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トラック運転手の仕事を続ける理由

成功者?


トラック運転手はこのところ、他のいろいろな職業同様、人手不足が続いているようです。
現代は少子高齢化が進み、若者の絶対数が少ないので、これはある意味仕方のないことと言えるでしょう。
一方で「トラック運転手の仕事は過酷だからなり手がいない」なんて話も聞きます。そう言われると「じゃあ、過酷じゃない仕事って何?」と、逆に聞きたくなります。YouTuberでしょうか? 確かに一発当てれば大きいので、よそから見たら「楽そう」には見えます。成功者は誰だってそうです。楽して豪勢な暮らしをしていそうでうらやましいです。
ただ、「楽そう」なYouTuberだって、大勢に顔を出すのが死ぬほど嫌な人にとっては「過酷」です。
まあ、そんな人は自分の顔を出さない動画をアップすりゃ良いわけですが。
それはともかく「トラック運転手の仕事は過酷だからなり手がいない」なんて話も聞く中、トラック運転手として働き続けている、大勢の人がいます。「過酷」なのに、なぜでしょう? 言うほど「過酷」じゃないのでしょうか。

1. 好きだから

「トラックを好きだから」「車の運転を好きだから」と、トラック運転手になった人もいます。年中、ずっと好きなことをでき、それでお金までもらえるのですから、こんな幸せなことはないでしょう。
また、世の中には「好きな対象をずっと好きでいたいから、あえて好きな対象とは距離を置いている」なんて人もいますから、やはり「好き」だからトラック運転手になったものの、辞めていった人もいるはずです。
それでもトラック運転手を続けているとしたら、よほど「好き」が強いのでしょう。それとも、トラックや車の運転は2番目に好きだからトラック運転手になったのかもしれません。

好き…

2. お金を稼げるから

トラック運転手の仕事は給与が歩合制になっていることが多く「やればやっただけ稼げる仕事」とも言われています。
ただ、政治家の失策のせいで近年は「昭和の昔ほどは稼げなくなった」という声も聞きます。
ちなみに、現在のトラック運転手の年収は大体400万円~700万円と言われています。一般的なサラリーマンと比べると、決して低くはありません。
それでも「年収1千万円以上稼ぐトラック運転手がいた」と言われる昭和と比べると、低くなったのかもしれません。
とは言え、トラック運転手がその仕事を続ける大きな理由の1つに「お金を稼げるから」があるのは間違いないようです。何しろ、今は誰もがどんなときも生活水準を落としたくないですし、世の中には欲しいものがあふれ、それを手に入れることを我慢したくもないですから。

たくさん稼げる

3. 他にやりたい仕事がないから

それほどトラックを好きということも、車の運転を好きということもなく、トラック運転手になった人もいるでしょう。それだけに最初は「勤務時間が長くて大変」と、ボヤく日々だったかもしれません。
それでも、どうしても他にこんな仕事をしたいという思いがあるわけでもないと、また、面倒な思いをして就職先を探し、求人に応募して面接を受け、そこで新しい仕事を覚えるなんて、やりたくないと思ってしまうわけです。
どの仕事で働く人も、そんな感じで毎日仕事をしているのかもしれません。
人はそれを「惰性」と言います。

「大変」とボヤく日々

4. 楽だから

トラック運転手の仕事にもいろいろあります。しかし、おおざっぱに言うと、トラックを運転して荷を安全に運ぶことが仕事の大半を占めています。
そのため、中には「運転してりゃお金をもらえるんだから、こんな楽な仕事は他にない」と思っているトラック運転手もいるかもしれません。荷を「安全に」運ぶことは専門的な技術を必要とする、大変な仕事ですが、それを得意とする人にとっては針に糸を通すよりも「楽」なのでしょう。

「こりゃ楽だ」と、思わずこぼれる笑み

5. やりがいのある専門職だから

どんな仕事にも「大変さ」があります。「もう辞めてやる!」と、食いしばった歯のすき間から叫び声を上げたくなることもあります。
それを押しとどめ、仕事を続けさせるのは使命感かもしれません。「俺がやらなきゃ誰がやる」と、歌の歌詞みたいな責任感を持ってのことかもしれません。
トラックも特に大型だと運転が難しいですし、長距離輸送の仕事は勤務時間も長時間になり、大変です。だからこそ、仕事をやり遂げたときの達成感にも格別なものがあります。
これはどの仕事でも同じですが、大変な仕事をやり遂げた達成感病みつきにもなると言います。やめられません。

達成感

6. 社長の人柄に魅了されたから

トラックをそれほど好きというわけでもなく、給与に大きな満足感があるわけでもなく、それでも会社に通うことを楽しく思えるというトラック運転手もいるかもしれません。職場が「何となく」居心地良いわけです。
もしかしたら、同僚や社長と「何となく」ウマが合うのかもしれません。
大勢の落語家は師匠に弟子入りしてプロの落語家になっていきます。そんな落語家の1人は「師匠に惹かれたから弟子入りした。もし、師匠が靴職人だったら自分も靴職人になってた」と言っています。
そんな感覚でトラック運転手を続けている人がいても、おかしくはないでしょう。

雰囲気の良い職場

7. 経営理念に共感しているから

仕事の内容より、会社を好きでその仕事を続けているという人もいるでしょう。そんな人の中には、社長や同僚とウマが合うとか、職場の雰囲気が居心地良いというより、経営理念などに共感しているから、という人もいるかもしれません。
もちろん、その経営理念の下で行っている仕事そのものに「人生を賭けるやりがい」を感じているはずです。それでも、ツラいことがあっても「別の会社に行ってやる」とか「転職してやる」とならないのは、会社の経営理念に共感しているからかもしれません。
ツラいことがあっても、経営理念の実現が自分の使命感につながっているわけです。

使命感に燃える人

8. 自分に合っているから

仕事が好きで、給与に満足できていて、やりがいがあり、職場が居心地良く、使命感を持てて、とにかくすべてが自分に合っているというトラック運転手もいるでしょう。そんな人は幸せです。

