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トラックドライバーや運送会社のサステナブル

サステナブルな世界?

現代社会では企業はサステナブルであることを求められます。それで多くの企業がSDGsに取り組みます。取り組むことが、企業に対する社会的評価を上げることになるからでもあります。
サステナブルとは「持続可能な」ということであり、SDGs「持続可能な社会を実現するために目指す目標」のことだそうです。サステナブルとかSDGsとか言わないで、最初から日本語使えば良いのに、と思います。
なぜ、多くの人が日本語をないがしろにして外国語ばかり使いたがるのでしょう。日本語がカッコ良くないから?
それはともかく、なぜ、サステナブルが重要かと言うと、その取り組みをしないと、社会的評価を得られないからというだけではなく、社会が持続しないからです。
それはトラックドライバーや、トラックドライバーが働く会社でも同じです。



1. エコドライブ

車はトラックも含め、そもそも環境に負荷を与えるものです。エコドライブは、燃費を向上させるための運転のことで、燃費向上によって温室効果ガスの排出削減にもなるので、環境負荷の低減になるわけです。
地球の環境がどんどん悪化していけば、これはとてもサステナブルとは言えませんから、エコドライブは必要ということになります。
トラックドライバーは、なるべく環境負荷を減らすような運転を心掛けるべきですし、会社はドライバーにエコドライブを推奨しなければいけません。

ドライブ

2. 働き方改革

働き方改革もSDGsの目標の1つです。「働きがいも経済成長も」というのがそれです。誰もが働きがいを持って働き、経済的に豊かになりつつ、経済成長も進めていくということです。
トラックドライバーはこのところ人手不足が続き、少ない人数で多くの仕事をしなければいけないようにもなってきています。この働き方改革は、人手不足解消のためにも重要です。

人手

3. 共同配送

共同配送は、異なる荷主の荷を1台のトラックでまとめて運ぶことです。それまでは、たとえ同じ地域に向かうトラックでも、荷主が違えば違うトラックで運んでいたわけです。同じ地域に行くわけなので、一緒に運べば1台で済むような量でも複数のトラックで運ぶわけですから、これは無駄というわけです。
1台で運んだほうが燃料の節約にも、人件費の節約にもなります。なるほどサステナブルです。

1台で運ぶ

4. モーダルシフト

モーダルシフトは、トラックなどによる輸送を鉄道や船舶による輸送へと切り替えることです。二酸化炭素排出量は、船舶はトラックと比べて約80%、鉄道は約90%少なく、地球温暖化の一因とされる二酸化炭素の排出量の低減になります。また、貨物列車は大型トラック25台分くらいは一度に運ぶことができるので、人件費の節約にもなります。

船舶輸送

5. エコ資材の利用

荷の積み下ろしに使うパレットにリサイクル品を採用したり、荷の梱包資材にほぼ100%リサイクル可能なダンボールを採用することで、物流・運送業界は環境負荷の低減に貢献できます。タイヤもリサイクル品があります。

パレット

6. 再生可能エネルギーの利用

再生可能エネルギーは太陽光発電、風力発電、水力発電、太陽熱利用など、温室効果ガスを排出せず、国内で生産できるエネルギーのことです。
ほとんどのトラックはガソリン燃料で動きますから、今のところ再生可能エネルギーの利用はほぼできてないことになりますが、「今できていない」ということは、今後は「無限の可能性」を持っていることにもなります。
風力を燃料として走るトラックなんかを開発してほしいものですね。トラックドライバーは「大自然の使者」なんて言われるかもしれません。

風力利用

7. デジタル化

物流・運送業界は歴史が古く、今もなかなかアナログな仕事の進め方から脱却できていないところがあるとか、ないとか言われています。
例えば、伝票などもまだ紙を使っているところも多いようです。
デジタル化を進めれば、環境負荷にもなる紙の使用がなくなり、また作業の効率化を図ることができ、生産性向上にもつながるでしょう。

アナログ

8. 次世代トラックの導入

次世代トラックとは、自動運転システムを搭載したトラックや電気トラックのことです。
自動運転システムはトラックドライバーの負担の軽減に役立ちますし、電気トラックは環境負荷の低減になります。

次世代の車?

9. 健康経営

健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。要するに、会社が従業員の健康維持をきちんと考えるということです。そうすると、会社にとっても経営的に大きなメリットになるわけです。
トラックドライバーにとっては働きやすい職場の実現につながります。トラックドライバーの仕事を続けるには、何と言っても健康であることが重要なので、会社が健康経営に尽力することはまさしくサステナブルです。

健康管理は大事

10. 安全運転

交通事故はとにかくお金や時間を取られてしまうものです。この交通事故を避けて安全運転に突き進めば、これまたまさしくサステナブル以外の何ものでもありません。
トラックドライバーが交通事故を起こせば、トラックドライバーを辞めざるを得ないことになる可能性もありますし、被害の大きさによっては人生までも一変させてしまいます。

交通事故は避けよう

最後に

いろいろな企業のホームページでSDGsの取り組みを見ていると、サステナブルの実現のためと言うよりは、企業として社会的責任を果たしているということの体裁を取り繕っているだけにも見えてしまう、そんな素直ではない人もいるかもしれません。しかし、やらないよりはやったほうが良いのがSDGs!なのかもしれませんよ。ふふふ。

素直じゃない人