、トラックドライバー1人1人の価値が下がり、値段も下がります。

給料が減ると困る

とは言え、今はトラックドライバーを含めたあらゆる労働者の給料はなかなか上がらず、日本の貧困化が止まりません。困ったことです。



最後に

トラックドライバー不足がもし解消されたとしても、労働環境が改善されず、給料が減らされれば、またトラックドライバーのなり手は減るでしょう。

数が減ってきているオカピ

もしも、トラックドライバーの仕事が思ったより楽だったら

「こりゃ楽だ」

このところ、トラックドライバーの人手不足が続いています。
その理由には諸説あるようですが、「トラックドライバーの仕事が過酷で、多くの人が避けたがるから」というものもあります。そりゃ誰だって、過酷だと分かっている仕事には就きたくないでしょう。いえ、中には「過酷な仕事こそ、やりがいもデカい」という理由でそういう世界に飛び込む人もいるでしょうが。
ともかく、どういうわけか「トラックドライバーの仕事は過酷」という話がまことしやかに世間に広まっているようです。
しかし、本当にトラックドライバーの仕事は、そんなに過酷なのでしょうか。


1. できるだけ続けよう

ツラいと思うか楽チンと思うかは、人によって受け止め方が違います。要するに、その人に合うかどうかです。
しかも、トラックドライバーの仕事は過酷だという説が世間に出回っていますから、新しくトラックドライバーになろうという人も生ツバをゴックンと飲み込みながら仕事に臨むはずです。それだけハードルが高くなっています。
そんなわけで、実際にやってみると「思ったよりも楽じゃん」と思ってしまうこともあり得ます。
ツラいことを長く続けるのはかなり難しいですが、「楽じゃん」と思えることはずっと続けられるはずです。
せっかくトラックドライバーになったのなら、できるだけその仕事を長く続け、技能を向上させ、キャリアアップしてどんどん稼ぎましょう。

生ツバを飲み込む直前

2. 人にも勧めよう

トラックドライバーの給与は歩合制になっていることが多く、やればやっただけ稼げる仕事とも言われがちです。
また、トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類がありますが、大雑把に言うと、仕事の大半はトラックの運転です。
ですから、トラックなどの車の運転が好きだという人にとっては、好きなことをしていてお金を稼ぐことができる、極上に「おいしい仕事」となっています。
こんな人生の美味は、独り占めにするより、大勢に実感してもらうほうが良いかもしれません。
周囲に、転職先を探している人、卒業を控えた若者がいるなら、少しずつ、本人が気がつかないくらい徐々に、自然とその人が「トラックドライバーになりたい」と思うように口説いていきましょう。

卒業者

3. どんどん仕事しよう

トラックドライバーの仕事は給与が歩合制になっていることが多いので、あまり仕事をしないでいると、稼ぎもほとんどアップしません。
それでは買いたいものも我慢し、食べたいものも我慢し、行きたいところへも行けず、つまりません。買いたいものをバンバン買い、食べたいものをガンガン食べ、行きたいところへもズンズン行けるよう、ドンドン仕事しましょう。
ドンドン仕事をすれば、仕事の技能も向上し、得意先や経営者からも厚く信頼され、デキるトラックドライバーになります。そして「仕事がデキる人」はモテます。仕事がデキ、たっぷり稼いでいるのですからモテモテです。

モテモテ

4. 油断しないようにしよう

会社から信頼され、お金をたっぷり稼ぎ、モテると、自分に自信を持つことができます。自信満々になると言っても良いでしょう。
しかし、さすがに人生はうまくできていて、人は自信が過剰になると落とし穴に落ちます。自信満々なので「落とし穴なんかに落ちるわけがない」とタカをくくってしまうことで、ついつい油断してしまうわけです。
油断すると、仕事や私生活でミスをしてしまう可能性が爆上がりします。
仕事でのミスには、例えば交通事故があります。交通事故も小さいものであればまだ取返しもつくかもしれませんが、最悪な場合は人生を激変させてしまいます。悪いほうへ、です。他人の人生も巻き込み、取り返しはつきません。油断禁物です。

交通事故は避けたい

5. 気持ちに余裕を持とう

トラックドライバーとして経験を積むと、いろいろなものを得ることになります。
その経験から自信過剰になると、つい「オレ様」気分になってしまいます。「オレ様」が事故なんか起こすわけはない、そんなヘマはしないと、自分を過大評価してしまうのです。
トラックドライバーに限らず、あらゆるドライバーには冷静さが必要です。運転中、想定外なことに遭遇したとき、例えば、周囲の車が自分の意に反する運転をしたときなどでも、冷静に判断して対処しなければいけません。
もし、トラックドライバーの仕事が過酷でツラければ、気持ちに余裕もなく、冷静さを保つことも難しいでしょう。しかし、トラックドライバーの仕事を意外と楽だと感じているなら、気持ちにも余裕を持ち、常に冷静でいられるはずです。