幸せな笑い

9. 辞める理由がないから

仕事が好きでもなく、給与に満足できているわけでもなく、やりがいがあるわけでもなく、職場の居心地も悪く、使命感を持てず、とにかくすべてが自分に合っていないというトラック運転手もいるでしょう。それで会社を変わることはあっても、トラック運転手の仕事は変わらずに続けている人もいます。
別に他の仕事ができないわけではありません。
すべてが自分に合っていないと思っても、いろいろ考えてみて「辞めなきゃいけない特別な理由はない」と思い当たれば、そのまま続けるはずです。

いろいろ考えた結果

10. 天職だから

仕事が好きで、給与に満足できていて、やりがいがあり、職場が居心地良く、使命感を持てて、とにかくすべてが自分に合っているというトラック運転手もいるでしょう。そんな人は多分、トラック運転手の仕事を辞めることはないでしょう。
さらに、トラック運転手の仕事が楽しくて仕方ないとまで思うことができれば、トラック運転手の仕事は天職だと言えます。そんな人は、生まれ変わってもトラック運転手になるかもしれません。

楽しくて仕方ない

運送会社への入社に際しての疑問

どうなんだろう?

どんな業界でも、初めて飛び込もうというときはドキドキするものです。
「初めて」なので、つまり「未知の世界」なのでドキドキするわけです。ただ、ここでワクワクも感じたりすると、それは「良い兆し」かもしれません。
とにかく「未知の世界」なので、人は少しでも「知らないこと」を減らしてドキドキを抑えようとします。これから就職しようかどうしようかと思っている業界、会社に対してもいろいろ分からないことがあるので、いろいろ質問してみたくなるのです。
例えばどれくらい休日があるのか、どれくらい給与をもらえるのか、といったことです。運送会社でトラックドライバーとして働くことを検討している人も、入社する前に聞いておきたいことがいろいろあるに違いありません。

1. 未経験でも大丈夫?

トラックドライバーは高度な専門的技能を要する仕事なので「未経験でもできる?」と考えるのはごく普通のことです。
他の高度な専門職同様、以前は「経験者優先」が主流でした。ただ、ここのところの少子化によって多くの業界で起こっている人手不足の波が物流業界も襲っていて、会社側も「未経験者歓迎」としているところが多くなっています。
特に若い人は歓迎されますので、ていねいな新入社員教育で業務だけではなく、社会人として身に着けるべきマナー、スキルもしっかり教えてくれます。
ですから、未経験者でも大丈夫です。

初心者

2. 普通運転免許だけで大丈夫?

大型トラックの運転には大型運転免許、中型トラックの運転には中型運転免許が必要です。運転免許と言えば普通自動車運転免許しか持っていないけどトラックドライバーになりたいと考えたとき、求人に応募する前に中型免許大型免許を取っておかないといけないのではないかと、思ってしまっても不思議はありません。
第二種運転免許が必要なタクシードライバーになるのに、タクシー会社に入社後に第二種運転免許を取得してタクシードライバーとなることが可能なように、今では多くの運送会社が「大型、中型の免許は入社後の取得でOK」としています。
免許取得支援制度を設けて、費用を貸してくれたり、一部負担してくれたり、全額負担してくれたりするところもあります。免許取得は入社後OKの会社でも、会社によって対応に違いはありますので、その点は入社前に確認しておくと良いでしょう。
とにかく、普通運転免許だけでも入社できる会社があります

免許

3. 20代でも稼げる?

トラックドライバーの仕事は歩合制であることが多く、一説には「やればやるだけ稼げる仕事」などと呼ぶ風潮もあります。
どちらにしろ歩合制なので、年功序列などで給与を決める一般企業とは違い、新人もベテランも「やればやっただけ稼ぐ」ことができます。年齢だけではなく、男女差ももちろんありません。あるのは「働き」による差です。
ただ、実際に調査してみると、トラックドライバーの男性の平均年収のほうがトラックドライバーの女性の平均年収よりかなり高くなっています。これは男女差というより、フルタイムで勤務する男性のトラックドライバーに比べ、フルタイムで勤務する女性のトラックドライバーが少ないからのようです。
若い人でもトラックドライバーとしてより多く稼ぎたい場合は、けん引免許などプラスアルファの資格を取得し、トラックトレーラーの仕事に就くなど、より高度より難しい仕事をすると良いでしょう。
20代でもたくさん稼げます

たくさん稼ぐ

4. 残業が多い?

トラックドライバーの仕事には長距離輸送の仕事があり、長距離輸送の場合は勤務時間も長時間になるので、トラックドライバーの仕事というと「過酷」というイメージがつきまといます。
これは会社によって、また仕事の内容によって違います。
長距離の仕事は給与も多くなりますから、長距離の仕事でたっぷり稼ぎたい人は長距離の仕事を請け負う会社に就職してたっぷり稼ぐと良いでしょう。
やはりオフの時間をたっぷり欲しい人は、長距離の仕事や残業の多い仕事を避けたほうが良いわけです。長距離の仕事や残業の多い仕事をしていない会社を選んだり、従業員の希望をきちんと聞いて長距離の仕事や残業の多い仕事をむやみに振ってこない会社を探すと良いでしょう。
残業は会社によっていろいろです。

深夜便の仕事

5. 学歴は必要ある?

トラックドライバーが働く運送会社では、学歴を重視している会社は少ないです。
健康でやる気責任感があり、自動車の運転で事故歴、違反歴がなければ、入社のハードルはかなり低いと言って良いでしょう。
高学歴である必要はあまりありません

大学卒業

6. 運転違反歴は不可?

トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類がありますが、どの仕事も「トラックの運転」が仕事の大半です。事故違反は最もドライバーが避けなければいけないことです。
とは言え、会社によっては事故歴、違反歴があっても即入社お断りではなく、一応、事情を聞いて検討してくれるところもあります。後でバレるより、面接などでは隠さずに申告したほうが良いでしょう。
違反歴は採用に影響はあるかもしれませんが、会社によっては、絶対に入社不可になると決まっているわけではないようです。

事故は避けたい

7. 年齢制限はある?

日本全体で少子高齢化が進んでいますが、物流・運送業界でも高齢化が進んでいます。50代、60代のトラックドライバーは珍しくありません。
そのため、会社としては若い人にできるだけ長く勤めてほしいと考えています。
とは言え、人手不足に対応するため、中高年以上の年齢でも採用している会社は多いです。
要するに、年齢制限を設けていない会社が多いと言えます。

高齢ドライバー

8. どんなトラックがある?

トラックにもいろいろな種類があります。
トラックの大きさにも違いがありますし、荷台のタイプなどにも違いがあります。一般的なトラック以外にトレーラートラック、タンクローリーなどのトラックもあり、会社によって、どんなトラックを所有しているかはそれぞれです。
トラックはメーカーによっても機能に違いがあったりしますから、もし、運転したいトラックがあらかじめあるなら、それは入社前に確認しておくと良いでしょう。
トラックドライバーとして運転できるトラックにはさまざまあり、会社によってどんなトラックをそろえているかもそれぞれです。要確認です。

タンクローリー

9. 何を運ぶ?

トラックドライバーがトラックで運ぶ荷にはさまざまなものがあり、あらゆるものを運ぶのがトラックドライバーです。
商品、製品、部品、大型機械、食品、冷凍品、液体、気体、危険物など、トラックが運ばないものはないと言っても良いでしょう。危険物のように、運転免許以外の資格が必要なものもありますし、液体や気体、冷凍品など、専用のトラックが必要なものもあります。
特別な荷を専用のトラックで運ぶことを専門にしている会社もあります。
また、宅配便のドライバーのように、いろいろな小さい荷をあちこちに運び、届けまくる仕事もあります。
トラックドライバーとして何を運ぶ仕事に就くことになるかは、入社前にしっかり確認しておいたほうが良いでしょう。

宅配便のドライバー

10. 怖い業界ではない?

トラックドライバーは、昔は「荒くれ者」というイメージで見られていました。また、学歴不要な業界ということを何か勘違いして、そこで働く人たちは「いかつい荒くれ者」ばかりに違いないと思い込んでいる人もいるようです。
高齢化が進み、ベテランドライバーばかりになった会社は、一見、少し怖そうに見えるかもしれません。しかし、どんな職場かは実際に見てみないと分かりません。
それに、昔ながらの「荒くれ者」はイメージだけで、実際のトラックドライバーは真面目で紳士的な人が多いようです。
どっちにしろ、怖いかどうかではなく、自分に合うかどうか、入社前にしっかり確認しておくことは大事です。
会社によってはいかつい外見のドライバーが多く、怖く見えるところもあるかもしれませんが、業界全体が「怖い」と言うのは言い過ぎです。それに、怖く見えても実際は違うこともあります
逆に、優しそうな人が怖いってことも、世の中にはあります。

怖い!

ビジネスマンがタクシー運転手に転職する理由

タクシー!

タクシー運転手の給与は歩合制であることが多く、やればやっただけ稼げるし、やらなきゃそれほど稼げない仕事となっています。
また、運転免許を持っていない人たちの便利な「足」となっているタクシーを運転する仕事は、社会になくてはならない大切な仕事でもあります。
そんなタクシー運転手の素晴らしさに気付いた人が、タクシー運転手に転職して幸せに暮らしています。その中には、一流大学を卒業しないと入社できないような一流企業から転職した人もいるはずです。
中には、仕事で「やらかしちゃって」会社にいられなくなり、泣く泣く転職した人もいるでしょう。
しかし、それだけではないはずです。


1. 人と直接触れ合いたくなった

パソコンの普及で、人は生身の人と直接触れ合う機会が減りました。
人と会うのが仕事だったはずの営業職でも、仕事の連絡はメールやチャット、ラインで済みますし、会議や打ち合わせなんかもパソコン画面を通じて行う時代です。
効率は良くなりましたが、仕事にいわゆる人間味が薄れたのも事実。
「その分、仕事が早く終わるんだから良かったじゃん」という人は転職したりしません。
しかし、「人間味が薄れて寒々と感じるようになった」と思う人は転職を考えます。そして、いろいろな人とじかに接する接客業でもあるタクシー運転手に転職するのです。

寒い!

2. 「おもてなし」の仕事に興味が湧いた

2020年の東京オリンピック開催が決まったときに一瞬流行しかけたのが「お・も・て・な・し」です。流行に敏感な人たちは、自分たちも誰かを「おもてなし」しようと躍起になりました。
そんな「おもてなし」を流行とは関係なく、年中心掛けているのがタクシー運転手です。タクシー運転手こそ「おもてなし」の体現者、伝道者と言っても過言ではありません。
無機質なオフィスで粛々と日々の業務をこなしながら、やれビッグプロジェクトだ何億動くだの言われながら、ストレスをためて過ごすビジネスマンが、人と心の交流を持ちつつ「おもてなし」の仕事をしたくなっても、何の不思議もありません。

