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トラック運転手の恐怖体験

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日本の物流を、引いては日本の経済、社会、人々の生活を支えるトラック運転手の仕事は「国の宝」とも呼びたい、尊いものです。その一方、トラック運転手は過酷な面もある仕事なので、やはりマッチョなタフガイをイメージします。恐らく、世の中に怖いものなんてないのだろうと、勝手に思ってしまいます。本当、世間って勝手です。
トラック運転手だってにんげんです。生きているんです。生きているから歌うんです。手のひらを太陽にすかしてみれば、血潮が真っ赤に流れているんですよ。

トラック運転手がたとえイメージ通りのマッチョなタフガイだとしても、やはり怖いものはあるはずです。

自転車がいる!

トラック運転手が何よりも恐怖を感じる存在、と言うか厄介に感じるのが自転車。
自転車は曲がりなりにも車両であるがゆえ、ときには車道も走っています。いやむしろ、原則的には車道を走るべきものだそうです。
しかし、自転車は運転免許も不要なので、自転車に乗る人は交通ルールに無知だったりしますし、何よりも体をむき出してにして無防備で車道を走り、しかも車輪が細いからか、ドライバーから見るとえらく不安定に走行しています。
トラック運転手からすると、その存在が見えにくいので、余計に怖いのです。急に間近にその存在が見えたときの恐怖たるや、まさに全身から血の気が引く感じです。
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トイレがない!

尿意を催したときにトイレが見つからないのも、恐怖以外の何ものでもありません。長時間トラックに乗ったままになるトラック運転手にはたまりません。こんなときに渋滞にでもはまったらと、考えただけでおかしくなりそうです。
あらかじめその日のルートを確かめ、トイレが見つからなさそうな予感がしたら、なるべく水分摂取を控えたりします。また、どうしてもダメってときのために、携帯用トイレを常備しておきます。
しかし、やはりトイレ以外の場所でするのは抵抗があります。トラック運転手にも、そんな繊細な人はいるんですよ。
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睡魔に襲われる!

尿意と並んで恐ろしいのが睡魔です。これも人間のごく自然な生理現象なので、どうにもしようがありません。
無理してこれを我慢すると、居眠り運転という最悪な事態を招きかねません。
眠気覚ましの錠剤なんかも市販されていますが、やはりその場しのぎという感じもあり、睡魔を追い払う根本的な対処法は、眠るのが一番なのです。
とは言え、そんな時間を取れないときもあります。日ごろからしっかり睡眠を取って、万全の体調で仕事に臨めりゃ言うことないんですが、これまた現実的には難しいわけで。

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眠い

渋滞に出くわす!

渋滞もある意味、恐怖です。
想定済みの渋滞であればダメージも少ないのですが、朝から荷積みに思った以上に手間取り、しかも出発したとたんに忘れ物に気付き、さらにこういう日に限って警察が検問を行っていて、何もしていないのに止められ、その結果、納品時間に間に合いそうになくなっていて、いつもは使わない抜け道を行った挙句に渋滞にはまったりしたら、こりゃ悪魔の仕業にさえ思えてきます。
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高架が低い!

初めて通る道で高架をくぐるとき、「大丈夫だろ」と表示をろくに見ないで行った結果、トラックの天井をこする、なんてことがあります。「呪われたのか?」なんて思ってしまいます。
狭い道をナメて通り、曲がり角で前進も後退もできなくなるときも同じように感じます。こういう「呪い」からは、経験を積むと解放されます。

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うまくくぐれるか

自動運転になる!

AIの進歩は目覚ましく、自動車の自動運転システムの開発が進んでいます。技術的にはかなりイイところまで到達していて、将来はAIが車を運転するので、特に人手不足が続くトラック運転手はいっそ人間の運転手を排除してすべてAIにやらせるようになる、なんて予想がネットでも飛び交っています。
そうするとトラック運転手は失業です。これは怖いことです。
そうならないために、システムを破壊するウィルスでも開発しようと思いますが、そんなことができるなら最初からプログラマーとかになっています。
現実的には、AIがトラックを運転するようになっても、そのAIを監視するために生身の人間は必要で、「運転」という労働が減る分、トラック運転手の仕事は楽になる、という意見もあります。
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トンネルを抜けるとそこは雪国だった!

冬季、主に東北方面を走っているとたまにあります。雪道対策を何も考えずにトラックを走らせていて、急に雪道に出くわすと、焦ります。
まあ、いくらトンネルでも出口の少し先から「抜けると雪道かな」くらいは分かるので、少しスピードをゆるめりゃ済むんですが。
それでもトンネルを抜けるといきなりあられ、いきなり吹雪ってのもびっくりするやら怖いやら、ではあります。
冬季の東北でなくても、山の天気は変わりやすく、山道のトンネルを抜けたところでいきなり大雨に吹き付けられても冷や汗ものです。
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心霊体験!