クール

6. 生活に余裕を持とう

人生は勝ち負けではありませんが、あえて言うなら、トラックドライバーとして好きなことを仕事にしてキャリアアップし、たくさん稼ぎ、モテると、いわゆる勝ち組と言っても良いでしょう。
その仕事も「楽」だと感じることができるものなので、気持ちに余裕も持てます。生活にも余裕を感じることができるはずです。
生活に余裕があるので、家族との時間を大切にすることもできます。
これぞまさしく、充実した人生です。

余裕

7. 寛容になろう

トラックドライバーの仕事が意外と楽であれば、いろいろ余裕を持つこともできます。
人は余裕がないと、心配不安恐怖が芽生え、つい怒りっぽくなります。SNSで不要な発信をしてしまうのも、そんなときかもしれません。
トラックを運転していて、周囲の車を少しでも「気に入らない」と感じると、あおってしまったりします。あおり運転は他者にとって迷惑なだけではなく、自分の人生も狂わせてしまいます。
しかし、余裕を持てるトラックドライバーなら、他者に寛容になることもできます。周囲の動きにいちいちカリカリせず、冷静に運転を続けられます。
また、寛容であることは私生活を円満なものにします。一度お試しあれ。

円満

8. とにかくたくさん仕事しよう

世の中には生活費を稼ぐため、好きでもない仕事を嫌々やっている人がたくさんいます。ほら、あなたの後ろの暗がりにも…。
車の運転を好きでトラックドライバーになり、意外と楽な仕事だと感じているなら、ドンドン、ガンガン、ズンズン仕事をしましょう。苦ではないので、たくさん仕事をしても苦にならないはずです。
たくさん仕事をして、技能をますますアップさせ、キャリアもアップさせ、収入もアップさせましょう。多幸感に包まれるはずです。
その幸せを、周囲に分けてあげることも忘れずに。

多幸感

もしもある日突然、トラックドライバーじゃなくなったら

SFファンタジー

人は自分の人生をうまくコントロールしようとしますが、人生には思いがけないことが起こったりします。それで多くの人が「おおっ! ラッキー」なんて、想定外の幸運に巡り合ったりもします。
もちろん、だからと言って、昨日までトラックドライバーとしてトラックを運転して楽しくバリバリ仕事していたのに、今日突然、メーカーの営業職になってクレーム対応に追われる、なんてことはあり得ません
そんなことが起こったら、それはもうSFファンタジーの世界です。
でも、もしかしたら、そんな不思議が明日、あなたの身に起こる、かも。


1. 低収入になる

トラックドライバーの給与は歩合制になっていることが多く、一説には「やればやっただけ稼げる仕事」などとも言われ、その恩恵にあずかって有頂天になっている人もいるとかいないとか。トラックドライバーの年収は400万円~700万円だと証言する人もいるようですから。
そんなトラックドライバーじゃなくなってしまうと「今日からどうやって高収入を得ればいいのだ?」と、思わず叫んでしまうのではないでしょうか。

低収入

2. 気が楽になる

トラックドライバーじゃなくなってしまうと、それまでの高収入を得るのが難しくなってしまいますが、悪いことだけではありません。
トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転で、それさえ苦でなければ高収入生活を送ることができますが、仕事中はほぼ1人で孤立感の真っただ中ですし、常に交通事故のリスクがつきまといますし、腰痛や肩こりといった職業病もあります。仕事によっては、とっても長時間勤務だったりします。
トラックドライバーじゃなくなると、孤立感職業病交通事故リスク長時間勤務などから解放され、きっと気が楽になるに違いありません。

気が楽になった人

3. 気が重くなる

トラックドライバーじゃなくなってしまうと、次の仕事を探さなくていけません。誰かの遺産で暮らせる身分でもなければ。
それで見つけた仕事がメーカーの営業職だったりします。特別に資格も要らない仕事だったので、転職しやすかったわけです。
しかし、なってみると、その会社の製品のことを猛勉強しなければいけませんし、営業ですからノルマもあり、また、営業も基本的に1人で外を歩き回る仕事ですが、とにかく歩くので疲れます。それに、訪問先でもていねいに応対してくれるとは限らず、無礼な人もいますし、邪険に扱われることも珍しくありません。毎日細かいことを上司に報告するのも面倒ですし、ようやく契約を取れても、その後もその顧客から時間帯や休日も関係なく電話がかかってきて、電話恐怖症寸前です。
というわけで、気が重い日々が続くようになるかもしれません。

