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女性トラックドライバーがカッコいい理由

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今、あらゆる業界で人材不足が深刻化しています。そのため、外国人の雇用を促進したり、企業での女性の活躍を推進したり、高齢者が働き続けられるようにしたり、行政もいろいろな取り組みをしています。
それは悪いことじゃありません。
それぞれの取り組みは、これからもどんどん、情け容赦なく進めていってほしいものです。「働きたい」と思っている人が「働きたい」職場で末永く働き続けられる環境は、きちんと整えられるべきですから。
あらゆる人にとって、選択肢は多いほうがいいのです。「ここで働きたいけど働きにくい」という国は最悪です。もちろん、あまり働きたくない人はほどほどな働きで、ほどほどの収入という選択肢も尊重すべきです。政府や他人から強制されたくありません。
トラックドライバー業界では、国土交通省が2014年から「トラガール促進プロジェクト」をスタートさせ、「トラガール」というネーミングの良し悪しは別にして、女性トラックドライバーの増加に力を入れています。
トラックドライバー業界の人手不足を改善させる意味からも、女性トラックドライバーには増えてほしいものです。そこで今回は、コレを読んだ女性が思わず「トラックドライバーに私はなる!」とルフィ・ライクに叫んでくれることを期待して、女性トラックドライバーってこんなにカッコいいんだよってことを吹聴します。

1. 大型トラック運転手はたくさん稼げる

女性のトラックドライバーは月収22万円~28万円、年収にすると300万円~350万円と言われています。
男性に比べて年収で100万円くらい低いそうです。ただ、それは「もともと女性ドライバーの給与が低い」ということではなく、勤続年数が長い男性が多い、それゆえ管理職になるのも男性が多いといった理由によるようです。
基本的にトラックドライバーの給与に男女差はありません。やはりトラックドライバーは「やればやっただけ稼げる仕事」。ハードかもしれませんが、いかにもタフな仕事です。
そしてトラックドライバーは中型より大型のほうが給与も高くなります。この大型トラックでバリバリ稼いでいる女性トラックドライバーも増えています。
ただし、男女格差のない、仕事に対してまっとうな報酬を出す会社をきちんと選ばなければ「やればやっただけ稼げる仕事」にはなりません。雇用条件などを細かく書いてあるドライバー専門の求人サイトを活用して、まっとうな会社を選びましょう。

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たくさん稼げる

2. 大型トラックを華麗に操縦している

個人差はありますが、一般的に女性は男性より体格が小さいです。もちろん大柄な女性もいますし、小柄な男性もいますが、比べると男性より体格の小さな女性が多いです。
大型トラックを運転するのに、もちろん怪力や、あきれるほどの強い力は必要ありませんが、車体が大きいだけに怪力が必要なようにも見えてしまいます。そして人は、体が大きいと怪力を持っているように見えてしまいます。錯覚です。
そんなわけで、女性が大きな車体の大型トラックを運転していると、怪力ではない何か特別な力を使っているようで「おおっ」と思います。
もともと、男性が大型トラックを運転していても「巨大な機械を自在に操っている姿」がカッコよく見えてしまうものです。そこに「何か特別な力」を使っているように見えると、なおさら、ことさらカッコよく見えるわけです。

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巨大な機械

3. 日本経済を回している

トラックドライバーの仕事は経済社会に欠かせないものです。物流を支えるトラックドライバーがいなければ、日本経済は破綻してしまうでしょう。庶民の生活も成り立ちません。
そんな社会貢献度の高い仕事をしているのですから、トラックドライバーはカッコいいに決まっています。
これは偏見ですが、女性の興味の対象と言えば「美容とファッション」が定番です。偏見まみれで言うと、「美容とファッション」にしか興味のないはずの女性が経済を支えているのですから、こりゃやはり「かっこいい!」と言えます。
ちなみに偏見まみれで男性の興味の対象を言うと「スポーツ」ですかねえ。

