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稼げるタクシードライバーかどうかを判別する10項目

たくさん稼ぐ

タクシードライバーの給料は歩合制が導入されていて平均年収は300万円台ですが、中には月給50万円以上、年収1000万円以上を稼いでいる猛者もいます。
仕事の仕方、地域などによって大きく変わるのがタクシードライバーの収入です。とは言え、ただ漫然とタクシーを運転しているだけでは、相当な強運でもなければたくさん稼ぐことはできませんし、幸運はそれほど長続きしません。


1. 横に上司がいないからとサボるかどうか

タクシードライバーはデビューしてすぐの頃は、運転席の横に先輩が乗り、指導したり、仕事振りをチェックしたりしますが、その期間が終わると1人きりです。自分の努力裁量でお客さんを乗せます。
お客さんも乗せず、完全に1人きりでタクシーに乗っていると、気持ちはです。緊張はあまりありません。
だからと言って、そのままお客さんを乗せられないと、たくさんの給料はもらえません。稼げるタクシードライバーは、工夫努力を重ねて多くのお客さんを乗せられるようにしなければいけません。

「サボりたい」

2. 人を不快にする外見がどうか

タクシードライバーは接客業でもあるので、お客さんに好感を持たれることは大切です。好感を持たれると、常連さんになってくれるかもしれません。常連さんが増えると、安定した高収入の確保にもつながる可能性があります。
お客さんに好感を持たれるかどうかは、外見も影響します。
とは言え、外見は人によって好き嫌いもありますし、実際、お客さんもタクシードライバーの顔かたちや姿をそこまでよく見ているわけでもありません。
もちろん、明らかなイケメンや美人は、その見た目だけで常連さんになってくれるお客さんもいるかもしれませんが、イケメンや美人じゃないからと言ってあきらめる必要はないわけです。
外見で気にしなければいけないのは清潔感です。タクシードライバーは会社ごとの制服や帽子を着用していることが多いですが、そういうユニフォームがきれいかどうか、髪や身だしなみが不潔じゃないかどうか、そこをお客さんも見ています。気をつけましょう。

清潔

3. 自営業という認識があるかどうか

タクシードライバーは上司の指示でタクシーを走らせ、お客さんを乗せるわけではありません。自分でタクシーを走らせ、お客さんを見つけます。
個人タクシーではなく、タクシー会社の社員としてタクシーを走らせているタクシードライバーも、意識は自営業として仕事をすべきです。
もちろん、なかなかお客さんを見つけられなければ、どうすれば良いのかという相談に乗ってくれる先輩や上司もいるでしょう。しかし、まずは自分で考え、工夫して努力するように仕事しなければ、たくさん稼ぐことはできません。
仕事は「やらされている」のではなく「積極的に自分からやっている」ものだと考える必要があるわけです。

自分からやっている!

4. 運転がうまいかどうか

タクシードライバーがお客さんから気に入られるかどうかには、タクシーの運転がうまいかどうかも大きく影響します。
タクシーのお客さんはタクシーに快適な乗り心地を求めます。タクシードライバーはお客さんに快適な乗り心地を提供しながらタクシーを走らせなければいけないわけです。かなり難しいです。
しかし、もし乗り心地に最上級の快適さを感じてくれれば、そのお客さんは常連さんになってくれるかもしれません。

運転

5. 目的地へのルートを聞くかどうか

タクシードライバーはお客さんを快適に目的地まで運ばなければいけません。
快適だからと言って、ゆっくり走っていては「タクシーを利用して実感したい利便性」を損ないますし、周囲の車には迷惑です。快適に、そして迅速に目的地まで運ぶ必要があるわけです。
もちろん、道に迷うなんてことは、絶対にやってはいけません。
だからと言って、しょっちゅうお客さんに道を聞いていては、お客さんにはストレスになります。
目的地を聞いただけで、そこへの最短ルートをたどり、迅速に目的地まで着くことができれば、その仕事振りをお客さんに気に入ってもらえるでしょう。

最短ルートを

6. 仕事を楽しんでいるかどうか

タクシードライバーがたくさん稼ぐには工夫努力の積み重ねが必要ですし、お客さんを快適に運べる技量もなければいけません。
結構大変な仕事です。
大変だからとイヤイヤ仕事をしていては長続きせず、たくさん稼ぐことはできません。また、イヤイヤ仕事しているとミスをしてしまったり、トラブルを引き寄せたりもします。
工夫努力を積み重ね、仕事がうまくいったときの達成感を喜んだり、お客さんからねぎらいの言葉をかけてもらったことで喜んだりして、仕事を楽しむようにすると、仕事も長続きします。明るい未来が見えてくるかもしれません。

「楽しいー!」

7. 全力で仕事しているかどうか

タクシードライバーは常に安全運転を心掛けなければいけません。気を許すと交通事故のリスクが高くなり、もし交通事故に遭ったりしては、「たくさん稼ぐ」どころではありません。時間とお金を取られるばかりか、健康を損ねたり、人命にも関わります。仕事を続けられなくなる可能性もあります。
どんなときも気を抜かず、安全運転に集中して全力で仕事しなければ、たくさん稼ぐことなんてできやしません。

全力

8. 接客力があるかどうか

タクシードライバーは接客業でもあります。お客さんに快適だと感じてもらうために、接客術を駆使する必要があります。
とは言え、お笑い芸人のようなトーク力が必要なのではありません。大事なのは、むしろ「聞く力」です。
多くのお客さんはタクシー車内で、できるだけ静かに過ごしたいと考えています。タクシードライバーと会話したいという場合も、タクシードライバーの話を聞きたいというより、自分の話を聞いてほしい気持ちが強かったりします。
もちろん、地元ならではの「あまり知られていないおいしいお店」とか「あまり知られていない名所」みたいなものを上手に紹介できる話芸があれば、それに越したことはありません。そういうものを求めているお客さんは喜ぶでしょう。
どちらにしろ、お客さんを見て、車内でどう過ごしたいと思っているかを見極めることが必要です。