気が重くなった人

4. 腰痛の心配がなくなる

トラックドライバーの職業病と言えば、腰痛や肩こりです。
トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転で、長時間、ハンドルを握ったままの姿勢でいると血行が悪くなって腰痛や肩こりになりがちだと言われています。
トラックドライバーじゃなくなると、こうした職業病から解放されます。腰痛や肩こりを心配する必要は、もうありません。めでたし、めでたしです。

腰痛

5. 不健康になる

トラックドライバーじゃなくなると、だんだん不健康になっていくでしょう。
トラックドライバーに健康は大切です。トラックドライバーは出勤すると体調をチェックし、体調が悪いと判断されるとその日は仕事をできません。
仕事をできないと、歩合制の給与が減りますから、トラックドライバーは日ごろから健康を重視します。
それに、トラックドライバーがトラックの運転中に体調が急に悪化すると、交通事故になりかねないので、普段からトラックドライバーは健康管理に気を使わなければいけないのです。
トラックドライバーじゃなくなると、もう健康管理に気をつける大義名分がなくなります。不規則な生活習慣に陥り、暴飲暴食もしてしまうかもしれません。不健康です。

具合が悪い人

6. 家族との時間が増える

トラックドライバーの中でも長距離トラックのドライバーは拘束時間が長く、1度会社を出発すると2~3日、長いと10日間くらいは家に帰れません。
その間は、たとえ生まれたばかりの赤ん坊がいても、直接会うことができなくなります。
ですからトラックドライバーじゃなくなると、毎日家に帰ることができ、毎日家族と顔を会わせることもできるようになります。めでたし、めでたしです。

赤ん坊と過ごす

7. 人間関係がわずらわしくなる

トラックドライバーじゃなくなってしまうと、次の仕事を探さなくていけません。株の売買だけで生活できれば別ですが。
それで見つけた仕事がメーカーの営業職だったりします。特別に資格も要らない仕事だったので、転職しやすかったわけです。
しかし、なってみると、上司は昭和な古臭いオヤジでうっとうしく、同僚もやっかみねたみがひどく、居心地が悪い職場です。外回りの営業なので、基本的に日中は上司や同僚と顔を会わせずに済むので良いのですが、毎週、営業会議なるものがあって、ここでは嫌でも顔を会わせます。
それに得意先の担当者にも面倒くさい人が多く、とても人間関係がわずらわしくなります。

会議

8. やりがいがなくなる

トラックドライバーの仕事は荷を運ぶことで人々の生活や経済活動を支えます。別にそんな社会貢献をしたくてトラックドライバーになったわけではなかったはずですが、心のどこかで「自分の仕事は社会の役に立っている」という誇りのようなものがありました。
そんなトラックドライバーじゃなくなって別の仕事に就くと、「自分の仕事は本当に社会から必要とされているのか?」と、ふと考えるようになるに違いありません。

社会

9. 仕事を探す

トラックドライバーじゃなくなると、次の仕事を探さなくていけません。マンション経営で暮らしていけるような資産家じゃないですから。
それで次の仕事を探し、例えばメーカーに営業職として就職したりします。
すると、職場の人間関係にわずらわされるようになり、電話恐怖症になりかけ、だんだん不健康になっていき、夫婦間もギスギスしてきて、仕事に対するやりがいも感じられなくなります。
そんなある日、いつものように会社に行こうと、玄関で靴を履いていると、後ろから妻の声がします。「トラックドライバーに戻ったら」

「トラックドライバーに戻ったら?」「何?」

10. 戻る

トラックドライバーじゃなくなると、やはりトラックドライバーに戻りたくなります。トラックドライバーこそ自分の天職だったと、トラックドライバーじゃなくなって初めて気づいたのかもしれません。
トラックドライバーに戻り、安全運転健康管理に気をつけ、腰痛が気になるようになり、家で過ごす時間も減ったものの、人間関係にわずらわされることもなくなり、とにかくハンドルを握るのが楽しく、ちょっぴり社会貢献できていると思える充実感もあり、夫婦仲も円満になるでしょう。
もちろん、たくさん仕事をして高収入も得られるようになるに違いありません。

夫婦仲は円満に

もしも、女性でトラックドライバーになりたくなったなら

「トラックドライバーになりたーい!」

このところ人手不足が続いているトラックドライバーを何とか増やそうと、政府が「トラガール促進プロジェクト」を始めたのが、もう何年も前の話です。
長年、圧倒的に男性社会だった物流・運送業界にドンと女性を取り込もうと言う取り組みです。
トラックドライバーの仕事は「男じゃなきゃできん」というものではありません。現に、トラックドライバーとして活躍している女性はいます。
トラックドライバーは「長時間勤務で過酷」という理由で避けられがちのようですが、「長時間勤務でも過酷でもない」トラックドライバーの仕事もあります。
その上で、仕事は基本的に1人で行うので人間関係によるストレスが少なく、自由度が高い、いろいろとメリットのある仕事となっています。社会貢献度も高いので、やりがいを強く感じることができる仕事でもあります。
そのことに気付いたら、多くの女性がトラックドライバーになりたがるはずです。
もしも、トラックドライバーになりたいなら、早速行動開始です!


