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女性ドライバーが増えることのメリット

大正時代


今でこそ夫婦共稼ぎは全く珍しくない時代になりましたが、100年ほど前、大正時代にも会社で働く女性はいました。職業婦人なんて言われ、ちょうどそのころ増え始めたようです。
とは言え、いわゆる「女性の社会進出」なるものはまだまだ進んでいないのがこの令和の現状です。そもそも「女性の社会進出」などという言葉が必要なくらいですから。
さて、そんな中、2018年、つい数年前の厚生労働省による労働力調査では、道路貨物運送業、つまり職業ドライバー業における女性従業員の割合はわずか2.3%でした。「ごくわずか」です。女性ドライバーが増えれば、雇用する会社のほうにもいろいろなメリットがあるのに、全くもったいない話です。


1. 人手不足の解消

少子高齢化によって多くの業界で若い新入社員を取り合うようになっています。従来、職業ドライバー業界はどこも「若い男性」に向けた求人展開に力を入れてきたわけですが、「女性の社会進出」なるものがまだまだ進んでいない日本では、要するに「若い男性」の取り合いになっていました。
つまり、「幅広い年齢層の女性」に向けての求人をアピールする余地が残っているのです。
路線を変更して「若い男性」だけではなく「幅広い年齢層の女性」を積極的に採用すれば、求人枠も早々に埋まっていくかもしれません。

幅広い年齢層

2. 雰囲気が良くなる

職業ドライバーの会社は中高年以上の男性が社員の大半を占めているため、全体の雰囲気はとても武骨になっています。
そこに1人でも女性ドライバーが入れば、社内の雰囲気も変わります。女性にも武骨な人はいるかもしれませんが、少なくとも男性よりは柔和です。
また、社内に女性がいるということで、男性も異性を意識し、言動も多少はおとなしくなることが期待できます。

明るい職場

3. 荷主にも歓迎される

女性が男性に与える影響には大きなものがあります。それは社内だけではなく、対外的にも同様です。荷の届け先の担当者も、武骨な男性が荷を届けに来るより、柔和な女性が来たほうが和みます。
また、繊細な人が多いのが女性の特長になっていますから、まさに繊細で気配りの行き届いた女性が荷を安全に、ていねいに運ぶと、荷主の評価も格段に上がります。
もちろん、繊細で気配りの行き届いた男性もいますけどね。

柔和な女性の笑み

4. ミスが減る

女性が細やかな仕事振りを見せると、それはベテランの中高年男性社員たちにも大きな刺激になります。
例えば女性トラックドライバーが全日本トラック協会による全国トラックドライバー・コンテスト女性部門優勝したりすると、今までコンテストに参加しなかった男性も積極的に挑戦するようになるかもしれません。
男性ドライバーたちの仕事振りも向上し、会社全体としてミスが減るわけです。

コンテスト

5. 営業力がアップする

作業や目のつけどころが細やかで配慮が行き届く人が多いのも、なぜか女性の特長になっています。細やかで配慮が行き届く男性も多いはずですが、それはともかく、女性は会社にとって重要な戦力となります。いろいろな場面に女性ならではの視点から多様な提案がなされれば、営業力強化・経営向上につながるそうです。
確かに、女性の物腰柔らかな言動によって取引先とのコミュニケーションがうまくいくこともあります。

女性の目

6. 誰もが働きやすくなる

女性ドライバーを雇用するとなると「女性が働きやすい職場環境」を整える必要があります。女性用トイレ、女性用更衣室の設置はもちろん、分煙の配慮、育児中の女性のための勤務体系の見直しなども必要です。
会社としては大改革かもしれませんが、「女性も」働きやすいということは「誰もが」働きやすいということです。中高年男性にも歓迎される職場環境になり、従業員全体の士気が上がります。

大改革

7. 若い男性社員が増える、かも

女性は職場に清潔感を求めますが、それは若い男性も同様です。
女性が働いている職場だということは、若い男性にも「働きやすい職場」だということをアピールすることにもなります。

清潔な環境

8. 企業イメージがアップする

今はいろいろな業界で「労働環境の改善」が進められています。逆に労働環境が悪いと、すぐに叩かれます。
女性も含め「誰もが働きやすい職場」になると、企業イメージもアップします。イメージがアップした企業が業界全体に増えると、業界全体のイメージもアップします。
職業ドライバー業界全体のイメージがアップすると、求人にも多くの人が殺到するでしょう。

殺到

9. 定着してくれる

日本ではまだまだ「育児は女性がするもの」という風潮が一般的で、男性にとって育児は「協力するもの」であり「2人で一緒にするもの」という感覚が希薄という、何とももったいないとしか言えない状況です。そんなこともあり、育児中の女性の中でも特にシングルマザーは、長く安定的な収入を得たいと強く思っています。
そのため、正社員としてできるだけ長く勤務しようと考えます。こういう思いの人を放っておくのは、それこそもったいない話です。正社員の求人に応募してきた女性はガンガン採用し、ドライバーとしてドンドン仕事してもらいましょう。

育児

10. 日本が平和になる

女性の社会での活躍が一般的になり、どの業界でも誰もが働きやすい職場環境が普遍的になれば、日本も少しは住みやすくなるでしょう。
もしかしたら、女性の政治家も増えるかもしれません。そうすれば、日本も平和への第一歩を踏み出せるはずです。

