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女性トラックドライバーが喜ぶアレコレ

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しなやかな女性

慢性的なトラックドライバー不足が続いています。若者がトラックドライバーになりたがらず、高齢化が進んでいるわけです。
そんなわけで政府も会社も、高齢者がトラックドライバーとして働き続けられるように定年を延長したり、女性トラックドライバーの増加に力を入れています。そのため、女性トラックドライバーは確実に増えています。
長年「男社会」だったトラックドライバーの世界ですから、女性トラックドライバーには男性トラックドライバーにはうかがい知れない苦労もあるかもしれません。
うかがい知れない苦労もあるでしょうが、楽しいこと、テンション上がることもあります。今日も多くの女性トラックドライバーが、やりがいを感じながら、楽しみながらトラックを運転しているはずです。男性と女性とは根本的な身体の構造以外、そんなに大きな違いはないのですから。
そこで今回は、女性トラックドライバーが思わず喜んでしまうような事柄を列挙します。

1. 会社に女性用更衣室ができた

トラックドライバーの業界は長年「男社会」が続いたため、会社に女性用トイレが少なかったり、女性のための更衣室がなかったりしました。
これからトラックドライバーとして働こうという女性は、ぜひ求人でも「女性が働きやすい職場」として労働環境が整備されているかをチェックしていただきたいものですが、たまさかまだ「女性が働きやすい職場」の労働環境が整備されていない会社に入社してしまった女性トラックドライバーもいるでしょう。
しかし、世の風潮として「女性も含めて誰もが働きやすい職場環境の整備」はどの業界でも大きな課題になっています。今まで女性の働きやすさが考慮されていなかった職場でも、意識の高い経営者がいるところでは環境改善が進んでいます。
そんな会社で、今までなかった女性用更衣室ができたり、女性用トイレが増設されたりすると、社員も「会社は社員のことをきちんと考えてくれている」と感じてうれしいものです。

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誰もが働きやすい職場

2. 同僚の女性が増えた

女性トラックドライバーが増えてきているとはいえ、全産業で働く女性の比率が42.8%なのに対し、女性トラックドライバーはわずか2.4%の2万人だというのが、国土交通省の調査結果です。
女性トラックドライバーの数は男性トラックドライバーに比べて圧倒的に少ないわけです。運送会社によっては、男性トラックドライバーは20人くらいいるのに、女性トラックドライバーは1人なんてことも珍しくありません。
そのため、女性トラックドライバーは社内で「女性トラックドライバー特有の悩みや愚痴」をぶちまけ合うなんてことも難しいです。
ですから、トラックドライバーになろうという女性は、最初から女性トラックドライバーが他にもいる会社に就職したほうが良いのですが、たまさか少ない、または1人もいない会社に就職した女性トラックドライバーもいます。何しろ女性トラックドライバーの数は少ないのですから。
そんなわけで、やはり同性の仲間が増えると、そりゃもううれしいものです。大騒ぎです。
もちろん、中には「男の中で女1人」という女王様状態を楽しみたい人もいるかもしれませんが。

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仲間がいると心強い

3. 周囲の理解が得られた

トラックドライバーと言うと、世間から悪いイメージを持たれ、中にはトラックドライバーを「底辺職」だなどと言う差別主義者も実在するほどです。日本は差別と偏見にまみれた国のようです。
そんなわけで、女性で「トラックドライバーに、私はなる!」とルフィみたいに宣言すると、家族、友人知人から反対されたり、揶揄されたり、後ろ指さされたりすることも全くないとは言い切れないものがあります。
中には「トラックドライバーの父親を見て自分もトラックドライバーになった」という女性トラックドライバーもいて、そういう人なら家族の理解も得られやすいかもしれませんが。
とにかく、女性トラックドライバーとしてイキイキと仕事を続けていたらお母さんも「最近、やけに表情が輝いているわねぇ」なんて感心するかもしれませんし、お父さんも「近ごろ、妙にオトナっぽくなったな。好きなオトコでもできたか」なんて、少し照れながらセクハラ発言かましてくるかもしれません。
これは、それまであまり快く思ってなかったかもしれない家族が、女性トラックドライバーの仕事を受け入れ始めているきざしだったりします。

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親は子どもの幸せを喜ぶものです

4. おしゃれな仕事着が見つかった

偏見まみれに言うと、女性の大いなる関心は「美容」「恋愛」「おしゃれ」です。どれにも興味のない女性もいるでしょうけど。
ただ、トラックドライバーという仕事は「美容」「恋愛」「おしゃれ」の対岸にあります。女性たちは「美容」「恋愛」はオフに頑張ろうと割り切りますが、仕事で「おしゃれ」はできないとしても、せめて「ダサい」格好では仕事したくないと考えます。
トラックドライバーは服装に規定のない会社もあります。そうした会社では、基本的に運転中は安全運転の妨げにならない限り、服装は自由です。
しかし、荷の積み下ろしの作業などでは、動きやすい服装、具体的には作業着が望ましいとされています。これが結構おしゃれじゃかったりします。そりゃ作業着ですから実用性を重視しています。
そんな中、女性のためのトラックドライバー用ユニフォームがないわけではないんです。もちろん、作業着ですから、思い切り「おしゃれ」を楽しんだりはできません。それでも「女性」を意識してデザインされていたりはするので、喜ばしいことではあります。
この先、女性トラックドライバーがさらに増えれば、もっと「おしゃれ」なユニフォームも誕生していくでしょう。