1. 求人サイトをチェック

トラックドライバーになりたいなら、まずは求人サイトのチェックです。チェックするなら、ドライバー専門の求人サイトが良いでしょう。
トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類がありますから、自分がどんな働き方をしたいのかを整理して探すと良いでしょう。

チェックする

2. 運転免許を取得

求人サイトで気になる仕事、気になる会社が見つかったら応募条件は必ず確認しなければいけません。
トラックドライバーとして働くためには、大型トラックを運転する仕事なら大型運転免許、中型トラックなら中型運転免許が必要になります。
ちなみに長距離の仕事ではもっぱら大型トラックが使われます。ただ、運転免許も普通より中型、中型より大型と、車体が大きくなるにつれて取得が難しくなります。
また、今は入社後に中型や大型の免許取得を支援してくれる会社も増えました。そのあたりも求人サイトでチェックしませう。
どのみち、せめて入社前に普通自動車運転免許くらいは取得しておきましょう。

運転免許

3. 健康管理を始める

トラックドライバーにとって何よりも重要なのは安全です。
運ぶ荷の安全を守ることも大事ですが、それ以上に大事なのが安全運転です。
そして安全運転のために大事なものの1つが、ドライバーの健康です。体調が悪かったり、病気だったりすると、安全運転に集中できず、交通事故のリスクが高まります。
また、トラックドライバーは体力仕事なので、その意味からも健康は大事です。
健康管理として栄養バランスの取れた食事規則正しい生活習慣十分な睡眠適度な運動を続けましょう。トラックドライバーになってからも続けましょう。

鍛える

4. 仕事の種類をチェック

トラックドライバーの仕事にはいろいろな種類があります。
どっぷり仕事に浸かり、ガッツリ稼ぎたいなら長距離の仕事を目指すと良いかもしれません。とは言え、いきなり長距離の仕事はやらせてもらえませんから、長距離の仕事をいずれはやる前提で、長距離の仕事も近距離の仕事もやっている会社を探すのが良いかもしれません。
もしくは、最初は近距離専門の会社で経験を積み、その後、会社を移って長距離の仕事をするのもアリです。

ガッツリ稼ぐ

5. 自分の希望を書き出す

トラックドライバーとして働くとしても、例えば育児しながら仕事するのなら、勤務時間に融通の利く職場のほうが働きやすいと言えます。
そのように、職場に何を求めるか、自分の希望を把握してから求人に応募する先を探しましょう。

書き出す

6. 再び求人サイトをチェック

職場に対する希望を書き出すと、探す会社がどんな会社なのか、その具体的な要素が見えてきます。
再び求人サイトをチェックし、具体的な要素に沿って会社を探しましょう。

チェックする、その2

7. 気になる会社をチェック

職場に求める具体的な要素から、自分の希望を満たせる会社をピックアップしていきます。
そんな会社がいくつか見つかったら、細かい会社のデータ応募条件仕事内容などを調べ、リストアップしましょう。会社の規模社内の雰囲気社員数労働環境など、細かくチェックすると良いでしょう。
女性トラックドライバーがいるかどうかもチェックしておきましょう。すでに何人か女性トラックドライバーが勤務しているなら、入社後に相談できる先輩がいることになります。1人もいない会社でも、コメントなどに「女性ドライバーを積極的に採用します」などと書かれてあれば、女性が働きやすい職場環境を整えているかもしれません。

すでに女性がいる

8. 気になる求人に応募

就職したいと思える会社が見つかったら、思い切って求人に応募しちゃいましょう。応募先を1つに絞り切れない場合は、数社に応募することです。

行っちゃえ

9. 面接に備える

さあ、いよいよ面接です。
トラックドライバーが勤める運送会社には大企業から中小企業、零細企業までさまざまありますが、たとえ零細企業でも面接では身だしなみはきちんとしなければいけません。
また、事前に職場の雰囲気を知るために、会社を見に行ってみるのも良いかもしれません。

準備

10. 覚悟を決める

面接では緊張しても構いません。緊張して当然です。変にマニュアルを意識して「こう言わなきゃいけない」と思い詰めると、より緊張します。とにかく「働きたい」意欲をしっかり伝えることを念頭に臨みましょう。
もちろん、面接で会社の人の話を聞き、「やはりここでは働きたくない」と思うこともあり得ます。面接はお見合いです。会社と就職希望者がお互いにお互いを知るためのものですから。
採用が決まり、自分の決心も固まったら、「トラックドライバーになる」覚悟をしましょう。

