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高齢者のトラックドライバーが増えることのメリット

高齢者

人々の生活や経済活動を支える、社会に無くてはならない仕事であるトラックドライバーは人手不足が続いています。このままでは人々の生活や経済活動が停滞する危険もあるほどの状況だそうです。
こういうときにしっかり対応しなければいけないのが政府です。そのための政府です。
そんなわけで行政の旗振りで、女性や高齢者を物流・運送業界で積極的に採用していこうということになりましたが、あまりうまくいっていないようです。
女性の採用が進まないのは、トラックドライバーの職場が長い間「男の世界」だったからでもあるかもしれません。トラックドライバーと言えば、どうしても「荒々しい男たち」というイメージなので、そのイメージから変えていく必要があるのでしょう。
高齢者は女性に比べたら採用も容易のはずです。少子高齢化でただでさえ高齢者が増えているのですから。しかし、それでも「トラックドライバーの人手不足」はまだ解消されていません。
もっともっと高齢者のトラックドライバーを増やさなければいけないのかもしれません。


人手不足が解消に向かう

高齢者のトラックドライバーが増えれば、人手不足は解消に向かいます。向かうはずです。向かわないと困ります。
人は日々歳を取ります。高齢者は今後もどんどん増えていきます。トラックドライバー予備軍が増えていると言っても良いでしょう。以前はトラックドライバーは未経験者には敷居の高い仕事でしたが、今は未経験者にも広く門戸を開いています。
また、政治家のせいで、今の日本は定年を迎えても安心して暮らしていけない世の中になっています。それまで一般的なサラリーマンだった人の定年後の第2の人生として、トラックドライバーという選択もあるのではないでしょうか。

高齢ドライバー

信頼と実績が増える

高齢者は何と言っても知識経験が豊富です。いわゆる人生のベテランです。
そんなベテランが知識経験を生かして仕事をすれば、その会社の信頼実績が増え、やがては業界全体の信頼実績を増やしていくことになります。
高齢者の中には、もちろん、若いときからトラックドライバーとして活躍してきたベテランもいるでしょう。そんなレジェンド級の人がたくさんいれば、信頼実績も爆上がりです。

レジェンド

高齢者の活躍を推進する

少子高齢化によって日本全体で高齢者が増加しているものの、政治家のせいもあって「仕事を忘れて悠々自適に老後を過ごす生活」はなかなか難しくなっています。
そのため、「高齢者の活躍」と称して国民を死ぬまで働かせようという空気が社会全体で濃厚になっています。
ただ、実際、定年で仕事を辞めてふさぎ込む高齢者も多いようなので、社会での「高齢者の活躍」は必要なのかもしれません。
トラックドライバーの職場が、そんな高齢者の受け入れ先になれば、社会全体で推進している「高齢者の活躍」に貢献することになり、ひょっとしたら平和な日本になるのではないでしょうか。

高齢者が活躍

安全志向が広がる

高齢者は若いころに比べて身体機能が衰えてくる人が多いです。
そのため、危険に遭遇してもとっさに機敏に動いて危険を回避するのは難しくなります。
そこで高齢者は、あらかじめ慎重に行動し、できるだけ危険に遭遇することを避けようとします。安全志向が強まるのです。
安全志向はトラックドライバーに限らず、あらゆるドライバーに必要です。交通事故は絶対に避けなければいけないからです。
そんな安全志向の強い高齢者ドライバーが増えれば、おのずと中高年のトラックドライバーや若手のトラックドライバーも影響され、業界全体に安全志向が広がるに違いありません。

交通事故は避けたい

労働環境の改善が進むかもしれない

高齢者は若いモンと違って無理が利きません。若いころと比べて身体機能が衰えているからです。
敏捷性が減退しているだけではなく、体力も落ち、持久力も減ってきています。
そのため、若いころはできた過酷な作業も高齢者には無理です。
そんな高齢者が多く働く会社では、そのために作業効率を下げるわけにはいきませんから、おのずと「高齢者も働きやすいよう」労働環境を改善せざるを得ません。
トラックドライバーの職場も同様です。
高齢者のトラックドライバーが増えると労働環境の改善が進み、高齢者だけではなく、誰にとっても働きやすい職場になることが期待できるわけです。

職場

とは言え

高齢者は若いモンと違って無理が利きません。若いころと比べて身体機能が衰えているからです。
そのため、当然、メリットだけではなく、デメリットも出てきます。
それはまた別の話ですが(後編に続く)。

高齢者は身体も衰える

トラックドライバーに将来性はないのか

安定した人生

せっかく就職するのだから、その職業に就くことでその後の人生を安定したものにしたいと、多くの人は考えます。
新しい業界に入り、2~3年して仕事を覚えたと思ったらまた別の業界に移り、イチから仕事を覚え始め、また移り、なんてことを繰り返したくありません。第一、20代、30代はまだそれができても、40代、50代にもなって迎え入れてくれる会社なんてないのでは、と考えてしまいます。
できれば、最初に入った会社で仕事を覚え、仕事に慣れ、黙っていても昇給していくような生活を送りたいものです。
もし、最初に入った会社の勤務が嫌になっても、同じ業界や、似たような業界の会社に移ったほうが、「イチから仕事を覚える」面倒がなくてタイパが良いと思えます。
そのためには、急に業績が悪化して昇給しなくなったり、リストラで退職者を募ったりすることのない業界で就職したいです。
すなわち、将来性がある業界です。そんな業界の会社なら、どんどん昇給していくでしょうから。