快適

9. 愛想が良いかどうか

タクシードライバーは接客業でもあるので、見た目の印象は大切です。とは言え、人相が良いかどうかはあまり関係ありません。大切なのは愛想良くすることです。
ネット上でもたまに「たまたま乗ったタクシーのドライバーが無愛想で、二度とその会社のタクシーを利用したくなくなった」などの書き込みが見られます。
人相が悪かったりするのは仕方ないことですが、どんな人でも愛想良くすることはできます。無愛想だとかなりの高確率で相手に悪い印象を与えますが、愛想が良ければ好印象を持ってもらえる可能性も爆上がりです。
好印象を持ってくれたお客さんは、もしかしたら常連さんになってくれるかもしれません。そうなりゃしめたもんです。

愛想良い笑顔

10. 車内が清潔かどうか

車内が清潔かどうかも、お客さんの印象を大きく左右します。
もちろん、清潔なほうが良いのです。
車内にゴミがあったり、変な臭いがしたりすると、お客さんはかなりの高確率で悪い印象を持ち、常連化への道のりは無限の彼方へ吹き飛ぶでしょう。

清潔に

最後に

タクシードライバーは接客業であることを意識し、安全運転を常に心掛け、工夫努力を重ねて全力で仕事を楽しめば、たくさん稼げるようになるはずです。

たくさんの稼ぎ


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タクシー運転手の交通事故の原因

ハンドルを握る


どんな運転手にも交通事故は起こしてほしくありません。タクシー運転手も同じです。
基本的にタクシー運転手は、普段からお客さんをいかに安全に、快適に運ぶかということに心を砕いてハンドルを握っていますから、いつも安全運転です。
とは言え、道路を走っているからには、交通事故のリスクもゼロではありません。実際、タクシーの交通事故も起きています。

健康問題

タクシー運転手のように、車を運転する頻度の高い職業ドライバーに健康管理はとても大切です。タクシー会社も毎日、その日乗務する運転手の健康チェックを行っています。
しかし、チェックしたときには異常がなくても、運転中に突然、意識を失ったりして衝突事故などを起こすことがあります。
そういう急な発作を起こす運転手は、高齢者に多いと言います。そして、他の業界同様、タクシー運転手は高齢化が進んでいて、65歳以上のタクシー運転手も珍しくはありません。

体調が悪いときは休もう

二種免許の理解不足

他の業界同様、タクシー運転手は人手不足が続いていて、年齢・経験不問の求人も多くなっています。そのため、40代、50代になってからタクシー運転手に転職してきた人も増えています。
それまで第一種運転免許で車を運転してきたころのクセが抜けず、第二種運転免許に求められる、より安全を重視した運転ができずに事故を起こしてしまうようです。
第二種運転免許が求める、お客さんを乗せての運転では、急ブレーキ急なハンドル操作などをしてはいけません。しかし、以前の運転のクセでつい急ブレーキをしてしまい、お客さんからクレームを言われ、そのため、気持ちに焦りが出て、事故を起こしてしまうこともあります。タクシー業務になかなかなじめず、お客さんをなかなか乗せられず、収入が思うように伸びないことで焦りが出てしまうこともあるようです。

荒っぽい運転は厳禁

焦り

タクシー運転手に限ったことではありませんが、人は気持ちが焦ると、なかなか集中することができなくなります。
運転手の場合、安全運転に集中できなくなるわけです。
タクシー運転手は、タクシーに友人や知人、家族を乗せて走るわけではなく、通常はほぼ初対面の人を乗せることになります。その中で、そのお客さんの快適な乗り心地を考えなければいけないので、ちょっと強めにブレーキを踏んだりすると、お客さんを不快にさせたのではないかと不安になり、焦ってしまうこともあります。
また、お客さんを乗せていないときは、お客さんをいち早く見つけ、いち早く乗せようと必死になります。ようやく見つけたお客さんを他のタクシーに取られそうになると、思わず焦ってしまいます
気持ちが焦ると、つい冷静な判断ができなくなり、それで交通事故を起こしてしまうリスクが高くなります。

気持ちはいつも平静に

お客さんとのやりとり

運転手は、とにかく車の運転中は安全運転に集中しなければいけません。
ただ、タクシー運転手はタクシーの運転だけが業務ではなく、お客さんを安全に乗せ、目的地に着いたら精算し、お客さんを安全に降ろします。精算はタクシーを停めてから行うので、基本的には十分安全ですが、交通量が多いときなどは、お客さんを乗せるために歩道にタクシーを寄せたり、下ろすために再び歩道に寄せたり、さらにその後、車の流れに戻ることが結構難しかったりはします。慣れないと、焦ってしまって、その焦りが事故につながることもあるかもしれません。
しかし、それ以上に危険なのが、例えば酔ったお客さんにからまれたりすることです。軽く絡んでくるくらいでしたら、慣れたタクシー運転手は心得ているので、かわせるでしょう。これがしつこかったり、悪質だったりすると、安全運転の邪魔になってしまいます。
もちろん、殴ってきたり、蹴飛ばしてくるほど悪質な場合は、タクシー運転手も警察に通報します。

