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SF もしもトラックドライバーが倍増したら

異星人現る

現在、日本でのトラックドライバーの人手不足はなかなか深刻だそうです。中には、すぐにでも物流が停滞し、スーパーなどに商品が並ばず、ネットショップでポチった商品もなかなか届かないようになると、警鐘を鳴らす人もいます。
それを「埒もない」と、笑い飛ばすことはできません。
そんなトラックドライバーが、日本で急に倍増、すなわち急増したら、どうなるでしょうねえ。異星人の陰謀だとか言い出す人も出てくるかもしれませんねえ。フフフ。


1. 送料が安くなる

サンマが豊漁だとサンマの小売価格は安くなり、キャベツが豊作だとキャベツの小売価格も安くなります。
トラックドライバーがグーンと増えたら、トラックドライバーの給料が安くなるでしょう。トラックドライバーの給料が安くなったら、運送会社は人件費を抑えることができるので、その分、送料も安くなることが考えられます。

送料

2. 交代制を導入できる

トラックドライバーの人手不足「長時間勤務で過酷」というのも、その原因の1つになっています。もちろん、それだけではありませんが。
トラックドライバーの仕事が「長時間勤務で過酷」だと言われるのは、一度出発すると2~3日、長いと10日間くらい戻れない、長距離の仕事があることがその原因の1つになっています。もちろん、それだけではありませんが。
そんな長距離の仕事にドライバーの交代制を導入できるようになります。何しろ、トラックドライバーが余るくらい増えているのですから。
つまり、日帰りできるくらいの距離のところに交代拠点を設け、そこでドライバーが交代し、また次の拠点で交代しと、数人のドライバーで遠距離に荷を届けるわけです。
これでもう、トラックドライバーの仕事を「長時間勤務で過酷」とは言わせません。

過酷

3. 就業が難しくなる

とにかく、突然、余るほどにトラックドライバーが増えるのです。理由は誰にも分かりません。
余るくらいなので、政府や業界はこれ以上トラックドライバーを増やさない方針を打ち出すかもしれません。
もともと、トラックドライバーは高度な技能を必要とする専門職で、未経験者にはハードルの高い職業でした。
そんな昔のやり方が復活し、トラックドライバー業界は未経験者はなかなか就職できない業界になるでしょう。

高い

4. 心意気が評価される

トラックドライバーが激増すると、給料は安くなります給料を安くしてもなりたい人が殺到するので、給料を高くする必要が薄いわけです。
給料が安いのに、交通事故のリスクがあり、しかも物流を支えることで社会に大きく、とてもとても絶大に貢献する重要な仕事に就くトラックドライバーは、その気っ風の良い心意気が高く評価され、トラックドライバーは日本中の善男善女の憧れの的になります。
ますますトラックドライバーのなり手が増えるかもしれません。

憧れのまなざし

5. 免許の普及率がアップする

トラックドライバーになるには運転免許が必要です。
近年、若い人が運転免許をあまり取得しなくなっていると言われていますが、多くの人がトラックドライバーに憧れ、皆がトラックドライバーになりたがるようになれば、当然、皆が運転免許を取得しようとします。
自動車教習所は満杯で、儲かって仕方なく、ウハウハです。

免許

6. 自動車が売れる

トラックドライバーに憧れ、皆がトラックドライバーになりたがるようになっても、全員がなれるわけではありませんし、中には「憧れと就職は別」という現実派もいるでしょう。
それでも、せめてトラックドライバーのようにトラックを、とまではいかなくても、自動車を運転したいという人が増え、皆がこぞって自動車を買い求めます。
自動車メーカーは増産に次ぐ増産で、儲かって仕方なく、ウハウハです。

自動車を増産

7. 自動車工場が増設される

自動車が飛ぶように売れるので、自動車メーカーは自動車の生産工場を増設します。従業員も大量に雇います。国籍にこだわっている場合ではないので、外国人も大量に雇います。トラックドライバー以外は人手不足になっていますから、外国人も厚待遇です。
外国人もウハウハです。

工場を増設

8. トラックが進化する

トラックドライバーが激増すれば、トラック輸送による物流を発展させていこうという気運が高まります。それでトラックの機能を進化させる開発に弾みもつきます。
そんなとき、工場ではなく、開発部署に就職した外国人が思わぬ才能を発揮します。日本人が発想できない、言葉では説明できないような全く新しい進化をトラックにもたらすのです。

進化したトラック?

9. トラックドライバーが海を渡る

日本ではトラックドライバーが激増しましたが、海外では相変わらずトラックドライバー不足が続いています。深刻です。
そんなところに日本でトラックドライバーが激増しているニュースが飛び込みます。海外の企業は、日本の企業がビックリするくらいの厚待遇で日本人ドライバーにオファーします。
こうして多くの日本人ドライバーが海を渡り、海外でもその国の物流を支える存在になります。
1人のトラックドライバーはこんなことを言っていました。「厚待遇? そんなことは知らないよ。ただ、困っていると聞いたから、国籍なんか関係なく行くだけさ」と。

海を渡る

10. 日本はトラック大国になる

日本で激増したトラックドライバーは、今や世界中の物流を支える存在となりました。経済大国だろうと貧困国だろうと関係なく、日本人が今日もトラックを走らせます。
日本の企業がトラックの機能も進化させていますから、いつの間にか世界では「トラックと言えば日本」が常識となります。
トラックドライバーに民族も国柄も国境も主義思想も関係ありません。各国の首脳陣も、それぞれ争うことの虚しさ、意味のなさに気付いてくれる、かもしれません。

躍進する日本