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中型免許〔中型自動車免許〕の取得について。

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中型免許〔中型自動車免許〕を取得することで、2トントラックと4トントラックを運転することができるようになり、2トントラック運転手や4トントラック運転手としてして活躍ができます。ただ、中型免許は、普通では考えられないほど巨大な4トントラックを乗りこなさければ取得することができないので、普通自動車免許の1.5倍ほど難易度が高い免許となっています。今回は、中型免許中型免許〔中型自動車免許〕の取得について触れていきます。

中型免許を取得する費用。

中型免許を取得するために、必要な費用は15万円~20万円ほどとなっており、普通自動車第一種免許や大型自動車免許よりも格安に取得できてお得な自動車免許となっています。それでも、自動車教習時に4トントラックの運転が下手だと試験官に判断されれば、何度も自動車教習を受けるはめになって、余計に教習代費用がかかり、中型免許を取得する基本費用+2万円円~5万円必要となってきます。このようなことが普通に起こりうるので、中型免許取得にはそれ相応の費用が必要なことを覚悟しておきましょう。ちなみに、大型免許取得にかかる費用は18万円~25万円、普通自動車第一種免許にかかる費用は25万円~35万円、普通自動車第一種免許AT限定で22万円~30万円となっています。

中型免許をお得に取得する方法。

中型免許をお得に取得するには、普通自動車第一種免許を取得した状態で、中型免許取得費用支援援助があるトラック運送会社に就職をしよう。そうすれば、トラック運送会社が、中型免許取得にかかる費用の一部を負担してくれたり、中型免許取得にかかる費用の全額を負担してくれるので、自分の懐をあまり痛めずに中型免許を取得することが可能です。ですが、中型免許を取得しておいたほうが、待遇と休みが多いトラック運送会社に就職することができるので、トラック運送会社に就職する前に、中型免許を取得することをおすすめします。

中型免許で運転することができる自動車とは?

平成19年には、中型免許を取得すれば、車両総重量が5トン~11トンで、最大積載量が3トン~6.5トンの自動車を運転することができるという条件でしたが、平成29年になってからは、中型免許を取得すれば、車両総重量が7.5トン~11トンで、最大積載量が4.5トン~6.5トンの自動車を運転することができるという条件に変わりました。この条件に籍等する自動車は、大型トラックを除く、普通自動車と2トントラックと4トントラックと小型特殊自動車と原動機付自転車の5つとなっています。ちなみに、乗車定員は11人~29人となっているので、お忘れなく。

中型自動車免許を取得するために必要な条件。

1.普通自動車第一種免許を取得して二年経っていること。

中型自動車は運転難易度が高いこともあり、普通自動車免許を取得してから二年以上経っていることが必須条件として備えられています。当たり前のことですが、免許取り消しから免許再取得した場合は、免許再取得してから、二年経たないと中型自動車免許を取得することができません。

2.年齢が20才を超えていること

中型自動車は、普通自動車に比べると事故の回数が多いこともあり、ある程度精神的に大人である20歳にならないと、中型免許を取得することができません。この制約があるため、中型トラック運転手になれる年齢は最低でも20歳以上と定められています。

3.両目の視力が0.8以上、片目の視力0.5を求められています。〔コンタクトとめがねが可〕

両目の視力が0.8以上、片目の視力0.5を達成していないと、どれだけ自動車運転テクニックや運転スキルが充実していても、中型免許を取得することができません。この事実があるため、弱視過ぎる人は、中型免許取得を諦めなければいけません。

4.それなりの身体能力があること。

歩く、走る、ジャンプする、手でものをつかめるなどの基本動作を行うことができる身体能力があれば、中型免許を取得することができます。逆に、基本動作を行うことができなければ、中型免許を一生取得することができません。

5.ありとあらゆる色を何色かということを認識することができるかどうか?

ありとあらゆる色を何色かとうことが認識することができれば、中型免許を取得することができます。逆に、ありとあらゆる色の認識ができない人は、一生中型免許を取得することができません。

6.自分が立っている位置から0.1メートル離れている場所から出される90デシベルの音を聞くことができるか?