タクシー運転手の心霊体験はテレビの心霊番組でも取り上げられたりしますが、トラック運転手の中にも超常現象に出くわす人がいます。
ただ、これは人によりけりなので、いわゆる霊感のない人はそういう体験が全くなかったり、あっても気付かなかったりするものです。
トラック運転手の心霊体験めいた話でたまに聞くのがこんなのです。トラックを走らせていたら急に目の前に人影が現れ、ブレーキを踏んだが間に合わず、「ひいたかも!」と冷や汗がどっとあふれ、周囲を見てみると人影が消えていた、なんて話です。くわばら、くわばら。
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タクシードライバーのグルメな口コミ

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おいしい店はタクシードライバーに聞こう

テレビのグルメ番組なんかを見ていると、よく「地域の名物グルメやおいしい店はタクシードライバーに聞け」なんて企画を見ます。タクシードライバーは道にも詳しく、地域そのものに詳しいだろうと、世間からイメージされているわけです。

地域のグルメに詳しいタクシードライバーにも、いろいろな種類があります。
仕事として、地域についていろいろ勉強している人もいます。飲食店に限らず、地域の観光スポットや名所、歴史、由緒などについて豊富な知識を持っています。いわゆる観光タクシーのドライバーです。
仕事柄、自然と地域に詳しくなったタクシードライバーもいます。地域の人気店はよその地域の人が行きたがりますが、その際にタクシーに乗る人もいるでしょう。人気店であれば、タクシードライバーも何度もその店にお客を運ぶことになります。何回もその店へのリクエストを受けるうち、「この店は人気店なんだな」と分かることになります。こういうタクシードライバーは案外多いかもしれません。
他に、食べ歩きを趣味としているタクシードライバーもいます。こういう人は実体験を基にしているので「おススメの店」も信用できますが、その人自身の好みが強く出るかもしれません。

そんなわけで今回は、タクシードライバーがよく食べる人気グルメを口コミによって紹介します。


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手作り弁当

なんだかんだ言って一番多いのがコレです。タクシードライバーの仕事は歩合制で収入も変動があるので、なるべくお金をかけずに食事しようと考える人は、家から弁当を持って行くことになります。
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コンビニ弁当

今どきは駐車禁止の場所が多く、なかなかゆっくり飲食店で食事もできないので、コンビニ弁当の出番が増えています。
今は、OLさん向けなのか、コンビニ弁当と言っても見た目も内容もいろいろ工夫されたものがあって面白いと、意外と評判が高いようです。
もちろん、車内に匂いが残りそうなカレー弁当などは避けなければなりません。
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ラーメン

どこでも手軽に、と言えばやはりラーメンです。どの地域を走っていても、主要道路に戻れば高確率で見つかるし、しかも早いのが魅力です。
タクシー運転手は客商売なので、もちろんニンニクは入れませんし、一緒にギョーザも食べません。
また、人気店は混んでいたりしますが、昼食時間を自由裁量で取れるので、空いているところを見計らって行くことができます。「ラーメン店に詳しくなった」というドライバーは多いです。
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そば・うどん

早く簡単に食べられるので、よく食べられているのがそば、うどん。ラーメンも人気ですが、和食のそば、うどんのほうが健康的なような気がすると考える人もいます。単なるイメージですが。
それにそば、うどんは消化も良さそうで、食後の仕事にも支障がなさそうというイメージもあります。
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ハンバーガー

とにかく手軽さを追求するとコレになります。有名チェーン店なら値段もピンキリなので、財布の中が寂しいときには安く済ませ、思わず気が大きくなるくらい財布に入っているときは、そこそこ豪華に行きます。
1つの料理にパン、肉、野菜が使われ、何となくヘルシーにも思えます。
店内で食べたり、テイクアウトしといて時間を見つけて車中で食べたり、ときや場所を選ばず食べれるところも良いですね。
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居酒屋料理

もちろん酒は厳禁です。ただタクシードライバーは、居酒屋にお客様を迎えに行くって仕事があり、居酒屋の情報が自然と入ってきます。知らない土地に行っておいしい居酒屋を探す場合、結構良い情報を持っているのがタクシードライバーです。
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寿司

漁港があり、寿司店も多い町では、観光客から「おいしい寿司店に連れて行って」と言われることも多いのがタクシードライバー。
食べるにしても、回転寿司ならそれほど時間がかからないので、仕事柄なるべく早く食事を済ませたい身としても、タクシードライバーに重宝されているようです。
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ルート配送ドライバーを長く続けるためのコツ10選

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ルート配送ドライバーの仕事は、毎日決められた場所にトラックで商品を配送し、正社員なら月収20万円~40万円とボーナス80万円~120万円を稼げるとも言われています。ただ、毎日決められた順序でトラックを走らせ、スーパーやコンビ二、企業、個人などに商品や製品を届け、毎日これを繰り返すのが仕事です。
安定して稼ぐことができる仕事ですが、近年、ルート配送ドライバーも人手不足が続いているそうです。何とももったいない話です。ルート配送ドライバーが人手不足と聞くと「仕事が辛いから離職率が高いんじゃね」と思う人もいるでしょう。確かに「仕事が辛い」という一面もあります。
でもそれはどんな仕事もそうです。

