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タクシードライバーを増やすには

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タクシードライバーの人手不足が続いています。タクシードライバーとして収入を上げるには隔日勤務といって、20時間近い勤務を月に12日間やるという特殊な勤務形態を取らねばならず、そのため「拘束時間が長くてキツイ」と思われています。
また、目に見える学力よりも安全運転意識や接客術といったものが重視されるために、受験勉強に苦労して高学歴をつかんで高収入を得ている連中から「学歴もないくせに高い収入を得やがって」とやっかまれ、そのため理不尽に悪いイメージをもたれています。
いまだに人を学歴で判断するような時代錯誤者に「タクシードライバーは学歴が低くてもなれる職業だから、タクシードライバーになったヤツは全員が学力が低いに違いない」なんて誤解されています。しかし、高学歴で政治家になった人でも頭の良くない人がいるように、タクシードライバーだって人それぞれです。何でもかんでも「ひとくくり」に判断するのはやめたいもの。

それはともかく、いつまでも「タクシードライバーが足りない」と嘆いてばかりいても仕方ありません。タクシードライバーの平均年収は300万円台で、決して高額とは言えませんが、年収1000万円以上を得ている人もいるそうです。前述した隔日勤務なら月に18日間くらいがお休みということです。誰が何と言おうと、メリットもたくさんある仕事です。
こんな素敵な職業に就く人が少ないなんて、もったいないです。

そこで今回は、効果があるかどうかはアレですが、タクシードライバーを増やすために思いつく、これぞという策をご紹介します。さ、シートベルトをしっかり締めて。


1. イメージアップを図る

タクシードライバーの仕事は「拘束時間が長い」「収入が低い」「社会の底辺」「リスクが高い」「しんどい」といったイメージが蔓延しています。事実であることもありますが、真実ではありません。
例えば、拘束時間が長い勤務形態もありますが、短い勤務形態もあります。収入は歩合制の会社が多いので、本人のやり方次第です。
とにかく悪いイメージが浸透しているので、イメージアップが必要です。
さわやかなタクシードライバーをPRするCMを流すとか、タクシー会社の経営者や従業員が小学校、中学校で職業に関する授業を行うとか、健全明朗なイメージを普及させましょう。もちろん社員研修の徹底、労働環境の改善も行い、マイナスイメージとなるニュースのネタにならないよう、中からの改革も行うのです。

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真実はどこに

2. 給料を上げる

職業や会社を選択するときにどうしても優先項目になるのが給料です。給料を上げることで「タクシードライバーになればそんなに稼げるのか」という意識が広く国民に根付き、タクシードライバーになりたいという人が増えるでしょう。
「タクシードライバーの給料は低い」と思われている要因に、タクシードライバーの給料は歩合制が多いということがあります。頑張る人は高収入になりますが、そうでないタクシードライバーもいるわけです。ですが、この歩合制が、1人1人が頑張って仕事をするモチベーションにもなります。そのため、むやみと給料定額制にすることも難しいものがあります。
歩合制のままタクシードライバーの給料を今より上げるには、タクシーの乗車賃を上げなければいけません。しかし、タクシーの乗車賃を上げると、タクシーの利用者も減ります。タクシーの利用者が減れば、タクシー台数も減らさざるを得なくなり、タクシードライバーの人手不足も解消されます。
また、乗車賃が上がってその分、タクシードライバーの給料に反映されますが、利用者の人数が減るので給料は激減するでしょう。タクシードライバーには、ある程度経済的に余裕のある人しかなれなくなります。タクシーの利用者は、それ以上に経済的に余裕のある人だけになります。
果たしてそれでいいのでしょうか。知恵熱が出てきました。

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儲かって笑いが止まらない!

3. 国民の理解を深める

とにかくタクシードライバーは誤解されがちです。疲れているときにタクシーに乗ったら、むやみやたらと話しかけられた。不愛想で運転も乱暴なタクシードライバーがいた。タクシードライバーのくせに道を知らず、道に迷った。平気で以前乗せた芸能人のことを話す。
そんな風に、タクシードライバーによって気分を害した経験をした人がいるのも確かです。
しかし、誰も他人の職業についてなんか、正しく理解はしていません。そんなものです。それが大人気職業であれば、大した問題はありません。しかし、タクシードライバーの人手不足は社会的な問題とも言えます。「タクシードライバーが社会的に大切な仕事であるのに人手不足に陥っている」という現実を、広く国民に知ってもらうことが必要ではないでしょうか。

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大衆に知らしめよう

4. 安全対策を万全にする

タクシードライバーの稼ぎどきと言えば、夜の繁華街です。終電を逃した酔客、気が大きくなった酔客が多くタクシーを利用してくれます。しかし、酔客はときにタクシードライバーにからんできたりします。中には蹴ったり、暴言を浴びせる不届き者もいます。タクシードライバーにとってはたまったものではありません。
ただでさえ、自動車という乗り物には交通事故という危険も付きものです。交通事故の多くは、運転手自身の気の持ちようで防げるものかもしれませんが、防げない事故もあります。
こうしたさまざまなリスクが、タクシードライバーになろうという人を躊躇させているかもしれません。事件や事故から車に乗る者の安全を守るシステムを万全にすれば、多くの人が安心してタクシードライバーになれるでしょう。
車の自動安全装置も進化していますが、もう一歩頑張って、ドライバーを守る画期的なツールを開発しましょう。それを着れば安全運転への意識がレベルアップし、未然に事故を回避でき、また身体への攻撃もかわせる一流の格闘術が身に着く、特殊なスーツなんかがあれば、タクシードライバーじゃなくったって着たくなるのが人情です。タクシードライバーならなおさらです。

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安全対策をバッチリ!

5. タクシーのデザインをカッコよくする

最近はタクシーにもさまざまなデザインのものが登場しています。2017年に登場したジャパンタクシーは、トールワゴンを元にしたなかなかなオシャレさんです。
しかし同時にジャパンタクシーはユニバーサルデザイン、つまり「誰もが乗りやすいデザイン」をコンセプトにしたタクシーでもありました。ま、その後いろいろな評価の声が上がりましたが。
ただ、タクシーにもいろいろなデザインがあってもいいはずです。車としてカッコよく、とにかく誰もが乗りたがるデザインのタクシーがあっても良いでしょう。そんなタクシーがあれば、タクシーに乗りたいという人も増えるでしょうし、タクシーを運転したいという人も増えるはずです。

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誰もが憧れるデザインに

6. タクシーの性能を高める

タクシードライバーになる人のほとんどが運転好きです。現在、自動車の性能もグングン進化していますから、そうした高性能車をタクシーにすれば、タクシーを運転したい人も増えるはずです。そんなタクシーに乗りたいという人も増えるかもしれません。
例えば、渋滞時に空を飛べるとか、巨大生物に襲われるとロボットにトランスフォームして戦えるとか、そんなタクシーがあれば楽しいじゃないですか。
眠たい人がいれば、車内が拡張してシートがふかふかのベッドになったり、大音響の動画が高画質で楽しめるモニターを設置してあるとか、快適さをとことん追求しても良いでしょう。夢見ることが技術の発展を産みます。

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機能を進化させよう

7. アイドルに演じてもらう

前述したイメージアップの手段の1つでもありますが、イケメンアイドルや美少女アイドルにタクシードライバーを演じてもらいましょう。それでCMだのドラマだの映画を作ります。若い人たちがタクシードライバーに憧れ、あんな風になりたいと思うでしょう。
また、イケメン好き、美少女好きが、もしかしてあんなタクシードライバーに出会えるかもと思って、どんどんタクシーを利用するようになるかもしれません。
最近、アメ車のカマロが、車離れの進む20代に人気だそうです。それは「トランスフォーマー」「ワイルドスピード」といった映画の力もあるとか。映画の力はあなどれません。カマロ人気に便乗して、いっそ、カマロをタクシーに使ってみましょう。

