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なぜ、長距離トラックの仕事は過酷だと言われるのか

過酷

トラックドライバーの仕事は過酷だと言われがちですが、その代表格となっているのが長距離トラックの仕事です。
最も、教師にしたって営業職、エンジニア、販売員、プログラマー、お笑い芸人も、どの仕事も過酷なように見えますが。できれば、座っているだけでチャリンチャリンとお金が降ってくるような仕事をしたいものです。


1. 拘束時間が長いから

トラックドライバーは何しろ長距離を運転して荷を運ぶので、相当時間がかかる距離を移動することになります。日帰りできるような距離ならわざわざ長距離とは言わないでしょう。
もちろん、朝の9時から夕方5時までずっと運転し続けるわけではありません。食事の時間休憩時間が確保されています。
とは言え、食事や休憩を取るのに家に戻れるわけではありません。ずっとトラックと一緒です。ずっと拘束時間となります。長いです。
9時から5時までの勤務なら、5時以降は自由時間ですが、日帰りできないので、そのままトラックの中で過ごします。長距離トラックのドライバーは勤務が終わっても拘束時間であることに変わりはないわけです。休憩時間は好きに過ごしていいわけですが、自宅でくつろいだり、友人と会食するわけにはいかないのです。
なるほど過酷です。

時間

2. 家になかなか帰れないから

長距離トラックの仕事では、日帰りできない距離を行くので、もちろん家で寝ることもできません。
長距離トラックのドライバーは一度会社を出発すると2~3日、長いと1週間くらいは家に帰れません。
月の半分しか家にいないとしても家賃は1か月分払わなければいけないので、なかなか過酷だと言えるでしょう。

自宅

3. 交通事故のリスクに長時間さらされるから

トラックドライバーだけではなく、あらゆるドライバーは交通事故のリスクにさらされていますが、休日くらいしか車を運転しない人より、トラックドライバーを含む職業ドライバーのほうが、運転する時間が多い分、交通事故のリスクも上がります。
中でも長距離トラックの仕事では、荷の積み下ろしをこまめに行うわけではないので、その分も運転している時間が多くなり、交通事故のリスクはさらに上がります。
人は通常、何かのリスクにされさると緊張します。長距離トラックのドライバーはかなりの長時間、緊張して過ごすことになります。
そりゃ過酷でしょう。

交通事故

4. 大型トラックは運転が難しいから

トラックは普通自動車より車体が大きいので、普通自動車より死角が多く、道路などを曲がるときの車体の振れ幅も大きく、それゆえ普通自動車より運転が難しいと言われています。
長距離トラックの仕事には大型トラックやトレーラーが使われることが多いです。長距離を行くので、どうせならやはりたくさんの荷を運びたいですから。
大型トラックはトラックの中でも車体が大きいので、運転はさらに難しくなります。トレーラーはトラクタートラックでけん引します。そのため、けん引免許も必要です。運転はグーンと難しくなります。
運転が難しいトラックを運転しなければいけないので、緊張が増します。過酷としか言いようがありません。

運転

5. 深夜に運転することも多いから

長距離の仕事では、その仕事の内容によっては深夜にトラックを運転することになります。
たとえば、朝早くに荷を届けなければならない場合、深夜のうちに届け先の近くまでトラックを走らせ、早朝に少し仮眠を取り、指定時間きっかりに現地に到着したりするようにします。
深夜は本来眠っている時間ですから、その時間に起きてハンドルを握るのはなかなかツラいものです。
特に毎日早寝早起きを習慣としていた人には過酷かもしれません。

深夜

6. 仕事は基本的に1人だから

トラックドライバーは基本的に仕事は1人で行います。長距離トラックの仕事に限ったことではありません。
ただし、長距離トラックの仕事以外のトラックドライバーは、その日の勤務が終われば家族にも友人にも会うことができます。
一方、長距離トラックのドライバーは、長距離を移動する間、ずっと1人です。荷の届け先にはその会社などの担当者もいますが、途中、人と接すると言えばコンビニの店員か飲食店の店員くらいです。
孤独です。
孤立感が苦手という人にとっては過酷に違いありません。

1人

7. 駐車できる場所が少ないから

長距離トラックの仕事は長時間トラックを運転しなければいけないので過酷ですが、休憩や食事の時間を取ることはできます。できますが、もちろんトラックを停められなければ休憩も食事も取れません。
世の中にトラックを停められる場所は少ないです。トラックは普通自動車より大きくてたくさんの面積を必要とするので、少ないのかもしれません。
長距離仕事によく使われる大型トラックやトレーラーは、中でもたくさんの場所を取るので、停められる場所を見つけるのはさらに困難になります。
長距離の仕事でなければ、住んでいる地域の中なら、駐車できる場所も一度見つけてしまえば、次もまたあそこに停めれば良いということで、新しく探すこともありませんが、長距離仕事で行く先は、初めての土地もあったりして、駐車できる場所探しには難儀します。
食事したいのになかなかできない、休憩したいのになかなかできないとなると、イライラが募ります。思い出しても過酷感にさいなまされるのではないでしょうか。

駐車

8. 見知らぬ土地にも行くから

長距離トラックの仕事では、初めて訪れる土地に行くこともあります。そんな地域では、休憩や食事を取る場所、トイレを使える場所を改めて見つけなければいけません。
荷の届け先を目指していても道に迷ってしまう可能性があります。
いろいろなことで時間を余計に取られてしまうかもしれません。過酷に感じられることにもなるでしょう。