今回はルート配送ドライバーが増え、ルート配送ドライバーとして定着してくれるように、ルート配送ドライバーを長く続けるためのコツ10選を紹介します。

1. 早く仕事を覚える

ルート配送ドライバーの仕事は、毎日同じルートを回って荷物を運ぶことです。早く仕事を覚えてしまったほうが、気が楽です。気が楽になったほうが長続きします。
ルート配送ドライバーとして仕事を覚えるということは、道を覚えることでもあります。最短ルートのほかにも抜け道、裏道なども早く覚えれば、より効率的に仕事ができます。
そして道を覚えるには、交差点やビルの名前などとともに景色ごと空間を記憶することです。頑張りましょう。

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道を覚えよう

2. 安全運転を遵守する

プロドライバーとして長く仕事を続けるには、やはり安全運転が大事です。万が一交通事故などを起こしてしまうと、キャリアには大きな損失です。
事故の度合いによっては、ドライバー自身が身体的に「運転できなくなる」可能性もなくはないです。身体的に大丈夫でも、精神的に「運転するのが怖くなる」といったダメージもあり得ます。
何にせよ、安全運転が一番です。

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事故には十分注意

3. ルーチンワークに飽きない

ルート配送ドライバーの仕事は、毎日同じルートを回って荷物を運ぶことです。いわゆるルーチンワークです。
そのため「毎日違ったドキドキがないと生きてる実感がないの、ワタシ」と乙女なハートを持つ人には耐えがたい仕事かもしれません。しかし、「毎日同じことしてりゃいいなんて楽過ぎる」と考える人には、過酷でも何でもありません。
それに、同じことの繰り返しでも、やはり「明日は今日とは違う新しい日」と思えば、微妙な変化に心をときめかすことはできます。そんな繊細さを持ちましょう。

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同じところをグルグルだけど

4. 仕事に誇りを持つ

ルート配送ドライバーの仕事は日本の物流を支える、めっちゃ重要な仕事です。
ラスベガスでコンサートを開く一流アーティストが「今日は気分が乗らないからコンサートはキャンセルだ」と言うように、ルート配送ドライバーが気分次第で仕事をお休みしたりしていたら、コンビニでおいしいおにぎりを買うこともできず、サラリーマンたちの仕事の意欲が激減し、またたく間に日本経済は失速してしまうでしょう。もしかしたら日本は外国に乗っ取られてしまうかもしれません。
ルート配送ドライバーは「日本の平和は俺が守る」という気概を持って仕事を続けましょう。

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ヒーローだ

5. いつでも転職できると思う

どんな仕事でも大変なことはあります。いわんやルート配送ドライバーにおいてをや、です。そんなとき、気持ちに「逃げ」をつくっておくのは大事です。「ここで失敗したら、俺はもおダメだああ。クズの烙印を押され、一生コソコソと逃げ回る生活を送るんだ」なんて思ったら、できる仕事もできません。
実際、ルート配送ドライバーは人手不足なので求人が多く、1つの会社が自分に合わないと思ったら、身軽に転職先を見つけることも夢や幻ではありません。
また、ルート配送ドライバーとして経験を積めば、人間的にも成長できると信じることです。信じれば必ず道となります。

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経験を積む

6. 体を鍛える

ルート配送ドライバーの仕事は体力仕事でもあります。機械を使うこともありますが、トラックに荷を積み込んだり、配達先で荷を下ろすのは力仕事であることがあり、また、ずっと運転しているのも意外と疲れます。
どんな仕事もそうですが、病気がちだったり、疲れをためがちでは長続きが難しくなります。体を鍛え、丈夫で健康な体を維持できるようにしましょう。

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体を鍛えよう

7. 精神を鍛える

ルート配送ドライバーの仕事は、基本的に1人で行い、隣に上司や同僚はいません。ほんのちょっとでも1人でいることに耐えられない、寂しがり屋には難しい仕事です。
その一方、配達先の会社や店舗にはさまざまな人がいます。「苦手だなあ」と感じる人がいるかもしれません。そんな「苦手な人」とも、毎日顔を合わせるのが仕事なので「ガラスのように繊細な神経の持ち主」には、少々辛いかもしれません。
もちろん、それ以上に辛いことも起こり得ます。多少辛いことがあっても「ケセラセラ、何とかなるさ」とほほ笑んで受け止められるようになりましょう。どんな仕事でもできるようになりますよ。

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精神を鍛えよう

8. キャリアアップを目指す

トラックドライバーにもキャリアアップがあります。
最初は2トントラックから始め、中型、大型とキャリアアップしていけば、給料も上がります。これは仕事のモチベーションにもなり、モチベーションが上がれば、その仕事を長続きさせることができます。「この会社でキャリアアップしていきたい」と思えるような会社を見つけましょう。
そんな、自分に合った会社を見つけるには、ドライバー専門の求人サイトを活用すると良いでしょう。