暴力反対

死角の見落とし

大型バスや大型トラックは死角が多く、それだけにミラーもフル活用して十分に周囲を確認して運転しなければいけません。一方、タクシーなど、普通自動車には死角がないかと言うとそんなことはありません。
タクシーにもルームミラー、ドアミラーが付いていますが、ミラーにも死角があります。フロントガラスやバックガラスの死角に子どもが入り込むこともあり得ます。お客さんを乗せたり、下ろしたりと、タクシー運転手にはいろいろ気を配らなければいけないことがありますが、そればかりに気を取られ、周囲の確認を怠ってはいけません。

十分確認を

安全運転意識の低下

タクシー運転手は運転手としてデビューする前の研修でもしっかり安全運転を身に付けますし、その後もほとんどのタクシー運転手が安全運転を心掛けて仕事をします。タクシー運転手も交通事故を起こして時間やお金を取られ、人命を危険にさらし、仕事まで奪われることは避けたいものです。
しかし、タクシー運転手の中には、仕事に慣れてそれまで無事故だったことから自分の技能を過信し、安全運転に対する意識が低くなってしまっている人もいるかもしれません。事故は、そういう油断から起きてしまったりすることを忘れてはいけません。

安全運転をいつも意識しよう

最後に

タクシー運転手もそうでない人も、車を運転するからには十分に安全運転を心掛けましょう。油断は禁物です。「焦り」「慣れ」も大敵です。それから日々の健康管理も忘れてはいけません。
めんどうくさい? 何しろ「安全」がかかっているのですから、めんどうがってはいけません。

油断は禁物



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トラックドライバーに将来はあるか

若い人たち

トラックドライバーは他のいろいろな職業と同様、このところ人手不足が続いていて、特に若い人のなり手が激減しているようです。
政治家の失策で少子高齢化が進んでいるので、仕方ないことなのかもしれません。
いかにも物知り顔な大人たちは「トラックドライバーの仕事には将来性を感じられないから、若い人たちに人気がない」なんて言います。しかし、若い人も将来性を見据えて職業を選択する人ばかりではなく、いわゆる「若者らしく」刹那的に職業を選択する人はいるはずです。
小学生の人気職業がYouTuberだったりするところからも、年齢が低ければ低いほど刹那的に物事を見ているような気がしてなりません。
それより、そもそもトラックドライバーの仕事には本当に将来性がないのでしょうか。


1. 増加する物流の仕事

人間の居住地が広がるにつれて物流網というものも発展してきました。さらに人が便利さを求める欲に限度がないため、北海道の産物が九州でも手に入るようになりました。個人個人が九州から北海道へ行かなくても、北海道から九州にその産物を大量に運ぶわけです。これが物流です。
加えて近年はネットショッピングの増加で、物流が細分化し、さらに増加しています。
この傾向は今後も止まることはないでしょう。遠く離れたところのものを手に入れたい欲求が人からなくなることはありませんから。
そんなわけで、ものを運ぶトラックドライバーの仕事は、今後も増えることはあっても減ることはありません。
ひと言で言うと、それこそトラックドライバーの将来性です。

荷を運ぶ

2. 足りなくなる従業員数

止まらない少子高齢化によって多くの業界で人手不足が続いていて、物流・運送業界も同様です。
物流の仕事は増加しているのに、それに従事する従業員数が増えないので、従業員1人当たりの負担が増えているわけです。
加えて、物流・運送業界に属する会社は中小、零細企業が多く、そういったところではなかなか事業のIT化が進まず、非効率なアナログな方法で労務管理などを行っているところが多いようです。
そのため、どうしても従業員の勤務時間が長くなり、若い人のなり手をますます少なくしています。
従業員が足りないのであれば、増やす取り組みを積極的に進めつつ、同時に、少ない従業員で仕事を回せるようなシステム、技術の導入も進める必要があります。

1人の負担が増える

3. 進化する安全機能

50年も前には、一般市民がスマホを持ち歩き、いつでもどこでも誰かとつながったり、情報を入手できたり、買い物ができたりする世の中なんてのはSFの中のことで、現実になるなんて実感を持つことは難しかったです。
それだけ、科学技術は人の想像を超えて発達しています。
自動車もさまざまに進化しています。安全機能が向上し、レーダーやカメラなどで障害物を検知し、自動的にブレーキが作動する機能ができたりしています。
トラックドライバーには人間関係によるストレスが少ないと言われていますが、こうした安全機能がますます進化すれば、交通事故リスクによるストレスも大幅に減少するでしょう。
さらに実現が待望されているのが、自動運転システムです。つまり、ドライバーがいなくてもトラックを走らせることができれば、トラックドライバーが人手不足でも問題ないじゃん、ってことです。
完全な無人ではなく、例えば先頭を走るトラックだけにドライバーが乗り、そのトラックが数台の無人トラックを従えて走るという隊列走行の実験が行われています。

レーダー

4. 実現する法整備

技術的には、完全無人トラックが実現するのも、それほど遠い未来ではないかもしれません。簡単に言うと、近々実現しそう、ってことです。
それでも、しばらくは高速道路の一定区間だけに限定されるようなことになるでしょう。完全無人トラックが実現すればトラックドライバーは全員失職するという人もいますが、せいぜい「トラックドライバーが少なくても物流が止まらない」くらいの効果ではないかと思えます。
ただ、それも法律がきちんと整備され、完全無人トラックがどこでも走れるようになれば、話は別です。
そうなればトラックドライバーは失職ですが、そんな未来ではトラックドライバー以外にもいろいろな業界から人手が不要になるでしょう。

