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中型トラックのちょうど良い魅力

重さが問題


今日も日本中でトラックが走っています。さまざまな荷を運んで生活や経済を支え、社会に貢献しています。
ただ、特に大型トラックは威圧感もあり、「あおってきたら怖い」とか「運転が大変そう」とか、いろいろ妄想してしまいます。とは言え、大型トラックは一度に多くの荷を運べたり、大きな荷を運べたり、大きいからこそのメリットがいろいろあります。
じゃあ、トラックはすべて大型でいいじゃん、となりますが、やはりメリットがあればデメリットもあるわけで、そんな大型トラックのデメリットを補ってあまりもあるのが、中型トラックです。
ちなみに、中型トラックと大型トラックの違いは積載量です。大まかに言うと、中型トラックはいわゆる4トン車で、大型トラックは10トン車です。車体の大きさは、規定では中型トラックも大型トラックも全長12メートル以内なので、実は同じ大きさです。ただ、それは「規定」の話です。
実際にトラックメーカーが販売しているトラックは、中型トラックが全長約6メートルだったり、約8メートルだったりして、大型トラックが全長約8メートルだったり、全長約12メートルだったりします。メーカーが違うと、大きさは同じくらいの中型トラックと大型トラックがあるわけです。
ただ、ここでは中型トラックの大きさは大型トラックより小さいという前提で話を進めます。

1. 小回りが利く

大型トラックより全長が短いので、当然、大型トラックが一度に曲り切らない角も、中型トラックなら曲がることができます。
ちなみに、小型トラックは全長が約5メートルなので、全長約6メートルの中型トラックなら、4トンもの荷を載せることができるのに小型トラックに近いくらいの小回りが利くトラックだと言えるわけです。

小さいと小回りが利く

2. 荷をたくさん乗せられる

中型トラックは大型トラックほどの重い荷を載せることはできませんが、車体が大きいメーカーの中型トラックであれば、かなりたくさんの荷を載せることができます。
たくさん載せても、荷の重さが軽くて最大積載量を超えなければいいわけです。

たくさん積める

3. 威圧感が少ない

中型トラックは大型トラックより少し小さいので、その分、大型トラックほどの威圧感もないと言えます。
大型トラックはその威圧感から、周囲の車のドライバーから邪魔に思われたり、うとましく思われることもありますが、中型トラックは過剰にマイナスイメージを持たれる可能性が低くなるでしょう。

かわいらしいトラック

4. 大型より運転しやすい

車体が大きいと死角が多くなり、また小回りも利かなくなります。少しでも車体が小さくなれば、その分、周囲を確認しやすくなり、小回りも利くようになります。まさしく、運転しやすくなるわけです。
とは言え、安全運転を絶対に守らなければいけないことに変わりはありません。車体の大きさに関わらず、油断しないようにしましょう。

周囲の確認は怠らずに

5. 昔の普通免許なら運転できる

中型トラックを運転するには、中型自動車運転免許が必要です。
ただし、中型自動車運転免許は2007年6月にできたもので、2007年6月1日以前に取得した普通自動車運転免許を所持していれば、中型トラックも運転できます。
2017年6月1日以前に普通自動車運転免許を取得していた人は、トラックドライバーとして就職すると、早く中型トラックを運転することができ、中型トラックの運転によって得られる給与を手にすることができるわけです。

運転免許

6. ちょうど良い

中型の魅力をトラックに限らず、乱暴にひと言でまとめてしまうと「大き過ぎず、小さ過ぎず」ということです。
そしてこれは、トラックにも当てはまるのではないかと言えます。
周囲の車に威圧感を与えて走り、死角が多く、小回りの利かない大型トラックほど大きくはなく、小型トラックよりも大きい荷、多くの荷を運ぶことができます。小型トラックより運転席が高いので、遠くも見渡せます。
まさに「ちょうど良い」のではないでしょうか。

ちょうど良いバランス

7. 高速道路の料金が大型より安い

現実的なメリットとして、高速道路の料金が大型トラックより安いという点を挙げることもできます。
実際、中型トラックで長距離を走る仕事もあり、大型トラックが必要なほどの積載量にならなければ、中型トラックで運んだほうがおトクだったりするわけです。

高速道路