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これさえあればトラックドライバーになれる

医者

「トラックドライバーの仕事は誰でもできる」なんて思っていませんか? それは間違いです。
確かに、トラックドライバーになるのに医者や弁護士になるほどの学力お金は必要ないかもしれません。類まれなる美貌も世界記録を塗り替える身体能力も、政治家のような二枚舌厚かましさも必要ありません。
しかし、だからと言ってトラックドライバーの地位が医者や弁護士より低いわけではありません。政治家はルールを破っても平気でいられる特権階級身分のようですが。
どっちが高い、低い、良い、悪いではありません。医者や弁護士の仕事をできても、トラックドライバーの仕事はできないという人もいるでしょうし。
とは言え、これさえあればトラックドライバーになれるという具体的な項目があります。



1. 危機管理能力

トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転です。トラックは通常、公道を走ります。公道にはトラック以外のいろいろな車が、それぞれの事情、異なった性格、さまざまな運転技能を持ったドライバーによって走行しています。同じ車種ばかりでもありませんし、走り方もそれぞれですし、何か起こったときの反応も違ってきます。
そんな車がたくさん走る道路は、何が起こるか分からない、予測不能なデンジャラスゾーンだと言えます。1秒先に何が起こるか分かりませんし、何が起こっても不思議ではありません。
突発的に危機的な何かが起こったとき、的確に対処できる危機管理能力は、トラックドライバーにとってとても重要です。

危険が危ない!

2. 責任感

トラックドライバーに何よりも必要とされるものが責任感だと言っても良いでしょう。トラックドライバーの仕事は他人の荷を預かり、安全に運ぶことですから「他人の荷なんてどうなろうが知っちゃいない」なんて野放図な性格ではできません。
調子良く、楽して儲けることばかりを考え、ゴマすりで出世し、会社でも居眠りして過ごしてばかりのC調な人にトラックドライバーは務まりません。

重い責任を背負う

3. 対人術

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をするので、あまり人と接する時間はありません。とは言え、全く誰とも接しないわけではありません。
社外でも荷主の担当者とやり取りすることはありますし、社内で上司、同僚とも接します。
特に荷主に対しては、いくらトラックドライバーは基本的に1人で仕事をすると言っても無愛想に接してはいけません。トラックドライバーも外に出れば、1人1人が自社の看板を背負っていると考えなければいけません。
また、それは道路上でも同じです。
道路上で誰かと対面で接し、話をすることはほとんどないですが、何台もいろいろな車が走行する道路上では、車と車が接していることになります。直接ではありませんが、ドライバー同士の気持ちが接していることになります。相手が車の場合なら、無愛想にしたり、礼儀を欠いて良いというわけではないのです。
周囲の車や歩行者、近隣住民に対して礼儀を重んじる対人術、対車術が必要なのです。

対人術

4. 強靭な肉体

トラックドライバーの仕事は体力仕事と言われています。トラックの運転で多くのカロリーを消費するわけではありませんが、仕事としてはとても疲れます。ですから、なるべく疲れないような強靭な肉体が必要なのです。
トラックドライバーが体調を崩すと、交通事故を起こす危険が高くなります。ですから、日ごろから体を鍛え、強靭な肉体をつくっておくと良いでしょう。

強靭な肉体

5. 広い視野

トラックドライバーは常に交通事故のリスクにさらされていますし、道路とはまるで生き物のように刻々と表情を変えていきます。つまり、道路状況は一定ではなく、絶えず変化しています。
そのため、トラックドライバーは広い視野を持って周囲の状況を把握して分析しなければいけません。どのような状況でも、1つの考え方に固執したりせず、ときには受け入れがたい周囲の車の運転態度も受け入れ、ネガティブな感情に惑わされて判断を誤ったりすることがないようにするのです。

視野は広く

6. 空間認識能力

空間認識能力とは、空間にある物の位置・形・大きさ・速さ・向きなどを、素早く正確に把握、認識する能力のことです。
この能力によって交通事故リスクを回避したり、効率的な運転が可能になります。トラックドライバーに限らず、あらゆるドライバーにとって身に付け、なおかつ高めてほしい能力です。

どこに何があるか

7. スケジュール管理能力

多くのトラックドライバーにとってスケジュール管理はとても重要です。
ルート配送の仕事の場合、決められたルートを決められた時間に回る仕事なので、スケジュール管理をおろそかにして遅刻してしまうと大変です。
長距離配送の仕事でも、何時にどの地点を通過するか、きちんとスケジュール管理して効率的に仕事を進める必要があります。

カレンダー

8. 持久力

トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転です。仕事の大半なので、相当長い時間、トラックを運転します。
トラックの運転は両手足を使った複雑な作業ですが、実はシンプルな作業とも言えます。例えば5時間、トラックを運転するとしたら、5時間、大体同じ動作を繰り返すことになります。最初の2時間はハンドル操作だけ、次の2時間はアクセルを踏むだけ、残りの1時間はギヤチェンジだけ、というわけではありません。
長時間、同じ作業を続けても飽きたり、嫌になったりせず、安全運転を念頭にずっと同じ気持ちで運転を続ける必要があります。
これをやり遂げるには、やはり持久力が必要です。

持久力

9. 冷静さ

くどいようですが、道路上にはいろいろ危険が潜んでいます。その危険を察知したとき、常に冷静に対処する必要があります。
例えば、気に入らない運転をするドライバーがいてもイラっとして感情の任せるままにあおり運転危険運転をし、警察に捕まったりして「向こうが先にあおってきた」なんて言い訳をするなんてもってのほかです。
常に冷静さを保ち、「かまへん、かまへん」という余裕を持ちましょう。

冷静

10. 判断力

くどうようですが、道路上の状況は刻々と変化していきます。変化するたびにどう動くか的確に判断しないと、交通事故リスクが上がったりします。
また、スケジュール管理においても判断力は重要です。何しろ、道路上の状況は常に変化していくので、計画通りにいかないことも多いわけです。臨機応変に対応できる判断力は必要不可欠だと言えます。