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アイドルの出番

8. 政治家に頑張ってもらう

前述したように、タクシードライバーの給料を上げたり、さまざまなイメージアップの手段を講じるにも、多くのお金がかかります。法的な後押しも必要です。
ここは1つ、政治家の皆さんに頑張っていただいて、タクシー業界がそういった取り組みを実現できるように尽力してほしいものです。

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「先生、お願いします」

9. 第二種免許を撤廃する

タクシードライバーになるには普通自動車第一種運転免許のほかに普通自動車第二種運転免許が必要です。これがタクシードライバーになるときのハードルにもなっています。
第二種免許は有償で人を乗せるための免許であり、試験も第一種より厳しくなっています。これを撤廃すると、今までより一層タクシードライバーは「誰もがなりやすい職業」となります。その代わり、タクシードライバーのレベルは下がります。ただそれも、国民の多くが「タクシードライバーは社会の底辺だ」などとさげすんで、タクシードライバーのイメージをおとしめた結果なので、甘んじて受け入れるしかないでしょう。

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免許の撤廃

10. 高齢者に我慢を強いる

少子高齢化が進んでいます。高齢者は自分で車を運転するのが困難になっていきます。さまざまな交通網が発達する都市部は構いませんが、交通網が発達していない地方では、高齢者が少しでも遠い場所に移動しようと思うと、車に頼らざるを得ません。自転車に乗る体力があれば別ですが、高齢者全員がそこまでの体力を保持しているとも限りません。
地方ではタクシードライバーが高収入を得るのは難しいのですが、社会的には地方にこそタクシードライバーは必要なのです。
しかし、タクシードライバーが減少している以上、高齢者にはなるべく外出を控えてもらうしか仕方なくなります。タクシードライバーを増やすことにはなりませんが、利用者が減れば「人手不足」という問題の解消にはなります。しかし、それで良いのでしょうか。

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高齢者が我慢する?

トラックドライバーのグルメな口コミ

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年収400万円~年収700万円とも言われる長距離のトラックドライバーという仕事ですが、収入の多くが食費で消えていくとも言われています。それはなぜか。長距離を走って遠方に荷を運ぶ仕事なので、3日間や4日間、長いと1週間くらいは家に帰れず、外食が続くからという説が有力です。
トラックドライバーは確かに外食が多いので、弁当を持っていったり、コンビニ弁当を買ったりすることもあります。ただ、自宅からの弁当はそれほど日持ちしませんから、やはり出費がかさみます。

ここは開き直りましょう。
どうせ出費になるなら、楽しむことです。
というわけで、長距離のトラックドライバーは時間に余裕があると、その土地の名物料理を楽しむようになりました。めでたし、めでたし…。

とはいえ、いろいろな地方に行くと言っても、最初からその料理が好みに合わないこともあります。行き先が決まっていて、飽きることもあります。
しかし、好物は飽きません。と言うか、飽きないから好物と言うのですが。また、安全運転第一のトラックドライバーは、交通安全のジンクスとして「あの地方に行ったらあの店のアレ」と決めていたりします。そのうち面倒になって、どの地方に行っても「アレ」と決めてしまう人もいます。

そんなわけで、トラックドライバーがよく食べる人気グルメを口コミによって紹介します。ただ、同一メニューばかり食べていると栄養が偏るので、そこは自戒したいものです。


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ホルモン焼き

昭和アナログ世代の先輩から教えてもらったのがコレ。俺たちトラックドライバーは何と言ってもスタミナが大事だけど、ホルモンはそのスタミナ補給をガッツリできる上に安いんでとってもありがたい。ボリューミーだしね。たいていは「焼き肉店」って看板を掲げているけど、俺たちはロース、カルビには目もくれず、ホルモンばっか注文。ピリ辛だったり、甘辛だったり、濃厚だったり、さっぱりだったり、店それぞれの味付けも醍醐味だ。口にすると、ほどよい弾力を楽しみながら、そのタレが口中に広がり、ホルモン肉と一緒にのどを通り過ぎるのを実感し、旨みに酔いしれる。トラックが行き交う街道沿いには、昭和からやっている店が多いよ。 (30代 男性)

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ガッツリ、スタミナ補給にはコレ

焼きそば

僕たちトラックドライバーは、あまり食事に時間をかけたくないんで、すぐにできて手早く食べれる焼きそばを注文することが多いですね。秋田県の横手焼きそば、静岡県の富士宮焼きそば、愛知県の瀬戸焼そば、鳥取県の鳥取ホルモン焼きそば、石川県の塩焼きそば、長野県のローメン、栃木県の焼きうどんなど、ご当地焼きそばもいろいろあって、そういうのを見つける楽しみもあります。中でも僕が最近トリコになっているのが、埼玉県の春日部焼きそば。焼きそばにアツアツのあんをかけた、あんかけ焼きそばで、その上にシソふりかけがトッピングされています。春日部市の居酒屋や中華料理店、鉄板焼き屋さんなんかでメニューになっています。中華なあんかけ焼きそばに、シソの風味がさわやかなアクセントになって絶品ですyo。 (30代 男性)

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日本のファーストフードの定番

ラーメン

街道沿いの定番と言えば、やはりラーメン。店舗数も多いし、いろいろな地域にいろいろな味があって、楽しみが尽きない。それに丼1つの料理だし、大盛りも自在なので、タフでマッチョな大食い野郎も確実に満足できる。もちろん、チャーハンと一緒に味わうチャーラーもアリ。値段もピンキリなので、給料日前でなるべく食費を抑えたいとき、ちょっと贅沢したい気分のときなど、その日の財布の中身、気分に応じて店やメニューを選ぶなど、選択肢も幅広い。また、今はカップ麺も多彩なので、近くに飲食店がないときもコンビニでありつけるのがありがたい。 (20代 男性)

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種類が多彩で迷ってしまう

牛丼

牛丼はチェーン店が多く、それも街道沿いにはもれなくどこかの店舗があって「食べたい」と思うとすぐ見つかるので、いつしか定番になりがちです。大手チェーン店は24時間やっているので、本当に助かります。牛丼はとにかく早く、ガッツリ食べられるのが魅力。もちろん、各店それぞれの味もあって食べ比べるのも面白いですよ。たまに“有名チェーン店”じゃない牛丼屋さんを見つけることもあって、テンションが上がります。ちょっと余裕があるときは大盛り、漬物、卵付きで注文したりします。また、最近は牛丼屋さんもメニューにバリエーションが増えていて、季節のメニューなんかに出会えて楽しさ倍増です。 (40代 男性)

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安い! 早い! うまい!

ハンバーガー

アメリカ映画が好きなせいか、トラックドライバーになってよく食べるようになりました。ヒゲ面でビール腹の大男がムシャムシャかぶりつくイメージです。私は小柄な女性ですが、これを食べているとマッチョな大男になった気分になれます。チェーン店が多いですし、注文してから食べ終わるまでも時間がかからないですし、まさにドライバー向けだと思います。小腹が空いたときにちょうどいいサイズや、がっつりいきたいときに満足できるボリューミーなサイズなど、種類も豊富ですし、もちろん店ごとにも多種多彩なのがうれしいですね。 (40代 女性)

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手軽でおいしいと言えばやはりコレ

トンテキ

俺がトンテキを初めて食べたのは三重県の四日市市ってところだった。「四日市とんてき」ってのがそこの名物料理とかで、食べてみたらこれが絶品で病みつきになった。むちゃくちゃ分厚い豚肉を濃いめのタレで焼いた料理なんだけど、そのタレにはにんにくも効いていて、食べれば食べるほど食欲が湧いてくるという、何とも恐ろしいほどのおいしさだ。これで俺は改めて豚肉の魅力に目覚めたと言ってもいい。トンテキってのは、豚のステーキとしてほかの地域にもあったりして、そこではポークソテーと言っていて、いわゆる四日市とんてきとは別物なんだけど、それはそれでおいしいんだよね。 (30代 男性)

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このボリュームがたまらない!