ロボットが活躍

5. 劣化する体力

トラックドライバーの高齢化がどんどん進んでいます。今やほとんどのトラックドライバーは40代、50代で、60代以上も決して珍しくはなくなっています。
人は歳を取ると、やはり体力も落ちてきます。しかし、トラックドライバーの仕事は基本的に体力仕事です。体力とともに気力も落ちてくるので、仕事の辛さが際立ってくる恐れがあります。
昔に比べてトラックも運転しやすくなったと言われていますが、劣化した体力、気力でも十分安全に運転できるよう、機能の進化を願わずにいられません。

疲れがたまる

6. 向上する専門技能

歳を取ると体力、気力は劣化していく傾向にありますが、逆に専門的な技能は向上していきます。技能は経験を重ねることで培われていきます。
トラックドライバーに限らず、多くの職業にはその職業ならではの専門性があり、その専門性に対応する能力はやはり経験を積み重ねることで向上していきます。
専門技能が向上した人をベテランと呼びます。

積み重ねる

7. 拡大する事業

物流の仕事は増加の傾向にありますから、物流・運送の事業はますます拡大していく可能性があります。
今は陸上ならトラックや鉄道、空なら航空機、水上なら船舶が主な輸送手段ですが、そのうち、それ以外の手段も登場するかもしれません。要は必要とされる荷が遠方に届けばいいのです。絶対にトラック、鉄道、航空機、船舶を使わなければいけないということはありません。
実際、ドローンを使った荷の配送も実験的に行われるようになってきました。

ドローン

8. 膨張するエゴ

人間のエゴというのは、少しでも膨張できるすき間があれば膨張していってしまうものです。困ったものです。
トラックドライバーのエゴが膨張すると「オレ様」状態になり、あおり運転、危険運転につながる恐れもあります。気をつけなければいけません。
トラックドライバーの人手不足が解消しない要因の1つに、トラックドライバーのイメージが悪いからというものがあります。実際のトラックドライバーは真面目で紳士的な人が多いのですが、どうも「荒くれ者」と思われがちなのです。
交通ルールや交通マナーを守らない、「荒くれ者」と思われても仕方ないトラックドライバーが実在するのも事実なので、トラックドライバーの将来のためにも、そんな悪質ドライバーがいなくなってくれることを願わずにはいられません。

膨張

9. 普及する多様性

人手不足が続くトラックドライバー業界では、これまで圧倒的に少なかった女性を積極的に採用しようという動きが始まっています。
女性が働きやすいよう、女性用更衣室、女性用トイレを増設するなど、積極的な女性採用を行う会社も出てきている一方、相変わらずな企業もまだあるようです。
性別、年齢、出自、趣味嗜好などによる区別なく、誰もが働きやすい職場になると、業界の将来もまた明るくなるのに残念です。
例えば、外国人の雇用も考えて良いのではないでしょうか。外国人が日本で働くときの在留資格である特定技能には、トラックドライバーは含まれていませんが、今後はどうなのでしょうねえ。
外国人と聞くと、安くて使い捨てできるとしか考えない日本人が多いようなので、「誰もが働きやすい職場の実現」なんてのは、2万年先の未来でも難しいのかもしれません。
日本人の労働者は他人事と思うかもしれませんが、外国人を安くて使い捨てできるとしか考えないような経営者は、日本人労働者に対しても同じ発想ですよ。

使い捨て

10. 成長する人類

少子高齢化が進む中、人は技術開発、システム開発、職場の環境改善などで少子高齢化がもたらす課題に立ち向かおうとしています。
今見えている物流・運送業界の将来には、明るい面もあれば暗い面もあります。
しかし、技術やシステムの進化とともに、人類も進化すれば、明るい面暗い面よりも広がるはずです。
人類の歴史を見ると、何千年かけてもほとんど成長していないようにも見えますが。

歴史

最後に

ミもフタもない言い方をすると、トラックドライバーに将来性があるかないかは、その人個人の問題かもしれません。
業界としては明るい将来が待っている企業に就職しても、その人に実力努力がなければ、将来は暗いものになります。
決して明るい未来が保証されているわけではない業界で働き始めても、その人の実力、努力、発想力、運などで明るい将来を実現するかもしれません。

明るい未来を見上げよう

トラックドライバーは50代ではまだまだ若手

シニア社員

近年、定年後再雇用定年延長などで、会社勤務で活躍する60代は決して珍しくありません。
昭和の昔は55歳が定年だったなんて、なかなか信じられません。
それが今では、「50代なんてまだ若手だ」と言われる業界もあるとか、ないとか。


1. 若いなり手が少ない

トラックドライバーはなかなか若い人が集まらない職場になっています。そのため、全体的に年齢が上がっていくばかりで、若返りません。
20代、30代がいなくて、40代以上のトラックドライバーばかりの会社では、50代では「まだまだ若手」と言われても仕方ないかもしれません。

若返りの工夫

2. 年齢不問の求人も

トラックドライバーはなかなか若い人が集まらない職場になっています。そのため、トラックドライバー不足が進む会社が増えてしまい、年齢不問で募集する求人も増えています。
実際、50代でトラックドライバーになる人もいます。
そんな会社では、トラックドライバー初心者の50代は「まだまだ若手」と言われるようです。

「年齢不問だぜ♪」

3. 高齢化が進む

20代、30代のトラックドライバーが極端に少なく、40代以上のトラックドライバーばかりの会社でも、仕事の依頼はたくさん来ます。物流が廃れることはありません。
たくさんの仕事を受けるには多くのトラックドライバーが必要です。そうした会社は、トラックドライバーを減らさないため、60歳になっても定年後再雇用定年延長で働き続けてもらいます。
その結果、会社には60代、70代のトラックドライバーが増えます。70代のトラックドライバーから見れば、50代なんて「まだまだ若手」と思えます。