1. 自動運転システムの開発

自動車の自動運転システムの開発が進んでいます。車を人ではなく、AIが運転するというシステムです。トラックへの応用も試されています。
トラックに完璧な自動運転システムが搭載されれば、人間のトラックドライバーは不要になるわけです。そうなると、トラックドライバーは全員失業です。
すなわち、トラックドライバーに将来性は皆無ということになります。
とは言え、道路の走行では安全運転の確保が最も重要な課題となります。機能的にも法的にもこれをクリアできるのは、まだ相当先になるでしょう。
また、それをクリアでき、トラックドライバーが完全に不要になるころには、トラックドライバー以外のほとんどの職業で「人間は不要」になっているかもしれません。
そもそも「地球に人間は不要」と言われたりするかもしれません。

「地球に人間は不要」

2. 少子高齢化

政治家の失策もあって日本の少子高齢化が止まりません。
トラックドライバーも少子高齢化が進んでいます。すなわち、若いなり手が激減し、その人手不足を補うために定年後再雇用定年延長を取り入れ、60代、70代のトラックドライバーが増えています。
政治家が日本の少子化対策やトラックドライバーの労働環境の改善に効果的な手を打たない限り、この傾向はまだまだ続くでしょう。
トラックドライバーが高齢者ばかりになると、体力も衰え、長時間勤務は無理になります。長時間勤務ゆえの事故も多発するかもしれません。
自動車メーカーが頑張ってトラックの安全機能を充実させてくれることを願ってやみません。

高齢ドライバー

3. 労働環境改善の遅れ

物流・運送業界は歴史が古く、そのため、多くの古い慣習がそのまま残っていたりします。
その結果、労働環境も昔のままで、いわゆる「働きやすい職場環境」の実現がなかなか進みません。
とは言え、「働きやすい職場環境」の実現は、結局は多くの業界でそんなに進んでいないようにも見えます。
どうなんでしょう?

なかなか大変な職場

4. 物価上昇

日本は政治家の失策のせいで、上昇する物価に見合ったようには給料が上がりません。結果、政治家以外の多くの人たちが「貧困」を実感したりしています。
こうなると、トラックドライバーに限ったことではなく、多くの人が多くの職業に対して将来性を感じることができなくなります。
中でもトラックドライバーは以前、物流・運送業界への参入の規制が緩和され、過当競争が激化したおかげでトラックドライバーの人件費が削られ、「給料が仕事に見合っていない」と言われるようになりました。
そして今の給料の低迷物価上昇です。
誰かがトラックドライバーのなり手を減らそうと画策しているのじゃないかと疑いたくもなります。
トラックドライバーの給料が仕事に見合ったものになるよう、日本全体で給料が上昇し、物価高が抑えられるよう願わずにいられません。

貧困を実感

5. ネットショップの普及

近年のネットショップの普及には目覚ましいものがあります。驚くほどいろいろなものが、画面上でポチッとやるだけで、早ければ翌日には手元に届いています。中には「送料無料」なんて書かれているものもあって「ウソお~」と、ため息をもらしてしまいます。そのショップの経営者や従業員がボランティアみたいなサービスとして運送をやっているなら別ですが、どう考えても送料無料なんて不可能じゃないですか。
とにかくそんなわけで、トラックドライバーの仕事量が激増です。個人が買った商品にしろ、工場で製造された製品にしろ、荷を運ぶのはトラックです。飛行機や船舶、鉄道で運ぶこともありますが、空港や港、駅まで荷を運ぶのはトラックですから。
トラックが不要になる輸送手段が開発されない限り、トラック輸送は増えることはあっても減ることはないのかもしれません。

荷を運ぶ

6. 意識改革

トラックドライバーの業界では給料が停滞し、人手が不足し、高齢化が進み、仕事が増え、古い慣習がはびこっていると言えます。
中には給料が劇的に上がり、若いなり手が増え続け、ほどよい量の仕事があり、誰もが働きやすい職場環境が整備されている会社もあるかもしれませんが、そんな会社ばかりではないでしょう。
この状況を打開するには、状況を打開できる人たちの大いなる意識改革が必要になります。真剣に状況を打開しなければいけないという本気の覚悟です。

本気の覚悟

7. 効率化の促進

古い業界にはびこる古い慣習は、業界の効率化を阻みます。効率化が進まないと、業界はいつまでも同じ状態を維持します。
トラックドライバーの業界では給料が停滞し、人手が不足し、高齢化が進み、仕事が増えて過酷な職場環境が続くわけです。
トラックドライバーの業界では、古い慣習によって、例えばアナログな作業が残っていることもあるようです。デジタル化できるところはデジタル化を進めないと、いつまでも非効率的な作業が残り、業界の生産性を向上することができないのではないでしょうか。

