このところ人手不足が続いているトラックドライバーを何とか増やそうと、政府が「トラガール促進プロジェクト」を始めたのが、もう何年も前の話です。
長年、圧倒的に男性社会だった物流・運送業界にドンと女性を取り込もうと言う取り組みです。
トラックドライバーの仕事は「男じゃなきゃできん」というものではありません。現に、トラックドライバーとして活躍している女性はいます。
トラックドライバーは「長時間勤務で過酷」という理由で避けられがちのようですが、「長時間勤務でも過酷でもない」トラックドライバーの仕事もあります。
その上で、仕事は基本的に1人で行うので人間関係によるストレスが少なく、自由度が高い、いろいろとメリットのある仕事となっています。社会貢献度も高いので、やりがいを強く感じることができる仕事でもあります。
そのことに気付いたら、多くの女性がトラックドライバーになりたがるはずです。
もしも、トラックドライバーになりたいなら、早速行動開始です!
1. 求人サイトをチェック
トラックドライバーになりたいなら、まずは求人サイトのチェックです。チェックするなら、ドライバー専門の求人サイトが良いでしょう。
トラックドライバーの仕事にもいろいろな種類がありますから、自分がどんな働き方をしたいのかを整理して探すと良いでしょう。
2. 運転免許を取得
求人サイトで気になる仕事、気になる会社が見つかったら応募条件は必ず確認しなければいけません。
トラックドライバーとして働くためには、大型トラックを運転する仕事なら大型運転免許、中型トラックなら中型運転免許が必要になります。
ちなみに長距離の仕事ではもっぱら大型トラックが使われます。ただ、運転免許も普通より中型、中型より大型と、車体が大きくなるにつれて取得が難しくなります。
また、今は入社後に中型や大型の免許取得を支援してくれる会社も増えました。そのあたりも求人サイトでチェックしませう。
どのみち、せめて入社前に普通自動車運転免許くらいは取得しておきましょう。
3. 健康管理を始める
トラックドライバーにとって何よりも重要なのは安全です。
運ぶ荷の安全を守ることも大事ですが、それ以上に大事なのが安全運転です。
そして安全運転のために大事なものの1つが、ドライバーの健康です。体調が悪かったり、病気だったりすると、安全運転に集中できず、交通事故のリスクが高まります。
また、トラックドライバーは体力仕事なので、その意味からも健康は大事です。
健康管理として栄養バランスの取れた食事、規則正しい生活習慣、十分な睡眠、適度な運動を続けましょう。トラックドライバーになってからも続けましょう。
4. 仕事の種類をチェック
トラックドライバーの仕事にはいろいろな種類があります。
どっぷり仕事に浸かり、ガッツリ稼ぎたいなら長距離の仕事を目指すと良いかもしれません。とは言え、いきなり長距離の仕事はやらせてもらえませんから、長距離の仕事をいずれはやる前提で、長距離の仕事も近距離の仕事もやっている会社を探すのが良いかもしれません。
もしくは、最初は近距離専門の会社で経験を積み、その後、会社を移って長距離の仕事をするのもアリです。
5. 自分の希望を書き出す
トラックドライバーとして働くとしても、例えば育児しながら仕事するのなら、勤務時間に融通の利く職場のほうが働きやすいと言えます。
そのように、職場に何を求めるか、自分の希望を把握してから求人に応募する先を探しましょう。
6. 再び求人サイトをチェック
職場に対する希望を書き出すと、探す会社がどんな会社なのか、その具体的な要素が見えてきます。
再び求人サイトをチェックし、具体的な要素に沿って会社を探しましょう。
7. 気になる会社をチェック
職場に求める具体的な要素から、自分の希望を満たせる会社をピックアップしていきます。
そんな会社がいくつか見つかったら、細かい会社のデータや応募条件、仕事内容などを調べ、リストアップしましょう。会社の規模、社内の雰囲気、社員数、労働環境など、細かくチェックすると良いでしょう。
女性トラックドライバーがいるかどうかもチェックしておきましょう。すでに何人か女性トラックドライバーが勤務しているなら、入社後に相談できる先輩がいることになります。1人もいない会社でも、コメントなどに「女性ドライバーを積極的に採用します」などと書かれてあれば、女性が働きやすい職場環境を整えているかもしれません。
8. 気になる求人に応募
就職したいと思える会社が見つかったら、思い切って求人に応募しちゃいましょう。応募先を1つに絞り切れない場合は、数社に応募することです。
9. 面接に備える
さあ、いよいよ面接です。
トラックドライバーが勤める運送会社には大企業から中小企業、零細企業までさまざまありますが、たとえ零細企業でも面接では身だしなみはきちんとしなければいけません。
また、事前に職場の雰囲気を知るために、会社を見に行ってみるのも良いかもしれません。
10. 覚悟を決める
面接では緊張しても構いません。緊張して当然です。変にマニュアルを意識して「こう言わなきゃいけない」と思い詰めると、より緊張します。とにかく「働きたい」意欲をしっかり伝えることを念頭に臨みましょう。
もちろん、面接で会社の人の話を聞き、「やはりここでは働きたくない」と思うこともあり得ます。面接はお見合いです。会社と就職希望者がお互いにお互いを知るためのものですから。
採用が決まり、自分の決心も固まったら、「トラックドライバーになる」覚悟をしましょう。
最後に
求人サイトをチェックして会社を探し、面接を受けるという、求人応募の流れは、男性でも女性でも大きな違いはありません。やはりトラックドライバーになるのに、男も女も関係ないということです。