カレーライス

トラックドライバーとしては手軽にスタミナ補給したい。そこで重宝するのが、ひと皿で食事が完結するカレーライスだ。大きなナンとカレーの小皿が並ぶインド料理じゃなくて、日本風のカレーライス。肉も野菜も入っているし、多種多様に投入されているスパイスが胃腸にも良くて、俺が毎日健康に働けるのもカレーライスのおかげじゃないかと思う。それに日本風のカレーライスといっても、店によっていろいろな味がある。本格インド料理店、タイ料理店、マレーシア料理店などで、ひとつの皿にライスとカレーを乗せた「カレーライス」をメニュー化しているところも多いしね。チェーン店なら、俺たちドライバーが行き交う国道、県道沿いにもたくさん見つかる。カレーうどん、カレーパンなど、アレンジメニューもおいしいよ。 (20代 男性)

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これぞ日本人のソウルフードかも

焼き肉定食

いわゆる大衆食堂でリーズナブルに満足感を味わえるのが最大の魅力。時間があるときは鉄板、もしくは網でじっくり焼き肉を味わうのもいいけど、時間があまりないとき、その焼き肉を疑似体験できるのが焼き肉定食さ。店によってはスタミナ定食だなんて、まさに僕が求めるものを端的に言い表してくれて、見つけるとついつい注文してしまう、心憎い一品だ。さらに時間がないときに重宝する、焼き肉丼なんて裏技を駆使してくれる店もあるけど、やはりご飯を食べ、おかずとして焼き肉を味わい、ついでにタレに浸かったキャベツの千切りだのキュウリの千切りだのも満喫しつつ、味噌汁もいただくってのが極上の食事体験。 (30代 男性)

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これはイメージです

唐揚げ定食

がっつり食べて仕事のエネルギーになると言ったらやはり鶏の唐揚げ。いつでもどこでも食べたい、定食界のホームラン王! 塩コショウで食べるも良し、マヨネーズをつけるも良し、ソース、しょう油も合うというマルチプレーヤーだ。ちなみに、いつか妻がデパートの北海道展でザンギっていう唐揚げを買ってきてくれたことがあったけど、こいつがうめえのなんのって究極のメニューに載せたいくらい。というわけで、いつか北海道に渡って本場でザンギを食べたいと願いつつ、毎日ハンドルを握っている。 (50代 男性)

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いつでもどこでも食べたくなる味

スパゲッティ

私が最も満腹感を覚える料理です。パスタっていうと、こじゃれた感じですが、私はやはりスパゲッティと言いたいですね。喫茶店でも専門店でも洋食店でもイタリア料理店でもファミレスでも食べれるし、食べ放題の店もあったりして、いろいろ選べます。味の種類も豊富ですが、私は昔ながらのナポリタンが一番好きです。子どものころは母親がよく作ってくれた味ですし、トマトケチャップのシンプルな味付け、ハムやソーセージといった素朴な具が、舌にも馴染みがあります。名古屋じゃ鉄板に卵を敷いて、その上にスパゲッティを乗せるのが一般的で、これを食べるのは名古屋に行く楽しみの1つにもなっています。 (50代 男性)

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懐かしさあふれる昭和グルメの王様

知ってお得な準中型運転免許について

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準中型運転免許は2017年3月、免許制度が改正され、新しく導入された免許です。
それまで2トントラックは普通自動車運転免許で運転することができました。つまり、2トントラックを運転する仕事は、中型運転免許や大型運転免許がなくても普通運転免許があれば、行うことができたのです。しかし、2017年3月以降に取得した普通免許では2トントラックを運転できなくなりました。

一方、4トントラック、6トントラックなどの中型自動車を運転するための免許として中型運転免許があります。ただ、中型運転免許は20歳以上で、普通自動車免許などを取得して2年以上経っていないと取得できません。そのため、高校を卒業してすぐの人は中型トラックの運転手になれませんでした。
ところが、コンビニや飲食店などに食品を運ぶトラックドライバーは、長年人手不足が続いています。この配送トラックの多くは車両総重量が5トンを超えていたので、高校を卒業したばかりの、20歳未満で運転経験もない若者がそうしたトラックのドライバーになることはできませんでした。
そこで考え出されたのが、この準中型自動車免許です。

巷で話題の準中型運転免許とは?

準中型運転免許で2トントラックと3トントラックが運転できます。

整理してみましょう。2017年3月以降の免許で運転できるのは
普通自動車免許 最大積載量2トン未満 車両総重量3.5トン未満
準中型自動車免許 最大積載量4.5トン未満 車両総重量7.5トン未満
中型自動車免許 最大積載量6.5トン未満 車両総重量11トン未満
大型自動車免許 最大積載量6.5トン以上 車両総重量11トン以上
となりました。

つまり準中型免許で車両総重量が5トンを超える配送トラックを運転できるのです。ちなみにそれまでの普通自動車は最大積載量は3トン未満でしたが、車両総重量も5トン未満なので、ギリギリ5トンを超える配送トラックは運転できなかったのです。

準中型免許を取得するのに必要な条件とは?

準中型免許は普通自動車免許同様、18歳以上であれば、運転経験が全くない人も取得することができます。ちなみに、もちろん準中型免許を持っていれば、いわゆる普通自動車も運転できます。
ですから、一生涯普通自動車しか乗らないと神や仏に誓いを立てているなら別ですが、もしかしてでも、2トン以上のトラックを運転するかもしれなくもない人で、これから免許を取ろうという人は、準中型免許にしたほうが良いですよ。普通自動車免許を取って、その後、急に2トン車に乗りたくなったとしたら、改めて準中型、もしくは20歳以上になって免許歴も2年を経て中型免許を取ることになります。
ちなみに準中型免許の取得試験には、普通自動車免許にはない深視力の検査があります。深視力とは、遠近感の判断能力のことです。

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深視力の検査も

ちなみに大型免許と中型免許と普通免許がどういうものかを簡単に説明します

・普通自動車免許第一種AT限定
普通自動車のAT限定車を運転したい人のみが取得する資格で、取得費用に25万円~30万円のお金がかかります。今はほとんどの車がAT車なので、高級車を乗り回したいIT関連の実業家も専業主婦も、AT限定の普通免許のみで困ることはほとんどありません。
ただ、AT限定免許だと、MT限定のスポーツカーに乗れなかったり、MT免許が必要な仕事に就くことはできません。また、2017年3月以降に取得した免許では2トントラックを運転することももちろんできません。

・普通自動車免許第一種
普通自動車免許第一種は、普通自動車のMT車とAT車の両方を運転したい人が取得する資格で、取得費用に30万円~40万円のお金がかかります。今はAT車が主流なので、わざわざ高い金を払って普通自動車免許第一種を取得する人は少ないようです。
普通自動車免許第一種を所持していれば、MT限定のスポーツカーに乗れたり、MT免許が必要な仕事に就けるメリットもありますが、2017年3月以降に取得した免許では、やはり2トントラックは運転できません。

・中型自動車免許
中型自動車免許は、4トントラックを運転する人が取得する資格で、取得費用に15万円~20万円のお金がかかります。
中型免許を取得すれば、中距離トラック運転手に高い確率で採用され、日々の生活で中型トラックを運転することができます。

・大型自動車免許
大型自動車免許は、11トン以上の重さを誇る大型トラックを運転する人が取得する資格で、取得費用に20万円~36万円のお金がかかります。
大型免許を取得すれば、大型トラック運転手に高い確率で採用され、日々の生活で大型トラックを運転することができます。