生産性の向上

8. 外国人の雇用

日本の少子高齢化は深刻で、いろいろな業界で人手不足が進んでいます。
国も外国人技能実習制度特定技能といった在留資格で、その場のしのぎの人手確保を行ってきましたが、それも制度の破綻を招くようになってきています。
そもそもトラックドライバーは外国人技能実習制度特定技能に含まれていません。
トラックドライバーだけではなく、いろいろな業界で外国人に働いてもらわないと、日本人の生活は成り立たなくなっているのではないでしょうか。

外国人

9. 行政の政策

トラックドライバーの将来性は、もしかすると行政の政策にかかっているのかもしれません。
トラックドライバーの将来が明るくなるか、暗くなるか、どちらにしても覚悟して備える必要があるようです。

議会政治

10. 願わくば

今見えている物流・運送業界の将来には、明るい面も暗い面も、どちらの可能性もあります。
願わくば、人間が正しい選択をし、明るい将来に舵を切るよう願わずにはいられません。

明るい将来を願う

最後に

将来を予想することはできます。しかし、思い描く将来像が確定するには、人の決断覚悟が必要です。トラックドライバーの将来性は行政の政策にかかっているかもしれませんが、行政の政策を左右するのは個人個人の行動です。
「トラックドライバーに将来性はないのか?」と問われれば、「トラックドライバーには明るい将来も暗い将来もあり得るが、それは我々次第」と答えることができます。
もし、個人個人が実力、努力、発想力、運などを尽くして行動すれば、明るい将来を実現できるかもしれません。

将来を予想してみる

トラックドライバーとして高収入を得るには

たくさん稼ぐ

タクシードライバーの給料は歩合制なので、「やればやるだけ稼げる職業だねえ」などとからかわれることがあります。ただ、やらなければ大して稼げないということも忘れてはいけません。たくさん稼ぐにはタクシードライバーの工夫努力が必要なのです。
トラックドライバーも給料が歩合制になっていることが多く、同様です。ただ漫然とトラックを運転しているだけでは、高収入を得ることはできない、のかもしれません。


1. 長距離仕事を選ぶ

トラックドライバーに限らず、世の中の仕事は大変であれば大変であるだけ給料は高くなっています。弁護士や医師が高収入なのは、仕事が過酷なのはもちろん、弁護士や医師になること自体も大変なので、致し方ないと言えるのです。
トラックドライバーの仕事も同様で、トラックドライバーの仕事の中でも「より大変」だと言われる部類に入る長距離の仕事は、トラックドライバーになったからには目指すべき花形であり、高収入です。
実際、トラックドライバー全体の平均年収は400万円台ですが、長距離トラックのドライバーの中には年収1000万円くらいを稼いでいる人もいるようです。

遠くまで荷を運ぶ


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2. フォークリフトを操る

トラックドライバーとしてガンガン稼ぎたい多くの人が長距離の仕事に就こうとします。長距離の仕事に使われるのはほとんど大型トラックなので、中型自動車免許は持っているものの大型自動車免許は持っていない人は、長距離の仕事に就けないということになります。
というわけで、多くの人が大型自動車免許を取得しようとするわけですが、医師が医師免許を持って初めて医師として高給取りになるのと同様、トラックドライバーもいろいろな資格を持つことで、それがないとできない仕事に就き、たくさん稼いでいくわけです。
フォークリフトもその1つです。フォークリフトを操縦するには、講習を受けなければいけませんが、フォークリフトを操縦する仕事を受けるだけでも、収入は上がります。
また、トラックドライバーは他にもいろいろな資格を取ってキャリアアップし、収入をアップさせていくのです。

フォークリフト

3. タンクローリーに乗る

トラックドライバーとしてのキャリアアップの1つに、タンクローリーのドライバーになるというものがあります。
タンクローリーの運転そのものには、特別な免許は要りません。大型車なら大型自動車免許、中型車なら中型自動車免許、トレーラートラックタイプならけん引免許があれば運転できます。
ただ、ガソリンなどの危険物を運ぶ場合は危険物取扱者、毒物を運ぶには毒物劇物取扱責任者、高圧ガスを運ぶには高圧ガス移動監視者講習の修了が必要です。ちなみに危険物取扱者高圧ガス移動監視者は、ドライバーがその資格を持っていなくても資格を持っている同乗者がいれば良いのですが、人手不足が止まらない物流・運送業界で、そういった同乗者は難しいですし、また、ドライバー本人が資格を持っているからこそ高収入になるのであって、同乗者に任せていたら元も子もありません。
とにかく、そうした資格を持つことでトラックドライバーは高収入を得ることができるわけです。