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チャンスをつかんで高みを目指す

9. 仕事を楽しむ

どんな仕事でも、長続きするには積極的にその仕事を楽しむことです。
「仕事はお金を稼ぐためだけにやる」と考える人もいるかもしれませんが、どんな仕事でもそこに楽しみを見つけないと、人生の大半の時間を費やすのですから「もったいない」です。そして「楽しみ」は、積極的に見つけようとすれば、必ず見つけられるものです。
もし見つからないとしたら、その会社が自分に「合っていなかった」可能性もあります。

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「楽しみ」を見つけよう

10. 過酷だと覚悟する

ルート配送ドライバーは、毎日ほぼ定時に家に帰れますし、安定した収入と休日を得られる、なかなかなおいしい仕事です。
それでも嫌なことが全くないわけではありません。時間厳守ですし、配達先に嫌な人がいるかもしれませんし、渋滞に巻き込まれてイライラすることもあるでしょう。
なので「嫌なこともある!」と、あらかじめ覚悟しましょう。覚悟しておけば、実際に起こることが想定を下回ったりして「何だ、気楽な仕事じゃん」と思えるかもしれません。

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マイナス面も覚悟を

長距離トラック運転手の仕事を楽しむ方法

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トラック運転手は、お金をたくさん稼げるものの、決められた時間にお客様に商品を届けなければいけなかったり、拘束時間が長かったり、しまいにゃ家に何日も帰れなかったり、そのおかげで愛する妻や子どもとたまにしか会えなかったり、それが原因かどうか分からないけどたまに帰って子どもの顔を見ると「また来たの?」なんて言われたり、そうするとついつい妻に八つ当たりがちになって口論に発展し、結局はこちらが折れて高い洋服やアクセサリーを買わされたり、操作難度が高い大型トラックを運転する必要があったり、仕事の無断欠勤が許されなかったり、トラックを長時間路上駐車させていると近隣住民に嫌な目で見られたり、商品を届けてもお客様に感謝されないこともあったり、仕事で大活躍しても年収1000万円を超えなかったりするなど、過酷な要素がたくさんある仕事です。

もちろん、うれしい要素もたくさんあります。
長距離の大型トラックの運転手は年収1000万円は難しいとしても、年収400万円から800万円は夢ではありません。遠くの地方に行くので、地元にいただけでは見られない風景を見られます。
また、トラックの運転中は隣にうっさい上司もうざい同僚もいません。好きな音楽を聞いたり、カラオケを流して歌ったり、時間を守って安全運転さえきちんとすれば、かなり自由を満喫できます。

それでも近年、トラック運転手は人手不足が続いています。なかなかもったいない話です。長距離トラック運転手の仕事が過酷と言われるゆえんや、それを補ってあまりあるメリットを書き出しましたが、「良いとこもあれば悪いとこもある」はどの仕事も同じです。
長距離トラックの運転手になっても、「思ったより大変」と文句の1つも言いたくなる人も出てくるはずです。しかし、大変なことばかりを気にしていたら、心身ともに疲弊してしまいます。短い人生、楽しまないともったいないですし、仕事も同じやるなら楽しまないともったいないです。

もちろん「楽しめと言っても大変なことばかりで楽しめない」という人もいるでしょう。でも、そういう風に考えていては、どの仕事に就いても「大変だ」と愚痴ばかり言って過ごすことになるでしょう。
人生に苦労はつきものです。だからこそ、積極的に「楽しもう」という気持ちが必要です。「楽しみ」を積極的に見つけるのです。

人は、何かおかしいこと、面白いことがあるから笑うと思われがちですが、それは間違っています。人は笑うから、それがだんだん面白いと思えてくるのです。たとえ面白くなくても、積極的に笑っていれば、そのうちおかしく思えてくる…って、有名な落語家さんが言ってた気がします。

そんなわけで今回は、長距離トラック運転手の仕事を楽しむポイントを紹介します。心の片隅にでも留めおいていただければこれ幸いかと。


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運転を楽しむ

そもそも「トラック運転手になろう」と思ったのですから「運転するくらいなら命綱なしでバンジージャンプするほうがマシ」という人はいないはずです。それでも「運転は嫌いじゃない」くらいでトラック運転手になった人もいるかもしれません。しかし、この際だから「運転が好き」になってしまいましょう。簡単です。朝起きたら鏡の中の自分に向かって「お前は運転好きだ」と言い聞かせるのです。自己暗示ですね。
最初から「運転が好き」という人は、その気持ちを改めて思い起こしましょう。普段は日々の忙しさに「運転好き」の気持ちが埋没しているかもしれません。
大型トラックを運転しながら「今、好きなことをしていること」を噛みしめ、「好きなことができている自分は何て幸せなんだ」という気持ちに浸りましょう。

