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トラックドライバーの仕事に役立つアレコレ

運転が仕事

トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類がありますが、基本的には、主な仕事はトラックの運転です。もちろん、運転以外にもさまざまな業務がありますが、とりあえず、いろいろなトラックドライバーに共通していて、しかも勤務時間の大半を費やすのが「トラックの運転」です。
「なんだ、トラックを運転してりゃ、いいのか。簡単じゃん」という意見を持つ人もいるでしょうし、「ずっとトラックを運転してなきゃいけないなんて大変だなあ」と思う人もいるでしょう。簡単に言うと、なかなか想像しにくい仕事なのかもしれません。
実際は、トラックの運転自体は高度な専門技術を要するものですが、かといって習得するのに特別な才能や類まれなる美貌、人もうらやむ巨万の富が必要なわけではありません。ただ、運転技術を習得しても、道路を走る以上、常に交通事故のリスクもあります。安全運転への意識は何よりも優先して持たなければいけないものです。
やはり、独特な仕事かもしれません。

1. 地図

トラックドライバーの主な仕事は荷を届け先に届けることです。道に迷うのは最悪です。ルート配送ドライバーのように、毎日のルートが決まっているドライバーは迷うこともないでしょうが、渋滞を回避しようとして抜け道を探すのに、やはり地図があると便利です。
紙の地図ではなくても、スマホがあれば地図アプリを使うことができます。また、会社によってはトラックにカーナビを搭載しているところもあります。
いずれにしても地図はトラックドライバーが仕事を進める上で、大いに役立ちます。しかし、地図を読むのが苦手という人もいます。そんな人は、オフの日も地図を持って街歩きなどをして、地図と実際の景色を見比べ、例えば郵便局や銀行などのランドマークも確認し、「地図の読み方」を身につけましょう。

地図

2. 筋肉

トラックドライバーの仕事は体力仕事でもあります。とは言え、トラックを運転するのに岩をも動かす筋肉が必要なわけではありません。引っ越し作業員兼引っ越しドライバーのような、力仕事のあるトラックドライバーの仕事もありますが、ないものもあります。運ぶのが軽い荷物ばかりだったり、荷の積み下ろしはフォークリフトなどを使う仕事もあります。
とは言え、トラックを運転するだけでも、実は結構疲れがたまります。こうした疲れを早めに回復させることは、トラックドライバーにとって重要です。そのため、日ごろから体を鍛えるトラックドライバーもいます。
こうしてトラックドライバーは、自然とマッチョになっていくのです。
何にせよ、どんな仕事も体が丈夫なほうが長く続けられます。

鍛える

3. クッション

運転席でハンドルを握ったままの姿勢でいることが多いトラックドライバーは、腰痛や肩こりが職業病のようになっています。そのため、腰痛・肩こりの防止・抑制のためにいろいろな対策をします。
その1つであり、簡単に試しやすいのが、体に合ったクッションを運転席に持ち込むことです。運転席を自分なりにカスタマイズしても許される環境であれば、シートを高級な、腰痛になりにくいものと交換するという手段もあります。
グッズだけではなく、休憩時にストレッチをするなど、腰痛や肩こりの原因となる血行不良を改善することも考えましょう。

腰痛は厄介

4. 家電

特に長距離トラックのドライバーは、トラックの運転席で過ごす時間が長いです。そのため、トラック車内をなるべく居心地良い空間にしようと試みるドライバーが多いです。
長距離トラックのドライバーには車中泊も珍しくないので、テレビやDVDプレーヤー、電気ポットなどを持ち込んだりします。

ポータブルDVDプレーヤー

5. インバーター

家電を使うときに必要になるのがインバーターです。
インバーターは、トラックの電源から取れる電圧(DC24V)を、家電も使える電圧(AC100V)に変えてくれるものです。通常はシガーライターのソケットに差し込むタイプになっています。このインバーターがあれば、スマホやノートパソコンなどの充電もできます。

スマホの充電も

6. 集中力

トラックドライバーをはじめとしたあらゆるドライバーに必要なのは、安全運転です。しかし、トラックドライバーやその他の職業ドライバーは、運転時間が長くなるので、ついうっかりとか、気のゆるみが出てしまうこともあります。この気のゆるみが危険です。交通事故につながってしまうからです。
安全運転への集中力を持続させることが、トラックドライバーの仕事をやり抜くために、何よりも求められるのです。集中力があれば、トラックドライバーとして仕事をやり抜くときに大いに役立つでしょう。

気持ちを集中

7. サングラス

トラックドライバーへのプレゼントで意外と喜ばれるのがサングラスです。
トラックに限らず、車を運転していて、運転の妨げになる、まばゆい太陽光線を和らげてくれる、とてもありがたいアイテムです。
サングラスは実用品でもありますが、ファッションアイテムでもありますから、何個あっても邪魔にはなりません。気分によって選べると、気持ちもアガるのではないでしょうか。

サングラス

8. 腕時計

トラックドライバーは時間厳守の仕事である場合が多いものです。
その一方、道路上には渋滞など、予想外のハプニングも起こることがあり、その都度、ドライバーは行程を調整し、なるべく予定した時間ピッタリに届け先などに到着しようとします。トラックドライバーは、運転しながらも時間が気になってしまうのです。
そんなときに便利なのが腕時計です。視線を少しずらすだけで、時刻を確認できます。
この腕時計も、トラックドライバーへのプレゼントで喜ばれるそうです。また、腕時計も実用品でありながらファッションアイテムでもありますから、何個あっても良いものです。