タンクローリー

4. 荷役が手作業の仕事を選ぶ

トラックドライバーの仕事の大半はトラックの運転です。
ただ、荷の積み下ろし、いわゆる荷役作業をトラックドライバーが行うこともあります。荷役作業は本来トラックドライバーの仕事ではないのですが、サービスとして行っているうちに慣習化したようです。もちろん中には、荷役作業をしない仕事もありますし、フォークリフトなどの機械を使う荷役作業もあります。
ただ、仕事のキツさでは手作業による荷役はかなりなものなので、手作業の荷役がある仕事は、多くのトラックドライバーが避けたがります。
ただ、その分、給料も良かったりするので、高額給料を手にしたいトラックドライバーは、あえて手作業の荷役がある仕事を選びます。

手作業

5. ハードな仕事に挑む

手作業による荷役がある仕事以外にも、キツイ仕事、ハードな仕事はあります。
例えば、スケジュールがキツイ扱いが厄介な荷を運ぶ、などです。
こういう、人が避けたがる仕事をバンバン引き受ければ、収入もグングン上がるでしょう。

キツイ

6. 給料の多い会社を選ぶ

トラックドライバーの給料は仕事によって違いますが、歩合制なので、その歩合率によっても違ってきます。同じ仕事をしても、当然、歩合率が良いほうが、トラックドライバーが手にする金額も違ってくるわけです。
そして歩合率は勤務する会社によって違います。
トラックドライバーという職業を選んだ後、会社を選ぶことになるわけですが、そのとき、会社の雰囲気や勤務地、待遇など、いろいろな要因を考慮して絞り込んでいくことになります。とにかく高収入を目指すという人は、より給料が多い会社を選びましょう。
入社後、こんなはずじゃなかったと後悔しないように気をつける必要があります。

選ぶ

7. マッチョなタフガイになる

トラックドライバーとして、今月は給料が高ったが、翌月は下がってしまった、などと変動が多いと、生活するにも不安が出てきてしまいます。
やはり多くの人が安定して高収入を得たいと考えるのではないでしょうか。
トラックドライバーは体力仕事でもあります。今月は体調が万全でたくさん稼いだものの、体調を崩して翌月はあまり仕事できず、収入が伸びなかったとなれば、かなり残念です。
体力仕事を毎月、きちんと続けていけるよう、日ごろから体調管理に努めながら身体を鍛え、マッチョなタフガイになりましょう。
きっと、安定した高収入をキープできるはずです。

マッチョ

8. 精神鍛錬する

トラックドライバーとして高収入をキープするには、ハードな体力仕事を続ける必要があります。
そしてそのためには、身体を鍛えてタフガイになるとともに、安全運転にも努め続ける必要があります。
これらのことを成功させるには、精神的にもタフにならねばなりません。精神も鍛えましょう。

修行中

9. とにかく安全運転

トラックドライバーとして高収入をキープするのに大切なのは、何だかんだ言って、やはり安全運転です。
トラックドライバーはトラックを運転することが仕事なので、常に交通事故のリスクを負っています。そして交通事故を起こしてしまえば、時間やお金を取られてしまうかもしれませんし、ケガをしたり、命に関わる事態になることもあります。
というわけで、トラックドライバーとして高収入をキープするには、何が何でも安全運転に努めなければいけないのです。

交通事故は避けよう

10. 副業に手を出す

いろいろ資格を取ってハードな仕事を続けながら交通事故も起こさず、高収入を得てきても、もし、まだ物足りないと思うのであれば、副業に手を出しましょう。
せっかくトラックドライバーなので、トラックドライバーの日常をブログにアップしたり、トラックドライバー系YouTuberになって広告収入を得るのも1つの副業です。
収入に結びつけるのもまたひと苦労ですが、迷惑系には走らないほうがよろしいでしょう。
荷待ち時間にいろいろ考え、荷待ち時間にスマホなんかで作業できて収入に結びつくような副業も考えてみましょう。
どちらにしろ、副業OKな会社でなければできませんが。

スマホを活用


最後に

トラックドライバーになってたくさん稼ぎましょう

たっぷり稼ぐ

世界のトラックドライバー

ドライバー

「ところ変われば品変わる」という言葉があります。たとえ同じ日本という国の中でも、土地が違えば、風俗・習慣も結構違うということです。珍問、奇問に大疑問、解ければ楽しパラダイスなのです。
荷を運ぶ物流の仕事は、当然世界各国に存在します。つまり、トラックドライバーも世界各国にいるわけです。
トラックドライバーの人手不足は世界各国でも大きな問題となっているようです。


1. イギリスでは

イギリスでは年収1000万円を超える求人もあるそうですが、人手不足は相当深刻なようです。
深刻だからそれだけ高額給料を提示しているということでしょう。
イギリスのトラックドライバー不足が深刻なのは、EU離脱の影響とも言われています。EUとは欧州連合のことで、これに加入していると、他のEU加入国から就労ビザなしに、イギリスに働きに来ることができました。実際、それまではイギリスで多くの外国人がトラックドライバーとして働いていたのですが、EU離脱によって彼らが自国に帰ってしまったわけです。
そんなわけで、トラックドライバーとして働くなら、高額給料の求人があるイギリスも選択肢としてはアリかもしれませんが、英語を話せないと話になりませんし、ビザも必要ですし、イギリスの文化・習慣・税制も受け入れる覚悟が必要です。

