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セールスドライバーとして苦労をできるだけ避けるコツ10選

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セールスドライバーは、他のトラックドライバーのように「ただ荷物を届けるだけ」ではありません。タクシードライバー同様、接客業の要素もありますが、人を運ぶわけではありません。
主な仕事は配達、集荷、集金、営業です。イメージしやすいのは、通販の宅配です。通販の商品を個人や企業、店舗などに配達し、また荷物を集め、その料金の精算も行い、さらに、企業などから運送業務の契約を取り付けます。2トントラックや4トントラックを運転して荷物を運ぶこと以外にもいろいろな作業があり、トラックドライバーの中でも「やることの多さ」は断トツかもしれません。

収入は、正社員の場合は年収300万円~年収400万円ほどと言われています。勤務先、勤務形態でも異なりますが、正社員であれば「基本給+歩合給」となっていることも多いようです。つまり、荷物をたくさん運ぶだけ、または契約本数を増やすだけ、給料が上がります。

勤務先としては大手企業もあり、大手企業の場合、社会保険や手当、休日など、待遇も充実しています。セールスドライバーは「かなりキツイ仕事」と言われ、人手不足も続いているため、企業側も労働環境の改善に努めています。ドライバー専門の求人サイトでしっかり探せば、厚待遇の勤め先が見つかるかもしれません。

それでも「かなりキツイ仕事」には違いありません。その一方、高齢化の進む今の社会、買い物に出かけるのが難しい人たちに通販の商品を届けるセールスドライバーの仕事は、社会的に重要な、意義の高い仕事です。「この地域を元気にするんだ」「日本の物流を支えたい」という思いのある人には、ぜひ頑張っていただきたいものです。
「俺はなるべくキツイ、人が避けたがる仕事に自ら身を投じ、自分自身を鍛えていくんだ!」と拳を握って固く決意している人は別ですが、それ以外で「少しは社会貢献できる仕事に就きたい」と謙虚に思っている人は、セールスドライバーにありがちな苦労もある程度は覚悟しなければいけません。

そこで今回は、セールスドライバーとして苦労をできるだけ避けるコツ10選を紹介します。コツと言っても気休めにしかならないようなものですが、それでもくじけそうになったときの参考にしていただければ幸いです。

1. 体力をつける

セールスドライバーは1日に100件以上荷物を届けることもあります。エレベーターのないマンションの最上階に、飲料の入った段ボールを運ぶことも珍しくはありません。セールスドライバーとして、こうした仕事を、できれば元気よく明るくこなしたいものです。
そのためには、何よりも筋力、持久力、体力が必要です。それらがないと、相当キツイと思っても間違いではありません。
これからセールスドライバーになろうという人は、日ごろから体を鍛えておくといいでしょう。もちろん、今は体力に自信がなくても、セールスドライバーとして働くうちに筋力、持久力、体力、根性が培われていくこともあり得ます。

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とにかく鍛える!

2. 残業を覚悟する

職場にもよりますが、セールスドライバーは労働時間や残業時間が長く、そのためにキツイと考えられています。特に新人のころは、荷の仕分け方、トラックへの効率的な積み込み方、配達先や集荷先への道順などを覚えないと、仕分け、配達、集荷などにベテランドライバーの倍くらいの時間がかかってしまいがちです。
しかし、ベテランになっても、やはり残業のある時期もあります。「本当ならこの時間は家に帰り、途中のスーパーで買った、割引になった惣菜の鶏の唐揚げでも食べながら、テレビでニュースを見て混迷する世界情勢を嘆いたりできるんだけどな」なんて考えると辛いですが、あらかじめ残業も覚悟し、受け入れるとそれほど苦痛にはなりません。
それと、残業代はしっかりもらいましょう。

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残業もアリ

3. 接客術を学ぶ

宅配便の利用者にはさまざな人がいます。契約している企業や店舗であれば、もしかして中には高圧的な担当者もいるかもしれませんが、それでもほとんどの担当者はそれなりに社会人として真っ当な対応をしてくれます。
ですが、個人の利用客の中には偉そうな人はもちろん、ちょっとしたことでキレて、イチャモンをつけてくる人もたまにいます。それでも荷物を投げ飛ばしたり蹴飛ばしたりせず、冷静に行動しなければなりません。
不埒なお客様はほんの一部です。ほとんどのお客様は、セールスドライバーにていねいに接してくれます。夜遅くの配達に対してねぎらいの言葉をかけてくれたり、中には栄養ドリンクを渡してくれることもあったりします。
「お客様にはいろいろな人がいる」と肝に銘じ、「セールスドライバーは接客業」との気持ちで仕事しましょう。プライベートで飲食店や美容室を利用する際、そこの店員さんの接客術を見て勉強する、くらいの心意気を持ちましょう。

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クラブのママさんに学ぶ

4. ノルマをやりがいに

営業所によってはノルマがあるところもあります。セールスドライバーはいわば「営業職」でもあるので、これは最初から「あって当たり前」と思っておきましょう。
もちろん、一般的な営業職もそうですが、ノルマのないセールスドライバーもあります。
しかし、営業職として働く人にも、このノルマをやりがいと考え、熱心に取り組む人がいます。目標を達成すると、自己の能力の高さを自己認識できる上、給料もアップするのでうれしいものです。
それでも、どうしてもノルマがイヤだという人は、求人サイトであらかじめ「ノルマなし」の会社を探すといいでしょう。

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困難にぶち当たってこそ燃える!

5. 繁忙期を覚悟する

セールスドライバーには繁忙期があります。繁忙期はお中元やお歳暮の時期です。つまり6月~8月、11月~年末年始がかなり忙しくなります。
この時期は集荷も配達も多く、会社もバイトを雇って対応しますが、それでも残業時間が長く、多くなります。友人や恋人とLINEでやり取りする時間も無くなります。
しかし、この時期は給料もそれなりに多くなるはずなので、それを心の糧に頑張りましょう。

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何とか乗り切ろう

6. いろいろな作業をこなす

一般的なトラックドライバーは「荷物を届ける」だけが仕事です。加えて「荷の積み降ろし」だの「届け先での待ち」といったこともありますが、それ以上にいろいろいろやることがあるのがセールスドライバーです。
集荷、営業、集金、クレーム対応などをしなければなりません。通販で届ける荷物の中には代引き商品もあります。この場合、届けた先でセールスドライバーが精算も行います。
不在通知を見た人から、ドライバーに直接再配達依頼の電話が入ることもあります。
セールスドライバーはプロドライバーであり、接客業であり、営業職でもあります。どれか1つでも「苦手」「絶対やりたくない」と思うのであれば、職業として選択するのは避けたほうがいいでしょう。
しかし、それだけのことをこなすセールスドライバーの仕事を1人前にできるようになれば、職業人としての能力の高さを証明できることにもなります。その積み重ねで、社内で出世することもできますし、人間的な成長を自覚することもできます。

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複数の作業も手際よく

7. 腰痛に対処する

エレベーターのついてない高層マンションの最上階に重い荷物を運ぶことも珍しくないのがセールスドライバーです。下手をすると腰を痛めかねません。
腰を痛めないために、重いものを持つときには腰を落とし、体全体で持ち上げるようにするなど、コツを学びましょう。重いものも軽々と持ち上げられるようになる古武術を身につけるのもいいかもしれません。また、日ごろから腹筋、背筋を鍛えることも効果的。
重いものを運ぶだけではなく、運転姿勢を長く続けることも腰痛の原因になりますから、腰痛対策はセールスドライバーにとってとても大切です。