準中型免許取得で運転できる車の種類

準中型免許で運転できるのは、2トントラックや3トントラックです。そのため、一般的な2トントラックや、ゴミ収集車、ユニック付きトラック、保冷車、高所作業車、散水車など、2トントラック規格で車両総重量が5トンを超える特装車、それに車両総重量が7.5トンを超えない3トントラックを運転できます。

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こんな車も運転できる

準中型免許を取得する方法

準中型免許の取得は普通自動車免許の取得法とほぼ同じです。教習所に申し込み、簡単な適正検査を受け、基礎的な学科教習、技能教習を受けます。
それから仮免許の学科試験、修了検定試験を受け、合格すれば仮免許を取得できます。その後は路上教習、専門的な学科教習を受けます。
これらを修了すると、路上での実地試験による卒業検定に進み、合格すると卒業。そして運転免許センターで学科テストと適正試験をクリアすれば、免許が交付されます。
ちなみに教習は9か月以内に終わらせなければいけません。

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交通ルールを覚え、運転技術を学ぶ

準中型免許を取得するのにかかる時間

準中型免許の学科教習は41時限、技能教習は27時限で、普通自動車免許が学科34時限、技能26時限なので、それより長いです。
合宿免許の場合、普通自動車免許は最短16日間ですが、準中型免許は最短18日間になっています。

準中型免許を取得するのにかかる費用

教習所に通うのに必要な金額は、おおまかには35万円~40万円となっています。普通自動車免許を所持しているともっと安くなります。
ただ、普通自動車免許でもAT限定の場合、それを解除しなければならないので、そのための費用が5万円~10万円かかります。
また、地域や季節などによって変動があります。取得の意志がある人は、通う地域の教習所の料金をいろいろ調べてみましょう。

準中型免許を取得しておいたほうがいい理由

1. 運送関係以外でも小型トラックを運転することがあるから
準中型免許で運転できる2トントラックは、運送会社だけで活躍しているわけではありません。建築や電気、設備関係の仕事、製造業でも2トントラックはよく使われています。自分で2トントラックを運転できたほうが、仕事をスムーズに行うことができます。

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トラックを運転しよう!

2. 大型自動車免許へ多少近道になるから
大型自動車免許は21歳以上、免許期間3年以上で取得できるので、18歳で準中型免許を取得しておけば、3年経てばすぐに挑戦できます。
普通自動車免許取得でも条件は同じですが、今から免許を取得しようと思うなら、準中型免許で2トントラックの運転を経験しておいたほうが、大型トラックも運転しやすいかもしれませんよ。

3. 普通自動車免許は不要だから
前述した通り、準中型免許で普通自動車も運転できます。その上で、運転できる車の幅が広がり、それが仕事でも有利になる可能性もあります。

終わりに
準中型免許を取得して将来の選択肢を広めておきましょう。

女性トラックドライバーとして後悔しないために

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女性ドライバーに対する期待高まる
2014年から国土交通省が「トラガール促進プロジェクト」をスタートさせ、女性のトラックドライバーを増やす取り組みを始めています。そのため、女性が働ける職場環境を整え、女性ドライバーを積極的に採用している企業が徐々に増え、女性のトラックドライバーが増えてきています。
とは言え、まだまだ「男社会」のトラック業界なので、トラックドライバーに占める女性の割合は少ないのが現状です。圧倒的な「男社会」の中では、やはり女性は働きにくいのかもしれません。

一体、男性と女性とは根本的な身体の構造以外、そんなに大きく違うものなのでしょうか? 女性っぽい男性もいますし、男性っぽい女性もいます。男性らしさ、女性らしさって何なのでしょう? それはもしかして単なる幻想かもしれません。単に身体の構造が違うだけで、それによって社会性、精神性にも差異があると、思い込んでしまっているだけかもしれません!

誰もがそんな哲学的な考察に浸ってしまう昨今ですが、女性トラックドライバーは確実に社会から必要とされています。ただ、「男社会」のトラック業界ゆえの女性の苦労もあります。ただでさえ「労働時間が長い」「休めない」「労働環境が劣悪」「ドレイのように働かされる」「荒くれ男たちが働いている」「給料が低い」「汚い」「危険」などの悪いイメージがつきまとうのがトラックドライバーという仕事です。
そんなトラックドライバーの世界に果敢にも飛び込んだ女性トラックドライバーが、飛び込んだことを後悔しないためのコツ10選を紹介します。サラッと読んで心の片隅にでも留めておいてください。

1. 「男に負けない」と意気込む

トラック業界は長年「男の世界」「男社会」としてやってきました。女性トラックドライバーはまだまだこの世界では新参者だと言えます。女性トラックドライバーはいわば“開拓者”です。「フロンティアスピリット」が必要です。
どの世界でも同じですが、新参者、開拓者は先駆者として既存勢力から見下されたりします。排除しようという抵抗に遭ったりもします。それは理不尽なものです。これを跳ね返す意気込みがないと、辛いばかりになってしまうかもしれません。
実際、トラックドライバーの仕事には体力的に厳しいこともあります。そんなときにくじけたら「しょせん、女には向かない仕事なのさ」だなんて言われてしまいます。キツイ仕事も「負けないわ」と思って歯を食いしばりましょう。

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フロンティアスピリットを!

2. 甘えるところは甘える

とは言え、まだまだ少なく、珍しい存在の女性トラックドライバーは、経営者も大切にします。荷を下ろす先の従業員も親切に対応します。
そもそも男性のトラックドライバーは、ほとんどの人が真面目なので、少ない女性ドライバーにていねいに接します。人の親切は素直に受け入れ、感謝しましょう。
「孤独な仕事」でもあるトラックドライバーの仕事は過酷なこともありますが、無理して我慢ばかりしていては心身を壊してしまうかもしれません。自分も人に親切にするだけの心の余裕を持ちましょう。親切と感謝で満たされれば、その会社の雰囲気は温かい、良いものになり、そんな会社が増えれば世界は平和になるはずです。

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ありがとう!を忘れずに

3. 仲間をつくる

まだまだ少ない女性トラックドライバー同士、横のつながりを大切にしましょう。会社の枠を越えたつながりを持つことも大事です。
女性トラックドライバーには、男性ドライバーにはない、女性トラックドライバーならではの悩み、不安もあるはずです。それを分かち合う仲間がいると、安心して働くこともできます。
もちろん、仲間付き合いが派閥になって足の引っ張り合いをするような愚行につながるなら必要ありませんよ。それに、男性でも女性トラックドライバーに本当に共感できる人は“仲間”です。

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助け合ってこそ仲間

4. ファンをつくる

女性のトラックドライバーは会社や配達先から歓迎されています。
女性トラックドライバーは希少な存在であり、女性の運転のほうが細やかでていねいで、より安全運転に気をつかっていると評価されているからです。社内や荷主に「やはり女性トラックドライバーは仕事がていねいで良いなあ」と思わせましょう。
そういった、直接関わる人たちだけではなく、例えば一般の運転手や歩行者にも「あのトラックはていねいな運転だけど、どんな人が運転しているのだろう? おおっ、女性が運転しているではないか。あの女性はなんと素晴らしいトラックドライバーなのだろう」と思わせれば、女性トラックドライバーこそがトラックドライバー世界の主役になります。そうなれば、女性トラックドライバーはその仕事が楽しくて仕方なくなるでしょう。

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ファンをつくろう

5. 運転技術を磨く

一般的に「女性は運転が下手」などという偏見がまかり通っています。男性にも運転が不得意な人がいるのと同様、女性にも運転が得意な人はいます。
しかし、そうした偏見があるのも事実なので、女性トラックドライバーが下手な運転をしようものなら「それ見たことか」と炎上です。もちろん事故などを起こしては元も子もありません。
トラックの運転は普通車の運転とは違い、運転技術の習得にはそれなりの経験が必要ですが、そんなトラックを乗りこなして偏見をはねのけましょう。

