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トラック運転手として交通事故を避けるための方法

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ネットのニュース検索で「トラック運転手」をかけると、毎日、決まって交通事故のニュースがヒットします。毎日です。知らない人が見ると「トラック運転手は乱暴な人が多い」と思ってしまいかねません。街でたまたま怖そうな印象のトラック運転手を見ると「さもありなん」と思えてきます。
しかし、ほとんどのトラック運転手が「事故を起こすまい」と思い、安全運転を念頭に仕事しています。「ちょっとぐらい事故しても構わない」なんて思っているトラック運転手なんてほとんどいません。悲しいことに、それでも事故は起きてしまいます。ただ「思う」だけではなく、安全運転に向かって意識的に努力しなければいけないのです。

また、事故には、100%トラック運転手側に非がある事故、相手側に非がある事故、両方に非がある事故、自然災害などによる、人の力だけでは避けがたい事故などがあります。両方に非がある場合や、相手側に非がある場合でも、その相手が歩行者や自転車だったり、トラック運転手側が大きな責任を問われるケースがあります。理不尽なようですが、法律上そうなっています。

トラック運転手の交通事故の原因で多いのが、居眠り運転、わき見運転、だろう運転です。この3つを避ければ、交通事故も減るはずで、トラック業界でもそうした交通事故を防止するための対策に取り組んでいます。
居眠り運転には、運転中に完全に寝落ちしてしまうケースもあれば、睡魔に襲われてついついウトウトしてしまうというケースもあります。
わき見運転は、言い換えると前方不注意ですね。運転しながらスマホをいじったりしているとわき見運転になります。
だろう運転とは、例えば見通しの悪い交差点に近づいたとき「たぶん、侵入車両は来ないだろう」と、安易な予測で運転を続けることです。常に最悪を予測しながら最善の運転をすることが肝心です。

さて、トラック運転手として交通事故を避けるための具体策を紹介します。

体調管理を徹底する

運転手にとって、安全運転に意識を集中できないことが最も危険です。意識を集中できなくなる要因としては「睡眠不足」「過労」「慣れ」「高齢」などがあります。
「睡眠不足」や「過労」は、無理な運行スケジュール、会社側の労務管理も問題になってきます。健康状態を維持できる体調管理が困難な職場であれば、会社に改善を要求したり、会社を移るなどして自分を守る必要があります。

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睡眠不足は禁物!

自分を過信しない

トラック運転手として経験を積めば積むほど、ついつい自分を過信して油断し、安全運転への意識が薄くなるかもしれません。
「慣れ」は気のゆるみにつながります。「このところ好調だな」と思うときほど、改めて安全運転を意識しましょう。
また、今はトラック運転手の人手不足が続いていることから、定年延長や再雇用も活発になっています。一方、高齢ドライバーの交通事故は社会問題になってきています。少しでも、ほんの少しでも衰えを感じた高齢ドライバーは、自分を見つめなおしてみましょう。
また、日常では衰えを感じなくても、自分を過信しないことです。

冷静さを忘れずに

「慣れ」「高齢」にも注意が必要ですが、日ごろから自分の運転技術を過信しないことも大切です。「このくらいの間隔なら追い越しできる」と安直に判断してしまわず、常に冷静に判断しなければいけません。
また、たとえ自分が無理な追い越しをされたと感じたり、運行スケジュールにストレスを感じても、焦ったり、憤ったりせず、冷静な運転を心掛けましょう。
納品は時間厳守が基本ですが、遅れそうだからと焦って事故を起こすより、落ち着いて先方に遅れる旨の連絡をするなど、無理せず冷静に対処してください。

周囲の確認

運転席が普通乗用車より高い位置にある大型トラックの場合、運転席から遠くの位置を見やすい反面、トラックの間近な場所は見えにくくなります。
また、大型トラックは内輪差が大きいことから、左折時に自転車やバイク、また歩行者に接触する危険もあります。特に子どもは体が小さいだけに余計に運転席から見えにくいので、トラック周囲に子どもや自転車がいないか、常に気を配らなければいけません。
サイドミラーやアンダーミラーなどで、死角にも十分注意しましょう。

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確認が大事

車両点検を万全に

例えば、不適切な空気圧でのタイヤの使用は、タイヤの摩耗、車両性能の低下を招き、燃費も悪くなります。車両性能の低下は事故にもつながります。ブレーキが利かなかったり、利きが悪かったりすると一大事です。
どこのトラック会社も車両点検は徹底しているはずですが、これもやはり気のゆるみは厳禁。

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車両点検は徹底的に

車内をきちんと整頓

運転中のスマホ操作はわき見運転につながるのでやめましょう。同じように、運転中にスケジュールなどの書類を確認したり、地図を見るのも厳禁です。そうした行為はトラックを停車して、行わなければなりません。
また、車内にゴミなどが散乱していると、運転の妨げにならないとも限りません。
普段から車内はきちんと片づけて整理整頓しておきましょう。

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ながらスマホは厳禁!

安全装備も

トラックにも自動ブレーキなどの安全装備が開発されています。これをきちんと取り付けているかどうかはトラック運転手と言うより、会社側の取り組みですが。
それでも、やはりできるだけ、そうした安全装備を取り付けているトラックを用意している会社を選びましょう。
ドライブレコーダーも、自分の仕事を監視されているみたいで抵抗感があるかもしれませんが、何かのときには運転手を守るものでもあります。

ヒヤリハットを参考に

ヒヤリハットとは、重大な事故にはならなかったものの、そうなってもおかしくない「ヒヤッとしてハッとした」突発的な事象やミスのことです。
会社によっては従業員のヒヤリハット事例をまとめ、その対策を講じているところもありますし、トラック運転手のヒヤリハット事例は数多くあります。
こうした事例を他人事とせず、我が身に置き換え、分析し、危険予防に役立てましょう。

交通安全の啓蒙に貢献する

交通事故には、トラック運転手側の責任となる以外のケースもあります。子どもたち、自転車利用者にも、もっと交通安全の意識を高めてもらえると交通事故の件数も減るはずです。
全国のトラック協会では、そうした交通安全の啓蒙にも力を入れています。

もう一度、安全運転をしっかり意識

交通事故にはさまざまな要因、原因があります。しかし、運転手の意識、努力で少しでも減らすことができます。「安全運転を意識しない」とか「飲酒運転してしまう」とか「スピード違反する」とか「無理な追い越し・追い抜き」「危険な車間距離」などはもってのほかです。
もう一度、安全運転をしっかり意識しましょう。
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