覚悟を決めた後ろ姿

最後に

求人サイトをチェックして会社を探し、面接を受けるという、求人応募の流れは、男性でも女性でも大きな違いはありません。やはりトラックドライバーになるのに、男も女も関係ないということです。

男も女も関係ない

もしも、ある日突然、トラックドライバーになりたくなったら

ふと、ひらめく

人は自分の人生をうまくコントロールしようとしますが、人生には思いがけないことが起こったりします。
もちろん、中には「これまで自分で考えた通りの人生を歩いてきた」と豪語したい人もいるでしょう。しかし、どんな人だって、明日はどんなことがその身に起こるのか、分からないものです。
有名大学を出て有名企業に就職し、母親が近所に自慢話をしたくなるような人生の人も、日々の営業ノルマや上司の昭和なやり方、同僚の無気力で無責任な働き方にストレスを感じ、ふと「これが本当に自ら望んだ人生だったのだろうか。もしかしたら親が望んだことに応えただけで、本当は他にしたいことがあったのでは」なんて考え始める、かもしれません。
そんな毎日を、特に深い考えもなく無為に過ごしていると、ある日突然、突拍子もない考えが頭に浮かぶのです。


1. 求人サイトをチェック

トラックドライバーになりたくなったら、まずは求人サイトをチェックしましょう。ドライバー専門の求人サイトが良いでしょう。
トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類があります。どんな仕事があって、どんな会社があるのか、求人サイトで調べてみることが必要です。気になる仕事、気になる会社が見つかったら、さらにネット検索で調べましょう。
いろいろな仕事、いろいろな会社をチェックするときは、そこで働く自分の姿を想像してみると良いかもしれません。

調べる

2. 運転免許を取得

求人サイトで気になる仕事、気になる会社が見つかったら応募条件は必ず確認しなければいけません。
トラックドライバーとして働くためには、大型トラックを運転する仕事なら大型運転免許、中型トラックなら中型運転免許が必要になります。
今は少子高齢化もあって多くの業界が人手不足になっていて、トラックドライバーも人手不足が続いているので、トラックドライバーの求人は多くなっています。トラックドライバーとして就職するハードルも低くなっています。
昔は、大型トラックの仕事であれば大型運転免許所持者しか採用しなかったものですが、今は入社時、または入社後に大型運転免許の取得を支援してくれる会社も増えました。
それでも、面接時に大型や中型の運転免許を取っておいたほうが有利ではあります。少なくとも普通自動車運転免許くらいは取っておかないといけないと、思ったほうが良いでしょう。

免許は必要

3. 健康管理を始める

トラックドライバーに必要なのは運転免許やる気責任感体力です。
トラックドライバーの仕事は体力仕事でもあります。この体力維持体力向上に必要なのが健康管理です。
昔から「健康だけは自慢だった」という人は良いかもしれませんが、そうでもないなら、トラックドライバーになろうという人は今日からでも健康管理を始めましょう。栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を続けることです。

体を鍛える

4. 仕事の種類をチェック

トラックドライバーの仕事にはいろいろな種類があります。
大型トラックで遠方まで荷を運ぶ長距離トラックの仕事、コンビニやスーパーなど、地域のチェーン店などに商品を運ぶルート配送、いわゆる宅配便を運ぶ仕事など、いろいろです。ひとくくりにトラックドライバーと言っても、仕事によって給与だけではなく、生活のリズム、必要な運転免許など、いろいろ違ってきます。
自分の適性を振り返ってみて考え、どの仕事が一番しっくり来るかを見極めると、働き始めてから「思っていたのと違ってた」と困惑しなくて済むかもしれません。
もちろん、想定外のことが起こって、その想定外がむしろ自分にとってプラスになる、なんてこともありますけど。

宅配便の配達

5. 自分の希望を書き出す

自分の適性を振り返るのであれば、例えば自分が仕事に対して望むもの、好きなことなどを具体的に書き出すと、どんな仕事が合っているか明確になって良いかもしれません。合わせて「苦手なこと」も書き出すと、より明確になるでしょう。
ベタですが「運転が好き」「人付き合いはわずらわしいと思うけど、人と話すのは好き」「できるだけたくさん稼ぎたい」「集中力には自信がある」なんて書き出したら、恐らくトラックドライバーの仕事に向いています

書き出す

6. 再び求人サイトをチェック

ここまで来たら、再び求人サイトを開いてみましょう。
この段階なら、もう具体的にどんな会社でどんな仕事をしたいか、固まった人もいるはずです。自分の志向に合った会社を探すことができるかもしれません。
まだ具体的に固まっていない人も、いろいろな求人を見ているうちに気持ちが固まってくる可能性があります。