平和な日本

女性ドライバーが増えることでのデメリット

働く女性

2018年、つい数年前の厚生労働省による労働力調査では、道路貨物運送業、つまり職業ドライバー業における女性従業員の割合はわずか2.3%だったようです。どの業界でも人手不足が問題視されている中、女性ドライバーが増えれば、雇用する会社のほうにもいろいろなメリットがあるのにもったいない話です。
もったいない話ですが、世の常としてメリットがあるということはデメリットもあるのです。もしメリットしかなかったら「そんなバカな話があるものか」と大勢が考え、そのメリットを信用してくれないでしょう。
しかし、女性ドライバーが増えることにはちゃんとデメリットもあるのです。

1. 職場環境を整備しなきゃいけない

職業ドライバーの業界、すなわちトラック輸送、タクシー、バスなどのドライバーは従来「男の職業」で、ドライバーのほとんどが男性でした。
そこへ女性を増やそうというのですから、いろいろ変えなければいけません。これは結構大変です。それまで多少ブラックな職場環境で、そこで長い男性たちが「こんなもんか」と思って働いていたとしても、きちんとホワイトな職場環境に改善しなければいけません。
ブラックな企業ほど大変なわけです。

白と黒

2. 女性用の設備を設置しなきゃいけない

「男の職場」であった会社にも事務員の女性はいたかもしれないので、女性のためのトイレはあったでしょう。しかし、ドライバーとして雇用し、割合を増やしていくなら、女性用のトイレも増設する必要があります。
それだけではなく、女性用更衣室も必要ですし、化粧したり化粧を直したりできるスペースも必要になります。
それだけ設備を増やすのも、経営規模が小さい会社にはかなり大変です。お金をかけない工夫を考えなければいけませんが、工夫を考えるのも大変には違いありません。
工夫できない会社ほど大変かもしれません。

化粧

3. 正論を言われなきゃいけない

夫婦ゲンカで正論を言うのは、決まって女性です。「いや、そんなことはない! 俺のほうがいつも正しい」と言い張る男性もいるかもしれませんが、冷静に考えれば分かります。
女性はいつも正論を言います。それは職場でも同じでしょう。
男性同士の場合は相手の立場、自分の立場などをいろいろ考慮して「言わずもがな」で済ましたりもします。しかし、女性はそうはいかない、かもしれません。
そして男性は「慣例」を重視して「正論」を無視しがちです。女性が気づいた業務の改善点などを見逃さずに改善に取り組んでいけば、会社の業績が上がる可能性もあるでしょう。無視してしまえば、経営の改善も滞ってしまうことになります。
「慣例」「慣習」にこだわる、古い価値観の会社ほど大変です。

男は負かされる

4. 勤務体系を見直さなきゃいけない

昭和の昔は「寿退社」がもてはやされました。女性社員は結婚すると退職することが当たり前だったわけです。
もちろん、今も結婚を機に専業主婦となる女性はいます。人それぞれです。
しかし、結婚後も仕事を続ける女性が増えました。増えましたが、フレックス勤務を希望したり、転勤を嫌がったり、働き方を変える人はいます。
一般企業では当たり前にもなってきましたが、職業ドライバーの会社も、従業員が人生それぞれの節目に対して柔軟に勤務体系を変えられるような会社になっていく必要があります。
これも「慣例」「慣習」にこだわる、古い価値観の会社ほど大変に違いありません。

人生の節目

5. 発言に気を使わなきゃいけない

「男の職場」だった職業ドライバーの業界はいわば「男の世界」です。そこにいるのは男性だけです。
そこには男同士の軽いどつき合いやら軽い下ネタジョークが飛び交っていたかもしれません。しかし、女性従業員が増えた職場でそんなことがあると「セクハラ」と言われかねません。気軽に下ネタも言えなくなりますし、ちょっとしたスキンシップもできません。
なかなか厄介です。
ただ、「軽い下ネタ」「ちょっとしたスキンシップ」も、同性同士でも「セクハラ」となる可能性はなくはないですけどね。
どちらにしろ、昔ながらのイメージ通りの「荒くれ者集団」の会社ほど大変なのかもしれません。

どこからがセクハラ?

6. 男の世界ではなくなる

これまで自由に飛び交っていた「下ネタ」も、絆を深めたスキンシップも封じられ、会社は多様性のある場所になります。もはや「男だけの世界」ではありません。
男尊女卑を当たり前として育った世代の男性たちにとっては、とても居心地が悪くなる可能性もあります。具体的に不都合があるわけではなくても、気持ちは何だかモヤモヤするでしょう。
ただ「多様性」は職場だけの問題ではなく、あらゆるところで重要になっていくことです。若い人はどんどん「多様性」を当たり前として育っていくでしょう。
「慣習」にとらわれ、新しい価値観に対応できない男性にとってはとてもとても大変です。

多様性

7. 育児支援もしなきゃいけない

女性従業員が増えることで職場環境を整備するには、勤務体系を見直す必要もあります。その中には育児支援もあります。
日本ではいまだに「育児は女性が担うもの」というおかしな風潮が一般的になっていて、女性の社会的な活躍のためには会社に育児支援の制度を設ける必要があるとされています。
また、育児のために勤務時間が限られる女性のために、パート勤務の女性のシフトをやりくりする必要もあります。
何だかいろいろ大変です。
「男は育児を担っちゃいかんのか!」と怒り出す男性があまりいないのも不自然な気もしますが。