イギリス

2. 中国では

中国のトラックドライバーも、日本同様に高齢化が進んでいるようです。36歳~45歳がトラックドライバーのほぼ半数を占め、46歳以上は増加傾向、35歳以下は減少傾向なのだとか。
また、2021年のニュースでは、中国で交通違反に科せられる罰金の総額が前年は約5兆1000億円に達していて、これはトラックドライバーにとっても他人事ではなく、ささいな交通違反への高額な罰金に抗議の声が上がっていると伝えていました。

中国

3. インドネシアでは

多数の島で構成される群島国家であるインドネシアでは、物流はとても重要です。また、近年、経済成長が著しく、物流・運送の需要は爆上がっていると言います。ただ、多重下請け構造化しているそうです。そのため、業務の非効率化労働環境の悪化が起きているかもしれません。
ちなみに10年以上前には約11kmに渡り、大型トラック2000台が巻き込まれる大渋滞が1週間も続いたというニュースがありました。著しい経済発展非効率な労働環境の影響かもしれません。

インドネシア

4. スイスでは

スイスは鉄道王国だそうです。面積は九州よりやや小さいにもかかわらず、路線距離は5380kmで九州の約2倍あり、スイスでは「どこでも16km歩くと鉄道がある」のだとか。
そのため、国の政策としてトラック輸送を減らし、鉄道輸送へのシフトを積極的に行っています。
ですから、トラックドライバーは失業する、ということではなく、ドライバーの負担が減り、同時に二酸化炭素の排出量も減りガソリン価格高騰の影響も少なくなり、万々歳というわけです。

スイス

5. ブラジルでは

一方、ブラジルでは、国内輸送貨物全体に占めるトラック輸送の割合は、5年ほど前の集計では6割に達していたそうです。トラックドライバーがいなくなればブラジルの物流は危機的状況に陥るレベルです。
その5年ほど前には、ディーゼル油高騰への抗議としてトラックドライバーがストライキを起こし、全国で生活必需品が不足し、農園では飼料不足で家畜が死ぬ事態まで勃発。国内経済が大打撃を受けました。

ブラジル

6. インドでは

インドは、中型、大型の販売台数が日本の3倍~4倍もあるそうです。まさに「トラック大国」の様相を呈していると言えるのではないでしょうか。
そんなインドも他の国同様にEコマースの普及によって物流量が激増し、トラックドライバーも人手不足状態。4年ほど前の記事では「労働時間の上限がない」などとも書かれていて、過酷な労働環境が想像できます。

インド

7. アメリカでは

だだっ広い大陸の国、アメリカでも陸上輸送はとても重要ですが、その反面、やはりトラックドライバーは不足気味のようです。何でも、「コレだけは要る」という数に比べて約8万人が不足しているのだとか。
日本同様、高齢化が進み、若いなり手が減っているそうです。
そんなアメリカのトラックドライバーの平均年収は約530万円日本より少し上です。
それでもなり手がなかなか集まらないので、賃上げに踏み切る会社が増えていて、ウォルマートが初年度年収の上限を約1400万円に引き上げると発表したことは日本でもニュースになりました。

アメリカ

8. メキシコでは

メキシコと言えば映画の影響で「犯罪件数の多い、麻薬大国」なイメージ強いですが、実際はアメリカの平均より犯罪件数も少なく、真夜中でも多くの飲食店が営業しているそうです。
とは言え、大統領も暴力犯罪の抑止には苦戦していて、2015年から2022年半ばまでに6万1806件の暴力的なトラック貨物強盗事件が起きたと言われています。

メキシコ

最後に

というわけで、やはりトラックドライバーになるなら日本!、かもしれません。

日本

女性ドライバーが増えることのメリット

大正時代


今でこそ夫婦共稼ぎは全く珍しくない時代になりましたが、100年ほど前、大正時代にも会社で働く女性はいました。職業婦人なんて言われ、ちょうどそのころ増え始めたようです。
とは言え、いわゆる「女性の社会進出」なるものはまだまだ進んでいないのがこの令和の現状です。そもそも「女性の社会進出」などという言葉が必要なくらいですから。
さて、そんな中、2018年、つい数年前の厚生労働省による労働力調査では、道路貨物運送業、つまり職業ドライバー業における女性従業員の割合はわずか2.3%でした。「ごくわずか」です。女性ドライバーが増えれば、雇用する会社のほうにもいろいろなメリットがあるのに、全くもったいない話です。


1. 人手不足の解消

少子高齢化によって多くの業界で若い新入社員を取り合うようになっています。従来、職業ドライバー業界はどこも「若い男性」に向けた求人展開に力を入れてきたわけですが、「女性の社会進出」なるものがまだまだ進んでいない日本では、要するに「若い男性」の取り合いになっていました。
つまり、「幅広い年齢層の女性」に向けての求人をアピールする余地が残っているのです。
路線を変更して「若い男性」だけではなく「幅広い年齢層の女性」を積極的に採用すれば、求人枠も早々に埋まっていくかもしれません。

