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運送会社への入社に際しての疑問

どうなんだろう?

どんな業界でも、初めて飛び込もうというときはドキドキするものです。
「初めて」なので、つまり「未知の世界」なのでドキドキするわけです。ただ、ここでワクワクも感じたりすると、それは「良い兆し」かもしれません。
とにかく「未知の世界」なので、人は少しでも「知らないこと」を減らしてドキドキを抑えようとします。これから就職しようかどうしようかと思っている業界、会社に対してもいろいろ分からないことがあるので、いろいろ質問してみたくなるのです。
例えばどれくらい休日があるのか、どれくらい給与をもらえるのか、といったことです。運送会社でトラックドライバーとして働くことを検討している人も、入社する前に聞いておきたいことがいろいろあるに違いありません。

1. 未経験でも大丈夫?

トラックドライバーは高度な専門的技能を要する仕事なので「未経験でもできる?」と考えるのはごく普通のことです。
他の高度な専門職同様、以前は「経験者優先」が主流でした。ただ、ここのところの少子化によって多くの業界で起こっている人手不足の波が物流業界も襲っていて、会社側も「未経験者歓迎」としているところが多くなっています。
特に若い人は歓迎されますので、ていねいな新入社員教育で業務だけではなく、社会人として身に着けるべきマナー、スキルもしっかり教えてくれます。
ですから、未経験者でも大丈夫です。

初心者

2. 普通運転免許だけで大丈夫?

大型トラックの運転には大型運転免許、中型トラックの運転には中型運転免許が必要です。運転免許と言えば普通自動車運転免許しか持っていないけどトラックドライバーになりたいと考えたとき、求人に応募する前に中型免許大型免許を取っておかないといけないのではないかと、思ってしまっても不思議はありません。
第二種運転免許が必要なタクシードライバーになるのに、タクシー会社に入社後に第二種運転免許を取得してタクシードライバーとなることが可能なように、今では多くの運送会社が「大型、中型の免許は入社後の取得でOK」としています。
免許取得支援制度を設けて、費用を貸してくれたり、一部負担してくれたり、全額負担してくれたりするところもあります。免許取得は入社後OKの会社でも、会社によって対応に違いはありますので、その点は入社前に確認しておくと良いでしょう。
とにかく、普通運転免許だけでも入社できる会社があります

免許

3. 20代でも稼げる?

トラックドライバーの仕事は歩合制であることが多く、一説には「やればやるだけ稼げる仕事」などと呼ぶ風潮もあります。
どちらにしろ歩合制なので、年功序列などで給与を決める一般企業とは違い、新人もベテランも「やればやっただけ稼ぐ」ことができます。年齢だけではなく、男女差ももちろんありません。あるのは「働き」による差です。
ただ、実際に調査してみると、トラックドライバーの男性の平均年収のほうがトラックドライバーの女性の平均年収よりかなり高くなっています。これは男女差というより、フルタイムで勤務する男性のトラックドライバーに比べ、フルタイムで勤務する女性のトラックドライバーが少ないからのようです。
若い人でもトラックドライバーとしてより多く稼ぎたい場合は、けん引免許などプラスアルファの資格を取得し、トラックトレーラーの仕事に就くなど、より高度より難しい仕事をすると良いでしょう。
20代でもたくさん稼げます

たくさん稼ぐ

4. 残業が多い?

トラックドライバーの仕事には長距離輸送の仕事があり、長距離輸送の場合は勤務時間も長時間になるので、トラックドライバーの仕事というと「過酷」というイメージがつきまといます。
これは会社によって、また仕事の内容によって違います。
長距離の仕事は給与も多くなりますから、長距離の仕事でたっぷり稼ぎたい人は長距離の仕事を請け負う会社に就職してたっぷり稼ぐと良いでしょう。
やはりオフの時間をたっぷり欲しい人は、長距離の仕事や残業の多い仕事を避けたほうが良いわけです。長距離の仕事や残業の多い仕事をしていない会社を選んだり、従業員の希望をきちんと聞いて長距離の仕事や残業の多い仕事をむやみに振ってこない会社を探すと良いでしょう。
残業は会社によっていろいろです。

深夜便の仕事

5. 学歴は必要ある?