迷う

9. トイレになかなか行けないこともあるから

トラックドライバーがトラックの運転中、いろいろと遭遇する「大変なこと」「ツラいこと」の中でも「腹が減った」より「眠くなった」より、一番キツイのは「トイレに行くのを我慢しなきゃいけない」かもしれません。
腹が減れば、食べれ良いです。きちんとした食事が無理でも、軽食や菓子などをつまむことはどこでもできるはずです。たとえそれができなくても、数時間くらいは空腹を我慢することはできます。
「眠くなった」ら、トラックを停めて仮眠しましょう。トラックを停められる場所がなければできませんが、停めるだけなら、あまり褒められることではないですが路上駐車も仕方ないです。
しかし、「トイレに行くのを我慢しなきゃいけない」はかなりヤバイです。たとえトラックを停められる場所があっても、トイレがなければ万事休す
こういうときのために携帯トイレの用意も大切ですが、ただ、携帯トイレを使うのは最後の手段に取っておきたいもの。運転席にいながら用を足すのは抵抗があります。
こんな大変な目にも、日帰りできるトラックドライバーなら遭わないかもしれません。可能性は、土地勘のない地域を走る長距離トラックのドライバーのほうが高いはずです。結構過酷なような気がします。

トイレ

10. 腰痛持ちにはツラいから

トラックドライバーの職業病と言われているのが、腰痛肩こりです。運転席で同じ姿勢を長時間続けるので、血行不良になり、腰痛肩こりになると言われています。手作業による荷の積み下ろしで肩や腰に負担をかけたり、安全運転に集中しなければいけない緊張が肩や腰に負担をかけ、悪化するとも言われています。
長時間トラックを運転しなければいけない長距離トラックのドライバーは、運転する時間も長いだけに他のトラックドライバーに比べて腰痛肩こりになりやすいでしょう。
運転中、腰に痛みを感じたらこれまた相当ツラいと思われます。特に長距離トラックのドライバーは運転時間も長いですから。
これを過酷と言わずして何を過酷と言うのでしょう?

腰痛

最後に

拘束時間が長いのはトラックドライバーだけではありませんし、家になかなか帰れない仕事も同様です。交通事故のリスクはなくても、現代人は何らかのリスクにはいつもさらされまくりですし、技術的に難しい仕事は他にいっぱいありますし、深夜勤務の仕事も珍しくはありません。基本的で1人で行う仕事のほうが気楽だという人もいます。どんな職業にも何か職業病のようなものもあります。
もしかしたら長距離トラックのドライバーに限った、特有の過酷なことって「トイレに行けないことがある」くらいでしょうか。

「1人は気楽」

なぜ、トラックドライバーという職業はなくならないのか

たくさんのトラックが走る

少子高齢化に歯止めがかからないこともあり、多くの業界が人手不足となっています。働く人たちがどんどん歳を取り、次の時代を引き継ぐ若手が入ってこないわけです。
トラックドライバーも同様に高齢化が進み、若手が激減しているそうです。
このまま行けば、「トラックドライバーがいなくなるんじゃね」と思えてしまいますが、今日も道路にはたくさんのトラックが走っています。もちろん、自動運転の無人トラックではありません。
トラックドライバーが激減しているなら、走るトラックも激減し、道路はどこでもガラガラなはずです。しかし、くどいようですが、たくさん走ってします。
なぜでしょう?


1. 社会が必要としているから

トラックドライバーがいなくなることがないのは、そりゃもちろん必要だからです。
電力のようなものです。
何しろトラックドライバーは人々の生活や企業の事業展開に必要なものを運びます。トラックドライバーがいなければ人々の生活も企業の事業展開も止まってしまうわけです。だったら、もっとトラックドライバーの給料を上げろよと、多くの人が思うはずです。

電力も必要

2. なりたい人がいるから

トラックドライバーになりたいという若い人が激減し、トラックドライバーは高齢化が進んでいますが、なりたい人がゼロになったわけではありません。
トラックドライバーの仕事の大半はトラックを運転することで、車の運転が好きな人にとってはとてもうれしい仕事です。その上、年収は約300万円~700万円と言われ、決して少なくはありません。また、仕事中はほとんど1人で過ごすので人間関係によるストレスが少なくて済みます。
そういったトラックドライバーの仕事上のメリットを魅力と感じる人たちもいるのです。

あなどれない年収

3. 自動運転の実用が難しいから

トラックドライバーの人手不足が進んでいるのも事実です。
そこで、トラックドライバーが少なくなっても物流が大きく影響を受けないように、すなわちトラックドライバーがいなくなっても困らないように、いろいろな対策が考えられています。
自動運転システムの開発もその1つです。トラックにドライバーが乗っていなくても勝手に目的地まで行ってくれれば、トラックドライバーがいなくても大丈夫なわけです。
このシステムの開発はかなりの段階まで進んでいるようです。そのため、早とちり気味な人は「トラックドライバーは近い将来、皆失職する」なんて言い出す始末。
システムとして確かに良いところまでできているようですが、ただ、トラック以外もいろいろな車がそれぞれの事情を抱えて走り、すぐ横の歩道にはこれまたいろいろな事情でそこを歩く歩行者がいる道路を、無人トラックが走るのはかなり難しいでしょう。
高速道路の限定した区間のみを走るなどの利用は近い将来、実現するかもしれませんが、いずれにしろ、トラックを運転できる誰かがトラックに乗っていなければいけません。
予想できる未来は、トラックドライバーの仕事が楽になる、ということではないでしょうか。