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運転技術を高める

6. 身体を鍛える

トラックドライバーの仕事は体力的に大変です。荷の積み下ろしを手作業で行う仕事もあり得ます。とても重い荷物もあります。重い荷物の積み下ろし作業によって腰を痛めてしまうこともあるほどです。軽い荷物でも数が多ければ、何度も何度もやらなければならず、やはり大変です。
体力仕事を末永く続けられるように、日ごろから体を鍛えましょう。女性総合格闘家のジーナ・カラーノほどの男前な筋肉をつける必要はありませんが、ほどほどに筋肉があったほうが何かと便利です。

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ここまでする必要はありません

7. 会社をきちんと選ぶ

トラックドライバーに限ったことではありませんが、入社後に「会社の雰囲気になじめない」「人間関係が最悪」といった悩みを抱く人もいます。いくら「“1人で仕事”が基本」のトラックドライバーという稼業でも、会社の雰囲気が気になる人には大きな要素です。
ただ、これはシンプルに「会社が悪い」というより「会社と合わない」ということもあります。もちろん、会社が合うか合わないかは、実際に入社してみないと分からないかもしれません。しかし、入社前に分かることもたくさんあります。
「合わない」会社に就職してしまわないように、できるだけ多くの情報を集めて備えましょう。会社を探すときも、ドライバー専門の求人サイトの活用をオススメします。「女性スタッフ多し」とか「女性用設備も完備」などの情報が見つかるかも。

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会社選びは大切

8. プロ意識を持つ

何によらず、仕事は厳しいものです。「何もしなくても大金を稼げるおいしい仕事」なんてものは滅多にありません。よそから見たら「何もしなくても大金を稼げるおいしい仕事」に見えても、案外、他人には分からない苦労があるのが世の常です。
そして諸行無常も世の常。今日はうまく行ったことが、明日は最悪な事態に直面してうまく行かなくなるなんてことも、毎朝顔を洗うような「当たり前」のこととして起こります。
そんな困難を乗り越えて行くのが大人です。プロです。困難にぶち当たってもくじけず、プロのトラックドライバーとして「安全に時間厳守で荷を届ける」という仕事をやり遂げましょう。それがプロとしての「当たり前」です。
そんな「当たり前」のことをしても誰も誉めてくれないかもしれません。それでも給料は入ります。それに、そういった「当たり前」を何年も積み重ねると、ゆくゆくは「一流のプロ」として評価されるでしょう。

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プロの中のプロ

9. 私生活を充実させる

繰り返しますが、仕事は厳しいものです。良いこともあれば、悪いことも起こります。
悪いことが起こったときには負の感情に支配されてしまうかもしれません。負の感情の積み重ねはストレスになります。
これを回避するために、負の感情はできるだけ解消させていくに限ります。私生活を充実させ、仕事と私生活のメリハリをつけるのも効果的です。例えば、運転は好きだし、仕事も愛しているものの、トラックドライバーの仕事はオシャレもできないのが残念ポイントと思っているのなら、休みの日は思い切りオシャレを楽しむのです。
仕事は人生の一部ですが、全部ではありません。

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休みの日は気分をリフレッシュ!

10. すべてを疑う

ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏は「教科書に書いてあることをすべて信じてはいけない。疑うことが大事」と言いました。
長年、「男の仕事」だったトラックドライバーの業界も「男に都合の良い世界」になっているかもしれません。「男社会」の常識を疑ってみましょう。
とは言え、疑うことは否定することではありません。「男社会」で当たり前だったことに「こうしたらもっと良い世界になるんじゃね」という疑問を投げかけるのです。
長年経験を積み重ねてきたベテランの男性ドライバーを否定すれば反発が起こります。いさかいが起こります。そうではなく、疑問を投げかけ、少しずつでも「女性も働きやすい世界」に、そして「誰もが働きやすい世界」に変えていきましょう。
また、「すべてを信じてはいけない。疑うことが大事」というとき、まず疑わなければいけないのは「自分」です。自分を疑うとき、耳を傾けるべきは「他人の意見」です。
そして「疑う」とは「否定」することではないので、もちろん「自分」を「否定」する必要はありません。「他人の意見」を聞いて「自分」をより良いほうへ変えていけば良いのです。

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よーく考えよう

タクシー運転手として稼ぐには

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自分のラッキーを試す!
タクシー運転手は、たくさんの乗客を獲得できるようになれば、月収50万円~月収70万円の給与を得ることもでき、勤務形態によっては毎月の休日も18日くらいになる、おいしい仕事です。一般的に「やればやるだけ稼げる仕事」だと言われています。

それは、タクシー運転手の仕事が歩合制であることが多いからです。とは言え、ただ漫然とタクシーを走らせていては、乗客を拾うのも運次第になります。運次第の場合、たくさん乗客を拾える日もあれば、たくさん拾えない日もある、ということになります。
これでは、たくさん稼げるかどうか分かったもんじゃありません。もちろん、ラッキーマンほどラッキーであれば、たくさん稼げるでしょうが、追手内洋一のようにツイていないのなら、全く稼げないでしょう。

運に頼らずにタクシー運転手として稼ぐには、押さえておかなければいけないポイントがあります。
タクシー運転手は現在、慢性的な人手不足状態が続いていて、誰でもなれる職業になっています。つまり、稼ぐポイントを押さえていれば、誰もがたくさん稼ぐことができるわけです。

今回はその、タクシー運転手としてたくさん稼ぐために押さえるべきポイント10選を紹介します。タクシー運転手として稼ぎたい人は、話半分と思って心に留めておいてください。


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1. 乗客を拾える場所、時間を把握する

タクシー運転手は、タクシーに多くの乗客を乗せることで多くの収入を得ることができます。
ですが、ただ漫然とタクシーを運転しているだけでは、確実に多くの乗客を見つけることができるかどうかは分かりません。こちらから「乗客を見つけに行く」という積極的な行動が大切です。
「タクシーに乗りたい」と思っている人がいつ、どこにいるかを知ることが、タクシー運転手にとって重要になります。今はアプリを使ってタクシーを呼ぶ利用者もいますが、それでもまだまだ街でタクシーを見つけて利用するのが一般的です。そんな利用者をなるべくたくさん見つけ、自分のタクシーに乗せれば、たくさん稼ぐことになります。
タクシー利用者がいつ、どこにいるかを把握するには、情報の収集と分析が必要です。毎日、いろいろな時間にいろいろな場所に行ってみて、人の流れを見て、統計を取っていきます。その地道な情報収集の積み重ねが必要です。
そうした人の流れには季節、天気、気温なども影響します。長い時間をかけて根気よく情報を収集しましょう。
また、街の情報にもアンテナを張っておきましょう。コンサートなどのイベントには人が集まります。イベントの終了時間にその会場に行けば、駅までタクシーを利用する人がいると考えられます。逆に花火大会のような、驚異的に人が集まるイベントやマラソン大会、パレードなどの場合は、車両通行が禁止になることもあります。そういうイベントには近づかないほうが得策です。

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アンテナを張る

2. 常連客を確保する

タクシー利用者が「タクシーに乗りたい」と思ったときに、常に自分を指名してくれるようになれば、タクシー運転手としての収入が少しは安定します。そういう常連客が増えれば、収入はますます安定していきます。
タクシーの乗客は「早く、快適に目的地まで運んでくれるタクシー」であれば、いつも利用したいと思います。そういう乗客を増やしましょう。
そのためには、しっかりした接客術、安心できるていねいな運転技術、道路状況の幅広い情報収集術を身につけることが肝心です。

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いわばファンをつくるのです

3. 効率化を図る

タクシー運転手として1人でも多くの乗客を乗せるには、勤務時間内の作業を効率化していかなければいけません。
例えば、乗車賃の精算も段取り良く行えば、乗客もさっさとタクシーを降りるので、タクシー運転手はそれだけ早く次の乗客を乗せることができます。そうやって次々と乗客を乗せていけば、1回の勤務時間に、より多くの乗客を乗せることができ、よりたくさん稼ぐことができます。

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スピードアップ!

