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もしもトラックが空を飛んだら

空を飛ぶ夢

科学の進歩は日進月歩です。そのうち、人類は他の惑星への移住も可能にするでしょう。ゴジラを葬り去ることができるオキシジェンデストロイヤーも開発してしまうかもしれません。
自動車もいろいろな開発が進められています。そのうち、自動運転システムも実用化され、空飛ぶタクシーが登場するでしょう。
空飛ぶタクシー? トラックは空を飛ばないのでしょうか。


1. 渋滞にハマらない

自動車が空を飛ぶことの利点は、道路を使わないので、目的地まで最短距離で移動できることです。
当然、渋滞にもハマりません。もしもトラックが空を飛んだら、トラックドライバーにとってはとてもありがたいことです。
渋滞にハマらないので、移動時間も短縮されます。つまり、勤務時間が短縮されるわけです。
もしくは、荷を届ける先が増えるかもしれません。
それに、渋滞を避けて深夜にトラックを走らせる必要もありません。堂々と、真っ昼間にトラックを走らせることができます。

渋滞

2. 免許取得が難しい

車が空を飛んでしまえば、それはもはや車ではなく飛行機です。もしかしたら、運転免許も飛行機の操縦免許並みに難しくなるかもしれません。
しかし、「空飛ぶ車」はやはり「空飛ぶ車」なのですから、運転技術は飛行機並みに難しいものではなく「ちょっと運転が難しい車」程度にしてほしいものです。自動運転システムの開発も進んでいるのですから、かなりの部分、特に安全面などはAI任せにすれば可能なのではないでしょうか。

免許

3. 邪魔にされない

トラックが空を飛べば、トラックはもう渋滞の心配が要らなくなります。
これは一般道を行く、一般の運転手にとってありがたいことかもしれません。トラックは物流を担い、毎日、大量のトラックが大量の荷を運んでいます。このトラックが一般道を走らず、空を飛ぶわけですから、一般道はガラガラに空くはずです。
トラックは大きければ大きいほど、普通自動車のドライバーに威圧感、圧迫感を与えますが、そんな機会が無くなります。トラックは一般道を走って邪魔に思われることからも解放されます。

圧迫感

4. カッコ良くなる

トラックが空を飛べば、空気抵抗も考え、スマートなデザインになるでしょう。
運転はAIが補佐するので、トラックそのものが最先端技術が詰まった乗り物になります。
カッコ良いです。

カッコ良い

5. 他の車も飛び始める

トラックが一般の車よりひと足お先に空を飛ぶのは、物流を担う重要な存在だからです。
しかし、空飛ぶトラック一般化し、珍しくも何ともない存在になれば、遅かれ早かれ、一般の車も空を飛び始めるに違いありません。
空には歩行者がいませんから、地上の道路は歩行者にとって安全になります。

空飛ぶバイク?

6. 専用空路ができる

すべての車が空を飛ぶと、これはもう飛行機と同じです。飛行機が増えたわけです。
そうすると、衝突事故も起こるかもしれません。
そこで、空を飛ぶ車のための専用空路が設置されるはずです。飛行機との衝突や車同士の接触を減らすためです。
もちろん、すべての車のための専用空路を設置すると、要するにそこに車が集中するので、この専用空路渋滞が起こってしまいます。それでは意味がないので、専用空路も恐ろしくたくさん設置されます。
地上は面積も限られていますから、道路はそんなに増やせませんが、空中なら可能です。

専用空路が張り巡らされた未来都市?

7. 水中に潜る

こうして、空を飛ぶ車の存在が一般化すると、それまで空飛ぶ車の開発に携わってきた開発者たちはヒマになります。
しかし、ヒマになったからと言って、開発者という人たちはただボーッと過ごしたりはしません。必ず新しい開発を始めます。
例えば「空を飛んだんだから、今度は水中を潜る車を作ろう!」なんて思いつきます。

潜水

8. 宇宙へ飛び出す

車が空を飛んだり、水中を潜ると、物流も激変します。トラックから船や飛行機に荷を移し替える必要もなくなるのですから。
そのころには、人類の宇宙進出も進んでいるかもしれません。もしかしたら、他の惑星への移住も始まっているかもしれません。
そうなれば当然、自家用車で他の惑星を訪ねてみたり、通販で購入した地球の果物を届けてもらうのに、トラックを使うでしょう。車は宇宙に飛び出します。

宇宙へ

9. トラックドライバーが人気職業になる

トラックは空を飛び、海に潜り、宇宙にも荷を運びます。
そんなカッコ良いトラックを運転するトラックドライバーも、子どもたちが憧れるようなカッコ良い職業になるでしょう。

人気上昇

10. 落ちたら大変

空飛ぶトラックの実用化はかなり遠い未来のお話かもしれません。それとも、ほんのちょっと先の未来のお話かもしれません。
ただ、人類の「生活を便利にしたい」「今の技術を進化させたい」という欲求には限りがないので、遅かれ早かれ、いつかは実現するに違いありません。
ただ、できれば開発者の皆さんには、空を飛んだりする車を作る前に、交通事故を絶対に起こさない車の開発を進めていただきたいものです。もちろん、すでに多くの開発者が必死に開発を進めていることでしょうけど。
車が空を縦横無尽に飛ぶ社会が実現しても、交通事故が相変わらず起こっていては無邪気に喜ぶ気にはなれないはずです。空から落ちでもしたら大変ですし。

落下