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腰痛に要注意

8. 再配達を工夫する

セールスドライバーの仕事を過酷なものにしている大きな要因の1つが、再配達です。
最初から時間指定されている配達は、まだちゃんと受け取ってもらえる可能性も高くなりますが、時間指定のない荷物も少なくありません。そして専業主婦でも昼間は出掛けていることが多い今の世の中、夫婦共稼ぎ家庭では、まず昼間から自宅に人がいるなんてことはありません。
それでもできるだけ勤務時間内に仕事を終わらせたいドライバーは、午前中から配達先を駆け回ります。そこで大量の不在通知を置きまくり、午後は新しい配達とともに再配達にも駆けずり回ります。
それで仕事が早く終わるわきゃないですよ。分かっちゃいるけど止められません。
例えば、再配達の時間指定を受ける前でも、近くに寄ったらまたその家まで行ってみるなど、配達できるものからどんどん届けていくように工夫していくことはできます。
そうやって、やるべきことを冷静に、1つ1つやっていきましょう。くれぐれも焦ったり、パニックになったりしないように。

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パニクらないで

9. 休憩を取れないけど

休憩時間は、8時間~9時間の勤務の中に1時間設定されているのが普通です。とはいえ、特に新人のころはなかなか作業効率が上がらず、取るべき休憩を取れないことも珍しくありません。
「俺は意地でも休憩してやる」という強い決心で、仕事を効率よくできるようになりましょう。

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意地を見せよう

10. 安全運転

セールスドライバーも、なんだかんだ言ってもプロドライバーです。安全運転、それが何よりも大切です。
これができなければ、うれしい給料アップも絵に描いた餅です。安全運転で荷物を無事に届けてこそ、給料をもらえて、しかもお客様から感謝もされ、日本の物流を支える、意義の高い仕事となるのです。
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今からでも間に合うタクシー運転手としての就職

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アベ政権は「景気拡大が戦後最長となった」と宣言し、アベノミクス成功を訴えていますが、どうも選挙を視野に入れての誇大妄想な発言にも思えて仕方ない今日このごろ。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。選挙って、国民、市民が政治に参加できる貴重な機会と言うと聞こえは良いですが、要するに議員さんたちの就職活動ですよね。

政治家ってのはよほど「おいしい仕事」に違いありません。でも、いくら「おいしい仕事」でも公人としての大変さもあるでしょう。
けど、「おいしい仕事」なのに公人でも何でもないので、ある意味、気軽な仕事と言えるのが、タクシー運転手です。タクシー運転手はたくさんのお客様を獲得できるようになれば、毎月の休日が18日くらいあって月収50万円~月収70万円の給与を得ることも不可能ではないのですから。

そんなタクシー運転手は現在、人気職業にもなってきているそうです。人気職業というとIT関係の実業家だのミュージシャンだのスポーツ選手だのお笑い芸人だのテレビタレントだのYouTuberですが、そうした職業には特別な才能や並外れた努力、常識を超えた財力が必要です。そうした職業と“比べれば”比較的“誰もがなれる”職業と言われているのがタクシー運転手です。

「おいしい仕事」であるタクシー運転手として働くのに、今からでも間に合う理由10選を紹介します。今からでも間に合うので、これを読んで「おいしい仕事に就きたい」と思ったら、すぐに求人サイトを当たってみましょう。


1. 人手不足なので

タクシー運転手が人気職業になっているとはいえ、全体的に見ればトラック、バスなどの運転手は慢性的な人材不足状態に陥っています。そのため、求人サイトを見ると、いろいろな求人がたくさん並んでいます。運転手として仕事を得たいと思っている人は、求人サイトをじっくり見て、熟慮して応募する会社を見つけると良いでしょう。
ちなみに、あまり頻繁に求人を出している会社は、それだけ離職率が高い可能性もあります。また、求人サイトは、一般的なサイトではなく、ドライバー専門のもののほうが、よりていねいで具体的な記事になっています。
業界として人材不足が続いているので求人はたくさん出ています。とはいえ、じっくり探し、調べ、考え、後悔のないように応募しましょう。

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水が不足する大地のよう

2. 必要なのは免許だけだから

タクシー運転手として働くのに、常人をはるかにしのぐような特殊能力、ずば抜けた才能、人類史上でも類を見ない英知、たぐいまれな美貌、目抜き通りにビルが5つも建つような財力、海を真っ二つに分ける神秘の力は必要ありません。必要なのは普通自動車第二種免許です。タクシー会社によって、第二種免許の取得を支援してくれるところもありますから、すぐにも求人に応募できます。

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免許があればOK

3. 愛と勇気と根性があれば

就職希望者にとって、第一の難関は採用担当者との面接です。大事なのは、会社が応募者に何を求めているのかを知り、それを踏まえた上で、自分を会社にアピールすることです。
細かい違いは会社によってあるかもしれませんが、タクシー会社が応募者に求めることを大まかに言うと「安全運転に徹して長く勤め、売り上げを伸ばしてくれること」です。若い人は「お金をたくさん稼ぐためにここで頑張りたい」などと言って自分の情熱をアピールしましょう。年配の人は「今までも無事故無違反で車を運転してきた」などと経験値をアピールしましょう。
そして、タクシー運転手という仕事への愛をアピールするのです。愛を持って、タクシー運転手という未知の領域に挑む勇気、仕事する地域の道路や接客術を覚える根性さえあれば、必ずやタクシー運転手になれるでしょう。

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燃える思いがあればOK

4. 求人サイトを見れば

上記にあるように、人材不足の続くタクシー運転手という仕事については、時期や季節にはあまり関係なく、求人サイトに「タクシー運転手募集」の広告が載ります。「就職シーズンが終わっちまった~」と焦る必要はありません。ただ、条件の良い求人は応募者も殺到する可能性が高いので、あまりのんびりと構えないほうが良いでしょう。

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豊富な求人

5. 学歴不問なので

タクシー運転手として働くのに必要なのは普通自動車第二種免許と、愛と勇気と根性です。高学歴を求めるタクシー会社はほとんどありません。
必要なのは学歴ではなく、人として「お客様にていねいに対応できるか」「タクシーをていねいに安全に運転できるか」といった、人としての在り方です。キレやすいだの、根っから乱暴だの、人に威張り散らすのが好きだの、ハンドルを握ると性格が悪党に激変するだの、そういった人でもない限り、誰でもタクシー運転手として働く資格があります。

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大卒でなくても大丈夫

6. タイミングが合えば

就職活動は能力がすべてだと思われがちですが、能力が低くても面接官に「この人と一緒に働きたい」と思わせることができれば、就職できます。
タクシー運転手も同様で、タクシー会社の採用担当者に「この熱意あふれる人物と同じ職場で働きたい」と思わせることができれば、タクシー運転手になることができます。
そんな人と人との出会いは縁です。就職シーズンといった、一般的なタイミングは重要ではないわけです。
タクシー会社の担当者と応募者の出会いが重なる、そのタイミングが重要なのです。そしてそれこそ、縁なのです。人との出会いを大切すれば、縁にも恵まれるはずです。

