トラックマン

トラック専門サイト

トラック運転手に感謝すべきこと

f:id:truck_sa:20200120124928j:plain
これは感謝祭

人間、感謝する気持ちが大切です。
人生はうまくいかないことや、不公平、不満、理不尽、不幸があふれています。そういうものです。
それで人はSNSなどで愚痴や他者への悪口雑言をまき散らします。ストレスが発散されます。
しかし、その日の最後の最後、寝る前には感謝の言葉をつぶやいてみましょう。気持ちが浄化され、スッキリ眠れるかもしれません。
愚痴や悪口を心にためるのは不健全かもしれませんが、愚痴や悪口を言葉として表に出すと、それはきっちり心に刻まれてしまいます。ぼんやりした思いがカタチとして残るわけです。
感謝の言葉を思い描いたり、口にすると、気持ちは優しくなります。うまくいかないことや、不公平、不満、理不尽、不幸に遭遇しても、それに長くとらわれなくなる、かもしれません。

社会に貢献している職業はたくさんあります。トラック運転手もその1つです。
もちろん、トラック運転手は、自身の仕事としてトラックを運転していて、仕事に対する報酬も得ます。誰に対しても偉ぶったり、逆に卑屈になったりする必要はありません。
ですが、お互いに感謝の気持ちを持ったほうが、世の中は平和になります。
昨今、トラック運転手の人手不足が続き、高齢化も進んでいますが、ここでトラック運転手に感謝すべきポイントを挙げてみます。
「トラック運転手ってのは大変な仕事かもしれないけど、そんなに意義の高い仕事なのか」と考える若者が増えるかもしれません。そうなれば、日本も「住みよい国」になれるような気がしないでもありません。

1. 物流を支えてくれる

言わずもがな、かもしれませんが、トラック運転手という仕事があってこそ、日本の物流は成り立ちます。
トラックが商品や製品や部品やら、あらゆるものを運ぶので、日本全国の工場が稼働し、農業や漁業も仕事ができ、スーパーはじめ店舗に商品が並びます。庶民が生活できるわけです。
トラック運転手が物流を支えることで日本経済、引いては生活が回るわけです。こりゃもう、トラック運転手に感謝しなくて誰に感謝するの?ってレベルです。
そりゃまあ、工場や農業従事者、漁業従事者などにも感謝すべきなんですが。

f:id:truck_sa:20200120125207j:plain
まさに物流というイメージ写真

2. 商品を届けてくれる

トラック運転手は大きく物流を支えてくれているだけではありません。通販でポチった商品などを、何と個別に自宅やオフィスなどにも届けてくれるのです。
そんなの当たり前じゃんって思われるかもしれませんが、これって実はすごいことなんですよ。
国内の店舗に在庫がある場合、たとえ商品がドイツ製のぬいぐるみでもポチった翌日には手元に届くんですから。

f:id:truck_sa:20190912144558j:plain
商品を届けてくれる

3. 悪口を言われても耐えてくれる

物流を支え、人々の生活を支えるトラック運転手ですが、世間ではとかく低く見られがちです。
確かにトラック運転手には運転が荒く、マナーを守らない人もいます。ほんの一部なんですが、そのために世間にはトラック運転手の悪口を広めて自分のストレスのはけ口にする人もいるわけです。
それでトラック運転手の中にも「なめられてたまるか」なんて逆上してしまう人もいて、それもどうかと思うわけですが、大勢のトラック運転手は世間から低く見られようが、ネットにトラック運転手全体への悪口を書かれようが、日々コツコツと、真面目に仕事を続けます。
トラック運転手自身の生活のためですが、それでも頭が下がります。

f:id:truck_sa:20200120125900j:plain
耐える

4. 安全運転を守ってくれる

トラック運転手は物流を支える存在です。
それだけに毎日、とてもたくさんのトラックが道を走っています。道行く自動車の大半がトラックだと言っても過言ではないかもしれません。
自動車に付きものなのが交通事故です。そのため、ネットで「トラック運転手」を検索すると、必ずと言っていいほど交通事故のニュースが上がってきます。
そりゃ、道行く車の中でトラックの割合が圧倒的に多いのですから、事故におけるトラックの割合も多くなります。
それでもトラック運転手は毎日安全運転を肝に銘じて、安全で慎重でていねいにトラックを走らせます。トラック運転手が事故に巻き込まれれば、収入を減らすことになったり、仕事さえできなくなる可能性があるからです。
それ以前に、ていねいな運転をしないと荷物を破損させてしまう危険もあります。
さらに、トラック運転手は業務でトラックを運転することから、会社による厳しいルールも課せられます。速度なども記録され、管理されているところもあります。
トラック運転手は運転が荒いなどと思っている人もいるようですが、それは勘違いです。実際には多くのトラック運転手が「荒い運転は無理」になっています。

