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もしも、仮に、万が一トラックの自動運転システムが実用化されなかったら

自動運転システム搭載自動車


巷では、自動運転システムの開発が進められています。いろいろ条件付きかもしれませんが、そろそろ実用化されるような勢いです。
人に代わってAIが車を運転してくれるので、こりゃです。
自動運転システムの搭載は、トラックドライバーが運転するトラックにも考えられています。搭載されたら、トラックドライバーも随分とできるわけです。
しかしもしも、その自動運転システムの実用化がうまくいかなかったら、どうなるんでしょうねえ。



1. トラックドライバーが足りなくなる

歯止めが利かないと言えば、片思いの相手を好きだという気持ちと、少子高齢化です。物価高だって歯止めが利いていないと言う人もいるかもしれませんが、政治家が真剣に、本気で取り組めば歯止めは利くはずです。
そんな歯止めの利かない少子化のため、多くの業界で人手不足が深刻になっています。まさしく人手不足の深刻化も歯止めが利いていないわけです。
物流・運送業界も同様で、トラックドライバー不足の深刻化も、ちっとも歯止めが利いていません。
そんなトラックドライバー不足歯止めをかける意味でも、トラックの自動運転システムの開発は始まりました。トラックに自動運転システムが搭載されれば、トラックドライバーの仕事は「世にも楽な仕事」となり、求職者が殺到するかもしれませんし、それよりも、自動運転システムがうまく活用されれば、トラックドライバーが少なくなっても全然平気なわけですから。
自動運転システムが実用化されなければ、トラックドライバー不足歯止めはかからず、深刻化は絶望的な状況を招くでしょう。
その状況を打開するには、在留資格を問わず、広く外国人に門戸を開くしかありません。しかし、日本は外国人にとっても魅力の低い国になっていますから、あまり効果は期待できません。

いつも不足がち

2. 人々が生活に困る

トラックドライバーは人々の生活に必要な荷を運びます。食料品、衣料品、嗜好品など、あらゆるものです。
自動運転システムが実用化されず、トラックドライバー不足が今以上に深刻化すれば、こうした荷の輸送にも支障が出てきます。
つまり、荷の到着が遅れるのはもちろん、不定期になり、スーパーにも商品が並んだり、並ばなかったりしますし、ネットショップでポチった商品が届くのも1年後なんてのは日常茶飯事で、それも「届いただけ幸運だった」なんてことになります。
スーパーに食品が並ばず、飲食店にも食材が届かないので、庶民はお金があっても食べることができないわけです。

「困った」

3. 企業が事業に困る

トラックドライバーは企業の事業展開に必要な荷を運びます。部品、機械、製品など、あらゆるものです。
自動運転システムが実用化されず、トラックドライバー不足が今以上に深刻化すれば、こうした荷の輸送にも支障が出てきます。事務所の備品さえ、補充できたり、できなかったり。

「困った」その2

4. 運送料が値上がりする

トラックドライバー不足が解消されなければ、企業は自社の従業員に荷を運ばせるでしょう。しかし、青春の輝きを犠牲にして一流大学に入り、一流企業に就職したような人たちは、自分たちを「勝ち組」と称し、中小企業や零細企業などを「負け組」だなんて見下し、トラックドライバーのような体力仕事に従事する人たちのことも見下しているので、「荷を運べ」なんて上司に言われても「意味が分からない」なんて言って会社を辞めてしまいます。
そうなると、やはり運送会社に荷の運送を依頼するしかありません。
しかし、運送会社の取り合いになりますから、当然、運送料は値上がりします。企業や庶民は、仕方なくバカ高い運送料を払うしかないのです。

Tシャツ1枚の送料

5. 物流が崩壊する

トラックドライバー不足が止まらず、その一方で物流の量が激増すれば、物流システムは崩壊します。事務所の備品さえ、補充できたり、できなかったり、です。
物流・運送会社でも、従業員であるトラックドライバーが極端に少ないのですから、仕事が回ろうはずがありません。

崩壊

6. 宅配が不可能になる

ネットショップでポチった商品が届くのも1年後なんてのは日常茶飯事で、それも「届いただけ幸運だった」なんてことになります。
荷をわざわざ1戸1戸に届けさせるなんて、極上の贅沢と言われるようになります。それも時間指定だの再配達なんてのはもってのほかとなります。
宅配は上級国民しか利用できない、庶民にとっては高嶺の花になるでしょう。
街で宅配トラックやスタッフを見掛けたら、それだけで「ラッキー」と言われるかもしれません。「幸運の宅配便」というわけです。

幸運の宅配便

7. 集配も不可能になる

宅配が不可能なので、集配も当然不可能になります。宅配を依頼したい上級国民でさえ、運送会社の営業所まで自ら荷を持って宅配の依頼に訪れなくてはなりません。

自ら荷を持ち込む

8. 外国人を雇用する

とにかく、人のトラックドライバーが不足し、人の代わりにトラックを運転すべき自動運転システムも開発に失敗したのですから、人々は大いなる不便を強いられることになります。今さら文句を言ってもどうしようもありません。
ただ、国民も機械もトラックを運転しないなら、外国人を雇用するという手がまだ残っています。
とにかく外国人にトラックを運転してもらいましょう。在留資格はこの際、問いません。そういう条件を付けている余裕は、すでにないのです。「トラックドライバーとして働くために日本に来たい」という外国人を、もろ手を挙げて歓迎しましょう。もちろん、費用はすべて日本が持ちます。給料、待遇も破格の条件を用意します。

外国人

9. 外国人から見放される

在留資格を問わず、日本語学習や日本での免許取得の費用、日本への渡航費などはすべて日本政府、または企業が持ち、なおかつできるだけの厚待遇で外国人を迎え、トラックドライバーになってもらいます。
しかし、蓋を開けてみると、外国人はほとんど集まりません。
結局、日本人にある外国人差別意識、経営者にある「人件費は一番に削るべき費用」といった意識が、外国人に見放される要因となったようです。

外国人その2

10. 信仰に目覚める

人は絶望に直面すると、信仰に目覚める人も出てきます。日本は庶民の生活も企業の事業活動も滞るので、不安に駆られて信仰に目覚める人が多く現れるかもしれません。
信仰を持つことは決して悪いことではありません。しかし、人の弱みに付け込む人も出てくるかもしれないので、注意は必要です。

信仰

最後に

今のところ、自動運転システムの開発はトラックドライバー不足問題の対策として、かなり有効な手段として考えられています。
しかし、プラン2も用意しておいたほうが良いのかもしれません。

「プラン2で行くか」