おもてなし

3. 組織の歯車から抜け出したかった

一流企業は給与は高額ですが、自由はありません。
社内では常に上司や同僚の目が光り、何かあれば個人の評判は社員食堂を通じ、請負の掃除業者スタッフの知るところともなります。
何をするにも上司の決裁が必要で、何枚もの申請書を作成し、了承を得られるまで待たなければなりません。上司は「自発的に考え、行動しろ」とは言いますが、無断で行動したら「わきまえろ!」と叱ります。理不尽ですが、世の中はそんなもんです。
一流企業の社員なんていわゆる「組織の歯車」です。窮屈です。
しかし、タクシー運転手は、乗客を安全に、迅速に、快適に目的地まで届けさえすれば、他のことは自由です。目的地までの道も、自分で「こっちが早い」と判断してそのルートを選択できます。自分で決められます。
組織の歯車となって行動しているうち「どうせ自分で考えて行動しても上司に立案すれば上司やチームの手柄になっちまう。何にもしないほうがよっぽどいいや」なんて思考に陥り、無機質なオフィスで粛々と日々の業務をこなしながら、やれビッグプロジェクトだ何億動くだの言われながら、ストレスためて過ごすビジネスマンとなってしまうわけです。
ふと「自由がほしい」と思うと、自然とタクシー運転手の求人をチェックしてしまうのかもしれません。

歯車

4. マーケティング力を試したかった

タクシー運転手の仕事は「組織の歯車」ではありません。自分でこうと思ったやり方を試し、そのデータから次の戦術を考え、さらにその試行錯誤を繰り返すことで売り上げを伸ばし、収入を増やしていきます。
大切なのは情報収集と分析力です。その積み重ねを続ける持久力です。
いわば、タクシー運転手としてたくさん稼ぐにはマーケティング力が必要なのです。
大会社でマーケティングを行っても、大会社は部署が細分化されていますので、マーケティング結果から成果を生み出すのは別の部署です。また、マーケティング自体も他のスタッフが持ち寄った作業結果の総合的なものになったりします。
これでは、どこまでが自分の実力なのか、分かりにくいことおびただしいというものです。
しかし、タクシー運転手はほとんど個人事業主のような仕事ですから、何でも自分1人で行い、その結果も自分1人で活用し、自分1人で成果を享受します。

マーケティング次第


5. 職歴も学歴も関係ない実力を発揮したかった

今は大企業でも年功序列型を見直し、実力主義的な給与体系にしていこうという議論が起こっています。
議論が起こっているということは、実際はまだまだ年功序列型だということです。
そんな中では「あの先輩社員は俺より仕事がデキないのに、俺より先に入ったからというだけで俺より給料が良い。そんなバカな話があるか!」なんて憤っている人もいるに違いありません。
また、学歴でも給与に差があります。高卒より大卒のほうが、在職歴は短くても給料が良いわけです。
しかし、タクシー会社の多くが職歴や学歴は不問です。給与は歩合制であることが多く、歩合制では純然たる実力主義になります。
マジでおのれの実力だけで勝負したいと考える多くの人が、タクシー運転手に転職します。

実力を試せ!

6. 起業する資金を貯めたかった

世の中には、大企業でビジネスマンとして経験を積むうち、自ら起業したいと考えるようになる、骨のある若者もいます。
起業資金を貯めるのに、タクシー運転手はちょうど良いです。
タクシー運転手として稼ぐにはマーケティングが必要で、働き方は個人事業主のようでもあり、しかも隔日勤務という特殊な勤務形態によって、たくさん稼ぎながらたくさんの休日を得ることもできるからです。
隔日勤務は早朝から翌朝まで約20時間勤務し、翌日は丸1日休み、そうした勤務を月に12日間ほどこなし、18日間ほどは休日となります。
このたくさんある休みを利用して、起業の準備を進めることができるのです。

資金を貯める

7. 楽そうだった

人は「車の運転」をとても軽く考えます。誰でもやっているからです。
しかも「簡単」と考えがちです。それだけ気軽に車を運転しつつ、しかも自分は運転技術が優れているなんて思っていたりします。
そのため、タクシー運転手の仕事を「運転するだけで金を稼げる簡単な仕事」と考えてしまいます。
日々、仕事の重圧にさらされ、専門用語が飛び交う巨大なプロジェクトの1人として、面白味はないものの難しさだけはハイレベルな仕事に携わっているビジネスマンはふと「もっと楽な仕事ないかなあ」なんて考えてしまいます。

簡単そう

8. 生涯現役でいたかった

昭和30年代には55歳が定年でしたが、今は60歳が一般的な定年となりました。65歳まで定年を延長する企業も出始めています。
医療の進化によって人の寿命は延び、90歳も決して珍しくない時代です。
しかし、年功序列型の企業では、社員は年齢を重ねると課長、部長と昇進し、現場でバリバリ働くより、部下の指導、育成、書類へのハンコ押しが主な仕事になっていきます。
加齢とともにそんな自らを受け入れる人が多いのですが、中には「指導や人材育成のためにこの会社に入ったんじゃない」と、不満を募らせる、いつまでも気持ちの若い人だっています。
一方、タクシー業界に昇進はありません。若くても努力と工夫次第でベテランのように稼げますし、またベテランだからと言って後進の指導に明け暮れるわけではありません。
ベテランのタクシー運転手は、それまで培ったノウハウを駆使して、いよいよ自分の思い通りに稼いでいたりします。

いつまでも現役

9. 働きながらも休みがほしかった

タクシー運転手には隔日勤務という特殊な勤務形態があります。
タクシー運転手にとって終電が終わるころの時間は稼ぎどきになるのですが、隔日勤務のタクシー運転手は昼間のタクシー利用者で売り上げを伸ばした上に、この終電を逃した人たちのおかげでさらに稼ぐことができるのです。
そのため、多くのタクシー運転手がこの隔日勤務という勤務を選択します。
一方、隔日勤務では毎月12日間くらいが勤務で、残り18日間くらいが休みなります。
たっぷり勤務してたっぷり稼ぎつつ、たっぷり休みを満喫できるわけです。
しかし、一流企業のビジネスマンともなれば、仕事の量は半端なく、今は働き方改革とやらで残業は少なくなったものの仕事量が減ったわけではないので、仕事を家まで持ち帰り、遅めの夕食の後、寝るまでのリラックスタイムを仕事に費やし、休日だって家で仕事するありさまです。
そりゃ、タクシー運転手に転職したくなるでしょう。

休日

10. 車の運転が好きだった

一流企業のビジネスマンは、無機質なオフィスで粛々と日々の業務をこなしながら、やれビッグプロジェクトだ何億動くだの言われながら、ストレスためて過ごします。働き方改革とやらで残業は少なくなったものの仕事量が減ったわけではないので、仕事を家まで持ち帰り、遅めの夕食の後、寝るまでのリラックスタイムを仕事に費やし、休日だって家で仕事するありさまです。
そんな日々を送るうち、ふと「俺、何をやっているんだろう」と気がつきます。こんな生活を送るために生まれたの?
突然、会社を辞めて自分探しの旅に出掛けたりします。しかし、インドに観光旅行に行ったくらいで「本当の自分」が見つかるわけはありません。
答えは自分の中にあるのですから。
いろいろあって「俺って、車の運転が好きだったよな」なんて気がついた人が、タクシー運転手になったりするのかもしれません。

インド!


