人生にはときに、想定外の事態が起きたり、大きな転換のきっかけとなることが起きたりします。トラックドライバーも同様です。
1. もしも事故を起こしたら
もしもトラックドライバーが交通事故を起こしたら、まずは警察や、必要な場合は救急に通報しましょう。
それから会社にも連絡して指示を仰ぎます。
損害が出た場合ですが、任意保険に加入していない運送会社もあります。加入している会社でも、ドライバーが一部を負担しなければいけないような条件になっていることもあります。
また、多くの会社では無事故手当というものが設定されていたりしますが、事故を起こすとこれは支給されません。
その他のペナルティが設定されている会社もあるので、入社前にしっかり確認しておきましょう。
2. もしも事故に巻き込まれたら
もしもトラックドライバーが交通事故に巻き込まれたら、事故を起こしたドライバーがやるかもしれませんが、まずは警察や、必要な場合は救急に通報しましょう。
損害が出た場合ですが、トラックドライバーが交通事故を起こしたのではなく、巻き込まれたということは、過失ゼロを主張するということです。とにかく弁護士に相談してみましょう。運送会社にも顧問弁護士がいることもありますし、会社として弁護士に相談してくれるかもしれません。
3. もしも遅刻したら
もしもトラックドライバーが遅刻しそうになったら、まずは先方に連絡しましょう。
出社時間に遅刻しそうなら会社に、荷を届ける時間に遅刻しそうなら届け先に連絡します。もちろん、謝る必要があります。
もしも遅刻してしまったら、これもやはり謝るしかありません。出社に遅刻したら、減給などのペナルティを課せられることもあります。もし出社に遅刻したら、別のドライバーが代わりに遅刻したドライバーの仕事を行うこともあるからです。
納品に遅刻した場合、ケースバイケースですが、もし先方にその遅刻によって損害が出た場合は、会社と会社との話し合いになるでしょう。そうなったら、トラックドライバーも社内でペナルティを課せられる可能性があります。
先方に遅刻の原因を話して謝り、遅刻の原因が事故渋滞に巻き込まれたなど、回避不可能だった場合などは始末書の提出で済むかもしれません。
とにかく、遅刻しそうになった段階でまずは連絡するようにしましょう。連絡したら、後は普段通り、ていねいに運転して目的地に向かいましょう。無理して急ぎ、そのために違反したり、事故を起こしてはいけません。
4. もしも違反したら
もしもトラックドライバーが道交法違反したら、法律に則って罰せられます。違反にはスピード違反や駐車違反などがありますが、免許停止になれば、もちろん仕事できません。
また、飲酒運転の場合は免許停止になるか、免許が取り消されます。同時に、飲酒運転をしたトラックドライバーが勤める会社にも罰則があります。
5. もしも恋人になったら
もしもトラックドライバーが恋人になったら、まずは好きな相手と結ばれた喜びを噛みしめましょう。相手がトラックドライバーに限ったことではありませんが。
トラックドライバーと言えば、将来性があって給料も良い仕事なので、そんな職業の人と恋人になれた自分の幸運を神様に感謝しましょう。
ただ、トラックドライバーは仕事によっては長時間勤務だったり、日曜祝日が仕事だったりするので、仕事の理解に努めなければいけません。
ちなみに「恋人になった」という文章で、トラックドライバーが男性で、その相手が女性だとすぐに思ってしまった人はジェンダーバイアスがかかってしまっているかもしれません。気をつけて。
トラックドライバーが女性で、相手が男性だったり、男性同士のカップル、女性同士のカップル、またはそれ以外の場合もあります。
6. もしも病気になったら
もしもトラックドライバーが病気になったら、とりあえず会社に「仕事を休む」と連絡し、病気の快復に努めましょう。無理をしてはいけません。
日常生活に支障が出ていなくても、勤務中、つまりトラックの運転中に急に体調が悪化し、運転をミスしたり、正常な判断力がなくなってしまったら大変です。交通事故を起こすかもしれません。
トラックドライバーは日ごろから健康管理に努め、できれば体を鍛えてなるべく病気を避けるようにしましょう。
また、持病がある人は当然、日ごろから気をつけるはずですが、些細なことも医者に相談するなど、体調管理に努めなければいけません。
7. もしも入社してきたら
もしもトラックドライバーが新しく入社してきたら、大歓迎しましょう。
もしもその新入社員が若い人なら、親切ていねいに仕事を教えて、できるだけ長く勤めてくれるようにしましょう。
入社したのが経験豊富なベテランだったら、尊敬のまなざしを向けていろいろ教えてもらいましょう。
8. もしも退社したら
もしもトラックドライバーが退社したら、トラックドライバーが減ったということです。
残ったトラックドライバーの仕事が増えるかもしれません。覚悟しましょう。
9. もしも結婚したら
もしもトラックドライバーが結婚したら、まずは新しい家庭を持ったことの幸せを嚙みしめるはずです。その上で、新しい責任を持った現実も受け止める必要があります。
そのトラックドライバーが長距離の仕事をしている場合、一度家を出ると2~3日、長いと10日間くらい帰ってきません。結婚相手は寂しいと言えば寂しいはずです。戻ったら、精一杯イチャイチャしましょう。
10. もしも妊娠したら
もしもトラックドライバーが妊娠したら、産休、育休の取得を会社に申請しましょう。もしもマタハラがあるような会社なら辞めたほうが良いかもしれません。
できれば、結婚相手にも育休を取ってもらい、子育ての喜びと大変さを分かち合いましょう。