トラックドライバーが働く運送会社では、学歴を重視している会社は少ないです。
健康でやる気責任感があり、自動車の運転で事故歴、違反歴がなければ、入社のハードルはかなり低いと言って良いでしょう。
高学歴である必要はあまりありません

大学卒業

6. 運転違反歴は不可?

トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類がありますが、どの仕事も「トラックの運転」が仕事の大半です。事故違反は最もドライバーが避けなければいけないことです。
とは言え、会社によっては事故歴、違反歴があっても即入社お断りではなく、一応、事情を聞いて検討してくれるところもあります。後でバレるより、面接などでは隠さずに申告したほうが良いでしょう。
違反歴は採用に影響はあるかもしれませんが、会社によっては、絶対に入社不可になると決まっているわけではないようです。

事故は避けたい

7. 年齢制限はある?

日本全体で少子高齢化が進んでいますが、物流・運送業界でも高齢化が進んでいます。50代、60代のトラックドライバーは珍しくありません。
そのため、会社としては若い人にできるだけ長く勤めてほしいと考えています。
とは言え、人手不足に対応するため、中高年以上の年齢でも採用している会社は多いです。
要するに、年齢制限を設けていない会社が多いと言えます。

高齢ドライバー

8. どんなトラックがある?

トラックにもいろいろな種類があります。
トラックの大きさにも違いがありますし、荷台のタイプなどにも違いがあります。一般的なトラック以外にトレーラートラック、タンクローリーなどのトラックもあり、会社によって、どんなトラックを所有しているかはそれぞれです。
トラックはメーカーによっても機能に違いがあったりしますから、もし、運転したいトラックがあらかじめあるなら、それは入社前に確認しておくと良いでしょう。
トラックドライバーとして運転できるトラックにはさまざまあり、会社によってどんなトラックをそろえているかもそれぞれです。要確認です。

タンクローリー

9. 何を運ぶ?

トラックドライバーがトラックで運ぶ荷にはさまざまなものがあり、あらゆるものを運ぶのがトラックドライバーです。
商品、製品、部品、大型機械、食品、冷凍品、液体、気体、危険物など、トラックが運ばないものはないと言っても良いでしょう。危険物のように、運転免許以外の資格が必要なものもありますし、液体や気体、冷凍品など、専用のトラックが必要なものもあります。
特別な荷を専用のトラックで運ぶことを専門にしている会社もあります。
また、宅配便のドライバーのように、いろいろな小さい荷をあちこちに運び、届けまくる仕事もあります。
トラックドライバーとして何を運ぶ仕事に就くことになるかは、入社前にしっかり確認しておいたほうが良いでしょう。

宅配便のドライバー

10. 怖い業界ではない?

トラックドライバーは、昔は「荒くれ者」というイメージで見られていました。また、学歴不要な業界ということを何か勘違いして、そこで働く人たちは「いかつい荒くれ者」ばかりに違いないと思い込んでいる人もいるようです。
高齢化が進み、ベテランドライバーばかりになった会社は、一見、少し怖そうに見えるかもしれません。しかし、どんな職場かは実際に見てみないと分かりません。
それに、昔ながらの「荒くれ者」はイメージだけで、実際のトラックドライバーは真面目で紳士的な人が多いようです。
どっちにしろ、怖いかどうかではなく、自分に合うかどうか、入社前にしっかり確認しておくことは大事です。
会社によってはいかつい外見のドライバーが多く、怖く見えるところもあるかもしれませんが、業界全体が「怖い」と言うのは言い過ぎです。それに、怖く見えても実際は違うこともあります
逆に、優しそうな人が怖いってことも、世の中にはあります。

怖い!