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経済

4. 正社員雇用で働いている人はカッコいい大人だから

「働き方改革」が迷走する日本ですが、日本ではまだまだ「多様な働き方」は普及せず、正社員雇用を崇める傾向が強いです。
それは、政府の進める「働き方改革」による「多様な働き方」が要するに大企業に有利で、労働者を軽んじているからです。
そんなわけで、日本ではまだまだフリーランスで働くシステムエンジニアより、正社員で働くトラックドライバーを「きちんと働く立派な大人」と認めがちです。
昭和の昔、多くの企業で女性は「どうせ結婚したらすぐ辞める」と見られ、また、フリーランスで働く女性は「気楽でいいねえ」なんて、偏見まみれの目で見られていました。
今なおそんな古い価値観の人が生き残っていますから、トラックドライバーとして正社員雇用されて働く女性は「おおっ」と思われます。

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正社員たち

5. 体力を結構使う仕事だから

大型トラックを運転するのに特別な怪力は必要ありませんが、それでもトラックドライバーの仕事は体力仕事になっています。特に長距離の仕事は勤務時間も長く、精神的にも過酷です。
こうした仕事をスムーズにこなす体力と、長時間勤務の理不尽さに耐えうる根性を備えることで、トラックドライバーは態度や顔にゆるぎない自信が現れ、カッコいいオーラをまといます。こりゃもう男女関係ありません。

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体力は重要


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6. 優しい人が多いから

トラックドライバーの仕事は、むやみにトラックを走らせりゃいいってもんじゃありません。荷物を安全に運ばなければいけないのです。
世間ではトラックドライバーを「荒くれ男の仕事」と思っている人が多いようですが、仕事は繊細かつていねいでなければできないのです。トラックドライバーにも繊細さが求められます。
すなわち、トラックドライバーは「優しい人たち」なのです。
男はタフでなければ生きていけませんし、優しくなければ生きる資格はありません。タフで優しい男はカッコいいのです。女性だってそうです。

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優しさも必要

7. 楽しい仕事だから

多くのトラックドライバーは「運転が好きだから」「たっぷり稼ぎたいから」と思ってトラックドライバーの仕事に就きます。
つまりトラックドライバーは、好きな運転をしながらたっぷり稼いでいるわけです。そんなトラックドライバーにとって、トラックドライバーの仕事は「楽しい」ものになっています。
そして「楽しい仕事」に従事している人間は自信に満ち溢れ、表情が輝き、誰もが憧れるカッコいい人間になります。もちろん女性だってそうです。

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楽しさも大事

8. ギャップ萌えで

偏見ですが、昔から女性は「か弱い存在」と見られてきました。実際は「か弱くない女性」も「か弱い男性」もいます。
一方、大型トラックはその車体の大きさ、エンジン音のいかつさなどから「荒々しい存在」と見られてきました。
そんな「荒々しいトラック」「か弱い女性」が自在に操るのですから、こりゃもうたまりません。「か弱い存在」である人間が「スーパーヒーロー」のウルトラマンに変身するみたいなもんで、誰もが「超クール」と思います。

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超クール

9. 古い価値観に立ち向かっているから

日本にはまだまだ古臭い偏見や、カビの生えた価値観が生き残り、はびこっています。「男社会」ってのもその1つです。
実際、トラックドライバー業界は昭和の時代には「男社会」でした。映画「トラック野郎」シリーズに登場する女性ドライバー、八代亜紀「男勝り」な存在だったわけです。女性がトラックドライバーの仕事をするのに、いちいち男性と比較され、男性より勝っているかどうかを見られたわけです。
長年「男社会」としてやってきたトラックドライバー業界は、職場環境の整備が進んでいるとはいえ、会社に女性用トイレが少なかったり、女性用更衣室がなかったり、取り引き先の担当者が微妙にセクハラしてきたりするところも残っています。まだ「女性が安心して働ける環境」の整備は完全には行き届いていません。
そんな世界に飛び込む女性トラックドライバーはチャレンジャーであり、改革者です。カッチョいいです。

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チャレンジャー

10. 理屈抜きに

まだまだ少ないとは言え、女性トラックドライバーは増えています。そんな女性トラックドライバーに「なぜトラックドライバーになったのか」を聞くと「トラックドライバーはカッコいいと思ったから」と答える人がいます。トラックドライバーはシンプルに見た目がカッコいいんです。女性トラックドライバーだってカッコいいんです。

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カッコいい!