高齢ドライバー

4. 60代は年齢に合った仕事に

今や多くの運送会社で60代、70代のトラックドライバーも珍しくはなくなりました。
とは言え、さすがに60歳以上で、長距離の仕事は難しくなってきます。60歳以上のトラックドライバーは、やはり近場を回る仕事や、筋力をあまり必要としない仕事に就きます。
こうして会社には60代、70代のトラックドライバーがますます増えていきます。70代のトラックドライバーから見れば、50代なんて「まだまだ若手」に見えてしまいます。

若い人の筋力

5. ハードな仕事は稼げる

トラックドライバーの仕事と言えば、やはり長距離の仕事です。
60代以上のトラックドライバーは、年齢に合った、あまりキツくない仕事に移っていきますが、50代はトラックドライバーの花形と言われる長距離の仕事や、危険物取扱者の資格などが必要な仕事で高収入を稼ぎます。
いわば、トラックドライバーの最前線で活躍しているわけです。そんな50代のトラックドライバーは「まだまだ若手」と言うか、「まだまだ若々しい」と思えます。

ガソリンを運ぶタンクローリー

6. 未経験者もOK

トラックドライバーはなかなか若い人が集まらない職場になっています。そのため、トラックドライバー不足が進む会社が増えてしまい、「未経験者もOK」で募集する求人も増えています。
トラックドライバーという仕事は、高度な技能を必要とするので、昔は「未経験者不可」「経験者優遇」という求人がほとんどでした。
そういう求人には、さすがに50代で挑戦するのはためらわれましたが、今は「未経験者もOK」なので、50代でトラックドライバーに挑戦する人もいます。
トラックドライバー初心者の50代は初々しく「まだまだ若手」と言われがちです。

「本当に未経験でもできるのだろうか?」

7. 不景気だから

このところ「年齢不問」「未経験者OK」でトラックドライバーを募集する求人が増えています。この条件であれば、50代でも気兼ねなく応募できます。
加えて政治家の失策で物価上昇や円安が続き、少子高齢化は止まらず、差別や偏見が増長され、社会不安が増大しています。その結果、50代でも失業することが珍しくなく、就職のハードルが低いトラックドライバーになる50代が増えています。
若いなり手が少なく、高齢化が進むトラックドライバーの中では、こうして増えている50代はまさに労働力の中心で光り輝いています。
「まだまだ若手」と言うか、「まだまだ若々しく活躍せざるを得ない」と言えます。

広がる社会不安

8. 実際、まだ老け込むのは早い

昭和の昔は55歳が定年でしたが、実際、現代の50代は昔に比べ、十分「まだまだ若々しい」と言えます。何しろ、今や「人生100年時代」です。
50代はようやく折り返し地点を過ぎただけです。
「まだまだ若手」と言うか、「まだまだ若々しく活躍してほしい」というわけです。

人生100年時代

トラックドライバーは熱中症には油断大敵

「暑い」

トラックドライバーにとって健康は大事です。
トラックドライバーが体調を崩すと、それが原因となってハンドル操作などを誤り、事故を起こしかねないからです。そのため、トラックドライバーは朝の点呼のときなどに健康状態をチェックされます。
しかし、朝からずっとバリバリに元気だったのに、仕事中、すなわちトラックの運転中に急に体調を崩す危険もなくはないです。例えば、熱中症です。
トラックドライバーは勤務時間の大半を、エアコンのある運転席で過ごすので、熱中症の危険は低いのじゃないかと思われがちですが、トイレに行きたくなるのを我慢したくないために水分補給を控えたりして脱水症に陥る危険はなくはないのです。


1. 仲間に合わせて残業しない

一般的な職場では、同僚たちが残業している中、自分の仕事が終わったからと言って、1人だけ定時に退社するのは気が引けたりします。中には、わざとらしく「今日はヤボ用があって早く帰らなきゃいけない」などと、聞いてもいない用事を言ってから帰ったりする人もいるようです。
トラックドライバーは1人1人が別の仕事をしていますから、皆、自分の仕事が終わればとっとと帰ります。同僚がまだ配送から戻らないから待つ、なんて人は滅多にいません。
深夜からの勤務で、午後3時あたりで退社する人もいるでしょう。真夏ならまだまだ暑い時間帯です。エアコンの効いた運転席から降り、炎天下を家に帰る途中で熱中症になったりしないように気をつけましょう。

残業

2. 隣に上司がいない

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をするので、運転席の横にも上にも後ろにも上司はいません。そのため、仕事を管理されているという実感が薄くて良い、なんて言うトラックドライバーもいます。
ただ、上司がいれば、トラックドライバーの体調の変化にも気付いてくれて、熱中症の危険を感じたりしたら、水分補給を促してくれるかもしれませんが、そういう上司が近くにいるわけではないので、すべて自分で判断しなければいけません。自分のことを「ちょっとやそっとじゃ大丈夫」などと過信したりしたら危険です。熱中症の危険に気付かず、意識がもうろうとしてくるかもしれません。

うるさい上司

3. 同僚もいない

トラックドライバーがトラックを運転する横にも上にも下にも、上司だけではなく同僚もいません。
同僚がいれば、運転の仕方や道順にいちいち口をはさんできてうるさくて仕方なく、イライラがつのってストレスがたまるかもしれませんが、お互いに体調の変化にも気付くことができ、熱中症を回避できるかもしれません。
または、同僚との雑談に熱中して喉が渇きがちになり、こまめに水分補給することにもなるのではないでしょうか。
そんな同僚がいないわけですから、1人で熱中症を警戒しなければいけません。