4. 都会で走る

タクシー運転手が乗客を拾う方法は大まかに2通りあります。
1つは付け待ち。駅なんかのタクシー乗り場で、タクシーが列をつくって乗客を乗せていく風景を見たことがあると思いますが、アレです。「待っている時間」がもったないのでたくさん稼ぐには非効率的だという意見もあります。
もう1つが流し。街をタクシーで走っていって、タクシーを拾う利用者を見つけて乗せる方法です。街中に「タクシーに乗りたい人」が多いと、たくさん稼ぐことができます。
一般的に、人が集まり、外を歩いている人が多い都会や都心では「流し」、あまり人が外を歩いていない地方の町、田舎町では「付け待ち」が、乗客を得るには有利と言われています。
どちらにしても「タクシーに乗りたい」と考えている人は、当然人口の多い都会に多いので、少しでもタクシー運転手として多く稼ぎたいと考えるのであれば、大都会で「流し」をすると良いでしょう。

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タクシー利用者は都会に多い

5. 精神を鍛える

タクシー運転手の収入が歩合制である以上、売り上げは日によって上下しますし、そのため給料も月によって違ってきます。
また、タクシーはいろいろな人が平等に利用します。中には、タクシー運転手というだけで見下してきたり、高圧的な態度を取る人もいます。タクシー運転手は、どんな乗客にもていねいに接し、安全運転で早く目的地にタクシーを走らせなければいけません。
稼ぎもお客も、思うようにならないこともあります。それでもくじけず、「明日は今日と違った別の日」と頭を切り替え、仕事にまい進する、そんな強い精神を持ちましょう。人生とはままならないものだと、覚悟することです。

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何が起こっても大丈夫

6. 安全運転を遵守する

あらゆるプロドライバーが遵守しなければならないのが安全運転です。人を運ぶタクシー運転手はなおさらです。これができなければ、稼ぐも何もありません。
間違って事故を起こしてしまうと、自分や他人の人生を狂わしてしまうかもしれません。

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ゆっくり安全運転

7. 副業を持つ

「副業? タクシー運転手として稼げるって言ったじゃん。副業ってタクシー運転手以外の仕事でしょ」と言うかもしれませんが、ここで言う「副業」は「タクシー運転手だからこそできる」副業のことです。
例えば、ブログを書いて広告で収入を得るのもその1つ。タクシー運転手ならではの体験をブログにしり、電子書籍で出版すれば、うまく行けば副収入に結び付くかもしれません。

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時間を有効活用しよう

8. 歩合制の会社を選ぶ

タクシー運転手の仕事は歩合制であることが多いです。しかし、中には歩合制じゃないタクシー運転手の勤務もあります。
また、タクシー運転手の歩合制は5割~6割が多いですが、中には2割~3割というところもあります。
タクシー運転手として、より多くの乗客を乗せることでたくさんの収入を得たい場合、5割~6割の歩合制で働けるタクシー会社を選ばなければいけません。ドライバー専門の求人サイトを活用し、そういった「稼げる会社」を見つけましょう。

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しっかり考えて会社を選ぼう

9. 人の動きを見逃さない

タクシー運転手として稼ぎを上げるためには、タクシーを探す通行人を見つけなければなりません。
通行人は通常、歩道などを歩いています。一方、タクシー運転手は走るタクシーを運転しています。多くの歩行者はタクシーに比べてずっとゆっくり動いています。タクシーは時速40キロから時速60キロくらいで移動しています。
ですが、タクシーに乗りたがっている人を的確に見つけなければいけません。車道に近づく人を見つけ、「タクシーに乗りたいのかな」と思って近づくと、車で迎えに来た彼氏を待っている女子だったりします。
なるべく、確実にタクシーを呼び止めようとしている人を見つけるためには、注意深く通行人を観察しなければいけませんが、それに気を取られていたら交通事故を起こしてしまう危険も高くなります。
また、ボヤボヤしていたらタクシーに乗りたがっている通行人を他のタクシーに奪われてしまいます。
タクシーを利用したがっている通行人を的確に見つけるには、安全運転に注意しながら、ほどほどの注意を通行人にも払う必要があります。頑張ってください。

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照準を定めて

10. 道を覚える

タクシー運転手は「乗客を安全に早く、快適に目的地まで運ぶ」のが仕事です。
この「早く」の実現に欠かせないのが、目的までの最適な道順の把握です。
日々の条件によって刻々と変化する状況とともに道路をきちんと把握するためには、少なくとも自分がタクシーを走らせる地域の綿密な道路マップを頭に叩き込み、道路状況に対する情報収集のアンテナも張っておかなければなりません。
これができなければ、乗客を目的地まで運ぶのに時間がかかってしまい、その日の勤務時間内に乗せるお客の数が減り、しかもその乗客からは次に指名されることもなくなってしまいます。タクシー運転手としてたくさん稼ぐ見込みが極端に減ってしまうのです。
タクシー運転手としてたくさん稼ぎたい人は、自分がタクシーを走らせる地域の道路を熟知し、道路状況も絶えず把握できるようにしておきましょう。

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迷うと大変

タクシー運転手という仕事が過酷な理由10選

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タクシー運転手の人手不足が続いています。確かにタクシー運転手の平均年収は300万円台で、決して高額とは言えません。ただし、タクシー運転手の給料は歩合制が基本になっていて、稼いでいる人は年収1000万円以上を得ていると言います。たくさんのお客様を獲得できるようになれば、月収50万円~月収70万円の給与を得ることもでき、しかも勤務形態によっては毎月の休日も18日くらいになります。

「世にもおいしい仕事」と思える要素も多く、人手不足と言いながら、人気職業にもなりつつあります。特に東京近郊では、来年の東京オリンピックで見物客が東京に押し寄せ、タクシー需要が高まり、タクシー運転手はガッポガッポと儲かるに違いないだの、東京オリンピック招致を成功させた日本の「おもてなし精神」を体現するタクシー運転手は素敵な仕事に違いないだのといった、タクシー運転手という仕事へのポジティブな評価も高まっているようです。

だからこそあえて、タクシー運転手という仕事の過酷な面を紹介します。
「物事にはすべて2面性がある」というのが世のならい。タクシー運転手には「おいしい要素」もたくさんありますが、過酷な要素もそれなりにあります。いざタクシー運転手になって「こんなはずじゃなかった」なんて後悔しないために、あらかじめタクシー運転手という仕事の過酷な面を知っておくのも、結構良いことではないでしょうか。


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1. 世間から「タクシー運転手は底辺の仕事」と思われている

タクシー運転手は近年、人気職業にもなりつつありますが、その一方でなかなかイメージが良くない仕事でもあります。中には「タクシー運転手は、他にできる仕事のないヤツが就く、底辺の仕事」だなんて言いふらす不埒な輩も実在します。
タクシー運転手は自動車が運転できれば、基本的には誰でもできる仕事であり、底知れない財力と学力が必要な医師だの、ほとばしるほどの勉強への意欲が試される弁護士だの、類まれなる美貌が必要なモデルだのとは違います。
また、タクシーに乗って、割りと近くの行き先を告げると舌打ちするような、不埒なタクシー運転手もいますし、道に迷ったり、高速道路で出口を通り過ぎたり、イライラさせてくれるタクシー運転手がたまにはいます。
人間は認識能力の低い生き物なので、1部の例から全体を判断します。警官は全員容疑者を脅して自白を強要すると思われていますし、すべての芸能人はヤクをやって暴力団と付き合いがあると思われていますし、政治家と言ったらイコール汚職も不倫も当たり前と思われています。教師は1人残らず組織を守るためにいじめの実態を隠蔽すると思われています。
タクシー運転手も例外ではなく、誰でもなれるし、ろくでもないヤツばかりと思われています。人間の認識なんてそんなものです。
しかし、あなただけは、多くの警官が真剣に治安を守ろうと努め、多くの芸能人が真面目に芸事の精進に努め、多くの政治家が寝る間も惜しんで国家の発展に取り組み、多くの教師が熱心に教育に取り組んでいることを知っているはずです。タクシー運転手の悪いイメージも、気にしないに限ります。

