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トラックドライバーの節約術

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節約しよう


トラックドライバーの給与は歩合制になっていることが多く、一部には「やればやっただけ稼げる仕事」と語り継がれている一方、ベテランのドライバーからは「昭和の昔ほど稼げなくなった」なんて愚痴も聞かれたりします。
純粋な人「どっちが本当だろう」と戸惑ってしまうことでしょう。
ただ、今はどんな職業でも少し先の状況もなかなか見通せない「世知辛い世の中」になっています。こんな時代だからこそ、トラックドライバーとて節約は大切だと言えるでしょう。


1. 弁当持参

トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類がありますが、中でも長距離輸送の仕事をしているトラックドライバーは、一度会社を出ると2~3日、長いと1週間くらいは戻りません。
その間の食事は、ファミレス利用やコンビニ弁当が多くなります。しかもトラックドライバーは、トラックの運転でのカロリー消費量はそれほど多くはありませんが、基本的に体力仕事です。食事もガッツリ食べます。
そのため、自然と食費が結構かかります。
長距離仕事なので毎食は無理でも、せめて1日目の食事くらいは自宅で作った、もしくは家族に作ってもらった弁当を持参して外食費を浮かせましょう。
もちろん、栄養バランス費用を考えた弁当を作りましょう。
それに、長距離ではない、毎日帰れる仕事なら、弁当も毎日持参できます。工夫すればかなり節約できるはずです。

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弁当



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2. 自炊

長距離仕事の場合、毎食を持参弁当にするのは無理ですが、その代わりに自炊はできます。長距離トラックの仕事では大型トラックを使うことが多く、大型トラックの場合、自炊用具を持ち込むことができるからです。
特に、あると便利なのが車載用の炊飯器です。さらに湯沸かし器があると、レトルトカレーを温めたり、カップ麺を作ることもできます。家電でもインバータ―があれば使えます。
長距離トラックドライバーの中には、カセットコンロを活用してそれなりに本格的な料理をしている人もいます。もちろんカセットコンロを使う場合、火の扱い換気には十分注意しなければいけません。

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自分で調理

3. ペットボトル利用

トラックドライバーは長時間、トラック車内で過ごすので、脱水症にも気をつける必要があります。夏は熱中症にもなりかねません。
だからと言って、のどが渇く度にコンビニに寄ってドリンクを買うのは不経済です。
冬であれば、湯沸かし器でお茶やコーヒーを淹れるのも良いでしょう。
夏なら冷蔵庫をトラックに持ち込むと役立ちます。アイスボックスでも良いでしょう。そして、空のペットボトルに好きな飲み物を入れて、自宅から持って行きましょう。そうすればコンビニで買う必要がなく、節約になります。
スーパーであらかじめ安価なペットボトル入り飲料を買っておくのも良いですし、紙パックのドリンクを買っておいて、空のペットボトルに入れて持って行くのも良いです。紙パックのドリンクのほうが安かったりしますから。

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ペットボトルを活用

4. コンビニよりスーパー

急に何か飲みたくなったり、食べたくなったりしたときに便利なのがコンビニエンスストアです。
しかし、値段はスーパーマーケットほどには安くありません。いつでもオープンしていて、比較的店舗数が多いのが、コンビニの長所で、安さはやはりスーパーにかなわなかったりします。
逆にスーパーは、何か飲みたくなったり、食べたくなったりしたときにすぐに見つかるとは限りません。
ですが、長距離輸送の仕事やルート配送の仕事では、あらかじめその日のスケジュールやルートが分かりやすくなっています。「急な欲求」で買い物をしたりせず、スーパーの場所などを念頭に置き、計画的に動きましょう。
また、ドラックストアでも安価なドリンクや食品を売っています。

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スーパー

5. シャワーはガソリンスタンドで

長距離トラックの仕事では車中泊が基本です。そのため、風呂は道の駅の入浴施設や、銭湯、トラックドライバーのための休憩施設であるトラックステーションの入浴設備などを利用します。
そんな中、一部のガソリンスタンドにはシャワー室が備わっていて、そこを使うことができます。実はガソリンスタンドのシャワーは無料で使うことができるので、大いに節約になります。
主にトラックドライバーのための設備なので、シャワー室があるガソリンスタンドには大型車のための駐車スペースがあります。
ただ、給油しないと利用できなかったりするのでご注意を。

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シャワー

6. エコドライブ

エコドライブ、すなわち環境負荷を少なくする運転をすると、燃費向上になり、ガソリン代などの経費削減につながります。
燃料費は経費なので、トラックドライバー自身が負担するわけではありませんが、経費が減れば会社の利益が増え、増えた利益が従業員に還元されることを考えると、回り回ってドライバー自身のための節約になります。

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排ガスを減らしてエコドライブしよう

7. 副収入

節約と言うより、時間の有効利用による収入アップを考えることも良いのではないでしょうか。
トラックドライバーも休憩時間はしっかり取らなければいけませんし、荷待ち時間もまだまだ長かったりします。
そうした「空いた時間」を利用し、アフィリエイトで収入を得るのもその1つの方法です。ブログを書き、そこに企業から提供された広告を掲載して、ブログの読者が広告から商品購入などを行うと、広告主から報酬が支払われることになります。
YouTubeに動画をアップし、収入につなげる手もあります。
もちろん、会社が副業を禁じている場合はこれらもできません。
また、どちらも創意工夫根気が必要で、簡単ではありませんが。

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副収入

8. 転職

転職も節約につながります。
転職と言っても、運送業界からスッパリ足を洗うということでありません。会社を移るのです。
トラック運送の会社にもいろいろあり、例えば長距離輸送の場合の高速道路利用料などが会社から支給されるところ、ドライバーが自腹で払うところなど、会社によって待遇は大きく違ったりします。
最初は業界のこともよく知らず、あまり待遇の良くない会社に入ってしまっても、経験を積み、業界の知識を得てからは、より待遇の良い会社に移って節約につなげるのは、アリです。
トラックドライバーは人手不足になっている業界なので、求人中の会社が多く、いろいろな会社から自分に合った職場を探し出すことはできるはずです。

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足を洗う

9. 禁酒禁煙

トラックドライバーの仕事の大半はトラックを運転することなので、他にやることがないからか、まだまだ「野郎どもの世界」だった昭和の昔の名残りなのか、喫煙者もいます。仕事が終わってからのアルコールを何よりも愛する人もいます。
そこで、これを一切辞めてしまうというのも、かなりの節約になります。
トラックドライバーに限ったことではありませんし、喫煙者やお酒好きには「余計なお世話」かもしれませんが。
どっちにしろ、タバコやお酒をたしなむにしてもほどほどにしておきましょう。それが健康的です。

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禁煙

10. 無事故無違反

出費の中でも一番「チクショー」という気持ちになるのが、予期せぬ臨時出費です。それも「うれしい出費」ならともかく「うれしくない出費」はキツイです。
そして「うれしくない臨時出費」の中でも一番イヤになるのは、違反金を取られたり、事故の後始末にかかる費用かもしれません。
仮に出費がないとしても、ドライバーとして無事故無違反を貫くにこしたことはありません。お金を取られなくても、時間を取られたりします。

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事故は避けたい