複雑な道路事情

4. どこでもドアがないから

完全にトラックドライバーが不要になる物流も、遠い未来には実現する可能性はあります。
ある地点から別の地点まで、瞬間移動できる装置があればいいわけです。ただ、その装置がある場所まで荷を運ぶには、やはりトラックが必要になります。ですが、もし、どこへでも簡単に持ち歩けるような装置なら、もうトラックの出番はありません。
工場で完成した製品を倉庫まで瞬間移動させ、倉庫から店や個人宅まで瞬間移動させるわけです。
そんな装置ができない限り、トラックドライバーは社会から必要とされる存在であり続けるのかもしれません。

遠い未来

5. 人手不足の解消に取り組んでいるから

トラックドライバーの人手不足は、昨年から急に言われるようになったわけではありません。もっと前から問題となっています。
この問題の解決に、それぞれの会社はもちろんのこと、業界全体、そして行政も取り組んでいます。
例えば、行政の旗振りで始まったホワイト物流推進運動もその1つです。
トラックドライバーに若いなり手が少ないのは、昔ながらの労働環境が若い人に不評なのではないかということで、その労働環境の改善を進めようという取り組みです。
また、従来は圧倒的に男性が多かった職場なので、女性を積極的に採用していこうという動きもあります。
こうした取り組みによって、トラックドライバーのなり手が急増したわけではありませんが、それでも「トラックドライバーがいなくなる」ことを遅らせる効果は上げているのかもしれません。

明るい職場

6. 仕事が何種類もあるから

ひと口にトラックドライバーと言っても、いろいろな種類の仕事があります。
中には長時間勤務で過酷という仕事もあれば、短時間勤務ですぐ終わる仕事もあります。
また、トラックドライバーが働く会社にもいろいろあります。
福利厚生が充実している大企業があれば、福利厚生はそれほど充実していないかもしれないけど居心地の良い、こぢんまりした会社もあります。
中には、若いなり手が集まるような、魅力的な職場もあるわけです。

魅力的な職場

7. 辞めたくない人もいるから

多くの業界で少子高齢化が進み、新しく入社する若手が減る一方で、労働力確保のために定年延長などを取り入れ、従業員が高齢化しています。
そんなわけで、確かに20代の若手トラックドライバーは少ないのですが、40代、50代の働き盛りのトラックドライバーは大勢います。
トラックドライバーの仕事を誇りに思う人、トラックドライバーの仕事を楽しいと思う人もいて、トラックドライバーの仕事を長年続けているわけです。

働き盛り

8. トラックがあるから

トラックは魅力的な乗り物です。そのトラックに魅せられた人もいますし、自動車の運転を好きだという人もいます。
トラックに魅せられた人がいる限り、トラックは作られ、トラックが作られる限り、トラックを運転する人もいるのです。
職業としてのトラックドライバーがなくなったとしても、トラックを運転するトラックドライバーがいなくなることはありません。
ただ、職業としてのトラックドライバーがなくなれば、物流はストップし、人々の生活も企業の事業も大打撃を受けます。

トラック

9. 最後に

コンパクトな瞬間移動装置でも発明されない限り、トラックドライバーは社会から必要とされると同時に、いろいろなメリット魅力もある仕事です。もちろん、デメリットもありますし、トラックドライバーの仕事に合わない人もいるでしょう。
それでも、絶対になくしてはいけない仕事なのです。

「絶対だ!」

なぜトラックドライバーは人気職業なのか

なぜだろう?

世の中に人気の高い職業はいろいろありますが、トラックドライバーもその1つ。
意外? いえ、たかが「人気職業の中のほんの1つ」ですから、それほど威張れることではありません。
しかし、「長時間の拘束で過酷」「過酷な割りに給料が低い」といったマイナスイメージも少なからずつきまとうトラックドライバーが、なぜ? どうして人気職業なのでしょうかねえ?



1. ハードな仕事だから

トラックドライバーは「過酷な仕事」だと言われがちな反面、「トラックを運転していればお金をもらえるなんて、楽すぎる」という意見も多い、矛盾を抱えた仕事です。
矛盾を抱えた存在と言うと、まるで人間ではないですか。
そう、人間は個人によって物の見方、感じ方が違います。トラックドライバーという同じ仕事でも人によって「過酷」だったり、「楽すぎ」だったりするわけです。
そして、「過酷だからこそ」そこに魅力を感じている人もいるわけです。過酷な境遇に身を置くと、人は著しく成長します。トラックドライバーという仕事が人気なのは、成長を実感したい人が多いということではないでしょうか。

過酷

2. 拘束時間が長いから

トラックドライバーの仕事の中でも長距離の仕事は、一度家を出ると2~3日、長いと1週間くらい帰れないこともあります。その間、休憩時間もありますが、拘束時間は相当長いと言えるでしょう。
できるだけ職場に滞在したくない人にはとても過酷です。
しかし、トラックが好きすぎてトラックドライバーになってしまった人、トラックの運転がしたくてたまらなくてトラックドライバーになった人にとっては、その好きなことを延々と続けられる状況なので、願ったりかなったりなのかもしれません。

運転

3. 緊張感が続くから

トラックドライバーは他の職業ドライバー同様、交通事故のリスクが常につきまといます。トラックドライバーは常に安全運転に集中していなければいけません。
ハラハラドキドキ、緊張のしっぱなしです。そこが良いのでしょう。一瞬一瞬、生きている実感と言うか、充足感を味わえるということなのかもしれません。まさにホラーやサスペンスが人々を引き付けるのと同じ感覚だと言っていいでしょう。
こんな仕事は他にはなかなかありません。

ハラハラドキドキ

4. 社会的地位が低いから

トラックドライバーは社会的地位が低いと言われがちです。実際、仕事による社会的地位なんて薄ぺっらいものにしがみついて生きている人なんてごくわずかではありましょうが、社会的地位が低いというとは、それだけ世間のしがらみも少ないと言えます。
そりゃ人気も集めるでしょうね。