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運転が好きなはず

妄想する

長距離トラックのトラックドライバーは、長時間延々とトラックを運転するので、どうしても「仕事が単調」という気分になります。それで「退屈」という気分に襲われるかもしれません。
そんなときは、頭の中だけでいろいろなストーリーを思い描くと良いでしょう。日ごろ楽しんでいるドラマの続きを勝手に考えたり、ドラマの中で気に入った登場人物のスピンオフを考えたり。とは言え、運転の妨げにならいよう、妄想に集中し過ぎないでくださいね。

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空想の翼を広げよう

道を覚える

長距離のトラック運転手は、今まで行ったことのない地方に行くこともあります。最初は地図で行き先をよく確認したり、ナビに頼ったりするでしょう。でもやはり、道を覚えたほうが後々は効率的です。
「道を覚える」ことに集中して、前方に集中して運転すれば、交通事故を避けることもできますし、「道」に関する新しい知識を増やすこともできて楽しめます。

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道を覚えよう

良いところを見つける

長距離トラックの運転手は運転そのものに「楽しみ」を見出すと、仕事も楽しくなります。それと同じ理屈で、いろいろなところに「楽しみ」を見出しましょう。荷を届ける先の担当者にも「魅力的なところ」を見つければ、その人に会うのが楽しくなります。
もちろん、担当者の中には「苦手」と思ってしまう人もいます。「苦手な人」とは距離を置くのも大切です。それでも、少しでも「良いところ」を見つけましょう。性格は合わない人でも「着こなしは上手だな」とか「良い時計をはめているな」とか、探せば何か見つかるかもしれません。

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見つかるはず!

現実逃避する

何だかんだ言ってもトラック運転手の仕事は大変です。決して楽ではありません。ましてや長距離においてをや、です。
しかし、そこばかりに注目していると、本当に体を壊してしまいます。努めて気にしないようにしましょう。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言いますし、辛いと思っていても、ときが経ってみれば案外平気に思えなくもないです。
もし、辛いことが重なったら、思い切って現実から目を背けましょう。それは人類が生き残るために会得している「知恵」です。

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ときには現実逃避を

タクシードライバーが絶対に避けたい事故・違反

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毎日のように交通事故が起こっています。車を運転するときは、常に交通事故の危険があると考え、十二分にも安全運転に注意しなければいけません。
タクシードライバーは「仕事」として車を運転する時間も長いので、この「交通事故の危険」も大きいと考えなければいけません。
もちろん、タクシー会社ではタクシードライバーとしてデビューする前の研修でも安全運転に関しては厳しく指導されますし、日ごろの乗務前にもアルコールチェックなどの事故防止対策は怠っていません。それでも事故は起こります。

事故にはタクシードライバー自身の不注意による場合もありますし、他の車や歩行者などの不注意による場合もあります。タクシードライバー自身に過失のない場合、罰金や減点を免れることもあります。
それでも「車の運転」を仕事とする身として精神的ダメージが大きいと言われています。タクシードライバーはやはり、どんな事故も避けたいものです。

また、違反も重ねるとタクシーを運転できなくなることになりかねません。無事故無違反を理想として運転しましょう。そして万が一、事故、違反をしてしまった場合、会社にきちんと報告して対処することです。


事故の原因

注意力の分散
タクシードライバーには、他の車と違って事故につながる運転をしてしまいがちなポイントがあります。それは「お客さんを探して乗せる」というタクシードライバーの行動です。
お客さんを乗せていないとき、タクシードライバーをタクシーを運転しながら「タクシーに乗ろうとする人」を探します。何とか「タクシーに乗ろうとする人」を見落とすまいと考えます。つまり、それだけ運転に対する注意をそがれるわけです。

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不注意が事故を招く

無理な運転 その1
また、特にタクシードライバーの仕事に慣れていない新人に多いようですが、「タクシーに乗ろうとする人」を見つけると、とにかくその人を乗せることを優先に考え、道路状況、すなわち他の車の動きなどに鈍感になってしまいます。これも事故につながります。
「タクシーに乗ろうとする人」を見つけると、他のタクシーにその「お客さん」を取られまいと、無理な車線変更などをして、その人がいるところへタクシーを寄せようとしてしまいます。このとき、安全運転の意識が薄くなるわけです。

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車線はよく見て

無理な運転 その2
さらにタクシードライバーはお客さんが乗ると、その指示で運転するということになるので、ときに「無理な運転」をしてしまうことがあります。
お客さんは目的地に近づいたとき、「そこを曲がって」とか「そこで停めて」など、細かく指示をすることがあります。タクシードライバーは周囲の状況を確認し、違反にならないように冷静に指示に従えばいいわけですが、その指示が急だったり、お客さんに交通ルールの知識が乏しく、明らかに違反となるようなUターンや車線変更を指示してきて、タクシードライバーが思わずパニクってしまい、事故を起こすこともあります。
事故にならなくとも、違反として警官に見つかって違反切符を切られることもあります。