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トラックドライバーの仕事がエモい理由

「エモい!」

「エモい」は、若者を中心に日常的に使われている俗語です。昭和のオヤジなら、すかさず「エロい?」なんてしょーもないオヤジギャグをかますところです。
主に景色、映画やコミック、ドラマ、音楽など、体験した「場面」に対して使われることが多いようです。平安時代で言うところの「いとあはれ」だそうです。
職業に関して使われることは、あまりないのかもしれません。


1. 昔ながらの仕事だから

トラックドライバーの仕事は、荷を運ぶことです。それもトラックという、普通自動車より大きい車体の車で運ぶくらいなので、普通自動車などでは運べないくらい大きな荷物、またはたくさんの荷物を運びます。
そうした、大きな荷物たくさんの荷物を運ぶ仕事は、それこそ平安の昔から存在していました。つまり、荷を運ぶ仕事というのは、とても歴史が古いと言えます。
「エモい」ノスタルジックな情景に対して使われることもありますから、古代から連綿と続くトラックドライバーの仕事、すなわち物流の仕事はノスタルジックでもあるので「エモい」と言えるでしょう。

歴史

2. 大変な仕事だから

トラックドライバーの仕事は体力仕事であり、長距離輸送の仕事や宅配便の配達など、「過酷」と言える仕事もあります。
そんなトラックドライバーの大変さを見ると心を揺さぶられるはずです。

「過酷だ」

3. 1人が基本の仕事だから

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。仕事で迷ったとき、困ったときも、隣に相談できる先輩や同僚はいません。長距離の仕事なら、2~3日、長いと1週間くらいは1人きりで過ごします。
何とも切ないです。

1人

4. トラックが武骨だから

自動車が発明された当初は、実用性だけが重視されたデザインでした。それが普及し、一般庶民でも手に入るようになると、それぞれの好み、用途に合わせてさまざまなデザインが生まれ、なおかつスピード効率を追求する開発も進み、流線的なデザインの車も登場しています。
トラックも50年前に比べれば幾分、ところどころ丸みを帯びてきていますが、やはりまだまだ実用性が重視され、普通自動車に比べるとどうしても武骨に見えます。エモいです。

武骨なトラック

5. 世間から理解されにくいから

トラックドライバーはここのところ人手不足になっているそうです。政治家の失策のせいで少子高齢化に歯止めがかからず、多くの業界で人手不足になっているのに加え、トラックドライバーのイメージが良くないからのようです。
トラックドライバーの中に、交通ルールや交通マナーを守らない悪質ドライバーがごく少数とは言え存在していて、しかも日本人に寛容さがないため、良くないイメージが広がっています。
そんな風に世間から誤解されながら、今日も黙々と仕事を続けるのがトラックドライバーです。

黙々と

6. 被災地に救援物資も届けるから

地震や台風など、自然災害が多い日本ですが、そんなとき、被災地に救援物資を運んでくれるのがトラックです。多くの運送会社が地方自治体と取り決めして、災害時に活躍してくれます。頭が下がります。
心動かされます

災害物資を運ぶ

7. 社会貢献度が高いから

トラックドライバーはそもそも社会貢献度が高い仕事です。
トラックドライバーはスーパーマーケットやコンビニに商品を運び、工場に部品を運び、工場から製品を運び、一般家庭に商品などを届けてくれます。実家の母親がダンボール箱に詰め込んだ、生活用品や故郷の食べ物を届けてくれるのもトラックドライバーです。
トラックドライバーが荷を運ばなければ、人々の生活経済活動もたちまちストップしてしまいます。
トラックドライバーの社会貢献度の高さには心動かされます

大切な荷を運ぶ

8. 黙々と地道に続ける仕事だから

災害という非常時に大活躍するだけではなく、社会貢献度がエベレストよりも高い仕事を、世間から誤解されながらも、黙々地道に続けるのがトラックドライバーです。
まじエモいです。

エベレスト

SF もしもトラックドライバーが倍増したら

異星人現る

現在、日本でのトラックドライバーの人手不足はなかなか深刻だそうです。中には、すぐにでも物流が停滞し、スーパーなどに商品が並ばず、ネットショップでポチった商品もなかなか届かないようになると、警鐘を鳴らす人もいます。
それを「埒もない」と、笑い飛ばすことはできません。
そんなトラックドライバーが、日本で急に倍増、すなわち急増したら、どうなるでしょうねえ。異星人の陰謀だとか言い出す人も出てくるかもしれませんねえ。フフフ。


1. 送料が安くなる

サンマが豊漁だとサンマの小売価格は安くなり、キャベツが豊作だとキャベツの小売価格も安くなります。
トラックドライバーがグーンと増えたら、トラックドライバーの給料が安くなるでしょう。トラックドライバーの給料が安くなったら、運送会社は人件費を抑えることができるので、その分、送料も安くなることが考えられます。