瞬時に判断して行動

11. 観察眼

トラックドライバーに視力は重要です。道路上の変化を見落としてはいけないからです。
もちろん、ただ見ていれば良いわけではありません。前方の車が急ブレーキをかけたり、想定外の行動に出たりするのを見逃していけません。前方の車が急ブレーキをかけたなら、さらにその車の前方で何かが起こっているのかもしれません。
とにかく周囲をよく観察し、周囲で何が起こっても見逃さず、きちんと対応すると、事故なども防ぐことができるのです。

注意深く観察

12. 包容力

トラックドライバーの仕事にも、過酷と思えることがあります。トラックドライバーも人間なので、ときには何か無性にイライラしてしまう日もあるでしょう。
しかし、そんなときでもていねいでおだやかな運転をしなければいけません。交通ルール交通マナーを守り、譲り合いの気持ちでハンドルを握らなければいけません。
冷静であることはもちろん、誰でも温かく包み込む包容力が必要なのです。

温かく包み込む包容力

13. 信念

トラックドライバーが何よりも優先しなければいけないのは安全です。
もちろん、仕事としては荷主との契約を守ること、例えば荷を指定された時間に届けることが大事ですが、いざとなったら優先しなければいけないのは安全です。
それは決して譲ってはならない信念として持たなければいけないものなのです。

胸に固い意志を秘め

14. 人情

人情とは、他者への思いやりいつくしみに根差した人間の感情のことです。
以前、豪雪地帯で車が立ち往生してしまったとき、トラックドライバーが積み荷の食べ物を配ってくれたことがニュースになっていました。
そういった非常時以外にも道路では、道路特有のアクシデント、トラブルが起こることがあります。トラックドライバーはいろいろな地域に行きますから、行く先々でそうしたアクシデントやトラブルに出くわし、困っている人を助けたりしています。
それは社会人としての義務、職業ドライバーとしてのプロ意識からの行為かもしれませんが、根底にはやはり思いやりいつくしみの気持ちがあるのではないでしょうか。

思いやり

15. 英知

トラックドライバーは体力仕事なので、あまり知性を使わないと誤解している人もいるかもしれませんが、安全運転スケジュール管理、刻々と変わる道路状況に応じて仕事を進める臨機応変な判断力など、英知が備わっていないとできない仕事です。

英知

16. やる気

トラックドライバーの仕事にも、他のいろいろな仕事同様、仕事を続けていると「ツラいな」「苦しいな」と思うことがあります。
そんなとき「あきらめない」「負けない」と強く思えると、ツラさ苦しさを乗り越えてトラックドライバーとして、人間として成長できます。
「あきらめない」「負けない」と強く思う気持ちとは、つまり「やる気」です。
この「やる気」が出ないということは、トラックドライバーには向いていないのかもしれません。

闘志満々

17. 強運

人には、自分の努力能力だけではどうにもできないことがあります。すなわち「運」です。
生まれつきコレステロールや血圧が高い人もいます。いわゆる体質がそういう体質なわけですが、それも自分の努力能力だけではなかなかどうにもしにくいものです。
交通事故も、いくら安全運転に努めていても、運悪く巻き込まれてしまうということもあります。
もちろん、気の持ちようで幸運を呼び寄せたり、逆に不運を呼び寄せることもあると言いますが、なかなか難しいです。
努力能力だけではどうにもできないことだけに、強運の持ち主はトラックドライバーとしても成功するに違いありません。

これでも荷を落とさない強運

最後に

以上の項目は、トラックドライバー以外の仕事をする上でもかなり有利に働くものかもしれません。どんな仕事に就くにせよ、以上の項目のものをできるだけ手に入れて臨みましょう。すべてそろったら、医者や弁護士になれるかもしれません。

弁護士

もしも、自動運転システムが実現した後もトラックドライバーを続けるとしたら

AI

技術者の飽くなきチャレンジ精神と、トラックドライバーの人手不足という問題が相まって、トラックの自動運転システムの開発が進められています。トラックドライバーが足りないなら、自動運転システム、すなわちAIにトラックを運転してもらおうということです。
トラックドライバーに代わってトラックを運転してくれるAIが完成すれば、人間のトラックドライバーは必要なくなり、トラックドライバーは失業するんじゃね、と危惧する声も聞こえます。
問題解決の手段が新しい問題を生み出すとしたら、本末転倒のような気もしますが、何かを思いつく人というのは大体後先を考えないもので、人間の歴史は案外、そんなように紡がれてきたのかもしれません。


1. 絶対に無事故無違反を貫く

自動運転システムが完成しても、その日を境に、一斉にトラックドライバーに成り代わってAIがトラックを運転するようにはならないでしょう。
新しいシステムの導入にはお金がかかりますが、仮に補助金などが用意されても、すべての運送会社がすぐに準備できるはずはありませんし、運送会社の経営者も「しばらくは様子見」という人が多いかもしれません。
さて、トラックドライバーにも「AIに仕事を取られてたまるか」という意地があります。自動運転システムの実現の一番のハードルは「無事故無違反」でしょうから、トラックドライバーも無事故無違反を貫き、意地を見せるしかありません。
それで時代の流れが変わるわけではありませんが、気は晴れるでしょう。

意地を見せる

2. 運転以外の仕事に尽力する

トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転ですが、仕事はトラックの運転だけではありません
宅配便のドライバーは荷を届け先まで運び、荷によっては直接手渡しして伝票に印を押してもらうか、サインしてもらう必要があります。
そういう作業はAIにはできません。
自動運転システムが普及しても、結局は人が同乗する仕事は残るでしょう。同乗するからには、いざというときに運転できるよう、中型や大型の運転免許所持者が必要になるかもしれません。
トラックドライバーはトラックの運転をしなくても良いので、仕事が随分とになり、その分、給料が減る可能性があります。
「自動運転システムは誰のためのシステムなのだろうか」と考えてしまいますが、もちろん、トラックドライバーのためのシステムではないことは明らかです。