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出会いが大事

7. 情熱ある若者が望まれるので

くどいようですが、業界として人材不足が続いています。多くのタクシー会社が、できるだけ長く働いてくれるタクシー運転手を求めています。
タクシー運転手としてあと10年くらい働くと70歳を超えてしまう60代より、あと50年近く働いてくれる、情熱ある若者にタクシー運転手として働いてほしいと熱望しています。あと50年近く働く意欲にあふれた若者は、いつでもウェルカムなタクシー会社が多いはずです。

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情熱ある若者

8. 50代の経験も優遇されるので

くどいようですが、業界として人材不足が続いています。多くのタクシー会社が、できるだけ長く働いてくれるタクシー運転手を求めています。
が、一方で安全運転してくれると信頼できる、ていねいな接客を任せられる、豊富な社会人経験を積んだ年配の人も即戦力として求められています。
コミュニケーション能力が抜群で、多少の困難にぶち当たってもへこたれない忍耐力を持つ50代を、タクシー運転手として積極的に採用する会社も多いそうです。

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昭和生まれのオジサンも大丈夫

9. もちろん女性ドライバーも増加中だし

本当にくどくて申し訳ないのですが、業界として人材不足が続いています。そんなわけで、女性を積極的に採用するタクシー会社も増えています。
タクシー運転手は勤務時間を選ぶことができ、例えば子育てがある程度落ち着いた女性が、少しでも生活費の足しになればと、空いた時間に働ける仕事にもなっています。
こうした動きによって、女性が働きやすい労働環境を整えるタクシー会社が増え、女性がフルタイムの職業としてタクシー運転手を選ぶことも容易になってきています。そしてもちろん、人材不足が続く業界ですから、働く意欲にあふれた女性ならいつでもウェルカムです。

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女性ドライバーもウェルカム

10. 自動運転はまだ遠い未来だから

最近、自動車の自動運転システムの開発や実験に関するニュースをよく見ます。システムとしての自動運転はすぐにでも実現する勢いです。それによって「トラック運転手やタクシー運転手などの職業はAIが奪ってしまう」未来が予想されています。
とはいえ、完全にAI任せで、タクシーやトラックが勝手に荷物、乗客を運ぶようになるのは、まだ遠い未来の話でしょう。システムはすぐに実現しても、法整備などの課題があります。当面は、運転手が同乗し、運転はAIに任せつつ、いざというときは人間が手を出す、というやり方に落ち着くかもしれません。
そうなると、タクシー運転手は運転手と言いつつ、ほぼほぼ「運転しなくていい」、とってもラクチンな仕事になります。そんなラクチンな仕事なら誰もがやりたがり、今よりさらに人気の職業になるはずです。「今からでも間に合う」どころか「今のうちに」就いておくべき仕事がタクシー運転手かもしれません。

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未来ではロボットも当たり前に

トラック運転手として稼ぐには

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トラック運転手は月収30万円~月収80万円とも、年収400万円~年収700万円とも言われる、高給を稼げる職業であり、完全週休2日で年間休日110日という、ワーク・ライフ・バランスも良い仕事だと言われています。言ってみれば、やればやるだけ稼げる仕事です。
それだけ稼ぐには、年齢もあまり関係ありません。20代でも年収700万円は夢ではないのです。恐らく、多くの人が「トラック運転手がそんなボロ儲けできる仕事とは思わなかった」と驚くでしょう。その通り、「ボロ儲け」できるわけではありません。それだけ稼ぐには、押さえておかなければいけないポイントがあります。

誰でもたくさん稼ぎたいものです。「誰もがたくさん稼ぎたい」と思っているのは、誰もがたくさん稼げていないからです。そりゃ、たくさん稼いでいれば「稼ぎたい」とは思いません。
いやいや、人間の欲には果てがありません。〇〇トバン〇の〇会長だって「もっと稼ぎたい」と思っているかもしれません。しかし、〇〇トバン〇の〇会長だって「もっと稼ぎたい」と思っているかもしれないくらいなので、たくさん稼ぐのは大変です。

そういった事実を肝に銘じて、以下に紹介する「トラック運転手として稼ぐ方法10選」を読んでください。少しはお役に立つかも、立たないかもしれません。


1. 大型で長距離のトラックに乗る

トラック運転手の収入は、トラックの大きさ、走る距離によって違ってきます。小型トラックで短距離を走るより中型トラックで中距離を走る、中型トラックで中距離を走るより大型トラックで長距離を走るほうが給料は高いのです。
もちろん中型トラックを運転するには中型運転免許、大型トラックを運転するには大型運転免許の取得が必要です。また、長距離を走る仕事は拘束時間も長く、家に帰れずに家族と会えないことも多いです。でも、より多く稼ぐことはできます。
ただ、例えば小型トラックでルート配送の仕事をすると、毎日同じルートを走って1日に何十軒も回って荷の積み降ろしをしなければなりません。それに比べて長距離輸送は、荷の積み降ろし場所は1か所であることが多く、「体力的には大型で長距離を行くほうが、小型や中型より楽」と考えるトラック運転手も実在します。
最初は小型かもくしくは中型から始め、その後大型へとキャリアアップ、収入アップを図るトラック運転手が多いです。中にはずっと中型トラックに乗っている人もいますが、それは個人の自由なので、外野がとやかく言うものではありません。

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♪大きいことはいいことだ


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2. フォークリフトの資格を取る

大型トラックの場合、荷の積み降ろしをフォークリフトで行うことがあります。大型トラックの運転手になったもののフォークリフトの運転ができないと、思うほどの稼ぎを得ることはできません。
また、運送会社の中にはフォークリフトの免許取得を支援してくれるところもあります。よほどブラックな会社でなければ、従業員の資格取得を邪魔したりはしません。
「フォークリフトの免許を取りたい」というトラック運転手の熱意を仕事への「やる気」と感じ、少なくとも応援はしてくれます。

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フォークリフトを使いこなそう

3. タンクローリーの資格を取る

何によらず、自分への投資は大切です。仕事にまつわるさまざまな資格を得るのは自己投資です。そして仕事にまつわる資格は、収入を上げる上でプラスになります。
トラック運転手として収入アップを図るなら、資格を取ってより高度な仕事に就くことが大切です。タンクローリーの運転は、トラック運転手からのキャリアアップとなる仕事の1つです。そしてタンクローリーが運ぶのはガソリン、灯油、軽油、ガスなどの危険物が中心です。そのため、タンクローリーを運転するには大型運転免許のほかにも危険物取扱者などの特別な資格が必要です。
さらに、車両総重量が750キロを超える車両を運転する場合は、けん引免許も取得しておく必要があります。
「危険物取扱者」なんていかにも「危険」そうなので、奥さんは嫌がるかもしれません。でも、稼ぎを上げるためなので、もし奥さんに「タンクローリーの運転なんて止めて」と言われたら、きちんと説得しましょう。

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資格の王者、タンクローリー!