検索

7. 気になる会社をチェック

トラックドライバーの仕事内容、トラックドライバーとして仕事をする条件、トラックドライバーが働く会社など、気になることを調べ、分かってきたら、ここらで就職する会社を絞り込んでいきましょう。
仕事内容、応募条件、向き不向き以外にも会社の規模社内の雰囲気社員数労働環境など、細かくチェックすることをオススメします。通勤に便利な場所が良いですし、これを機に引っ越す手もあります。いろいろチェックすることがあるのです。

職場の雰囲気

8. 気になる求人に応募

就職したいと思える会社が見つかったら求人に応募しちゃいましょう。
こういうことはタイミングが大事かもしれません。応募が遅れると求人が終わってしまうかもしれません。どこかブラックめいた会社は従業員が長続きしない傾向にあるので、ひっきりなしに求人を出すこともあり得ますが、人気がある会社だと、欠員が埋まるとしばらく求人を出さない可能性も高くなります。
ただ、タイミングが遅れたことでまた別のラッキーに巡り合うこともあります。人生ってそんなもの。

タイミングを外すと乗り遅れるが

9. 面接に備える

求人に応募したら面接に備えます。
アピールポイントを整理し、清潔な身だしなみも確認して面接に臨む必要があります。その準備をしましょう。
事前に職場の雰囲気を知るために、会社を見に行ってみるのも良いかもしれません。

身なりを整えよう

10. 覚悟を決める

準備ができたら覚悟を固めましょう。もちろん、面接は会社と採用希望者のお互いがお互いを知るためのものなので、会社が「来てほしい」と思ってもこちらが「遠慮します」という結果になることもあります。
それでもできるだけ「ここで働きたい」という意欲を持って面接に臨むほうが良いでしょう。
そして採用が決まり、自分としても「ここで働こう」と決めたら、いよいよ覚悟を固めましょう。
何しろトラックドライバーは責任重大な仕事ですから。

覚悟を決めた顔

もしもトラックドライバーの仕事が楽しくなかったら

楽しい!


「仕事を楽しもう」と主張する人がいます。
もちろん、仕事に対する考え方は人それぞれで、中には「楽しくもないことをやるという我慢を強いられるからこそ、オフの時間が思い切り楽しくなる」と考えて仕事している人もいるでしょう。
どんな考えもアリですが、それを他人に押し付けてはいけないような気がします。
ただ、1日に2時間くらいしか仕事しないでも生活できている人はともかく、人生の多くの時間を仕事に費やしているのに、その多くの時間が「楽しくない」のは、少しもったいないような気もしてきます。
トラックドライバーの中には「トラックを好きだから」「車を好きで、車の運転も好きだから」といった理由もあってトラックドライバーになった人もいるでしょう。
「好きなこと」で生活できるので、もしかするとトラックドライバーの仕事を楽しんでいるかもしれません。
また、特に車を好きでもなく、運転も好きでもなく、ただ生活のためにたまたまトラックドライバーの仕事を選んだ人も多いのではないでしょうか。「仕事は生活のため」割り切って仕事をしているのかもしれませんが、長く続けるのに「楽しくない」としたら、やはり少しもったいないような気もします。


1. 楽しさを探す

ある人にとっては「ずっと続けたい」と思える仕事でも、別の人にとっては「1日も早く辞めたい」と思えるものかもしれません。仕事と人には相性があります。
相性が合えば、その仕事を長く続けることができるでしょう。さらにその仕事に「やりがい」「醍醐味」があれば、仕事に対する熱量が上がり、ミスが少なくなり、効率的にできるようになったり、技量が上がるでしょう。
その上にさらに「楽しさ」があれば、ワクワクしながら仕事でき、人生がとても充実しているような気持ちになれます。
トラックドライバーの仕事の大半は「トラックを運転すること」です。要するに「車の運転」です。「車の運転」なんて、安全に注意しながらも、多くの人がまるで「歯を磨く」ように「実務的」に行っているだけかもしれません。
しかし、想像力妄想力があれば、きっとそこにも「楽しさ」を見つけられる、かもしれません。

探す

2. 会社を移る

仕事と人には相性があります。
同じように会社と人にも相性があります。「トラックドライバーの仕事は楽しくない」と思ってしまっているのは、もしかしたら会社との相性が悪い可能性もあります。
トラックドライバーの仕事はここのところ求人が多く、トラックドライバーを求めている会社はたくさんあります。また、トラックドライバーの仕事は大型トラックを運転するなら大型運転免許が必要であったりする専門技能職です。どこの会社でも経験者は優遇されます。
思い切って別の会社に移ってみたら「職場が楽しい」「トラックドライバーの仕事は楽しい」と思えるようになるかもしれません。