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基本的に服装は自由なことが多い

5. 取引先にイケメンがいた

男性トラックドライバーが、荷を届ける取引先の事務所に美人がいるとテンション上がるように、女性トラックドライバーだって取引先に美男がいればテンション上がります。それだけの話です。

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イケメンだったらいいな

6. たくさん稼げた

トラックドライバーは「やればやっただけ稼げる仕事」となっています。
トラックドライバーの平均年収は、男性は約450万円で女性が約320万円だというデータが出ています。実に100万円以上も女性が少ないです。ただそれは、男性と女性で働き方が違うからで、トラックドライバーという仕事の収入には基本的に男女差はないとも言われています。
そんなわけで、女性トラックドライバーも頑張れば頑張った分、収入が上がります。頑張りが報酬に反映されます。これはやはりうれしいもので、この喜びに男女差はないでしょう。

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収入アップはうれしい

7. 運転技術の上達を実感できた

大型トラックは中型、小型に比べて運転も難しいものです。車体が大きいので死角も多く、運転するときに車体がどう動くかなどの感覚がつかみにくいからです。
仕事でこの大型トラックを毎日のように運転していると、最初は慣れていなくてもだんだん慣れてきます。運転技術の上達を実感できます。
そしてそういう「上達の実感」「人間としての成長の実感」でもあり、やはりうれしいものです。それが仕事のやりがいにもなります。もっと言うと、他の普通車運転手に対する優越感なのかもしれません。

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大型の運転は難しい

8. 感謝された

トラックドライバーの仕事は社会貢献度が高く、ほとんどの国民はトラックドライバーのおかげで日々の生活を無事に送れているので、もっとトラックドライバーに感謝すべきなのです。
しかし、日本国民は「奥ゆかしい」国民性ゆえ、表立ってはトラックドライバーに感謝の気持ちを表しません。もちろんトラックドライバーだって感謝されたくて仕事しているわけではありません。
だからこそ、時折、こっそりとでも「いつもありがとう」なんて感謝の言葉をもらえると、トラックドライバーはとてもうれしいものなのです。このうれしさに男も女もありません。

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感謝

9. おいしいものを食べれた

これも、男性も女性も関係のないことかもしれませんが、やはりおいしい食事に巡り合えるのは人生の大きな喜びです。
そしてトラックドライバーの中でも長距離の仕事をしていると、自身の生活圏から遠い地域に行くことも珍しくありません。その土地土地のおいしいメニューと巡り合えたりもします。それは長距離のトラックドライバーの特権でもあります。
もちろん、仕事の一環で遠い地域に行くのであって、趣味の旅行ではありません。しかし、女性は男性よりグルメに関心が強い傾向にあります、偏見かもしれませんが。さらに偏見まみれに言うと、女性は男性よりグルメに対する執着が強いようでもあります。
多くの女性トラックドライバーがおいしい飲食店に行く時間を何とかひねり出し、おいしい体験をしているかもしれません。また、そうして苦労して巡り合った味なら、より一層おいしく感じられるでしょう。

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おいしそう


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10. 腕に筋肉が付いた

トラックドライバーの仕事は体力仕事だとも言われてきました。それが長らく「男の仕事」と思われてきた理由でもあります。
トラックドライバーの仕事が体力仕事だと言うのは、主に荷の積み下ろし作業があるからのことです。もちろん、長時間トラックを運転すると体力は消耗します。しかし、カロリー消費は意外と少ないと言います。体力は使いますが、筋力はそれほど使わないわけです。
とにかく、会社側は多くの女性にトラックドライバーとして働いてほしいので、女性トラックドライバーには手作業による荷の積み下ろしがなく、フォークリフトを使ったり、筋力がそれほど必要のない仕事を担当させたりします。それで女性でもトラックドライバーとして働きやすい環境が整ってきています。
しかし、トラックドライバーの仕事が体力仕事であることに変わりはありません。手作業による荷の積み下ろしをこなしている女性トラックドライバーもいるでしょう。
また、安全運転には健康な体調を維持することが大切で、そのために日ごろから体を鍛えまくっている女性だっています。そうして腕なんかに筋肉がつき、体が引き締まってくれば「美容」に関心の高い女性にはまさに一石二鳥。仕事もスイスイこなせて、しかも美ボディも手に入れることができたのですから。

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引き締まったボディ

最後に

トラックドライバーという仕事に男性も女性もありません。

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