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タクシードライバーへの感謝

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人生に感謝

社会に貢献している職業はたくさんあります。タクシードライバーもその1つです。
運転できない高齢者や障がい者の足となり、終電を逃した人たちを自宅まで届け、重い荷物を持った人を目的地まで運んでくれるのですから、タクシーに助けられている人は多いはずです。
もちろん、タクシードライバーは仕事としてそういう人たちをタクシーに乗せています。その働きの対価も手にします。タクシードライバーからすれば、収入の元となる料金を払ってくれるお客さんに「感謝」かもしれません。
前述したように、当然の「対価」なのですから、タクシードライバーと乗客は対等な関係です。本来、お互いに感謝し合う必要はありません。ましてや、タクシードライバーが一方的に見下される筋合いは全くありません。もちろん、タクシードライバーが乗客に横柄な態度で接するなんてもってのほか。
ですが、お互いに感謝の気持ちを持ったほうが、世の中は平和になります。
世の中には、社会に貢献している職業はたくさんあり、タクシードライバーもその1つなわけです。昨今、人手不足が続き、高齢化しているタクシードライバーですが、ここでそんなタクシードライバーに感謝すべきポイントを挙げてみます。「タクシードライバーってのは大変な仕事かもしれないけど、そんなに意義の高い仕事なのか」と考える若者が増え、タクシードライバーの人手不足問題が解消されれば、日本も「住みよい国」になれるような気がしないでもありません。

1. 運転がていねい

タクシードライバーの仕事は「お客さんを快適に、迅速に、安全に目的地まで運ぶこと」です。
この「快適に」「安全に」を実現するには、とにかく「ていねいな運転」が求められます。乱暴な運転では「迅速に」が実現できても「快適」「安全」は無理ですから。
タクシーは道が混雑する大都会でも、的確にお客さんを乗せ、安全に降ろさなければいけません。他の車の合間をすり抜けるような運転でも、お客さんに「危ない」と思われるようでは務まりません。それだけの高度な運転技術が必要です。高度な運転技術があるからこそ、ていねいな運転ができます。
そんな運転技術を日々研鑽しているタクシードライバーは偉いと言えます。

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どんな道も快適に運転

2. 接客がていねい

タクシードライバーの仕事は接客業でもあります。乗客を「快適に」運ばなければいけないのですから。
お客さんが静かに過ごしたいのであれば、必要以上にはしゃべらず、お客さんが会話を楽しみたいのであれば、適度なうなずきや、適度な話題を提供します。それもさりげなく。
そんな紳士なタクシードライバーであればこそ、乗客も信頼してそのタクシードライバーに命を託すことができるのです。

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紳士

3. 道をよく知っている

タクシードライバーの仕事は「お客さんを快適に、迅速に、安全に目的地まで運ぶこと」で、その「迅速に」を実現するのに欠かせないのが、運転技術以上に道の知識だったりします。目的地への最短ルートが瞬時に頭に浮かび、そこへ向かってこそ、タクシー利用客も「タクシーに乗って良かった~」と心の底から思えるのです。
渋滞にはまりそうになったときも、抜け道、裏道の知識があって渋滞を回避すれば、タクシードライバーはもはやヒーローです。

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ヒーロー

4. 福祉タクシー

タクシーには、一般的に街で拾ったり、駅前で見つけて乗る以外に、特別なサービスのために存在するタクシーがあります。夏場の心霊タクシーなんかもその1つです。
そうした特別サービスのタクシーに福祉タクシーがあります。身体障がい者などの送迎に利用されるタクシーで、リフトなどを装備した特殊車両が使われます。福祉タクシーのドライバーの中には、介護福祉士などの資格を持っている人もいます。
介護タクシーというタクシーもあります。介護タクシーのドライバーは必ず介護資格を持っています。ですから、ベットから乗車までの移動の介助もします。