楽しい職場

3. 辞める

会社との相性が良くないかもと感じて会社を移っても、やはり「職場が楽しくない」「トラックドライバーの仕事が楽しくない」という気持ちに変化がないこともあります。面接だけでは相性を見誤ることもあります。
一度であきらめず、また別の会社に移ってみるのも良いかもしれません。そこでダメでも、また別の会社を探すのも良いでしょう。トラックドライバーを求めている会社はたくさんあります。
いくら試してもやはり「楽しくない」と感じるなら、やはりトラックドライバーの仕事そのものとの相性が悪いのかもしれません。スパッと辞めてしまうのも1つの生き方です。

相性が悪い

4. あきらめる

もともと多くの人は「仕事は楽しい」などとは思っていません。楽しくはないけど、辞めてしまうほど苦しくもないので、生活のために続けているという人が多いでしょう。
仕事に「楽しさ」を求めることをスパッとあきらめるのも1つの生き方です。
ですが、子どもが熱中している特撮ヒーローものを何気なく一緒に見ていて「あきらめるな!」というメッセージを受け取ってしまう、なんてこともあるかもしれませんよ。

「あきらめるな」

5. 気にしない

繰り返しますが、もともと多くの人は「仕事は楽しい」などとは思っていません。楽しくはないけど、辞めてしまうほど苦しくもないので、生活のために続けているはずです。
そもそも「楽しいかどうか」なんてことは気にしていないかもしれません。
トラックドライバーの仕事を「楽しくない」と思っても、そんなことは気にせず、ただ毎月の給料を稼ぐことだけを考えて続けるのも1つの生き方です。と言いますか、恐らく多くの人がそうして毎日仕事を続けています。
それでも、何か「やりがい」を感じていることはあるのではないでしょうか。

細かいことは気にしない人

6. 妄想する

トラックドライバーの仕事を楽しくないと思ったら、どこかに「楽しさ」を見つけると仕事が楽しくなり、ワクワクしながら仕事できるはずです。
しかし、探してもどこにも「楽しさ」を見つけられないこともあります。「楽しさ」を見つけることをあきらめ、「楽しいかどうか」を気にしないように仕事を続けるのも1つの生き方です。
1つの生き方ですが、「楽しくない」ことでどうしても気持ちが引っかかるなら、もう現実逃避するしかないかもしれません。すなわち妄想です。
トラックドライバーは基本的に1人で仕事をし、誰かと接して話したりすることが少ないです。ですから、妄想する時間はたっぷりあります。
もしかすると、妄想が仕事時間の楽しみになるかもしれません。ですが、妄想に熱中し過ぎて安全運転がおろそかになってはいけません。

妄想中

7. 趣味に生きる

くどいようですが、もともと多くの人は「仕事は楽しい」などとは思っていません。楽しくはないけど、辞めてしまうほど苦しくもないので、生活のために続けているはずです。
「仕事は仕事。趣味は趣味」とスパッと割り切り、休みの日に趣味など「自分の楽しみ」に思い切り没頭するのも1つの生き方です。「趣味が楽しいから仕事を続けられる」という心境になれば、こっちのもの、かもしれません。
実際、趣味を思い切り楽しむにはお金も必要です。頑張って仕事をしてたくさん稼ぐことで、趣味を思い切り楽しめるわけです。趣味は仕事の大きなモチベーションになります。

趣味は釣り

8. 貯金に専念する

趣味があるから仕事に打ち込めるという人がいる一方、全く無趣味という人もいます。人それぞれです。
むしろ、昭和の時代には趣味が全くなく、その分、仕事だけに打ち込んでいたという人もいたようです。「仕事人間」なんて呼ばれていました。「企業戦士」なんて言葉もありました。それもその人の選んだ生き方なので、他人がとやかく言うことではありません。
仕事でたくさん稼いでも趣味がないので、ほとんど出費がなく、みるみるうちに貯金が増えていくでしょう。貯金額を眺めるのが楽しくなるかもしれません。もしかしから、貯金額を眺めてニヤニヤすることが趣味になる可能性もあります。それはそれで楽しいかもしれません。

たくさん貯まる

もしも、新人トラックドライバーが入社したら

若手?