腕時計

9. 耐久力

トラックドライバーに必要なのは、安全運転に意識を集中することです。
その一方で、道路を走行していると、他の自動車の動きや、近くを走るバイク、自転車などの存在がストレスにもなります。渋滞にハマればイライラもします。
そんなトラックドライバーに求められるのが、集中力を維持する耐久力です。
気持ちの集中を維持する精神的な耐久力だけではなく、長時間勤務を耐え抜く身体的な耐久力も大切です。
また、コロナ禍においては、県境を越えてさまざまなものを運び、人々の生活や経済を支えたトラックドライバーが、心ない人たちから心ない言葉を浴びせられたりもしました。そんな心ない仕打ちもどこ吹く風、くらいの耐性があると、トラックドライバーのストレスもひどくはならないかもしれません。しかし、まずは誰かを誹謗中書するような心ない行為を止めるべきではあります。

耐久力が求められる

10. お守り

トラックドライバーに喜ばれるプレゼントの1つが、お守りだそうです。
トラックが事故に巻き込まれそうになったとき、お守りから不思議な光が発せられてトラックドライバーも、近くにいた人たちも全員無事だった、というような奇跡が起こるわけではありません。もしかすると、気持ちの問題なのかもしれません。例えば「今日も1日無事に終わったのは、このお守りのおかげに違いない。感謝します」といった気持ちです。
または、仕事の前にお守りを握りしめ「今日も安全運転をやり遂げるぞ! このお守りにかけて俺は誓う」といった感じかもしれません。
そのお守りが家族からのプレゼントだった場合は、そこに込められた安全運転への家族の思いを実感することになるでしょう。

お守り

交通事故のリスクから遠ざかるには

交通事故は避けたい

交通事故を避けるには「体調不良なときは運転しない」「自分を過信しない」「冷静さを忘れない」「周囲の確認」「車両点検」「車内の整理整頓」などの対策が効果的です。
特にトラックドライバー、タクシードライバーのような職業ドライバーは、一般のドライバーよりハンドルを握る時間が長い分、交通事故のリスクにさらされっ放しなわけですから、念には念を入れて「交通事故を起こさない」という決意が求められます。
さあ、ここで改めて「交通事故を起こさない」と決意しましょう。


1. 車間距離を十分取ろう

車間距離を十分取ることは安全運転の基本とも言えます。
道路上で想定外のトラブルが何も起こらず、すべてのドライバーがスムーズな運転をすれば、もしかしたら車間距離を詰め詰めにしても事故は起こらないかもしれません。
しかし、前を走る車が急に減速しても気付かずにいれば、追突してしまうこともあり得ます。
もちろん「オレ様は運転がうまいし、急な減速なんてマナー違反もしない。要するに運転が下手なヤツは車に乗るな」なんて暴言はいけません。いくら運転がうまくても、目の前の道路が急に陥没したり、目の前に高齢者が乗る自転車が飛び出してきたら、思わずブレーキを踏むはずです。
ちなみに、よそ見をしていて前の車の減速に気付かない「うっかりさん」もいますが、運転中の「よそ見」は厳禁です。
いずれにしても、あらかじめ車間距離を十分空けていれば事故は回避できます。

車間距離を十分取ろう

2. 両手でハンドルを持とう

ハンドルは両手で持ち、10時10分、もしくは9時15分の位置になるようにと、ほとんどの人が自動車教習所で習っているはずです。
それもあって、片手で運転していると、教わったルールを守らないはみ出し者っぽくてカッコいいと思ってしまうかもしれません。
それとも「片手だけでも自在に車を操れる」ことを見せつけることができて、これまた内心「オレってカッコいい」と酔えるかもしれません。
しかし、ドライバーとして優先すべきはカッコよさより安全です。
それに、ハンドルを握っていないほうの手で、スマホを操作したり、サンドウィッチでも持って食べながら運転しているのだとしたら、とても危険です。
いざというときに片手では、本来発揮できる力を十分に発揮できず、ハンドル操作を誤ってしまうかもしれないのです。
何だかんだ言って、基本はとても大切です。

両手で持つ

3. 気持ちにゆとりを持とう

つい車間距離を詰めたくなってしまうのは、先を急ぐという気持ちがあるからかもしれません。しかし、いくら車間距離を詰めたからといって、目的地に着く時間がそれほど大きく変わるわけではありません。
信号が赤に変わったのに「まだ大丈夫」と、無理矢理渡ってしまう車は珍しくありません。これまた、目的地に着く時間がそれほど大きく変わるわけではありません。多少は早く着けるでしょうけど、「多少」です。
焦って運転していても、何も良いことはありません。事故の危険が増すだけです。
気持ちに余裕がないと、焦ったり、イライラしてしまいます。焦ったり、イライラすると、冷静な判断ができなくなり、ハンドル操作などを誤る危険が高くなります

気持ちにゆとりを

4. いつも冷静でいよう

交通事故を避けるには「冷静さを忘れない」ことが重要です。とても重要なので繰り返します。
車間距離を詰めたり、気持ちにゆとりがなかったりするのは、この冷静さを欠くからです。それに、冷静な人はあおり運転や危険運転なんかもしないでしょう。