荷を渡す

3. 愛想を振りまく

自動運転システムが普及すると、トラックドライバーは「ただトラックに乗っているだけの存在」になります。
それで給料が下がらないよう、経営者はトラックドライバーに「トラックの運転」以外の仕事を担当させるかもしれません。例えば営業です。
今もセールスドライバーという仕事では、ドライバーが営業も兼任しつつトラックを運転していますが、ほかのあらゆるトラックドライバーの仕事も、営業を兼任するようになるわけです。
営業ですから、企画の提案力などが必要とされます。
それから愛想も。

愛想良い顔

4. 運転テクニックに磨きをかける

トラックドライバーの中には、当然「トラックを運転できないならやってる意味ない」と、トラックドライバーをスッパリ辞めて転職する人もいるでしょう。
しかし、中にはどうしても「トラックを運転する仕事」が好きで、完全に自動運転システムを導入しない会社でトラックの運転を続けるトラックドライバーもいるはずです。
そんな人は「自動運転システムに負けてたまるか」という意気込みから、運転テクニックに磨きをかけ、腕をドンドン上げていくに違いありません。

運転

5. 人間国宝を目指す

今の若い人は、あまり自動車の運転免許を取得しないそうです。
自動運転システムが普及し、自動運転トラックが街を走る光景が「普通の日常」になるころには、車を運転できる人は希少な存在になっているでしょう。
トラックドライバーとしてトラックの運転を続けてきた人は、今で言う「伝統技能を受け継ぐ職人」レベルになります。人間国宝も夢ではないはずです。

伝統工芸

6. AIの知識を持つ

トラックドライバーを続け、トラック職人になる人がいる一方で、自動運転システム搭載トラックで仕事を続ける人も当然いるはずです。
AIだって故障したり、機能に不具合が生じることがあります。
自動運転トラック同乗ドライバーは、AIの知識を持ち、仕事中に何か不具合を発見したら、直ちに修復します。
そんな未来が来るかもしれません。

プログラミング

7. トラック整備の技能を持つ

自動運転トラック同乗ドライバーはAIの不具合を修復するだけではありません。不具合はトラックにも生じる可能性があります。
自動運転トラック同乗ドライバーはトラック整備の技能を持ち、仕事中に何か不具合を発見したら、JAFを呼ぶことなく、自ら直ちに修復します。

トラックを整備

8. 独立起業も考える

トラックドライバーとして人間国宝にでもなれば、弟子入り志願がやって来るかもしれません。もはや従業員としてトラックドライバーの仕事を続ける段階ではないのかもしれません。独立起業して、職人的技能としてのトラックドライバーの仕事の伝承に努めましょう。
また、AIの知識とトラック整備の技能を身に着けたトラックドライバーのところにも、弟子入り志願がやって来るかもしれません。弟子と言うか「雇ってほしい」志願者ですね。

独立宣言

9. 飲んだくれる

職人的トラックドライバーも目指さず、AIとトラック整備に長けたハイブリッドドライバーも目指さなかったトラックドライバーの中には、トラックに同乗して荷役作業などをしつつ、営業も兼任してみますが、なかなか営業成績が伸びず、給料が下がっていくばかり、なんて人もいるかもしれません。
飲んだくれるしかありません。勤務日に酒が残っていたとしても、運転するわけではありませんから平気です。

飲んだくれる

10. 投票に行く

若いころからトラックドライバーとしてバリバリ働いた人も、自動運転トラックが「当たり前の日常」として普及しているころには、もう立派な高齢者になっているかもしれません。
高齢者ということは、本来は無理して仕事をしなくても悠々自適な生活を送れるようになっているはずです。「はず」ではなく、そういう社会にするのがすべての政治家が当然すべき、やって当たり前の責務です。
そんな政治家を選ぶため、きちんと選挙に行って投票しましょう。

投票

最後に

トラックドライバーを失業させるとは、恐るべき自動運転システムです。でもご安心ください。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。え? なぜですって? 我々人類は今、人から仕事を奪うほど高度なAIを生み出せる技能を持っていませんから。

ちゃぶ台?

トラックドライバーや運送会社のサステナブル

サステナブルな世界?

現代社会では企業はサステナブルであることを求められます。それで多くの企業がSDGsに取り組みます。取り組むことが、企業に対する社会的評価を上げることになるからでもあります。
サステナブルとは「持続可能な」ということであり、SDGs「持続可能な社会を実現するために目指す目標」のことだそうです。サステナブルとかSDGsとか言わないで、最初から日本語使えば良いのに、と思います。
なぜ、多くの人が日本語をないがしろにして外国語ばかり使いたがるのでしょう。日本語がカッコ良くないから?
それはともかく、なぜ、サステナブルが重要かと言うと、その取り組みをしないと、社会的評価を得られないからというだけではなく、社会が持続しないからです。
それはトラックドライバーや、トラックドライバーが働く会社でも同じです。



1. エコドライブ

車はトラックも含め、そもそも環境に負荷を与えるものです。エコドライブは、燃費を向上させるための運転のことで、燃費向上によって温室効果ガスの排出削減にもなるので、環境負荷の低減になるわけです。
地球の環境がどんどん悪化していけば、これはとてもサステナブルとは言えませんから、エコドライブは必要ということになります。
トラックドライバーは、なるべく環境負荷を減らすような運転を心掛けるべきですし、会社はドライバーにエコドライブを推奨しなければいけません。

ドライブ

2. 働き方改革

働き方改革もSDGsの目標の1つです。「働きがいも経済成長も」というのがそれです。誰もが働きがいを持って働き、経済的に豊かになりつつ、経済成長も進めていくということです。
トラックドライバーはこのところ人手不足が続き、少ない人数で多くの仕事をしなければいけないようにもなってきています。この働き方改革は、人手不足解消のためにも重要です。

人手

3. 共同配送

共同配送は、異なる荷主の荷を1台のトラックでまとめて運ぶことです。それまでは、たとえ同じ地域に向かうトラックでも、荷主が違えば違うトラックで運んでいたわけです。同じ地域に行くわけなので、一緒に運べば1台で済むような量でも複数のトラックで運ぶわけですから、これは無駄というわけです。
1台で運んだほうが燃料の節約にも、人件費の節約にもなります。なるほどサステナブルです。

