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もしも、トラックドライバーという仕事に迷いが生まれたら

迷う


人生に迷いはつきものです。生きていれば誰だって迷います。
トラックドライバーだってそうです。「配送先に早く行くには、下道を行ったほうが良いか、思い切って高速に乗ったほうが良いか」といった細かいことから「そろそろ体力的にキツくなったから長距離の仕事から近距離の仕事に変わったほうが良いかな。いや、もう少し続けても良いかな」といった大きな迷いまで、さまざまあるでしょう。
そもそもトラックドライバーになるときも「A社に入るかB社に入るか」で迷ったかもしれません。
それに「このままトラックドライバーの仕事を続けて良いのかどうか」ということで迷っている人もいるのではないでしょうか。


1. 初心に戻ってみる

トラックドライバーに限らず、人生でも仕事でも何か迷いが生まれたら、初心に戻ってみることです。
仕事に迷いが出てきたということは、仕事に慣れ、毎日を漫然と仕事して過ごすようになったからです。「こんなに(うれしいとか楽しいという)刺激がないまま生活していて良いのだろうか」というわけです。
初心に戻ってみましょう。
トラックドライバーという仕事には常に交通事故のリスクがあります。荷を届ける時間厳守という仕事が多いです。運送中に荷を破損させないよう、ていねいで慎重な運転を心掛ける必要もあります。
漫然とできる仕事ではないことを思い出すでしょう。そのツラさから、いっそ転職してしまおうかと決心するかもしれません。
それとも、そのツライ仕事をやり遂げたときの達成感を思い出し、もう少し続けてみようと思うかもしれません。

キラキラしていたころに戻る

2. 得意なことを思い出してみる

トラックドライバーは職業ドライバーの1つなので、そもそもトラックドライバーになったのは「運転が得意」だったからもしれません。加えて「接客が得意」「人とコミュニケーションを取るのが得意」であれば、きっとタクシードライバーになっていたでしょう。
とにかく「運転が得意」だったことを思い出せば、トラックドライバーという仕事があながち間違った選択ではなかったことに気付くのではないでしょうか。
迷いも吹っ切れるかもしれません。

運転が得意だった

3. 好きなことを思い出してみる

トラックドライバーは職業ドライバーの1つなので、そもそもトラックドライバーになったのは「車が好き」「運転が好き」だったからもしれません。加えて「接客が好き」「人とコミュニケーションを取るのが好き」であれば、きっとタクシードライバーになっていたでしょう。
「好き」「得意」は違います。「好き」だからといって、相思相愛とは限りません。すなわち、「好き」だからと言って「得意」とは限らないわけです。
それでも「好き」であり続けていれば、最初は「不得意」でも少しずつ上達していく可能性はあります。
第一、「好き」を仕事にできているのはとても幸運なことです。「野球が好き」という人が野球選手になったり、球団を運営する会社に就職したり、野球雑誌で記事を書いたり、野球に関わる仕事をするようなものです。
そんな幸運を噛みしめれば、迷いも消え去るのではないでしょうか。

運転が好きだった

4. トラックドライバー以外の仕事を想像してみる

「トラックドライバーの仕事を続けて良いのかどうか」ということで迷っているのであれば、「トラックドライバーじゃない仕事をしている自分」を想像してみましょう。
そもそも、トラックドライバーになるときも「トラックドライバーとして仕事をしている自分」を想像してみたはずです。それで「しっくりきた」からトラックドライバーになったはずです。
「トラックドライバーじゃない仕事をしている自分」を想像して「しっくりきた」ら、転職しましょう。「しっくりこなかった」ら、トラックドライバーを続けましょう。

トラックドライバー以外の仕事

5. 先輩に相談してみる

人生や仕事に迷ったとき、1人で考えていても答えはなかなか出ないかもしれません。ここは誰か「頼れる人」に相談してみると良いでしょう。
先輩でも良いです。職場の先輩、学生時代の先輩、人生の先輩と思える近所のおじさんなど、誰でも良いです。頼もしい親戚の叔父さん、両親、友人、兄弟姉妹に相談するのも良いでしょう。
ただ、最終的に決断するのは自分自身です。

「相談に乗ってくれ」

6. 生活費を考えてみる

何にせよ、収入がないと生活できませんから、お金は大事です。
トラックドライバーを辞めることにしても、すぐ来月から生活に困るようなら、少しは我慢してトラックドライバーを続けるべきです。
トラックドライバーを辞めてもしばらく生活に困らないなら、すぐにでも辞めても構わないでしょう。
トラックドライバーを続けようがどうしようが、一生涯困らないだけの資産がある人は、まあ好きにすれば良いです。

金はない

7. 人生設計を考えてみる

トラックドライバーを辞めるとして、今の自分の年齢や経験を考え、次にどんな仕事に就くかを考えてみましょう。
どうやら生活の質を落とすことになりそうなら、トラックドライバーを続けてみたほうが良いかもしれません。
トラックドライバーとしていろいろな資格を取って収入を増やすキャリアアップを考えられるのであれば、これまた続けると良いかもしれないと言えます。
トラックドライバーとしていろいろな資格を取ってキャリアップして収入を増やしたが、これ以上先のキャリアを考えられないのであれば、スパッと辞めたほうが良いのかも。

人生設計を考える

8. 世間体を考えてみる

トラックドライバーを辞めるとして、しばらくの間は無職という状態でブラブラするとします。
近所の人たちは「無職ですって。やあね」とか「何か仕事をしくじったのかな」とか、アレコレとあることないことを噂するでしょう。
そんな騒音は全く気にならないというのであれば、トラックドライバーをスパッと辞めても構わないでしょう。
そんな世間体が悪いことは絶対に避けたい、耐えられないという人は、トラックドライバーを続けてみたほうが良いかもしれません。

「失業したんですって」「あらやだ」

9. 損得を考えてみる

世の中のことは何でもかんでも損得で判断するという人がいます。「メリット」「デメリット」を天秤にかけるわけです。
トラックドライバーを続けるメリットと言えば「今まで続けてきた、慣れている仕事を続けるので、余計なドキドキや緊張がない」「先のキャリアがある程度読める」「仕事は基本的に1人で行うのが、やはり気が楽」などでしょうか。
一方、デメリットと言えば「このまま歳を取ると体力的にツラいかも」「交通事故のリスクからずっと逃れられない」「飽きてきた」などがあるかもしれません。
メリット、デメリットを挙げてみて、メリットが多ければトラックドライバーの仕事を続け、デメリットが多ければ、辞めるわけです。明らかにメリットよりデメリットのほうが多いのに続ける決心をしたとしたら、ロマンチストです。明らかにメリットのほうが多いのに辞める決心をしたとしたら、チャレンジャーです。

秤にかける

10. 自分の心の声を聞いてみる

生活費や人生設計、損得を考えてみて判断するのは、きわめて合理的です。そのとき、その場の一時的な感情で行動したり、何か言ってしまったり、書き込んでしまうのではなく、論理的に考え、論理的に行動したり、言ったり書いたりするほうが、理性的です。
感情のままに行動すると、多くの場合は後で後悔したりします。
ただ、世の中にはいくら論理的に考えても合理的な答えが出ないこともあります。論理的に考える材料が足りないと、そんなことになります。
いくら論理的に考えても合理的な答えが出ないときは、自分の心の声に耳を傾けてみましょう。

耳を傾ける

最後に

何にせよ、最後に決めるのは自分自身です。他人に自分の人生を任せてはいけません。うまくいかなかったときに他人のせいにして、他人をうらむことになります。うらみを抱えた人は幸せにはなりませんからね。

幸せな人