「しがらみなんてない」

5. アナログな業界だから

スマホが普及し、世の中のほとんどのものがデジタル化していますが、トラックドライバーが働く物流・運送業界はまだまだアナログなことが残る業界だということです。
世の中のほとんどがデジタル化していますが、人間そのものはまだまだアナログな存在です。ただデジタル機器を使っているだけです。
ですから、心の底ではアナログを求めていて、それでトラックドライバーに人気が集まるのかもしれません。

アナログ時計

6. 女性が少ないから

昭和の昔は、外で働くのは男性で、女性は主に家の中で働くことが「普通」とされていました。平成を経て令和となった今、男性も女性も外で働くことが「普通」になりました。
そんな現代において、トラックドライバーはまだまだ女性が少ないそうです。
現代は男性と女性の差も少なくなってきたと言いますか、男性と女性の差がよく分からなくなり、もしかして差なんてないのじゃないかという考えも広まってきています。
圧倒的に男性が多いトラックドライバーの職場は、女性と接するのが恥ずかしいというシャイな男性にとっては、とても働きやすい職場となっています。そこが人気の要因なのかもしれません。

男ばかり

7. 体力仕事だから

いつの世でもスポーツが人気を集めるように、身体を動かす体力仕事のトラックドライバーは人気が高いようです。
仕事終わりには、今日1日の疲れを吹き飛ばすような、おいしい1杯を飲みたいということなのかもしれません。

体力必要

8. イメージが良くないから

人気を集める有名人も、少し世間の気に入らない言動をすると「炎上」して干されてしまうのが現代社会です。ですから、世の賢い人たちはSNSなどには手を出さず、ひっそり悠々と暮らしているわけですが、トラックドライバーは世間的にイメージが良くないと言われがちです。
トラックドライバーはスタート地点が「イメージが良くない」なので、それ以上イメージを気にする必要がありません。
そりゃ、皆がこぞってなりたがるでしょう。

良くないイメージ

9. ブラックな会社もあるらしいから

トラックドライバーが勤める運送会社などには、一般的に「ブラックだ」と言われるような会社が、たまにあると言います。
ですから、入社した会社が「ブラックじゃない」となると、いかに自分がラッキーなのかを実感できるわけです。実際は、ブラックな会社よりブラックじゃない会社のほうがずっと多いですから。
ラッキーを実感したい人が多い現代社会では、トラックドライバーのような仕事が人気を集めるのかもしれません。

ブラック

10. メリットが多いから

何だかんだ言ってメリット大集合みたいな仕事がトラックドライバーだというわけです。
給料が歩合制になっていることが多く、昔は「やればやっただけ稼げるおいしい仕事」だなんて言われていたこともあるらしいのですが、近年は「昔ほど稼げなくなった」ともっぱら評判です。
それでもこのメリットの多さから人気が高いのでしょうね。

全員集合!

最後に

トラックドライバー人気が高い理由をお分かりいただけましたでしょうか。「いや、まだ全然分からん」という人は、いっそトラックドライバーに今すぐなってしまいましょ!

「全然分からん」

なぜ、女性トラックドライバーの増加に期待したいのか

機会均等

多様性だの女性の社会進出だのと言われ始めて何年も経ちますが、まだまだのようです。社会における男女格差まだまだ根強いと言われています。
女性の皆さん、これまで主に男性が務めてきたトラックドライバーになって、社会的な男女格差をなくそうじゃありませんか!


1. 良いドライバーだから

トラックは普通自動車より運転が難しいと言われています。
運転がうまい男性がいるように、運転が得意な女性も多いはずです。トラックドライバーには高度な運転技能が求められますから、運転が得意な女性が劇的に増えてくれると、多くの人が喜ぶでしょう。
実際、すでに女性トラックドライバーが働いている会社でも「女性は運転がていねい」と、高評価を得ているそうです。

運転

2. 雰囲気が良いから

トラックドライバーは一概に「荒くれ者」というイメージで見られてきました。
昔は、確かにいかつい外見のトラックドライバーが多かったかもしれません。
女性トラックドライバーが増えれば、トラックドライバーのイメージもソフトになるのではないでしょうか。
実際、すでに女性トラックドライバーが働いている会社では「社内が明るくなった」などの声が上がっているそうです。

明るい

3. 業界を新しくしてくれるから

トラックドライバーが働く物流・運送業界は歴史も古く、それだけに今なお昔からの慣習が根強く残っていたりします。トラックドライバーも「男の仕事」でした。伝票などもまだアナログに紙を使っているところも多いようです。そういった世界では、効率化合理化もなかなか進みません。
そんな業界で女性が増えるということは、「古い世界に新風が吹く」と言って良いでしょう。「男の仕事」に多くの女性が進出すれば、業界の頭の古い人たちも「古い」ということに気がつき、いろいろと新しく効率化合理化を図っていくきっかけになるのではないでしょうか。

風が吹く

4. 外国人材の投入が難しかったから

日本は少子化が止まらないこともあって、多くの業界で人手不足状態が続いています。そのため、日本政府はいろいろな在留資格を設けて、主にアジアの隣国から人材を招き、多くの業界の人手不足を何とかしようと努めてきました。
ただ、従来はそういった在留資格にはドライバーの仕事は含まれていませんでした。
それで高齢者や女性の積極的採用を始めたわけです。高齢者にもトラックドライバーとして活躍してもらおうと、定年後再雇用定年延長を導入したり、女性ドライバーを採用するため、女性が働きやすい職場環境の整備に取り組む会社が出てきたのです。
ただ、外国人の在留資格である特定技能に、トラックドライバーも加えられることになったので、今後は風向きも変わってくるかもしれません。

