トラックマン

トラック専門サイト

トラック運転手に転職したいと思う瞬間(とき)

f:id:truck_sa:20191122131400j:plain
考えてみよう

トラック運転手の仕事はときに「底辺職」だの「他の仕事をまともにできない、人間のクズが就く仕事」だの言われたりします。一体、何サマ?と思ってしまうのですが、まあ、人間とは他人の悪口を言わずにはいられない、悲しい生き物なのかもしれません。たぶん、やっかみです。
ただ、トラック運転手のなり手が激減しているのも事実です。と言いますか、いろいろな業界で人手不足が大きな問題となっていて、せっかく仕事の依頼があるのに人手が足りないがゆえにそれを受けられないといった悲劇も生んでいます。
少子高齢化で“働き盛り”の若者の数が減っているので、いろいろな業界にまんべんなく人材が行きわたるのは不可能なんですね。でも、なるべく若い、多くの人がトラック運転手の仕事に就いてほしいと思います。新卒でなくても構いません。トラック運転手がいなければ、ネットショップでポチったHなDVDが手元に届かないばかりか、スーパーにカップ麺やポテチも並びません。それは悲しすぎます。
そんなわけで、今回は「ふと転職したい」と思うようなタイミングを並べ立てます。こんなときは迷わず、ドライバー専門の求人サイトで「トラック運転手」を探してみて。きっと何か良いことあるかもしれませんよ。

1. 職場の人間関係に疲れた

会社が大きくなればなるほど、関わるプロジェクトが大きくなればなるほど、多くの人間とやり取りすることになります。上司は偉そうでうっとうしく、同僚は頭はキレるけど嫌味なヤツで、後輩は言わなきゃ何もしない“指示待ち男”で頼りにならない、なんてこともあります。
隣の部署に気になる女性がいるものの、周りの目が気になって近寄れない、なんてこともあるかもしれません。
何をするにもいちいち人の目が気になって、全く気が抜けません。
そんな職場で人間関係がストレスにもなった人は「1人が基本」のトラック運転手への転職を考えましょう。仕事の大半は「1人でトラックを運転すること」なので、人間関係をわずらわしく感じることは滅多にありません。

f:id:truck_sa:20191122132055j:plain
疲れた‥

2. 取引先からの電話に疲れた

一般的なサラリーマンはおおまかに午前9時から午後5時までが就業時間です。昨今は「働き方改革」というやつで残業がままならなくなりました。
とは言え、仕事の量や中身が変わったわけではありません。そのため、会社で残業できない分、家に仕事を持ち帰って「ただ働き」させられることが増えました。就業時間外でも取引先や顧客からは情け容赦なく電話がかかってきます。気が休まるときは全くありません。思わず携帯電話を開発した人間を呪いたくなります。
しかし、トラック運転手は仕事関係で電話がかかってくることは滅多にありません。電話にビクビクしていた営業職からすると、まさに天国、極楽、お気楽な仕事だと言えます。

f:id:truck_sa:20191122133043j:plain
電話にウンザリ

3. 運転好きを自覚した

「好き」が高じて、それを仕事にしてしまう人は多くいます。スポーツ選手なんかはたいていそうなのではないでしょうか。
車の運転を楽しいと感じる人も多いはずです。車の運転で得られる疾走感、機械を操る醍醐味、そのスピードによる非日常的体験はなかなか得がたい快感です。
そんな「車の運転」を仕事にできるトラック運転手は「運転好き」にとって、まさに天職ではないでしょうか。

f:id:truck_sa:20191122133324j:plain
「運転は楽しいぜ」

4. 普通自動車の運転に物足りなさを感じた

「運転が好きなら運転代行のドライバーでも霊柩車のドライバーでもいいじゃん」と思われるかもしれません。それはそれでアリです。ただ、トラック、特に大型トラックの運転には、普通自動車では味わえない醍醐味があります。
車体が大きいので運転席の位置も高く、その分、より遠くまで見渡せます。結構気持ちが良いです。とにかく車体が大きいので、気持ちも大きくなります。
車体が大きい分、死角が多いこともあって、運転は普通自動車より難しいです。しかし、それだけに「運転が難しい車を自在に操っている」という高揚感も味わえます。
ですから、普通自動車の運転に何やら物足りなさを感じたら、大型トラックを運転してみるといいかもしれません。普通自動車とは違った魅力がいっぱいあります。
そして大型トラックの運転に病みつきになったら、トラックの運転を仕事にするしかないでしょう。

f:id:truck_sa:20191122133617j:plain
物足りない

5. 社会貢献したくなった

人が仕事をする理由は人それぞれです。
それが「好き」だからという人もいます。とにかく「金儲け」がしたいという人もいます。「生活のため」という人もいるでしょう。その仕事が「性に合っている」と思える人もいるはずです。
実際には、それらの理由がいろいろ混ざっている人が、結構多いかもしれません。
誰かの役に立ちたい、社会に貢献したいという人もいるに違いありません。積極的に社会貢献したいのではなく、「どうせやるなら社会貢献も」という「どうせ」付きの人も含めると、かなりの人数になるのではないでしょうか。
そして「社会貢献したい」と言う人に真っ先に勧めたいのがトラック運転手の仕事です。トラック運転手の仕事は物流を支えることでかなり社会に貢献する仕事ですから。