1台で運ぶ

4. モーダルシフト

モーダルシフトは、トラックなどによる輸送を鉄道や船舶による輸送へと切り替えることです。二酸化炭素排出量は、船舶はトラックと比べて約80%、鉄道は約90%少なく、地球温暖化の一因とされる二酸化炭素の排出量の低減になります。また、貨物列車は大型トラック25台分くらいは一度に運ぶことができるので、人件費の節約にもなります。

船舶輸送

5. エコ資材の利用

荷の積み下ろしに使うパレットにリサイクル品を採用したり、荷の梱包資材にほぼ100%リサイクル可能なダンボールを採用することで、物流・運送業界は環境負荷の低減に貢献できます。タイヤもリサイクル品があります。

パレット

6. 再生可能エネルギーの利用

再生可能エネルギーは太陽光発電、風力発電、水力発電、太陽熱利用など、温室効果ガスを排出せず、国内で生産できるエネルギーのことです。
ほとんどのトラックはガソリン燃料で動きますから、今のところ再生可能エネルギーの利用はほぼできてないことになりますが、「今できていない」ということは、今後は「無限の可能性」を持っていることにもなります。
風力を燃料として走るトラックなんかを開発してほしいものですね。トラックドライバーは「大自然の使者」なんて言われるかもしれません。

風力利用

7. デジタル化

物流・運送業界は歴史が古く、今もなかなかアナログな仕事の進め方から脱却できていないところがあるとか、ないとか言われています。
例えば、伝票などもまだ紙を使っているところも多いようです。
デジタル化を進めれば、環境負荷にもなる紙の使用がなくなり、また作業の効率化を図ることができ、生産性向上にもつながるでしょう。

アナログ

8. 次世代トラックの導入

次世代トラックとは、自動運転システムを搭載したトラックや電気トラックのことです。
自動運転システムはトラックドライバーの負担の軽減に役立ちますし、電気トラックは環境負荷の低減になります。

次世代の車?

9. 健康経営

健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。要するに、会社が従業員の健康維持をきちんと考えるということです。そうすると、会社にとっても経営的に大きなメリットになるわけです。
トラックドライバーにとっては働きやすい職場の実現につながります。トラックドライバーの仕事を続けるには、何と言っても健康であることが重要なので、会社が健康経営に尽力することはまさしくサステナブルです。

健康管理は大事

10. 安全運転

交通事故はとにかくお金や時間を取られてしまうものです。この交通事故を避けて安全運転に突き進めば、これまたまさしくサステナブル以外の何ものでもありません。
トラックドライバーが交通事故を起こせば、トラックドライバーを辞めざるを得ないことになる可能性もありますし、被害の大きさによっては人生までも一変させてしまいます。

交通事故は避けよう

最後に

いろいろな企業のホームページでSDGsの取り組みを見ていると、サステナブルの実現のためと言うよりは、企業として社会的責任を果たしているということの体裁を取り繕っているだけにも見えてしまう、そんな素直ではない人もいるかもしれません。しかし、やらないよりはやったほうが良いのがSDGs!なのかもしれませんよ。ふふふ。

素直じゃない人

起こったら怖い! トラックドライバーのヒヤリハット事例

ヒヤリ!

ヒヤリハットとは、重大な事故や災害になり得る、危険なことが起こったものの、幸い無事だったことを指します。
結局無事だったことで、つい報告を怠りがちですが、ヒヤリハット事例の報告はとても重要です。ヒヤリハット事例を収集して分析することで、適切な対策を取り、事故を未然に防ぐことができるからです。
そのため、運送会社などではヒヤリハット事例の報告をルール化しているところもあります。
振り返ってみると、「あれこそヒヤリハットだった」なんて思えることが結構多いかもしれません。




1. 荷台に乗るとき、滑った

雨が降って道路などが濡れていると、その濡れたところを歩いたときに靴の底に雨水が付き、そのまま荷台に乗ろうとして滑ってしまう、なんてことがあります。荷台は少し高い位置にあるので、足を踏み外して転んだりしたら大変です。
荷台で滑ってバランスを崩した際に積んであった荷に接触し、荷崩れを起こすこともあり得ます。要注意です。
荷台ではなく、運転席の昇り降りにも注意が必要です。

滑る

2. 右折時にぶつけられそうになった

例えば、南から北に向かっていて十字路で右折し、東に進む際、西から東に向かって走っていた車と衝突しかけた、なんてことがあります。右折するときに念を入れて周囲を確認しなければいけなかったわけです。
十字路はやはり、とてもヒヤリハットが起きやすい場所のようです。
十字路は四方から車が向かってきますし、予測しにくい車両や歩行者の動きもあります。信号の変化、右折・左折車両の動き、歩行者や自転車の動きに注意しなければ、事故を起こすことになってしまいます。
右折するとき、十字路に進入してくる車に注意しなければいけないなんて、基本中の基本だからと、あなどってはいけません。中には猛スピードで突っ込んでくる車もあるかもしれません。
さらに、交通量が多くなる時間帯、天候不良の日といった悪条件も考慮しなければいけません。

自転車にも注意

3. 前方の車のランプが切れていて追突しかけた

トラックに限らず車は、右折するときや左折するとき、スピードを落とすときにはランプ表示で後続の車にそれを知らせます。
中には、うっかり右折・左折の表示を忘れるドライバーもいます。ブレーキランプが切れていることに気付いていないドライバーもいます。
前方の車がスピードを落とすと思っていなかったとき、急にスピードを落とすとこちらはビックリします。ビックリして追突してしまうこともあり得ます。
やはり日ごろから前方の車とは十分に車間距離を取り、前方の車の急な減速にも余裕を持って対処できるようにしておきましょう。

追突注意

4. カーブを曲がるときに荷崩れを起こした

荷台に荷を積んだとき、しっかり固定させておかないと、カーブを曲がったときなどの遠心力で荷崩れを起こしてしまうかもしれません。荷の固定がゆるければ、カーブに入る前に荷崩れを起こしてしまう危険もあります。
また、例えば荷を荷台の中でも片方ばかりに積み上げてしまうと、カーブのときにトラックが横転してしまうかもしれません。

