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なぜトラックドライバーの求人に若者が集まらないのか

なぜ?

トラックドライバーはこのところ人手不足が続いているそうです。特に若いなり手が減ったようです。



1. 少子高齢化だから

トラックドライバーに限らず、いろいろな職業で人手不足が起きています。なかなか若い人材が集まりません。
それと言うのも、そもそも若い人が少なくなっているからのようです。いわゆる少子高齢化というやつです。
ちなみに2023年の日本の出生数は前年比5.1%減の75万8631人だったそうです。8年連続で減少し、過去最少を更新しているとか。
この人たちが労働者となるまでまだ約20年あるわけですが、それまでどの業界でも若いなり手は増えようがなさそうです。

減少

2. 交通事故が怖いから

トラックドライバーは職業ドライバーの1つですが、職業ドライバーに付きものなのが交通事故のリスクです。今の若い人安定志向とともに安全志向安心志向が強いので、交通事故という、最悪人命にも関わるリスクのある職業をどうしても避けたがります。
交通事故は年齢に関係なく、誰もが避けたいので、これはある意味仕方ないかもしれません。

交通事故は怖い

3. 運転免許取得が面倒だから

トラックドライバーになるのに必要なのは「やる気」「責任感」「運転免許」だと言われています。
「やる気」「責任感」は気の持ちようなので、本人がその気になれば何とかなるかもしれませんが、「運転免許」を持つためには教習所に通ったり、勉強して試験に合格したり、そのためのお金を用意する必要があります。
面倒です。
しかも、昔は普通自動車運転免許があれば2トントラックくらいは運転できたのですが、2017年準中型運転免許ができると、普通自動車運転免許では2トントラックを運転できなくなり、2トントラックを運転するためには準中型運転免許を取得しなければいけなくなったのです。
準中型運転免許も、普通自動車運転免許を取得できる18歳で取得できるのですが、費用が少し高くなります。不景気やら物価高やら裏金問題などが渦巻く現代において、たとえ車を運転したい若者がいても、少しでも出費を減らそうと、準中型運転免許ではなく、普通自動車運転免許を取得しようと思うのが人情というものです。人情いまだ廃れず、トラックドライバーへの道が遠のくわけです。
しかしご安心ください。そのようなこともあろうかと、昨今の運送会社では、入社時には普通自動車運転免許しかなくても、入社後に中型自動車運転免許などの取得は会社として全面的に支援しようというところが増えました。中には費用も会社が全額負担してくれるところもあるそうです。
こうなりゃ早い者勝ちですよ。

運転免許

4. 車を運転したい若者が減ったから

トラックドライバーと言えば、昔は「車が好き」「車を運転する仕事に就きたい」「トラックを運転するだけで給料をもらえるなんてラッキー」と考える人がなりたがる職業でした。
しかし、今はそもそも「車が好き」「車を運転したい」という若者が減ったそうです。
車を運転すると、当然交通事故のリスクがありますし、そもそも車を買うにしても高額ですし、乗り続けるとしたら維持費もかかるので、車の運転をしたがらない若者が増えたとも言われています。
また、少なくとも都会では自家用車がなくても鉄道などの公共交通機関が発達し、生活に困らないというのも、そんな若者が増えた一因と言われています。

運転

5. 低学歴者の仕事というイメージがあるから

トラックドライバーの求人は「学歴不問」となっていることが多いです。実際、トラックドライバーとして仕事をするには、学校の試験で高得点を得るというスキルはあまり役に立ちません。
そもそも世の中の仕事の多くに「試験で高得点を取るスキル」は必要とされていませんが、どういうわけか「試験で高得点を取るスキル」を求める職業、会社が多いです。不思議大国日本です。
それはともかく、「学歴不問」と謳っているだけなのですが、読み手は勝手に「それなら低学歴者ばかりが集まる業界なのだな」と思い込んでしまうわけです。思い込みとは恐ろしいものです。
ただ、多くの日本人は特に大した理由もないのに、親から「良い点数を取って有名な大学に入り、有名な企業に就職しなさい」と刷り込まれて育つので、有名大学に入らなかった人を理解できず、無意識のうちに排除しようとして、低学歴者に悪いイメージを持ってしまいます。
そもそもトラックドライバーが低学歴者というのも単なるイメージですが、さらにそのイメージを悪く設定してしまうわけです。
そのため、自らトラックドライバーの世界に入ろうとしないのでしょう。
それにしても、低学歴だからといって何だと言うのでしょう。高学歴でも他者を平気で見下したり、税金をかすめ取ったり、周囲に威張り散らしたり、権力をかさに着て横暴な行いをしているのに気づかなかったり、非人道的な行いをしても地位にしがみついたり、匿名を良いことにすぐに他人を誹謗嘲笑したりする人たちより良いのではないでしょうか。