冷静に

5. しっかり休憩しよう

人は疲れると、冷静さを失うこともあります。とっさの判断もできなくなります。見誤ったり、錯覚することもあります。
そんな状態で車を運転するのはとても危険です。
睡魔も危険です。睡魔に逆らうことは不可能に近いです。
運転を続けていると疲れます。また、何かの事情で、最初から疲れた状態で車を運転することもあるかもしれません。
疲労を回復するため、また睡魔に襲われたりしないため、十分に休憩しましょう。
職業ドライバーとして、疲労回復ができない勤務体制だと感じたら、会社に相談して改善してもらいましょう。

休憩

6. 自分を客観視しよう

人はときに「我を忘れてしまう」ことがあります。
「車の運転が好き」という人は車を運転していると、好きなことをやっているので楽しくて「我を忘れてしまう」かもしれません。
「我を忘れてしまう」と、冷静な判断がきなくなり、他人の運転に大きく動揺して危険運転をしてしまうかもしれません。
「自分の精神状態は今大丈夫か」「自分の体調は大丈夫か」「車両の状態は大丈夫か。ハンドルやブレーキの反応に異常はないか。エンジン音に異常はないか」など、自分や自分の周囲を客観的に見れる人は、交通事故を避けることができる「賢い人」かもしれません。

「自分は大丈夫か」

7. 謙虚でいよう

傲慢な人に車の運転は向きません。傲慢な人は自分の運転技術を過信して無茶な運転をしたり、他人の運転が少しでも自分の気に入らないと「罰してやる」などと考えてあおり運転をしたり、自分の危険運転に気付かないからです。
誰もナニ様でもありません。
「自分はまだまだ」と謙虚に考え、常に初心者のように安全運転の基本を守れる人は、ちょっとやそっとで事故は起こしません。

謙虚に

8. 危機意識を持とう

車の運転には交通事故のリスクが常につきまといます。どこをいつ走っていても、リスクはすぐそこにあるのです。誰も逃れることはできません。
どれだけ運転がうまかろうが、たとえ白亜紀から車を運転しているくらい運転歴が長かろうが、毎日神仏にお参りしていようが、やせていようが太っていようが、年収がたくさんあろうが、親が政治家だろうが、誰にでも等しくつきまとうのが交通事故のリスクです。
と、そんな風に考え、注意を怠らずにハンドルを握りましょう。
特にトラックドライバーやタクシードライバーのような職業ドライバーは、毎日のように車を運転しているので「慣れ」が生じ、「これまで一度も事故を起こさなかったから、今日も大丈夫」と考えて油断するかもしれません。それが危ないのです。

「危険だ!」

9. 強い責任感を持とう

交通事故をなくそうという取り組みは昔から続けられています。交通事故に遭うとお金や時間を取られ、最悪人命にも関わります。交通事故によって人生が激変してしまった人も多いです。
だからこそ、多くの人々が「交通事故をなくしたい」と思うのです。
ハンドルを握るすべての人が「人生を狂わせ、最悪人命にも関わる」危険をはらんだ行為が車の運転だと自覚し、「車は危険」という意識を持てるだけ責任感が強い人なら、交通事故のリスクも減るかもしれません。

重い責任を背負う

10. 想像力を養おう

交通ルール交通マナーを守らず、無謀な運転したら事故を起こすという想像力がある人なら、交通ルール交通マナーを守り、事故を起こすような無謀な運転もしないでしょう。
大事なのは想像力です。
他の車の運転を見て「あのドライバーは交通ルールを守っていない」とカチンときても、「どうしてあんな運転になるのだろう」と想像してみれば、それほどイライラしないかもしれません。
想像してみて「想像しても分からん!」なんて怒りを爆発させ、あおり運転すれば、相手に訴えられるか、または事故を起こすことになります。
これも想像力があれば分かることです。

想像する

最後に

何に寄らず、原因を学んで対処を準備することは、そうなる事態の回避につながります。どんな交通事故にも原因があります。過去の事故の事例を他人事とせず、我が身に置き換え、分析し、危険予防に役立てましょう

分析

トラックドライバーの安全運転とは

マニュアル

トラックは車体が大きいだけに事故を起こすと被害が大きくなりがちで、しかも人々の生活や企業の経済活動を回すために日夜走り続けているので、トラックはしょっちゅう、たくさん走っていることになり、それだけに交通事故の可能性も高くなりがちです。
そんなわけで国土交通省は事業者にきちんとトラックドライバーに対して安全教育をしてもらおうと「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル」を策定したのでございます。



1. 心構え

まずはやはり気持ちです。気持ちが大事です。
とは言え、単に心の中で「安全、安全、安全」と唱えていれば良いということではなく、トラック輸送の社会的重要性を自覚し、事故の社会的影響を理解し、統計による分析結果を共有した上で、相手の立場になっての運転を心掛け、プロとして周囲の模範となるような、安全でマナーの良い運転をしなければならないそうです。良いこと言いますな。

「安全、安全、安全」

2. 基本

トラック輸送、車の運転には、守らなければいけない法令があります。そこから、トラックドライバーが必ず守るべきポイントをしっかり理解して把握しなければいけません。
法令は、守って当然と言いますか、守ることがドライバーの義務でもあります。この義務を果たさないで事故を起こすと、恐ろしいことになるという現実も理解し、しっかり義務を果たさなければいけないのです。

