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ルート配送ドライバーなりゃこそ自慢したいこと

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ルート配送ドライバーは、スーパーやコンビ二、企業、個人など、毎日決められた場所に、毎日ほぼ決められた順序で、トラックに乗せた商品を配送するのが仕事です。大体、毎日同じことの繰り返しです。
「残業が多い」「毎日決められた仕事の繰り返しで飽きる」「収入はいつまでもほぼ一定」「孤独な仕事」「勤務時間が長い」「体力や神経を消耗する」「時間に厳しい」などの過酷な面があります。
しかし、そもそも仕事ってのはそういうものです。多くの「意識高い系」が憧れるIT起業家だって勤務時間は長く、体力や神経を消耗し、スケジュールもびっしりなはずです。経営者ともなれば誰もが孤独です。
IT起業家に比べれば、ずっと「楽チンな仕事」、それがルート配送ドライバーかもしれません。もっとも、「IT起業家に比べて楽だ」なんてことはちっとも自慢になりませんが。
ただ、ルート配送ドライバーにも自慢したいことはいろいろあります。ルート配送ドライバーはここのところ人手不足でなり手が激減していると言いますが、ささやかな自慢話の1つや2つや3つや‥10はあるわけです。

1. 給与の高さ

ルート配送ドライバーの給与は、月収20万円~40万円とボーナス80万円~120万円と言われています。ルート配送ドライバーに限らず、トラックドライバーは全般的に「給料が安い」と思われがちですが、まあまあ良いんじゃないでしょうか。
仮に月収40万円でボーナスが120万円なら、年収は600万円ということになります。こりゃもう「高すぎる」なんて半笑いを浮かべながら言ってしまうレベルかも、です。
とは言え、ルート配送ドライバーの給与は会社によって差があり、経営状態があまり良くない会社では月収16万円~20万円と賞与なしとなっているようです。給与の高さを自慢したい場合は、会社選びは慎重に行いましょう。

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たっぷり稼げる

2. 社会貢献度の高さ

ルート配送ドライバーの仕事はスーパーやコンビ二などに商品を運ぶことです。ルート配送ドライバーがいなければ、スーパーやコンビニの商品棚には商品が並びません。商品棚ではなく、ただの「空の棚」になってしまいます。コンビニなのにコンビニくありません。
仕事帰りにスーパーに立ち寄り、半額に値下げされているお惣菜を買ったり、深夜のコンビニで半額値札の弁当を買ったりできるのも、ルート配送ドライバーのおかげです。スーパーでトイレクリーナーを買ったり、コンビニでしっとりチーズケーキお上品なイタリアンプリンもちもちのチョコクレープを買えるのも、ルート配送ドライバーがいればこそです。
もはや庶民の生活はルート配送ドライバー無しには成り立たない、と言っても良いでしょう。

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商品が並ぶスーパー

3. メンタルの強さ

ルート配送ドライバーは毎日決められた場所に、毎日ほぼ決められた順序で商品を配送します。ほぼ毎日同じことの繰り返しです。
毎日同じなので、飽き性な人は飽きてきます。
都心から離れた街道を行くことは少なく、基本的にコンビニやスーパーが点在する都心部を走るので、高い確率で渋滞にも出くわします。それでも納品時間や安全運転に注意しまくらなければいけません。結構大変です。
ルート配送ドライバーの仕事は、メンタル的に強くないと続けられないかもしれません。逆に言うと、ルート配送ドライバーの仕事を毎日続けていると、相当メンタルが鍛えられます。自慢して良いレベルです。

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渋滞にはまることも

4. 肉体的な強さ

ルート配送ドライバーの仕事は体力仕事でもあります。
荷の積み下ろしが手作業の場合もありますし、やはり長時間の運転は肉体を疲労させます。ルート配送ドライバーは日ごろから健康管理を徹底し、なおかつ体力的に鍛える必要があります。
ルート配送ドライバーの仕事に慣れるころには、かなりのマッチョになっているに違いありません。