送料

2. 交代制を導入できる

トラックドライバーの人手不足「長時間勤務で過酷」というのも、その原因の1つになっています。もちろん、それだけではありませんが。
トラックドライバーの仕事が「長時間勤務で過酷」だと言われるのは、一度出発すると2~3日、長いと10日間くらい戻れない、長距離の仕事があることがその原因の1つになっています。もちろん、それだけではありませんが。
そんな長距離の仕事にドライバーの交代制を導入できるようになります。何しろ、トラックドライバーが余るくらい増えているのですから。
つまり、日帰りできるくらいの距離のところに交代拠点を設け、そこでドライバーが交代し、また次の拠点で交代しと、数人のドライバーで遠距離に荷を届けるわけです。
これでもう、トラックドライバーの仕事を「長時間勤務で過酷」とは言わせません。

過酷

3. 就業が難しくなる

とにかく、突然、余るほどにトラックドライバーが増えるのです。理由は誰にも分かりません。
余るくらいなので、政府や業界はこれ以上トラックドライバーを増やさない方針を打ち出すかもしれません。
もともと、トラックドライバーは高度な技能を必要とする専門職で、未経験者にはハードルの高い職業でした。
そんな昔のやり方が復活し、トラックドライバー業界は未経験者はなかなか就職できない業界になるでしょう。

高い

4. 心意気が評価される

トラックドライバーが激増すると、給料は安くなります給料を安くしてもなりたい人が殺到するので、給料を高くする必要が薄いわけです。
給料が安いのに、交通事故のリスクがあり、しかも物流を支えることで社会に大きく、とてもとても絶大に貢献する重要な仕事に就くトラックドライバーは、その気っ風の良い心意気が高く評価され、トラックドライバーは日本中の善男善女の憧れの的になります。
ますますトラックドライバーのなり手が増えるかもしれません。

憧れのまなざし

5. 免許の普及率がアップする

トラックドライバーになるには運転免許が必要です。
近年、若い人が運転免許をあまり取得しなくなっていると言われていますが、多くの人がトラックドライバーに憧れ、皆がトラックドライバーになりたがるようになれば、当然、皆が運転免許を取得しようとします。
自動車教習所は満杯で、儲かって仕方なく、ウハウハです。

免許

6. 自動車が売れる

トラックドライバーに憧れ、皆がトラックドライバーになりたがるようになっても、全員がなれるわけではありませんし、中には「憧れと就職は別」という現実派もいるでしょう。
それでも、せめてトラックドライバーのようにトラックを、とまではいかなくても、自動車を運転したいという人が増え、皆がこぞって自動車を買い求めます。
自動車メーカーは増産に次ぐ増産で、儲かって仕方なく、ウハウハです。

自動車を増産

7. 自動車工場が増設される

自動車が飛ぶように売れるので、自動車メーカーは自動車の生産工場を増設します。従業員も大量に雇います。国籍にこだわっている場合ではないので、外国人も大量に雇います。トラックドライバー以外は人手不足になっていますから、外国人も厚待遇です。
外国人もウハウハです。

工場を増設

8. トラックが進化する

トラックドライバーが激増すれば、トラック輸送による物流を発展させていこうという気運が高まります。それでトラックの機能を進化させる開発に弾みもつきます。
そんなとき、工場ではなく、開発部署に就職した外国人が思わぬ才能を発揮します。日本人が発想できない、言葉では説明できないような全く新しい進化をトラックにもたらすのです。

進化したトラック?

9. トラックドライバーが海を渡る

日本ではトラックドライバーが激増しましたが、海外では相変わらずトラックドライバー不足が続いています。深刻です。
そんなところに日本でトラックドライバーが激増しているニュースが飛び込みます。海外の企業は、日本の企業がビックリするくらいの厚待遇で日本人ドライバーにオファーします。
こうして多くの日本人ドライバーが海を渡り、海外でもその国の物流を支える存在になります。
1人のトラックドライバーはこんなことを言っていました。「厚待遇? そんなことは知らないよ。ただ、困っていると聞いたから、国籍なんか関係なく行くだけさ」と。

海を渡る

10. 日本はトラック大国になる

日本で激増したトラックドライバーは、今や世界中の物流を支える存在となりました。経済大国だろうと貧困国だろうと関係なく、日本人が今日もトラックを走らせます。
日本の企業がトラックの機能も進化させていますから、いつの間にか世界では「トラックと言えば日本」が常識となります。
トラックドライバーに民族も国柄も国境も主義思想も関係ありません。各国の首脳陣も、それぞれ争うことの虚しさ、意味のなさに気付いてくれる、かもしれません。

躍進する日本

長距離トラックドライバーの優雅な生活

隣の芝生

トラックドライバーの仕事はとても大変だと言われています。
しかし、世に「大変じゃない」仕事なんてないんじゃないかと思いつつ、「隣の芝生は青く見える」なんてことも言われるように、人は自分のこと以外のことには無関心であるがゆえ、なかなか「実際にどうなのか」というところまでは見えていないのじゃないだろうかと思われます。
要するに、大変だと言われているだけで、実際のことは分からんわけです。
トラックドライバーの給料は歩合制であることが多く、そのため、仕事が大変なほど収入も多いようになっています。そして長距離トラックの仕事は、明らかに近距離や中距離の仕事より大変そうに見えます。
そんな長距離トラックのドライバーは、さぞたくさんの給料をもらっているはずで、きっと優雅な生活を送っているに違いありません。チクショー! 憎いよ、憎いよ、コノヤロー!ってなもんです。


1. 家に帰れない

長距離トラックのドライバーは、仕事で一度出発すると2~3日、長いと1週間くらいは家に帰れません。
と言いますか、1日では家に帰れないくらいの遠距離に荷を運ぶ仕事を長距離トラックの仕事と言います。月の半分以上は家にいないため、家賃がもったないと嘆くトラックドライバーもいるとかいないとか。

