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トラックドライバーが太る理由

やせてりゃいいってもんじゃない

トラックドライバーは太りやすいと言われています。
ただ、そもそも日本人の体型は、昔は一般的にとても貧弱で、その後、食糧が豊かになってようやくそこそこ普通になってきた途端、ほんの少しでも脂肪がつくととんでもない罪悪のように言うのはいかがなものでしょうか。
アメリカ人のように「一般的な体型が肥満」になっても健康上よろしくないですが、長距離走の選手か減量中のボクサーのようにやせ細った体型を「美しい」なんて言うのは、やはりです。
トラックドライバーは太りやすいと言われていますが、トラックが停まり、降りてきたトラックドライバーがお相撲さんのような肥満体型だった、なんて光景を見たことがある人は滅多にいないはずです。
それでも、トラックドライバーは太りやすいと言われています。なんだかんだ言っても、太り過ぎ、あくまでも太り「過ぎ」が健康に良くないのは事実なので、太りやすいトラックドライバーの皆さんも「ほどほどに」太るようにしましょう。


1. 消費カロリーが少ないから

人は運動するとカロリーを消費し、体重を減らすことができます。
あまり運動しないと、カロリーを消費することもなく、体重も減りません。
さて、トラックドライバーの仕事の大半はトラックを運転することです。トラックの運転で消費するカロリーはとても少ないそうです。何しろ、車の運転と言えば、手足を多少動かすくらいの動作しかしません。
トラックドライバーの仕事の中には、荷の積み下ろしを行ったり、荷をそれぞれの届け先まで運ぶ仕事もあります。こういったトラックドライバーは、そこそこカロリーを消費するので、トラックドライバーになりつつそこそこカロリーを消費したい人は、荷の積み下ろしを手作業で行う職場や、宅配便のドライバーの仕事を選ぶと良いでしょう。

運転

2. つい食べ過ぎるから

仕事でカロリーをそれほど消費しないトラックドライバーも、その日の仕事が終わるとドッと疲れています。
仕事はやはり、どんな仕事でも疲れるものです。ましてや、トラックドライバーのような職業ドライバーは常に安全運転に気持ちを集中させなければならず、加えて荷を積んでいるときはその荷の安全にも気を配り、なおかつ荷を届ける時間を守らなければいけないという緊張の中でハンドルを握るので、そりゃもう疲れます。
それだけ疲れるので、食事どきにはドカン!とたくさん食べたくなります。とは言え、腹の皮が突っ張るとまぶたが重くなるのたとえがある通り、たくさん食べると眠くなるので、たくさん食べ過ぎないようにはします。
食べ過ぎないようにはしますが、それでもつい食べ過ぎます。そりゃ太ります。

食べまくる

3. いつでも食べれるから

多くの一般的な企業では、昼食を取るタイミングは昼休憩のときと決められています。大体昼の12時から午後1時まででしょうか。その時間になれば、たとえお腹が空いていなくても食事するわけです。この時間を逃すと、食事できませんから。もっとも、外回りの営業職は別ですが。
トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。多くの一般的な企業で働くビジネスマン、ビジネスウーマン、その他の人々は、同じ職場に上司や同僚がいますが、トラックドライバーが座る運転席の横には誰もいません。仮に、目に見えない何者かがいたとしても、目に見えないのだから気にする必要はありませんし、荷台に誰かが潜んでいることも恐らくないでしょう。
そんなわけで、トラックドライバーは食事もおやつも、いつでも食べられます。まさに「お腹が空いたときが食べるとき」です。

