ルート配送ドライバーは、スーパーやコンビ二、企業、個人など、毎日決められた場所にトラックで荷を配送するのが仕事です。大体、毎日同じことの繰り返しです。
新聞配達店に新聞を配送する仕事などでは深夜勤務もありますが、ほとんどのルート配送ドライバーは拘束時間がそれほど長くなりません。基本的に「毎日決まった時間に帰宅できる」と考えて良いでしょう。
そのため、毎月の収入も安定しています。正社員なら月収20万円~40万円です。仕事は「荷を運ぶこと」なので、わずらわしい人間関係もあまりありません。気ままに安定した収入を得つつ、残業したくない人にはうってつけの仕事だと言えます。もちろん「運転が好き」という人には最適です。
そんなルート配送ドライバーという職業も、近年では人手不足が続いているようです。そのため、ルート配送の仕事をしている運送会社では、トラックドライバーの仕事の未経験者でも受け入れているところが少なくありません。
とは言え、異業種から未経験のトラックドライバーという仕事に就くには不安もありますよね。
そこで今回は、ルート配送ドライバーの仕事を積極的に楽しむ方法10選を紹介します。気ままに安定した収入を得つつ、残業もせずに社会に貢献できる仕事に興味ある人は、これを参考にしてみてルート配送ドライバーという仕事にチャレンジしましょう。
チャレンジ結果はSNSなどに投稿せず、電車で隣に座った人にこっそり教えてあげてみて。ウフフフ。
1. プライベートを充実させる
ルート配送ドライバーは基本的に残業はなく、毎日決まった時間に帰宅できます。
例えば朝8時出社だとすると、大体午後5時、遅くとも午後6時には退社できたりしちゃいます。夕食を家族と一緒に食べたり、何だったら子どもたちのために料理できちゃったりします。「パパの料理はママのよりおいしい」なんて言われちゃったり言われなかったりするかもしれません。
家族との時間だけではなく、趣味を楽しむこともできます。自宅でプラモデルを組み立てるのも良いですし、ディスコに出かけてフィーバーするのもナウいですよ。
そういう生活を送れるのもルート配送ドライバーという仕事なりゃこそ、と思えば、ハンドルを握る手にも勇気と力が宿ります。
2. ローンを組んでみる
ルート配送ドライバーの給料は安定しています。家を建てるとか、自動車を買うとか、リゾートホテルの会員になるとか、発電機を設置するとか、それなりに高額な買い物も夢ではありません。
収入が安定しない職業ではなかなか組めないローンが組めたときのうれしさと言ったら、そりゃもう大騒ぎです。もちろん、高額商品を手にしたときの喜びも想像してみてください。
また、ローンを払い続けなければいけないという事実は、仕事に対する責任、すなわち社会的責任になり、それは大いなる「やりがい」になります。やりがいがあると、仕事は楽しくなるものです。
3. 明るく、素直に、温かくなる
トラックドライバーは世間的に「底辺職」だとひとくくりに思われているフシがあります。でも、そんなことをいちいち気にしていても仕方ないんですよ。
そのためにはまず自分が、他人に対して明るく、素直に、温かく接しましょう。他人の運転にイライラしたり、取り引き先の担当者の不遜な態度にムカついたり、世間のイメージにふてくされたり、政治家の失言や暴言に憤ったり、妻の皮肉に目くじら立てたりせず、おおらかに受け止めれば、仕事だけではなく人生そのものが光り輝いてくるに違いありません。
4. しっかり食べて、しっかり眠る
仕事とはそもそも身体が資本で成り立っています。体調を崩していては仕事を楽しむどころではないでしょう。ましてやプロドライバーは、安全運転のためにも体調の管理は重要です。
そして健康づくり、健康を支える体力づくりに欠かせないのは、栄養バランスの取れた食事と、たっぷりの休養です。食べることを楽しんで、眠ることも楽しみ、しっかり食べてしっかり眠れば、仕事を楽しむことができます。
5. 長距離トラックドライバーの過酷さと比べてみる
気ままに安定した収入を得つつ、残業もないルート配送ドライバーの仕事と比べ、長距離トラックのドライバーは、収入は安定せず、拘束時間は長いです。ひどいときは、風呂にゆっくり浸かることもできないでサービスエリアの簡易シャワーで体を洗い、食事はコンビニ弁当とファミレスの繰り返しだったりするとかしないとか。
そんなことを想像してみると、ルート配送ドライバーの仕事は「何て恵まれている」のかと実感できます。
6. 自分に合った会社を選ぶ
ルート配送ドライバーとして働ける会社にもさまざまなところがあります。
勤務形態にも違いがありますし、運ぶ荷もそれぞれです。勤務時間をいろいろ選べる会社もありますし、正社員の求人をしている会社もありますし、業務委託という勤務形態の会社もあります。要大型免許の会社もありますし、2007年以前の取得であれば普通自動車免許だけで就職できる会社もあります。免許や資格の取得を支援してくれる会社もありますし、女性ドライバーを積極的に雇用している会社もあります。
自分の希望を明確にして、自分に合った会社を見つけてこそ、楽しいドライバー人生を送ることができます。ドライバー専門の求人サイトを活用して、自分に合った会社を見つけましょう。
7. 安全運転を遵守する
あらゆるプロドライバーにとって大切なのは安全運転です。これができなければ、楽しいドライバー人生もヘッタクレもありません。
「交通安全の遵守」には卒業がありません。常に目標として心がけていなければいけないのです。
この「常に交通安全を遵守する」という目標を自分のやりがいにしましょう。
8. ドライブ気分に浸る
ルート配送ドライバーは、毎日同じ場所に行くことに飽きてくるかもしれません。
そんな毎日見る同じ風景に、微妙な変化を見つけてみましょう。街路樹の成長、日光の強弱、道行く人のファッションや表情、交通量の増減など、些細な変化を楽しみ、運転そのものを楽しみましょう。
毎日同じ道でも、車の運転そのものの楽しさに気付くかもしれません。
9. トラック好きになる
ルート配送ドライバーにとってのトラックは、カメラマンにとってのカメラであり、画家にとっての筆、放射線技師にとってのレントゲンです。そのアイテムに精通し、自在に使いこなしてこそ、仕事がうまく行きます。
仕事がうまく行くと、その仕事が楽しくなります。そして精通するには、それを好きになることが一番です。好きこそものの上手なれ、です。
10. 現実逃避する
人生には浮き沈みもあります。ツイていないときはとことんツイていないこともよくあります。ツイていないことが続くこともありがちです。
そこで気持ちが腐ってしまうと、負の連鎖に陥るかもしれません。ツイていないときも「絶対に負けない、絶対に諦めない」の気持ちを持ち続けていれば、そのうち運気は変わります。
ツイていないとき、気持ちがふさいだときは、軽く現実逃避しましょう。宇宙の広さ、時の流れなんかを考えてみると良いでしょう。自分がちっぽけに思えて、辛い現実をしばらくの間、忘れられるかもしれません。