育児

8. いろいろ面倒くさい

女性ドライバーを増やすことでのデメリットをひと言で表現すると「面倒くさい」と言えるかもしれません。
しかし、面倒がっていて女性ドライバーを増やす努力をしなければ、業界を襲う人手不足問題はますます深刻化するばかりです。
面倒がっていては、人手不足問題だけではなく、事業展開で起こるさまざまな問題にもきちんと対応することはできません。
大変ですが、面倒がっている場合ではないのかもしれませんね。

奮闘努力が必要です

冬と戦うトラックドライバー

寒い

冬のトラックドライバーは寒さと戦うだけではありません。もちろん、寒さとも戦わなければいけませんが、昼夜刻々と変わる日常生活のひだの中に発生する過酷な運送業務に、敢然と挑むのがトラックドライバーです。
彼らは作業着に身を固め、栄養ドリンクを片手に寒い冬も敢然と配送任務に出動するのです。



1. 冬季繁忙期

冬には冬の繁忙期があります。
クリスマス、大晦日、正月と、なかなかなビッグイベントが続き、人も移動すればモノも移動します。クリスマスはプレゼントが行き交いますし、大晦日や正月も人の移動に伴い、旅行には手軽に行きたい人たちが旅の荷物を宅配便で送ったりするので、モノの移動も増えるのです。
また、企業が正月休みに備えて正月前にいつもより多くの荷の配送を依頼してくることもあります。
正月とは何にも関係ない荷を運ぶトラックドライバーは別にして、多くのトラックドライバーはとても仕事が忙しくなります。大変です。

正月

2. レジャー渋滞

冬には正月休みがあります。クリスマスは日本では休日ではありませんが、各地でイベントが行われたりします。モノも移動しますが、人も移動します。人は自家用車でも移動します。道はいつも以上に車であふれ、渋滞が起こります。
いたるところで渋滞が起こるので、トラックドライバーが渋滞に遭遇する確率が爆上がりします。しんどいです。

渋滞

3. 寒さ

冬は当然寒いです。
運転席はエアコンで暖めることができるので、トラックドライバーが凍えることはないですが、頻繁に荷の積み下ろしをするような仕事では、寒い外と暖かい車内を行ったり来たりすることになります。体の調子を崩す可能性もあります。
また、寒いとエンジン始動に時間がかかったりして仕事が非効率になることもあります。厄介です。

寒い

4. 降雪

寒さの厳しい時期は雪が降ることもあります。
雪が目の前に降っていると、視界が悪くなります。路面は濡れて滑りやすくなります。雪が降っているということは空は雲に覆われ、周囲は暗くなっています。
道路を走る周囲の車も同様な状況なので、周囲への注意が晴れの日より数倍は必要です。傘を差した歩行者もいるはずで、その人たちは周囲を確認しにくくなりますから、その分トラックドライバーは歩行者の存在など、厳重に周囲を注意しなければいけません。面倒です。

雪が降る

5. 道路の積雪

雪が降れば、積もることもあります。
雪が積もれば、滑ります。滑らないよう、スタッドレスタイヤなどの雪道用タイヤに替えたり、タイヤにチェーンを付けたりする必要があります。
夜中に降り積もった雪が、朝から昼にかけて気温が上がると徐々に溶け出します。道路はベチャベチャになります。シャーベット状の雪も滑りやすいです。危ないです。

雪が積もる

6. トラックへの積雪

夜中に降った雪がトラックの上に積もっていることもあります。
雪が積もったままトラックを走らせると、走行中に落下して周囲に迷惑をかけることもあります。雪はあらかじめどけておきましょう。
また、雪が降るほど寒いと、ウォッシャー液が凍ってしまう可能性もあります。要注意です。

トラックに雪が積もる

7. 豪雪で立ち往生

雪の降りが激しいと、いわゆる豪雪となります。
降雪で視界がゼロになり、しかも積雪量がものすごいことになると、車が前に進めなくなってしまうこともあります。立ち往生です。
それほどの豪雪地帯ともなると、周囲に民家などが全くない場所かもしれません。電話が通じれば救援を呼ぶこともできますが、通じなければそこでしばらく耐えなければいけないかもしれません。
真冬に人里離れた道を行く仕事の場合は、毛布などの防寒用具を用意しておいたほうが良いでしょう。もちろん食糧も必要です。ヤレヤレです。

立ち往生

8. 豪雪で通行止め

豪雪で通行止めになることもあります。この場合、迂回しなければいけません。時間のロスになります。
ストレスです。

豪雪

9. 冷え

寒さは人体にも影響します。
運転席はエアコンで暖まりますが、朝、運転席に乗った直後は体も冷えていて筋肉もこわばり、俊敏に動けないかもしれません。
また、長距離の仕事で車中泊する場合も、凍えないようにしっかり防寒対策しましょう。絶対です。

冷える

10. 心構え

寒い冬は体が縮こまり、気持ちも縮こまってしまいがちです。パワフルに動ける夏とは違います。いくら暖房を効かせて厚着しても、血行が悪くなったり、背中が丸まったりします。
トラックドライバーは体力仕事ですから、「寒さなんて吹き飛ばす!」くらいの気持ちで乗り切りましょう。要は気持ちです。