外国人

5. ドライバーに増えてほしいから

トラックドライバーの人手不足が続いているのとは逆に、ネットショップの普及などによってトラックドライバーの仕事は激増しています。このままでは追っつけ物流に支障が出るでしょう。
とにかくトラックドライバーに増えてもらわないと困るわけです。ほとんどの国民が困ると言っても差し支えないでしょう。
高齢者でも外国人でも女性でも、これまであまりトラックドライバーの職業に就いていなかった人たちが、こぞってトラックドライバーになってくれれば、人手不足も解消され、物流に支障が出ることもないはずですから。
もちろん、若い男性も大歓迎です。

増える仕事

6. 少子化対策にもなるから

トラックドライバーと言えば長時間勤務をイメージしがちですが、実はそうでもないのです。
いえ、長時間勤務のトラックドライバーの仕事もありますが、トラックドライバーの仕事には実はいろいろな種類があり、中には短時間勤務が可能な仕事もあるのです。
そういった仕事は、育児にひと段落した、あるいは育児をしながら働きたい、といった女性、もしくは男性にとって働きやすいと言えます。
トラックドライバーは育児しながら働きやすい仕事なんだと気づいて人々の意識が変われば、もしかしたら少子化に歯止めもかかるかもしれません。
現実では、どういうわけか育児では女性がメインで男性はサブ扱いという不思議な状況になっていますから、多くの女性が「トラックドライバーなら育児しながら働ける」と気づくことが、意識改革の肝にもなります。

育児

7. 労働環境の改善が進むから

トラックドライバーは長年「男の仕事」と考えられてきました。昔から女性トラックドライバーもいたのですが、とても少なかったですし、今も多いとは言えません。
そんなトラックドライバーの職場に女性を増やすには、従来の職場環境では不都合ということも出てきます。
たとえば、これまで男性が多かった職場では、当然トイレも男性用が多かったでしょうし、もしかしたら更衣室はなかったかもしれません。
そこで、女性を積極的に採用していこうという会社では、職場環境の整備に取り組むようになりました。
職場環境の改善は実は、女性だけではなく、若い男性も職場に対して求めていることなので、職場環境の改善は若い男性にも「魅力的な職場」だとアピールする要素になっているようです。
また、ドライバーが仕事中に簡単に見つかるトイレがまだまだ少ないのが現状。ここは行政が権力を発動し、タクシードライバーやトラックドライバーが見つけやすいところにトイレをどんどん増やしていただきたいものです。

職場

8. 政府も進めているから

2014年、国土交通省が「トラガール促進プロジェクト」という、女性トラックドライバーを増やす取り組みを始めました。2015年には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」、つまり女性活躍推進法が制定されました。
国が女性を積極的にトラックドライバーにしようとしているのですが、少子化対策と同様、なかなか取り組みは効を奏していないようです。選挙活動と同じくらい真剣にやっていただきたいものですが。
せっかく国が進めているのですから、少子化対策女性トラックドライバーの増加も、どちらも成果を出してほしいものです。税金を投入しているのですから。

政府

9. 女性が適任だから

トラックドライバーはいろいろな荷を運びます。中には、女性に運んでほしいものもあります。
今は通販でいろいろな商品を買えるようになっていますが、女性の中には、なるべく密やかに届けてほしい、それも女性に届けてほしいというものがあるわけです。

適任

10. イメージ向上にもなるから

トラックドライバーは一概に「荒くれ者」というイメージで見られてきました。
確かにマナーやルールを守らない悪質ドライバーも実在しますが、マナーやルールを守らない人は教師や政治家、営業職、エンジニア、モデル、ディレクター、コーディネーター、ドラマー、美容師、ショップ店員、店長にもいます。
それはともかく「荒くれ者」というイメージの中に、あまり「荒くれ者」感のない女性が増えれば、トラックドライバーのイメージも「おだやかな人」「ていねいな人」へと向上していくかもしれません。
もちろん、おだやかではなく、ていねいでもない女性もいますが、あくまでもイメージの話なので。

おだやかていねい

最後に

トラックドライバーは年収が約350万円~約700万円とも言われています。ただ、男女比では、女性トラックドライバーの平均年収のほうが男性トラックドライバーよりグンと落ちるそうです。
これは給料の設定がそうなっているからではなく、男性のほうがよりハードな仕事に就いているからだと言われています。
女性の皆さんもハードなトラックドライバーの仕事に就き、ドンドン稼いじゃってください!

収入

なぜ、トラックドライバーになるのは簡単なのか?

簡単さ

「トラックドライバーなんて、運転免許さえ持っていれば誰でもなれる」なんて話が巷間でささやかれています。
これは半分本当で半分はウソです。
トラックドライバーは高度な専門技能を要する仕事ですから、そう簡単に誰でもなれるわけではありません。
とは言え、仕事の大半はトラックの運転です。車の運転がどうにも苦手で、普通運転免許を取ることさえままならない人はともかく、トラックドライバーという職業に就くハードルはとても低そうです。


1. 人手不足だから

多くの物流・運送会社の求人は「トラックドライバー求む! 学歴・職歴・年齢不問」となっていることが多くなっています。それこそ、誰でもトラックドライバーになれそうです。
これも、ここのところトラックドライバー不足が続いているからです。
トラックドライバーは高度な専門技能を要する仕事なので、ひと昔前は学歴はともかく職歴は重視されました。経験者優遇だったのです。
しかし、今はトラックドライバーのなり手が激減しているので、未経験者でも積極的に採用し、育てていこうという会社も増えてきています。
とは言え、会社としても時間やお金をかけて見つけて育てようとした新人にすぐに辞められたら元も子もないので、「長く続けてくれるか」という観点から「やる気」は重視します。そのため、トラックドライバーに「でも」なってみようかという、「でも」付きで求人に応募しても採用されないかもしれません。じっくり考えましょう。