荷崩れ

5. 前方の車に接近し過ぎて接触しそうになった

車間距離を十分に取っていないと、前方の車が急停止したときに接触しそうになったりして危ないです。
また、例えば、前方にトラックが走っていて、その荷台が高いので前の信号の色を確認できず、いつの間にか赤になっていたのに減速せずに走っていたら、実は赤信号で焦った!なんてこともあり得ます。

車間距離は十分に

6. 人や自転車が急に飛び出してきて驚いた

試験を受けて免許を交付され、ハンドルを握っているドライバーと違い、歩行者や自転車は交通ルールを無視した、予想外の動きをすることがあります。特に高齢者と子どもは要注意です。雨の日、夜間など、視界不良のときはさらなる注意が必要です。
また、例えば前方の車が歩行者や自転車の予想外の動きに対応して急な減速やハンドル操作をすることもあります。冷静かつ迅速に対応しなければ危険です。

飛び出し注意

7. 前方の車が急停止してぶつかりかけた

前方の車はとにかく要注意です。
前方の車がトラックでそのさらに前方を確認しにくい、前方の車のランプが切れているといった場合だけではありません。
普段交通量が少ない道路では急に人や猫などの動物が道路を横切ることもあります。それを見た前方の車が急ブレーキをかけると、後続の車のドライバーはビックリしてしまいます。
やはり、前方の車とは十分に車間距離を取るしかないようです。

車間距離に注意

8. 車線変更して他の車と接触しそうになった

隣の車線に移ろうとしたとき、後方から猛スピードで追い上げてきた車がぶつかりそうになることがあります。
ミラーの角度などから、車がいるのに気づかずに車線変更してしまうケースもあります。
もちろん、無理な車線変更は慎まなければいけません。

猛スピード

最後に

荷台での事例はトラックドライバーならではのヒヤリハットですが、他はトラックに限らず、ほとんどのドライバーが気をつけなければならないことです。

ハッ

なぜトラックドライバーの求人に若者が集まらないのか

なぜ?

トラックドライバーはこのところ人手不足が続いているそうです。特に若いなり手が減ったようです。



1. 少子高齢化だから

トラックドライバーに限らず、いろいろな職業で人手不足が起きています。なかなか若い人材が集まりません。
それと言うのも、そもそも若い人が少なくなっているからのようです。いわゆる少子高齢化というやつです。
ちなみに2023年の日本の出生数は前年比5.1%減の75万8631人だったそうです。8年連続で減少し、過去最少を更新しているとか。
この人たちが労働者となるまでまだ約20年あるわけですが、それまでどの業界でも若いなり手は増えようがなさそうです。

減少

2. 交通事故が怖いから

トラックドライバーは職業ドライバーの1つですが、職業ドライバーに付きものなのが交通事故のリスクです。今の若い人安定志向とともに安全志向安心志向が強いので、交通事故という、最悪人命にも関わるリスクのある職業をどうしても避けたがります。
交通事故は年齢に関係なく、誰もが避けたいので、これはある意味仕方ないかもしれません。

交通事故は怖い

3. 運転免許取得が面倒だから

トラックドライバーになるのに必要なのは「やる気」「責任感」「運転免許」だと言われています。
「やる気」「責任感」は気の持ちようなので、本人がその気になれば何とかなるかもしれませんが、「運転免許」を持つためには教習所に通ったり、勉強して試験に合格したり、そのためのお金を用意する必要があります。
面倒です。
しかも、昔は普通自動車運転免許があれば2トントラックくらいは運転できたのですが、2017年準中型運転免許ができると、普通自動車運転免許では2トントラックを運転できなくなり、2トントラックを運転するためには準中型運転免許を取得しなければいけなくなったのです。
準中型運転免許も、普通自動車運転免許を取得できる18歳で取得できるのですが、費用が少し高くなります。不景気やら物価高やら裏金問題などが渦巻く現代において、たとえ車を運転したい若者がいても、少しでも出費を減らそうと、準中型運転免許ではなく、普通自動車運転免許を取得しようと思うのが人情というものです。人情いまだ廃れず、トラックドライバーへの道が遠のくわけです。
しかしご安心ください。そのようなこともあろうかと、昨今の運送会社では、入社時には普通自動車運転免許しかなくても、入社後に中型自動車運転免許などの取得は会社として全面的に支援しようというところが増えました。中には費用も会社が全額負担してくれるところもあるそうです。
こうなりゃ早い者勝ちですよ。

運転免許

4. 車を運転したい若者が減ったから

トラックドライバーと言えば、昔は「車が好き」「車を運転する仕事に就きたい」「トラックを運転するだけで給料をもらえるなんてラッキー」と考える人がなりたがる職業でした。
しかし、今はそもそも「車が好き」「車を運転したい」という若者が減ったそうです。
車を運転すると、当然交通事故のリスクがありますし、そもそも車を買うにしても高額ですし、乗り続けるとしたら維持費もかかるので、車の運転をしたがらない若者が増えたとも言われています。
また、少なくとも都会では自家用車がなくても鉄道などの公共交通機関が発達し、生活に困らないというのも、そんな若者が増えた一因と言われています。

