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賢い人の職業

古代エジプトの知恵の神

人はなぜか、賢いか頭が悪いかということに重く価値を置きます。
ある人は「頭が悪いと幸せな人生を送れない」なんて言います。本当でしょうか? 根拠となるデータはあるのでしょうか。なんてことを言うと「それが分からないなんて頭が悪い証拠」と言われそうです。
もしかしたら、単なるイメージかもしれません。「賢い人」と言うと、スマートにお金をたくさん稼いで、高級マンションで優雅に暮らしていそうです。
それとも、自分を「あまり賢くない」と思っている人が「もう少し賢かったら、もっとスマートに生きて、今ごろ成功者になっているのになあ」と思うあまり、社会的に成功している人をうらやんで「賢い」と思っているかもしれません。その社会的成功者に関してあまりよく知らないので、おおざっぱに「賢い」とくくってしまうわけです。
賢い人と頭が悪い人が共同で作業をすると、頭が悪い人の理解が遅く、作業が手間取るので賢い人はイライラします。それでつい感情的に、頭が悪い人を見下してしまいます。賢いからって、物事を何でも知性的に判断できるわけではないのかもしれません。
賢い人に向いている職業とは何でしょう?


1. プロドライバー

プロドライバーの中で、例えばトラックドライバーはトラックを運転して荷を安全に、時間通りに運ぶだけで年収400万円から800万円以上を稼げる、世にもおいしい仕事です。賢い人ならきっと選ぶ、楽にたくさん稼げる仕事です。
実際、賢くないとできないとも言えます。トラックドライバーは荷を効率的に荷台に積み、時間に遅れないように効率的にトラックを走らせなければいけません。それも、荷を傷つけてはいけないのでていねいに運転する必要があります。
また、トラックを走らせる道路には、他のさまざまな事情の車が同時に走っていますから、予想外のトラブルが起こったりもします。それでもトラックドライバーは臨機応変にトラブルをできるだけ回避して、荷を時間までに安全に運ばなければいけません。そういうトラブルがなくても、休憩や食事のタイミングを見つけるなど、臨機応変に瞬時に判断しなければいけないことは多いものです。
さらにトラックの運転は普通自動車の運転より難しく、高度な技能を要します。やはり賢くないとできない仕事ではないでしょうか。
同じプロドライバーのタクシードライバーは、接客もしなければいけないので、これまた賢くないとできそうにありません。それにタクシードライバーは「人の命をあずかる職業」でもありますが、他にも医者、パイロットなど、「人の命をあずかる職業」は賢くないと務まりません。

トラックドライバー

2. マグロ漁師

遠洋漁業でマグロを取るマグロ漁師は、長期間海の上で過ごさなければいけない、過酷な面があるため、かなりの高給取りになっています。年収は約1000万円にもなる人がいると言います。
長期間、陸に上がらないのでお金を使うこともあまりありません。みるみるうちに大金持ちです。しかし、作業はマグロを取るだけなので、何度も司法試験にチャレンジするとか、毎回選挙に命を賭ける必要もありません。なかなかおいしい仕事です。
「大金持ちになりたい」と思う賢い人が選ぶ仕事と言えるでしょう。

漁師

3. 政治家

「賢い人が選ぶ職業」と言うより、「賢い人になってほしい職業」かもしれません。
政治家が賢ければ、時代感覚がズレた失言もしないでしょうし、国民に自粛を強いていることを平気でやってしまわないでしょうし、政治資金も私的に流用しないでしょうし、意地を張って外国と敵対しないでしょうし、隣国を悪く言って、何でもかんでもその隣国のせいにしないでしょうし、仲良くしている大企業だけが得するようなことはしないでしょうし、責任を取ると言う割りに具体的に何もしない、ってこともないでしょうし、政治そのものよりも何よりも選挙にだけ一所懸命になったりしないでしょうし、目先の損得だけで判断しないでしょうし、何よりも世界全体を平和にできるはずです。
「政治はきれいごとだけではできない」と言うかもしれませんが、賢ければ何とかできるはずです。

政治家

4. 医療関係

医者や看護師、薬剤師といった医療従事者は人の命を左右することもある職業です。
そのため、そういう仕事に就くためには難しい試験にも受からなければいけません。まさに賢くなければできない仕事です。

医者

5. ギャンブラー

例えば丁半バクチの胴元は、賭ける人が口々に言った丁、半を数え、集計して暗記し、目が出たらそれに応じてお金を渡します。最終的に胴元が損を出しても困りますし、頭が悪い人にはできそうもありません。
昔から「バクチ打ちはバカにはできない、利口はやらぬ」なんてことも言います。
利口がやらないというのは、大負けすることもあるからです。
ただ、遊び感覚で大金が入るのですから、これ以上「楽して稼げる仕事」はないかもしれません。
それに、賢ければ大負けしないのではないでしょうか。昔は「ギャンブルで蔵を建てた人はいない」なんて言ったようですが、それはギャンブルさせないための口実で、競馬でマンションを買ったという人もいるそうです。

ギャンブラー

6. 弁護士

弁護士になるには超難関と言われる司法試験に合格しなければならず、シンプルに頭が良くないと就けない仕事です。
もちろん、弁護士として複雑怪奇な現代の難事件や、入り組んだ人間関係の問題を解決に導くのは、賢くないとできそうにありません

弁護士

7. 教授

大学生たちに専門的な講義を行ったり、専門的な研究を行ったり、その論文を執筆するには、それなりに頭が良くないとできません。まさに頭脳によって収入を得るのが教授です。

大学教授

8. 経営者

経営者も「賢い人がなる職業」と言うより「賢い人になってほしい職業」です。
経営者は時代の先を読み、仕事の効率化を考え、人事に目を配り、会社を発展させていかなければいけません。細かいことへの目配りや、大局を俯瞰で見る視点も兼ね備え、責任を持って従業員の生活を支えなければいけません。
経営者が賢ければ、会社は長続きして発展し、従業員はイキイキと仕事できます。

社長

9. 落語家

落語家は高座に上がると、客席のお客さんを見て年齢層や雰囲気などから、その日のネタを決めたりすることもあります。賢くないと、お客さんに合ったネタを選ぶことはできないでしょう。
そもそも、幅広い選択肢を持つため、何十という噺を覚えておかなければいけません。まさに頭脳が頼りの仕事です。
全く肉体労働ではありません。動くと言うと、舞台の袖から真ん中の座布団があるところまで歩いて来るくらいです。後はしゃべっていればいいわけです。
そんな頭脳労働でありながら、落語のネタは長いと90分くらいのものありますが、短いと10分くらいで終わります。1日の労働時間がわずか10分くらいということもあるわけです。
そんなおいしい仕事を選ぶのですから、相当賢いと言えるのではないでしょうか。

落語家

10. 無職

本当に賢い人なら、働かなくても食べていける方法を見つけているはずです。

賢い人は働かない