うっとうしい同僚

4. ビロウなことも平気

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をするので、真っ昼間の勤務中、周囲に他の車がたくさん走っていても、放屁しようが鼻や耳をほじろうが、気にする必要はありません。トラックの運転席は普通自動車より高い位置にあるので、運転席まで覗くことはありませんし、わざわざ運転中に近くを走るトラックの運転席を覗く人もいません。ましてや音なんかは聞こえません。
また、例えば鼻をほじっているところを見られたとしても、全くの赤の他人に一瞬、恥ずかしいところを見られたからと言って、それがどうだと言うのでしょう。どうってことはありません。
いわゆる、そうしたビロウなことをしても平気なほど、周囲から気にされないのがトラックの運転席です。熱中症でヤバイ状態になっても、意識がもうろうとしてハンドル操作が怪しくなるまでは周囲も気付かないでしょう。
自分だけで熱中症を警戒するしかないのです。

ビロウな話で恐縮ですが

5. 孤立感は関係ない

自宅勤務が多い人は、周囲に上司や同僚がいないことで孤立感に陥る人もいるようです。同居する家族がいればまた違うかもしれませんが、独り暮らしの場合はことさらに孤立感が強まるようです。
そんな人がトラックドライバーになれば、確実に孤立感に陥るでしょう。
そして熱中症は、孤立感に陥ろうが陥らなかろうが、気温や湿度が高く、日差しが強い環境下で長く過ごして体温が上昇すると、引き起こされる可能性が爆上がりします。気をつけるしかありません。
一方トラックドライバーは、周囲に誰もいないことを「自由で気まま」と考える人が多いのかもしれません。仕事中、誰にも相談できない状況を「普通」と考えます。
結局、熱中症には自分できちんと注意しなければいけないのです。

リモートワーク

6. 孤独に慣れる

トラックドライバーは、周囲に誰もいないことを「自由で気まま」と考える人が多いのかもしれません。仕事中、誰にも相談できない状況を「普通」と考えます。
そのため、「いつもより暑いなあ」と感じたり「やけに喉が渇く」異変を感じても、誰にも相談できず、つい自分は健康だと過信してそのまま仕事を続けてしまう危険があります。

とにかく運転

7. 好きな音楽聞き放題

トラックドライバーは、勤務中にトラックの運転席で好きな音楽も聞きたい放題です。
ホットな音楽なんかを聞きまくり、気持ちが高揚して体温が上昇し、熱中症の危険を上げてしまわないとも限りません。
ボリュームにも注意しましょう。

音楽を聞くのは楽しい

8. 歌いたい放題

トラックドライバーは、勤務中にトラックの運転席で好きな歌も歌いたい放題です。
ホットな演歌なんかを歌いまくり、気持ちが高揚して体温が上昇し、熱中症の危険を上げてしまわないとも限りません。
ただ、歌うと喉が渇くので、こまめな水分補給につながるかもしれません。

歌うのも楽しい

9. 服装もある程度自由

トラックドライバーは服装に関しても、規定がゆるい会社があります。特に規模が小さい会社ほど、ゆるくなっています。
そんな会社では、夏なんかはアロハシャツでトラックを運転しても構わないわけです。アロハシャツなら暑くてもある程度は快適に過ごせるので、熱中症の危険も下がりそうです。
ですが、服装がある程度自由だからと言って、ファッションにこだわるあまり、機能性を無視した服装にすると、大変なことになるかもしれません。気をつけましょう。

運転に向かない格好

10. タバコは止めておきましょう

トラックドライバーにとって健康維持、体調管理はとても重要です。エアコンが効いた運転席で過ごすとしても、熱中症の危険がゼロになるわけではないので気をつける必要があります。
付け加えておきますと、熱中症には直接関係ありませんが、健康維持の観点から喫煙の習慣は止めておきましょう。

禁煙しましょう

最後に

熱中症を避けるには、こまめに水分を補給し、暑さをなるべく避け、しっかり睡眠を取ることが大切です。くどいようですが、エアコンの効いた運転席で過ごしていても熱中症になるときは熱中症になってしまいますし、熱中症にならないときは熱中症にならないものです。不思議だと思うかもしれませんが事実です。

スポーツドリンク

もしも、トラックドライバーになった途端に太ったら

大事なのは健康

世の中の、異様なまでのやせすぎ体型への憧れは相変わらずですが、大事なのは健康状態です。太りすぎは確かに健康上、良くありませんが、やせすぎも健康上良くないのです。
加えて注意しなければいけないのは、急激な体重の変化です。プロボクサー、ジェイク・ラモッタの晩年を演じるわけでもないのに急に太ったり、サイコスリラー映画「マシニスト」に主演するわけでもないのに急にやせたりしたら、一度病気を疑ったほうが良いかもしれません。
閑話休題。トラックドライバーは太りがちだと言われています。これまた、それほど急激に太ったわけでもないのであれば、それはごく自然なことだと考えても良いでしょう。


1. 喜ぼう

トラックドライバーになった途端に太ったら、それは幸せ太りというヤツかもしれません。
トラックドライバーの仕事は基本的に1人で行うので気が楽で、人間関係のストレスも少なく、給料は歩合制になっていることが多いので、たくさん稼ごうと思えばたくさん稼ぐことができ、しかも屋外でトラックを乗り回すのが仕事なので開放感もあり、さらに、車の運転が好きであれば、その「好きなこと」を仕事にできるので充実感も味わえ、ついでに荷を運ぶことで社会を支える、社会貢献度の高い仕事に従事しているやりがいもあって、まさに「おいしい仕事」です。
そりゃ幸せ太りやむなしです。