試験で高得点を取るために勉強する

6. 労働環境のイメージが悪いから

トラックドライバーの業界は労働環境が悪いというイメージがあります。
トラックは車体が大きいので交通事故を起こすと被害も大きくなり、ニュースなどでも比較的大きく取り上げられます。「トラックドライバーは頻繁に事故を起こすようだから、きっと労働環境が劣悪で、思わず事故を起こしてしまうほどトラックドライバーは日ごろから疲労困憊しているのだな」と思われてしまうわけです。
トラックドライバーの人手不足が続く中、ネットショップの普及などで物流量が多くなり、トラックドライバーの仕事も増えてドライバー1人の負担も増しているので、確かにしんどい職場もあります。
しかしご安心ください。そう言うかと思って、業界でも労働環境の改善が急ピッチで進んでおります。急ピッチ過ぎて、なかなか中小零細企業は追いつかないところもありますが、じき何とかなります。

劣悪な環境

7. 拘束時間が長いから

トラックドライバーの労働環境をキツイと感じさせている要因の1つに「拘束時間が長い」ということがあります。
これは本当なので仕方ありません。ただ「長距離輸送の仕事の場合は」というただし書きが付きますが。
特に今はタイパが重視される時代です。
ということは逆に、それだけ長い拘束時間に合った給料であれば、若者は嫌とは言わないかもしれませんね。

拘束

8. 人気がないから

いつの時代も若者は、ベテランに比べて経験が少ないものです。ベテラン並みの経験を持っていれば、それはもはや若者とは言えません。
経験が少ない若者は、自分の考えで物事をなかなか判断できません。自分の考えの形成は経験が大きく左右しますから。
自分の考えでなかなか判断できない若者は、周囲に流されます。行列ができるラーメン店にこぞって行列するのはそのためです。とてもタイパは良くないようにも見えるのですが、お構いなしです。
トラックドライバーという仕事に人気があれば、自分で深く考えることもなく、多くの若者がトラックドライバーの求人に殺到するはずですが、人気がないため、多くの若者が殺到することなく、トラックドライバーは人気がない職業となっているわけです。
ちなみに、経験が少ない若者は、自分の考えで物事をなかなか判断できませんが、経験を積んでも自分で考えることを忘れている大人も多いようです。

大人気

9. アピール不足だから

トラックドライバーの仕事は交通事故のリスクがあり、イメージが悪く、拘束時間が長く、人気がありません。
その一方、給料が歩合制になっていることが多く、ハードに働けば収入がアップしますし、仕事は基本的に1人で行うので気ままで、人間関係のストレスも少なく、いろいろなメリットがあります。
トラックドライバーの仕事のメリットは多くの若者にも訴求するはずです。
しかし、「トラックドライバーの求人に若者が集まらない」のが現実です。
つまり、多くの若者がトラックドライバーの仕事のメリットをご存じないわけです。
なーんだ、それじゃあ、トラックドライバーの求人に若者が集まるわけないじゃん、です。これはトラックドライバーの仕事のメリットのアピール不足だからではないでしょうか。
トラックドライバーを志す若者を集めたい会社は、ぜひドライバー専門の求人サイトへの求人掲載を試しましょう。アピールしたいポイントを押さえた求人に仕上げてくれるだろうことが期待できますから。

猛烈アピール

10. 求人媒体が多すぎるから

ふと、トラックドライバーになりたいと思った若者は、早速求人サイトでトラックドライバーを検索しようとします。
しかし! 世の中には求人サイトが溢れ、まさに群雄割拠、麻のごとく乱れているのでございます。これでは、トラックドライバーになりたい若者が、希望する仕事にたどり着くのも至難の業じゃありませんか。せっかく若いトラックドライバーを集めたい会社があったとしても、若者がその情報にアクセスできるかどうかは、まさに神のみぞ知るなのでありました。

多すぎる

最後に

仮に、トラックドライバーになりたい若者が多くいたとしても、トラックドライバーのメリットをうまくアピールした求人欄が並ぶ求人サイトにたどり着けなければ仕方ありません。結局、トラックドライバーの求人に若者が集まらないという事態に陥ってしまいます。
そんな混沌とした求人サイト界に颯爽と現れ、快刀乱麻のごとく、トラックドライバーになりたい若者たちのハートを鷲づかんだのが、ドライバー専門の求人サイトだったのです。
迷うことなくドライバー専門の求人サイトでトラックドライバーを検索した若者が、明るい未来を手にしたことは言うまでもありません。
そして、そんな若者が増えることを願ってやみません。

明るい未来を手にした若者