「寒さなんて吹き飛ばす!」

最後に

夏は暑くて気持ちがダレますし、冬は寒くて気持ちが縮こまります。人は何かと理由をつけて「頑張らないで過ごそう」とするのかもしれません。
しかし、やるときはやりましょう。それが肝心です。

頑張らずに「ひと休み、ひと休み」

トラックドライバーの社会貢献

チョモランマ

トラックドライバーは荷を運ぶことで人々の生活や企業の経済活動などを支える、社会貢献度がチョモランマ級に高い仕事だと言われています。
「利益を社会に還元すること」は、トラックドライバーに限らず、あらゆる職業、あらゆる会社に課せられている義務でもあります。
そんな中、トラックドライバーの社会貢献は、生活や経済活動に必要な荷を運ぶことだけではありません。


1. 災害時の緊急物資輸送

全国のトラック協会は、国や自治体と取り決めを交わし、地震や台風などの大きな自然災害時に緊急・救援輸送を優先かつ迅速に行っています。

災害時に活躍

2. 安全運転の徹底

あらゆるドライバーが徹底的に取り組まなければいけないのが交通事故の撲滅ですが、ハンドルを握っている時間が長い職業ドライバーにとってはまさしく最優先事項です。
さらに、車体が大きく、事故被害が大きくなりがちなのがトラックによる事故なので、中でもトラックドライバーは安全運転の徹底を肝に銘じなければいけません。
安全運転を徹底し、道路事情を交通事故の撲滅に近づけることができれば、トラックドライバーの社会貢献度の高さは成層圏をも超えるでしょう。
実際、トラック協会では安全運転キャンペーンや、子ども向けの交通安全教室も開催して地域に貢献しています。

交通事故を撲滅したい

3. 職場環境の整備

物流・運送業界は歴史が古く、昔ながらの慣習が残っている会社が多いです。そんな業界なので、行政の旗振りによって労働環境の改善が進められています。
トラックドライバーも男性が圧倒的に多かったので、女性が働きやすくするとともに、少子高齢化で高齢化が進んでいる業界に若い人材を増やすためにも、職場環境の整備が大きな課題になっています。
職場環境の整備は社会全体の課題でもありますから、物流・運送業界でこれが進めば、大きな社会貢献になるでしょう。
実際、職場環境の整備を進め、女性トラックドライバーを増やしている会社もあります。

進む高齢化

4. 二酸化炭素排出の削減

現在、世界的に大きな課題となっているのが、地球温暖化の阻止です。
人間生活や企業活動は、地球温暖化を進めてしまう温室効果ガスの排出を伴います。中でもガソリンエンジンで動く自動車は、温室効果ガスである二酸化炭素を大量に排出します。車を長時間動かすトラックドライバーをはじめとした職業ドライバーは、二酸化炭素の排出を少しでも減らすような運転を心掛けなければいけません。
それがエコ・ドライブです。トラック協会でもエコ・ドライブの普及を進め、トラックドライバーによる環境負荷の低減という社会貢献を続けています。
また、ガソリンエンジンではない、水素を燃料とした燃料電池自動車の開発が進められています。この水素エンジンで走るトラックが一般に普及すれば、環境負荷の低減はますます進むでしょう。

温室効果ガス排出を減らそう

5. 事務処理のデジタル化

物流・運送業界は歴史が古く、また、零細・中小企業が多いこともあって、いまだに伝票などに紙を使う、アナログなやり方が主流だったりします。
もちろん、業界としてはデジタル化によるペーパーレスを進め、環境負荷の低減を図っていこうとしています。実際、零細・中小企業であっても、デジタル化を実現している会社もあります。

ペーパーレスを目指そう

6. 多様な人材の採用

少子高齢化によって多くの業界で人手不足が続いていますが、物流・運送業界でもドライバーの高齢化が進んでいます。
そしてトラックドライバー不足の解決策として注目されているのが女性です。女性でも誰でも働きやすい職場環境の整備が進められています。
これも行政の旗振りで、女性トラックドライバーを増やす取り組みが数年前から始まっていますが、それほど大きく前進はしていないようです。とは言え、女性の積極採用を行っている会社があるのも事実で、そうした動きが古い業界の慣習に風穴を開けてくれることが期待されています。
ゆくゆくは外国人や身体障害者の採用にもつながれば、多様性を実現する社会に貢献することになるでしょう。

女性ドライバー

7. 育児・介護休暇制度の普及

労働環境を改善し、男性も女性も誰でも働きやすい職場とするのに必要なのが、育児・介護休暇制度の整備と普及です。少子化高齢化で高齢者が増え、また、女性が会社などで大活躍する現代では、とても重要です。
男性の育休取得ももっと普及したほうが、断然良い社会になります。
物流・運送会社のそうした取り組みが多様性を実現する社会に貢献するよう期待しましょう。

育児は大事

8. 次世代の育成

少子高齢化に歯止めがかからない現代社会では、多くの業界で人手不足が続いています。トラックドライバーも高齢化が進み、若いなり手が激減しています。
このまま行くと、物流が停滞し、人々の生活や会社の活動にも支障が出てしまいます。
業界として、トラックドライバーの若いなり手を増やし、育成していくことが社会全体から求められています。
そのためにトラック協会では、子どもたちや学生らにトラックドライバーの仕事を理解してもらったり、物流に興味を持ってもらうためのイベントや講習を開催しています。
個々の会社でも、入社後に中型運転免許などを取得できるサポートを行うところが増えています。