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パニクらないで

乗客の乗降
タクシードライバーが一般のドライバーと違う動きをすることの1つに、頻繁なお客さんの乗降があります。問題となるのは、そのときの自動ドアの開閉です。
もちろん、一般の車でもドアの開閉には注意が必要です。近づいている車、自転車、歩行者がいないかどうか、しっかり確認してから開閉を行わなければいけません。
タクシードライバーの場合、この確認を主にお客さんが乗降するのとは反対側の運転席から行う点を注意しなければいけません。つまり、運転席から反対側の状況をきちんと確認しなければいけないのです。反対側なので見えにくいです。

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ドアの開閉に注意

ドライバー自身の問題 その1
タクシードライバーになりたての新人は、とにかくタクシーの利用者を探して乗せることばかりに必死になって、しかも経験が浅いことから焦ってしまい、安全運転をつい忘れがちになります。
もちろん、タクシー会社での研修では厳しく教わりますが、いざ実際にデビューすると、やはり最初は緊張するものです。
まずは乗客の獲得に必死になるより、タクシー業務に慣れ、冷静にできるようになることを心掛けましょう。
もちろん、慣れ過ぎて安全運転をおろそかにしてはいけません。注意や確認を怠らない、適度な緊張が運転には必要です。

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過度な緊張は禁物

ドライバー自身の問題 その2
大きな社会問題となっているように、高齢者ドライバーが事故を起こすこともあります。
タクシードライバーは人手不足に陥っていることから、多くのタクシー会社が60代以上のシニア層を雇っています。もちろん、多くのシニア層がバリバリ働いている現実がありますし、タクシー会社も従業員の健康管理には気をつかっています。
それでも年齢とともに若いころと同じようには体も動かなくなり、感覚も若いころのようには働きません。タクシードライバー自身がそれをきちんと自覚し、タクシーの運転を「大切な人命を預かる仕事」として肝に銘じなければなりません。

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シニアドライバー

違反にも注意

お客さんを乗せるとき
タクシーに乗ろうとして、タクシーを見つけやすい交差点でタクシーを探す人が多くいます。そういう人を見つけたタクシーが、そのタクシー利用者を他のタクシーに取られまいと、その人のいる交差点の中でタクシーを停車させてしまうことがあります。
しかし、交差点での駐停車は交通違反になります。
また、お客さんを乗せようとして、黄色い線をまたいで車線変更してしまったり、反対車線のお客さんを乗せようとしてUターン禁止違反をしてしまったりするのも注意しましょう。

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横断歩道も駐停車禁止

お客さんを乗せているとき
タクシードライバーはお客さんの指示に従って運転しようとしてしまいます。
そのために進路変更禁止違反やUターン禁止違反をしてしまうことがあります。
また、スクールゾーンなど、時間帯によって車の通行が禁止になる道路もあります。標識にはきちんと書かれていますが、それを知らないお客さんの指示で、通行禁止の道路に入り込んでしまうことがあります。

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通行禁止の標識は要注意

休憩するとき
タクシードライバーは長い乗務時間の中で休憩を取ります。
タクシードライバーによってはレストランで食事したり、コンビニなどの駐車場を利用したります。
ただ、コンビニの駐車場はなかなか長居もしにくかったります。
それで駐車できる場所を探すわけですが、特に都会などではなかなか見つかりません。それでついつい駐車禁止になっている場所に駐車して、警官に見つかってしまうなんてこともあるわけです。

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休憩はしっかり取りたいものだけど

最後に

交通ルールをきちんと守り、安全運転を心掛け、乗客を早く、安全・快適に目的地まで運ぶ。それが真のタクシードライバーです。
車の運転に事故はつきものと考え、自分の運転を過信せずに仕事しましょう。

トラックドライバーの息抜き法10選

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トラックドライバーの仕事は人間関係のストレスに悩まされることのほとんどない、素晴らしい仕事と言われています。とは言え、ストレスが全くないわけではありません。世の中にストレスがゼロなんて仕事はたぶん存在しないでしょう。
人間、ストレスをためると心身に悪い影響を及ぼし、これが交通事故につながらないとも限りません。トラックドライバーの仕事を長く続けるためには、やはりストレス解消、そのための適度な息抜きが必要になります。

そんなわけで今回は、ちょっと試してみるといいかも、というトラックドライバーにおススメの息抜き方法10選を紹介します。
試してみるのはやぶさかではありませんが、プロドライバーとして安全運転をしっかり意識した上で試してください。息抜きに気を取られて事故を起こしていては本末転倒です。
また、効果には個人差もありますので、あしからず。