経験豊富なベテラン

2. 高学歴が不要だから

トラックドライバーになるには、一流企業への就職と違い、高い学歴は要求されません。トラックドライバーの仕事に国語、算数、理科、社会で高得点を取ることは求められないからです。
じゃあ、一流企業では国語、算数、理科、社会で高得点を取ることは求められるのかと言うと、高得点を取るために勉強してきた努力が求められるようで、高得点自体はあまり関係ないような感じです。
どの業界でも高学歴が重要視されないようになると良いのですが。

大学は出たけれど

3. 学術的な知識が不要だから

トラックドライバーになるには、難しい法律の知識医学的知識も必要ありません。
弁護士になるには難関である司法試験に合格しなければいけませんし、医師になるにもこれまた難関な医師免許を取得するだけではなく、大学の医学部に通うための潤沢な資金が必要になります。どちらもなかなか難しいです。
トラックドライバーは、仕事に関する知識を得る必要はありますが、あらゆる仕事にそういう基本的な知識の必要はあります。入社後、研修などで身に着けられるものです。それに、決してトラックドライバーの仕事に関する基本的知識は、群を抜いて難しいわけではありません。

医師

4. トラック所有が不要だから

医師になるためには大学の医学部に通う必要があり、通常、その学費はとてもお高くなっています。医師になる前に、それだけ財力に余裕がないと医師になるのは難しいわけです。
一方、トラックドライバーになるのに準備しなければならない費用と言えば、最低限普通自動車運転免許を取得する費用くらいです。
もちろん、トラックを運転するなら、中型トラックは中型運転免許が必要です。しかし、最近は入社後に中型運転免許取得を金銭的にサポートしてくれる会社も増えています。
トラックドライバーの仕事に欠かせないトラックは、自分で買うとなるとかなり高額ですが、これも自分で運送会社を起業しようというのでもない限り、就職した会社のトラックを運転することになるので、わざわざ自分で買う必要はありません。
トラックドライバーになるのに準備しなければならない費用はそれほど高額ではないわけです。

トラック

5. 仕事の大半は運転だから

前述したように、トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転です。要するに車の運転です。
世の中に車の運転をできる人はたくさんいます。多くの人は車の運転を特別に難しいこととは思わず、簡単なことだと思っているはずです。
そんな人はトラックの運転が仕事の大半であるトラックドライバーの仕事を、とても簡単な仕事だと思うに違いありません。

運転

6. 大切なのはやる気だから

トラックドライバーになるのに、ありあまる財力も、人もうらやむ学歴も、類まれなる美貌も、高度な専門的知識も、誰もが恐れる戦闘力も、闇を照らす不滅の知恵も必要ありません。
運転免許「やる気」さえあれば、トラックドライバーとして仕事をするハードルはとても低くなります。「やる気」を持つにはお金も学力も必要ありません。

やる気満々

7. 運転が得意である必要がないから

前述したように、世の中に車の運転をできる人はたくさんいます。そのため、トラックの運転が仕事の大半であるトラックドライバーの仕事も誰もができる簡単なものだと思ってしまいます。
ただ、やはり職業ドライバーなので、華麗なハンドルさばきができたり、バックでの駐車も一度ハンドルを切るだけで成功させるような運転技術が必要かと思う人もいるかもしれません。
実際、トラックは普通自動車より車体が大きい分、普通自動車より運転は難しいのですが、だからと言って、必ずしも華麗なハンドルさばきをしなければならないかと言うと、そんなことはないのです。
トラックドライバーの運転に求められるのはレーサー並みの運転技術ではなく、荷を安全に運ぶための、ていねいでおだやかな運転です。そして、ていねいでおだやかな運転は、技術ではなく心掛けでできるのです。

レーサー

8. 向き不向きがあるけど

他のいろいろな職業同様、トラックドライバーの仕事にも向き不向きがあります。
今はトラックドライバーとして就職するためのハードルも下がっていますし、「やる気」に満ちあふれている人は自分を顧みて、トラックドライバーに自分が向いているかどうか、じっくり考えてみると良いかもしれません。自分と仕事の相性を探るのはなかなか難しいですが、試してみる価値はありそうです。

低いハードル

なぜ、運送業界は35歳以上のビジネスマンを積極的に採用するのか

35歳のビジネスマン

このところ、トラックドライバーを募集する運送・物流業界の会社は、求人への応募条件が「年齢不問」となっていることが多いそうです。
トラックドライバーの仕事は体力仕事でもあり、体力仕事は若い人材を欲しがることが多く、他の業界では「中途採用」でも求人への応募条件を「35歳まで」としていたりします。それがなぜ「年齢不問」で、いわば35歳以上もウエルカムなのでしょうか。
さらに、例えばタクシードライバーやバス運転手のような職業ドライバー経験者ではなく「未経験OK」となっているので、営業や企画などに携わってきた、いわゆる元「ビジネスマン」もウエルカムです。
なぜなん?