免許

9. SDGsの推進

SDGsとは持続可能な開発目標のことであり、社会におけるさまざまな問題を解決していこうという取り組みとして提唱されています。多くの企業で、取り組むべき活動として具体的な項目を挙げてもいます。
ここでトラックドライバーの社会貢献として挙げた項目は、いずれもそれらを推進することでSDGsを目指す形になっています。

持続可能な楽しき生活

トラックドライバーには若いうちになっておけと言われる理由

若いうちの苦労

「若いうちの苦労は買ってでもせよ」なんて言葉があります。そんなことを言ったのは、絶対に若い人ではないはずです。
ある程度年齢を重ねた人が、若いときを振り返ってみて「そういやあんな苦労、こんな苦労、いろいろ経験したな。しかし、その苦労のおかげで今の俺がある」なんて、余裕のある立場で言ったに違いありません。今もまだ苦労を続けている人は「もう苦労したくない!」と、心底思っているでしょう。
何にせよ、誰もなるべく苦労はしたくありません。しかし、苦労はわざわざ買わなくても、誰にでも襲い掛かります。若いときは主に体力で、歳を取ると重ねた経験で得た知恵で乗り切ります。
トラックドライバーの仕事は一概に「過酷」と言われています。そしてトラックドライバーは体力仕事です。
やはりトラックドライバーには若いうちになっておいたほうが良いかもしれません。


1. 体力的に安心だから

多くの苦労も、若いうちなら体力があるから持ちこたえることができます。そしてトラックドライバーの仕事は体力仕事です。
同じ体力仕事なら、50代で始めるより20代で始めたほうが踏んばりも効きます。

若いので体力十分

2. 伸びしろがあるから

トラックドライバーは物流・運送業界の仕事です。物流・運送業界はこの先なくなることがないと言われています。人々の生活、企業の経済活動にとってなくてはならない仕事だからです。
そんな中、他の多くの業界同様、人手不足にもなっています。なくてはならない仕事なのに人手不足が起こっているので、設備や職場環境の改善、進化にも多くの関係者が真剣に取り組んでいます。
それだけ伸びしろのある業界の仕事だというわけです。まだまだ発展していく業界の仕事なので、若いうちに仕事を身に着け始め、発展を目撃したほうが楽しいに違いありません。
また、進化や発展の過程を体験できる醍醐味もあります。

まだ伸びる

3. 若くても稼げるから

トラックドライバーの給料は歩合制になっていることが多く、ハードにたくさん働けば、それだけたくさんお金を稼げるようになっています。
若くてもたくさん稼げるわけです。稼がないともったいないです。

たくさん稼ぐ

4. 自由度が高いから

一般的な企業、特に大企業ともなると、チームで大きなプロジェクトを進めます。仮に1人が病気か何かで休むことになってもプロジェクトが止まってしまわないように、どの作業も「誰でもできるもの」になっています。
一方、トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。運転席の横には上司も同僚もいません。
もちろん、アクシデントやトラブルが起これば、会社に連絡して相談できます。しかし、細かいことはトラックドライバー本人の裁量に任されています。それだけの責任を持つと同時に、自由を得られる仕事でもあります。
自分の実力を試してみたい若い人にピッタリの仕事です。

「自由だーッ!」

5. 起業資金を貯められるから

トラックドライバーはハードにたくさん働くと、たくさん稼げる仕事です。
「ゆくゆくは一国一城の主になる!」という野望にメラメラと燃えた若い人がトラックドライバーとしてたくさん稼ぎながらコツコツとお金を貯めれば、まだ若いうちに起業できるかもしれません。
できるだけ早く起業したい人は、トラックドライバーになると良いかもしれません。

起業資金

6. 変化に柔軟に対応できるから

トラックドライバーは基本的に1人で仕事を進める、自由度が高い仕事ですが、何かアクシデントやトラブルが起これば、会社に連絡して相談できます。
ただ、トラック走行中はなるべく交通の流れを妨げてはいけません。アクシデントやトラブルに、迅速かつ柔軟に対応する必要もあります。
突発的な事態に迅速に対応できる柔軟性は、一般的に中高年の人より、若い人に備わっています。

柔軟

7. キャリアアップの時間もあるから

トラックドライバーは中型運転免許大型運転免許を取得し、中型トラックから大型トラックへと乗り継ぎ、給料をランクアップさせることができます。
他にも玉掛作業者、けん引免許、危険物取扱者などの資格を取得し、さらに給料を上げることができます。
資格を増やして高度な仕事に就くことが、トラックドライバーにとってのキャリアアップと言えます。
資格を取ったり、新しい仕事に挑戦したり、キャリアアップにはやることがたくさんあるので、若いうちから始めたほうが良いかもしれません。

資格があれば職域も広がる

8. 経験豊富なベテランになってほしいから

どんな仕事でも経験豊富なベテランの存在はありがたいものです。
世の中や技術は進化していきます。生産現場は、大昔は何を作るにも手作業でしたが、そのうち機械が導入され、さらにその機械もコンピューターで自動制御できるようになりました。昔のような職人技は必要なくなったわけです。
しかし、何か問題があったときに、技術の基礎を知るベテランがいると、その問題がすぐに解決できたりもします。
経験豊富なベテランになるには、若いうちから現場で経験を積むしかありません。やはり若い人に、若いうちにトラックドライバーになってもらって経験を積んでいってほしいわけです。