f:id:truck_sa:20191018124142j:plain
交通事故は避けたい

5. 道を譲ってくれた

トラック運転手は荷を安全に運ぶ、会社から厳しいルールを課せられている、自身が仕事を失いたくないといった必要上、運転がていねいになります。
さらに、人間的に真面目な人が多いので、運転はとても紳士的になります。
実際、トラックが道を譲ってくれて感動した、なんてエピソードを話す人も多いようです。勝手に「トラック運転手は荒くれ者」なんてイメージを持っているので、ちょっとしたことでも感動が大きくなるのかもしれません。

f:id:truck_sa:20190913124614p:plain
紳士

6. 社会貢献活動に参加

トラック運転手には各県にトラック協会があり、そこではさまざまな社会貢献活動に取り組んでいます。
例えば道路の清掃活動や交通安全教室などです。
また、トラック協会ではエコドライブを奨励しています。エコドライブは環境負荷の軽減に配慮した車の運転のことで、燃費向上にもつながります。
トラック運転手は職業ドライバーとして環境負荷を自覚し、それを少しでも減らすことで環境問題の改善に寄与しているわけです。

f:id:truck_sa:20200120130758j:plain
エコ

7. 車高が高くて日よけになるところ

大型ショッピングモールなどの駐車場に車を停めるとき、他に空いているところはいくらでもあるのに、つい大型トラックの隣に停めてしまいます。
トラック運転手は運転がうまいだろうから、自分の車にぶつけられる心配をしなくて済むなんて理由もありますが、真夏なんかは、車高が高いので日よけになってくれるから、なんて人もいます。
また、車高が高いので、同じタイミングで運転席にいても隣の視線が気にならない、なんて利点もあります。
とにかく、トラックの車高が高いことに感謝したくなるときって、あるもんですね。

f:id:truck_sa:20200120132154j:plain
日陰をつくるトラック

8. 災害時に活躍してくれる

地震などの自然災害が発生した緊急時、国や地方自治体と連携して緊急・救援輸送を迅速に行うのがトラック業界です。3.11のときに医療品や食料品を被災地に運んだのもトラックです。
トラック協会では大きな災害時には協会内に対策本部を設置し、情報を収集して的確な緊急・救援輸送を行います。
また協会は、日ごろから町内会などが主催する防災訓練への参加を運送業者に奨励しています。

f:id:truck_sa:20200120132713j:plain
救援活動

9. 感謝されたくて仕事しているわけじゃないところ

このようにトラック運転手、トラック業界はさまざまな社会貢献的な働きを行っています。
しかし、最初に書いたように、トラック運転手は仕事としていろいろな荷を運んでいるに過ぎません。感謝されたくてやっているのではなく、生活費を稼ぐためという大きな理由があって荷を運ぶ仕事をしています。
もちろん、生活費を稼ぐ手段は他にもたくさんあり、お笑い芸人が人を笑わせることに喜びを感じるように、トラック運転手もトラックを運転することに喜びを感じているかもしれません。
実際、トラック運転手自身には「社会貢献している意識はあまりない」とも言います。
しかし、そんなことを聞くと、かえって感謝したくなるじゃありませんか。

f:id:truck_sa:20191121150115j:plain
感謝

10. すべての人に感謝

ほとんどの人は仕事をしています。
生産的な仕事もあれば、あまり生産的ではない仕事もあります。給与の発生しない仕事もあります。
しかし、世の中はそういった仕事、そして仕事をしている人たちによって成り立っています。
この世知辛い現代社会、目をそむけたくなるような事件も起こり、誰かを恨みたくなるような不運も起こります。
でも、皆がお互いに感謝の気持ちを持ち、他者に優しく、余裕を持って接すれば、事件や不運も減るはずです。
その第一歩として、身近に商品を運んでくれるトラック運転手に感謝の気持ちを持ち、それを表に出してみましょう。

f:id:truck_sa:20200120133646j:plain
最初の一歩

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。多謝。

f:id:truck_sa:20200120133915j:plain
読み終わった‥