運転

5. 低学歴者の仕事というイメージがあるから

トラックドライバーの求人は「学歴不問」となっていることが多いです。実際、トラックドライバーとして仕事をするには、学校の試験で高得点を得るというスキルはあまり役に立ちません。
そもそも世の中の仕事の多くに「試験で高得点を取るスキル」は必要とされていませんが、どういうわけか「試験で高得点を取るスキル」を求める職業、会社が多いです。不思議大国日本です。
それはともかく、「学歴不問」と謳っているだけなのですが、読み手は勝手に「それなら低学歴者ばかりが集まる業界なのだな」と思い込んでしまうわけです。思い込みとは恐ろしいものです。
ただ、多くの日本人は特に大した理由もないのに、親から「良い点数を取って有名な大学に入り、有名な企業に就職しなさい」と刷り込まれて育つので、有名大学に入らなかった人を理解できず、無意識のうちに排除しようとして、低学歴者に悪いイメージを持ってしまいます。
そもそもトラックドライバーが低学歴者というのも単なるイメージですが、さらにそのイメージを悪く設定してしまうわけです。
そのため、自らトラックドライバーの世界に入ろうとしないのでしょう。
それにしても、低学歴だからといって何だと言うのでしょう。高学歴でも他者を平気で見下したり、税金をかすめ取ったり、周囲に威張り散らしたり、権力をかさに着て横暴な行いをしているのに気づかなかったり、非人道的な行いをしても地位にしがみついたり、匿名を良いことにすぐに他人を誹謗嘲笑したりする人たちより良いのではないでしょうか。

試験で高得点を取るために勉強する

6. 労働環境のイメージが悪いから

トラックドライバーの業界は労働環境が悪いというイメージがあります。
トラックは車体が大きいので交通事故を起こすと被害も大きくなり、ニュースなどでも比較的大きく取り上げられます。「トラックドライバーは頻繁に事故を起こすようだから、きっと労働環境が劣悪で、思わず事故を起こしてしまうほどトラックドライバーは日ごろから疲労困憊しているのだな」と思われてしまうわけです。
トラックドライバーの人手不足が続く中、ネットショップの普及などで物流量が多くなり、トラックドライバーの仕事も増えてドライバー1人の負担も増しているので、確かにしんどい職場もあります。
しかしご安心ください。そう言うかと思って、業界でも労働環境の改善が急ピッチで進んでおります。急ピッチ過ぎて、なかなか中小零細企業は追いつかないところもありますが、じき何とかなります。

劣悪な環境

7. 拘束時間が長いから

トラックドライバーの労働環境をキツイと感じさせている要因の1つに「拘束時間が長い」ということがあります。
これは本当なので仕方ありません。ただ「長距離輸送の仕事の場合は」というただし書きが付きますが。
特に今はタイパが重視される時代です。
ということは逆に、それだけ長い拘束時間に合った給料であれば、若者は嫌とは言わないかもしれませんね。

拘束

8. 人気がないから

いつの時代も若者は、ベテランに比べて経験が少ないものです。ベテラン並みの経験を持っていれば、それはもはや若者とは言えません。
経験が少ない若者は、自分の考えで物事をなかなか判断できません。自分の考えの形成は経験が大きく左右しますから。
自分の考えでなかなか判断できない若者は、周囲に流されます。行列ができるラーメン店にこぞって行列するのはそのためです。とてもタイパは良くないようにも見えるのですが、お構いなしです。
トラックドライバーという仕事に人気があれば、自分で深く考えることもなく、多くの若者がトラックドライバーの求人に殺到するはずですが、人気がないため、多くの若者が殺到することなく、トラックドライバーは人気がない職業となっているわけです。
ちなみに、経験が少ない若者は、自分の考えで物事をなかなか判断できませんが、経験を積んでも自分で考えることを忘れている大人も多いようです。

大人気

9. アピール不足だから

トラックドライバーの仕事は交通事故のリスクがあり、イメージが悪く、拘束時間が長く、人気がありません。
その一方、給料が歩合制になっていることが多く、ハードに働けば収入がアップしますし、仕事は基本的に1人で行うので気ままで、人間関係のストレスも少なく、いろいろなメリットがあります。
トラックドライバーの仕事のメリットは多くの若者にも訴求するはずです。
しかし、「トラックドライバーの求人に若者が集まらない」のが現実です。
つまり、多くの若者がトラックドライバーの仕事のメリットをご存じないわけです。
なーんだ、それじゃあ、トラックドライバーの求人に若者が集まるわけないじゃん、です。これはトラックドライバーの仕事のメリットのアピール不足だからではないでしょうか。
トラックドライバーを志す若者を集めたい会社は、ぜひドライバー専門の求人サイトへの求人掲載を試しましょう。アピールしたいポイントを押さえた求人に仕上げてくれるだろうことが期待できますから。

猛烈アピール

10. 求人媒体が多すぎるから

ふと、トラックドライバーになりたいと思った若者は、早速求人サイトでトラックドライバーを検索しようとします。
しかし! 世の中には求人サイトが溢れ、まさに群雄割拠、麻のごとく乱れているのでございます。これでは、トラックドライバーになりたい若者が、希望する仕事にたどり着くのも至難の業じゃありませんか。せっかく若いトラックドライバーを集めたい会社があったとしても、若者がその情報にアクセスできるかどうかは、まさに神のみぞ知るなのでありました。

多すぎる

最後に

仮に、トラックドライバーになりたい若者が多くいたとしても、トラックドライバーのメリットをうまくアピールした求人欄が並ぶ求人サイトにたどり着けなければ仕方ありません。結局、トラックドライバーの求人に若者が集まらないという事態に陥ってしまいます。
そんな混沌とした求人サイト界に颯爽と現れ、快刀乱麻のごとく、トラックドライバーになりたい若者たちのハートを鷲づかんだのが、ドライバー専門の求人サイトだったのです。
迷うことなくドライバー専門の求人サイトでトラックドライバーを検索した若者が、明るい未来を手にしたことは言うまでもありません。
そして、そんな若者が増えることを願ってやみません。

明るい未来を手にした若者

なぜ、人はトラックドライバーがうらやましいのか?