遠く離れた場所から発射される90デシベルの音を認識することができれば、中型免許を取得することができます。逆に、遠く離れた場所から発射される90デシベルの音を認識することができなければ、中型免許を取得することができません。

中型免許取得するまでの流れについての話。

1.普通自動車第一種免許を取得する。

中型免許を取得するには、普通自動車第一種免許を取得することが必須となっているので、中型免許を取得したいと思ったら、普通自動車第一種免許を取得するために、自動車学校に通いましょう。ちなみに、普通自動車第一種免許は、誰にでも取得できる簡単なものとなっています。

2.普通自動車第一種免許を取得してから、二年経過するのを待つ。

中型免許を取得するには、普通自動車第一種免許を取得してから二年経過していることが必須条件となっているので、中型免許を取得する予定がある人は、とりあえず普通自動車第一種免許を取得しておこう。また、中型免許取得を円滑に進めるためにも、普通自動車第一種免許を取得したら、普段から自動車を運転することを徹底しておきましょう。

3.普通自動車第一種免許を取得してから二年経ったら、中型免許を取得するために自動車学校に通おう。

中型免許を取得するには、一発試験を受けるのと自動車学校に通って普通自動車免許を取得するの二つがありますが、一発試験は相当の中型トラック運転スキルがなければ受からないので、一発試験で中型免許を取得することは選択肢が除外しておこう。また、中型自動車免許取得の王道は、自動車学校で教習を受けてから、自動車学校の実技試験を突破して、中型免許を取得することとなっています。

4.自動車学校に入校後は、適正試験を受けます。

自動車学校に入校したあとは、自分が中型免許を運転する適性があるのかどうかをチェックするために、適正試験を受けることになります。まあ、この適正試験で中型免許を取得していないのに、向いていないという結果がでても、中型免許を取得するなということにはならないので、そこまで不安に思う必要はありません。

5.適正試験を受けた後に、技能講習を受けます。

適正検査をうけたら、中型トラックの技能講習を受けることになります。この技能講習で、それなりに、中型トラックを運転することができなれば、自動車学校の教官に中型トラックの技能検定を受けさせてもらえません。

6.技能講習をこなした後は、技能検定を受けます。

技能講習をこなしたら、中型トラックの技能検定を受けることになります。この技能検定は、中型トラックの運転スキルや周りの安全確認がきちんと行えてできているかどうかを試験官にみられるので、小手先の中型トラック運転スキルでは取得することができません。

7.仮免許GET

技能検定をクリアしたら、仮免許証交付され、中型トラックを路上で運転します。この路上での中型トラック運転は、ひとつのワンミスで人の命を奪いかねない事態につながるので、神経を相当すり減らします。

8.技能卒業検定

中型トラックの路上での運転が完璧だと自動車学校の教官に認められたら、中型免許取得試験である技能卒業検定を受けます。この技能卒業検定をクリアすれば、晴れて中型免許〔中型自動車免許〕保持者になれます。

中型自動車第一種免許でできること。

中型自動車第一種免許では、中型自動車に4.5トン~6.5トンの荷物を載せて中型自動車の運転を行うことができますが、中型第一種免許では、中型自動車に大勢の乗客を乗せることができないので、注意が必要です。どうしても、中型トラックに乗客を乗せて運転したいという人は、最初から中型トラックに乗客をのせることができる中型自動車第二種免許を取得するようにしよう。ただ、中型第二種免許は、それなりの難易度を誇る学科試験をクリアする必要があります。

中型自動車第二種免許の豆知識。

中型自動車第二種免許は、中型トラックに11人~29人の乗客を乗せて中型トラックを運転することができる免許です。この中型自動車第二種免許を取得するには、自動車学校で学科試験と技能試験の二つをクリアする必要があります。ついでに、中型自動車第二種免許を取得するために必要な条件についても触れていきます。

1.年齢が21歳をこえている必要がある。

中型自動車第二種免許は、中型トラックに相当数の乗客を乗せられる責任を伴う仕事なこともあり、年齢が21歳を超えていなければ取得することができない免許です。この制約があるため、中型バスドライバーになれる年齢は21歳以上となっています。

2.普通自動車第一種免許を取得して、3年以上の月日が経っている。

中型自動車第二種免許は、普通自動車第一種免許を取得してから3年以上の月日が経過していないと取得することができません。当たり前のことですが、中型自動車第二種免許を再取得をしてから、3年以上の月日が経過していることが中型第二種免許取得の条件となっています。

終わりに、

中型免許は、案外取得難易度が高い。

ドラピタ

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