1. 人手不足だから

ご存じの通り、ネットショップの増加もあって物流業界は大忙しです。ネットショップでポチった商品やら、スーパー、コンビニに並べる商品、さらに工業製品だのその部品だの、あらゆる荷を運ぶトラックドライバーの仕事は激増しています。
それだけ仕事が増えているのに、トラックドライバーになって日本の物流を根底から支えてやろうという志士は増えず、その結果、運送・物流業界は重度の人手不足になっています。もはや「経験者優遇」「年齢は35歳まで」なんてことは言っていられないわけです。

忙しい

2. 35歳以上は働き盛りと知ってるから

トラックドライバーは体力仕事です。確かに20歳前後の若者のほうが身体能力の衰えは微塵もなく、体力仕事向きかもしれません。
しかし、35歳以上は働き盛り。トラックドライバーの経験はなくても、ビジネスマンとして培った豊富な社会経験があります。
トラックドライバーになっても作業の効率化を考え、若さ経験を融合した発想で素晴らしい企画力を発揮してくれることも期待できます。トラックドライバーの仕事を非効率なものにしてきた、業界の古い慣習を打ち破り、業績向上に貢献してくれるかもしれません。

働き盛り

3. 高齢化が進んでいるから

ご存じの通り、政治家の失策のせいで日本は少子高齢化が進み、若者の人口が減っているので運送会社にもなかなか若い新人が入らず、ベテランドライバーがその経験年数を重ねています。
そりゃ、トラックドライバーも心身ともに健康で若いほうが良いです。
しかし実際は、トラックドライバーも50代以上が当たり前になっています。そのため、感覚的には35歳以上でも十分若手というわけです。

ベテランドライバー

4. 何よりもやる気を重視しているから

トラックドライバーに必要なのは1に運転免許、2に安全運転と荷を守る責任感、3、4がなくて5に仕事を続けるやる気です。
中でも「やる気」を重視しているわけです。物流業界は仕事が激増していますから、トラックドライバーには辞めてほしくないためです。年齢はあまり重視しません。

1に免許

5. 意欲的な若い人が少ないから

今の若い人は横並びでいたがる傾向があり、あまり目立とうとしないそうです。
トラックドライバーの仕事は、1人で大きなトラックを自在に操る、カッコいい仕事ですから目立ちます。給料は歩合制になっていて、やればやっただけ稼げる、なんてことまで言われます。いくらたくさん稼げても、目立ちたくない若者は、つい二の足を踏んでしまいます。
しかし、酸いも甘いも嚙み分ける35歳以上の分別盛りなら、たくさん稼げるなら目立とうがどうしようが構わないというタフガイが多く、物流・運送業界の会社も、そんな35歳以上に積極的に入社してほしいと願っている、のかもしれません。

意欲的な若い人

6. 定年延長している会社が多いから

前述したように、トラックドライバーは人手不足が続いている上、高齢化も進んでいます。トラックドライバーとして経験を積んできたベテランたちを、運送会社はそう簡単に手放したりはしません。
そのため、社会全体がそういう方向に向かっているように、運送会社でも定年後再雇用定年延長などの制度を導入。今や60代、70代のトラックドライバーも珍しくなくなっています。
35歳なんてまだ子どもです。

「まだ子どもだよ」

7. 風土的な理由から

多くのビジネスマンは、仕事のジャンルでは営業職で働く人が圧倒的な割合を占めています。
営業職ではノルマを課せられ、ノルマ達成のストレスから疲弊するビジネスマンも多くなっているようです。
そして営業成績が伸びないビジネスマンは、あっさりクビを切られたり、閑職に追いやられたり、ビジネスマンが最も価値観を置く「昇進」と程遠い社会人生活を送ることになります。欧米であれば、1つの会社で評価されなければ、より高く評価してくれてたくさんの給料を払う会社にさっさと移りますが、いまだに「転職は良くないこと」というのが日本の風土というわけです。
一方、トラックドライバーの会社では、トラックドライバーも年齢によって仕事の種類を変えるために会社を移ってキャリアアップを図っていくのも、1つのやり方として普及してきました。人手不足によって求人がいつも多いという状況が、逆にそうした風土を育てたと言っても良いかもしれません。
そんなわけで、物流・運送業界では未経験の35歳以上を採用することにも、大きな抵抗がないのではないでしょうか。

営業職

8. 年齢と仕事の優劣は関係ないと知っているから

トラックドライバーの仕事は高い技能を必要とする専門職ですから、できれば経験者を優遇したくなります。
大事なのは経験であり、年齢ではないわけです。
さらに、前述したような事情で、今は求人でも「未経験者OK」になってきました。未経験者でも、トラックドライバーの仕事に適性を見い出し、やる気責任感を持って仕事をしてくれれば、年齢は関係ないわけです。

高い技能

9. 縁次第だから

トラックドライバーに限らず、結局、採用は「縁」じゃないでしょうか。
たとえ50歳の未経験者でも、これまでたまたまトラックドライバーの仕事に就いてこなかっただけで、いざやってみると、これがうまいことスッポリハマるかもしれないのです。

10. 35歳以上のビジネスマンは仕事の楽しさを知っているから

35歳以上ともなれば働き盛りです。働き盛りと言うのは、仕事の大変さ、社会の厳しさも何となく身に染みて分かるようになり、20代のころのような「ガムシャラにただ頑張る」状態から肩の力も抜け、仕事の面白みが分かり、仕事に楽しさも見い出せるようになる年代です。
そんな年代なら、トラックドライバーの仕事にも同様に「楽しさ」を見い出し、頑張って仕事を続けてくれるだろうと、大いに期待できるわけです。

「楽しい!」

最後に

運送業界の大企業は、35歳以上の転職者を積極的に採用することが功を奏し、自社の営業利益がものすごいスピードで上昇しています。このような実態がありますから、35歳のビジネスマンは迷いを捨て、運送業界の大企業に転職することをお勧めします。
転職して求人票拾う者なし、です。