トラックドライバーはこのところ人手不足が続いています。
政治家の無策のせいで少子化が進んでいて、トラックドライバーも高齢化が進んでいます。若いなり手が激減しているようです。
そんな業界ですから、新人が入社したとしても、40代、50代だったりして、中高年なのに「若手」と言われたりします。


1. 歓迎する

トラックドライバーはこのところ人手不足が続いていますが、通販の普及などによって、会社によって違いはあるものの、仕事量が増えてトラックドライバー1人の負担は増したりしています。
そんなところに若かろうが中高年だろうが、新人が入ったらそりゃもう大騒ぎです。きっと大歓迎されるでしょう。

歓迎

2. 初任診断を受けさせる

運送会社に入社したトラックドライバーは、トラックドライバーとして適性を診断する初任診断を受けることになります。
性格、安全運転態度、危険感受性、処置判断、視覚機能などのテストが行われます。何十年もトラックドライバーを経験したベテランでも、3年以内に初任診断を受けていな場合は、改めて受けることになります。

テスト

3. 仕事を教える

トラックドライバーの仕事は何種類もあり、会社によってもそれぞれ違います。
そのため、経験者であろうと、新しく入社したら、とにかくその会社での担当の仕事を教えます。
特に若く、経験がない新入社員には、せっかく仕事を教えても2~3か月で辞められたりしたら、お金も時間ももったいないので、そりゃもう親切ていねいに仕事を教えましょう。

人材育成にも経費がかかる

4. 安全教育を徹底する

きちんとした会社であれば、新入社員に限らず、全社員に対して安全教育を徹底して行います。安全教育を徹底してこそ、ホワイトで健全な会社と言えます。
ですから、入社を検討している運送会社で安全教育を徹底していたら、その会社への入社を決めても良いかもしれません。あまり安全教育に力を入れてなさそうであれば、入社を避けたほうが良いでしょう。

事故は避けなければならない

5. マナー教育を徹底する

トラックドライバーにとって安全運転は何よりも大切です。口先だけで「安全教育を重視しています」などと言っている運送会社は信用できませんが、マジで徹底している会社は信用できます。
同じくトラックドライバーにとって大切なのが、環境に優しく人にも優しく周囲の車にも優しい交通マナーの遵守です。
新入社員に限らず、全社員に対してマナー教育を徹底している運送会社は信用できます。

マナーを守って行儀よく

6. 信頼してもらう

「社長と言えば親も同然、社員と言えば子も同然」という考え方は古いですが、会社と社員に信頼関係は必要です。社員に対してウソごまかしをするような会社はダメです。
これはトラックドライバーに限ったことではありません。
信頼してもらえないような会社は、社員もさっさと退職してしまうでしょう。トラックドライバーの人手不足が続いている中、やはり社員と会社の信頼関係は欠かせないと言えます。

信頼関係

7. 励ます

トラックドライバーは専門技能を必要とする仕事です。特に未経験で入社すると、仕事を覚え、技能を身に着けた後でも壁にぶち当たります。つまり、技能の向上がストップし、トラックドライバーとして仕事に焦りを感じ始めるわけです。
こんなときは、そのトラックドライバーを励まし、向上心を失わないようにサポートしなければいけません。さもないと、社員もさっさと退職してしまうでしょう。そうなると、トラックドライバーはいつまでも人手不足のままです。
それに、そこまで育てたお金も時間ももったいないです。

励ます

8. 見守る

壁にぶち当たったトラックドライバーを励ますことが大切ですが、細かく指示したり、または叱ったりし過ぎると、かえって逆効果になることもあります。
そのトラックドライバーは打たれ強いほうなのか、冷静な自己分析ができるタイプなのか、その人の特性を見極めて、ときには黙って見守ることも必要になってきます。
焦ったり、無理に自己流を押し付けては元も子もありません。

見守る

9. 導く

トラックドライバーは専門的な技能職なので、根気よく人材を育てることが肝心です。
新人がまだ若く、トラックドライバーとしての経験もないのであれば、より良いトラックドライバーに育てなければいけません。
より良いトラックドライバーとは、交通ルール交通マナーを守り、安全運転を最優先することができ、時間通りに荷を安全に届ける人です。
そんなトラックドライバーに育つよう、ときには厳しく、ときには温かく、導かなければいけないのです。
ベテランが背中を見せて「見習わせる」ことも必要ですが、言葉で分かりやすく「大切なこと」を伝える必要もあります。
今の若い人は、職場に少しでも「ストレス」を感じると耐えられないという人もいるようですが、職業ドライバーは人命にも関わることが起こり得る仕事なので、ときには厳しい教育も必要になります。そのへんが難しいところかもしれません。

ときには厳しく

10. 我が身を顧みる

もしも、若くて未経験の新入社員がトラックドライバーとして入ってきたら、ベテランの先輩社員も我が身を振り返り、自分が新人だったころの気持ちを思い出してみましょう。
トラックドライバーが事故を起こすのは新人のころより、ある程度経験を積んでからのころが多いようです。つまり、トラックドライバーが仕事に慣れ、トラックの運転にも慣れてくると、気持ちに油断が生じるわけです。
ベテランドライバーも時々、若いころの緊張感を思い出し、初心に戻って「事故を起こすまい」という気持ちを新たにしてハンドルを握らなければいけないのです。

ベテランドライバー