法令

3. トラックの構造

トラックドライバーとして交通事故を避けるには、トラックの構造上の特性も理解する必要があります。
すなわちトラックは背が高く、胴が長く、幅が広く、とにかくデカいです。デカいので死角が大きくて多く、スピードの影響も大きくなりがちです。それだけ普通自動車とは違います。それをしっかり理解して、法定速度を守り、車間距離を十分取り、曲がるときはしっかり減速するなど、安全を考慮した運転をしなければいけません。
トレーラーはさらに運転が厄介になります。何しろトレーラーに対してトラクターが折れ曲がったりします。
また、荷を積んだときと積んでいないときも、トラック全体の重量が大幅に違ってきますから、当然運転性能に違いが出ます。積んでいる荷の性質も運転に影響を与えます。例えば、液体を積んでいる場合には横転の危険性が増します。
荷を積んで走ることに関する正しい知識も必要なのです。

折れ曲がるトレーラー

4. 荷の積み方

トラックの大きな特徴と言えば、やはりたくさんの荷を積んで走るというところです。
この荷をすき間なくきちんと積み、またきちんと固定しないと、走行中に荷が片方に寄ってしまい、荷崩れを起こしたり、車体を横転させたりする危険があります。
また、荷を積むことにもルールが定められていて、長さ、幅、高さなどの制限を守って積まなければいけません。
しかし、いくら荷をきちんと積んでも運転が乱暴であれば荷崩れを起こさないとも限りません。つまり、起こします。
急なハンドル操作、急ブレーキを避け、また走行途中にも積み荷の状態を点検しましょう。高速道路では特にそうです。

荷を積む

5. 積み過ぎると危険

貨物自動車が積んで良い荷の重量は法律で決められています。この規定の積載重量を超えて貨物を積んで走ると、過積載(かせきさい)という法律違反行為になります。道路にダメージを与えたり、周辺に騒音、振動という迷惑、すなわち交通公害も及ぼします。
もちろん、事故を起こしやすくなります。
昔は会社が発注を断り切れなくてドライバーに過積載を強いた、なんてことも日常茶飯事だったようです。しかし、ドライバーも事業者も絶対にやってはいけません。

積み過ぎ

6. 危険物に要注意

トラックには危険物とされる荷を載せることもあります。
危険物の取り扱いには危険物取扱者という国家資格の取得が必要となります。トラックドライバーがこの資格を持つ必要はなく、資格を持っている人が同乗すれば良いのですが、それでは人件費が余計にかかるので、通常は資格を取得しているドライバーが危険物を運びます。
危険物と言っても液体やら固体やら気体やらいろいろあり、それぞれ性質なども違います。危険物を扱う場合、その性質などをきちんと理解しなければいけません。

危険物

7. 通る道の状況

交通事故は、トラックを走らせるいろいろな環境の影響でも起こり得ます。渋滞、道路工事などの道路状況天候、事故が起こりやすいカーブなどの危険ポイントなどといった各種情報を事前に入手し、安全なルートを算出することは、事故回避では大いに有効だと言えます。
また、特殊な積載物が道路法などの規定法令の制限を超えている場合、ドライバーは「道路運送車両保安基準」「道路法」「道路交通法」に基づいた運送許可を取得しなくてはならないそうです。

渋滞

8. 危険の予測

交通事故はちょっとした気のゆるみから起こってしまいます。
この危険を回避するため、危険を予測する力を身に付けておくことが肝心です。常に冷静に、周囲の状況を把握して判断し、トラックを運転しなければいけません。
道路には自動車以外にも歩行者、自転車、バイク、スクーターなどがいたりします。自転車やスクーターは安定性が低く、予想外の動きをする場合もあるのに、死角に入るとトラックドライバーが存在に気付きにくいものです。そうしたそれぞれの特性を把握し、危険を予測してトラックを運転しなければいけません。
夜間、雨などの悪天候でも交通事故のリスクは高まります。そうしたリスクを予測し、より慎重な運転をする必要があります。
気のゆるみ慣れからも起こります。点検や運転、荷の積み下ろしにおいても指差し呼称、安全呼称を習慣化して安全を守っていきましょう。
とは言え、どれだけ気をつけても起きてしまうのが交通事故です。事故発生時にはドライバーは「負傷者の救護」「道路上の危険の除去」「警察への報告」「事業者への報告」など、やるべきことがたくさんあるのも忘れてはなりません。
大雪や地震、嵐などの自然災害も、トラックドライバーが直面する可能性のある危険です。そうした緊急時の対処方法もあらかじめ知っておきましょう。

悪天候

9. 運転適性

トラックドライバーだけではなく、バス運転手、タクシードライバーには「運転適性診断」の受診が義務化されています。
この「運転適性診断」によって、ドライバーが自分のクセを理解し、安全運転の邪魔になるようなクセを克服できれば、交通事故回避に大いに役立つでしょう。

運転時のクセがあるかどうか

10. 心理的要因

交通事故には生理的、心理的な要因も関わってきます。要因には例えば過労睡眠不足焦りオレ様気分などがあります。オレ様気分とは「オレは運転がうまいから事故なんて起こさない」という思い上がり「オレは酒が強いから少しくらい飲んでも酔ったりしない」という思い違いです。危険です。
こうした自分への過信は慎み、過労睡眠不足をためないよう、規則正しい生活こまめな休憩などを心掛けることが肝心なわけです。
焦りイライラ疲労交通事故の大きな要因になります。気をつけましょう。

イライラが爆発した人

11. 健康管理

ドライバーの精神状態だけではなく、肉体的な健康も運転に影響します。健康状態が悪く、悪影響を及ぼすと、交通事故を起こしかねません。
脳疾患心臓疾患糖尿病などを要因とする交通事故は結構多いそうです。
トラックドライバーは栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動などで日々の健康管理を徹底し、心身ともに健康を維持しましょう。きっと交通事故が遠のきます。