1. プリン

プリンと言っても、痛風の原因になるとか言われているプリン体の摂取を制限しましょうという話ではありません。
いえ、それも大切ですが。ここで言うのは、牛乳と卵から作る洋菓子、カスタードプディングの通称のプリンのことです。もちろん好き嫌いもありますが、プリンは人の心を癒してくれる食べ物です。
まあ、プリンは1つのたとえであって、よーするに、自分にとって「これさえあれば幸せ」という食べ物を見つけ、休憩時に、たまにこれを食べるようにするのです。
「たとえ」ではありますが「荒くれ男」というイメージで見られがちなトラックドライバーが、運転席でプリンなんてかわいいものを食べていると、そのギャップに萌える人も現れるかも。

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これさえあれば幸せ

2. シャウトする

これは運転中でもできなくはないです。奥さんとケンカして何かモヤモヤするようなときは、運転席で思い切り奥さんの悪口を叫んでみると、案外スッキリして新婚当時のラブラブ夫婦に戻れるかもしれません。
また、大声で歌うのも気分をスッキリさせるには効果的です。音楽をかけながらその歌声に合わせるのもいいですし、カラオケを使ってもいいですし、アカペラでもOK。
すれ違う車の運転手は「何やってんだアイツ」と思うかもしれませんが、すれ違うだけの相手がどう思おうが知ったこっちゃありません。

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叫ぶとストレス発散にも

3. ブログを書く

休憩時間や待ち時間を利用してブログや小説など、創作活動を楽しみましょう。絵を描いても良いです。発表しても良いですし、ひそかな楽しみで「うふふ」と1人で悦に入るのも良いでしょう。
トラックドライバーならではの体験に基づいたブログや作品を発信し、アフェリエイトで副収入を稼ぐ、なんてこともできるかもしれません。成功すれば、とてもおいしい気分転換です。

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スマホで副収入も

4. 動画を楽しむ

これも休憩時間や待ち時間の気分転換です。ただ、調子に乗って自ら動画を撮影してSNSなどに投稿することはあまりおススメしません。
「調子に乗る」とロクなことにならないのは、昨今のワイドショーなどを見ていると明らかです。
ただし、調子に乗らずに、誰も傷つけない、誰も不快にしない動画であればどうぞ。

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自撮りはほどほどに

5. ナンバープレートを読む

渋滞時にヒマをもてあそんだとき、ちょっとした息抜きになるのがコレです。前を行く車がどの地域から来たのか、ナンバープレートを見ながらアレコレ考えると意外とヒマつぶしができます。
もちろん、それにハマって運転がおろそかになってはいけません。ただ、少なくとも前方の車に注意を払っているので、渋滞だからと言ってスマホをいじったりするよりは良いでしょう。
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6. ドライバー仲間と話す

休憩時や待ち時間にスマホでドライバー仲間とおしゃべりをするのも、トラックドライバーの定番の息抜きです。仕事の愚痴や会社への悪口、政治への不満などをぶっちゃければ、結構なストレス発散になるかもしれません。
ただ、いくら仲間とはいえ、他人に話すからには、きちんと責任を持てる内容にしておいたほうが賢いでしょう。

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誰かと話すって大事

7. ストレッチ

休憩時間にぜひやるべきなのがコレ。
トラックドライバーは「体力仕事なのに運動不足」になりがちです。そして事故などを回避するためにも、ドライバーにとってとっても大切なのが健康管理です。そのために、できるだけ時間を見つけてストレッチなどの軽い運動をすることをおススメします。
時間がないときは、運転席に座ったままできるストレッチ、多少余裕があるときは運転席を降りてのストレッチを習慣にしましょう。

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こまめにストレッチを

8. 運転に集中する

「トラックドライバーにとって運転は仕事なんだから、いまさら運転に集中しても息抜きにならないじゃん」と言う人もいるかもしれませんが、ここで言う「運転に集中する」とは「意識を改めてみる」ということです。
ちょっと面倒くさい理屈です。そもそも、なぜトラックドライバーになったかを考えてみましょう。「運転するくらいなら微積分の計算をしたほうがマシ」なんて人は少ないはずです。「そうか、自分は今、好きなことをしているのか」と、改めて思い起こしてみましょう。
それだけでも、多少は晴れやかな気分になるはずですよ、たぶん。

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運転が仕事

9. ミント

ミント系のキャンディ、ガムを口にすると、宣伝通りなら「気分がリフレーッシュ!」するはずです。

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気分がリフレーッシュ

10. 社会問題を考察する

つまり現実逃避です。自分ではほぼどうにもならない社会問題や外国の情勢を考えたり、または地球の未来を予想すると、気分転換になります。
宇宙の視点に立つと、人間の暮らしがちっぽけに思えて、一時的かもしれませんが、いろいろなことが気にならなくなるかもしれません。

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よく考えてみよう

トラック運転手の秘かな悩み

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トラック運転手の平均年収は約400万円だと言われていて、40歳前後のサラリーマンの平均年収約400万円と同じくらいです。仕事の内容はトラックの運転が中心です。「運転がとっても大好き」という人にとって、その好きなことをして結構な収入を得られるので、とても魅力的な職業だと言えます。
しかし、そんな、人からうらやましがられてしかるべきトラック運転手も、その職業なりの、秘かな悩みを抱えているのです。