幅広い年齢層

2. 雰囲気が良くなる

職業ドライバーの会社は中高年以上の男性が社員の大半を占めているため、全体の雰囲気はとても武骨になっています。
そこに1人でも女性ドライバーが入れば、社内の雰囲気も変わります。女性にも武骨な人はいるかもしれませんが、少なくとも男性よりは柔和です。
また、社内に女性がいるということで、男性も異性を意識し、言動も多少はおとなしくなることが期待できます。

明るい職場

3. 荷主にも歓迎される

女性が男性に与える影響には大きなものがあります。それは社内だけではなく、対外的にも同様です。荷の届け先の担当者も、武骨な男性が荷を届けに来るより、柔和な女性が来たほうが和みます。
また、繊細な人が多いのが女性の特長になっていますから、まさに繊細で気配りの行き届いた女性が荷を安全に、ていねいに運ぶと、荷主の評価も格段に上がります。
もちろん、繊細で気配りの行き届いた男性もいますけどね。

柔和な女性の笑み

4. ミスが減る

女性が細やかな仕事振りを見せると、それはベテランの中高年男性社員たちにも大きな刺激になります。
例えば女性トラックドライバーが全日本トラック協会による全国トラックドライバー・コンテスト女性部門優勝したりすると、今までコンテストに参加しなかった男性も積極的に挑戦するようになるかもしれません。
男性ドライバーたちの仕事振りも向上し、会社全体としてミスが減るわけです。

コンテスト

5. 営業力がアップする

作業や目のつけどころが細やかで配慮が行き届く人が多いのも、なぜか女性の特長になっています。細やかで配慮が行き届く男性も多いはずですが、それはともかく、女性は会社にとって重要な戦力となります。いろいろな場面に女性ならではの視点から多様な提案がなされれば、営業力強化・経営向上につながるそうです。
確かに、女性の物腰柔らかな言動によって取引先とのコミュニケーションがうまくいくこともあります。

女性の目

6. 誰もが働きやすくなる

女性ドライバーを雇用するとなると「女性が働きやすい職場環境」を整える必要があります。女性用トイレ、女性用更衣室の設置はもちろん、分煙の配慮、育児中の女性のための勤務体系の見直しなども必要です。
会社としては大改革かもしれませんが、「女性も」働きやすいということは「誰もが」働きやすいということです。中高年男性にも歓迎される職場環境になり、従業員全体の士気が上がります。

大改革

7. 若い男性社員が増える、かも

女性は職場に清潔感を求めますが、それは若い男性も同様です。
女性が働いている職場だということは、若い男性にも「働きやすい職場」だということをアピールすることにもなります。

清潔な環境

8. 企業イメージがアップする

今はいろいろな業界で「労働環境の改善」が進められています。逆に労働環境が悪いと、すぐに叩かれます。
女性も含め「誰もが働きやすい職場」になると、企業イメージもアップします。イメージがアップした企業が業界全体に増えると、業界全体のイメージもアップします。
職業ドライバー業界全体のイメージがアップすると、求人にも多くの人が殺到するでしょう。

殺到

9. 定着してくれる

日本ではまだまだ「育児は女性がするもの」という風潮が一般的で、男性にとって育児は「協力するもの」であり「2人で一緒にするもの」という感覚が希薄という、何とももったいないとしか言えない状況です。そんなこともあり、育児中の女性の中でも特にシングルマザーは、長く安定的な収入を得たいと強く思っています。
そのため、正社員としてできるだけ長く勤務しようと考えます。こういう思いの人を放っておくのは、それこそもったいない話です。正社員の求人に応募してきた女性はガンガン採用し、ドライバーとしてドンドン仕事してもらいましょう。

育児

10. 日本が平和になる

女性の社会での活躍が一般的になり、どの業界でも誰もが働きやすい職場環境が普遍的になれば、日本も少しは住みやすくなるでしょう。
もしかしたら、女性の政治家も増えるかもしれません。そうすれば、日本も平和への第一歩を踏み出せるはずです。

平和な日本

女性ドライバーが増えることでのデメリット

働く女性

2018年、つい数年前の厚生労働省による労働力調査では、道路貨物運送業、つまり職業ドライバー業における女性従業員の割合はわずか2.3%だったようです。どの業界でも人手不足が問題視されている中、女性ドライバーが増えれば、雇用する会社のほうにもいろいろなメリットがあるのにもったいない話です。
もったいない話ですが、世の常としてメリットがあるということはデメリットもあるのです。もしメリットしかなかったら「そんなバカな話があるものか」と大勢が考え、そのメリットを信用してくれないでしょう。
しかし、女性ドライバーが増えることにはちゃんとデメリットもあるのです。