ものすごいスピード

もしもある日突然、タクシードライバーになりたくなったら

ひらめき

人生、何があるか分かりません。今まで思ってもみなかったことが突然、頭の中でひらめくかもしれません。
「マンガやドラマじゃあるまいし、そんなことあるわけないじゃん」なんて思っていても、あるかもしれないのです。それが人生の不思議です。縁は異なもの味なものです。袖振り合うも多生の縁です。
もちろん、そんなマンガチックなことが一生起こらない人もいます。起こっていても気付かないだけかもしれませんが。
とにかく、それまでIT実業家としてバリバリ活躍していた人が、ある日突然、タクシードライバーになりたくなることだって、絶対にないとは言い切れないわけです。剣呑、剣呑。


1. 運転免許を取得

タクシードライバーはじめ、ドライバーに欠かせないのが運転免許です。タクシードライバーになるには第二種運転免許が必要ですが、まずは第一種運転免許を取得しましょう。
第二種運転免許は、お客さんから直接代金を受け取って車に乗せて走るために必要な免許です。
大型バスの運転手は第二種大型自動車運転免許を持っています。タクシードライバーが通常運転するのは普通自動車なので、タクシードライバーは第二種普通自動車運転免許を持っていないとできません。
多くのタクシー会社は、入社後にこの第二種運転免許を取得すれば良いので、求人に応募する前に慌てて第二種運転免許を取得する必要はありません。
ただ、第二種運転免許を取得するには3年以上の運転歴が必要なので、ある日突然、タクシードライバーになりたくなったという人は、とりあえず急いで第一種運転免許を取得し、3年間待ちましょう。

免許が必要

2. ネットで検索

タクシードライバーという仕事について勉強しましょう。
具体的な仕事の内容、必要な準備、良いこと、悪いこと、適性、給料事情、休日、現状、将来性など、前もって知っておきたいことはたくさんありますが、多くのことはネット検索すると出てきます。
タクシードライバーになるには、第二種運転免許の取得が必要ですし、社内研修も経験しなければいけません。つまり、入社してすぐにタクシードライバーとして仕事ができるわけではないのです。その間の給料がどうなるかも気になるところです。

調べる

3. 求人サイトをチェック

タクシードライバーのおおざっぱななり方がある程度分かったところで、次は求人サイトをチェックしてみましょう。できれば、ドライバー専門の求人サイトをチェックすると良いでしょう。専門サイトだけに、いろいろな会社の求人を比較できますし、知りたいことも具体的に書かれています。
タクシードライバーが働くのはタクシー会社です。会社によって待遇も違いますし、社風も違えば社内の雰囲気も違います。
また、単にタクシードライバーになりたいだけではなく、子どもの送り迎えを行うキッズタクシーや、身体障害者が利用する福祉タクシーのドライバーになりたい場合、そういったサービスを行っている会社を探す必要があります。

社内の雰囲気

4. 自分の気持ちを整理

ある日突然、タクシードライバーになりたくなったものの、自分の気持ちを整理して、自分がどんなタクシードライバーになりたいのか、どんな会社で働きたいのかを明確にしてみましょう。そうやって気持ちを整理すると、どんな会社の求人に応募すべきか、ハッキリしてくるはずです。
また、ネットで検索し、求人サイトをチェックしてタクシードライバーの仕事を具体的にイメージできるようにもなってきているはずなので、自分がタクシードライバーに向いているかどうか、改めて考えてみることも必要です。

整理整頓

5. 合う会社を探す

タクシードライバーとしてどんな風に働きたいのかがハッキリしたら、求人サイトで自分に合う会社を探しましょう。
大手の会社なら福利厚生はしっかりしていますが、規則も厳しいかもしれません。小さい会社は自由度が高いかもしれませんが、福利厚生は薄いかもしれません。もちろん、実際に通勤するとなると、会社の場所も重要な要素です。しっかり確認しましょう。

所在地も確認

6. 気になる会社をチェック

ここでなら思い切り働けるかも、ここで働いたら楽しいかも、何よりもここの給料体系は魅力的かもなど、気になる会社をチェックしましょう。
気になる会社をチェックしたら、1つ1つの会社について、さらに詳しく調べてみましょう。ネットで会社のホームページを見たり、口コミを検索するのも良いでしょう。街で実際にその会社のタクシーに乗ってみて、どんな人がタクシードライバーとして働いているのか、確認してみるのも良いかもしれません。
会社まで行ってみて、職場の雰囲気を見てみるのも、会社を知る1つの方法です。

タクシーを利用

7. 気になる求人に応募

気になる会社から、実際に働いてみたい会社を絞り込めたら、求人に応募しましょう。
無理して絞り込まず、気になるところに片っ端から応募し、とりあえず入社試験を受けるなり、面接に臨むのも良いです。
実際に会社の人、人事担当者、経営者と会ってみると、ネットで知れる以上のことが分かります。

オンライン面接

8. 覚悟を決める

求人に応募し、面接に臨むことになったら、面接に備えて準備しなければいけません。すなわち、アピールポイントを整理し、清潔な身だしなみを整えます。
準備ができたら覚悟を固めましょう。
面接は会社と採用希望者のお互いがお互いを知るためのものなので、会社が「来てほしい」と思ってもこちらが「遠慮します」という結果になることもあります。
それでも、もしお互いの相性が良ければ、いよいよタクシードライバーになるための第1歩を踏み出すことになります。
タクシードライバーは、何となく漫然とタクシーを運転していても、思うように収入を伸ばすことはできません。いかに多くのお客さんを乗せるか、工夫と努力を重ね、お客さんに快適に過ごしてもらうにも工夫と努力を重ねなければいけません。
その覚悟を固めましょう。

第1歩