栄養バランスの取れた食事

12. 安全機能は適切に使うべし

自動車メーカーなどがさまざまな運転支援装置を開発しています。CMなんかを見ていると、これなら交通事故なんて怖くないなんて思えてしまいます。
しかし、実際はそうした装置の性能の理解不足過大評価で事故が発生することもあるとかないとか。
もし、そうした装置を搭載したトラックを運転するにしても、装置の性能、使い方をしっかり理解した上でなければ、とんでもないことにならないとも限らないわけです。

補助ブレーキ

最後に

以上は、トラックドライバーだけで取り組んでも最大の効果を発揮できないかもしれません。事業者とともにしっかり取り組み、交通事故を必ず回避していきましょう。

ともに取り組もう

トラックドライバーが交通事故を避けるには

交通事故は避けよう

あらゆるドライバーが絶対に避けなければいけないのが交通事故です。厳禁です。
トラックドライバーも、もちろん例外にはなりません。


1. 体調をしっかり管理

ドライバーが体調不良だと、それが原因で交通事故を起こすこともあります。
病気で気持ちを安全運転に集中できないと大変ですし、病気とまでいかなくても睡眠不足過労などが原因でハンドル操作を誤る危険もあります。
トラックドライバーも日ごろから規則正しい生活を心掛け、十分な睡眠を取って体調を万全な状態にしておきましょう。

しっかり体調管理しよう

2. 自信過剰にならない

交通事故を避けるには「慣れ」禁物です。
運転を始めてから今まで交通事故を起こしたことがないとしても、それで運転に「慣れ」てしまったり、「オレ様は運転がうまいんだ」と自信過剰になると、油断が生まれてそのために事故を起こす危険があります。
今まで交通事故を起こしたことがなかったのは、運転がうまいからではなく、単に「幸運だったから」と考え、毎日、新鮮な気持ちで安全運転を心掛けましょう。

「幸運だ」

3. 常に冷静に

ハンドルを握る際、「オレ様は運転がうまい」という自信過剰に陥らないことが大切ですが、同時に、とっさのときに感情的になったりしないことも必要です。
道路ではさまざまなドライバーがそれぞれの事情で車を走らせています。大切なのは譲り合いです。間違っても自分なりのルールを勝手につくったりせず、また、他のドライバーが交通ルール交通マナーを守っていないように見えても、そこでイラっとしたり、怒ったりしてはいけません。冷静に「関わらないようにしよう」と考え、もし、その車の運転が危険に見えたら、そっと離れましょう。
ハンドルを握っているときは喜んだり、悲しんだり、怒ったりはなるべくせず、常に平常心でしっかり安全運転に集中しなければいけません。

クールに

4. 確認を怠らず

トラックは普通自動車より車体が大きいので死角が多く、周囲の確認も念入りに行わなければいけません。歩行者や自転車などを見落とすと大変です。
もし備えていたらバックモニターも確認し、無くてもサイドミラーやアンダーミラーなどで確認しつつ、直視の確認も忘れてはいけません。
トラックが大きければ大きいほど内輪差も大きくなりますから、左折時には自転車やバイク、歩行者に接触しないよう、しっかり確認しなければいけません。

しっかり確認

5. 車両もしっかり点検

ドライバーの状態が万全で、冷静にハンドルを握っていても、車両が不調では交通事故を起こす危険があります。例えばブレーキが不調だと、いざというときに止まれず、対向車や塀などにぶつかるかもしれないわけです。
車両点検も気を抜かず、気持ち的にも「慣れ」てしまわず、毎回、きちんと行わなければいけません。

車両点検は大事

6. 整理整頓を忘れずに

トラックドライバーは、自分が乗るトラックをきれいにしていなければいけません。トラックドライバーが運転するトラックは、勤務する会社、もしくは積んでいる荷の看板代わりでもあるからです。
同時に、外からは見えない車内もきれいにしておく必要があります。
車内に空き缶や空きボトルなどのゴミが散乱していると、例えばハンドル操作やブレーキ操作などの邪魔になり、そのために交通事故を起こす危険があるからです。

整理整頓

7. 安全機能も備えたい

車は科学文明の進化とともに進化しています。
トラックに対してもバックモニター、自動ブレーキなどの安全機能が開発されています。会社には安全機能を搭載したトラックの導入を期待します。
トラックドライバーを志す人も、できれば安全機能を備えたトラックを導入している会社を選びましょう。

補助ブレーキ

8. 安全講習を受ける

とにかくトラックドライバーにとっての最重要課題「交通事故を避けること」です。
運転免許を取得する際、交通安全に関しても学びますが、トラックドライバーとして就職した後も、会社やトラック協会が開く安全講習には積極的に参加しましょう。
参加して、参加する度に安全運転をしっかり心に刻みましょう。
会社によっては従業員のヒヤリハット事例をまとめ、その対策を講じているところもあります。こうした事例を他人事とせず、我が身に置き換え、分析し、危険予防に役立てましょう。

ヒヤリ!

9. 交通安全普及に貢献

運送会社やトラック協会は、地域の交通安全キャンペーンに参加したり、地元の幼稚園や学校などで安全教室を開いたりしています。
こうした地域の交通安全普及活動には積極的に参加しましょう。
交通安全を普及することで、自分の中でもしっかりと安全運転を深く心に刻むのです。

教育と啓蒙は大事

10. いつも心に安全運転を

トラックドライバーがハンドルを握るときに安全運転に気持ちを集中するのは、当然と言えば当然です。
その上で、ハンドルを握っていない普段から、常に心の中では交通安全を意識しましょう。そしてその気持ちを周囲にも広めれば、周囲の人もハンドルを握るとき、安全運転を考えますし、歩行者として歩くときや自転車走行のときにも交通安全に注意が向くはずです。
トラックドライバー本人も常に交通安全を意識していれば、ハンドルを握るときも自然と安全運転できるようになるのではないでしょうか。

いつも安全運転を考える

最後に

もう一度、安全運転をしっかり意識しましょう。

安全運転を意識しよう!