ベテラン

9. 若手は歓迎されるから

このところ若いトラックドライバーが減り、高齢トラックドライバーが増えています。若い人で「トラックドライバーになりたい」という人が減っているので、若くて「トラックドライバーになりたい」と言って、運送会社などに入社したりすると、大歓迎されます。会社を挙げての大歓迎になるはずです。
会社を挙げて大歓迎されたいなら若いうちにトラックドライバーになりましょう。会社を挙げて大歓迎されるなんて滅多にありませんよ。

大歓迎

10. 他の仕事も見つけやすいから

仕事には向き不向きがあります。
若いうちにトラックドライバーになると、いろいろなメリットを享受できますが、向いていないことが判明する、ということもあり得ます。
しかし、安心してください。まだ若いのでいくらでも選択肢があります。
それにもし、キャリアアップのために大型運転免許けん引免許などを取得していたら、転職にそうした資格を生かせるかもしれません。いろいろな資格があると、それだけ勉強熱心だと思われ、これも転職に有利になるかもしれません。

転職

最後に

若いうちは可能性も活力時間もいっぱいあると、歳を取ると思ってしまうようです。若いうちは目の前のことにいっぱいいっぱいで、可能性やら活力やら時間に気付かないものです。

いっぱいいっぱいで余裕がない

トラックドライバーの仕事に役立つアレコレ

運転が仕事

トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類がありますが、基本的には、主な仕事はトラックの運転です。もちろん、運転以外にもさまざまな業務がありますが、とりあえず、いろいろなトラックドライバーに共通していて、しかも勤務時間の大半を費やすのが「トラックの運転」です。
「なんだ、トラックを運転してりゃ、いいのか。簡単じゃん」という意見を持つ人もいるでしょうし、「ずっとトラックを運転してなきゃいけないなんて大変だなあ」と思う人もいるでしょう。簡単に言うと、なかなか想像しにくい仕事なのかもしれません。
実際は、トラックの運転自体は高度な専門技術を要するものですが、かといって習得するのに特別な才能や類まれなる美貌、人もうらやむ巨万の富が必要なわけではありません。ただ、運転技術を習得しても、道路を走る以上、常に交通事故のリスクもあります。安全運転への意識は何よりも優先して持たなければいけないものです。
やはり、独特な仕事かもしれません。

1. 地図

トラックドライバーの主な仕事は荷を届け先に届けることです。道に迷うのは最悪です。ルート配送ドライバーのように、毎日のルートが決まっているドライバーは迷うこともないでしょうが、渋滞を回避しようとして抜け道を探すのに、やはり地図があると便利です。
紙の地図ではなくても、スマホがあれば地図アプリを使うことができます。また、会社によってはトラックにカーナビを搭載しているところもあります。
いずれにしても地図はトラックドライバーが仕事を進める上で、大いに役立ちます。しかし、地図を読むのが苦手という人もいます。そんな人は、オフの日も地図を持って街歩きなどをして、地図と実際の景色を見比べ、例えば郵便局や銀行などのランドマークも確認し、「地図の読み方」を身につけましょう。

地図

2. 筋肉

トラックドライバーの仕事は体力仕事でもあります。とは言え、トラックを運転するのに岩をも動かす筋肉が必要なわけではありません。引っ越し作業員兼引っ越しドライバーのような、力仕事のあるトラックドライバーの仕事もありますが、ないものもあります。運ぶのが軽い荷物ばかりだったり、荷の積み下ろしはフォークリフトなどを使う仕事もあります。
とは言え、トラックを運転するだけでも、実は結構疲れがたまります。こうした疲れを早めに回復させることは、トラックドライバーにとって重要です。そのため、日ごろから体を鍛えるトラックドライバーもいます。
こうしてトラックドライバーは、自然とマッチョになっていくのです。
何にせよ、どんな仕事も体が丈夫なほうが長く続けられます。

鍛える

3. クッション

運転席でハンドルを握ったままの姿勢でいることが多いトラックドライバーは、腰痛や肩こりが職業病のようになっています。そのため、腰痛・肩こりの防止・抑制のためにいろいろな対策をします。
その1つであり、簡単に試しやすいのが、体に合ったクッションを運転席に持ち込むことです。運転席を自分なりにカスタマイズしても許される環境であれば、シートを高級な、腰痛になりにくいものと交換するという手段もあります。
グッズだけではなく、休憩時にストレッチをするなど、腰痛や肩こりの原因となる血行不良を改善することも考えましょう。

腰痛は厄介

4. 家電

特に長距離トラックのドライバーは、トラックの運転席で過ごす時間が長いです。そのため、トラック車内をなるべく居心地良い空間にしようと試みるドライバーが多いです。
長距離トラックのドライバーには車中泊も珍しくないので、テレビやDVDプレーヤー、電気ポットなどを持ち込んだりします。

ポータブルDVDプレーヤー

5. インバーター

家電を使うときに必要になるのがインバーターです。
インバーターは、トラックの電源から取れる電圧(DC24V)を、家電も使える電圧(AC100V)に変えてくれるものです。通常はシガーライターのソケットに差し込むタイプになっています。このインバーターがあれば、スマホやノートパソコンなどの充電もできます。