食べまくる その2

4. 拘束時間が長いから

トラックドライバーの中でも長距離の仕事をしていると、拘束時間も長くなります。目的地が遠方なので、長い拘束時間の間、トラックを運転しているか、トラック車内で睡眠を取るか、同じくトラック車内で休憩するか、とにかくトラック車内で過ごすことが多くなります。
休憩時間などはスマホで動画を見たり、ゲームをすることもできますが、運転している間は音楽を聞くくらいしかできません。
ときには眠くなってきます。本格的な睡魔が襲ってきたときは素直に降参して仮眠を取るほうが賢明ですが、「ちょっとした睡魔」であれば、何かをしてごまかそうとします。
眠いという衝動は本能的な欲求なので、別な本能的な欲求を充足させることで眠いという本能的な欲求をごまかそうとします。それで食欲という本能的な欲求を充足させようとして、食べるわけです。
つまり、仕事の拘束時間が長いと、つい食べるのです。

食欲を満たす

5. 外食がちになるから

トラックドライバーは基本的に会社の外で仕事をしています。仕事の大半がトラックの運転なので当然です。
そのため、食事もコンビニの弁当やファミレスなど、いわゆる外食になりがちです。
外食だと、人はなぜか食事の傾向が偏っていきます。とにかく手っ取り早く食欲を満たそうと考えるからではないでしょうか。じっくり栄養バランスを考えたりしないわけです。
月曜にカツ丼、火曜に唐揚げ定食、水曜は焼肉定食、木曜はカツカレーで金曜がアンコールの唐揚げ定食なんてことになります。

カツ丼

6. 体力仕事だから

トラックドライバーの仕事は体力仕事と言われています。
トラックの運転でたくさんのカロリーは消費しませんが、仕事をするととても疲れます。カロリーは消費しないものの体力は使うわけです。
そのため、多くのトラックドライバーは失った体力を回復しようとして食事は「ガッツリ取りたい!」と考えます。月曜にカツ丼、火曜に唐揚げ定食、水曜は焼肉定食、木曜はカツカレーで金曜がアンコールの唐揚げ定食なんてことになります。
体力の回復のため、ついつい揚げたり、炒めたりした料理が多くなるわけです。

唐揚げの誘惑

7. 食事時間が不規則だから

トラックドライバーはいつでも食べたいとき食べたいもの食べることができます。お腹が空いたときが「食べるとき」です。
昼食も昼12時でなくてもいいわけです。午後3時のおやつタイムに、ガッツリとカツ丼を食べてもいいのです。
夜中の1時に牛丼を食べても構いません。
勤務日に毎回夜中の1時に牛丼を食べていると、休日の夜中の1時にも牛丼を食べたくなったりします。そりゃ太ります。

ギュウ

8. 太りやすい体質だから

トラックドライバーの中に太りやすい体質の人がいても、全くおかしい話ではありません。
太りやすい体質の人は、少し食べ過ぎただけですぐに太ります。
逆に、いくら食べても太らない人もいます。人間って不思議です。

太りやすい?

9. 幸せだから

トラックドライバーの給与は歩合制になっていることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」とも言われ、平均年収は400万円台ですが、中には700万円台となっている人もいます。
加えて、仕事は基本的に1人で行うので人間関係によるストレスは少なく、食事や休憩のタイミングも自分の裁量に任されていて、その点はある意味、気楽です。
また、仕事の大半はトラックの運転なので、車の運転が好き、車の運転が何よりも得意といった人には、まさに天職とも言える職業です。
そんな職業に就いたトラックドライバーが太るのは、恐らく幸せ太りでしょう。

ハッピーな笑顔

10. お金があるから

トラックドライバーの給与は歩合制になっていることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」とも言われ、平均年収は400万円台ですが、中には700万円台となっている人もいます。
それだけお金があっても、なかなか使っている時間がありません。たくさん稼げる長距離トラックのドライバーは、特に拘束時間も長いですから。
加えて趣味もないと、なかなかお金の使い道がありません。中には、賢く投資したりして将来に備えたり、マイホーム資金のためにコツコツと貯金する人もいるでしょう。
もしかすると、それでもお金が余るかもしれません。
そうなると、それまでなかなか食べられなかった豪華な食事にお金を使うことになります。毎日が満漢全席のような食事になったり、ならなかったりします。

たくさん稼ぐ

最後に

繰り返しますが、ほどほどに太るのは決して悪いことじゃありません。

やせすぎも注意