トラック運転手の就職先として避けたい会社

避ける

少子高齢化が進み、多くの業界で人手不足が問題になっています。トラック運転手が働く運送業界も同様に人手不足です。
そのため、運送業界の就職のハードルはとても低くなっています。とは言え、採用してくれるならどんな会社でも良いではないのではないでしょうか。簡単に言うと、良くない会社もあるということです。
1日の大半を過ごす仕事先ですから、慎重に選びたいものです。


1. 仕事の内容が合わない

トラック運転手の仕事にもいろいろな種類があります。
コンビニなどに商品を配送するルート配送、宅配便、長距離輸送など、仕事が違うと、作業内容も勤務時間も違ってきます。
何を運ぶ仕事なのかによっても、運転するのは大型トラックなのか、中型トラックなのか、冷凍車なのか、タンクローリーなのか、車のサイズや車種が違ってきます。また、必要な免許資格もそれぞれです。
たとえ、待遇が良くても、勤務体系を含めた仕事の内容が自分に合わなければ、勤務してもかなりツラいかもしれません。

タンクローリー

2. 給与に満足できない

トラック運転手の仕事は歩合制になっていることが多く、一説によると「やればやっただけ稼げる仕事」だと言われています。
とにかく歩合制なので、新人だと稼ぎが少ない、なんてことはありません。同じ仕事量であれば、新人でもベテランでも基本的には同じ額です。
もちろん、経験を積むとそれだけ手当の金額が上がる会社もあります。そういう会社では、新人とベテランが同じ仕事で全く同じ金額とはなりません。
また、金銭感覚は人によってまちまちです。トラック運転手になって一所懸命働き、それがベテランと同じ程度の仕事量で、給与も同程度だったとしても、人によっては「あれだけ仕事してこれだけか。少ない!」と感じることもあり得ます。
給与に納得できない会社は、最初から選ばないほうが良いのかもしれません。

お金は大事

3. 会社の風土が合わない

運送会社に限らず、会社には風土があります。分かりやすく言うと、職場の雰囲気みたいなものです。
職場の雰囲気をつくるのは職場の人、つまり従業員です。
トラック運転手はトラックの運転が仕事の大半で、事務所にいる時間は少ないです。それでも、職場の雰囲気に馴染むかどうかは大切です。
入社する前にはなかなか分からないことかもしれませんが、もし可能であれば、入ろうと思っている会社の従業員らと入社前に直接会って「この人たちと一緒に働く自分」想像してみると良いのではないでしょうか。
職場も同僚も関係ない、俺は俺の仕事をするだけだ、というクールニヒルアナーキーなお方には大した問題ではないかもしれませんが。

砂漠の風土

4. 経営方針と合わない

経営方針や経営理念は、会社が進むべきを道を示したものです。将来のビジョンを示す中で、経営者が拠りどころとするものです。
景気の動向だけではなく、疫病の流行や自然災害などがあるかもしれず、どの会社も先行きを完全に見通すことは難しいものです。ただ、アクシデントやトラブルがあったとき、会社がどちらに舵を切るかは、経営方針や経営理念に沿った方向だという推測はできます。
ですから、一応経営理念だとか経営方針は見ておきましょう。そこで、自分に合わないと思ったら、ちょっと入社を考え直す必要もあるかもしれません。

自然災害

5. 勤務体系に不満がある

仕事内容もしたかった仕事で、給与も良く、同僚らとも合いそうで、経営方針には可も不可もなかったとして、夕方には普通に退社したいのに、夜勤なんかもあって、昼の勤務の希望を出しても聞いてくれなさそうだったら、やはりツラいことになります。
もちろん、会社にはいろいろな社員をそれぞれ効率的に配置しなければいけない事情もあるのでしょうが、それでも勤務体系への希望を考慮してくれない会社は、あまり社員のことを考えてくれない会社なのかもしれません。

深夜便

6. 経営状況が悪い

経営状況は、素人が財務状況を見てもピンと来ないかもしれませんが、その企業のホームページでIR情報を見ると、分かる人には分かるようです。
就職したは良いが、入社したとたんに会社が倒産したら大変です。そんな目に遭わないために、あらかじめ経営状況を確認しておくのも良いかもしれません。
もし経営状況が悪かったら、そんな会社への入社は避けたほうが無難です。
もちろん、「俺が立て直してやる」という気概を持ってわざわざ経営状況が悪い会社に入ろうという人は別です。

ホームページを確認

7. 乗りたい車種がない

トラック運転手になりたい人の中には、トラックのことが大好きだという人もいるかもしれません。
そんな人は「トラック運転手になったら乗りたい車種」も決まっているかもしれません。そしてそういう人は、自分が乗りたい車種がある会社を探して就職するでしょう。
ただ、トラック運転手はそのときそのときで、自分のやりたいこと、年齢的にできること、欲しい収入などに応じて会社を変えてキャリアアップしていくことのできる仕事です。「乗りたい車種」はまた後の楽しみにとっておいて、最初は「トラック運転手の仕事を覚えるため」会社を選ぶのもアリなのかもしれません。
もちろん、車種にこだわりのない人は、仕事の内容や待遇、経営状況などからだけで選んでも問題ありません。

乗りたい車種は?