スマホの充電も

6. 集中力

トラックドライバーをはじめとしたあらゆるドライバーに必要なのは、安全運転です。しかし、トラックドライバーやその他の職業ドライバーは、運転時間が長くなるので、ついうっかりとか、気のゆるみが出てしまうこともあります。この気のゆるみが危険です。交通事故につながってしまうからです。
安全運転への集中力を持続させることが、トラックドライバーの仕事をやり抜くために、何よりも求められるのです。集中力があれば、トラックドライバーとして仕事をやり抜くときに大いに役立つでしょう。

気持ちを集中

7. サングラス

トラックドライバーへのプレゼントで意外と喜ばれるのがサングラスです。
トラックに限らず、車を運転していて、運転の妨げになる、まばゆい太陽光線を和らげてくれる、とてもありがたいアイテムです。
サングラスは実用品でもありますが、ファッションアイテムでもありますから、何個あっても邪魔にはなりません。気分によって選べると、気持ちもアガるのではないでしょうか。

サングラス

8. 腕時計

トラックドライバーは時間厳守の仕事である場合が多いものです。
その一方、道路上には渋滞など、予想外のハプニングも起こることがあり、その都度、ドライバーは行程を調整し、なるべく予定した時間ピッタリに届け先などに到着しようとします。トラックドライバーは、運転しながらも時間が気になってしまうのです。
そんなときに便利なのが腕時計です。視線を少しずらすだけで、時刻を確認できます。
この腕時計も、トラックドライバーへのプレゼントで喜ばれるそうです。また、腕時計も実用品でありながらファッションアイテムでもありますから、何個あっても良いものです。

腕時計

9. 耐久力

トラックドライバーに必要なのは、安全運転に意識を集中することです。
その一方で、道路を走行していると、他の自動車の動きや、近くを走るバイク、自転車などの存在がストレスにもなります。渋滞にハマればイライラもします。
そんなトラックドライバーに求められるのが、集中力を維持する耐久力です。
気持ちの集中を維持する精神的な耐久力だけではなく、長時間勤務を耐え抜く身体的な耐久力も大切です。
また、コロナ禍においては、県境を越えてさまざまなものを運び、人々の生活や経済を支えたトラックドライバーが、心ない人たちから心ない言葉を浴びせられたりもしました。そんな心ない仕打ちもどこ吹く風、くらいの耐性があると、トラックドライバーのストレスもひどくはならないかもしれません。しかし、まずは誰かを誹謗中書するような心ない行為を止めるべきではあります。

耐久力が求められる

10. お守り

トラックドライバーに喜ばれるプレゼントの1つが、お守りだそうです。
トラックが事故に巻き込まれそうになったとき、お守りから不思議な光が発せられてトラックドライバーも、近くにいた人たちも全員無事だった、というような奇跡が起こるわけではありません。もしかすると、気持ちの問題なのかもしれません。例えば「今日も1日無事に終わったのは、このお守りのおかげに違いない。感謝します」といった気持ちです。
または、仕事の前にお守りを握りしめ「今日も安全運転をやり遂げるぞ! このお守りにかけて俺は誓う」といった感じかもしれません。
そのお守りが家族からのプレゼントだった場合は、そこに込められた安全運転への家族の思いを実感することになるでしょう。

お守り

交通事故のリスクから遠ざかるには

交通事故は避けたい

交通事故を避けるには「体調不良なときは運転しない」「自分を過信しない」「冷静さを忘れない」「周囲の確認」「車両点検」「車内の整理整頓」などの対策が効果的です。
特にトラックドライバー、タクシードライバーのような職業ドライバーは、一般のドライバーよりハンドルを握る時間が長い分、交通事故のリスクにさらされっ放しなわけですから、念には念を入れて「交通事故を起こさない」という決意が求められます。
さあ、ここで改めて「交通事故を起こさない」と決意しましょう。


1. 車間距離を十分取ろう

車間距離を十分取ることは安全運転の基本とも言えます。
道路上で想定外のトラブルが何も起こらず、すべてのドライバーがスムーズな運転をすれば、もしかしたら車間距離を詰め詰めにしても事故は起こらないかもしれません。
しかし、前を走る車が急に減速しても気付かずにいれば、追突してしまうこともあり得ます。
もちろん「オレ様は運転がうまいし、急な減速なんてマナー違反もしない。要するに運転が下手なヤツは車に乗るな」なんて暴言はいけません。いくら運転がうまくても、目の前の道路が急に陥没したり、目の前に高齢者が乗る自転車が飛び出してきたら、思わずブレーキを踏むはずです。
ちなみに、よそ見をしていて前の車の減速に気付かない「うっかりさん」もいますが、運転中の「よそ見」は厳禁です。
いずれにしても、あらかじめ車間距離を十分空けていれば事故は回避できます。

車間距離を十分取ろう

2. 両手でハンドルを持とう

ハンドルは両手で持ち、10時10分、もしくは9時15分の位置になるようにと、ほとんどの人が自動車教習所で習っているはずです。
それもあって、片手で運転していると、教わったルールを守らないはみ出し者っぽくてカッコいいと思ってしまうかもしれません。
それとも「片手だけでも自在に車を操れる」ことを見せつけることができて、これまた内心「オレってカッコいい」と酔えるかもしれません。
しかし、ドライバーとして優先すべきはカッコよさより安全です。
それに、ハンドルを握っていないほうの手で、スマホを操作したり、サンドウィッチでも持って食べながら運転しているのだとしたら、とても危険です。
いざというときに片手では、本来発揮できる力を十分に発揮できず、ハンドル操作を誤ってしまうかもしれないのです。
何だかんだ言って、基本はとても大切です。