4. 手積み手降ろしの仕事をする

大型トラックの仕事では、フォークリフトを使う仕事もありますが、手積み手降ろしの仕事もあります。フォークリフトを運転できないとトラック運転手の仕事の幅が狭くなるので、フォークリフトの資格は必要ですが、実際には手積み手降ろしの仕事のほうが給料は良いです。
手積み手降ろしは力仕事で大変ですが、仕事中の大部分を運転席に座って運転している運転手にとって、ちょうどいい運動にもなります。
また、手積み手降ろしを続けていると筋力もつき、大して大変だとも感じなくなります。特に若いうちは、なるべく手積み手降ろしを経験しておきましょう。中高年になっても手積み手降ろしをあまり苦にせずできる体力、筋力を維持しつつ、高収入を得ることができます。

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力仕事を買って出る

5. きつい仕事をする

人が避けたがるきつい仕事は、その分、給料も多くもらえます。スケジュールがきつかったり、荷物がやっかいだったりする、そんな仕事を率先してこなしていけば、給料もそれだけアップします。
世の中には「楽して稼げる仕事」なんて実在しません。〇〇トバン〇の〇会長だって、寝る間も惜しんで新しいアイデアをひねくり出し、休みも取らずに働いてそのアイデアを実現させています、たぶん。
しかし、そういう人は「私はこんな苦労をした」とか「これだけ努力した」なんて軽々しく言いません。苦労をアピールすることを「はしたない」と思っているからです。「はしたない」って、今や死語ですねえ。

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ハードワークに挑む

6. 稼げる会社を選ぶ

企業が利益を上げようとするとき、真っ先に削ろうとするのが人件費です。人員を極力削減し、給料も恐ろしく抑えます。中には労働者を低賃金でこき使う企業もなくはないです。人はそれをブラック企業と呼んでさげすみます。
トラック運転手として高収入を得ようと思ったら、きちんと労働に見合った給料を払う会社を選ばないと「こんなはずじゃ、なかったのに」と後悔します。高収入のトラック運転手として働きたい人は、ドライバー専門の求人サイトを活用し、納得のいく待遇の会社を探して応募するのが良いでしょう。

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ホワイト企業

7. 体を鍛える

トラック運転手は健康でなければできません。しょっちゅう風邪を引いて仕事を休んでいては、上がる給料も上がりません。
また、トラック運転手は長時間運転席に座っているので、腰を痛めやすいと言われています。この腰痛が悪化してしょっちゅう休むようなことになれば、やはり給料にも響きます。長距離トラックの運転手であれば、長時間運転を続けるには、やはり健康でなければできません。
トラック運転手は体が資本です。日ごろから健康管理、体力増進または維持に努め、きちんと仕事を続けられるようにしましょう。

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毎日の鍛錬が大切

8. 精神を鍛える

くどいようですが、トラック運転手は健康でなければできません。それは精神面でも言えることです。
たくさん稼ぐためには「きつい仕事」もこなさくてはいけません。「仕事がきつくて嫌だなあ」とか「こんなきつい仕事は続けられない」とか「もっと楽して稼げる仕事があンじゃない」なんて考えたら、たくさん稼ぐことはできません。
「病も気から」と言います。「きついからこんな仕事は嫌だ」と思い続けて仕事をしていると体を壊します。すると仕事も休みがちになり、給料は減っていきます。
映画「北の狼」の主人公も言っています。「仕事は楽しくなきゃ」と。
きつい仕事のきつさばかりを考えていると精神的に病んでしまいかねないので「こんなんへっちゃら」と思えるよう、精神的に強くなりましょう。方法は「こんなんへっちゃら、こんなんへっちゃら」と自分に言い聞かせることです。
心身ともに滅法鍛えたら、トラック運転手に限らずどんな仕事でもくじけずにでき、さまざまな人生の困難にも立ち向かっていけるはずです。

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これも毎日の鍛錬

9. 安全運転を遵守する

あらゆるプロドライバーの基本が安全運転です。とにかく、これだけは遵守しましょう。最悪、人命にも関わります。仮に自分が死んでしまえば、収入も何もあったものではありません。
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10. 副業を持つ

「副業? トラック運転手として稼げるって言ったじゃん。副業ってトラック運転手以外の仕事でしょ」と言うかもしれませんが、ここで言う「副業」は「トラック運転手だからこそできる」副業のことです。
例えば、ブログを書いて広告で収入を得るのもその1つ。トラック運転手は基本的に1人で行う仕事で、そばに口うるさい上司も同僚もいません。また、荷役のための待ち時間が結構たくさんあります。この待ち時間にはスマホで音楽を聞いたり、スマホで電子書籍を読んだり、スマホで英会話の講義を聞いたり、さまざまな過ごし方があります。
ここでブログを書いたり、自分で電子書籍を書くと、うまくやればそれが副収入に結び付いたりすることもあったりなかったりします。

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スマホで勉強もできる

ルート配送ドライバーという仕事に向いている人のタイプとは

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ルート配送ドライバーは、毎日決められた場所にトラックで商品を配送するのが仕事です。毎日決められた順序で、スーパーやコンビ二、企業、個人などに商品を届けます。毎日これを繰り返します。収入は、経営状態が良い運送会社で月収20万円~35万円と賞与1回~2回、経営状態があまり良くない会社で月収16万円~20万円と賞与なしとなっています。

誰もが、なるべく経営状態の良い会社に勤めたいものです。ルート配送ドライバー以外のすべての職種で、そう思っている人が多いでしょう。もちろん世の中には、お金以外のことに価値観を置いている人もいて、何か給与以外の理由で、給与がそれほど高くない会社に勤めている人もいます。物事はきちんと多角的にとらえたいものです。

閑話休題。安定した収入を求める人は、きちんとドライバー専門の求人サイトを活用し、自分で納得のいく会社を探しましょう。そういう会社は求人への応募も多いかもしれないので、応募に関しては自分の長所、応募の動機をしっかり伝え、アピールすることが大事です。
実際、ルート配送の求人は多いので、誰もが一度は職業として考えたこともあるのではないでしょうか。

そこで今回は、ルート配送ドライバーという仕事に向いている人のタイプを紹介します。自分がこれに当てはまっているかを考え、「これこそ自分」と思った人は、まずは求人に応募してみましょう。

1. ルーティンワークが得意な人

ルート配送の仕事は、毎日決められた順序で荷物を届けることです。典型的なルーティンワークと言っても、誰からも「そんなん言い過ぎや」と非難されることはないでしょうし、SNSで「アイツは大げさ」という噂が拡散することもないでしょう。
毎日同じことの繰り返しで、曜日の感覚がなくなるかもしれません。ただ、道路の混雑状況、街路樹の成長、街ゆく人の表情など、微妙な変化を細かく観察できる人なら、毎日の単調な繰り返しの中の新しい発見に心を揺すぶらされるかもしれません。

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街路樹の変化にも気づいて

2. 残業したくない人

ルート配送の仕事は時間通りに、届け先に荷物を届けなければいけません。
例えばコンビニに弁当を運ぶ場合、時間に間に合わず、ランチタイムに弁当が並んでいないととんでもないことになります。コンビニ弁当を当てにして来たサラリーマンやOLは昼食にありつけず、仕事への意欲をなくし、日本経済が停滞するかもしれません。ですから、ルート配送ドライバーは必死になって時間を守ります。しかし、時間通りに動くため、ルート配送ドライバーがあらかじめ決められた労働時間を超過することは滅多にありません。
ただ、お中元やお歳暮の時期など、繁忙期もあります。この時期は残業もある会社もあるので、あらかじめきちんと調べ、そういう会社は避けるか、それとも残業も覚悟して応募するか、心を決めましょう。