「やったー!」

2. 太った結果を考えよう

太ったことでどうなったか、その結果を考えてみましょう。
太って好感度が上がる人もいます。何だか、周囲の対応に親しみが加わったと感じるかもしれません。
ズボンがきつくなったとか、上着のボタンをしにくくなったりしたら、太りすぎかもしれません。
とは言え、多少太ったくらいでは、何も変化は起こらないでしょう。周囲も気付かないくらいです。

考える

3. 太った原因を考えよう

どうして太ったのか、その原因も考えてみましょう。
そういや、以前に比べて食事の時間が不規則になったとか、運転中につい菓子なんかを食べることが多くなったとか、トラックドライバーは体力仕事なので食事の量が増えたとか、いろいろあるかもしれません。
「特にないなあ。ただ、以前より食事をおいしく感じるようになった」という人は、まさしく幸せ太りです。その幸せが長く続くように祈りましょう。

考える その2

4. 必要なら食生活を考え直そう

太った結果と太った原因から、太りすぎかもしれないと判断できたら、食生活を見直すと良いかもしれません。
間食をやめ、食事量も少し減らすと良いでしょう。
もちろん、安心してください。それで急激にやせることはありません。

食生活

5. 必要なら体を鍛えてみよう

間食をやめ、食事量も少し減らしたら、急激にやせず、少しずつ元に戻っていくはずです。
しばらく続け、なかなか元に戻らないようなら、適度な運動を習慣にしてみましょう。それでもダメなら、スポーツジムなどに通って体を鍛えると良いかもしれません。
体を鍛えて適度に筋肉なんかがつくと、体重は多少増えますが、健康的な生活を送れるはずです。

鍛える

6. 必要ないなら幸せを満喫しよう

太った結果と太った原因から、太り過ぎではないと判断できたら、その幸せ太りを満喫しましょう。
何か足りないと感じながら毎日を過ごしている人がほとんどですから、幸せ太りを満喫できる人はとても幸運です。

幸せを満喫中

7. 自慢しよう

幸せ太りを満喫できる人はとても希少ですから、自慢しても良いレベルの幸運だと考えて良いはずです。
本来、他人にいろいろ自慢したりするのははしたないことですが、希少な幸運を味わっているので、まあ良いでしょう
トラックドライバーという仕事の素晴らしさ、その素晴らしい仕事に巡り合った幸運、仕事で感じている充実感を周囲に言いふらすのです。
SNSなんかを使うと嫌味なので、普通に口頭で広めたほうが良いかもしれません。

「自慢話を聞いてくれ」

8. 健康管理により注意しよう

体型や体質には個人差があるので、太る=不健康ではありませんが、それでも太ったということは体型が変化したということなので、健康管理に注意したほうが良いことに変わりはありません。
ぶっちゃけると、やせていても、筋肉質でも、中肉中背でも、太っていても、やはり健康管理に注意するに越したことはないということです。
特にトラックドライバーは体調を崩すと交通事故のリスクが爆上がりする危険もありますから、どんな人でも日ごろから健康管理に注意する必要があります。

健康が大切

9. 洋服を買いに行こう

太って洋服が合わなくなった人も、合わなくなったわけではないけど、ちょっと体型が変わったので、新しい体型に気分を合わせる意味でも、洋服を買いに行ってみましょう。
きっと楽しいはずです。

ブティック

10. ドンドン食べよう

太りすぎは良くないですが、同じようにやせすぎもイケマセン。
多少太るくらいなら、そんなことは気にせず、ドンドン食べましょう。幸せになれるはずです。
ドンドン食べたらエネルギーもたまりますから、スポーツしたり、踊ったり、エネルギーもジャンジャン使いましょう。

食べるのは楽しい

もしも、後生だからトラックドライバーになってくれと懇願されたら

「トラックドライバーになってくれ! 頼む」

人生、この先何があるか分かりません。
立候補もしていないのに国会議員になったり、買ってもいないのに宝くじに当たったりする、なんてことはないでしょうが、想定していなかったきっかけで人生が大きく変わるということは十分起こり得ます。
え、「自分はこれまでの人生を自分自身でしっかりコントロールしてきた」ですって? そう思い込まされている人って、案外多いようですよ。


1. なる

世の中には「頼まれたらイヤとは言えない」という粋な人がいます。いるはずです。いてほしいです。
そんな人は、理由や自分の状況はともかくとして「後生だからトラックドライバーになってくれ」と頼まれたら、後先を考えることなくトラックドライバーになってしまうでしょう。
トラックドライバーは給料が歩合制であることが多いので「やればやるだけ稼げる」仕事ですし、仕事は基本的に1人で行うので自由度が高く、人間関係のストレスも少ない「おいしい仕事」です。
もし、トラックドライバーに適性があるなら、きっと長く、楽しみながら仕事を続けられるはず。「トラックドライバーになってくれ」と頼んできた人に感謝しかないでしょう。

「頼まれたらイヤとは言えないんだよな」

2. 断固拒否る

「自分はこれまでの人生を自分自身でしっかりコントロールしてきた」と思い込み、他人からの頼みも容赦なく断ることができる人は、「トラックドライバーになってくれ」という頼みを特に理由もなく、すぐに断るでしょう。
いわゆる「取り付く島もない」というやつです。