家賃がもったいない

2. 車中泊

何日も家に帰れない長距離トラックのドライバーは、その間は当然外泊になります。
とは言え、安いビジネスホテルに泊まる、というトラックドライバーは滅多にいません。ほとんどのトラックドライバーは車中泊、つまりトラックの運転席で眠ります。
長距離トラックの仕事には通常、大型トラックが使われるのですが、多くの大型トラックには仮眠スペースが設けられています。ここで眠ります。
トラックドライバー専用の休憩施設であるトラックステーションや、宿泊設備のあるサービスステーションもありますが、数が少なく、実用的ではないようです。

サラリーマンの仮眠

3. シャワーが多い

何日も家に帰れない長距離トラックのドライバーがトラックの運転席で寝起きするということは、入浴も運転席でできるのかという疑問が沸き起こりますが、そんなことができるトラックはまだありません。どこかのメーカーに開発していただきたいと念じております。
そのため、長距離トラックのドライバーは、トラックドライバー専用の休憩施設であるトラックステーションや、シャワー設備を備えたガソリンスタンド、またはスーパー銭湯などを利用します。道の駅にも入浴施設を備えたところがありますが、やはりガソリンスタンドでシャワーということが一番多くなるようです。

シャワー

4. 休憩のタイミング

一般的な事務所や工場などに勤務していると、食事や休憩のタイミングは全員一斉にということになりますが、基本的に1人でトラックを運転して仕事をするトラックドライバーは、休憩や食事のタイミングも自分の裁量に任されています。
優雅かどうかは別にして、こういう「自由が利く」ところはトラックドライバーの仕事のメリットかもしれません。
ただ、道路事情は刻一刻と変化し、ときには予想外のハプニングなんかも起こりますので、自由が利かなくなるときもあります。なかなか優雅に休憩していられないのが実情のようです。

休憩

5. 運転の合間におにぎり

トラックドライバーの仕事はジャストインタイム、つまり指定時間ピッタリに荷を届けることが要求されたりします。しかし、道路事情は刻一刻と変化し、ときには予想外のハプニングなんかも起こりますので、おちおち食事のために飲食店に立ち寄ることも難しいことがあります。
そんなときはコンビニエンスストアでおにぎりを買い、信号で止まるごとにおにぎりを食べ、食べては進みを繰り返し、少しでも時間通りに目的地に着こうと努力したりします。
合間のおにぎりはあくまでもつなぎで、その後、しっかり時間を取って「本番の食事」をゆっくり食べるというトラックドライバーも少なくありません。

おにぎり

6. 外食が中心

一度仕事で出発すると2~3日、長いと10日間くらいは家に帰れない長距離トラックのドライバーは、食事も外食が中心になります。
外食が中心と言うと優雅なようですが、店舗の多さや、大型トラックを停められる駐車場の有無から、ファミリーレストランやコンビニエンスストアが多くなります。コンビニは飲食店ではありませんが、中にはイートインスペースのあるコンビニもありますし、カップ麺や弁当を買って駐車場に停めたトラックの運転席で食べることも少なくありません。
また、ファミレスやコンビニ弁当が続くと、トラックドライバーは体力仕事でもあるので、ガッツリ系の食事を欲することから、栄養の偏りが懸念されてしまいます。

外食

7. 車内で自炊も

外食の多いトラックドライバーは栄養の偏りも懸念されますが、ファミレスやコンビニ弁当ばかりだと、味に「飽きてしまう」ことも起こり得ます。
これが近距離、中距離のトラックドライバーであれば、自宅で弁当を作って仕事に持って行くこともできるのですが、長距離トラックの仕事の場合、弁当持参ができるのは初日のみです。
そんなわけで、長距離移動中でも自分なりに工夫した食事をしたいという猛者は、車内での自炊に挑戦します。今はカセットコンロ、車載用炊飯器、車載用保温冷庫など、便利なものがありますから、どうにでもできます。
栄養について勉強して自炊に挑戦すれば、健康面にも良いですし、工夫次第で食費を抑えることもできるので、経済面でも良いと言えるでしょう。

自炊

8. ときにはご当地グルメ

長距離トラックのドライバーは仕事の都合上、必然的に外食が多くなります。それもなるべく手短に、すぐ見つかるような店で済ませてしまおうとしてファミリーレストラン、コンビエンスストアの利用が多くなります。
決してファミレスやコンビニが悪いわけではありません。しかし、せっかく大変な仕事をしてたくさん稼いでいるのだから、たまにはぜいたくしたいというのが多くの人の思いではないでしょうか。
ご安心ください、皆さん。
長距離トラックのドライバーは、その仕事によって確かに外食を余儀なくされますが、同時にその仕事ゆえ、ご当地グルメが人気の土地を訪れたりもします。そしてうまく時間をつくることができれば、ご当地グルメを楽しむこともできるわけです。
それは長距離トラックドライバーの仕事のメリットの1つにもなっています。

ご当地ラーメン

9. 大変なトイレの確保

トラックドライバーをはじめとした職業ドライバーにとって、仕事を続けるときの一番の難関になるのが、トイレの確保かもしれません。
街中ならコンビニもたくさんあるので、急な便意尿意にもすぐ対応できるかもしれません。それでも、大型トラックを停める駐車スペースがなかったり、あっても他のトラックが使っていたりすると万事休すですが。
ましてや、コンビニも滅多にない郊外を走っているときはどうしようもありません。
いつも同じルートを走るトラックドライバーは、トイレを使える場所の把握もしやすいでしょうけど、初めての場所を訪れることもある長距離トラックの仕事では、急にトイレを見つけるのはかなり難しいでしょう。
今は携帯用トイレという便利なものもあり、たいていの長距離トラックはこれを用意していますが、やはりそれは最後の手段にしたいのが人情というものかもしれません。

トイレ

最後に

以上で、長距離トラックドライバーがなかなか優雅な生活を送っていることが分かったと思います。
さあ、長距離トラックドライバーになってこんな優雅な生活を満喫しましょ!