8. 男性従業員ばかり

トラック運転手の世界は、昔は男性従業員ばかりでした。それが近年、人手不足対策の1つとして女性の積極的採用を進める会社が増えてきたようです。
男性でも、男性ばかりの会社ではなく、女性も働く会社を選んだほうが良いと言えます。それは何も「やはり職場には女性がいなければ華がないよな」といった理由からではありません。
もともと「男の世界」だったトラック運転手の職場に、女性を積極的に入れていこうということになれば、職場を男性でも女性でも、誰でも働きやすいところに変えていく必要があります。それは設備だけのことではなく、経営者やベテラン従業員の意識も変えていくということです。
男性従業員だけではなく女性従業員がイキイキと活躍しているということは、それだけ「誰にとっても働きやすい職場」だということになります。
逆に言うと、男性ばかりの職場は、「誰にとっても働きやすい職場づくり」をあまり考えていない可能性があることになるのです。

男性にも女性にも、誰にとっても働きやすい職場

仕事と家庭を両立させたいトラックドライバーへ

むかしむかし、外に出て会社で働くのは男性で、家で洗濯や料理などをするのは女性と、役割が決められていました。その後、男女平等、つまり男性も女性も全く同じということではなく、男性も女性も同等の権利を持っているということになり、「女性の社会進出」が始まりました。女性もどんどん外に出て会社で働くようになったわけです。
しかし、同じ働きをしても男性のほうが女性よりも給料が良かったり、なかなか「同等の権利を持っている社会」が実現しません。
いろいろと法律もでき、政府は企業に「女性の活躍推進」を推奨しました。企業は「女性の活躍推進」のためにいろいろな取り組みを始めました。
「育児しながら働きやすい職場環境の整備」もその1つです。
え? 育児って、女性だけでするものですか?

むかし

1. 仕事選びが肝心

トラックドライバーに限らず、企業でフルタイム勤務をしていると、仕事ばかりに時間を取られ、なかなか家庭のことまで手は回りません
しかし、トラックドライバーの仕事にはいろいろな種類があります。中には短時間勤務が可能な仕事もあります。実際、そうした仕事があることで女性に求人のアピールをしている会社もあります。もちろん男性が応募しても良いはずです。

仕事はいろいろ

2. 会社選びも肝心

トラックドライバーの仕事にはいろいろな種類があり、家庭のことに手を回せる勤務時間でできる仕事もあります。
ただ、すべての会社でそうした仕事を請け負っているわけではありません。会社によって短時間勤務を選べるところと、そうでないところがあります。ですから、会社選びが肝心です。
また、「育児のためにこういう勤務を希望する」など、面接時にハッキリと主張することも大切です。きちんと対応してくれる会社もあるかもしれません。
もちろん、勤務時間が短ければ、それほどたくさんの給料はもらえません。
また、パートナー、つまり夫にとっては妻、妻にとっては夫の理解と協力があれば、短時間勤務ではなく、フルタイム勤務でも仕事と家庭の両立は可能です。労働時間に融通が利けば良いのです。
ドライバー専門の求人サイトを利用して「労働時間は融通が利き、給料もそれなりにもらえる」良い会社に巡り合いましょう。

会社もいろいろ

3. スマホを活用

実際に勤務が始まれば、勤務中は仕事に専念しましょう。
ただ、休憩中はスマホで子どもの顔写真を眺めてニンマリできます。
逆に休日はスマホでトラックの写真を見れば、仕事への気持ちが奮い起こされるのではないでしょうか。

スマホ

4. 育休を活用

仕事と育児の両立を考えるなら、男性も育児休暇をきちんと活用してみましょう。使わないともったいないです。

育児しよう

5. 会社の意識を変える

政府が企業に「女性の活躍推進」を推奨している昨今、「育児しながら勤務する女性」を積極的に採用して会社の成長に結びつけているところも多くなってきました。が、まだまだ前時代的な価値観に染まった経営者、上司であふれた会社もあります。「男性の育休取得」に眉をひそめる人も多いです。
そういう会社の意識を少しずつでも変えていきましょう。真っ向から否定してもムキになるだけですから、相手の価値観を尊重しつつ、少しずつ変えていくしかないのです。

ときには議論も

6. 他人の目は気にしない

前時代的な価値観に染まった経営者、上司であふれた会社もあります。「男性の育休取得」に眉をひそめる人も多いです。
そんな会社で「仕事と育児を両立したい」と発言していると、陰口を叩く人も出てくるかもしれません。
他人の目は気にしないに限ります。

他人の目

7. 社会の意識を変える

前時代的な価値観に染まった経営者、上司であふれた会社もあります。「男性の育休取得」に眉をひそめる人も多いです。
社会全体にまだ前時代的な価値観がはびこっていると言えます。
こういう社会の意識を少しずつでも変えていきましょう。と言っても、SNSで攻撃的な発進を繰り返すなんてのは「後ろ向き」でイケマセン。
社会を変えるには、まずは選挙に行きましょう

選挙に行こう

8. 妻の理解と協力も欠かせない

仕事と家事の両立するのは、やはりパートナーの理解と協力が欠かせません。夫にとっては妻、妻にとっては夫です。
いくら夫が頑張って育児するからと言って、妻をないがしろにしてはいけません。お互いに生かせるところは大いに生かし、足りないところは補い合ったほうが、現実的で合理的です。