「断る!」

3. 拒否の根拠を挙げてみる

懇願をすぐに承諾したり、拒否るのではなく、じっくり考えてみる人もいるでしょう。熟考するわけです。無下に断ると「冷たい人」なんて非難されてしまうかもしれないので、これは重要かもしれません。
基本的には、他者の事情で自分の人生を大きく変更することには抵抗がありますから、そこのところを深掘りしてみます。
自分の気持ちを顧みると、拒否したい気持ちが大きかったりします。やはり他者に自分の人生を変えられたくないわけです。
その理由を深掘りすると「トラックドライバーは長時間勤務で仕事がキツイ」「車の運転を長時間続けるほどには、運転が好きではない」「トラックドライバーの仕事は体力的にキツそうだけど、それほど体力に自信がない」「仕事がキツイ割りに給料が良くなさそう」などなど、いろいろ出てきます。
これだけ挙げて拒否れば、もう懇願してくることもないかもしれません。

考えてみよう

4. 懇願する理由を聞いてみる

懇願をすぐに承諾したり、拒否るのではなく、じっくり考えてみる人もいるでしょう。熟考するわけです。無下に断ると「冷たい人」なんて非難されてしまうかもしれないので、これは重要かもしれません。
基本的には、誰もむやみに他者の人生を大きく変更させようとはしないはずですから、懇願してくるのもそれ相応の理由があるに違いありません。
どうしてトラックドライバーになれと言ってくるのか、その理由を聞いてみましょう。理由を聞いてみて、改めて考えるのが、常識的な大人の対応です。
もしも「理由なんてない」と即答されたら、唖然とするしかありません。

「なぜなんだ?」

5. 期間限定でなってみる

懇願をすぐに承諾したり、拒否るのは大人げないと思うなら、「試しにトラックドライバーになってみる」というのはどうでしょう。
「お試し」なので、期間を設けます。3ヶ月とか半年では、いくら何でも採用してくれる会社に申し訳ないので、2~3年は試してみましょう。
トラックドライバーの仕事は長時間勤務が多く、過酷と感じることもあるかもしれませんが、仕事は基本的に1人で行うので自由度が高くて気が楽ですし、仕事の大半はトラックの運転なので「トラックを運転しているだけでこんなに稼げるのか」という驚きもあるかもしれず、もしかしたら自分がトラックドライバーの仕事に向いていることを発見できるかもしれません。

まずは期限を決めて

6. 見返りを求めてみる

どんなときでも「タダ働きはイヤだ」という人がいます。「報われない愛なんて信じない」という人です。つまり、人を愛するのも、自分が愛されるという前提の上で、人を愛するわけです。何をするにも必ず見返り、損得を考えます。
日本の古い価値観からは「卑しい」「さもしい」「はしたない」と敬遠されますが、そもそも人は知らず知らずのうちに損得勘定してしまいますし、自分のしたことの見返りを求めるのもごく自然なことです。
「トラックドライバーになってくれ」という願いを叶えたときの見返りが、トラックドライバーになったことと釣り合うほどのものであれば、願いを聞いてトラックドライバーになると良いでしょう。
どう考えてもトラックドライバーになったことによる損のほうが大きければ、その願いを断っても大きな問題にはならないはずです。
どう考えてもトラックドライバーになったことによる結果を越えて、ものすごい見返りを提供すると言われたら、何かがあるかもしれません。おいしい話には、そう簡単に乗らないほうが良さそうです。

損と得とを秤にかけて

7. いろいろ調べてみる

とりあえず、懇願してきた相手とやり取りする前に、まずはトラックドライバーとはどういう仕事なのか、調べてみるのも、大人の対応です。
「長時間勤務で過酷」「昔ほどには稼げない」「常に交通事故のリスクがある」など、いろいろなデメリットが判明するでしょう。
同時に「給料が歩合制になっていることが多く、やればやっただけ稼げる」「仕事は基本的に1人で行うので気楽だし、人間関係によるストレスも少ない」「仕事によってはいろいろな土地に行けて、仕事ながら旅行気分を満喫できる」など、メリットも分かってきます。

じっくり調べる

8. 良さそうな会社を当たってみる

「トラックドライバーになってくれ」と請われたことがきっかけで、いろいろ調べてみると、トラックドライバーとなることに関してはデメリットよりメリットのほうが多いと判明したら、こりゃもう、トラックドライバーになるしかありません。
ドライバー専門の求人サイトをチェックして、トラックドライバーとして働くのに良さそうな会社を探してみましょう。良さそうな会社があったら、HPを見たり、実際に訪ねて行ったり、その会社についてさらに調べてみましょう。ワクワクしますよ。

会社訪問

9. 相手によって判断を決める

そもそも、誰が「後生だからトラックドライバーになってくれ」なんて頼んできたりするのでしょう。
両親? 友人? 恋人? それとも学生時代の恩師なのか、今の勤務先の上司なのか、隣に住む若夫婦なのか、行きつけの定食屋のオヤジなのか、それともそこの常連客なのか。
例えば通りすがりの見知らぬ他人に突然そんなことを言われても戸惑うばかりです。ですが、10年付き合っていて、そろそろ結婚のことも考え始めている相手に言われたら、真剣に考えなければいけません。
今さらですが、頼んできた相手との関係性も、どうするかを考えるときの判断材料になりそうです。

「なぜだ?」

10. その言葉をそのままお返しする

「後生だからトラックドライバーになってくれ」と頼まれたら、そのままそっくりその言葉を返してみましょう。
どうなりますか、後は仕上げをごろうじろ、です。

「そっくりそのままお返しするぜ」

最後に

何にせよ、トラックドライバーになるかならないか、最終判断は自分でしなければいけません。

「決めるのは自分だ!」