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車いす利用者も気軽に乗れる

5. 観光タクシー

観光地のタクシー会社では、観光客のためのサービスを充実させているところがあります。
その地域の観光名所、ご当地グルメなどに関する専門的な知識を備えたドライバーが、そういったスポットを案内してくれるのです。厳しい認定試験をクリアした“地元の達人”が運転する「ご当地タクシー」なんてものもあります。
観光タクシー、ご当地タクシーと謳っていないくても、やたらと地元情報に詳しいタクシードライバーもいます。旅先でたまたまそんなタクシードライバーに巡り合い、あまり知られていない穴場の名所や名店を教えてもらった日にゃ、本当にタクシードライバーに感謝感激です。

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観光名所

6. キッズタクシー

子どもが巻き込まれる事件、事故が無くなることがなく、そんなニュースを見聞きすると、何ともやりきれない気持ちになります。
親が一番に考えるのは子どもの安全です。
そんな親にありがたいタクシーのサービスがキッズタクシーです。新生児を連れての退院、定期健診や予防接種、塾や習いごとの送迎などに活躍するサービスで、保護者が子ども連れで利用したり、子どもだけで乗車します。
子育て経験者、保育士資格者、小児救急講習受講者などがキッズタクシーのドライバーを務める会社もあります。

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赤ちゃんも安心

7. 反社逮捕に貢献

振り込め詐欺犯グループの男の逮捕に協力したタクシードライバーの記事がネットニュースに載っていました。タクシーに乗ってきた男の様子を不審だったことから通報し、逮捕につながったそうです。
また、タクシーに乗せた高齢女性の様子が気になり、話を聞いたところ「息子を名乗る人物から大金が必要になったと連絡を受けた」ということで「もしや」と思って通報。振り込め詐欺を未然に防ぐことになりました。
日ごろからいろいろな人間を相手に接客することで、細かい人間観察の能力が培われていたのかもしれません。

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逮捕

8. 人助け

ネットニュースには、タクシーに乗せたお客さんの尋常じゃない様子から話しかけ、実はそのお客さんが自殺を考えていて、タクシードライバーが自殺を思いとどまらせたという記事も紹介されていたことがあります。
自殺までいかなくても、さまざまな悩みを抱えたままタクシーに乗り、タクシードライバーに愚痴をこぼしているうちに何となく気持ちが晴れていった、なんていう経験がある人もいるのではないでしょうか。見知らぬ他人だからこそ気軽に心のうちをぶっちゃけられる、ということもありますからね。
ひと昔前なら、そういう愚痴をこぼす相手はバーのマスターやバーテンダーと決まっていましたが、タクシードライバーもいろいろな人の愚痴を聞き、知らず知らずのうちに多くの人の心を救ってきたかもしれません。

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バーテンダー

9. 神対応

遅れ気味の時間にタクシーに乗ったのに、搭乗手続きの締め切り10分前に空港に到着した、なんて体験をした人がいます。「10分前」はでき過ぎですが、タクシードライバーの頑張りのおかげでギリギリ間に合ったという人は多いのではないでしょうか。
終電逃してタクシーに乗ったものの、明らかに乗車賃に足りない所持金だったので、その所持金で行けるところまでと言ったら、ちゃんと自宅まで送ってくれて、足りない分の料金は受け取らなかったタクシードライバーもいるそうです。お客さんにとってはまさに「神対応」
そんな「神対応」をしてしまうタクシードライバーがいるから、調子に乗ってタクシードライバーに無茶を要求する乗客も出てきてしまうのかもしれませんが。
しかし、人から「神対応」されたら、自分も負けずに他人に「神対応」しましょうね。

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神様

10. 心遣い

「神対応」かどうかはともかく、雨の日に傘を渡してくれたり、疲れているときに栄養ドリンクをくれたりするタクシードライバーがいます。
もともとタクシードライバーが「運転好き」「接客好き」な人が多く、その「接客好き」が強過ぎるタクシードライバーもいるわけです。特に個人タクシーは自分だけの裁量でたくさんサービスできるので、心遣いをてんこ盛りに用意している人もいます。
そんなタクシードライバーに巡り合ったあなたはラッキーですよ。

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ラッキー!


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