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残業もあります

3. 安定収入を望む人

ルート配送ドライバーの仕事はルーティンワークが基本となっています。今回は北海道へ、次回は九州へと、行く先が仕事によって変わり、その移動距離が給料にも影響する長距離トラックドライバーや、残業の増減が給料に影響するサラリーマンと違って、給料は毎月ほぼ変わりません。
また、現代日本のようにルート配送が物流で大きな役割を果たしている社会では、業界としても安定しています。

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こんな冒険はありません

4. 人間関係のストレスを避けたい人

プロドライバーの多くが、運転しているときは口うるさい上司や同僚は近くにいません。仕事中は基本的に自分1人です。ルート配送ドライバーもそうです。
プロドライバーの中には、タクシー運転手やバス運転手のように接客業の要素がある職業もありますが、ルート配送ドライバーは乗客を乗せないのが基本です。
もちろん、荷物の届け先の担当者に、自分とは合わない人もいるかもしれません。ですが、そういう人と友達になる必要はないので、表面的な社交辞令でやり過ごすことができます。そうしていれば、人間関係で大きなストレスを抱えることはありません。

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こんなストレスもありません

5. クルマの運転が好きな人

ルート配送ドライバーの仕事の大半はクルマを運転することです。クルマの運転が嫌い、もしくは苦手という人は避けたほうがいいでしょう。
逆に、クルマの運転が好きだという人にとっては、その好きなことを仕事にできるのですから、これほど楽しいことはないのではないでしょうか。
とはいえ、「クルマの運転は楽しい」という思いにとらわれ、「俺の楽しい運転を邪魔するヤツは許さない」と思い上がると、あおり運転をするような危険な輩に成り下がってしまいます。気をつけましょうね。

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運転が楽しい

6. 健康管理、体力作りができる人

ルート配送ドライバーは、ずっと運転席に座っていることになります。同じ姿勢を続けることで、腰に負担となってしまうこともあります。
また、荷物の届け先によっては、自分で荷の積み降ろしをしなければならないこともあります。
こうしたところから、ルート配送ドライバーは日ごろの体力作りが必要な仕事とも言われています。また、安全運転が求められる仕事でもあるので、心身ともに健康な状態でなければなりません。

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健康管理が大切

7. 冷静な人

ドライバーであるからにはルート配送ドライバーが絶対に守らなければいけないのが安全運転です。
目の前にナイフを突きつけられても心臓をドキドキさせず、冷や汗もかかないくらいの冷静さまでは必要ありませんが、それでも追い越しされたとか、クラクションを鳴らされたとか、どーでもいいことでいちいちキレるような、冷静さを欠く人は、ルート配送ドライバーに向かないばかりか、早く運転免許を返上してカウンセリングを受けるべきです。

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常にクールに

8. コミュニケーションに自信のない人

ルート配送ドライバーはタクシーやバスのように乗客を相手にするわけではないので、それほど接客の技術を磨く必要はありません。
ただ、荷物の届け先とのやり取りはあります。でもそれには、社会人として当然持っているべきコミュニケーション能力があれば十分です。何か商品を買ってもらうとか、契約するような営業職並みのコミュニケーション能力は必要ないので安心してください。

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コミュニケーションが苦手な人も

9. 日本経済を支えたいという気概のある人

ルート配送ドライバー1人1人の仕事は小さいことかもしれませんが、その仕事こそが物流というものです。そして物流は今の日本社会を支えるものです。その物流業界を支えてやろうという気概のある人は、ぜひルート配送ドライバーになって業界について学んでください。ゆくゆくは業界のトップにのし上がりたいという野望を持っている人はなおさら、まずはルート配送から始めるといいかもしれません。いずれトップになったときに「現場の苦労を分かる人」として周囲から慕われます。

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日本経済を支えるゾ

10. 責任感のある人

ルート配送ドライバーに限ったことではありませんが、職業人としての根幹をなす、大切な素養が責任感です。ルート配送ドライバーは大事な荷物を預かり、油断すると交通事故に巻き込まれかねない公道でクルマを運転するのですから、責任は重大です。この責任を重々自覚して仕事できる人に、ルート配送ドライバーになってほしいものです。

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重い責任もなんのその

トラック運転手の不満10選

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「たまには愚痴も言いたくなるぜ」

トラック運転手の年収は400万円~700万円で、年間休日は110日以上とも言われ、トラック運転手はとっても働きがいのある仕事だと言えます。
それなのに、ああ、それなのに、トラック業界は長年人手不足が続いています。年収400万円~700万円ではありますが、ひと昔前はさらにその上をいく高収入だったようで、そんな黄金時代を知る人が「最近、トラック運転手は稼げなくなった」なんて愚痴をこぼすからでしょうか。そりゃ、ナントカタウンの前ナントカ社長に比べりゃ、トラック運転手の収入なんて微々たるものかもしれません。それでも零細企業のシステムエンジニアに比べれば何倍も稼いでますよ、たぶん。

年収400万円~700万円と年間休日110日以上という待遇を得て仕事をしたいと思う人で、なおかつクルマの運転を苦痛と思わない人は、トラック運転手の仕事に就くと良いでしょう。

とは言え、物事には必ず2面性があります。「年収400万円~700万円と年間休日110日以上? そんなウマい話があるわけねえやい、べらんめえ!」と思う人も多いはず。「後悔先に立たず」「転ばぬ先の杖」「ならぬ堪忍するが堪忍」なんてことも言います。
トラック運転手になってしまってから「思ってたのと違かった」とならないように、トラック運転手が感じている「職業上の不満」を前もって紹介します。
この10項目を心に留めつつトラック運転手になってください。


1. 拘束時間が長い

トラック運転手は労働時間が長いと思われています。ただ、それはトラックの大きさ、移動距離によって異なります。
一般的に、長距離を行く大型トラックの運転手は1日12時間~15時間ほどで、確かに長時間です。ですが、その半分近くは「待ち」の時間であることも多いようです。それでも拘束時間には変わりありません。
ただ、その時間は口うるさい上司や同僚がそばにいるわけではないので、英会話講座を聞くとか、お料理教室を聞いておいしい料理を頭の中で想像するとか、スマホで電子書籍を書いて出版するとか、有効に使うのも1つの方法です。
また、中距離の中型トラックの運転手は1日10時間~11時間ほど、短距離の2トントラックは8時間~10時間ほどです。もちろん、2トントラックより中型トラック、中型トラックより大型トラックと、労働時間が長いほうが収入も上がります。世の中はうまくできております。

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スマホを有効活用

2. イメージが悪い

トラック運転手の年収は400万円~700万円とも言われていますが、「労働時間が長い」「休めない」「労働環境が劣悪」「ドレイのように働かされる」「荒くれ男たちが働いている」「給料が低い」「汚い」「危険」などのイメージが巷に広がっています。
そんなわけで多くの人が「トラック運転手なんかになったら、親は泣き、恋は破れ、良いことなんかない」と考えてしまいます。
確かに、労働環境が悪い会社もあるでしょう。悪質なドライバーもいないとは言いません。しかし、それは1部です。それだけを見てすべてを判断してはいけません。
多くのトラック運転手は真面目に、地道に、コツコツとルールを守り、仕事をしています。「俺たちを偏見で見ないでくれ」という、トラック運転手の心の声に耳を貸しましょう。
また、労働環境の改善もずいぶん進んでいます。実際、ブラックな会社もありますが、大手企業になるとほとんどは労務管理もしっかりしています。つまりイメージはしょせんイメージです。
そもそもブラック企業や荒くれ男はトラック会社に限ったことではありませんし、政治家や教師、僧侶のような「高貴であるべき」イメージの職業の人にも、悪質な人はいますよね。しかし、大事なのはそこではありません。
すべての国民が偏見を捨てれば良いのです。すべての国民がイメージなどに惑わされず、しっかり自分の目で物事の本質を見るようになれば、「悪いイメージで見られる」というトラック運転手の不満もなくなるでしょう。