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1部の不祥事だけで判断しないで

2. 20時間労働が当たり前

タクシー運転手には隔日勤務という、特殊な勤務形態があります。
隔日勤務とは、朝から翌日の深夜までほぼ1日近く勤務し、そこから丸1日休むという勤務です。これを月に12日間くらいこなし、後の18日間くらいが休みになります。
朝から翌日の深夜までの勤務時間は20時間以上になります。そのため「タクシー運転手という仕事はやたらと勤務時間が長い」と言われています。
ただし、それだけではありません。長時間勤務がイヤなら、普通の昼勤務を選択すればいいのです。
しかし、タクシー運転手としてガッツリ稼ぎたいのであれば、やはりこの隔日勤務のほうが確実です。タクシーの利用が増えるのは、終電後の深夜帯ですから。ちなみに、この深夜勤務のみを選択することもできます。
それに、20時間以上の勤務と言っても、休憩することもできます。
また、月で考えると18日くらいが休日になるので、プライベートをかなり充実させることができます。20時間以上勤務は過酷かもしれませんが、休憩も休日もちゃんと取れるので、慣れれば何でもない、というタクシー運転手が多いそうです。

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慣れれば大丈夫

3. 歩合制

タクシー運転手の給料は歩合制が多いです。
その内容は、乗客が支払う乗車賃の5割から6割がタクシー運転手の取り分というものです。当然、乗客の支払う乗車賃が多ければ多いほど、タクシー運転手の給料は多くなります。
つまり、なるべくお客を乗せたくない、なるべくなまけたいと思っている人にとっては、1日タクシーを運転しているのに、恐ろしく低い給料しかもらえないので、過酷だ、という結論に達してしまいます。
タクシー運転手は確かに誰でもなれますが、たくさん稼ぐには相当の努力が必要です。バラエティ番組で愚にもつかないコメントをしゃべっているだけで大金を稼いでいると思われがちな芸能人も、裏では芸能界で生き残るための涙ぐましい努力をしています。タクシー運転手も似たようなものです。
そして、タクシー運転手が地道な努力の積み重ねと工夫で、たくさん稼げる仕事だというのも事実です。年収1000万円以上を得ている人もいると言います。歩合制はタクシー運転手という仕事を過酷にしている要因かもしれませんが、同時に「おいしい仕事」にしている要因でもあるのです。

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努力の積み重ねが大切

4. 不確定要素が多い

タクシー運転手は、乗客をなるべく迅速に、かつ安全に、かつ快適に目的地まで運ぶのが仕事です。
しかし、乗客のタイプ、天気、道路状況などによって、その仕事を遂行する難易度が違ってきます。状況に応じて、臨機応変に対応しなければなりません。そのためのアドリブ力、機知というものを駆使する必要があります。
それができない人にとっては、タクシー運転手の仕事は過酷と思えるでしょう。
しかし、そうした対応には「慣れ」もあります。経験値を増やしていけば、いろいろな状況に対応できるタクシー運転手になれるはずです。

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天候にも左右される

5. 接客が大変

乗客にはいろいろな人がいます。大企業の重役、田舎から出てきた高齢者、酔っぱらったサラリーマン、自国の製品を売り込みにきた外国人、観光客、水商売のお姉様、身体障がい者、芸能人と、あらゆる人たちが乗客になる可能性があります。
こうした、さまざまな層の乗客を「快適に」目的地まで運ぶのがタクシー運転手です。若い美女だけ快適に運び、高齢者や外国人はぞんざいに扱う、なんてことは許されません。どんな人でも、差別も偏見もなしに「快適に」運ばなければいけません。
なるべく会話したくない、「放っておいて」という人もいるでしょう。静かに過ごしたい人にタクシー運転手がベラベラ話しかけ続けると、乗客は快適に過ごすことができません。タクシー運転手は、そういうことに細かく神経を使わなければいけないので、それが面倒だと思う人にとっては過酷な仕事となります。
しかし、この接客こそタクシー運転手という仕事の肝でもあります。乗客を快適に目的地まで届け、しかも「この運転手さんは運転もていねいだし、雰囲気も良くて、目的地までとても心地良く過ごすことができたなあ。次にタクシーを利用するときも、できればこの運転手さんにお願いしたい」と乗客に思われれば、その人は常連さん、お得意様になってくれるかもしれません。
そんなお得意様がたくさんできれば、かなりな給料を得ることができます。
また、乗客がタクシー運転手の仕事振りに感銘を受ければ、チップをくれるかもしれません。接客業に大きなやりがいを感じる人にとって、タクシー運転手は天職になるでしょう。

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接客も大切

6. 乗客から見下される

世間の中には「タクシー運転手は底辺の仕事」と思っている人もいます。そんな人はタクシー運転手を明らかに見下しています。
スナックのママさんもいろいろなお客を相手にします。お客の中には、見るからに偉そうな態度の人もいます。タクシー運転手の仕事は接客業ですから。乗客が偉そうな態度でも、決して不快感をあらわにしてはいけません。
そりゃ初めて会った他人にいきなり偉そうにされれば、理不尽に思うのが人情というもの。しかし、そんな気持ちをぐっと堪えなければいけません。もちろん、相手が暴力を行使してきたら法的対応も考慮すべきですが、それでなければ我慢しましょう。むしろ、そんな相手もうまくおだてて気分よくすれば、チップでもくれるかもしれません。

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チップ

7. 酔客にからまれる

酔ってからんでくる乗客も相当厄介です。
酔った勢いでワケの分からないことをのべつまくなししゃべりかけてくるだけなら、まだマシです。
目的地まで正しいルートを走っているのに「道が違うぞ、コラ」なんて言いがかりをつけてきたり、ただ運転しているだけなのに「タクシー運転手のくせに偉そうなんだよ」と難くせをつけてきたり、「タクシー運転手のくせに生意気だぞ」とジャイアンみたいな文句を言ったりする酔客だと、へきえきとしますが、まだマシです。
他にも、酔って女性とイチャイチャしたはずみで運転席を蹴っ飛ばしてきたり、運転手を口説いてきたりするとなかなか最悪ですが、まだマシです。
しかし、車内で吐いたり、車内で眠ってしまって目的地に着いても起きてくれない酔客。これは始末に負えません。こんな酔客の相手をするタクシー運転手という仕事は、なるほど過酷です。
こうした酔客に遭遇しないためには、酔客が多い夜の繁華街を避ければ良いのです。酔客が乗ってくる可能性は低くなります。
ただ、すべての酔客がからんでくるわけではありません。また、夜の繁華街は飲んで終電を逃した人が多いので、タクシー運転手としては稼ぎ場所の稼ぎどきです。それに、酔って気分の良くなった乗客は、チップを弾んでくれるかもしれません。

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酔客は困ることだけじゃない

8. 出世がない

タクシー運転手はすべてが平社員です。何年勤めても基本的には課長、部長といった昇進はありません。仕事のやりがいを出世に求めている人には向かない仕事です。
しかし「俺には肩書は要らない。肩書なんて窮屈なだけさっ、ふふふ」なんてうそぶく、ハードボイルドなアウトローには最適な仕事です。