そこで今回はご参考までに、トラック運転手がひっそり抱えるその職業ゆえのお悩みを公開しちゃいます。

1. 腰痛

トラック運転手は長時間、運転席に座ったままの姿勢を続けるので、腰痛やら肩こりになりがちです。安全運転に集中しなきゃという精神的な重圧もあって、腰や肩がバッキバキに凝ってしまいます。
それゆえに、体型にあったクッションを持ち込んだり、時間を見つけてはストレッチしたり、腰痛対策は欠かせません。
トラック運転手は運転だけではなく、荷の積み下ろしなどの体を動かす仕事もあります。体力的にしんどい仕事をこなすほうが、収入が上がったりするので「楽をしたいけど、稼ぐには体力仕事もしなきゃ」という葛藤があります。

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バキッ

2. 待ち時間が長い

トラック運転手は決められた時間までに届け先に荷を届けるのが仕事ですが、届け先の都合で待たされることがかなりあります。
これがあるためにトラック運転手の拘束時間が長くなり、労働環境が過酷だということでトラック運転手の人手不足につながっているので、業界としてもこの「待ち時間」を減らすように取り組みを始めています。
しかし、すぐに改善されるわけでもありません。

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待つのも仕事?

3. 荷主

運送会社にとって荷主はクライアントなので、その言うことはある意味「絶対」です。商社の営業マンにとってもクライアントは「絶対」なので、それと同じです。
もちろん荷主と良好な関係性を築いているからこそ、長年、しっかり仕事を続けられているのですが、中にはひどい荷主がいるのも事実です。「荷主が運送会社に対する態度を改めてくれれば、もっと気持ち良く仕事できるのに」と願っているトラック運転手も少なからずいます。
「人と人の問題」もあるのかもしれませんが、だからこそ看過できない問題でもあります。

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人間関係は難しい

4. 出会いが少ない

独身のトラック運転手には、なかなか出会いがなく、結婚相手が見つかりにくくなっています。トラック運転手は拘束時間が長く、せっかくたくさん稼いでいるのに、そのお金を使っている時間がない、のかもしれません。
女性の皆さん、結婚相手としてトラック運転手は狙い目ですよ。

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いつか、どこかで

5. 世間から冷たい目で見られがち

トラック運転手は平均年収が約400万円だと言われているのにも関わらず「乱暴者が多い」「低学歴」「がさつ」「汚い」などと思われ、中には「底辺職」だなんて言う輩もいるほどです。なかなか世間からきちんと理解されていないようです。
悲しいことです。

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悲しいこと

6. 食事が偏る

時間厳守で届け先へトラックを走らせるトラック運転手は、なかなか余裕を持って食事している時間がありません。「食事はできるときにちゃっちゃと済ます」が基本になってしまい、街道沿いのファミレスやラーメン屋、もしくはコンビニ弁当になりがちです。
しかもトラック運転手は体力仕事なので、つい栄養バランスを考えるよりも好きなものをガッツリ食べたいと思ってしまいます。
栄養バランスが偏ることによって起こる腰痛もあります。そうでなくても、体が資本のトラック運転手は、日ごろから栄養バランスを考えた食事を心掛けなければいけません。

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栄養バランスを考えた食事をしたいものです

7. 寂しい

トラック運転手がトラックを運転するとき、隣には苦虫を噛みつぶしたような表情の上司も、なんだかイキっている同僚もいません。言わばトラック運転手は「1人気ままに仕事できる職業」です。
しかし、人はときには誰かと触れ合いたいものです。他愛無い雑談をしたいものです。
もちろん、スマホなり無線なりで、他人と話すことはできます。それでも基本的にはトラック運転手は1人です。
この先、渋滞になりそうな「雰囲気」を感じたとき、このまま真っすぐ行くべきか、すぐに抜け道を探したほうが得策か、1人で決めなければいけません。
スマホや無線で誰かに相談するのは構いませんが、恐らく「アホか。自分で考えろ」と返されるのがオチです。孤独っちゃー孤独です。
また、トラック運転手の仕事は拘束時間が長いので、何日も家を空けることになり、奥さんと語らったり、子どもたちと遊んだりできる時間もあまりないかもしれません。

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孤独

8. 交通事故では加害者になりやすい

交通事故に遭った場合、過失がなくても加害者になりやすいのがトラック運転手です。もちろん、交通事故に遭わないよう、日ごろから安全運転を心掛けるのがプロドライバーの務めですが、他者の過失によって事故に遭遇することもあります。
相手が自転車や普通自動車、ましてや歩行者だったりすると、トラックにはほとんど被害がなく、相手に大きな被害が出てしまいます。相手に法令違反があっても、トラック運転手が逮捕されてしまいます。
もちろん、相手に明らかな過失があると、逮捕はされても不起訴になりますが、それでも精神的にはかなりなダメージになります。

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交通事故には気をつけて