1. 職場環境を整備しなきゃいけない

職業ドライバーの業界、すなわちトラック輸送、タクシー、バスなどのドライバーは従来「男の職業」で、ドライバーのほとんどが男性でした。
そこへ女性を増やそうというのですから、いろいろ変えなければいけません。これは結構大変です。それまで多少ブラックな職場環境で、そこで長い男性たちが「こんなもんか」と思って働いていたとしても、きちんとホワイトな職場環境に改善しなければいけません。
ブラックな企業ほど大変なわけです。

白と黒

2. 女性用の設備を設置しなきゃいけない

「男の職場」であった会社にも事務員の女性はいたかもしれないので、女性のためのトイレはあったでしょう。しかし、ドライバーとして雇用し、割合を増やしていくなら、女性用のトイレも増設する必要があります。
それだけではなく、女性用更衣室も必要ですし、化粧したり化粧を直したりできるスペースも必要になります。
それだけ設備を増やすのも、経営規模が小さい会社にはかなり大変です。お金をかけない工夫を考えなければいけませんが、工夫を考えるのも大変には違いありません。
工夫できない会社ほど大変かもしれません。

化粧

3. 正論を言われなきゃいけない

夫婦ゲンカで正論を言うのは、決まって女性です。「いや、そんなことはない! 俺のほうがいつも正しい」と言い張る男性もいるかもしれませんが、冷静に考えれば分かります。
女性はいつも正論を言います。それは職場でも同じでしょう。
男性同士の場合は相手の立場、自分の立場などをいろいろ考慮して「言わずもがな」で済ましたりもします。しかし、女性はそうはいかない、かもしれません。
そして男性は「慣例」を重視して「正論」を無視しがちです。女性が気づいた業務の改善点などを見逃さずに改善に取り組んでいけば、会社の業績が上がる可能性もあるでしょう。無視してしまえば、経営の改善も滞ってしまうことになります。
「慣例」「慣習」にこだわる、古い価値観の会社ほど大変です。

男は負かされる

4. 勤務体系を見直さなきゃいけない

昭和の昔は「寿退社」がもてはやされました。女性社員は結婚すると退職することが当たり前だったわけです。
もちろん、今も結婚を機に専業主婦となる女性はいます。人それぞれです。
しかし、結婚後も仕事を続ける女性が増えました。増えましたが、フレックス勤務を希望したり、転勤を嫌がったり、働き方を変える人はいます。
一般企業では当たり前にもなってきましたが、職業ドライバーの会社も、従業員が人生それぞれの節目に対して柔軟に勤務体系を変えられるような会社になっていく必要があります。
これも「慣例」「慣習」にこだわる、古い価値観の会社ほど大変に違いありません。

人生の節目

5. 発言に気を使わなきゃいけない

「男の職場」だった職業ドライバーの業界はいわば「男の世界」です。そこにいるのは男性だけです。
そこには男同士の軽いどつき合いやら軽い下ネタジョークが飛び交っていたかもしれません。しかし、女性従業員が増えた職場でそんなことがあると「セクハラ」と言われかねません。気軽に下ネタも言えなくなりますし、ちょっとしたスキンシップもできません。
なかなか厄介です。
ただ、「軽い下ネタ」「ちょっとしたスキンシップ」も、同性同士でも「セクハラ」となる可能性はなくはないですけどね。
どちらにしろ、昔ながらのイメージ通りの「荒くれ者集団」の会社ほど大変なのかもしれません。

どこからがセクハラ?

6. 男の世界ではなくなる

これまで自由に飛び交っていた「下ネタ」も、絆を深めたスキンシップも封じられ、会社は多様性のある場所になります。もはや「男だけの世界」ではありません。
男尊女卑を当たり前として育った世代の男性たちにとっては、とても居心地が悪くなる可能性もあります。具体的に不都合があるわけではなくても、気持ちは何だかモヤモヤするでしょう。
ただ「多様性」は職場だけの問題ではなく、あらゆるところで重要になっていくことです。若い人はどんどん「多様性」を当たり前として育っていくでしょう。
「慣習」にとらわれ、新しい価値観に対応できない男性にとってはとてもとても大変です。

多様性

7. 育児支援もしなきゃいけない

女性従業員が増えることで職場環境を整備するには、勤務体系を見直す必要もあります。その中には育児支援もあります。
日本ではいまだに「育児は女性が担うもの」というおかしな風潮が一般的になっていて、女性の社会的な活躍のためには会社に育児支援の制度を設ける必要があるとされています。
また、育児のために勤務時間が限られる女性のために、パート勤務の女性のシフトをやりくりする必要もあります。
何だかいろいろ大変です。
「男は育児を担っちゃいかんのか!」と怒り出す男性があまりいないのも不自然な気もしますが。

育児

8. いろいろ面倒くさい

女性ドライバーを増やすことでのデメリットをひと言で表現すると「面倒くさい」と言えるかもしれません。
しかし、面倒がっていて女性ドライバーを増やす努力をしなければ、業界を襲う人手不足問題はますます深刻化するばかりです。
面倒がっていては、人手不足問題だけではなく、事業展開で起こるさまざまな問題にもきちんと対応することはできません。
大変ですが、面倒がっている場合ではないのかもしれませんね。