「うらやましい…」

世の中には、トラックドライバーを悪く言う人がいます。と言いますか、世の中にはとにかくいろいろなことに悪口ばかりを言う人がいます。よほど、日ごろからストレスをためまくっているのでしょう。
恐らく、自己肯定感が低い上に承認欲求が強いのでしょう。とにかく優秀だと思われたいばかりに、自分以外のものをことごとく見下すわけです。
見下す手段として「悪口」を使うわけですね。
なぜ、トラックドライバーが、そんな「悪口」の標的になってしまうのでしょう?
答えは簡単です。自己肯定感が低い上に承認欲求が強い人は、トラックドライバーのことがうらやましいのです。



1. 仕事が難しくないから

トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転です。
自社で開発した新しいシステムを売り込むこともありませんし、専門的な法律の知識に基づいて登記、供託、訴訟、その他の法律事務業務も行いませんし、ChatGPTを使って新事業を立案・実行することもありません。
と言えばな仕事です。
そりゃ多くの人がうらやましく思います。

難しい仕事

2. 仕事が尊いから

トラックドライバーはトラックを運転して荷を運びます。トラックドライバーが運ぶ荷は、人々の生活に欠かせない食品や家電製品、嗜好品などです。企業の経済活動に必要な工業部品や工業製品、原材料などです。
つまり、トラックドライバーが荷を運ばなければ、人々の生活も企業の事業も成り立たないのです。トラックドライバーの仕事は、それだけ社会貢献度の高い尊い仕事だと言えます。
社会から高く評価され、多くの人に認められる仕事なのです。
大勢から褒められる仕事なのですから、そりゃ大勢がうらやましがって当然です。

「ありがたや」

3. 難しい仕事を楽そうにやっているから

トラックドライバーの仕事は楽そうに見えます。
何しろ、自社で開発した新しいシステムを売り込むことも、専門的な法律の知識に基づいて登記、供託、訴訟、その他の法律事務業務を行うことも、ChatGPTを使って新事業を立案・実行することもありませんから。仕事の大半はトラックの運転です。とてもシンプルです。
しかし、楽そうに見えて、実はそんなにではありません。
まず、トラックの運転は普通自動車の運転に比べたら、かなり難しいと言われています。
荷の到着時間の厳守安全運転の厳守など、制約も多い仕事です。交通事故のリスクもあります。道路を走っていれば、渋滞あおり運転などと遭遇する可能性もあります。
そういうハードな面を引き受けた上で、楽そうに仕事をしているのがトラックドライバーだと言えます。難しい仕事を楽々とやっているように見えるので、とても優秀に見えるわけです。

4. 気ままそうだから

トラックドライバーの仕事は決して気ままな仕事ではありません。荷の届け先は決まっていますから、そこに着くのに最善のルートも自ずと決まってきます。気ままにトラックを運転していてできる仕事ではありません。
しかし、特に長距離運送の仕事では、トラックドライバーはかなり遠い地域まで荷を運びます。長距離トラックのドライバーが1度家を出ると2~3日、長いと1週間は帰れないと言われたりもします。
一般の人の感覚からすると、もはや旅行です。
何だか気ままそうに見えてしまいます。

気まま

5. 好きなことで給料をもらえるから

「トラックを好きだから」「車の運転を好きだから」という理由でトラックドライバーになった人がいます。
こういった人たちは、まさしく「好きなことをしてお金を稼いでいる」わけです。
釣りが好きな人が、毎日釣りをすることでお金をもらうことができたらどうでしょう。マンガを好きな人が、毎日マンガを読むことでお金をもらえたらどうでしょう。
うらやましいですよね。

運転が好き

6. 仕事でいろいろな地方に行けるから

トラックドライバーの仕事の中でも長距離運送の仕事は、旅行のようにも思えます。
旅行が好きな人は、いろいろな場所に行って、いろいろな景色を見たいと思っています。できれば、いろいろな食べ物を食べ、いろいろな人と出会いたいと思います。
長距離トラックのドライバーは、仕事とは言えいろいろな地方に行き、その土地の食べ物を食べたり、その土地の人たちと出会う機会を持ちます。実際にいろいろな体験をできるかどうかは、どれだけ時間的な余裕があるかにかかっていますが。
旅行と言えば、仕事が休みの日に自分からお金を出して行くものと決まっていると、多くの一般の人は考えます。そんな人たちからすれば、必ずしも観光ができるとは限らなくてもうらやましく思えてしまいます。

旅行

7. 就職のハードルが低いから

お笑い芸人は毎日楽しそう見えますし、何となくうらやましいです。いろいろなイケメンや美女と仲良くなれそうだったりするからってこともありますが、そんなお笑い芸人になって生活できるようになるには、かなり高いハードルを越えなければいけません。
一流企業に入社できれば、生活が安定しますし、他人に自慢できますし、何だかそれだけで人生の勝負に勝ったような気になれますが、そのためには青春の楽しみを犠牲にして勉強に明け暮れて一流大学に入って勉強しなければいけません。かなりハードな道のりです。
それに比べてトラックドライバーは「運転免許」「責任感」「やる気」さえあれば、誰でもなれるように思えます。
つまり就職のハードルが極めて低いようなのですが、結構給料が良かったり、社会貢献度が高くてやりがいがあったり、なかなかおいしい仕事に見えます。
青春の楽しみを犠牲にしなくても、何だか成功者になれるような感じなので、とてもうらやましく思えてしまいます。

青春を犠牲にして勉強

8. 人間関係に悩まなくて良さそうだから

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。他の人と接する機会がとても少ない仕事です。
接する機会が少ないので、他の人の目もあまり気になりませんし、誰かの言動を気にすることも少ないです。人間関係のわずらわしさが少ない仕事だと言えます。
一方、青春を犠牲にして勉強に打ち込んで一流大学を卒業した人は、一流企業に就職して世間体も良く、安定した収入を得ることもできましたが、何しろ大企業なので勤務している人が多く、いつでもどこでも上司や同僚の目があり、何をするにも他の人の思惑を考えなければ、途端に誰かの不興を買うことにもなりかねません。
これぞ人間関係の悩みというヤツです。
そんな日々を過ごす人は、わずらわしい人間関係の少ないトラックドライバーがうらやましくて仕方ありません。

悩む

9. 楽しそうだから

トラックドライバーの中には「トラックを好き」「運転を好き」でトラックドライバーになった人います。そういう人は、毎日好きなことをやって過ごしているわけです。
しかもトラックドライバーの仕事は社会貢献度が高く、やりがいしかありません。
毎日好きなことをやり、しかも大きなやりがいを感じて生活しているのが、トラックドライバーです。
仕事なので、苦しく、大変なこともあるでしょうけど、それでも好きなことをやりながら大きなやりがいもあるので、仕事を楽しいと感じることが多いでしょう。
さて、現代社会でどれだけの人が「仕事を楽しい」と感じることができるのでしょう。