優雅

トラックドライバーがヤバイ点

「ヤバイ!」

何によらず、ほどほどが良いようです。


1. 仕事が楽すぎ

人によって受け取り方は違いますし、トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類があり、会社もいろいろなので、一概には言えませんが、合う人にとってはトラックドライバーの仕事ほどな仕事はないようです。
トラックドライバーの仕事の大半はトラックを運転することです。車の運転が好きで、トラックの運転には全く苦手意識がなければ「運転しているだけで良いなんて、こんな楽はことはない」と思えるそうです。
もちろん、トラックドライバーの仕事はトラックの運転だけではありません。「楽ではない」と思えることもあるでしょう。しかし、トータルすると「楽」と思えるので、それで良いではありませんか。

「楽だねえ」

2. 収入が多すぎ

世の中には月給100万円でも「100万円しか」とのたまうお方がいるようなので、これまた受け取り方は人それぞれですが、トラックドライバーの平均年収は300万円台~700万円くらいだと言われています。
トラックドライバーの仕事を「楽」と思える人にとっては、その「楽な仕事」をして年収700万円もあれば「収入が多すぎて笑うしかない」と思えるに違いありません。

月収

3. どこでもモテすぎ

トラックドライバーの仕事は体力仕事なので、続けていると自然とマッチョなタフガイになっていく傾向にあります。おまけにトラックドライバーの仕事は大いなる責任感がないとできない仕事なので、トラックドライバーはマッチョでタフで、頼りがいがある人ということになります。
こんな人がモテないわけがありません。たとえ中年太りのおじさんでもモテます。
さらに女性ドライバーは、業界に少ないことから余計にモテます。

モテモテ

4. 人間関係が楽すぎ

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。多くのトラックドライバーは、運転席の横に上司も同僚も顧客もいないままにトラックを走らせます。
トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転なので、勤務時間のほとんどを1人で過ごすことになります。そのため、人間関係にわずらわされることがありません。

1人きり

5. 勤務中でも自由すぎ

トラックドライバーは基本的に1人で仕事をします。多くのトラックドライバーは、運転席の横に上司も同僚も顧客もいないままにトラックを走らせます。
荷を安全確実、時間通りに届けさえすれば、勤務時間のほとんどを1人で自由気ままに過ごせます。好きな音楽を聞いたり、歌を歌ったりできますし、健康上あまりオススメしませんが、タバコも吸い放題です。鼻だってほじりたい放題です。

叫びたい放題

6. 就職のハードル低すぎ

いろいろとヤバイ、トラックドライバーですが、どういうわけかこのところ人材不足が続いています。一説によると、政治家の失策少子高齢化が解消されないので、いろいろな業界で人材不足が大きな問題になっているようです。
とにかく、そういったわけで、トラックドライバーとして就職するには、学歴や職歴、年齢を問われないことが多くなっています。
もともとトラックドライバーとして働くのに、並外れた学力、スバ抜けた美貌、卓越したセンス、ありあまる財力、規格外のコネは必要ありませんでしたが、それでも中型運転免許大型運転免許の有無、トラックドライバーとしての経験の有無が重視されたものです。
それが今では、そうした経験も特に問わない会社が増えています。運転免許も、入社時にとりあえず普通運転免許さえ持っていれば、中型や大型は入社後、会社の支援を受けて取得できるといった厚待遇のところまで登場しています。

ハードル

7. 年齢層が高すぎ

トラックドライバーの人手不足の原因の1つは、政治家の失策少子高齢化が解消されないことにあり、トラックドライバーの物流・運送業界を含む多くの業界で高齢化が進んでいます。
トラックドライバーの年齢層も上がっていて、40代ならまだ若手、50代、60代が多い層で、70代まで現役となっています。
60代、70代でも十分元気であれば、存分に活躍するのは個人の自由ですが、同時に職業ドライバーは何と言っても健康であることが必須条件になります。
若いトラックドライバーが増えてくれると良いのですが。

ベテランドライバー

8. 社会貢献度高すぎ

トラックドライバーはスーパーやコンビニに並ぶ商品、工場で生産された製品、個人が通販で買った商品などを運びます。トラックドライバーが運ばなければ、人々の生活経済活動は成り立ちません。
それだけ社会貢献度が高い仕事だと言えます。いつでも、どこへでも荷を運びます。力が尽きても、倒れそうでも、くじけそうでも、届かなくても、また走り出します。限りない勇気を教えてくれるのがトラックドライバーです。

商品が並ぶスーパー

9. イメージが悪すぎ

社会貢献度が限りなく高いトラックドライバーですが、どういうわけかマイナスイメージを持たれがちです。
トラックドライバーは人手不足になっているとは言え、それでも毎日、至るところを走っています。特に産業道路などでは「多いな」と思えてしまいます。
加えて、トラックは中型、大型になると車体が大きく、周囲にむやみやたらと圧迫感を与えます。「邪魔だなあ」とさえ思えてしまいます。
車体が大きくて目立つので、ちょっとしたマナー違反も目立ちます。ほとんどのトラックドライバーが真面目に、紳士的に仕事をしているのですが、マナーやルールを守らない悪質なトラックドライバーも実在します。
そのため、たまたま悪質ドライバーを目撃してしまった人たちが、トラックドライバーの悪いイメージを広めてしまうようです。
この悪いイメージもトラックドライバー不足の原因の1つになっているので、すべてのトラックドライバーがルールやマナーを守り、真面目に、紳士的に行動していただきたいものです。

大きなトラック

10. 仕事が多すぎ

トラックドライバー不足が続いている一方、ネットショップの普及拡大でトラックドライバーの仕事はかなり増えています。増大傾向にあると言って良いでしょう。
そのため、1人のトラックドライバーが抱える仕事量が増え、トラックドライバーの余裕を奪い、それもあってついついマナー違反、ルール違反をやらかしてしまうトラックドライバーが現れるといった事態も起こっているようです。
もちろん、どんなこともマナー違反、ルール違反をして良いという理由にはなりません。

増える仕事