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タクシードライバーに必要な気の持ち方

おいしい生活

タクシードライバーは、お客さんをたくさん乗せることができれば月収50万円~月収70万円の給与を得ることもでき、「やればやるだけ稼げる仕事」だと言われています。勤務形態によっては毎月の休日も18日くらいにもなります。
簡単に言うと「おいしい仕事」です。
タクシードライバーには早朝から20時間近く勤務し、翌日を丸1日休む隔日勤務という特殊な勤務形態があり、給与も歩合制になっているので、休みが多いのに高収入を実現できるのです。
とは言え、ただ漫然とタクシーを走らせていても、そんな「おいしい仕事」とはなりません。コロナ禍でタクシー業界も厳しい状況となったようですが、タクシーが社会に必要な存在である限り、むざむざとつぶされはしません。


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1. 負けん気

タクシードライバーは積極的にお客さんを見つける工夫をし、それを続ける努力をしなければ、たくさん稼ぐことはできません。
しかし、晴れの日もあれば雨の日もあるように、どうしてもお客さんが見つからないときもあります。大事なのはそこであきらめない、強い気持ちです。
「あきらめない。負けない」と自分に言い聞かせ、工夫と努力を続ければ、運気も変わります。
また、同じタクシー会社内で同僚ドライバーをライバルと考え「ライバルよりたくさん稼ぐぞ」という気持ちで仕事に取り組むのも良いでしょう。

ライバル

2. 譲る気持ち

タクシードライバーは仕事の大半は、タクシーを運転することです。当然、安全運転でなければいけません。
普段の運転もそうですが、お客さんを乗せているときは、お客さんの安全、快適性を第一に考える必要もあります。自己中心的な運転では、危険運転につながる可能性が増すばかりか、お客さんの快適性も損ないます。
慎重に、ていねいに、おだやかに、譲る気持ちを持って運転しましょう。

譲る

3. 謙虚さ

タクシードライバーの仕事は接客業でもあります。タクシーの利用者には、タクシー車内で快適に過ごしてもらわなくてはいけません。
接客と言ってもバーやスナックのママさんのように会話で楽しませればいいというわけではありません。タクシーに乗るお客さんの多くは、タクシー車内ではなるべく静かに過ごしたいと考えています。むしろタクシードライバーのおしゃべりは、お客さんの快適さを削ぐことになります。
タクシードライバーは基本的に1人で仕事をしますから、お客さんを乗せていないときはたった1人なので孤独です。お客さんを乗せれば会話を楽しみたいと思うかもしれません。
しかし、そこは行き先を聞いたりするなどの必要な会話以外はあまり話さず、お客さんに静かに過ごしてもらうことも大切なのです。
また、お客さんの中にはタクシードライバーとの会話を楽しみたいという人もいます。会話を楽しみたいと言っても、大抵の場合、タクシードライバーの話を聞きたいというより、自分の話を聞いてほしいという気持ちが強いものです。
会話を楽しみたいお客さんの場合、タクシードライバーはあまり自分のことばかりを話すのではなく、適度に話題を振るなどしてお客さんの気持ちを盛り上げ、会話を弾ませる必要があります。

静かに過ごしたい

4. 世話焼き

タクシーを利用する多くのお客さんは、タクシー車内では静かに過ごしたいと思っています。
ただ、中には「普通じゃない」お客さんもいます。高齢だったり、持病があったり、その他の原因があって、タクシー車内で体調を崩すお客さんもいます。
そうしたときはもちろん黙っているのではなく、お客さんに体調を尋ね、必要があれば医療機関に連れて行かなければいけません。
タクシードライバーはお客さんに余計な会話を求めてはいけませんが、お客さんの様子は常に気にして、何か異変を察知したらそれに対処しなければいけないのです。

体調悪そう

5. 察する心

タクシーの多くのお客さんは、車内で静かに過ごしたいと思っていますが、中にはタクシードライバーとの会話を楽しみたいという人もいます。タクシードライバーは、お客さんが静かに過ごしたいようなら余計な会話はせず、お客さんが会話を楽しみたいようなら適度に話しかけたり話題を振って会話を盛り上げなければいけません。
タクシードライバーがお客さんに快適に過ごしてもらうのに必要なのは、その場を読む術です。お客さんの気持ちを察することです。
経験豊富で有能なタクシードライバーは、乗ってきたお客さんとの「どこまでですか?」のやりとりで、そのお客さんが車内でどう過ごしたいかを察すると言います。

心の中にアンテナを

6. 諦観

タクシードライバーの基本は安全運転です。そして安全運転を重視するなら、ときとして必要なのが「あきらめること」です。
タクシードライバーは道路でタクシーを走らせながらお客さんを見つけ、安全にお客さんのところにタクシーを寄せてお客さんを乗せます。
しかし、せっかくお客さんを見つけても、そこからお客さんのそばにタクシーを寄せようとすると車の流れを邪魔してしまい、それが危険なときもあります。
そんなときは無理をせず、見つけたお客さんもあきらめる判断が必要です。

車の流れ

7. まめ

タクシードライバーがたくさんお客さんを見つけ、収入をアップさせるためには、営業エリアでの人の流れをつかみ、タクシーを利用しそうな人がいるであろうところに行かなければいけません。できればそこには、ライバルとなる他のタクシーがあまり来ないことが望ましいです。
そんな場所を見つけるには、多くの情報を得なければいけません。そうした情報収集、収集した情報の分析をまめに続けなければ収入アップを実現することは難しいでしょう。

「豆」

8. 先を読む

タクシードライバーが収集した情報を分析するとき、必要なのが先を予想する力です。
たとえば、週末に営業エリア内で大きなイベントがあるとき。
大きなイベントがあるので、人が集まってタクシーを利用してくれるのか、イベントのタイプから推測してそれほどタクシー利用者が増えるとも言えないのか、タクシー利用者が増えるかもしれないが、交通渋滞が起きて、決して売り上げアップにはつながらないのか、さまざまな推測ができます。
そこから自分なりに一番確実そうな先読みをしなければいけません。
また、そういった先読みだけではなく、日ごろの運転でも、先の道路状況を読むことで安全運転が可能になります。タクシーの運転でも先を読むことは大切です。

先を読むと言っても占いじゃありません

9. 引くべきときは引く

安全運転にとって必要なのは冷静な判断です。
とっさのときにも冷静な判断ができれば、交通事故を回避できる可能性も高まります。焦ってパニクり、ハンドル操作を誤ったら大変です。
運転するときには近視眼的ならず、1歩引いた視点で全体を見て、冷静な判断で運転しなければいけません。たとえ他の車にあおられたからと言って「やられたらやり返す!」などと考えてはいけません。

引くとき

10. 見栄

「見栄」と言っても「見栄を張る」ということではありません。タクシードライバーは接客業でもあるので「見栄えを気にしなければいけない」ということです。
つまり、お客さんから見てだらしない恰好、不潔な恰好ではいけないのです。タクシードライバーには清潔感のある身だしなみが求められます。

これはやり過ぎ