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世にも便利な大型トラック

大型トラック

大型トラックは周囲から見ていると、車体が大きいだけに圧迫感があり、「あおってきたら怖い」とか「きっと運転手は荒くれ者に違いない」とか「運転が大変そう」とか、アレコレ妄想してしまいます。
しかし、多くのトラック運転手は真面目で責任感が強く、彼らが運転するトラックが商品や製品や部品やらを運ぶことで人々の生活、経済、引いては社会を支えています。簡単に言うと、人々の役に立っているのです。
それだけトラックという乗り物は利便性が高い「役に立つ乗り物」なのです。
それに車体が大きいと運転しにくいと思ってしまいますが、最近のトラックは「運転しやすさ」という利便性も大きく進化しているらしいです。

1. 荷物をたくさん運べる

今さら?と言われそうですが、基本中の基本としてこのことは外せません。
車体が大きく、荷台のスペースも広いので、多くの荷物をいっぺんに運ぶことができます。もし、荷物を少ししか運べないほどの大きさしかなかったら、大量の荷物を運ぶためにトラックが数台必要になります。トラック数台を走らせるためにはトラック運転手もその分、必要になります。それではあまり「大いに役に立っている」と大威張りでは言えません。
3人家族の引っ越しでも中型の4トントラックで運べてしまうので、大型の10トントラックならすごいことです。

大量の荷物

2. 大きなものを運べる

大型トラックはたくさん荷物を運べるだけじゃありません。それだけ大きいので、小型、中型には乗らないような大きな荷物も運べます。重くても大丈夫です。
家具や大型家電、工業用機械などを運ぶのに重宝します。橋を架ける工事のために橋を運んだりもします。橋は大きくて重いです。

工業用機械

3. 仮眠室も装備

大型トラックはいっぺんに多くの荷物を運べるので、特に長距離輸送で大活躍します。「どうせ遠くまで行くのだからいっぺんに運んでしまおう」ということです。
長距離なので、トラック運転手は長時間、そのトラックの運転席で過ごすことになります。それで求められるのが快適空間です。
そんな長距離のトラック運転手は自分に合ったクッションや遮光カーテン、クーラー、調理家電などを持ち込んで車内を快適空間にカスタマイズします。
しかし、メーカーもそのへんをちゃんと考えてトラックを開発しています。大型トラックは運転席も高いので、背が低い人は乗りにくかったりしたものですが、ちゃんと下のほうにステップを設けて乗りやすくしたり、運転席のシートも高級車並みの座り心地にしたりしています。
仮眠室がある大型トラックも多いそうです。仮眠室があると、寝やすくて便利です。

快適

4. 遠くを見通せる

大型トラックは運転席が高い位置にあるので、普通自動車の運転席からは見えない遠くまで見通すことができます。
そのため、事故や渋滞を回避できる可能性も高くなっているはずです。
また、渋滞に出くわしたとしても、どれくらい先まで渋滞しているのか、普通自動車に乗っているより早く察知できます。遠くの信号も見えるでしょう。

運転席の位置が高い

5. 気持ちが大きくなる

大型トラックは運転席が高い位置にあるので遠くまで見渡せて気持ちが良いです。高いところから周囲を見下ろすので、偉くなったような錯覚も覚えます。
気持ちが大きくなるのです。
周囲より高いところにいるし、乗っているのも大きなトラックだし、何か自分自身が大きな存在になったような、もしくは自分が大きな存在に守られているような気がしてしまいます。
とは言え、トラック運転手は決して「オレ様」な気分に浸り、乱暴な運転、危険な運転などをしてはいけません。

オレ様

6. 運転しやすい

最近の大型トラックはオートマ車も増えています。
オートマなのでクラッチ操作が不要で、長時間運転しても以前ほどには疲れません。エンストの心配もほとんどありません。このAT車、燃費も向上しているそうです。
また、安全機能も進化しています。大型トラックは車体が大きい分、死角が多くて危険でしたが、最新の大型トラックには各種センサーが付いていて運転手に警告してくれます。中には、運転手の姿勢や顔の向き、まぶたの開閉までカメラでチェックして、わき見運転などを検知すると警報で知らせてくれるトラックもあるようです。

マニュアル車のシフトレバー

7. 車高を変えられる

自動車が道路を走るときにタイヤが受ける振動を車体にそのまま伝えないための装置がサスペンションです。従来、タイヤの脇にバネが付いて、そのサスペンションの役割を果たしてきました。
その後、新しく登場したのがエアサスペンション、略してエアサスです。
エアサスは「エア」、つまり空気の詰まったクッションで振動を吸収します。
そしてこの空気量を調節することで、車高を上下できるトラックも登場しました。例えば荷の積み下ろしをするとき、荷の場所の高さに応じて荷台の高さを調整できるわけです。便利です。

バネのサスペンション

8. 思い切りラッピングできる

街中でトラックの荷室のサイド面が広告になっているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
メーカーが自社商品を運ぶトラックに、その自社の広告や商品の広告を貼り付けたりします。商品を運びながら宣伝するわけです。しかも大型トラックなら面積も広いので、インパクトが大きくなります
ちなみに全日本トラック協会でも、安全性優良事業所認定制度(Gマーク制度)の認知度アップとトラック業界のイメージアップのため、2012年からGマークのデザインを施したラッピングトラックを走行させているそうです。

ラッピングトラック

最後に

大型トラックはたくさんの荷を一度に運べたり、大きくて重いものを運べたり、それだけで十分社会に役立つ「便利な存在」ですが、それ以外にも実はいろいろ「便利」と言えるところがあったのです。

たくさん荷を運ぶ