トラックマン

トラック専門サイト

長距離トラック運転手の仕事を楽しむ方法

f:id:truck_sa:20190610142018j:plain

トラック運転手は、お金をたくさん稼げるものの、決められた時間にお客様に商品を届けなければいけなかったり、拘束時間が長かったり、しまいにゃ家に何日も帰れなかったり、そのおかげで愛する妻や子どもとたまにしか会えなかったり、それが原因かどうか分からないけどたまに帰って子どもの顔を見ると「また来たの?」なんて言われたり、そうするとついつい妻に八つ当たりがちになって口論に発展し、結局はこちらが折れて高い洋服やアクセサリーを買わされたり、操作難度が高い大型トラックを運転する必要があったり、仕事の無断欠勤が許されなかったり、トラックを長時間路上駐車させていると近隣住民に嫌な目で見られたり、商品を届けてもお客様に感謝されないこともあったり、仕事で大活躍しても年収1000万円を超えなかったりするなど、過酷な要素がたくさんある仕事です。

もちろん、うれしい要素もたくさんあります。
長距離の大型トラックの運転手は年収1000万円は難しいとしても、年収400万円から800万円は夢ではありません。遠くの地方に行くので、地元にいただけでは見られない風景を見られます。
また、トラックの運転中は隣にうっさい上司もうざい同僚もいません。好きな音楽を聞いたり、カラオケを流して歌ったり、時間を守って安全運転さえきちんとすれば、かなり自由を満喫できます。

それでも近年、トラック運転手は人手不足が続いています。なかなかもったいない話です。長距離トラック運転手の仕事が過酷と言われるゆえんや、それを補ってあまりあるメリットを書き出しましたが、「良いとこもあれば悪いとこもある」はどの仕事も同じです。
長距離トラックの運転手になっても、「思ったより大変」と文句の1つも言いたくなる人も出てくるはずです。しかし、大変なことばかりを気にしていたら、心身ともに疲弊してしまいます。短い人生、楽しまないともったいないですし、仕事も同じやるなら楽しまないともったいないです。

もちろん「楽しめと言っても大変なことばかりで楽しめない」という人もいるでしょう。でも、そういう風に考えていては、どの仕事に就いても「大変だ」と愚痴ばかり言って過ごすことになるでしょう。
人生に苦労はつきものです。だからこそ、積極的に「楽しもう」という気持ちが必要です。「楽しみ」を積極的に見つけるのです。

人は、何かおかしいこと、面白いことがあるから笑うと思われがちですが、それは間違っています。人は笑うから、それがだんだん面白いと思えてくるのです。たとえ面白くなくても、積極的に笑っていれば、そのうちおかしく思えてくる…って、有名な落語家さんが言ってた気がします。

そんなわけで今回は、長距離トラック運転手の仕事を楽しむポイントを紹介します。心の片隅にでも留めおいていただければこれ幸いかと。


f:id:truckman:20190709141554p:plain

運転を楽しむ

そもそも「トラック運転手になろう」と思ったのですから「運転するくらいなら命綱なしでバンジージャンプするほうがマシ」という人はいないはずです。それでも「運転は嫌いじゃない」くらいでトラック運転手になった人もいるかもしれません。しかし、この際だから「運転が好き」になってしまいましょう。簡単です。朝起きたら鏡の中の自分に向かって「お前は運転好きだ」と言い聞かせるのです。自己暗示ですね。
最初から「運転が好き」という人は、その気持ちを改めて思い起こしましょう。普段は日々の忙しさに「運転好き」の気持ちが埋没しているかもしれません。
大型トラックを運転しながら「今、好きなことをしていること」を噛みしめ、「好きなことができている自分は何て幸せなんだ」という気持ちに浸りましょう。

f:id:truck_sa:20190610142214j:plain
運転が好きなはず

妄想する

長距離トラックのトラックドライバーは、長時間延々とトラックを運転するので、どうしても「仕事が単調」という気分になります。それで「退屈」という気分に襲われるかもしれません。
そんなときは、頭の中だけでいろいろなストーリーを思い描くと良いでしょう。日ごろ楽しんでいるドラマの続きを勝手に考えたり、ドラマの中で気に入った登場人物のスピンオフを考えたり。とは言え、運転の妨げにならいよう、妄想に集中し過ぎないでくださいね。

f:id:truck_sa:20190610140812p:plain
空想の翼を広げよう

道を覚える

長距離のトラック運転手は、今まで行ったことのない地方に行くこともあります。最初は地図で行き先をよく確認したり、ナビに頼ったりするでしょう。でもやはり、道を覚えたほうが後々は効率的です。
「道を覚える」ことに集中して、前方に集中して運転すれば、交通事故を避けることもできますし、「道」に関する新しい知識を増やすこともできて楽しめます。

f:id:truck_sa:20190610140327j:plain
道を覚えよう

良いところを見つける

長距離トラックの運転手は運転そのものに「楽しみ」を見出すと、仕事も楽しくなります。それと同じ理屈で、いろいろなところに「楽しみ」を見出しましょう。荷を届ける先の担当者にも「魅力的なところ」を見つければ、その人に会うのが楽しくなります。
もちろん、担当者の中には「苦手」と思ってしまう人もいます。「苦手な人」とは距離を置くのも大切です。それでも、少しでも「良いところ」を見つけましょう。性格は合わない人でも「着こなしは上手だな」とか「良い時計をはめているな」とか、探せば何か見つかるかもしれません。

f:id:truck_sa:20190603142152p:plain
見つかるはず!

現実逃避する

何だかんだ言ってもトラック運転手の仕事は大変です。決して楽ではありません。ましてや長距離においてをや、です。
しかし、そこばかりに注目していると、本当に体を壊してしまいます。努めて気にしないようにしましょう。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言いますし、辛いと思っていても、ときが経ってみれば案外平気に思えなくもないです。
もし、辛いことが重なったら、思い切って現実から目を背けましょう。それは人類が生き残るために会得している「知恵」です。

f:id:truck_sa:20190610142821p:plain
ときには現実逃避を