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マッチョに

5. 作業の単純さ

くどいようですが、ルート配送ドライバーは毎日決められた場所に、毎日ほぼ決められた順序で商品を配送します。ほぼ毎日同じことの繰り返しです。
作業そのものも決して複雑ではありませんし、難解な作業もありません。
それで「飽きる」「やりがいがない」と思う人もいるかもしれませんが、作業自体に「難しい作業をやり遂げた達成感」から来るやりがいは無くとも、仕事自体は大変ですし、社会貢献度も高いので、そういった「達成感」「やりがい」はあります。
それに、毎日同じことの繰り返しをきちんと着実にこなしていくことで、毎日お経を唱え続ける修行僧のような境地に立つこともできます。単純作業の繰り返しを積み重ねていくことって、とても尊いことかもしれません。

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修行僧

6. 運転の安全さ

プロドライバーであるルート配送ドライバーにとって、何より大切なのは安全運転です。
もちろんルート配送ドライバーも人間であるからにはミスをします。うっかりもあります。少しの違反や多少の事故は誰もがしてしまうかもしれません。
だからこそ、ルート配送ドライバーとして何年も無事故無違反を貫いたら、そりゃもう大威張りできるというか、大きな自慢もできるというものです。
それでも「ドライバーとして無事故無違反なんて当たり前じゃないか」なんてつぶやき、無事故無違反を自慢しない「実るほど頭を垂れる稲穂かな」な人ってすごいです。

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稲穂

7. 勤務の気ままさ

本当にくどいようですが、ルート配送ドライバーは毎日決められた場所に、毎日ほぼ決められた順序で商品を配送します。ほぼ毎日同じことの繰り返しです。作業そのものも決して複雑ではありませんし、難解な作業もありません。
トラックを走らせるのは毎日同じルートですが、時間にさえ遅れなければ、厳密には同じ道を使う必要はありません。自分の裁量で抜け道、裏道を行くのは自由です。
また、何だかんだ言って、仕事の大半はトラックの運転です。運転が好きな人にとっては、好きなことでお金を稼げる仕事でもあり、とても楽しいわけです。
仕事だからと言って好きでもないことに人生の大半の時間を費やして過ごす人に比べりゃ、何と充実した人生だと自慢したって良いはずです。

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充実した人生

8. ローンの組みやすさ

ルート配送ドライバーの仕事はほぼ毎日同じことの繰り返しなので、今月の給料より来月の給料が大幅に上がったり、下がったりすることはありません。ほぼ毎月で一定しています。
言い換えると「安定している」ということです。
給料が安定しているので、ローンが組みやすいとも言えます。
ローンが組めるので夢のマイホームや自家発電機のような高額な買い物もできます。かつては世界最大のダイヤモンドと言われた「アフリカの星」は無理だとしても、頑張ればティファニーのダイヤくらいは買えるかも。

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高額商品も買えるかも

9. 朝起きる時間の早さ

ルート配送ドライバーはコンビニやスーパーに商品を届けます。コンビニやスーパーでは早朝からきちんと商品を完備しなかればなりません。
そのため、ルート配送ドライバーの仕事は朝が早いのです。
早起きは3文の得と言います。早寝早起きは健康にも良いと言います。
人間は基本的に、どちらかと言うと怠けたいと思っていますから、勤務時間のために毎日早起きをせざるを得ないルート配送ドライバーは、必然的に早起きになります。これは「儲かった」と思うべきです。

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目覚めのいい朝

10. 人間関係のストレスの少なさ

ルート配送ドライバーの仕事は基本的に1人で行います。横に口うるさい上司も猛々しい同僚もいません。勤務中はとても気ままだと言えます。
IT起業家やら大企業の社長なんかは人間関係のストレスも莫大でしょうから、それを考えたら「ルート配送ドライバーの俺は何てラッキーなんだ」と思えます。
もちろん、荷の配達先には「合わない人」「苦手な人」もいるかもしれません。ただ、そういう人とはなるべくビジネスライクに接して「苦手な点」をあまり気にしないようにして「苦手だな」と思ったことも次の瞬間には忘れることです。
逆に、荷の届け先の担当者の「良い点」「好ましい点」を積極的に見つけて「会いたい」と思うように努めましょう。人の気持ちは「思い込み」が肝心かもしれません。

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ストレスがたまった人