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トラックドライバーになりたければ

大騒ぎ

トラックドライバーの仕事は年収が300万円台から700万円くらいと言われ、人間関係によるストレスが少なく、仕事が安定していて失業の心配も少なく、まさしく「世にもおいしい仕事」という説もあるほどです。
それだけに「トラックドライバーになりたい!」という人が連日のようにトラックドライバーの求人に殺到し、そりゃもお大騒ぎです。
まあ、それは大げさですが、トラックドライバーは決して誰もが簡単になれる職業ではありません。


1. トラックを大事に思うこと

トラックドライバーになるからには、トラックを大切に扱えるようにならなければいけません。トラックに不調があれば、荷を運べないからです。最悪、その不調が原因で交通事故を起こしてしまうこともあり得ます。
仕事で扱う道具を大事にするというのは、トラックドライバーに限らず、あらゆる職業で重要なことです。メーカーに勤める人はもちろん機械設備を大事にしなければいけませんし、営業や事務職も普段使うパソコンを大事にしないと、いざというときにデータが吹っ飛んだりして大変です。
「パソコンのデータなんてバックアップしているから平気だい!」とおっしゃる人もいるでしょうが、時間のロスにはなります。もったいないです。

パソコンがクラッシュ

2. ていねいでおだやかな運転をすること

トラックドライバーとしてトラックを大事にすることは当然ですが、具体的にはまず、ていねいでおだやかな運転を心掛けることが必要です。
トラックは車体も大きく、頑丈ですが、荒っぽい運転をしたり、急ブレーキ、急な加速、急なハンドル操作を繰り返していては、トラックも傷んでいきます。

運転はていねい、おだやかに

3. 車両点検をしっかりやること

トラックは動く機械なので、いくら日ごろていねいに扱っていても、毎日のように動かしているうちに劣化が起こっていきます。
この劣化を見つけ、いち早くそれに対処しないと、やはりトラックに不調が起こってしまいます。
劣化を見つけ、また、なるべく劣化が進まないようにするため、毎日の車両点検、定期的なメンテナンスを欠かしてはいけません。
トラックの不調を発見できるよう、トラックの構造やエンジンについての知識も身に着けておきましょう。

車両点検

4. 整理整頓して洗車もこまめにやること

トラックを大事にするということは、機械として問題なく動くように努めることも重要ですが、同時に「きれいにしておく」ことも必要です。
トラックドライバーが長時間使う運転席は、整理整頓して掃除もこまめにしましょう。運転席に不要なものがあふれていると、いざというときにそれがハンドル操作やブレーキ操作の邪魔になり、操作を誤って事故につながる危険があります。それに、自分の職場をきれいにしておくことが専門家としての心意気でもあります。
同じように洗車もこまめにやりましょう。これも「トラックを大事にしている」という心意気を示すことにつながります。

洗車

5. ガラスやミラーはピカピカにすること

トラックの洗車では、車体をピカピカにすることも大切ですが、フロントガラス、ミラーなどは特に念入りにピカピカにしましょう。
ガラスやミラーが曇っていたり、汚れていては周囲の確認をきちんと行えなくなります。

ミラー

6. 事故は絶対に避けること

職業ドライバーとして交通事故を避けるのは当然の責任です。
併せて、トラックをどこかにぶつけたり、こすったり、些細な事故も避けなければいけません。
どこかにぶつけ、幸い、ぶつけたものにもトラックにも傷がついてなかったとしても、その衝撃がエンジンなどに悪く作用し、やがてそれが大きな不調につながるかもしれません。くわばら、くわばら。

事故は避けよう

7. 自分の健康管理もしっかりやること

トラックドライバーになるためには、何よりも安全運転に徹することが求められます。
安全運転に集中するために「トラックを大事にすること」が必要なので、くどくどと書いてきましたが、ドライバー自身もどこかに不調があれば、トラックドライバーの職務を全うすることはできません。
日ごろから自身の健康管理をしっかり行わなければいけません。規則正しい生活を送り、栄養バランスの取れたメニューを食べ、十分な睡眠を取り、適度な運動で体を鍛えましょう。

身体を鍛える

8. 志望動機をしっかり言えること

以上は、トラックドライバーになるための心構えのようなものでしたが、実際にトラックドライバーになるためには、具体的にドライバー専門の求人サイトをチェックしたり、自分の適性を確認したりして覚悟を決めて求人に応募します。
求人に応募すると、その会社に、面接に行くことになります。
それまでにいろいろ準備することがありますが、志望動機はきちんと言えるようにしておきましょう。マニュアル通りではなく、トラックドライバーになって長く働き続けたい気持ちをしっかりアピールすることが重要です。

覚悟を決めて

9. 運転免許を取ること

トラックドライバーになるための準備で、コレだけは絶対に忘れていけないのが、自動車の運転免許の取得です。
最近は、トラックを運転するための中型運転免許、大型運転免許は入社後の取得でもOKというところが増えましたが、それでも普通自動車運転免許だけは事前に取得しておきましょう。会社は運転歴を重視するので、面接直前に慌てて取得したと思われないように、早く取得しておいたほうが良いかもしれません。
もちろん、中型や大型をあらかじめ取得しておくと、それだけトラックドライバーになりたい気持ちをアピールもできます。

免許

10. もし、トラックドライバーになりたければ

トラックドライバーになりたいとき、できることはいろいろあります。
仕事を覚えるのは入社後なので、やはりまずは心構えに関することが多くなります。トラックドライバーの仕事には何よりも荷を安全に、時間通りに届けるための責任感が求められます。
それに、トラックドライバーは勤務中、あまり人と接することがない仕事が多いのですが、それでも全く誰とも接しないわけではないので、きちんとしたあいさつができるなど、一般常識のマナーも身に着けておかなければいけません。
責任感マナーも、社会人としては当たり前のことであり、トラックドライバー以外のどの職業にも必要なことです。

きちんとあいさつを