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こんな荒くれ男とは限りません

3. 運転以外の作業が面倒

トラック運転手の仕事はトラックを運転することですが、実はそれだけはありません。荷の積み降ろしもありますし、また、指定時間通りに目的地である倉庫や店舗に着いても、前のトラックの荷役が終わるまで「待つ」のも仕事のうちです。実はこれが大変だと言います。
荷の積み降ろしも手作業になると、腰への負担が相当きついです。ただ、これは現場によってはフォークリフトを使う場合もありますし、店舗や倉庫のスタッフが手伝ってくれることもあり、すべてがきついわけではありません。ですが、それでもきついことには変わりありません。
また、荷の積み降ろしのついでに倉庫内の整理のような作業を指示されたりすることもあって「オレ、運転手なのに‥」と愚痴りたくもなります。

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フォークリフトを使えると便利

4. 駐車する場所が少ない

荷の積み降ろしを待つ間、「倉庫の敷地の外で待っていて」と言われることはよくあります。そんなときは路駐になります。暑い夏や寒い冬はエアコンを止めたくないのでエンジンはつけっぱになります。当然、ご近所の視線は南極並みに冷たくなります。
コンビニの駐車場なんかに停められると便利なんですが、中には大型だと停められなかったり、すでに他のトラックで埋められてたりすることもあります。それにコンビニだって長時間停められていたら迷惑です。
それだけはありません。普通に買い物したい、食事したいというときも、大型を停められる駐車場を備えた店を探すのはなかなか厄介です。
駐車場で大型トラックを見掛けても「大きくて邪魔だなあ」なんて、冷たい目で見ないで。

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駐車場所の確保に苦労

5. 渋滞

マジ勘弁です。指定時間に間に合わなければいけないプレッシャーからストレスがたまります。
小口配送の2トントラックは、勤務時間内に数をこなさないといけないので、これまたストレスが大きいです。
ただ、そのために裏道、抜け道を積極的に覚えるようになります。ルート配送や宅配は、決まったルート、決まった地域を走るので、裏道や抜け道で何とか渋滞を切り抜けようとします。
長距離を行く場合は、渋滞を避けて深夜に走ることもありますが、明け方に目的地近くに着き、そこの門が開くまで仮眠を取りつつ待ち、開門時間にいざトラックを発進させると、同じようなトラックによる渋滞にぶつかります。これはもう覚悟するしかないかもしれません。
何事もあらかじめ覚悟しておけば、腹がすわって案外平気だったりします。

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渋滞も覚悟

6. 食事の時間が不規則になりがち

トラック運転手は決められた時間内に荷を安全に届けることが最優先なので、それ以外のことは後回しになりがちです。
道路状況などによってスケジュールも変わってきます。すると食事も、どうしても決まった時間にはできなくなります。
ただ、これはおそらくトラック運転手に限ったことではないでしょう。大手企業のサラリーマンでも、忙しい時期の夕食は帰宅した午後10時以降になってしまう、なんて人は少なくないはず。

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余裕をもって食事したいもの

7. 待ち時間が多い

荷の積み降ろし待ちの時間が長いのもトラック運転手の仕事の「あるある」です。
ただ、その時間は口うるさい上司や同僚がそばにいるわけではないので、これはもう英会話講座を聞くとか、お料理教室を聞いておいしい料理を頭の中で想像するとか、スマホで電子書籍を書いて出版するとか、できるだけ有効に使いましょう。好きな音楽を聞いたり、動画配信で映画やドラマを見るのも悪くありません。
多い待ち時間を「プラス」ととらえるか「マイナス」ととらえるか、それはあなた次第です。

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でもイライラは禁物

8. 荷の手積み手降ろしがきつい

トラック運転手の仕事もさまざまで、あらゆるトラック運転手が全員荷の手積み手降ろしを行うわけではありません。
トラック運転手の仕事に就いてから「荷の手積み手降ろしがきついなあ」と思ったら、荷の手積み手降ろしのないトラック運転手の仕事を選択することもできます。
とはいえ、トラック運転手の仕事は大きくカロリーを消費する力仕事が荷の手積み手降ろしくらいではありますが、それでもやはり体力的にはきつい仕事です。
トラック運転手として清く正しく仕事して生きていくために、日ごろから体力作りに励みましょう。

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結構な力仕事も

9. 健康管理が大変

前述の体力作りと合わせて、トラック運転手は健康管理を怠ってはいけません。心身の健康状態が運転に影響するからです。
十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事、規則正しい生活リズムが重要になりますが、その反面、それらをなかなか確保できないのも現実です。そういう現実がありますから、自分の体調を過信することの決してないよう心がけつつ、どうしたら十分な睡眠を得られるかに取り組み、偏食しないように日ごろから注意するなどの対策を講じましょう。
ただ、これはやはりトラック運転手に限ったことではないでしょう。健康管理に気をつけなければいけないのは、売れっ子芸能人や選挙前の政治家、あくどく儲けている大企業のサラリーマンだって同じことなのではないでしょうか。

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健康が大事

10. 休日、給料が少ない

トラック運転手の年収は400万円~700万円、年間休日は110日以上とも言われています。それでも中には「これだけ働いたのにこんな待遇か」と不満に思う人はいるでしょう。
誰もがうらやむナントカタウンの前ナントカ社長だって「まだまだ」と不満に思っていることがあるかもしれません。恐らく人生に何1つ不満がない、なんていう人はいません。そうした不満が、己の人生に対するチャレンジ精神を呼び起こすとも言えます。

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不満がチャレンジに

タクシー運転手という職業に興味のある人に耳寄りな話10選

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タクシー運転手は長年人手不足状態が続いています。「タクシー運転手なんて、仕事に失敗して会社勤めができなくなった人間が、手に職もなくて最終的に仕方なくやる仕事」だなんて言う人もいます。一体、何サマのつもりなんでしょう。人類で初めて南極に到達したロアール・アムンセン様にでもなったつもりなのでしょうか。
しかし、そのようにタクシー運転手に対する世間的な評価は低く、それゆえに多くの日本人がタクシー運転手という職業を選択しないのが現状です。
確かに、タクシー運転手の平均年収は300万円台で、決して高額とは言えません。ただし、タクシー運転手の給料は歩合制が基本になっていて、稼いでいる人は年収1000万円以上を得ていると言います。
また、タクシー利用客の多い大都会のほうが、収入も多くなります。

さらに、高齢化の進む今の時代、タクシーは社会にとってなくてはならない、重要で意義のある仕事です。自ら運転することもできず、また最寄りにバス停、駅もないような地域に住んでいる高齢者には特に、生活を支える大切な“足”になっていると言えます。

ですから、もし仮に「ほかにやることもないからタクシー運転手“でも”やってみようか」と「でも」付きで考えている人も「自分は底辺なのか」なんて後ろ向きに考えたりせず「俺が地域を支えている」という気持ちで、大威張りでタクシー運転手になりましょう。