楽しそう

10. 幸せそうだから

毎日、楽しく仕事しながらやりがいを感じることできる人は、満ち足りていると言うことができます。満ち足りた毎日を送る人は、幸せそうに見えます。

幸せそう

SF AIがトラックドライバーに取って替わったら

予測不能な道路

少子化が止まらず、多くの業界で人手不足が大きな問題になっています。
そのため、多くの業界で作業のデジタル化効率化が進められていますが、トラックドライバー不足に対しては自動運転システムの開発も試みられています。AIがトラックを運転すれば、それほど多くの人間は必要ないはずという発想です。
技術的にはかなり実現が近づいているようですが、何しろトラックが走行する道路上では他のいろいろな車が想定外の動きをしたり、さらに予測不能なオートバイ、自転車などがいたり、また、歩道には歩行者もいますし、もしAIが交通事故を起こしたらどうなるのだろうかという課題があり、なかなか実現には至っていません。
しかし、ご安心ください。その実現はすく目前まで迫っています。
なぜかって?
大した議論もせず、特定小型原動機付自転車「運転免許不要」と決めてしまった、人命軽視な行政ですから、法律的な問題は迅速にクリアさせてしまい、意外と早く実現させるはずです。




1. 人とAIが代わりばんこに運転

AIがトラックを運転するようになれば、最適なルートを割り出し、最適なスピードで、さまざまな障害物を避けたりしながら進むでしょう。
子どもが急に目の前に飛び出してきても、人が察知するより先に察知し、トラックを停めるか、ハンドルを切って事故を避けるはずです。
それでも、最初は「完全にAIに任せるのは危険」という判断で、ドライバーが疲れたときなどだけAIが運転するというように、使い方は限定的になるでしょう。
ただ、AIが経験を積んで学習すれば、そのうち、深夜、高速道路を走るときはすべてAIに任せるようになるかもしれません。

飛び出す子ども

2. 何かあったら人が運転

さらにAIが進化すると、ほとんどAIが運転し、人は「何かあったときだけ」ハンドルを握るようになるはずです。
トラックドライバーはただ運転席に座っていれば良いだけの職業になりますから、拘束時間は長いですが、と言えばになります。

人が運転

3. AIの運転を人が監視

そのうち、トラックドライバーの仕事は、AIの働きをただ監視するだけになります。「何かあったら人が運転」するはずだったのですが、「何もなくなった」わけです。
とは言え、一応、「何かあった」ときのための担保として、人が同乗します。

監視

4. 遠隔で人が監視

いよいよAIの運転が安全だと分かってきます。
すると、「わざわざ人が同乗する必要なくね」という話になります。とは言え、人が体調不良になるように、AIが不具合を起こすこともあります。人による監視は必要です。
というわけで、人はトラックに乗らず、本社事務所の監視室で「トラックの状態」「AIの状態」「トラック周囲の状況」などを監視し、何か問題が発生したときは必要な人員を手配したり、AIに指示を出したり、警察などに通報したりするのが仕事になります。

遠隔で監視

5. 何台ものトラックを遠隔で監視

AIはさらに進化し、走行中のトラックに不具合などが生じた際も、自動で修復できる機能を備えます。
いよいよ人手は不要になり、本社事務所の監視室では1人で複数のトラックを監視できるようになります。不具合事故などがあった場合も、AIが人をサポートしてくれます。

何台ものトラック

6. AIがトラックを遠隔で監視

人のAI監視をサポートして学習したAIは、AIを監視する機能も備えます。
こうなると、本社事務所の監視室は無人になり、たまに人が様子を見に来れば大丈夫な状態になります。
このころには人口も今よりもっと激減し、他のあらゆる業界で人の代わりにAIが仕事するようになっているでしょう。
人々は半ば冗談で「いよいよAIが地球を支配し、人類を滅亡させるかも」なんて話したりします。

監視

7. AIが人格を持つ

あらゆる仕事をAIが行うようになると、AIも人格を持つようになるでしょう。
このころにはAI搭載の人型ロボットが街のあちこちにいますから、AIが人格を持つと言うより、ロボットが人格を持つと言っても良いでしょう。

ロボット

8. AIが権利を獲得

人格を持ったロボットは、人と何ら変わるところがありません。
当然、権利を主張するロボットが現れますし、ロボットの権利主張を支援する人も現れます。
大企業の経営者の利益にならないことはなかなか迅速に、真剣に進めないのが政治家なので、時間はかかるかもしれませんが、やがてはロボットも権利を獲得するでしょう。
もちろん、このころには公務員、官僚はほとんどロボットです。

ロボットの社会進出

9. AIが事故を隠蔽

ロボットは人と何ら変わりません。
ロボットも学校へ行き、人とは方法は違いますが学び、恋愛もし、家庭もつくります。人とロボットが恋愛して結婚することもあるでしょう。
機能的にも法的にも何の問題もなくなっています。
ロボットでも悪事を働きます。ロボットが法を犯すと、ロボットの警官が捕まえ、ロボットの検事が罪を追求し、ロボットの裁判官が判決を下します。
罪を逃れたいロボットは、交通事故を起こしても事故を隠蔽したり、罪に罪を重ねる、かもしれません。

ロボットが悪事を

10. トラックを運転するAIが不足する

トラックドライバーの仕事には交通事故のリスクが常にあります。
運転するトラックは車体が大きいので、交通事故ではいつも被害が大きくなります。
ロボットも、そんなリスクのある仕事を避けたがります。避けたいと思う意志も、避ける権利もあります。
そんなわけで、たとえAIによる自動運転システムが実現しても、結局はトラックドライバーは不足する、のかもしれません。

交通事故は避けたい

最後に

たとえトラックドライバーが不足しても、物流を止めるわけにはいきません。
どんな大きなものでも一瞬で移動させられるどこでもドアでも発明されれば別ですが。

瞬間移動装置?