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トラック運転手のNG行為

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NG

トラック運転手はプロドライバーとして安全運転を遵守しなければいけません。何よりもそれに尽きます。
その上で荷物を安全に、時間通りに目的地に届けます。そのためにトラック運転手として守らなければならないルールがたくさんあります。
トラック運転手というと世間的には「荒くれ男」のイメージがあり、実際、仕事を過酷に感じる運転手が気持ちの余裕をなくして乱暴な言動をしたりするってこともあるのですが、本当は細かいルールを守りまくる「律儀で真面目な男たち」、失礼、「人たち」なのです。

今回は、今さらながらではありますが、特にトラック運転手がやってはならないNG行為をあえて書き出します。

1. 遅刻

トラック運転手は荷を安全に時間通りに届け先に運ぶのが仕事です。時間厳守です。決して遅れるわけにはいきません。
そのためトラック運転手は、朝早い届け先の営業開始に合わせ、夜中のハイウェイを走ったりします。
遅刻したらペナルティもあったりして厄介です。
また、多くのトラック運転手が遅刻を避けたいがために渋滞などで予定より遅れてくるとイライラして気持ちに余裕がなくなってきたりします。
あ、もちろん出勤時間に遅刻するとかはもってのほかです。

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遅刻しそう!

2. 居眠り

トラック運転手ではなくても絶対にしてはいけないのが居眠り運転です。危険度MAXですから。
これを避けるために、日ごろから十分な睡眠を心掛け、運転中に眠気を感じたらトラックを停めて30分でも仮眠を取ることが望ましいです。

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居眠り禁止!

3. スマホ

長時間トラックを運転するトラック運転手にとって、スマホは強い味方です。スマホで音楽を聞いたり、また休憩中にSNSを楽しんだり、動画を見るのは良いでしょう。
しかし、くれぐれも運転中のスマホ操作はやらないように。命取りです。

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ながらスマホは危険

4. あおり運転

トラックは運転席が高く、他の車を見下ろす感じになるので、ついつい自分を「偉い」と勘違いしがちです。また、「運転」を「仕事」としているので自分の運転技術を過信してしまい「オレ様は運転がうまい」「オレ様」気分が発動してしまいます。
それは「思い上がり」です。この「思い上がり」によって、間違っても「あおり運転」などしてしまわないように自戒しなければいけません。

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勘違い野郎

5. スリッパ、サンダル

トラック運転手は長時間トラックを運転するため、靴を履きっぱなしになります。運転席には偉そうな上司も退屈そうな同僚もおらず、1人きりなので「誰もいないから遠慮しなくていいや」なんて考え、靴を脱ぎたくなります。
それで楽なスリッパやサンダルを履きたくなるのですが、休憩中なら構わないスリッパ履き、サンダル履きも、それで運転したら違法行為になります。気をつけて。
ちなみに裸足で運転するのは違法行為にならないようですが、何かと敏感な足裏で直接ペダルを踏むのは、あまりおススメはしません。何かあったときに、裸足で車外に出るのもアレですし。

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足元注意

6. 飲酒

とても危険な違法行為です。「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」は、けだし名言です。
事故を起こさなくても違反だけでも免停、免許取り消しにもなります。つまりトラック運転手の仕事ができなくなります。5年以下の懲役または100万円以下の罰金で、以後3年間は免許が取得できません。
酒気帯び運転でも重い罰則を課せられますので、絶対にダメです。
飲酒運転した運転手の在籍する会社も業務停止になることもあります。そうでなくても信用はガタ落ちです。

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乗るなら飲むな

7. 荷崩れ

トラック運転手は荷を安全に時間通りに届け先に運ぶのが仕事です。運送途中で荷に破損などがあると、運転手が弁償することもあります。
運送中の荷崩れを避けるために、荷崩れしにくいように荷積みすることが大切です。必要であれば、ロープ掛けやシート掛けを行います。
もちろん、決められた積載量を超えた過積載は禁止です。

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過積載はダメ!

8. クラクション

トラック運転手は「荷を安全に時間通りに届け先に運ばなければならない」という重圧にさらされながら仕事をします。その上、運転席が高いため、つい「オレ様」気分になりがちです。
そんな精神的な余裕のなさ、勘違いから、思わずクラクションをたっぷり鳴らしたくなるときもあります。しかし法令では、クラクションはどうしてもやむを得ない場合以外、鳴らしてはいけないことになっています。
いつも冷静にトラックを運転し、むやみにクラクションを鳴らさないように心掛けましょう。むやみやたらなクラクションがトラック運転手のイメージを「荒くれ男」な悪いイメージに陥れていたりします。

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いつも冷静に

9. 無用なアイドリングや急ブレーキ

無用なアイドリングや、急ブレーキ、急ハンドルを避けることで環境を守る「エコドライブ」につながります。エコドライブの取り組みは、コスト削減になりますし、トラック運転手のイメージ向上にもつながります。
さらに急ブレーキや急ハンドルは荷崩れの原因になるので、急ブレーキ、急ハンドルを避けることで荷崩れの防止にもなります。

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急ブレーキはダメ

10. 事故・違反

人身事故はもちろんのこと物損事故にも気をつけましょう。違反行為も駐車違反、スピード違反など、あらゆる違反は絶対禁止です。
「無事故・無違反」こそ、トラック運転手が目指すべきものです。ゆめゆめ忘れることなかれ、です。

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違反・事故には要注意!

最後に

トラック運転手のNG行為として「やってはいけないこと」の特に重要なことを書き出しましたが、トラック運転手には「やらなければいけないこと」もあります。
車両点検や、あいさつ、身だしなみなど社会人としてのマナーを守ること、自己の健康管理です。しっかり心に刻みましょう。

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明るいあいさつで平和な社会に