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男はタフでなければ

9. おしゃれできない

多くのタクシー会社では、タクシー運転手の服装が決められています。中には制服の着用を義務付けているところもあります。
タクシー運転手の制服と言えば、帽子、ネクタイ、ベスト、白手袋、革靴といったスタイルです。「あんなダザイ格好はゴメンだ」という人には向かない仕事です。
しかし、毎日決まった服装なので、あれこれ悩まなくて楽と考える人や、タクシー運転手の制服をカッコ良いと思うファッション上級者、または「俺は見た目なんて気にしないさっ、ふふふ」とうそぶくフィルムノワール風味のミステリアスな人には最適な仕事です。

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見た目だけで判断しないで

10. 仕事内容は毎日同じことの繰り返し

タクシー運転手は乗客をなるべく迅速に、かつ安全に、かつ快適に目的地まで運ぶのが仕事です。言ってみれば、この繰り返しによって給料を稼ぎます。
乗せる、運ぶ、降ろす、乗せる、運ぶ、降ろす、乗せる、運ぶ、降ろすの繰り返しを毎日繰り返します。今日は乗せる、運ぶ、降ろすの繰り返しですが、次の勤務では開かずの金庫を30年振りに開けてみせる、なんてことはありません。
毎日毎日同じことの繰り返しに耐えられない人にとっては、タクシー運転手の仕事は過酷なものとなります。しかし、毎日毎日同じことをするにも、それを繰り返しと思わず、積み重ねと思う、職人気質の人にとっては、タクシー運転手ほどやりがいある仕事はそうなかなかないかもしれません。

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毎日の積み重ねが腕を磨く

終わりに

タクシー運転手の仕事には過酷な面もあります。しかし「しかし」と言える面もあります。物事を一方からだけで見ないで、いろいろな面から見ると、人生に対する視野も広がっていくはずです。

セールスドライバーの体験談

汗だくで働く人
セールスドライバーは配達、集荷、集金、さらには営業も行うドライバーです。営業と言っても、もちろん新製品の注文を取ったり、不動産を売るわけではありません。企業などと運送業務の契約を交わしたりします。
収入は、正社員の場合は年収300万円~年収400万円ほどと言われています。勤務先、勤務形態でも異なりますが、正社員であれば「基本給+歩合給」となっていることも多く、荷物をたくさん運ぶだけ、または契約本数を増やすだけ、給料が上がるようです。

活躍する場は、例えば通販の配達です。今はほとんどの国民が通販を利用していると思いますから、ほとんどの国民の生活に貢献しているのがセールスドライバーだと言えます。ちなみに、ほとんどの国民なので、すべての国民ではありません。もちろん通販を全く利用しない国民のことも忘れてはいませんよ。

何はともあれ、それだけ社会的貢献度が高く、やればやるだけ稼げる仕事でありながら、とても「キツイ仕事」だとも言われています。これは事実のようです。しかし、事実が必ずしも真実とは限りません。
今回はセールスドライバーの体験談を紹介します。その中から真実の光を見つけてみませんか。ほら、よく言うじゃありませんか。真実はいつも1つだけ、とは限らない。

1. セールスドライバーの仕事は2トントラックや4トントラックの運転が中心です。2トントラックは普通自動車免許で運転できるので、とても気軽に挑むことができました。普通のトラックドライバーは、中型、大型とトラックの大きさをレベルアップしていくことでキャリアアップにもつながりますが、セールスドライバーはそういうものではありません。自分にはやはりセールスドライバーが合っていると思いました。(40代 男性)

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キャリアアップを目指す

2. 若さに任せて体力勝負でとにかく稼ぎたかったのでセールスドライバーになりました。仕事は確かにキツイですが、覚悟して入社したので、とにかく貯金が増えるのがうれしくてたまりません。体力が持つ限りは、このまま走り続けたいです。
営業ノルマをプレッシャーに感じる人もいるみたいですが、僕はダメもとと思ってやっているので、ダメでもあまりへこんだりせず、ストレスもそれほどたまりません。僕みたいに、あまり深く考えない人に向いているかも。(20代 男性)

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貯金が増える

3. 入社する前から言われていましたが、お中元、お歳暮の時期がやはり大変です。連日残業です。
でも、それだけのことはあって、この時期は収入も普段より増えます。それを励みに頑張ります。それに、入社する前は「お客様から感謝されることがセールスドライバーのやりがいになるって言うけど、本当にそんなことあんの?」と「キレイごとを疑う賢いオレ」を装っていましたが、実際に配達先の人に感謝されることってあるんですよね。
真夏に汗だくになって荷物を届けると、そこの奥様から「大変ね、暑いのに。ご苦労様」と、冷たいウーロン茶をいただいたりすると、本物の感動に襲われますよ。(30代 男性)

冷たいウーロン茶が心を癒す

4. 再配達がとにかくしんどいです。昼間は8割くらいが不在なんじゃないかと思ったりします。まるでゴーストタウンかと思いますが、往来には人もいるので、何だか「キツネにつままれた」ような気がします。ところで「つままれる」って何のことでしょう? 
ちなみに私は、知り合いの家に荷物を届けたりするのが何だか気まずいので、自分の住んでいるエリアから少し離れたエリアの営業所に勤めています。そういう人って案外多いそうです。(20代 女性)

キツネって化かす?

5. セールスドライバーの仕事は体力勝負だ。それが辛くて辞めたくなったことも何度かある。俺にとって特に辛いのは、エレベーターのない団地やアパートへの重い荷物の配達。お米10キロの配達なんて本当に破壊力がハンパない。しかし、そのおかげでだいぶ鍛えられた気もする。
ただ、重い荷物の配達のある現場仕事はそんなに長くは続けられないな。俺もそろそろセンター長とか、キャリアアップのお年頃かもしれない。(30代 男性)

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体力仕事

6. 荷物を運ぶだけのトラックドライバーと違って、セールスドライバーは集金やら営業やら、いろいろな業務をこなさなきゃいけないのが辛い、と一般的にはよく言われている。
ただ、俺は車の運転も好きだが、同時に営業職も天職だと思っているので、セールスドライバーの仕事は楽しいと思える。荷物を運んだりするのはしんどいけど。(20代 男性)

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営業職でもある

7. セールスドライバーの仕事をしていて「もおヤダ」「耐えられない!」と叫びたくなるのは、お客様からのクレームです。もちろん、こちらはスピーディに、なおかつとってもていねいにお届けしていますよ。いくらそうやってていねいにお届けしても「傷が付いている」とかクレームが来たりするんです。まさに「言いがかり」「難くせ」というやつ。
でも先輩に相談したら「自分のミスにはきちんと向き合って、悪ところは直し、お客様には誠意を持って対応しなさい。でも、あまり細かいことは気にしないで。細かいことを引きずらないように」とアドバイスされました。(20代 女性)

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クレームは厄介

8. セールスドライバーは取引先の会社でも、荷物を届ける1軒1軒の個人宅でも、やはり笑顔が大切だ。
力仕事で大変なので、最初のうちはいかにもしんどそうな、暗い表情だったので、お客様のクレームにも打ちのめされたりしたけど「どんなときも笑顔で」を心掛けるようになったら、クレームも減った気がする。逆にお客様から「ご苦労様」と声を掛けられることが増えた。(30代 女性)

笑顔を忘れずに

9. 時間指定の荷物が多いときは特に大変です。しかも、時間指定しているのに不在って、どおゆうこと?ってことも少なくありません。時間が迫っていて焦っているときに限って道が混んでいる、届け先が初めてのところでなかなか見つからないと、もうヒヤヒヤドキドキです。これは何年やっても慣れません。(30代 男性)

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時間厳守も厄介

10. 私が若いころ、ですからもう20年も前ですが、セールスドライバーの仕事は「3年くらいやってお金を貯めて、それから辞めて起業でもする」ための仕事だなんて言われていました。20代だった私もそのつもりで始め、「長く続けるつもりはないけど、今はとにかく一所懸命やる」という思いでガムシャラに働きました。気が付いたら20年経っていました。(40代 女性)

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気が付いたら20年経過