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もしも、ある日突然、それまでなりたいと思ったこともなかったトラックドライバーになってしまったら

朝目覚めると

ある朝目覚めたら、なぜか突然トラックドライバーになっていました。家族に説明しても誰も分かってくれません。「何言ってるの。学校を卒業してからずっとトラックドライバーじゃない」なんて言われてしまいます。
自分の持ち物を調べると、取得した覚えのない大型運転免許がカードケースに入っていました。
キツネにつままれたような気持ちで家を出ると、足が自然と動き、気がついたら運送会社にたどり着きます。
何だかずっとここに勤めていたような気がしてきました。

なんてことが実際に起こるはずはありません。…ありませんよね。

でも、もし…。


1. 戸惑う

ある日を境に、まるで他人の人生と入れ替わったようなことになるのですから、相当戸惑います。「そうか、トラックドライバーになった夢を見ているのか」なんて考え、トラックドライバーとしての現実を、なかなか受け入れることができません。
しかし、会社の上司や同僚など、周囲の人たちはトラックドライバーとして自然と受け入れてくれていますし、そのまま馴染んでいます。
「もしかしたら、本当はトラックドライバーのほうが本当の自分で、今までは、トラックドライバーじゃないという夢を見ていたのかも」なんて思い始めます。

戸惑う

2. 仕事を覚えよう

逃げ出すわけにもいかず、トラックドライバーとして働くことにします。
ハンドルを握ってみると、なぜかスイスイとトラックを運転できます。しかし、どういう順番でどんな作業をすれば良いのか、とにかく仕事を覚えるしかありません。
同僚に「こうするんだったっけ?」とか、少しずつ聞きながら仕事を進めていくと、どういうわけか体が自然と動きます。
やってみると、意外と簡単です。

「簡単じゃん」

3. 交通ルールを頭に叩き込む

こうしてトラックを運転して街に出ます。
大型トラックなので死角が多いし、右折や左折、バックのときの車体感覚も普通自動車とは違いますが、苦労しないでやってのけました。
運転はできるのですが、「トラックドライバーはやはり安全運転を最優先しないといけない」という気持ちが沸き起こりました。
安全運転のためには、とにかく交通ルール交通マナーをしっかり守らなければいけません。交通ルール交通マナーは、トラックドライバーだけではなく、普通自動車のドライバーも厳重に守らなければいけないものだと、改めて思いました。

しっかり覚える

4. 好奇心を持つ

というわけでトラックドライバーになってしまったわけですが、自分の意志でなったわけではないからと言って、イヤイヤ仕事をしていては、せっかくの人生がもったないです。
そこで、好奇心を持って仕事をやり遂げ、その中で仕事のやりがい醍醐味楽しみを見つけることしました。

好奇心を持って

5. やりがいを見つける

何ごとも好奇心を持って見回すと、新しい発見刺激的な出会いがあるものです。
トラックドライバーの仕事は、トラックを運転して荷を届けるという、言ってみれば単純作業ですが、安全運転に気を使わなければならず、気をゆるめることはできません。大変、ちゃー大変ですが、それだけに1日の仕事をやり遂げたときの「今日も1日無事だった」という充実感は半端ありません。
それだけではなく、荷の届け先で「ごくろうさま」とか「ありがとう」とか声をかけられることもあり、そうした積み重ねが仕事のやりがいにもなったりします。

「やったあ」の積み重ねがやりがいに

6. 上司や同僚を頼りにする

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。
仕事の大半はトラックの運転ですが、ハンドルを握るトラックドライバーの横には上司も同僚もいません。
しかし、職場自体は和気あいあいとした雰囲気で、上司も同僚も相談には気軽に応じてくれます。
ハンドルを握っているときは「1人きり」ですが、トラックドライバーとしては決して「1人きり」ではないと分かると、とても安心した気分で仕事できるんです。

頼れる上司

7. 後輩を育てる

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をしますが、後輩に仕事を教えるときは横に後輩を乗せたりもします。
後輩に仕事を教えるときは、いきなり上級者向けのことを教えても理解が追いつかないかもしれないので、まずは基本からです。
基本を説明していると、自分にとっても「基本のおさらい」になり、仕事に対する理解がさらに進むような気がしますし、今まで気がつかなったことを発見できたりもします。

教える

8. 家族を持つ

突然、トラックドライバーになって、最初は戸惑ったものの、仕事にも会社にも慣れ、仕事を楽しんでできるようにもなり、責任感も備わったような気がします。
この辺で自分自身の家族を持つのも良いかな、なんて思います。

家族

9. 家を買う

家族を持ったからには、マイホームを買ってしまおう!なんて考えます。
トラックドライバーは荷を運ぶことで人々の生活や企業の事業活動を支えます。社会になくてはならない仕事です。かなり安定した仕事だと言えるでしょう。
責任感も家族もあるし、運送ドライバーという安定した仕事もしているので、これはマイホームを持つにはなかなかなタイミングではないかと思えました。

マイホーム

10. 上を目指す

家族を持ち、家も持ったので、このままトラックドライバーとして仕事をし続ける覚悟のようなものができた気がします。
続けるからには上を目指そうと思います。キャリアアップです。
けん引免許や玉掛け作業車、危険物取扱者資格、運行管理者など、トラックドライバーにはいろいろなキャリアアップの道があります。

上を目指す

そんなある朝

目覚めると、なぜか女性弁護士になっていました。一体どういうことでしょうねえ?

弁護士