f:id:truck_sa:20191101134844j:plain
人々に感謝される仕事

6. 成果主義で働きたくなった

一般的なサラリーマンは、昇給はあるものの、大体毎月決まった額の給与をもらって仕事をしています。今月は仕事がきつかったからと言って収入は増えませんし、楽だったからと言って収入が減ることもありません。そのため、仕事へのモチベーションをどこへ持っていったらいいのか、なかなか絞りにくかったりします。
一方、完全歩合制、つまりフルコミッションの営業職として働く人は、仕事ぶりが収入に直結しています。自分の能力、技量がそのまま評価され、収入となるのです。給与が一定の仕事をしていると、能力があればある人ほど「きちんと評価されていない」と不満に感じたりしますが、フルコミッションの営業職のような仕事ではそんな不満はありません。
そしてフルコミッション営業職同様「やればやっただけ稼げる仕事」と言われているのがトラック運転手です。「俺の優秀さがまっとうに評価されてないんじゃ」と毎月給料日に不満を感じている人は、トラック運転手に転職すると良いかもしれません。
ちなみにトラック運転手の平均年収は400万円台で、年収約700万円を稼いでいる人もいるそうです。

f:id:truck_sa:20191122135345j:plain
フルコミッションの営業

7. 自由になりたくなった

「自由になりたい」というのは人間の根源的な思いです。大企業で多くの人間に囲まれ、何をするにも申請書やらりんぎ書が必要で、そんな息の詰まる生活を続けていると、自由への渇望が強まります。
少しでも「自由になれた気がする」職業と言えばフリーランスのデザイナーやディレクター、ライターなどです。フリーランスの運転手もその1つです。
しかし、トラック運転手は会社員でありながら自由度の高い仕事なのです。仕事の大半は「1人でトラックを運転すること」なので、行き先は決まっていますが、そこへ行くルートの選択は運転手の裁量に任されています。運転しながら好きな音楽を聞いたり、その音楽に合わせて歌うこともできます。
息の詰まるような職場環境から逃れ、少しでも自由な空気を満喫したくなったという人は、いつしか「トラック運転手に、俺はなる!」と叫ぶのではないでしょうか。

f:id:truck_sa:20191122135903j:plain
これはフリーフォール(自由落下)

8. たくましくなりたくなった

近ごろは女性みたいに線が細く、可愛い男性アイドルがもてはやされたりもしますが、動物の本能的にやはり女性は男性に「頼りがい」を求めます。もちろん中には、可愛らしい男性に頼られることに喜びを見出す女性もいますが。
男女同権の今の世の中、女性が本当に男性に頼ろうと思っていなくても「頼りがい」がある男性のほうがモテます。多くの男性は、やはり本能的にそれを分かっていて、頼られるべき存在になろうと、心のどこかで思っています。
古くはレイモンド・チャンドラーという作家が小説の中で「男はタフでなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」という名ゼリフを書きましたが、多くの男性が「タフになりたい」「たくましくなりたい」と常々思っています。と言うか、多くの男たちは何の根拠もなく「俺はタフ」と思い込み、いろいろな場面で「ヘタレ」である部分を露呈し、女性を失望させたり、自己嫌悪に陥ったりします。
男だからと言って、必ずしもタフである必要はありません。ただ、人間としてはタフであるほうが、タフでないよりは良いかもしれませんけどね。
男性も女性も、それぞれの性的役割から自由になったほうが良いのです。
ですが、それはそれとして、前述したように「人間としてはタフであるほうが、タフでないよりは良い」のです。そしてタフになりたい人は、トラック運転手になるとそれが実現しますよ。
トラック運転手は体力仕事なので、自然とたくましくなります。「底辺職」など、悪く言う人もいますから、そんな悪口をスルーできるくらい、精神的にも鍛えられます。

f:id:truck_sa:20191122140430j:plain
タフそう

9. 遠くに行きたくなった

旅行好きな人は多いはずです。身近な日常を離れ、ふだんは見ることのできない異国の風景に胸を躍らせ、ご当地の美味に舌鼓を打つのが旅行の醍醐味です。
「曲がったことのない街角を曲がると、それはもう旅」と言った人がいますが、やはりどうせ旅に出るなら遠くへ行きたいものです。ただ、仕事が忙しいと、たまの休みも家でゴロゴロしているか「たまに子どもを遊園地にでも連れて行って」なんて妻に言われて子どもに引っ張りまわされたりします。それはそれで楽しいのですが、旅への思いは断ち切れません。
なんて思う人は、長距離のトラック運転手になるといいでしょう。仕事で遠方に行けます。ちょっとした旅行気分を味わいながらお金ももらえるわけです。
もちろん、休日の旅行と同じというわけにはいきません。観光スポットに寄っている時間も、ご当地グルメを味わう時間もないかもしれません。それでもふだんとは違う景色を見ながらトラックを走らせていると、気分は違ってくるはずです。

f:id:truck_sa:20191122140939j:plain
遠くへ行きたい

10. 特に理由がなくても

人は「なんとなく」で重大な決断をしてしまうことがあります。この記事を読んで「なんとなく」トラック運転手に転職してしまうのもアリなのではないでしょうか。人生にはときとして、何か大きな宇宙の力が働いてしまうことがあります。今がそのときかもしれません。

f:id:truck_sa:20191122141554p:plain
宇宙、それは最後の開拓地