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タクシードライバーの「やったー!」な瞬間

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人生山アリ谷アリ。誰の人生にもツイているとき、ツイてないときがあります。
誰にでも、思わず「やったーッ!」と雄たけびを上げたくなるような瞬間があります。人目が気になりますから、実際に雄たけびを上げる人はいませんが、心の中では叫んでいます、きっと。
逆に、心の中でも「やったーッ!」と叫ばないよ、という人は、意識して叫ぶようにしましょう。些細なことでも大きく喜ばないと、喜びは指の間をすり抜けてこぼれてしまい、人生を苦く感じてしまったりしまわなかったりします。
人手不足が続いていると言われるタクシードライバーですが、その仕事にも「やったーッ!」な瞬間はあります。タクシードライバーの仕事は、特に多くのタクシードライバーが選択している隔日勤務という特殊な勤務では、勤務時間が長く、生活のリズムが乱れがちで、過酷だと考えてしまえばとことん過酷だと思い込んでしまうかもしれません。
しかし、些細な「やったーッ!」の積み重ねで、バラ色のタクシードライバー人生が花開くこともあります。
きっと花開きます。そうだといいな。

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1. 仕事が終わる間際の4千円~5千円

ほとんどのタクシードライバーは、給料が歩合制になっていて、お客さんを乗せて走れば走っただけ収入がアップします。そのため、お客さんがあまりにも近い場所を指定すると、嫌な顔をしてしまいがちです。
おまけにそういうお客さんは重い荷物を持っていたりして、まあだからこそタクシーを利用するのかもしれませんが、そうするとタクシードライバーが重い荷物をトランクに入れなきゃいけなかったり、テンションが下がってしまいます。
しかし、タクシードライバーたる者、どんなお客さんにもていねいに、穏やかに接しなければいけません。嫌な顔なんてもってのほかですよ。
それはともかく、もうそろそろ仕事を上がろうと思っている矢先、そこそこの距離を行く、4千円~5千円のお客さんを乗せたりすると結構テンションが上がります。何しろ「そろそろ仕事を上がろう」と思っていたということは、その日の売り上げが頭の中にはあったわけで、そこに数千円の上乗せがあったのですから。

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嫌な顔は厳禁

2. 1万円以上の長距離のお客さん

多くのタクシードライバーはお客さんを乗せて走れば走っただけ収入がアップします。タクシーの乗車料金から歩合制で給料をもらうので、多くの乗車料金を得れば、それだけ給料に反映されます。
タクシーの乗車料金は長距離であればあるほど、高くなります。行き先があまりにも遠いと、会社にも相談しなければいけなかったりすることもありますが、基本的には売り上げが一気に上がるのでうれしいものです。

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あまりに遠いときは飛行機で

3. チップ

乗車料金とは別に、お客さんがタクシードライバーにくれるお金です。歩合制の場合、乗車料金の5~6割がタクシードライバーの取り分になると言われていますが、チップはもちろんすべてタクシードライバーのものです。
お客さんが上機嫌で、タクシードライバーの接客がうまいと、チップをもらえる可能性が高くなります。チップの額はまちまちですが、8千いくらとか、9千いくらとなった乗車料金を1万円札で払うとき、「お釣りは取っといて」なんてなることもありますし、乗車料金とは別に千円札をチップと言って渡してくれることもあります。
どのみち、チップは少額であることが多いですが、チリ積もです。

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チリも積もれば山

4. 素敵なお客さん

タクシードライバーの仕事は接客業なので、お客さんとのやり取りにやりがいを感じるタクシードライバーもいます。お金の問題ではないのです。
そんなタクシードライバーにとって、素敵なお客さんとの出会いはやはりうれしいものです。もしかして話が弾むかもしれません。
また例えば、絶世の美女が乗ってきたら、やはりテンションも上がります。もちろん、だからと言って口説いたり、ジロジロ見たり、タクシードライバーの本分を逸脱した行為は厳禁です。
憧れの芸能人や、誰かれ構わず会ったことを自慢したくなる有名人が乗ってきたとしても、あくまでもクールを装い、どこで乗ってどんな様子で、どこで降ろしたかなどをベラベラと口外してはいけません。帰宅し、すっかり寝入っている奥さんの耳元にコッソリささやくくらいは良いですが。
とにかく、どんなお客さんでも、相手が不快に感じるような対応では、接客業としては失格です。

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寝入っている奥さん

5. 指名

タクシードライバーの仕事は接客業でもあり、他の接客業同様、お客さんが「あのドライバーが良い」と言って指名してくれることがあります。
いわゆる「常連客となってくれる」ということなので、ある程度一定の売り上げが見込め、お客さんを探して必死になる労力、時間を節約できます。これはなかなかテンションが上がることです。
しかし、指名してくれる「常連客」を得るには、かなりの接客術がなければ難しいと言えます。接客術だけではなく、お客さんを心地良く運ぶだけの運転技術も必要です。

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大事なのは指名してくれる常連さんがいること

6. マーケティングが成功

タクシードライバーとして収入を上げるには、さまざまな情報を得て、それを分析し、効率良くお客さんを乗せていかなければいけません。すなわちマーケティング力が大切になります。
それだけにマーケティングがうまく行き、効率的にお客さんを乗せることができれば、その日の仕事終わりには心の中で思わずガッツポーズをしてしまうでしょう。
誰も見ていなければ、本当にガッツポーズをしても構わないのではないでしょうか。

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マーケティングが肝心

7. おいしい昼食

タクシードライバーは勤務時間中になるべく多くのお客さんを乗せようと努力します。そのため、食事時間が不規則になりがちで、それもコンビニ弁当やファミレス利用が多くなりがちです。ガチガチです。
コンビニ弁当もファミレスも決して悪くはないのですが、そればかり続くとやるせなくなったりしないこともありません。食べることが好きな人間にとって、食事は大切です。
それだけに、前から行きたかったお店の近くをタイミング良く通り、そのお店で食べてみたら予想以上においしかったらテンションも異常な高さまで上がるでしょう。

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食べるは楽しみなり

8. 休日

タクシードライバーには隔日勤務と言って、20時間近い勤務を月に12日間やるという特殊な勤務形態があります。これが一番稼げるので、「たっぷり稼ぎたい」と考える多くのタクシードライバーがこの勤務を選びます。
20時間近い勤務は過酷かもしれませんが、12日間の勤務日以外の18日間くらいが休日になります。「たっぷり稼げる」とともに「たっぷり休める」もタクシードライバーの仕事の大いなるメリットになります。
「たっぷり稼いでたっぷり休みを楽しむ」ためにタクシードライバーとなった人は、まさに休日をたっぷり楽しみます。そりゃテンションも上がります。

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遊びまくる休日

9. 給料日

「たっぷり稼いでたっぷり休みを楽しむ」ためにタクシードライバーとなった人は、めいっぱい休日を楽しみますが、同じように給料日も待ち遠しいでしょうね。
「給料が出たら買おう」と心に秘めていた商品を買っちゃったりもします。思わず焼肉を食べに行くかもしれません。「マイホームへの夢の実現に近づいた気がする」と内心ほくそ笑んだりもします。

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夢のマイホーム

10. 「ありがとう」のひと言

タクシードライバーの仕事は接客業で、多くのタクシードライバーが「お客様に快適に過ごしていただこう」と考えています。それだけに、降車の際にお客さんから「ありがとう」なんて言われた日にゃ、自分の接客がうまくいったのだと実感でき、うれしくなります。

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すべてに感謝