今回は、思わずタクシー運転手を職業として考えたくなる耳寄りな話10選を紹介します。


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1. 結構稼げる

タクシー運転手の給料は基本的に歩合制で、平均年収は300万円台ですが、お客様を乗せれば乗せただけ稼ぐことができます。中には年収1000万円以上を稼いでいる人もいるそうです。
タクシー運転手として収入をアップさせるためには、指定された目的地への最短ルートを瞬時に把握し、そこまで乗客に極力ストレスを感じさせないで到達できる能力が必要です。それには向上心とともに経験も必要ですが、しかしその経験も何十年といった気の長いものではなく、タクシー運転手の収入に年齢差はあまりありません。
ちなみに会社の規模もタクシー運転手の収入にあまり関係ないようです。ただ、やはりタクシー利用の少ない田舎町より、タクシー利用の多い大都会のほうが稼ぎやすいようです。

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ガッツリ稼ごう

2. 誰でもなれる

「タクシー運転手は底辺の仕事」などと言われるほどなので、タクシー運転手には誰でもなれます。ただし、タクシー運転手として仕事するには普通自動車第二種免許が必要です。
ですが、タクシー会社で取得を支援してくれるところもあるので、そういった入社条件は求人サイトをよく見て確認しましょう。ちなみに求人サイトを見るなら、ドライバー専門の求人サイトをオススメします。かゆいところに手の届く、具体的な情報が載っています。
もちろん「クルマの運転が苦手」「クルマの運転が苦痛」という人はタクシー運転手には向いていませんから、たとえ誰でもなれるからと言って、タクシー運転手になろうとするのは無謀と言うものです。

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求人内容をきちんと確認しよう

3. イメージに惑わされないで

タクシー運転手の仕事を「仕事に失敗して会社勤めができなくなった人間が、手に職もなくて最終的に仕方なくやる仕事」と考える人が多く、タクシー運転手には「底辺の仕事」というイメージがあります。
しかし、だから何だと言うのでしょう。イメージって、そんなに大切なのでしょうか。そりゃ、会社経営者や政治家、俳優、歌手、タレントなど、イメージが収入に大きく影響する職業の人にとっては大切ですが、それ以外の人は、イメージうんぬんより、要するに稼げればいいのではないでしょうか。
「タクシー運転手なんて、へっ」なんて見下す輩は、タクシー運転手として幸せになって見返してやりましょう。

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要するに稼げる

4. いろいろなメリット

「タクシー運転手 メリット」でネット検索すると、いろいろなメリットが出てきます。
「仕事中はうるさい上司や同僚がいないので気まま」「月の勤務日数が12日くらいで休日が多く、思う存分趣味を楽しめる」「中高年になってもなれる」などです。
もちろん、世の中のものには必ず2面性があり、メリットがあればデメリットもあります。たとえば「嫌な乗客もいる」「勤務時間が長い」「長時間の運転で腰を痛める」などです。それでもメリットがあることもまぎれもない事実です。デメリットはしょせん、どんな仕事にも付いて回るものなので、デメリットだけを心配して、せっかく幸せになれるかもしれないチャンスをフイにするのはもったいないというものです。
人生常に「最悪を覚悟して最善を尽くす」に限ります。

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チャンスをつかもう

5. ブラック企業対策

タクシー運転手は「勤務時間が長い」ことがデメリットとして挙げられるため、「奴隷のように働かされる」とイメージしてしまう人も多くいます。しかし、それは単なるイメージであって、実際は法律で就業時間などが定められているため、そんなに劣悪な労働環境ではありません。
また、特に近年は労働環境の改善もどんどん進められ、女性が子育てしながら働ける職場にしているタクシー会社も多くなっています。ただ、その会社が働きやすいかどうかは個人の価値観によって違ってきます。つまり会社が自分に「合う」「合わない」という問題があります。
一番良いのは、ドライバー専門の求人サイトで具体的な情報をつかみ、「合う」と思った会社に応募することです。
それでも、入社してみて「合わない」ことが分かることもあります。タクシー運転手の業界は人手不足状態ですから、転職先を探して自分に合う会社を見つけてそちらに移りましょう。
実際、一般的な会社勤めを経てタクシー運転手に転職した人が、前職のほうが「何も考えずにチームプレーで仕事してれば良かっただけだったので楽で良かった」と、タクシー運転手から一般企業に再び転職した、なんて例もあります。
何も考えなくてもいい代わりに人間関係にわずらわされるサラリーマンが良いか、自ら積極的に考えて仕事しなければいけない代わりに、変な人間関係に悩まされることなく気ままに働けるドライバーが良いか、これはやはり「合う」「合わない」です。

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ブラック企業には気をつけて

6. 触れ合い

ドライバーは基本的に「1人で気ままにできる仕事」です。ただ、そんなドライバーの中でもタクシー運転手はお客様を乗せて走るので「接客業」の比重が大きいドライバー稼業です。
タクシー運転手は、いかにお客様に快適に過ごしてもらうかを考えて仕事しなければいけません。お客様が会話を求めていれば、心地良い会話の時間を提供しますし、必要最小限の会話を求めていれば、そのように対応します。どちらにしても「1人で気ままにできる仕事」ではあっても「孤独な仕事」ではありません。時には感謝されたり、チップをいただけちゃったりもします。
そんな、乗客との触れ合いは、タクシー運転手の仕事に誇りとやりがいをもたらします。

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多くの触れ合いがある

7. 人生の深さを学ぶ

タクシー運転手は基本的に接客業です。毎日、いろいろなお客様を乗せます。大企業の重役、田舎から出てきた高齢者、酔っぱらったサラリーマン、自国の製品を売り込みにきた外国人、観光客、水商売のお姉様、身体障がい者、芸能人と、あらゆる人たちが乗客になる可能性があります。まさに人生のさまざまな縮図を見ることになります。
もしかしたら深夜の業務で心霊体験するかもしれません。
こんないろいろな体験ができる仕事は、そう滅多にあるもんじゃないでしょうね。

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こんなこともあるかも

8. 自分の人生を生きる

自分の人生は自分で決めましょう。
タクシー運転手の仕事は「底辺」と思われがちですが、他人からどう思われても関係ありません。入社して「合わなかった」「会社選びを間違った」と思うこともあるかもしれませんが、そんなときはとっとと転職しましょう。自分の人生を他人のせいにしてはいけません。他人には感謝しつつ、人生の責任は自分で取るのです。
ましてや、今の若者は「何でもかんでもスマホに依存し、自分から能動的に考え、能動的に行動することができない」なんて昭和世代から批判されがちです。タクシー運転手は「自ら考え、積極的に乗客を探しに行かないと稼げない職業」なので、そんなタクシー運転手になって昭和オヤジたちを見返してやりましょう。

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自分の人生の責任は自分で持つ

9. 未来予想

クルマの自動運転技術の開発が着々と進んでいます。人手不足の続くトラック、タクシーの運転も近い将来、自動運転システム、ロボットに取って替わられると言われています。
しかし、トラック、タクシーの運転を完全無人化するのはそう簡単ではないでしょう。コンピューター制御のシステムは、完全に人の手が離れるほどにはなっていません。ましてやクルマの運転となるとシステム整備だけではなく、法律の整備なども必要です。まあ、法律を整備する段階になれば、また与党が強行採決をして国民の理解なんかお構いなしに進めてしまうでしょうけど。
それはともかく、高齢化社会が進む中、タクシーの需要は確実に伸びます。高齢化社会を支えるということは、日本社会そのものを支えることになります。今のうちにタクシー運転手になると、国や社会から感謝されます。そりゃ、表立って「タクシー運転手になってくれてありがとう」とは言われないかもしれませんが、心の底ではすべての国民が手を合わせて感謝する日がくるでしょう。