理解と協力

9. 手を抜くところは抜く

とは言え、いくらパートナーの理解と協力があっても足りないのが時間です。
家事も仕事も、少しでも効率を考えてやらなければ、時間がいくらあっても足りません。
この際、手を抜けるところは抜きましょう。完璧を考えると精神的に参ってしまう可能性もあります。
もちろん、手を抜けないところもあります。しかし、手を抜けるところはあるはずです。

「時間が足りない!」

10. 仕事は効率的に

家事も仕事も、少しでも効率を考えてやらなければ、時間がいくらあっても足りません。
食事の用意は翌朝の分までまとめてやってしまい、朝はレンジを使って簡単に済むようにしておくとか、いろいろ工夫してみましょう。
仕事の効率化もどんどん考えましょう。
物流業界はまだまだアナログで、デジタル化が進んでいないことも多いようです。これを機に、社長にデジタル化の推進を提案してみてどうでしょう。
効率化とは「無駄を省くこと」です。
もしかして会社全体の業績アップにつながるかもしれません。

電子レンジも便利に使おう

最後に

「窮すれば通ず」ということもあります。

「通じたね」

高収入のトラックドライバーが得るのは高収入だけじゃない

高収入

人は高収入に憧れます。
高収入ということは、税金もたっぷり取られますが、それでも一応、たくさんのお金を手に入れることができます。お金がたくさんあれば、たくさん欲しいものを買えるからです。つまり、あまり我慢しなくていいわけです。
ただ、お金がたくさんあり過ぎると、お金を使うのではなく、お金に使われることになるので気をつけて。


1. 欲しいものを買える

高収入のトラックドライバーになるなら、トラックドライバーの中でも給与が高いと言われる長距離の仕事を選ぶか、けん引免許危険物取扱者の資格を取得して大型でトレーラータイプのタンクローリーを運転して危険物を運ぶ仕事を選びましょう。
仕事はハードですが、収入は上がります。
収入が上がってお金がたくさん手に入ると、欲しいものを欲しいときに我慢せず買うことができます。年収600万円ではないので、大好きな彼女との結婚にも踏み切れるし、夢の一軒家にも住むことができるし、食べたいものを食べたいだけ食べることができるし、多くのをかなえられる、かもしれません。

マイホーム

2. ドヤ顔できる

日本では貧困化が進み、物価は上がっているのにもう10年以上も平均給与が上がっていないそうですから、そんな中で高収入を得ることができれば、多くの人からねたまれ、うらやましがられます。
しかし、何を言われようが、どう思われようが平気です。高収入なのですから。
周囲には「昨日も高級レストランで豪華ディナーをいただいてきた」と、ドヤ顔してやりましょう。

ディナー

3. 自信を持てる

高収入になっても、ただ漫然とトラックを運転して高収入になったわけではありません。
努力して勉強して資格を取り、ハードで危険な仕事に従事して得た報酬です。
他人がやりたがらない、しかし、世の中から必要とされている仕事をやることは、その達成感が大きな自信になります。

自信満々

4. モテる

ハードで危険な仕事に打ち込んで得た自信は、表情や身体全体からにじみ出るでしょう。ふるまいもいつの間にか自信に満ち、大胆なものになるかもしれません。
自信過剰も困りますが、高収入のトラックドライバーには自信を持つだけの根拠があるので、決して過剰にはならず、ほどよい自信を身に着けることになり、それは周囲には「頼りがい」として映るに違いありません。
モテます。

モテモテ

5. プラチナカードを持てる

高収入になると、社会的信用も爆上がりです。この場合の社会的信用とは「あの人にならたくさんお金を貸しても大丈夫」という信用です。
すなわち、クレジットカードの審査が通るわけです。しかも、プラチナカードだってではありません。

クレジットカード

6. 不健康になる

高収入のトラックドライバーになり、欲しいものを欲しいときに我慢せず買えるようになりました。欲しいものを欲しいときに、ということは、食べたいものを食べたいときに食べられるわけです。つまり、食べ放題メニューを用意していない店でも、いつでも食べ放題状態が可能!
というわけで、食べ過ぎて不健康になるなんてことも、あながちなくはないのではないでしょうか。

食べたいときに食べたいだけ

7. スポーツクラブに通える

食べ過ぎて不健康になった人も安心してください。高収入でありあまるお金があるので、スポーツクラブに通い、健康を取り戻せばいいのです。
不健康なままで、トラックの運転中に急に体調を悪くしたりしたら、交通事故にもつながりかねません。放っておいてはいけません。

鍛える

8. 老後の不安がなくなる

高収入になれば、結婚でき、マイホームを購入でき、健康も取り戻せるだけではなく、貯金もできるでしょう。
そうなると、高齢になって長距離の仕事が難しくなっても、その貯金と年金と、多少の仕事での報酬で、食べることに困ることはないでしょう。
もちろん、本来なら60歳を過ぎれば退職して悠々自適な老後を送りたいところですが、我が国は政治家が自分たちのことしか考えないので、国民にそういう老後を約束できません。
それでも、家族もいてマイホームもあって仕事もあり、生活に困らない老後を送れるなら、日本では恵まれたほうだと言っても良いのではないでしょうか。

悠々自適

9. 高額納税

老後のことはともかく、働き盛りで高収入となれば、間違いなく納税額も高くなります。仕方ありません。
せっかく高額納税するですから、その税金がどう使われるのかには注意しましょう。

税金