両手で持つ

3. 気持ちにゆとりを持とう

つい車間距離を詰めたくなってしまうのは、先を急ぐという気持ちがあるからかもしれません。しかし、いくら車間距離を詰めたからといって、目的地に着く時間がそれほど大きく変わるわけではありません。
信号が赤に変わったのに「まだ大丈夫」と、無理矢理渡ってしまう車は珍しくありません。これまた、目的地に着く時間がそれほど大きく変わるわけではありません。多少は早く着けるでしょうけど、「多少」です。
焦って運転していても、何も良いことはありません。事故の危険が増すだけです。
気持ちに余裕がないと、焦ったり、イライラしてしまいます。焦ったり、イライラすると、冷静な判断ができなくなり、ハンドル操作などを誤る危険が高くなります

気持ちにゆとりを

4. いつも冷静でいよう

交通事故を避けるには「冷静さを忘れない」ことが重要です。とても重要なので繰り返します。
車間距離を詰めたり、気持ちにゆとりがなかったりするのは、この冷静さを欠くからです。それに、冷静な人はあおり運転や危険運転なんかもしないでしょう。

冷静に

5. しっかり休憩しよう

人は疲れると、冷静さを失うこともあります。とっさの判断もできなくなります。見誤ったり、錯覚することもあります。
そんな状態で車を運転するのはとても危険です。
睡魔も危険です。睡魔に逆らうことは不可能に近いです。
運転を続けていると疲れます。また、何かの事情で、最初から疲れた状態で車を運転することもあるかもしれません。
疲労を回復するため、また睡魔に襲われたりしないため、十分に休憩しましょう。
職業ドライバーとして、疲労回復ができない勤務体制だと感じたら、会社に相談して改善してもらいましょう。

休憩

6. 自分を客観視しよう

人はときに「我を忘れてしまう」ことがあります。
「車の運転が好き」という人は車を運転していると、好きなことをやっているので楽しくて「我を忘れてしまう」かもしれません。
「我を忘れてしまう」と、冷静な判断がきなくなり、他人の運転に大きく動揺して危険運転をしてしまうかもしれません。
「自分の精神状態は今大丈夫か」「自分の体調は大丈夫か」「車両の状態は大丈夫か。ハンドルやブレーキの反応に異常はないか。エンジン音に異常はないか」など、自分や自分の周囲を客観的に見れる人は、交通事故を避けることができる「賢い人」かもしれません。

「自分は大丈夫か」

7. 謙虚でいよう

傲慢な人に車の運転は向きません。傲慢な人は自分の運転技術を過信して無茶な運転をしたり、他人の運転が少しでも自分の気に入らないと「罰してやる」などと考えてあおり運転をしたり、自分の危険運転に気付かないからです。
誰もナニ様でもありません。
「自分はまだまだ」と謙虚に考え、常に初心者のように安全運転の基本を守れる人は、ちょっとやそっとで事故は起こしません。

謙虚に

8. 危機意識を持とう

車の運転には交通事故のリスクが常につきまといます。どこをいつ走っていても、リスクはすぐそこにあるのです。誰も逃れることはできません。
どれだけ運転がうまかろうが、たとえ白亜紀から車を運転しているくらい運転歴が長かろうが、毎日神仏にお参りしていようが、やせていようが太っていようが、年収がたくさんあろうが、親が政治家だろうが、誰にでも等しくつきまとうのが交通事故のリスクです。
と、そんな風に考え、注意を怠らずにハンドルを握りましょう。
特にトラックドライバーやタクシードライバーのような職業ドライバーは、毎日のように車を運転しているので「慣れ」が生じ、「これまで一度も事故を起こさなかったから、今日も大丈夫」と考えて油断するかもしれません。それが危ないのです。

「危険だ!」

9. 強い責任感を持とう

交通事故をなくそうという取り組みは昔から続けられています。交通事故に遭うとお金や時間を取られ、最悪人命にも関わります。交通事故によって人生が激変してしまった人も多いです。
だからこそ、多くの人々が「交通事故をなくしたい」と思うのです。
ハンドルを握るすべての人が「人生を狂わせ、最悪人命にも関わる」危険をはらんだ行為が車の運転だと自覚し、「車は危険」という意識を持てるだけ責任感が強い人なら、交通事故のリスクも減るかもしれません。

重い責任を背負う

10. 想像力を養おう

交通ルール交通マナーを守らず、無謀な運転したら事故を起こすという想像力がある人なら、交通ルール交通マナーを守り、事故を起こすような無謀な運転もしないでしょう。
大事なのは想像力です。
他の車の運転を見て「あのドライバーは交通ルールを守っていない」とカチンときても、「どうしてあんな運転になるのだろう」と想像してみれば、それほどイライラしないかもしれません。
想像してみて「想像しても分からん!」なんて怒りを爆発させ、あおり運転すれば、相手に訴えられるか、または事故を起こすことになります。
これも想像力があれば分かることです。

想像する

最後に

何に寄らず、原因を学んで対処を準備することは、そうなる事態の回避につながります。どんな交通事故にも原因があります。過去の事故の事例を他人事とせず、我が身に置き換え、分析し、危険予防に役立てましょう

分析