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人々から感謝される仕事

10. 楽しい

タクシー運転手の仕事の大半は「クルマを運転すること」です。「クルマを運転すること」が大好きな人にとっては、その「大好き」を仕事にできるので、仕事が楽しくて仕方なくなるはずです。
また、タクシー運転手が乗るタクシーも、今やさまざまなデザインのものが登場しています。2017年にリリースされたジャパンタクシーは、最近やけに車いす利用者からの苦言が飛び交っていますが、今後はそこも改善されていくでしょう。
そのジャパンタクシーのデザインは、今までのタクシーへの固定概念を覆すものでした。今後はもっと洗練されたデザインのタクシーが登場するはずで、そんなタクシーを運転する仕事がますます楽しくなるに違いありません。

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こんなタクシーができるかも

バス運転手のメリット10選

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トラックやタクシーの運転手同様、バス運転手も人手不足が続いているそうです。鉄ちゃんと呼ばれる鉄道ファンは鉄道の運転士になりたがる人もいるようですが、バスファン、バスマニアは鉄ちゃんより少ないのでしょうか。
人手不足が続くトラック業界は人材を女性に求めて「トラガール促進プロジェクト」を進めていますし、バス業界も一般社団法人 女性バス運転手協会が設立されて女性バス運転手の増加に努めています。けど、鉄道会社は特に人材募集の取り組みをやっていないようなので、やはりファンの規模や思いが違うのでしょう。

バス運転手も人手不足が続いているので、就職しやすいようです。ただ、以前、観光バスの運転手が劣悪な労働環境のせいもあって事故を起こしたことなんかが、バス運転手の悪いイメージを広めてしまったのかもしれません。

皆さん、イメージばかりをむやみに鵜呑みにしてはいけません。ここでは、バス運転手のメリットを並べてみます。選択すべき職業の1つとして、ぜひご検討ください。


1. 年収が平均で440万円から450万円

バス運転手の収入は、勤務先の規模、勤務する地域などで異なりますが、平均では年収440万円~450万円と言われています。一般的なサラリーマンと比べて遜色ない収入と言えるでしょう。
ただ、年齢、経験でも違いがあり、20代では年収200万円台後半~300万円台とも言われています。また、観光バスの場合は繁忙期、閑散期があるので、やはり乗務する日が少なくなる時期は、給与も下がる傾向があります。

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そこそこ稼げる

2. 基本的に残業なし

路線バスは毎日決められた時間に決められたルートを走るので、基本的にバス運転手の勤務時間が決められた時間を超過することはありません。観光バスも基本的には決められた時間で走行するので、やはり想定外の残業になることはないでしょう。

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こういう残業はほとんどない

3. 路線バスの運転手なら業務はワンマン

路線バスの運転手は1人で仕事します。口うるさい上司も、足を引っ張る同僚も近くにいません。口うるさい上司や、足を引っ張る同僚と一緒に働かなければいけないサラリーマンに比べれば、職場の人間関係によるストレスはないと言っていいでしょう。
ちなみに1人で業務を行うバスをワンマンバスと言うのですが、これは昔、バスには切符を切ったりする車掌がいたので、車掌が同乗するバスではないことを示す言葉として使われていました。一方、観光バスはバスガイドが同乗することがあります。
とはいえ、バス運転手はバスの運転に専念しなければいけないので、やはり1人での仕事が勤務時間の大半を占めることに変わりはないでしょう。

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基本的に仕事は1人

4. 専門職なので仕事は安定

バス運転手として働くには大型二種運転免許が必要です。
大型二種運転免許の受験資格は「21歳以上で、普通自動車免許か大型一種運転免許、もしくは大型特殊自動車免許の取得後3年以上が経過していること」です。また、合格率は10%ほどとも言われていて、それなりに難関になっています。
つまり、バス運転手は専門的な技術を使う、それなりの専門職だと言えます。それだけに一度バス運転手となれば、その実績は業界で重宝され、勤務先を変える際にも「手に職を持った者」として優遇されるでしょう。

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職人同様、専門職

5. 路線バスは公共事業

地方の過疎地域をも走る路線バスは公共事業です。一般の企業であれば、収益の悪い事業はあっという間に打ち切られますが、公共事業であれば、多少収益が悪くても需要がある限り、続けることになります。
高齢化がますます進む現代社会において、公共交通機関であるバスに頼らざるを得ない高齢者が増える状況の中、社会から必要とされるバス業界はとても安定した業界です。

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社会インフラとも言える

6. 乗客とのふれあいが楽しい

路線バス、観光バスは接客業でもあります。
同じ大型自動車でもトラックは商品などの荷を運びますが、バスが運ぶのは乗客です。かと言って、タクシーのように1対1で、こまめに接客する必要はありません。それでも、ていねいな運転で乗客を快適に運んでいると「ごくろうさま」や「ありがとう」などの言葉をかけてくれる乗客もいます。そんなときにひそかなうれしさを感じるのが、バス運転手の仕事です。

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こんなふれあいも

7. 就職先が豊富

バス業界も運転手の高齢化によって人手不足が続いています。今後もバス運転手の求人は継続して行われるはずです。
いろいろな地域や、路線バス、観光バス、または施設の送迎バスなど、勤務先を幅広く考えれば、就職先も豊富に見つかるでしょう。

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求人をチェック

8. カッコいい

自動車という機械を自在に操る運転手はそもそもカッコいい仕事です。大型自動車であるバスはまた、普通自動車とは違ったコツ、テクニックが求められ、それをこなす運転手は当然、カッコよく思われます。
「おおきいくるまをうんてんする」バス運転手は子どもたちの憧れの対象にもなります。

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こんな感じ?

9. 好きなことを仕事にできる

バス運転手は、ほかのプロドライバー同様、「クルマの運転が好き」だという人がなるべき仕事です。そりゃ、仕事している大半の時間が「クルマの運転」に費やされるので「クルマの運転」が嫌い、もしくは苦手な人は避けるべき仕事でもあります。
逆に言えば「クルマの運転が好き」という人にとって、その好きなことをずっとしていて仕事になるのですから、こんなにいいことはありません。
好きなことを仕事にしているので、嫌なことを無理矢理やらされることでのストレスなどはないでしょう。

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運転好きにはもってこい

10. 決まった、同じ道を走るので安心

同じプロドライバーでも、タクシー運転手は乗客が指示する場所に行かなければいけないので、そこまでの道順を知らないと到着時間が遅れて乗客を不快にする恐れがあります。しかし、バス運転手は観光バスでも路線バスでも、走るルートは決まっているので、一度覚えてしまえば「知らない道を行く」という不安に駆られることはありません。
ただ、その分、同じことの繰り返しの毎日に飽きてしまう人は向かないでしょう。毎日、同じことを淡々と繰り返すことが得意な人は、バス運転手として働くと、きっと極上の幸福感を獲得できますよ。

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知らない道を行くのは大変