奮闘努力が必要です

冬と戦うトラックドライバー

寒い

冬のトラックドライバーは寒さと戦うだけではありません。もちろん、寒さとも戦わなければいけませんが、昼夜刻々と変わる日常生活のひだの中に発生する過酷な運送業務に、敢然と挑むのがトラックドライバーです。
彼らは作業着に身を固め、栄養ドリンクを片手に寒い冬も敢然と配送任務に出動するのです。



1. 冬季繁忙期

冬には冬の繁忙期があります。
クリスマス、大晦日、正月と、なかなかなビッグイベントが続き、人も移動すればモノも移動します。クリスマスはプレゼントが行き交いますし、大晦日や正月も人の移動に伴い、旅行には手軽に行きたい人たちが旅の荷物を宅配便で送ったりするので、モノの移動も増えるのです。
また、企業が正月休みに備えて正月前にいつもより多くの荷の配送を依頼してくることもあります。
正月とは何にも関係ない荷を運ぶトラックドライバーは別にして、多くのトラックドライバーはとても仕事が忙しくなります。大変です。

正月

2. レジャー渋滞

冬には正月休みがあります。クリスマスは日本では休日ではありませんが、各地でイベントが行われたりします。モノも移動しますが、人も移動します。人は自家用車でも移動します。道はいつも以上に車であふれ、渋滞が起こります。
いたるところで渋滞が起こるので、トラックドライバーが渋滞に遭遇する確率が爆上がりします。しんどいです。

渋滞

3. 寒さ

冬は当然寒いです。
運転席はエアコンで暖めることができるので、トラックドライバーが凍えることはないですが、頻繁に荷の積み下ろしをするような仕事では、寒い外と暖かい車内を行ったり来たりすることになります。体の調子を崩す可能性もあります。
また、寒いとエンジン始動に時間がかかったりして仕事が非効率になることもあります。厄介です。

寒い

4. 降雪

寒さの厳しい時期は雪が降ることもあります。
雪が目の前に降っていると、視界が悪くなります。路面は濡れて滑りやすくなります。雪が降っているということは空は雲に覆われ、周囲は暗くなっています。
道路を走る周囲の車も同様な状況なので、周囲への注意が晴れの日より数倍は必要です。傘を差した歩行者もいるはずで、その人たちは周囲を確認しにくくなりますから、その分トラックドライバーは歩行者の存在など、厳重に周囲を注意しなければいけません。面倒です。

雪が降る

5. 道路の積雪

雪が降れば、積もることもあります。
雪が積もれば、滑ります。滑らないよう、スタッドレスタイヤなどの雪道用タイヤに替えたり、タイヤにチェーンを付けたりする必要があります。
夜中に降り積もった雪が、朝から昼にかけて気温が上がると徐々に溶け出します。道路はベチャベチャになります。シャーベット状の雪も滑りやすいです。危ないです。

雪が積もる

6. トラックへの積雪

夜中に降った雪がトラックの上に積もっていることもあります。
雪が積もったままトラックを走らせると、走行中に落下して周囲に迷惑をかけることもあります。雪はあらかじめどけておきましょう。
また、雪が降るほど寒いと、ウォッシャー液が凍ってしまう可能性もあります。要注意です。

トラックに雪が積もる

7. 豪雪で立ち往生

雪の降りが激しいと、いわゆる豪雪となります。
降雪で視界がゼロになり、しかも積雪量がものすごいことになると、車が前に進めなくなってしまうこともあります。立ち往生です。
それほどの豪雪地帯ともなると、周囲に民家などが全くない場所かもしれません。電話が通じれば救援を呼ぶこともできますが、通じなければそこでしばらく耐えなければいけないかもしれません。
真冬に人里離れた道を行く仕事の場合は、毛布などの防寒用具を用意しておいたほうが良いでしょう。もちろん食糧も必要です。ヤレヤレです。

立ち往生

8. 豪雪で通行止め

豪雪で通行止めになることもあります。この場合、迂回しなければいけません。時間のロスになります。
ストレスです。

豪雪

9. 冷え

寒さは人体にも影響します。
運転席はエアコンで暖まりますが、朝、運転席に乗った直後は体も冷えていて筋肉もこわばり、俊敏に動けないかもしれません。
また、長距離の仕事で車中泊する場合も、凍えないようにしっかり防寒対策しましょう。絶対です。

冷える

10. 心構え

寒い冬は体が縮こまり、気持ちも縮こまってしまいがちです。パワフルに動ける夏とは違います。いくら暖房を効かせて厚着しても、血行が悪くなったり、背中が丸まったりします。
トラックドライバーは体力仕事ですから、「寒さなんて吹き飛ばす!」くらいの気持ちで乗り切りましょう。要は気持ちです。

「寒さなんて吹き飛ばす!」

最後に

夏は暑くて気持ちがダレますし、冬は寒くて気持ちが縮こまります。人は何かと理由をつけて「頑張らないで過ごそう」とするのかもしれません。
しかし、やるときはやりましょう。それが肝心です。

頑張らずに「ひと休み、ひと休み」